JP2007305386A - 超電導線材、超電導導体、超電導機器、超電導線材の製造方法、および超電導導体の製造方法 - Google Patents

超電導線材、超電導導体、超電導機器、超電導線材の製造方法、および超電導導体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】交流損失を低減できる超電導線材、超電導機器、超電導線材の製造方法、および超電導機器の製造方法を提供する。
【解決手段】多層構造のテープ状基板11と、a面超電導層12と、b面超電導層13とを備えている。a面超電導層12は、テープ状基板11の一方面11a1上に形成されている。b面超電導層13は、テープ状基板11の他方面11b1上に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、超電導線材、超電導導体、超電導機器、超電導線材の製造方法、および超電導導体の製造方法に関する。
従来、超電導線材は、基板と、基板上に形成される中間層と、中間層上に形成される超電導層とを備えている。このような超電導線材として、たとえば特開2005−276465号公報(特許文献1)に開示の超電導線材が挙げられる。特許文献1に開示の超電導線材では、結晶配向性を有する基板と、2つ以上の中間層と、超電導層とを備えている。結晶性を有する基板としては、たとえばNi,Cr、Mn、Co、Fe、Pd、Cu、Ag、およびAuなどを用いることが開示されている。
特開2005−276465号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示の超電導線材では、磁性を有する基板を用いている。そのため、該基板を備える超電導線材を変動磁界中に置いたとき、あるいは超電導線材に電流を流した場合の自己通電時の自己磁界中においては、磁場の影響を受けてヒステリシス損失、渦電流損失、および結合損失などの交流損失が大きくなるという問題がある。
それゆえ本発明の目的は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、交流損失を低減できる超電導線材、超電導導体、超電導機器、超電導線材の製造方法、および超電導導体の製造方法を提供することである。
本発明の一の局面における超電導線材によれば、テープ状の超電導線材であって、多層構造のテープ状基板と、テープ状基板の一方面上に形成される超電導層と、テープ状基板の他方面上に形成される超電導層とを備えている。
本発明の一の局面における超電導線材は、テープ状基材の両側に超電導層を備えている。一方面上に形成される超電導層および他方面上に形成される超電導層に挟まれた内側のテープ状基板などの内部には、超電導状態では外部磁場の侵入が低減される。そのため、超電導線材の内部、特にテープ状基板への磁場の侵入を遮蔽できる。よって、磁場の発生により生じる交流損失を低減できる。
上記超電導線材において好ましくは、超電導線材の幅は、超電導線材の厚みの10倍以上である。
超電導状態では一方面上に形成される超電導層および他方面上に形成される超電導層に挟まれた内部への磁場侵入を防ぐために、超電導線材の幅を超電導線材の厚みの10倍以上とすることによって、特に超電導線材の端部において、超電導状態での外部磁場の超電導線材の内部への侵入を防止できる。そのため、磁場の超電導線材への侵入をほぼ完全に遮蔽できる。よって、磁場の発生により生じる交流損失を著しく低減できる。
上記超電導線材において好ましくは、一方面上に形成される超電導層および他方面上に形成される超電導層の厚みは0.1μm以上10μm以下である。
0.1μm以上とすることによって、磁場の侵入をほぼ完全に遮蔽できる。10μm以下とすることによって、一方面上に形成される超電導層および他方面上に形成される超電導層の材料に欠陥(不完全性)が生じないので、磁場の遮蔽効果を維持できる。
上記超電導線材において好ましくは、テープ状基板は磁性を有する部分を含んでいる。
これにより、テープ状基板が磁性を有する部分を含む材料であっても、磁場の侵入を防止できる。また、磁性を有する部分を含む安価な材料を用いることができるので、交流電流損失を低減できる超電導線材におけるテープ状基板の材料の選択が大きい。
上記超電導線材において好ましくは、超電導線材の最表面を構成するように配置される絶縁被膜をさらに備えている。これにより、短絡を防止できる。
本発明の他の局面における超電導線材は、テープ状の超電導線材であって、基板と、基板上に形成される超電導層とを含む第1テープ状基材および第2テープ状基材を備えている。第1テープ状基材および第2テープ状基材の基板における超電導層が形成された面と反対側の面とが対向するように第1テープ状基材および第2テープ状基材が積層されている。
