JP2018071809A - ふろ給湯装置 - Google Patents

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良太 木下
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亮二 大内
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誠 濱田
恭平 小川
Kyohei Ogawa
恭平 小川
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Tsuneo Funabiki
恒男 船引
康司 山内
Koji Yamauchi
康司 山内
池澤 剛史
Takashi Ikezawa
剛史 池澤
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明 堤
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大輔 五島
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史朗 清水
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Abstract

【課題】給湯装置において、浴槽への湯水の供給のための給湯経路における弁の故障をより確実に検出すること。【解決手段】ふろ給湯装置1は、浴槽8と、熱交換器32と、浴槽に熱交換器からの湯水を供給するための注湯経路(出湯管70および管75を含む注湯経路)と、注湯経路における湯水の流れを調整するための注湯電磁弁132と、ふろ戻り温度センサ34とを備える。ふろ戻り温度センサ34は、熱交換器からの湯水の流路についての、弁より下流側における、湯水の温度を検出する。注湯電磁弁132が注湯経路における湯水の流れを閉じるべき状態(非注湯制御)において、ふろ戻り温度センサ34が予め定められた温度以上である場合に、注湯電磁弁132に漏れが発生していると判断される。【選択図】図1

Description

本開示は、ふろ給湯装置に関し、特に、熱交換器において昇温された湯水を浴槽に供給するための給湯経路上に、当該給湯経路内の湯水の流量を調整するための弁を備える、ふろ給湯装置に関する。
従来、注湯機能付きの給湯装置において、湯水を供給するための給湯経路上に電磁弁を備えるものがある。このような装置において、電磁弁の故障(閉じるべきときに閉じない)を検出するための技術が種々開示されている。特許第3167946号公報(特許文献1)、特開2015−10739号公報(特許文献2)、特開2011−122807号公報(特許文献3)、特開2015−222134公報(特許文献4)、および、特開2015−209999号公報(特許文献5)のそれぞれには、上記給湯経路上の流量に基づいて上記電磁弁の故障の発生を検出する技術を開示している。
特許第3167946号公報 特開2015−10739号公報 特開2011−122807号公報 特開2015−222134公報 特開2015−209999号公報
しかしながら、上記電磁弁の故障によって生じる湯水の漏れが少量である場合には、流量センサでは当該漏れが検出されない場合があり得る。また、流量センサが故障する事態も想定され、そのような場合にも、上記漏れは検出できない事態が想定され得る。
本開示は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、給湯装置において、浴槽への湯水の供給のための給湯経路における弁の故障をより確実に検出することである。
本開示のある局面に従うと、浴槽と、熱交換器と、浴槽に、熱交換器からの湯水を供給するための注湯経路と、注湯経路における湯水の流れを調整するための弁と、熱交換器からの湯水の流路についての、弁より下流側における、湯水の温度を検出するための温度検出手段と、弁が注湯経路における湯水の流れを閉じるべき状態において、温度検出手段によって検出される温度が予め定められた温度以上である場合に、弁に漏れが発生していると判断するように構成された制御部とを備える、ふろ給湯装置が提供される。
好ましくは、ふろ給湯装置は、浴槽と熱交換器とを接続するための追焚経路と、追焚経路において浴槽内の湯水を熱交換器に送るためのポンプとを備える。注湯経路は追焚経路と連結されており、温度検出手段は、注湯経路と追焚経路とが交わる部分よりも下流側のうち流路抵抗が低い場所に設けられていてもよい。
