JP2018072875A - 車輌の制御装置、車輌 - Google Patents

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Abstract

【課題】交通システムの安全性の向上に資する車輌の制御装置を提供すること。【解決手段】車輌Aの制御装置1であって、前記車輌Aの周囲の移動体Cを検知する移動体センサ2から検知信号を取得する入力部1aと、前記車輌Aが停車しているときに、前記検知信号に基づいて前記車輌Aの側方を通過する移動体Cを検知した場合、前記車輌Aの周囲を走行する他の車輌Bに対して報知する制御部1cと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車輌の制御装置、車輌に関する。
センサにより車輌の周囲の状況を監視して、安全運転を支援する車輌の制御装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2015−228092号公報
ところで、交差点等においては、停車中の車輌の陰(例えば、停車中の車輌の側方)からバイクや自転車(以下、「軽車輌」と称する)が飛び出し、当該停車中の車輌の前方で右折しようとする対向車と軽車輌とが接触する交通事故が多く存在する。このようなケースは、交通事故に至らない場合でも、これらの車輌の搭乗者に対して緊張感を引き起こし、安全で快適な交通を脅かす。
しかしながら、特許文献1等の従来技術のように、自車輌のセンサだけで周囲の状況を把握する手法では、物理的に限界があり、特に、上記のように、停車中の車輌の陰から飛び出す軽車輌については検知が遅れるおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、交通システムの安全性の向上に資する車輌の制御装置、及び車輌を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本発明は、車輌の制御装置であって、前記車輌の周辺の移動体を検知する移動体センサから検知信号を取得する入力部と、前記車輌が停車しているときに、前記検知信号に基づいて前記車輌の側方を通過する移動体を検知した場合、前記車輌の周囲を走行する他の車輌に対して報知する制御部と、を備える制御装置である。
この車輌の制御装置によれば、交通システムの安全性を向上させることができる。
第1の実施形態に係る車輌の構成の一例を示す図 第1の実施形態に係る車輌の制御装置が他車輌に対して報知する態様の一例を示す図 第1の実施形態に係る車輌の制御装置の動作フローの一例を示す図 第2の実施形態に係る車輌の制御装置の動作フローの一例を示す図
(第1の実施形態)
以下、図1、図2を参照して、第1の実施形態に係る車輌の制御装置の構成の一例について説明する。
図1は、本実施形態に係る車輌Aの機能構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る車輌A(以下、「自車輌A」とも称する)は、制御装置1、移動体センサ2、車速センサ3、報知装置4等を備えている。尚、図1中の矢印はデータの流れを表している。又、図1中では、後述する報知システムを実現するために必要な構成のみを記載し、車輌Aの他の構成についての記載は省略している。
本実施形態では、制御装置1が、移動体センサ2、車速センサ3、報知装置4等とデータ通信することで、停車中に自車輌Aの側方を通過する軽車輌を検知するとともに、他の車輌に対して当該軽車輌の存在を報知する(詳細は後述する)。
図2は、本実施形態に係る車輌Aの制御装置1が、他の車輌B又は他の車輌Bの搭乗者(以下、「他車輌B」と総称する)に対して報知する態様の一例を示す図である。
図2は、交差点LXの手前で自車輌Aが停車し、対向車線L2を走行する他車輌Bが当該自車輌Aの前方で右折しようとしている際に、軽車輌C(図2中ではバイク)が自車輌Aの左側から他車輌Bの前方に飛び出す状況を示している。このような状況においては、他車輌Bからは、自車輌Aに遮られて軽車輌Cを視認しづらく、その結果、当該他車輌Bは、減速する等の対処が遅れ、軽車輌Cと接触するおそれがある。尚、図2中において、L1は自車輌Aの走行車線、L2は走行車線L1の対向車線、LXは交差点、L3は交差点LXの交差車線を表している。
尚、かかる状況は、図2のような交差点に限らず、例えば、対向車線を走行する他車輌が店舗の駐車場に進入しようとする場合や、交差点において交差車線を走行する他車輌が自車輌Aの前方を直進する場合等にも、同様の事態が生じる。