本発明の他の局面における超電導線材は、第1テープ状基材の超電導層および第2テープ状基材の超電導層に挟まれた内側の第1テープ状基材の基板および第2テープ状基材の基板には超電導状態では内部への磁場侵入が低減されるため、超電導状態での外部磁場の超電導線材の内部への侵入を防止できる。そのため、超電導線材の内部、特に基板への磁場の侵入を防止できる。よって、磁場の発生により生じる交流損失を低減できる。
本発明の超電導導体は、上記超電導線材を用いてなる。交流電流損失の低減された超電導線材を用いることにより、優れた特性となる。
本発明の超電導機器は、上記超電導線材を用いてなる。交流電流損失の低減された超電導線材を用いることにより、優れた特性となる。
本発明の超電導線材の製造方法によれば、テープ状の超電導線材を製造する方法であって、以下の工程を備えている。基板と、基板上に形成される超電導層とを含む第1テープ状基材および第2テープ状基材を準備する工程を実施する。準備する工程で準備される第1テープ状基材および第2テープ状基材の基板における超電導層が形成された面と反対側の面とが対向するように第1テープ状基材および第2テープ状基材を積層する工程を実施する。
本発明における超電導線材の製造方法は、基板同士を対向するように配置し対向させた面と反対の面側に超電導層を備えるように製造する。一方面上に形成される超電導層および他方面上に形成される超電導層に挟まれた領域は超電導状態では磁場の侵入がなくなるため、超電導状態での外部磁場の超電導線材の内部への侵入を防止できる。そのため、超電導線材、特に基板への磁場の侵入を遮蔽できる。よって、磁場の発生により生じる交流損失を低減できる超電導線材を製造できる。
本発明の超電導導体の製造方法によれば、上記超電導線材の製造方法により超電導線材を2以上製造する工程と、製造した超電導線材を集合または成形することにより成形体を得る工程とを備えている。成形体を得る工程は、成形体において超電導線材に流れる電流の向きと交差する方向における超電導線材の端部を含む一部分と、一部分と間隔を隔てて位置する成形体の他の部分との間の距離の平均が1mm以下となるように成形する工程を含んでいる。
距離の平均を1mm以下とすることによって、磁場の影響を受けにくい超電導導体を製造することができる。
本発明の超電導線材によれば、一方面上に形成される超電導層および他方面上に形成される超電導層に挟まれた領域は、超電導状態では磁場の侵入が低減されるため、超電導状態での外部磁場の超電導線材の内部への侵入を防止できる。よって、交流損失を低減できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には、同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における超電導線材を示し、(A)は概略斜視図であり、(B)は(A)における線分I(B)−I(B)での断面図である。図1を参照して、本発明の実施の形態1における超電導線材を説明する。本発明の実施の形態1における超電導線材10は、図1に示すように、多層構造のテープ状基板11と、a面超電導層12と、b面超電導層13とを備えている。a面超電導層12は、テープ状基板11の一方面11a1上に形成されている。b面超電導層13は、テープ状基板11の他方面11b1上に形成されている。なお、一方面11a1とはテープ状基板11の表面を、他方面11b1とはテープ状基板11の裏面を意味する。
テープ状基板11は、多層構造である。多層構造とは、2以上の層からなる構造を意味する。実施の形態1では、図1に示すようにテープ状基板11は基板11a,11bからなる2層構造としている。テープ状基板11は2層以上の多層構造であれば特にこれに限定されず、たとえば、3層以上の層からなる構造であってもよい。たとえば図2に示すように、テープ状基板11が3層構造である場合には、基板11a,11bの間に層11cが配置されている。層11cは、導電体からなっていても絶縁体からなっていてもよい。層11cは特に限定されないが、基板11aと基板11bとを接合するための接着層としてもよい。層11cは、フレキシビリティが良好である観点から、Cuまたはポリイミドからなる層や、カプトンテープ(R)を用いることが好ましい。なお、図2は、本発明の実施の形態1における他の例を示す断面図である。
詳細には、テープ状基板11は、磁性を有する部分を含んでいてもよい。部分とは、テープ状基板11の一部の層であっても全部の層であってもよく、一部の層とする場合には、一部の層のうちの全部であっても一部であってもよい。
テープ状基板11は、たとえば金属配向テープを用いることができる。金属配向テープとは、テープ状基板11を構成する金属原子が2軸配向している金属基板を意味する。
