JP2018071177A - レール研磨用グラインダ保持装置およびレール研磨装置 - Google Patents

レール研磨用グラインダ保持装置およびレール研磨装置 Download PDF

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一弘 上西
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Abstract

【課題】レール研磨用グラインダ保持装置において、持ち運びや取扱いを容易とし、作業者の負担を軽減するとともに、良好な作業性および高い安全性を得て、安価でしかも作業者の経験や熟練度等にかかわらず安定した研磨の仕上がりを得る。【解決手段】長手状の本体部11と、本体部11の一端側に設けられた研磨部12とを有するグラインダ3を保持し、研磨部12によりレール2の表面(レール上面2b)を研磨するために用いられるグラインダ保持装置1であって、グラインダ3を所定の姿勢で保持するグラインダ保持部6と、グラインダ保持部6の下側に設けられ、グラインダ保持部6をレール2に対してレール2の延設方向にスライド移動可能に案内支持するガイド部7と、グラインダ保持部6から立ち上がるように設けられ、作業者によって把持される把持部71を有するハンドル部8と、を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道のレールの表面を研磨するためのグラインダ(サンダ)を所定の姿勢で保持するレール研磨用グラインダ保持装置およびレール研磨装置に関する。
鉄道において、列車が走行する2本のレールは、互いに電気的に接続されて電気回路を構成し、列車の検知に用いられる。すなわち、列車の車軸により2本のレールが電気的に短絡されたことを検知することで、その短絡された区間内に列車が存在することが検知される。
このようにレールにより電気回路を構成して列車の存在を検知する鉄道においては、円滑な列車の運行や保安の観点から、レールにおいて確実な通電を確保するため、レールの表面を研磨して錆を落とす作業が行われる。こうしたレールの研磨作業は、主に、レールの取替え作業を行った際の取替え後のレールや、列車を長時間走らせてないレールを対象として行われる。
レールを研磨するための装置としては、従来、例えば特許文献1に記載されたようなものがある。特許文献1には、レール上を転動する車輪を有する支持台上に、レールの上面を研磨する研磨部材を有する研磨装置と、研磨により生じた研磨粉を集塵する集塵装置と、これらの装置を駆動するための駆動源としてのエンジンと、支持台を移動させるためのハンドルとを備えたレール研磨装置が開示されている。このようなレール研磨装置によれば、ハンドルを把持した作業者によって支持台がレール上を移動させられながら、エンジンにより駆動する研磨装置の研磨部材によってレールの上面が研磨され、レールの上面の錆が除去される。
一方で、レールの研磨作業においては、いわゆるディスクグラインダといった、作業者により直接把持された状態で使用される電動のグラインダ(サンダ)が用いられる場合がある。かかるグラインダは、作業者により直接把持される把持部を兼ねた長手状の本体部と、本体部の一端側に設けられた円盤状の砥石である研削ディスクとを有する。
特開2015−112697号公報
特許文献1に記載されているような従来のレール研磨装置によれば、次のような問題がある。従来のレール研磨装置は、駆動源として重量物であるエンジンを搭載している。また、重量物であるエンジンを搭載する支持台について、相当程度の支持強度や搭載面積を確保する必要がある。これらのことから、従来のレール研磨装置は、装置全体として重量物であり大型である。このため、例えば一人では装置の持ち運びができない等、装置の持ち運びや取扱いが困難であり、また、作業者の腕や腰の負担が大きいという問題がある。また、従来のレール研磨装置は重量物であることから、万が一装置を倒してしまった場合、作業者の怪我等が発生する可能性がある。
また、従来のレール研磨装置は、駆動源としてエンジンを搭載しているため、騒音が生じやすく、また、オイルやプラグの交換等のメンテナンスが煩わしいといった問題がある。また、作業現場において、エンジンのスタータの紐が切れたり、プラグのかぶり(プラグの電極部分の湿り)が生じたりして、エンジンが作動しないといった状況が発生しやすい。さらに、従来のレール研磨装置は、その装置構成上、費用が高くなるという問題がある。
一方で、上述したような電動のグラインダによれば、エンジンを搭載した従来のレール研磨装置に比べ、持ち運びや取扱いが容易であり、また、費用面でも有利である。しかしながら、この種のグラインダは、作業者により直接把持された状態で使用されるものであるため、作業者の経験や熟練度等によって研磨の仕上がりが不均一となり、また、レールの研磨作業中の作業姿勢が作業者の腰等への負担が大きい姿勢になってしまうといった問題がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、持ち運びや取扱いが容易であり、作業者の負担を軽減することができるとともに、良好な作業性および高い安全性を得ることができ、安価でしかも作業者の経験や熟練度等にかかわらず安定した研磨の仕上がりを得ることができるレール研磨用グラインダ保持装置およびレール研磨装置を提供することを目的とする。