好ましくは、ポンプと温度検出手段とはユニットを構成する。ユニットによって注湯経路と追焚経路とが連結される。
好ましくは、ふろ給湯装置は、注湯経路内の流量を検出するための流量検出手段をさらに備える。制御部は、弁が注湯経路における湯水の流れを閉じるべき状態において、さらに、流量検出手段が所与の量以上の流量を検出した場合に、弁に漏れが発生していると判断するように構成されていてもよい。
好ましくは、ふろ給湯装置は、情報を出力するための出力部をさらに備える。制御部は、弁に漏れが発生していると判断した場合に、出力部に当該発生を報知させてもよい。
好ましくは、制御部は、弁に漏れが発生していると判断した場合に、熱交換器に加熱動作を停止させるように構成されている。
本開示によれば、ふろ給湯装置では、制御部が、温度検出手段の検出出力に基づいて、弁の漏れの有無を判断する。これにより、ふろ給湯装置は、少量の湯水の漏れでも確実に検出することができる。
本開示のふろ給湯装置の一例であるふろ給湯装置の概略ブロック図である。 ポンプユニットの正面を模式的に示す図である。 ポンプユニットの右側面を模式的に示す図である。 ふろ給湯装置のコントローラの概略構成図である。 異常を報知する表示の一例を示す図である。 注湯電磁弁の動作の異常を検知するために実行される処理の一例のフローチャートである。 図1の注湯経路と追焚経路の交わる部分とふろ戻り温度サーミスタとの位置関係を説明するための図である。 ふろ給湯装置における、ふろ戻り温度サーミスタの実際の位置と仮想的な位置とを比較するための図である。
以下、図面を参照しつつ、ふろ給湯装置の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
[ふろ給湯装置の概略的な構成]
図1は、本開示のふろ給湯装置の一例であるふろ給湯装置1の概略ブロック図である。図1を参照して、ふろ給湯装置1は、筐体1a内において、熱交換器32と、燃焼バーナ30と、ファン31と、水道水等を給水するための給水路に相当する入水管50と、バイパス管60と、出湯管70と、ふろ給湯装置1の各部(弁、センサ、ポンプ等)を制御および監視するための制御部に相当するコントローラ100とを備える。燃焼バーナ30は、熱交換器を加熱するための加熱部の一例である。加熱部は、熱交換器を加熱することができればよく、バーナに限定されない。
ふろ給湯装置1は、当該ふろ給湯装置1の各要素の動作を制御するためのコントローラ(後述する図4のコントローラ100)を備える。コントローラの制御部(後述する図4のCPU101)は、たとえば追い焚きを指示された場合に、浴槽8における水の有無を判断する。当該指示が入力された場合に、浴槽8において水があると判断すると、追い焚き動作を実行する。制御部は、当該指示が入力された場合に、浴槽8において水が無いと判断すると、追い焚き動作を実行しない。この場合、制御部は、注湯動作を実行してもよい。
給水路に相当する入水管50および出湯管70の間にはバイパス管60が配置される。入水管50には、バイパス管60への分流を制御するための分配弁80が介挿接続される。さらに、入水管50には、入水サーミスタ110および給湯流量センサ150が配置される。入水サーミスタ110は、給水路の入水温度、すなわち水道水の温度を検出する。分配弁80の開度に応じて、給水量の一部が入水管50からバイパス管60へ分流される。
燃焼バーナ30の燃焼運転により熱交換器32は加熱される。入水管50内の水は、熱交換器32で加熱される。所定温度まで加熱された湯は、出湯管70から出湯される。出湯管70は、合流点においてバイパス管60と接続される。したがって、出湯管70からの高温湯、および、バイパス管60からの水を混合し、操作部104において設定された湯が、台所や浴室等の給湯栓190および浴槽8を含む給湯箇所に供給される。
給湯路に相当する出湯管70には、給湯流量を制御するための流量調整弁90および給湯流量センサ150が設けられる。給湯流量センサ150は、バイパス管60からの水が混合された後の出湯温度を検出する。
また、流量調整弁90の下流側に、浴槽8への注湯(湯の供給)のための注湯電磁弁132が設けられる。注湯電磁弁132は、浴槽8へ注湯するための管75に接続されている。ふろ給湯装置1では、熱交換器32において加熱された湯水は、出湯管70および管75を介して浴槽8へ供給される。本明細書では、浴槽8に湯水を供給するための経路を注湯経路と呼ぶ。注湯経路は、出湯管70および管75を含む。