テープ状基板11は、少なくとも表面層が、面内配向したニッケル、ニッケル系合金、銅、および銅合金のいずれかから構成されることが好ましい。なお、表面層とは、一方面および他方面を含む層である。これにより、面内の結晶配向性が良好であるため、テープ状基板11上に形成されるa面超電導層12およびb面超電導層13の結晶性が良好となる。実施の形態1では、テープ状基板11を構成する基板11a,11bはNi合金基板としている。なお、基板11a,11bの少なくとも一方は、それぞれ2層以上の層を含んでいてもよく、基板11a,11bが共に2層以上である場合には、基板11aの一方面11a1、および基板11bの他方面11b1を含む表面層を結晶配向したNi、Ni系合金、Cu、Cu合金のいずれかとすることが好ましい。
基板11aおよび11bの表面層以外、または層11cなどに相当するテープ状基板11の表面層以外の層には、高強度材料であるSUSなどを用いることもできる。
テープ状基板の厚みD11は、0.05μm以上200μm以下とすることが好ましい。0.05μm以上とすることによって、超電導線材10の機械的強度を維持できる。200μm以下とすることによって、超電導線材10を薄膜とすることができる。なお、テープ状基板11の厚みD11は、構成するすべての層の厚みの合計である。
a面超電導層12は、テープ状基板11を構成する基板11aの一方面11a1上に形成されている。b面超電導層13は、テープ状基板11を構成する基板11bの他方面11b1上に形成されている。a面超電導層12およびb面超電導層13は、レアアース系超電導体からなることが好ましい。レアアース系超電導体とは、REBa2Cu3x(xは6〜8、より好ましくはほぼ7、REとはGd、Sm、Hoなどの希土類元素またはYを意味する)として表される。a面超電導層12およびb面超電導層13がレアアース系超電導体であると、良好な超電導特性を維持しながら、交流損失の低減を図ることができる。
a面超電導層12の厚みD12およびb面超電導層13の厚みD13は、それぞれ0.1μm以上10μm以下であることが好ましい。0.1μm以上とすることによって、磁場の侵入を完全に遮蔽できる。10μm以下とすることによって、a面超電導層12およびb面超電導層13の材料に欠陥(不完全性)が生じず、磁場の遮蔽効果を維持できる。
超電導線材は、中間層を備えていてもよい。中間層を備えている場合には、図2に示すように、超電導線材20は、テープ状基板11の一方面11a1上に形成されているa面中間層14と、テープ状基板11の他方面11b1上に形成されているb面中間層15とを備えている。
a面中間層14およびb面中間層15は、その上にa面超電導層12およびb面超電導層13を形成できれば特に限定されず、1層または2層以上からなる。中間層が複数の層により構成される場合、中間層を構成するそれぞれの層は互いに異なる材質により構成されていてもよい。a面中間層14およびb面中間層15は、a面超電導層12およびb面超電導層13を安定して積層でき、かつ結晶配向した基板または中間層上にエピタキシャル成長して良好な結晶配向性を有するとともに結晶方位が安定する観点から、パイロクロマ型、蛍石型、岩塩型、又はペロブスカイト型の結晶構造を有する、1種以上の金属元素を含む金属酸化物であることが好ましい。酸化セリウム(CeO)、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)、安定化ジルコニア、バリウムジルコネート(BaZrO)、アルミン酸ランタン(LaAlO)、GdZr、SmGdO、RE(RE;Y、ランタノイド)の群より選ばれる1種以上の単層若しくは複層からなるものが好ましい。
また、a面中間層14およびb面中間層15は、それぞれ0.3μm〜2.0μmとすることが好ましい。0.3μm以上とすることによって、a面超電導層12およびb面超電導層13とテープ状基板11との間で元素拡散を防止できる。2.0μm以下とすることによって、中間層にクラックが生じず、かつ結晶配向性を維持できる。
図2に示すように、超電導線材20は、安定化層を備えていてもよい。安定化層を備えている場合には、図2に示すように、超電導線材20は、a面超電導層12上にa面安定化層16と、b面超電導層13上にb面安定化層17とを備えている。a面安定化層16およびb面安定化層17は、a面超電導層12およびb面超電導層13を保護するとともに、外部電極との接触部として機能する。a面安定化層16およびb面安定化層17の材料は、特に限定されないが、たとえばAg(銀)やCu(銅)などを用いることができる。また、a面安定化層16およびb面安定化層17は、たとえば5μm〜300μmとすることができる。