このような観点から、自車輌Aの陰から軽車輌Cが飛び出す場合、自車輌Aは、特に、当該自車輌Aの前方で、当該自車輌Aと交差する位置に接近する他車輌Bに対して報知する。
移動体センサ2は、自車輌Aの側方の移動体(例えば、軽車輌C)を検知するセンサである。移動体センサ2としては、例えば、車外側方を撮影する車載カメラが用いられる。
車載カメラは、自身が撮影した画像データに画像認識処理を施すことによって、車外側方の軽車輌Cの出現を検知することが可能である。車載カメラは、例えば、画像認識処理としてテンプレートマッチング等の公知のパターン認識処理を施すことによって、カメラ画像に写るバイクや自転車の形状と合致するものや、一定程度の大きさの移動体を検知対象たる軽車輌Cと識別する。
尚、移動体センサ2としては、車載カメラに代えて又は車載カメラと共に、ミリ波レーダや赤外線センサ等を用いてもよい。ミリ波レーダは、自車輌Aの周囲にミリ波帯の電波を発信し、発信してからその反射波を受信するまでの時間に基づいて、物体との距離を測定する。そして、ミリ波レーダは、物体との距離の時間的変化に基づいて、車輌Aの側方の移動体(例えば、軽車輌C)を検知することが可能である。又、赤外線センサは、エンジンやヒトから発せられる赤外線を受光することによって、車輌Aの側方の軽車輌Cを検知することが可能である。
但し、移動体センサ2は、自車輌Aの側方に指向性を有するセンサを用いるか、軽車輌Cが存在する方向を識別可能なセンサを用いる。これによって、軽車輌Cが他車輌Bの前方に飛び出すおそれがない場合にまで、無用に他車輌Bに対して報知してしまう事態を防止する。尚、図2に示すように、車載カメラが、撮影方向を後方に向けて、車輌Aの車体前方の側部に取り付けられる場合、軽車輌Cが自車輌Aの側方に接近したとき、自車輌Aの側方に軽車輌Cが存在すると識別してもよい。
車速センサ3は、自車輌Aが停車中か否かを検知するセンサである。車速センサ3としては、例えば、自車輌Aの車輪の回転速度を検知するセンサや、シフトレバーの位置を検知するセンサが用いられる。
報知装置4は、自車輌Aの周囲を走行する他車輌Bに対して、音や光や電波等を用いて報知する装置である。報知装置4としては、例えば、自車輌Aの車体前部に配設された前照灯が用いられる。前照灯は、制御装置1から出力される制御信号によって、各電灯を駆動する駆動回路が制御され、所定の点滅パターンで点滅動作する。本実施形態に係る報知装置4は、軽車輌Cの存在を報知するべく、例えば、前照灯を高速で点滅動作する。
尚、報知装置4としては、前照灯に代えて、方向指示灯、クラクション発生装置、無線通信装置等を用いてもよい。
制御装置1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、出力ポート等を含んで構成されるマイコンである。制御装置1は、上記したとおり、移動体センサ2、車速センサ3、報知装置4等とデータ通信することで、これらを制御したり、これらからデータ(検知信号)を受信したりする。尚、制御装置1と、各部とのデータの送受信は、例えば、信号線を介してCAN(Controller Area Network)通信プロトコル方式で行われる。
制御装置1は、第1の入力部1a、第2の入力部1b、制御部1cを備えている。
第1の入力部1aは、移動体センサ2から検知信号を取得する。
ここでは、移動体センサ2の車載カメラ自身が、画像データに画像認識処理を施す画像処理モジュールを有し、画像中に軽車輌Cが含まれるか、軽車輌Cの推定位置等を示すデータを検知信号として出力しているものとする。
但し、第1の入力部1aは、例えば、移動体センサ2から画像データのローデータを検知信号として取得し、当該第1の入力部1aの後段で画像認識処理を施す構成としてもよいのは勿論である。
第2の入力部1bは、車速センサ3から検知信号を取得する。尚、第2の入力部1bは、車速センサ3に代えて、エンジンを制御する車輌ECU(Engine Control Unit)等からエンジンの運転状態を示す信号を取得する構成としてもよい。
尚、第1の入力部1a、第2の入力部1bは、これらの検知信号を各センサから直接取得する構成であってもよいし、他の機器を介して取得する構成であってもよい。
制御部1cは、移動体センサ2及び車速センサ3の検知信号に基づいて停車中に自車輌Aの側方を通過する移動体(例えば、軽車輌C)が存在するか否かを判定する。そして、制御部1cは、当該移動体が存在すると判定した場合、報知信号を生成し、報知装置4を用いて自車輌Aの周囲の他車輌Bに対して報知する。又、制御部1cは、状況によって、車輌Aが停車していないときに側方を通過する移動体を検知した場合も、当該報知を実行してしてもよい。