[循環回路]
図1のふろ給湯装置1は、循環回路を備える。循環回路は、浴槽8内に設けられた吸込口から熱交換器を経由して浴槽8内に設けられた吐出口へ至るように形成されている。具体的には、循環回路には、図中の矢印“ふろ戻り”で示す戻り回路および矢印“ふろ往き”で示す往き回路が設けられる。戻り回路は、管71と管72とを含む。往き回路は、管73と管74とを含む。
戻り回路の上流端(すなわち、浴槽8側)を構成する管71は、浴槽8に設置された循環アダプタ81の吸込側に接続される。また、往き回路の下流端(すなわち、浴槽8側)を構成する管74は、循環アダプタ81の吐出側に接続される。循環回路の戻り回路には、配管内の水温を測定するふろ戻り温度サーミスタ34が設けられる。ふろ戻り温度サーミスタ34は浴槽8から戻り回路に入水する浴槽水の温度を測定する。また、往き回路には、浴槽8内に出湯される水温を測定するふろ往き温度サーミスタ36が設けられる。
浴槽8の水(または湯)が上記の循環回路を介して循環するようポンプ33が作動すると、浴槽8からの浴槽水は、循環アダプタ81の吸込口から、ふろ戻り配管および熱交換器、ならびに、ふろ往き配管を経由して、循環アダプタ81の吐出口86へ至る経路を循環する。これにより、浴槽8を含む循環回路内の水温を均一にすることができる。
[ポンプユニット300の構成]
本開示のふろ給湯装置1では、ポンプ33とふろ戻り温度サーミスタ34とが、ポンプユニット300に設けられている。図2は、ポンプユニット300の正面を模式的に示す図である。図3は、ポンプユニット300の右側面を模式的に示す図である。
ポンプユニット300の外郭は、ケーシング300Xによって覆われている。ケーシング300Xは、たとえば樹脂によって構成される。ケーシング300Xは、ポンプ33とふろ戻り温度サーミスタ34を内包している。ケーシング300Xの右側面には、ふろ戻り温度サーミスタ34を電気回路と接続するための配線34Aが通されている。
ケーシング300Xの右側面には開口300Aが形成され、上部には開口300Bが形成され、下部には開口300Cが形成されている。ケーシング300Xは、その内部に、開口300A、開口300B、および、開口300Cを連結するための経路を備える。
ふろ給湯装置1において、開口300Aは、管75(図1)に連結される。開口300Bは、管72に連結される。開口300Cは、管71(図1)に連結される。すなわち、ポンプユニット300は、管75を含む注湯経路と、管71および管72を含む追焚経路とを連結する連結部を構成する。
[コントローラ100の構成]
図4は、ふろ給湯装置1のコントローラ100の概略構成図である。コントローラ100は、CPU(Central Processing Unit)101、ふろ給湯装置1内の各種の弁、各種のポンプなどに弁の開閉、またはポンプ駆動のための制御信号を送出するとともに、各種センサからの検出信号を入力するためのインターフェイス103、操作部104、ふろ給湯装置1の運転に関する情報を出力する出力部105、タイマ106、および記憶装置102を含む。出力部105の一例は、情報を表示するモニタである。当該モニタは、たとえば液晶表示装置を含むタッチパネルによって実現される。出力部105の他の例は、音声出力回路およびスピーカである。
図4に示されるように、CPU101がインターフェイス103を介して入力を受け付けるセンサは、回転検出部331、給湯流量センサ150、給湯温度センサ130、注湯流量センサ131、および、ふろ戻り温度サーミスタ34を含む。CPU101がインターフェイス103を介して制御信号を送出する要素は、注湯電磁弁132を含む。CPU101は、インターフェイス103を介して、注湯電磁弁132からの入力(たとえば、当該弁の開度を表わす情報)を受付けてもよい。
CPU101は、タイマ106を用いることにより、計時機能を実現する。操作部104は、ふろ給湯装置1に対するユーザ操作(例えば、運転に関する指示入力の操作等)を受付けるためにスイッチ、ボタン等を含む。運転に関する指示は、浴槽8に湯張りする場合の湯量の設定値および/または温度の設定値を含む。
記憶装置102は、プログラムおよびデータを格納するための揮発性または不揮発性のメモリからなる。記憶装置102は、ふろ給湯装置1の制御に利用される各種の閾値を格納するためのデータ記憶部1021と、当該制御を実現するために利用されるプログラムを格納するためのプログラム記憶部1022とを含む。