図3に示すように、超電導線材の最表面を構成するように配置される絶縁被膜18をさらに備えることが好ましい。超電導線材20が絶縁被膜18を備えていると、短絡を防止でき、特にコイルなどの超電導機器に用いる際に有効となる。絶縁被膜18は、テープ状基板11、a面超電導層12、およびb面超電導層13を囲むように配置される。a面安定化層16、およびb面安定化層17を備えている場合には、a面安定化層16およびb面安定化層17も囲むように配置されている。なお、図3は本発明の実施の形態1におけるさらに他の例を示す断面図である。
絶縁被膜18は特に限定されないが、液体ヘリウムや液体窒素で形状を維持するとともに、絶縁性能も維持する観点から、有機系材料を用いることが好ましい。また、絶縁被膜18の厚みは、超電導線材10の可撓性を維持する観点から、20μm〜100μmとすることが好ましい。
超電導線材10の幅L10は、超電導線材10の厚みW10の10倍以上であることが好ましく、さらに好ましくは100倍以上である。10倍以上とすることによって、超電導線材10の内部、特に磁性を有する基板へは外部に生じる磁場のまわり込みや侵入をより防いで、交流損失をより低減できる。100倍以上とすることによって、交流損失をより一層低減できる。
なお、超電導線材の幅とは、超電導線材の延在する方向に垂直の短手方向の長さを意味する。また、超電導線材の厚みとは、図2のように中間層や安定化層を備えている場合にはa面中間層14、b面中間層15、a面超電導層12、およびb面超電導層13を含めた超電導線材30の厚みを、図3のように絶縁被膜18を備えている場合には絶縁被膜18を含めた厚みを意味する。
次に、図1〜図4を参照して、実施の形態1における超電導線材10の製造方法について説明する。なお、図4は、本発明の実施の形態1における超電導線材の製造方法を示すフローチャートである。
まず、基板11aと、基板11a上に形成されるa面超電導層12とを含む第1テープ状基材T1、および、基板11bと、基板11b上に形成されるb面超電導層13とを含む第2テープ状基材T2を準備する工程(S11)を実施する。準備する工程(S11)で準備する第1テープ状基材T1は、a面中間層14およびa面安定化層16の少なくとも一方を備えていてもよく、第2テープ状基材T2は、b面中間層15およびb面安定化層17の少なくとも一方を備えていてもよい。
次に、準備する工程(S11)で準備される第1テープ状基材T1および第2テープ状基材T2の基板11a,11bにおけるa面超電導層12およびb面超電導層13が形成された面である一方面11a1および他方面11b1とそれぞれ反対側の面11a2,11b2とが対向するように第1テープ状基材T1および第2テープ状基材T2を積層する工程(S12)を実施する。
積層する工程(S12)では、たとえば反対側の面11a2,11b2とが対向するように直接に配置することにより、図1(A)および図1(B)に示す超電導線材10を得ることができる。また、反対側の面11a2,11b2との間に導電性接着剤、絶縁性接着剤、カプトンテープ(R)、ポリイミドなどの絶縁性層、およびCuなどの導電性層などを1層または複数層を介在させて、第1テープ状基材T1および第2テープ状基材T2を積層することにより、図2に示す超電導線材20を得ることができる。
次に、図3に示すように、超電導線材の最表面を構成するように配置される絶縁被膜18を形成する工程(S13)を実施することが好ましい。この工程では、たとえばカプトンテープの半重ね合わせ巻きやカプトンテープの縦沿え巻きのようにして絶縁被膜18を形成する。
以上の工程(S11〜S13)を実施することにより、本発明の実施の形態1における超電導線材10,20,30を製造することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態1における超電導線材によれば、テープ状の超電導線材10,20,30であって、多層構造のテープ状基板11と、テープ状基板11の一方面11a1上に形成されるa面超電導層12と、テープ状基板11の他方面11b1上に形成されるb面超電導層13とを備えている。a面超電導層12およびb面超電導層13に挟まれた領域は超電導状態では内部への磁場の侵入がなくなるので、テープ状基板11の両側のa面超電導層12およびb面超電導層13により、超電導状態で図1(B)における矢印Bのように外部磁場が侵入することを防止できる。そのため、外部磁場の超電導線材10,20,30への侵入を遮蔽できる。よって、磁場の発生により生じる交流損失を低減できる。