本発明に係るレール研磨用グラインダ保持装置は、長手状の本体部と、該本体部の一端側に設けられた研磨部とを有するグラインダを保持し、前記研磨部によりレールの表面を研磨するために用いられるレール研磨用グラインダ保持装置であって、前記グラインダを所定の姿勢で保持するグラインダ保持部と、前記グラインダ保持部の下側に設けられ、前記グラインダ保持部をレールに対してレールの延設方向にスライド移動可能に案内支持するガイド部と、前記グラインダ保持部から立ち上がるように設けられ、作業者によって把持される把持部を有するハンドル部と、を備えたものである。
また、本発明の他の態様に係るレール研磨用グラインダ保持装置は、前記レール研磨用グラインダ保持装置において、前記グラインダは、前記研磨部を構成する研磨部材として、前記本体部の前端部の下側に回転駆動するように設けられた円盤状の研削ディスクを有するものであり、前記グラインダ保持部は、前記グラインダを、前記研削ディスクの前端部がレールの上面に接触するように前傾状の姿勢で保持するものである。
また、本発明の他の態様に係るレール研磨用グラインダ保持装置は、前記レール研磨用グラインダ保持装置において、前記グラインダ保持部は、平面視でレールの延設方向に対応する方向を長手方向とする矩形枠状に構成された枠状本体部を有し、前記グラインダを、前記枠状本体部に対して平面視で矩形枠状の外形における枠内に位置させた状態で保持するものである。
また、本発明の他の態様に係るレール研磨用グラインダ保持装置は、前記レール研磨用グラインダ保持装置において、前記グラインダ保持部は、前記グラインダを保持するための部分として、前記グラインダの前部を支持する前支持部と、前記グラインダの後部を支持する後支持部と、を有し、前記前支持部は、前記グラインダの前部の前記グラインダ保持部に対する相対的な上方への移動にともなう上方への力に対する抗力として付勢力を付与する付勢支持部を含むものである。
また、本発明の他の態様に係るレール研磨用グラインダ保持装置は、前記レール研磨用グラインダ保持装置において、前記ガイド部は、平面視でレールの延設方向に対応する方向に直交する方向を筒軸方向とする円筒状の車軸と、該車軸の筒軸方向の両端部に前記車軸と同軸心状に設けられた一対の車輪と、を有し、前記車軸の外周面を、レールの上面に対する接触面とするとともに、前記一対の車輪の間に前記レールの頭部を位置させた状態で、前記グラインダ保持部の移動をガイドするものである。
また、本発明の他の態様に係るレール研磨用グラインダ保持装置は、前記レール研磨用グラインダ保持装置において、前記ハンドル部は、前記グラインダ保持部の後端部に立設されたハンドル基部と、該ハンドル基部の上側に設けられ、前記ハンドル基部に対して前側に回動可能に連結され、前記把持部を含むハンドル本体部と、を有し、前記ハンドル基部上に前記ハンドル本体部を立ち上げ、前記把持部を所定の被把持位置に位置させ、前記ハンドル部として機能する使用状態と、前記ハンドル本体部を前記ハンドル基部に対して前側に回動させた収納状態との両状態間で切替え可能に構成されているものである。
本発明に係るレール研磨装置は、前記レール研磨用グラインダ保持装置と、前記レール研磨用グラインダ保持装置の前記グラインダ保持部により所定の姿勢で保持された前記グラインダと、を備えたものである。
本発明によれば、持ち運びや取扱いが容易であり、作業者の負担を軽減することができるとともに、良好な作業性および高い安全性を得ることができ、安価でしかも作業者の経験や熟練度等にかかわらず安定した研磨の仕上がりを得ることができる。
本発明の一実施形態に係るレール研磨用グラインダ保持装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るレール研磨用グラインダ保持装置を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るレール研磨用グラインダ保持装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るレール研磨用グラインダ保持装置を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るレール研磨用グラインダ保持装置のハンドル部の収納状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るレール研磨用グラインダ保持装置およびレール研磨装置の使用状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