図1をさらに参照して、コントローラ100は、ふろ給湯装置1の運転開始スイッチがオン操作された状態で給湯栓190が開かれると、給湯流量センサ150によって検出される流量が最低作動流量(MOQ)を超えるのに応じて、燃焼バーナ30による燃焼動作をオンする。
CPU101は、各種の弁(分配弁80、流量調整弁90、および注湯電磁弁132)の開度を制御することにより、浴槽8への注湯を制御する。より具体的には、CPU101は、浴槽8へ供給されるべき湯の温度に従って、分配弁80の開度を調整する。CPU101は、水位センサ(図示略)を用いて浴槽8の水位を検出し、当該水位から残水量を特定し、特定された残水量と湯張り湯量とを比較する。
残水量が湯張り湯量より少ない場合、CPU101は、「注湯制御」を実行する。注湯制御では、CPU101は、注湯電磁弁132に弁を開くための指示を出力する。これにより、浴槽8へ湯水が供給される。
残水量が湯張り湯量以上である場合、CPU101は、「非注湯制御」を実行する。非注湯制御では、CPU101は、注湯電磁弁132に弁を閉じるための指示を出力する。これにより、浴槽8への湯水の供給が停止される。
CPU101は、ふろ給湯装置1の運転モードに従って、ふろ給湯装置1の各部を制御する。例えば、保温モードである場合に当該条件が成立するときは、CPU101は、浴槽8の湯温を設定温度に保つように各部を制御する。
CPU101は、インターフェイス103を介して、電源回路330に、ポンプ33への駆動電圧の供給を指示する。コントローラ100は、ポンプ33の回転数を検出するための回転検出部331を含む。
CPU101は、たとえば、ポンプ33に所定値の電圧が供給されたときのポンプ33の回転数に基づいて、ふろ給湯装置1の循環回路における通水の有無を判断する。CPU101は、当該判断の結果に応じて、浴槽8における水の有無を判断する。
[ふろ給湯装置1における注湯電磁弁132の漏れの検出]
CPU101は、注湯電磁弁132の開閉の度合いを制御する。CPU101は、注湯電磁弁132が閉じているべきときに、ふろ戻り温度サーミスタ34によって検出された温度が予め定められた温度以上である場合には、注湯電磁弁132の動作が異常であると判断する。
CPU101は、注湯電磁弁132の動作が異常であると判断した場合には、熱交換器32の加熱動作を停止する。CPU101は、注湯電磁弁132の動作が異常であると判断した場合に、出力部105に、音声および/または表示によって当該異常を報知する。
図5は、異常を報知する表示の一例を示す図である。異常報知の一例では、出力部105を構成するモニタに、メッセージ「弁の故障が検出されたため、バーナの燃焼が停止されました。」を含む画面600が表示される。他の例では、当該メッセージが音声として出力されてもよい。
[注湯電磁弁の動作の異常検知]
図6は、注湯電磁弁132の動作の異常を検知するためにCPU101が実行する処理の一例のフローチャートである。
図6を参照して、ステップS10で、CPU101は、給湯流量センサ150によって検出された流量が予め定められた量(A[L/min])以上であるか否かを判断する。CPU101は、当該検出された流量が上記予め定められた量以上であると判断するまでステップS10に制御を留め、当該検出された流量が上記予め定められた量以上であると判断するとステップS20へ制御を進める。
ステップS20で、CPU101は、給湯のために、熱交換器32の燃焼バーナ30を燃焼させる。その後、制御はステップS30へ進む。
ステップS30で、CPU101は、給湯温度センサ130によって検出された温度が予め定められた温度(C[℃])以上である状態が予め定められた時間(D[秒])以上継続したか否かを判断する。CPU101は、当該状態がまだ上記時間(D[秒])以上継続していないと判断するとステップS40へ制御を進め、上記時間(D[秒])以上継続したと判断するとステップS50へ制御を進める。
ステップS40で、CPU101は、注湯流量センサ131によって検出された流量が予め定められた量(B[L/min])以上であるか否かを判断する。CPU101は、当該検出された流量が上記量(B[L/min])未満であると判断するとステップS10へ制御を戻す。CPU101は、当該検出された流量が上記量(B[L/min])以上であると判断するとステップS60へ制御を進める。
ステップS50で、CPU101は、ふろ戻り温度サーミスタ34によって検出された温度が予め定められた温度(D[℃])以上であるか否かを判断する。CPU101は、当該検出された温度が上記温度(D[℃])未満であると判断するとステップS10へ制御を戻し、当該検出された温度が上記温度(D[℃])以上であると判断するとステップS60へ制御を進める。