また、本発明の実施の形態1における超電導線材は、テープ状の超電導線材10,20,30であって、基板11a,11bと、基板11a,11b上に形成される超電導層(a面超電導層12およびb面超電導層13)とを含む第1テープ状基材T1および第2テープ状基材T2を備え、第1テープ状基材T1および第2テープ状基材T2の基板11a,11bにおける超電導層が形成された面である一方面11a1および他方面11b1と反対側の面11a2,11b2とが対向するように第1テープ状基材T1および第2テープ状基材T2が積層されている。a面超電導層12およびb面超電導層13に挟まれた領域は超電導状態では内部への磁場の侵入がなくなるので、テープ状基板11の両側のa面超電導層12およびb面超電導層13により、超電導状態で図1(B)における矢印Bのように外部磁場が侵入することを防止できる。そのため、外部磁場の超電導線材10,20,30への侵入を遮蔽できる。よって、磁場の発生により生じる交流損失を低減できる。
本発明の実施の形態1における超電導線材の製造方法によれば、テープ状の超電導線材10,20,30を製造する方法であって、基板11a,11bと、基板11a,11b上に形成される超電導層とを含む第1テープ状基材T1および第2テープ状基材T2を準備する工程(S11)と、準備する工程(S11)で準備される第1テープ状基材T1および第2テープ状基材T2の基板11a,11bにおける超電導層が形成された面である一方面11a1および他方面11b1と反対側の面11a2,11b2とが対向するように第1テープ状基材T1および第2テープ状基材T2を積層する工程(S12)とを備えている。基板11a,11bを対向するように配置してなるテープ状基板11の両側にa面超電導層12およびb面超電導層13を備えるように超電導線材10,20,30を製造する。よって、磁場の発生により生じる交流損失を低減できる。
(実施の形態2)
図5を参照して、本発明の実施の形態2における超電導線材を説明する。図5に示すように、実施の形態2の超電導線材40は、基本的には実施の形態1における超電導線材10と同様の構成を備えているが、中間層および超電導層が複数の層からなる点においてのみ異なる。なお、図5は、本発明の実施の形態2における超電導線材を示す断面図である。
詳細には、超電導線材40において、テープ状基板11の一方面11a1上に形成されるa面中間層14は、a面第1中間層14−1およびa面第2中間層14−2とを含んでいる。a面中間層14の表面14a上に形成されるa面超電導層12は、a面第1超電導層12−1およびa面第2超電導層12−2を含んでいる。a面超電導層12の表面12a上にはa面安定化層16が形成されている。また、テープ状基板11の他方面11b1上に形成されるb面中間層15は、b面第1中間層15−1およびb面第2中間層15−2を含んでいる。b面中間層15の表面15b上に形成されるb面超電導層13は、b面第1超電導層13−1およびb面第2超電導層13−2を含んでいる。b面超電導層13の表面13b上にはb面安定化層17が形成されている。
a面超電導層12、b面超電導層13、a面中間層14、およびb面中間層15は、2層含んでいることに特に限定されず、所望の特性を有するように、3層以上含んでいてもよいし、いずれかのみ1層であってもよい。
その他の構成および、超電導線材40の製造方法については、実施の形態1と同様であるので、その説明は繰り返さない。なお、a面超電導層12、b面超電導層13、a面中間層14、およびb面中間層15を、それぞれ2層含んでいる第1テープ状基材T1および第2テープ状基材T2を準備すれば、実施の形態1の超電導線材の製造方法と同様に実施できる。
以上説明したように、本発明の実施の形態2における超電導線材40によれば、a面超電導層12、b面超電導層13、a面中間層14、およびb面中間層15は複数の層を含んでいる。これにより、所望の性能を発現できる。
(実施の形態3)
図6、図7(A)、および図7(B)を参照して、本発明の実施の形態3における超電導導体を説明する。図6は、本発明の実施の形態3における超電導導体を示す模式図である。図7(A)は図6における領域VII(A)の拡大図であり、(B)は図6における線分VII(B)−VII(B)での断面図である。実施の形態3における超電導導体70は、実施の形態1における超電導線材10を用いてなる。なお、実施の形態2における超電導線材40を用いた超電導導体についても同様の効果を得られる。
図6に示すように、超電導導体70は、多数本の超電導線材10からそれぞれ構成される成形体72〜75を備えている。実施の形態3では、超電導導体70は、4本の超電導導体を備えている。超電導線材10はらせん状に巻かれることにより円筒となる成形体72〜75を構成する。そして、超電導導体70の内側から順に芯材71を中心として内側から順に成形体72〜74が配置されており、最外層には超電導線材10からなる成形体75が配置されている4層ケーブルとしている。なお、超電導導体70を構成する成形体72〜75は、超電導導体70の内側に位置するものほどその外径が小さくなっている。