尚、上記した各機能は、例えば、CPUがROM、RAM等に記憶された制御プログラムや各種データを参照することによって実現される。但し、当該機能は、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア回路によっても実現できることは勿論である。
[制御装置の動作フロー]
以下、図2、図3を参照して、本実施形態に係る制御装置1の動作フローの一例を説明する。
図3は、本実施形態に係る制御装置1の動作フローの一例を示す図である。尚、図3に示す動作フローは、例えば、制御装置1がコンピュータプログラムに従って実行するものである(制御部1cの機能に相当)。
この動作フローは、例えば、図2に示すように、停車中に自車輌Aの側方を通過する軽車輌Cが出現したときに、他車輌Bに対して危険な状況を報知するべく実行される。尚、制御装置1は、例えば、所定間隔(例えば、1秒間隔)で、この動作フローを繰り返し実行する。
まず、制御装置1は、車速センサ3の検知信号に基づいて、自車輌Aが停車中か否かを判定する(ステップS1)。制御装置1は、自車輌Aが停車中である場合(ステップS1:YES)、続くステップS2の処理を行い、自車輌Aが停車中でない場合(ステップS1:NO)、この一連の動作フローを終了する。
ステップS1において、制御装置1は、例えば、車速センサ3の検知信号に基づいて車速が0(m/s)である場合や、シフトレバーの位置がパーキングモードの位置にある場合、自車輌Aが停車中と判定する。尚、制御装置1は、車速が0(m/s)である場合に限らず、車輌Aが停車直前の状態(例えば、車速が1m/s)も、停車中と判定してもよい。
次に、制御装置1は、移動体センサ2の検知信号に基づいて、自車輌Aの側方に軽車輌Cが存在するか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2において、制御装置1は、例えば、上記したように、移動体センサ2たる車載カメラが撮影する画像中に含まれる軽車輌Cが含まれるか否かによって、自車輌Aの側方に軽車輌Cが存在するか否かを判定する。
ステップS2において、制御装置1は、望ましくは、対向車線L2を走行する他車輌Bから視認が困難な領域が自車輌Aの左側方の近接する領域(例えば、自車輌Aから5m)内であることを考慮して(図2を参照)、当該領域に軽車輌Cが存在するか否かを判定する。尚、この場合、制御装置1は、例えば、交通ルールが左側通行を原則とする場合には左側方の領域を判定対象と識別してもよいし、車載カメラで撮影した画像等から左側方又は右側方のいずれかを判定対象とするか否かを識別してもよい。他方、制御装置1は、例えば、交通ルールが右側通行を原則とする場合には右側の領域を判定対象と識別してもよい。
自車輌Aの側方に軽車輌Cが存在しないと判定する場合(ステップS2:NO)、制御装置1は、ステップS1に戻って、判定処理を繰り返し実行し、軽車輌Cの出現を監視する。
一方、自車輌Aの側方に軽車輌Cが存在すると判定する場合(ステップS2:YES)、制御装置1は、当該軽車輌Cが自車輌Aの側方を通過するか否かを判定する(ステップS3)。このステップS3において、制御装置1は、例えば、移動体センサ2が検知する軽車輌Cの位置の時間的変化に基づいて、当該軽車輌Cが自車輌Aの側方を前方に向かって通過する否かを判定する。ここで、制御装置1は、軽車輌Cが、他車輌Bの目の前に飛び出すおそれがあるか否かを判定している。
軽車輌Cが自車輌Aの側方を通過しないと判定する場合(ステップS3:NO)、制御装置1は、ステップS1に戻って、判定処理を繰り返し実行し、当該軽車輌Cの飛び出しを監視する。換言すると、軽車輌Cが自車輌Aの側方で停車する場合には当該軽車輌Cが飛び出すおそれはないため、制御装置1は、この場合には報知を行わない構成とする。
一方、軽車輌Cが自車輌Aの側方を通過すると判定する場合(ステップS3:YES)、制御装置1は、他車輌Bに対して報知するべく、前照灯(報知装置4)に対して制御信号を出力する(ステップS4)。
ステップS4において、制御装置1は、自車輌Aの側方から飛び出す軽車輌Cが存在することを報知するべく、例えば、車体前部に配設された前照灯を高速で点滅動作させる。
このように、前照灯を高速で点滅動作させることによって、対向車線L2を走行する他車輌B又は交差点LXにおいて交差車線L3を走行する他車輌(図示せず)に、危険な状況を報知することが可能である。そして、他車輌Bの運転者等は、車輌Aの前照灯が点滅することを視認することによって、事前に危険を察知して減速する等の対処をすることが可能となる。尚、前照灯の点滅動作は、一般に報知目的で使用されるため、他車輌Bが自動運転車輌であっても、他車輌Bの制御装置に対して、危険を事前に察知させることができる。