ステップS60で、CPU101は、浴槽8への注湯に関する2つの制御モード(注湯制御(注湯電磁弁132が開状態)と非注湯制御(注湯電磁弁132が閉状態))のうち、現在の制御モードが非注湯制御であるか否かを判断する。CPU101は、現在の制御モードが非注湯制御ではない(すなわち、注湯制御である)と判断すると、ステップS10へ制御を戻す。一方、CPU101は、現在の制御モードが非注湯制御であると判断すると、ステップS70へ制御を進める。
ステップS70で、CPU101は、燃焼バーナ30の燃焼を停止させる。その後、制御はステップS80へ進む。
ステップS80で、CPU101は、図5を参照して説明されたように注湯電磁弁132についてのエラーを報知する。その後、図6の処理は終了する。
[実施の形態のまとめ]
以上説明されたように、本開示のふろ給湯装置1は、浴槽8と、熱交換器32と、浴槽に熱交換器からの湯水を供給するための注湯経路(出湯管70および管75を含む注湯経路)と、注湯経路における湯水の流れを調整するための注湯電磁弁132と、ふろ戻り温度サーミスタ34とを備える。温度検出手段(ふろ戻り温度サーミスタ34)は、熱交換器からの湯水の流路についての、弁より下流側における、湯水の温度を検出するように構成される。CPU101は、注湯電磁弁132が注湯経路における湯水の流れを閉じるべき状態(非注湯制御)において、温度検出手段(ふろ戻り温度サーミスタ34)が予め定められた温度以上である場合に、注湯電磁弁132に漏れが発生していると判断するように構成されている(ステップS60でYES)。
ふろ給湯装置1は、浴槽8と熱交換器32とを接続するための追焚経路(管71および管72を含む追焚経路)と、追焚経路において浴槽内の湯水を熱交換器に送るためのポンプ33とをさらに備えてもよい。注湯経路は追焚経路と連結されている。ふろ戻り温度サーミスタ34は、注湯経路と追焚経路が交わる部分よりも下流側であって、当該部分よりも流路抵抗が低い場所に設けられている。
ここで、ふろ戻り温度サーミスタ34の配置についてより詳細に説明する。
図7は、図1の注湯経路と追焚経路の交わる部分とふろ戻り温度サーミスタ34との位置関係を説明するための図である。図7には、図1のふろ給湯装置1における、注湯経路と追焚経路とが交わる部分が拡大されて示されている。
図7では、注湯経路を構成する管75と追焚経路を構成する管71,72とが交わる部分が領域Acで示されている。矢印Fは、注湯経路から浴槽8への湯水の流れを示す。ふろ戻り温度サーミスタ34は、矢印Fで示される流れについて、領域Acより下流側に設けられている。これにより、注湯電磁弁132が閉じるべきときに閉じていないことによって注湯経路に湯水が漏れた場合、ふろ戻り温度サーミスタ34は、当該漏れた湯水による温度の上昇を確実に検出し得る。
図8は、ふろ給湯装置1における、ふろ戻り温度サーミスタ34の実際の位置と仮想的な位置とを比較するための図である。
図8の状態(1)は、ふろ給湯装置1におけるふろ戻り温度サーミスタ34の実際の位置を示す。状態(2)は、位置34Xとして、ふろ戻り温度サーミスタ34の仮想的な位置を示す。
状態(1)においてふろ戻り温度サーミスタ34が設けられた位置の湯水の流れ(矢印F1)の圧力損失は、状態(2)における位置34Xの湯水の流れ(矢印F2)の圧力損失より低い。たとえば、10[L/min]の湯水を流すのに、状態(1)の矢印F1の流れにおける圧力損失は5[kPa]であるのに対し、状態(2)の矢印F2の流れにおける圧力損失は20[kPa]である。すなわち、ふろ給湯装置1において、ふろ戻り温度サーミスタ34は、位置34Xよりも圧力損失が低い位置に設けられている。
以上より、ふろ戻り温度サーミスタ34は、図7の領域Acより下流側のうち、圧力損失が低い位置に設けられる。これにより、注湯電磁弁132が閉じるべきときに閉じていないことによって注湯経路に湯水が漏れた場合、ふろ戻り温度サーミスタ34は、当該漏れた湯水による温度の上昇を確実に検出し得る。本明細書では、圧力損失が低いことは、流路抵抗が低いことを意味する。