なお、上記の構成に特に限定されず、超電導導体70を構成する成形体72〜75のそれぞれは、2枚〜80枚の超電導線材10を組合せて形成してもよい。
また、図7(A)および図7(B)に示すように、超電導導体70において、超電導線材に流れる電流の向き(図7(A)における矢印の向き)と交差する方向における超電導線材の端部を含む一部分72Aと、一部分72Aと間隔を隔てて位置する超電導線材の他の部分72Bとの間の距離Pの平均が1mm以下である。なお、距離Pの平均とは、任意の距離を10点測定して得る距離の平均値を意味する。これにより、超電導導体70は外部磁場の侵入をより防ぐことができるとともに、超電導線材10の1本に印加される超電導線材の表面に垂直な磁場成分を低減でき、超電導線材に発生する通電損失や交流損失を低減できる。
なお、超電導導体70は、超電導線材10により製造されることに特に限定されず、a面中間層14、b面中間層15、a面安定化層16、およびb面安定化層17を備えている超電導線材20や、さらに絶縁被膜18を備えている超電導線材30を用いてなるものであってもよい。また、実施の形態2の超電導線材40を用いてなるものであってもよい。
次に、図6〜図8を参照して、超電導導体70の製造方法について説明する。図8は、本発明の実施の形態3における超電導ケーブルの製造方法を示すフローチャートである。
まず、超電導線材10の製造方法(S11〜S13)により超電導線材を2以上製造する工程(S31)を実施する。この工程(S11〜S13)により超電導線材10を製造できる。これらの工程(S11〜S13)は、実施の形態1と同様であるのでその説明は繰り返さない。なお、実施の形態3では、4の超電導線材10を製造している。
次に、製造した超電導線材10を集合または成形することにより成形体を得る工程(S32)を実施する。成形体を得る工程(S32)は、成形体72〜75において超電導線材10に流れる電流の向き(図7(A)における矢印の方向)と交差する方向における超電導線材10の端部を含む一部分72Aと、一部分72Aと間隔を隔てて位置する成形体の他の部分72Bとの間の距離Pの平均が1mm以下となるように成形する工程を含んでいる。
実施の形態3では、図6に示すように、らせん状になるように超電導線材10をらせん状になるように芯材71と中心として円筒状に巻く成形体72を形成している。この際に、超電導線材10のそれぞれにおいて一部分72Aと、他の部分72Bとの間の距離Pの平均が1mm以下となるように巻いている。すなわち、図6に示すようにらせん状に巻く場合には、超電導線材10の長手方向の辺である境界線が重ならず、かつ隙間ができないように(距離Pの平均が1mm以下となるように)巻いている。
そして、図6に示すように、4つの超電導線材10について工程(S32)を実施することにより、それぞれの成形体72〜75を形成する。次に、図6に示すように、成形体72〜75を順に重ねる(同心円上に配置する)。具体的には、芯材71の外周を覆うように成形体72を配置する。さらに成形体72の外周を覆うように成形体73を配置する。さらに成形体73の外周を覆うように成形体74を配置する。さらに成形体74の外周を覆うように成形体75を配置する。
なお、「外周を覆うように配置」とは、外周の全部または一部を覆うように配置すればよい。なお、成形体72〜75は重なるに従ってその成形体の内径はその順に大きくなっている。
上記工程(S32,S33)を行なうことにより、実施の形態3における超電導導体70を製造することができる。そして、成形体72〜75のa面超電導層12とb面超電導層13とが互いに電気的に接続される。
なお、実施の形態3では、超電導導体の断面形状については、円形状の例を示したが、当該断面形状は円形状に限定されず、他の形状(三角形や四角形などの多角形状、あるいは曲面状部と直線状部とを組合せた形状など)であってもよい。
また、成形体としては、実施の形態3では超電導線材をらせん状に巻いてなる超電導導体について説明したが、並列に配置することにより成形体を得ることもできる。また、パンケーキ状に巻いてなる超電導コイル用などの超電導導体に用いることもできる。
また、距離Pは、たとえばらせん状に巻く場合には、図7(A)および図7(B)に示すように、電流が流れる方向に直交する方向において隣接する超電導線材の隙間である距離Pを意味する。たとえば複数枚の超電導線材を並列に並べる場合には、隣接する超電導線材の隙間の距離を意味する。