制御装置1は、軽車輌Cが通過するまで(ステップS5:NO)、当該前照灯を点滅させる動作を継続する。そして、制御装置1は、軽車輌Cが通過した場合(例えば、移動体センサ2に軽車輌Cが検知されなくなった場合)(ステップS5:YES)、当該前照灯を点滅させる動作を終了して(ステップS6)、一連の処理を終了する。
制御装置1は、このような処理を繰り返し実行することによって、自車輌Aの側方を通過する軽車輌Cを監視し、かかる軽車輌Cが出現した場合には他車輌Bに対して報知する。
以上、本実施形態に係る車輌Aの制御装置1によれば、停車中の車輌Aが自車輌Aの側方を通過する軽車輌Cを検知し、自車輌Aの周囲を走行する他車輌Bに対して報知する構成を有する。そのため、停車中の車輌Aの陰(例えば、停車中の車輌の側方)から軽車輌Cが飛び出そうとする場合も、当該車輌Aの前方で当該車輌Aと交差する位置に接近する他の車輌B(例えば、自車輌Aの前方を右折等しようとする他車輌、又は、交差点LXにおいて交差車線L3を走行する他車輌)は、事前に当該軽車輌Cを把握して対処することが可能となる。これによって、交通システムの安全性の向上を図ることができる。
特に、本実施形態に係る制御装置1は、移動体センサ2として車載カメラを用いているため、軽車輌Cを容易に識別でき、加えて、軽車輌Cの位置や動きも正確に検知することが可能である。このように、軽車輌Cの検知精度を高めるとともに、軽車輌Cの動きに応じた報知条件を適切に設定することによって、誤検知に起因して他車輌Bに対して無用に報知することを防止し、交通システムの混乱を招く事態を回避することができる。
又、本実施形態に係る制御装置1は、他車輌Bに対して報知する際、一般に報知目的で使用される前照灯の点滅動作を用いているため、他車輌B又は他車輌Bの搭乗者に対して、反射的に危険を察知させることが可能である。そのため、他車輌Bが自動運転車輌か手動運転車輌かによらず、他車輌B又は他車輌Bの搭乗者に対して、事前に危険な状況を察知させることが可能である。
(第1の実施形態の変形例1)
変形例1においては、移動体センサ2としては、車載カメラに加えて、例えば、車輌Aの側方の物体を検知するミリ波レーダを用いる点で、上記実施形態と相違する。尚、第1の実施形態と共通する構成については、説明を省略する(以下、同様)。
ここでは、ミリ波レーダは、車輌Aの側方を移動する移動体に係るデータを検知信号として出力する。そして、制御装置1は、例えば、ミリ波レーダから当該検知信号を受信して、車輌Aの側方を移動する移動体が検知された場合、軽車輌Cが検知されたものと判定する。
このように、移動体センサ2として、車載カメラに加えて、ミリ波レーダ等の他のセンサも用いることによって、軽車輌Cを監視する領域に死角が発生することを防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、図4を参照して、第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る車輌Aの制御装置1は、停車中に自車輌Aの側方を通過する軽車輌Cを検知した場合、無線通信により報知信号を発信して、自車輌Aの周囲を走行する他車輌Bに対して報知する点で、第1の実施形態と相違する。
本実施形態においては、報知装置4として、他車輌Bと通信可能に構成された無線通信装置が用いられる。尚、無線通信装置は、例えば、無線LANやBluetooth(登録商標)等を用いた無線通信により、他車輌Bと通信する。
図4は、本実施形態に係る制御装置1の動作フローの一例を示す図である。図4に示す動作フローは、ステップS4及びS6に代えて、ステップS4a及びS6aを行う以外は、図3の動作フローと同様である。
ステップS4aは、停車中に自車輌Aの側方を通過する軽車輌Cを検知した場合(ステップS3:YES)における、報知処理を示す。
ステップS4aにおいては、制御装置1は、例えば、自車輌Aの周囲(例えば、自車輌Aの20m四方)に存在する他車輌Bに対して、軽車輌Cの存在を通知する報知信号を無線通信により送信する。このとき、制御装置1は、望ましくは、報知信号に軽車輌Cの位置を示す情報を付帯させて送信する。
他方、他車輌Bの制御装置(図示せず)は、例えば、当該報知信号を受信した場合には、減速したり、室内にアラーム音を発する等の処理を実行する構成とする。
これによって、停車中の車輌Aの陰(例えば、停車中の車輌の側方)から軽車輌Cが飛び出そうとする場合も、他車輌Bは、事前に当該軽車輌Cを把握して対処することが可能となる。