るレール研磨用グラインダ保持装置およびレール研磨装置の使用状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るレール研磨用グラインダ保持装置およびレール研磨装置の使用状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るレール研磨用グラインダ保持装置およびレール研磨装置の使用状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るレール研磨装置の折り畳み状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るレール研磨装置による研磨作業についての説明図である。
本発明は、鉄道のレールの表面を研磨するためのグラインダを所定の姿勢で保持するレール研磨用の装置を提供するものであり、装置の運搬性・取扱い性を飛躍的に向上させ、安価な構成により、作業負担の軽減、作業効率の向上、安全性の向上、および作業の質の安定化を図ろうとするものである。以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1および図6に示すように、本実施形態に係るレール研磨用グラインダ保持装置(以下単に「グラインダ保持装置」という。)1は、鉄道のレール2の表面を研磨するためのグラインダ3を所定の姿勢で保持するものである。グラインダ保持装置1は、レール2上に載置された状態で、作業者によってレール2に沿って移動させられながら用いられる。グラインダ保持装置1は、通常、互いに電気的に接続されて電気回路を構成する平行に配された2本のレール2のうちの片側となる1本のレール2を研磨の対象とする。つまり、1台のグラインダ保持装置1によれば、片側ずつレール2の研磨が行われる。
なお、本実施形態の説明においては、レール2の延設方向に沿う図6における矢印A1の方向(図2における右方向)を、グラインダ保持装置1における前方向とし、その反対方向を後方向とする。また、平面視で前後方向に直交する方向(図4における上下方向)を左右方向とする。
図1に示すように、本実施形態に係るグラインダ保持装置1により保持されるグラインダ3は、長手状の本体部11と、この本体部11の一端側に設けられた研磨部12とを有する。本実施形態に係るグラインダ3は、充電式のディスクグラインダであり、本体部11の後端部にバッテリ13が取り付けられている。本実施形態に係るグラインダ3としては、市販のディスクグラインダを用いることができる。なお、本体部11の長手方向をグラインダ3における前後方向とし、研磨部12側を前側、バッテリ13側を後側とする。
本体部11は、駆動源としての電動モータを内蔵する。本体部11は、バッテリ13の取付部分よりも前側の部分について、後側から前側にかけて徐々に太くなるように略逆テーパ状の外形を有する。この略逆テーパ状の外形を有する部分の前側に、外周面に沿って略環状に突出した拡径状のフランジ部11aが設けられており、フランジ部11aの前側に、平面視略矩形状をなす前端ケース部11bが設けられている。本体部11のフランジ部11aおよび前端ケース部11bの下側に、研磨部12が設けられている。
研磨部12は、回転駆動する円盤状の砥石である研削ディスク14を有する。研削ディスク14は、その円盤状の外形における中心軸を回転軸として回転する。研削ディスク14の回転軸の軸方向は、グラインダ3の側面視において本体部11の長手方向に略直交する方向である。研削ディスク14は、その回転軸を軸方向とするディスク駆動軸(図示略)と一体的に回転するように、着脱可能に設けられている。研削ディスク14は、グラインダ保持装置1に保持された状態のグラインダ3において、少なくともレール2の頭部2aの上面(以下「レール上面」という。)2bに対して幅方向の全体に接触する大きさを有する。
本体部11に内蔵された電動モータの出力軸の回転が、本体部11の前部に内蔵された傘歯車等を含む伝動機構を介して研削ディスク14の駆動軸に伝達され、研削ディスク14が回転駆動する。このように、本実施形態に係るグラインダ3は、研磨部12を構成する研磨部材として、本体部11の前端部の下側に回転駆動するように設けられた研削ディスク14を有する。
また、グラインダ3においては、本体部11の前部の側面に、固定用穴15が設けられている。固定用穴15は、内周面にネジが切られたネジ穴である。固定用穴15は、本体部11の前部のフランジ部11aあるいはその近傍部分の左右両側面に設けられている。固定用穴15としては、市販のディスクグラインダにおいて補助ハンドルを取り付けるための取付穴を用いることができる。ここで、補助ハンドルは、本体部11の前部の側面から側方に突出して把持部を構成する棒状の部材である。また、本体部11の前端ケース部11bの上面には、研削ディスク14の回転を規制するロックボタン16が設けられている。