以上説明したように、本発明の実施の形態3における超電導導体70によれば、実施の形態1における超電導線材10を用いた超電導機器としている。そのため、超電導導体70はa面超電導層12およびb面超電導層13が両側に配置されている超電導線材10を用いてなるので、超電導状態では外部から超電導線材10内部への磁場の侵入を防ぐことができる。そのため、交流損失を低減できる超電導導体70とできる。
また、本発明の実施の形態3における超電導導体70の製造方法によれば、実施の形態1における超電導線材10の製造方法により2以上の超電導線材10を製造する工程(S11〜S13、S31)と、超電導線材10を集合または成形することにより成形体72〜75を得る工程(S32)とを備え、成形体72〜75を得る工程(S32)は、成形体72〜75において超電導線材10に流れる電流の向きと交差する方向における超電導線材10の端部を含む一部分と、一部分と間隔を隔てて位置する成形体の他の部分との間の距離の平均が1mm以下となるように成形する工程を含む。そのため、交流損失を低減できる超電導導体70とできる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4における超電導機器は、実施の形態1または2の超電導線材10,20,30,40のいずれかを用いてなる。実施の形態3における超電導機器は、超電導ケーブルとしている。ただし、超電導機器は、超電導ケーブルに限定されず、たとえば、超電導コイルや電力貯蔵装置とすることもできる。
[実施例]
本発明による超電導線材の効果を確認するべく、以下の実施例1、比較例1〜3、および参考例1の超電導線材について交流損失および臨界電流値を測定した。
(実施例1の超電導線材)
実施例1では、実施の形態1の超電導線材とした。具体的には、実施例1の超電導線材は、Ni−Feからなる基板と、基板上に形成されるHoBCOからなる超電導層とを含む第1テープ状基材および第2テープ状基材を準備する工程と、準備する工程で準備される第1テープ状基材および第2テープ状基材の基板における超電導層が形成された面と反対側の面とが対向するように第1テープ状基材および第2テープ状基材を積層する工程とを実施することにより得た。なお、第1テープ状基材および第2テープ状基材は、後述する比較例1の超電導線材を用いた。
得られる実施例1の超電導線材は、2の基板を含む2層構造のテープ状基板と、テープ状基板の一方面上に形成される第1中間層と、テープ状基板の他方面上に形成される第2中間層と、第1中間層上に形成される第1超電導層と、第2中間層上に形成される第2超電導層とを備えていた。なお、テープ状基板は磁性を有していた。また、超電導線材の幅は1cm、厚みは0.1mm、超電導層の厚みは1μmとした。
(比較例1の超電導線材)
比較例1の超電導線材は、磁性のあるNi−Feからなる基板と、基板上に形成されるHoBCOからなる超電導層とを備えていた。なお、超電導線材の幅は1cm、厚みは0.1mm、超電導層の厚みは1μmとした。
(参考例1の超電導線材)
参考例1の超電導線材は、基本的には比較例1の超電導線材と同様の構成を備えているが、基板として磁性のないハステロイからなる基板を用いた点においてのみ異なる。
(評価方法)
実施例1、比較例1、および参考例1の超電導線材の交流損失を測定した。その結果を図9および図10などに示す。図9および図10において、横軸は、通電電流(Ip)をそれぞれの臨界電流値(Ic)で割った正規化した値iを示し(単位:なし)、縦軸は交流損失をそれぞれの臨界電流値の2乗で割った正規化した値(規格化ロス)(単位:J/m/cycle/A2)を示す。図9および図10において規格化ロスが低いほど交流損失が低いことを意味する。なお、図9は、60Hzでの本発明の実施例の結果を示す図である。図10は、30Hz、60Hz、および120Hzでの本発明の実施例の結果を示す図である。
また、実施例1および比較例1の超電導線材について臨界電流値を測定した。実施例1および比較例1の超電導線材の臨界電流値は、それぞれ223.00A、111.18Aであった。
図9に示すように、実施例1の超電導線材は、比較例1の超電導線材よりも規格化ロスを大きく低減できた。また、実施例1の超電導線材は、比較例1の超電導線材を用いてなるにも関わらず、比較例1よりも大きく規格化ロスを低減できた。また、実施例1の超電導線材は、磁性を有していない基板を備える参考例1とほぼ同様の規格化ロスを示し、磁性を有している基板を備えている場合においても規格化ロスを大きく低減できることがわかった。また、図10に示すように、周波数の増減に関わらず、規格化損失は増加しないことがわかった。