図1に戻って、ふろ給湯装置1は、ポンプユニット300として示されたように、ポンプ33とふろ戻り温度サーミスタ34によって構成されるユニットを含む。ポンプユニット300は、開口300A,300B,300Cと管75,72,71とをそれぞれ連結することによって、注湯経路と追焚経路とを連結する。ポンプユニット300としてポンプ33とふろ戻り温度サーミスタ34とがユニット化されたものを用いて注湯経路と追焚経路とが連結されることにより、ポンプ33とふろ戻り温度サーミスタ34とが別々に経路に取り付けられるより、ふろ給湯装置1における湯水の経路の漏れの可能性を低減することができる。
すなわち、湯水の経路にポンプ33およびふろ戻り温度サーミスタ34のそれぞれを取り付ける場合、それぞれについて、バーリング加工およびろう付けの工程が必要となる。ポンプユニット300を用いることにより、このような工程が不要となり、これにより、ろう付けの不備等による漏れが回避され得る。
ふろ給湯装置1は、注湯経路内の流量を検出するための流量検出手段(注湯流量センサ131)をさらに備えていてもよい。制御部(CPU101)は、弁(注湯電磁弁132)が注湯経路における湯水の流れを閉じるべき状態(ステップS60でYES)において、さらに、流量検出手段が所与の量以上の流量を検出した場合(ステップS40でYES)に、弁に漏れが発生していると判断するように構成されている。
ふろ給湯装置1は、情報を出力するための出力部105をさらに備えていてもよい。制御部{CPU101)は、図5を参照して説明されたように、弁(注湯電磁弁132)に漏れが発生していると判断した場合に、出力部に当該発生を報知させてもよい。
制御部(CPU101)は、弁(注湯電磁弁132)に漏れが発生していると判断した場合に、熱交換器に加熱動作を停止させるように構成されていてもよい(ステップS70)。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ふろ給湯装置、8 浴槽、30 燃焼バーナ、31 ファン、32 熱交換器、33 ポンプ、34 ふろ戻り温度サーミスタ、71〜75 管、100 コントローラ、101 CPU、102 記憶装置、103 インターフェイス、104 操作部、130 給湯温度センサ、131 注湯流量センサ、150 給湯流量センサ。

Claims (6)

  1. 浴槽と、
    熱交換器と、
    前記浴槽に、前記熱交換器からの湯水を供給するための注湯経路と、
    前記注湯経路における湯水の流れを調整するための弁と、
    前記熱交換器からの湯水の流路についての、前記弁より下流側における、湯水の温度を検出するための温度検出手段と、
    前記弁が前記注湯経路における湯水の流れを閉じるべき状態において、前記温度検出手段によって検出される温度が予め定められた温度以上である場合に、前記弁に漏れが発生していると判断するように構成された制御部とを備える、ふろ給湯装置。
  2. 前記浴槽と前記熱交換器とを接続するための追焚経路と、
    前記追焚経路において前記浴槽内の湯水を前記熱交換器に送るためのポンプとを備え、
    前記注湯経路は前記追焚経路と連結されており、
    前記温度検出手段は、前記注湯経路と前記追焚経路とが交わる部分よりも下流側のうち流路抵抗が低い場所に設けられている、請求項1に記載のふろ給湯装置。
  3. 前記ポンプと前記温度検出手段はユニットを構成し、
    前記ユニットによって前記注湯経路と前記追焚経路とが連結される、請求項2に記載のふろ給湯装置。
  4. 前記注湯経路内の流量を検出するための流量検出手段をさらに備え、
    前記制御部は、前記弁が前記注湯経路における湯水の流れを閉じるべき状態において、さらに、前記流量検出手段が所与の量以上の流量を検出した場合に、前記弁に漏れが発生していると判断するように構成されている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のふろ給湯装置。
  5. 情報を出力するための出力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記弁に漏れが発生していると判断した場合に、前記出力部に当該発生を報知させる、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のふろ給湯装置。
  6. 前記制御部は、前記弁に漏れが発生していると判断した場合に、前記熱交換器に加熱動作を停止させるように構成されている、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のふろ給湯装置。
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