そして、グラインダ保持装置1は、上述したようなグラインダ3を保持し、グラインダ3の研磨部12によりレール2の表面を研磨するために用いられる。本実施形態において、グラインダ保持装置1は、レール上面2bを研磨するために用いられる。上述のとおりレール2上に載置された状態で用いられるグラインダ保持装置1において、グラインダ3は、平面視でその前後をグラインダ保持装置1の前後に対応させるとともに、研削ディスク14側が下側となる向きで保持される。
グラインダ保持装置1は、グラインダ3を所定の姿勢で保持するグラインダ保持部6と、グラインダ保持装置1をレール2に対して案内移動させるためのガイド部7と、グラインダ保持装置1を移動操作するためのハンドル部8とを備える。これらの装置部分を備えたグラインダ保持装置1は、左右対称に構成されている。以下、グラインダ保持装置1が備える各装置部について説明する。
グラインダ保持部6は、グラインダ保持装置1において、グラインダ3を保持する装置の基部を構成する。グラインダ保持部6は、レール上面2bを研磨するため、グラインダ3を、研削ディスク14が前側かつ下側となる向きで保持する。すなわち、グラインダ保持部6は、グラインダ3を、研削ディスク14の前端部がレール上面2bに接触するように前傾状の姿勢で保持する。したがって、グラインダ保持部6は、研削ディスク14の前端部を下端部として、レール上面2bに対する接触部とし、バッテリ13の後端部を上端部とし、グラインダ3を前下がりの傾斜状の姿勢、つまり前傾状の姿勢で保持する。
このように、本実施形態において、グラインダ保持部6が保持するグラインダ3の所定の姿勢は、研削ディスク14を前下側とする前傾状の姿勢となる。前傾状の姿勢で保持された状態のグラインダ3においては、例えば、側面視における水平方向に対する本体部11の長手方向の傾斜角度α1が約15°となる(図7参照)。ここで、本体部11の長手方向は、例えば、本体部11が内蔵する電動モータの出力軸の軸方向に沿う方向である。
グラインダ保持部6は、平面視でレール2の延設方向に対応する方向(前後方向)を長手方向とする矩形枠状に構成された枠状本体部20を有する。枠状本体部20は、その左右両側の縁部を構成する互いに平行な左右一対の長手辺部21と、前後両側の縁部を構成する互いに平行な前後一対の短手辺部22とを有する。つまり、枠状本体部20は、前後方向に沿って配された左右の長手辺部21と、左右方向に沿って配された前後の短手辺部22とにより、矩形枠状に構成されている。そして、左右の長手辺部21と前後の短手辺部22とにより、平面視で前後方向を長手方向とする略矩形状の開口部23が形成されている。枠状本体部20は、例えばアルミニウム合金等の比較的軽量な金属材料により構成されている。
グラインダ保持部6において、長手辺部21および短手辺部22をなす部分として、水平状に設けられた基部板部25を有する。基部板部25は、平面視で矩形枠状の形状を有する平板状の部分であり、その上面を、水平面に沿う枠状の支持面25aとする。基部板部25において、略矩形状の開口部23が形成されている。すなわち、基部板部25は、左右の長手辺部21を構成する前後方向に長い略帯板状の部分と、前後の短手辺部22を構成する左右方向に長い略帯板状の部分とを有し、これらの略帯板状の部分により、開口部23および平面視枠状の面一の面である支持面25aが形成されている。
また、グラインダ保持部6においては、左右の長手辺部21に、ガード板部26が設けられている。ガード板部26は、基部板部25の左右両縁部から基部板部25に対して直角状に下方に屈曲した帯板状の部分である。つまり、ガード板部26は、左右方向を板厚方向とする鉛直状の板状部分である。したがって、長手辺部21の横断面形状は、「L」字状となる。ガード板部26は、長手辺部21の長手方向の略全体にわたって設けられている。
このような枠状本体部20を有するグラインダ保持部6は、グラインダ3を、枠状本体部20に対して平面視で矩形枠状の外形における枠内に位置させた状態で保持する。すなわち、図9に示すように、グラインダ保持部6に保持された状態のグラインダ3は、平面視において、枠状本体部20の開口部23の開口の範囲内に位置する。開口部23は、平面視においてその開口の範囲内にグラインダ3の少なくとも本体部11の部分を位置させることができる開口寸法を有する。
本実施形態では、図9に示すように、平面視において、グラインダ3は、開口部23の開口の範囲内において、左右中央かつ前側寄りの位置で保持されている。また、平面視において本体部11からはみ出た部分となる研削ディスク14も、平面視において開口部23の開口の範囲内に含まれている。
グラインダ保持部6は、枠状本体部20に対してグラインダ3を支持する。具体的には、グラインダ保持部6は、枠状本体部20の支持面25a上に、所定の支持部を介して、グラインダ3を保持する。グラインダ保持部6は、グラインダ3を保持するための部分として、グラインダ3の前部を支持する前支持部31と、グラインダ3の後部を支持する後支持部32とを有する。