以上説明したように、実施例1によれば、超電導層を基板の両側に備えることにより、磁性を有する基板の影響を受けずに、交流損失を低減できることの効果が確認できた。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1における超電導線材を示し、(A)は概略斜視図であり、(B)は(A)における線分I(B)−I(B)での断面図である。 本発明の実施の形態1における他の例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1におけるさらに他の例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における超電導線材の製造方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における超電導線材を示す断面図である。 本発明の実施の形態3における超電導導体を示す模式図である。 (A)は、図6における領域VII(A)の拡大図であり、(B)は、図6における線分VII(B)−VII(B)での断面図である。 本発明の実施の形態3における超電導ケーブルの製造方法を示すフローチャートである。 60Hzでの本発明の実施例の結果を示す図である。 30Hz、60Hz、および120Hzでの本発明の実施例の結果を示す図である。
符号の説明
10,20,30,40 超電導線材、11 テープ状基板、11a1 一方面、11b1 他方面、11a,11b 基板、11c 層、11a2,11b2 面、12 a面超電導層、12−1 a面第1超電導層、12−2 a面第2超電導層、12a,13b,14a,15b 表面、13 b面超電導層、13−1 b面第1超電導層、13−2 b面第2超電導層、14 a面中間層、15 b面中間層、15−1 b面第1中間層、15−2 b面第2中間層、16 a面安定化層、17 b面安定化層、18 絶縁被膜、70 超電導導体、71 芯材、72〜75 形成体、72A 一部分、72B 他の部分、P 距離、T1 第1テープ状基材、T2 第2テープ状基材。

Claims (10)

  1. テープ状の超電導線材であって、
    多層構造のテープ状基板と、
    前記テープ状基板の一方面上に形成される超電導層と、
    前記テープ状基板の他方面上に形成される超電導層とを備える、超電導線材。
  2. 前記超電導線材の幅は、前記超電導線材の厚みの10倍以上である、請求項1に記載の超電導線材。
  3. 前記一方面上に形成される超電導層および前記他方面上に形成される超電導層の厚みは0.1μm以上10μm以下である、請求項1または2に記載の超電導線材。
  4. 前記テープ状基板は磁性を有する部分を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の超電導線材。
  5. 前記超電導線材の最表面を構成するように配置される絶縁被膜をさらに備える、請求項1〜4のいずれかに記載の超電導線材。
  6. テープ状の超電導線材であって、
    基板と、前記基板上に形成される超電導層とを含む第1テープ状基材および第2テープ状基材を備え、
    前記第1テープ状基材および前記第2テープ状基材の前記基板における前記超電導層が形成された面と反対側の面とが対向するように前記第1テープ状基材および前記第2テープ状基材が積層された、超電導線材。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の超電導線材を2以上用いてなる、超電導導体。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の超電導線材を用いてなる、超電導機器。
  9. テープ状の超電導線材を製造する方法であって、
    基板と、前記基板上に形成される超電導層とを含む第1テープ状基材および第2テープ状基材を準備する工程と、
    前記準備する工程で準備される前記第1テープ状基材および前記第2テープ状基材の前記基板における前記超電導層が形成された面と反対側の面とが対向するように前記第1テープ状基材および前記第2テープ状基材を積層する工程とを備える、超電導線材の製造方法。
  10. 請求項9に記載の超電導線材の製造方法により超電導線材を2以上製造する工程と、
    製造した前記超電導線材を集合または成形することにより成形体を得る工程とを備え、
    前記成形体を得る工程は、前記成形体において前記超電導線材に流れる電流の向きと交差する方向における前記超電導線材の端部を含む一部分と、前記一部分と間隔を隔てて位置する前記成形体の他の部分との間の距離の平均が1mm以下となるように成形する工程を含む、超電導導体の製造方法。
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