そして、制御装置1は、軽車輌Cが通過した場合(例えば、移動体センサ2に軽車輌Cが検知されなくなった場合)(ステップS5:YES)、報知信号を送信する動作を終了し(ステップS6a)、一連の処理を終了する。
このように、本実施形態に係る制御装置1によっても、他車輌Bに対して自車輌Aの側方を通過する軽車輌Cの存在を報知することができる。特に、本実施形態に係る制御装置1は、無線通信により他車輌Bに対して報知する構成を有するため、より容易に他車輌Bに危険な状況を報知することが可能である。尚、報知装置4として、上記した無線通信装置と前照灯の両方が用いられてもよいのは勿論である。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限らず、種々に変形態様が考えられる。
上記実施形態に係る制御装置1は、より望ましくは、更に、自車輌Aの側方を通過する移動体が存在するか否かに加えて、自車輌Aの停車位置の周辺環境に応じて、他車輌Bに対して報知するか否かを決定する構成とする。つまり、自車輌Aの陰から軽車輌Cが飛び出しても他車輌Bと接触する可能性がない場合には、報知を実行しない方が望ましい。これによって、無用に報知処理を実行することを防止することができる。
例えば、自車輌Aの停車位置が、交差点に隣接しない場合や店舗の出入口に隣接しない場合には、軽車輌Cと他車輌Bとが接触するおそれがないため、制御装置1は、他車輌Bに対して報知を実行しない構成とするのが望ましい。又、自車輌Aの停車位置の周辺に他車輌Bが存在しない場合には、同様に、制御装置1は、報知を実行しない構成とするのが望ましい。尚、自車輌Aの停車位置の周辺環境や、自車輌Aの停車位置の周辺の他車輌Bの存在は、例えば、車載カメラのカメラ画像から推定することができる。又、自車輌Aの停車位置の周辺環境は、GPSデータが示す自車輌Aの位置と地図データを比較することによっても推定することが可能である。
又、その他、上記実施形態に係る制御装置1は、車輌Aが自動運転車輌、手動運転車輌のいずれであっても適用可能であることは勿論である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本開示に係る車輌の制御装置は、交通システムの安全性の向上に資するために好適に用いることができる。
1 制御装置
2 移動体センサ
3 車速センサ
4 報知装置

Claims (9)

  1. 車輌の制御装置であって、
    前記車輌の周辺の移動体を検知する移動体センサから検知信号を取得する入力部と、
    前記車輌が停車しているときに、前記検知信号に基づいて前記車輌の側方を通過する移動体を検知した場合、前記車輌の周囲を走行する他の車輌に対して報知する制御部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記車輌の側方を通過する移動体は、前記車輌の側方の近接する領域を前記車輌の前方に向かって移動する移動体を含む、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記車輌の周囲を走行する他の車輌は、前記車輌の前方で前記車輌と交差する位置に接近する他の車輌を含む、
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記車輌の停車位置の周辺環境に応じて、前記報知を実行するか否かを決定する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記車輌の車体前部に配設された前照灯を点滅動作させることにより、前記報知を実行する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記車輌の周囲を走行する他の車輌に対して無線通信を用いて報知信号を送信することにより、前記報知を実行する、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記移動体センサは、車載カメラを含んで構成される、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の制御装置。
  8. 前記移動体センサは、車載カメラ、ミリ波レーダ及び赤外線センサのうち少なくとも二以上を含んで構成される、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の制御装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の制御装置を備える車輌。
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