前支持部31は、左右一対の前支持アーム部33を有し、これら左右の前支持アーム部33により、グラインダ3の本体部11を左右両側から挟み込む態様で、本体部11の前部を支持する。前支持アーム部33は、枠状本体部20に支持される第1支持部材としての支持アームプレート34と、支持アームプレート34に支持されグラインダ3の本体部11に係合する第2支持部材としての支持ボルト35とを有する。
支持アームプレート34は、全体として屈曲板状の部材であり、基部板部25に対して平行状となる水平支持板部34aと、水平支持板部34aの先端側から水平支持板部34aに対して直角状に下方に屈曲した垂直支持板部34bとを有する。支持アームプレート34は、水平支持板部34aの垂直支持板部34b側と反対側の部分である略正三角形状の基部を、長手辺部21の前部の上方に位置させ、上下方向を軸方向とする支持軸36により支持軸36の軸回りに水平回動可能に支持されている。
支持アームプレート34は、水平支持板部34aの基部側を左右外側とし、垂直支持板部34b側を左右内側とする向きで設けられている。つまり、支持アームプレート34は、長手辺部21に対する支持部分となる水平支持板部34aの基部から水平支持板部34aを左右内側に延設させ、その水平支持板部34aの延設側の端部に、垂直支持板部34bを有する。
水平支持板部34aは、平面視で略正三角形状をなす基部について、その幅狭の側を左右外側、幅広側を左右内側とし、この左右内側において、前後両端部から左右内側にアーム部34c、34dを延出させている(図4参照)。すなわち、水平支持板部34aは、平面視において、左右内側を開放側とする略「U」字状をなすように切欠部34eを有し、左右内側の部分を前後に二又状に分岐させており、前側の分岐部分を前側のアーム部34cとし、後側の分岐部分を後側のアーム部34dとする。
垂直支持板部34bは、アーム部34c、34dの先端部に繋がり、下方に向けて鉛直状に延出している。垂直支持板部34bは、下側を頂点側とする略正三角形状の板状部分である。垂直支持板部34bは、支持アームプレート34において、水平支持板部34aとともに、切欠部34eによる平面視略矩形状の開口部34fを形成する。支持アームプレート34は、平面視において、垂直支持板部34bを、後側が左右外側、前側が左右内側となる向きに傾斜させるように、基部板部25に支持されている。
支持ボルト35は、支持アームプレート34の垂直支持板部34bを貫通した状態で設けられている。支持ボルト35は、略正三角形状の垂直支持板部34bにおいてその頂点側の部分となる下部を、板面に垂直につまり水平方向に沿って貫通している。支持ボルト35は、垂直支持板部34bの下部に設けられた螺合支持部37に螺挿されている。螺合支持部37は、垂直支持板部34bの両面に設けられたナット等により構成されている。
支持ボルト35は、頭部35a側を左右外側、先端側を左右内側とする向きで、垂直支持板部34bを貫通している。支持ボルト35は、螺合支持部37に対する螺合の作用により、回転することで軸方向に垂直支持板部34bに対して相対移動する。したがって、支持ボルト35は、回転することで、垂直支持板部34bから左右内側への突出量を変化させる。支持ボルト35の軸方向は、上述したような垂直支持板部34bの傾斜により、左右方向に対して、左右内側となる先端側を後側(図4において左側)、左右外側となる頭部35a側を前側(図4において右側)とするように傾斜している。支持ボルト35の軸方向の傾斜の程度は、例えば、平面視において、左右方向(図4における上下方向)に対する傾斜角度β1が約10°となる程度である(図4参照)。
支持ボルト35は、平面視において、頭部35aを、支持アームプレート34の開口部34f内に位置させるように設けられている(図4参照)。開口部34fは、支持ボルト35を回転操作する際の操作スペースを確保するための部分となる。すなわち、支持アームプレート34の開口部34fにより、支持ボルト35の回転操作に際し、支持ボルト35の頭部35aへの上方からのアクセス経路が確保されている。
以上のように構成された前支持アーム部33を左右一対備えた前支持部31は、左右の前支持アーム部33の支持ボルト35を、グラインダ3の本体部11の前部の両側面に設けられた固定用穴15(図1参照)にねじ込むことにより、本体部11の前部を固定支持する。このように、グラインダ3は、その本体部11の前部の左右両側に、枠状本体部20に対して支持アームプレート34を介して支持された支持ボルト35の螺挿を受けることで、強固に固定支持されている。
また、左右の前支持アーム部33間には、アーチ状部材38が架設されている。アーチ状部材38は、グラインダ保持部6に保持された状態のグラインダ3の本体部11の前部の上側を跨ぎ、左右の支持アームプレート34間に架設されている。アーチ状部材38により、左右の支持アームプレート34が互いに連結され、左右の前支持アーム部33による本体部11の前部の支持がサポートされる。
アーチ状部材38は、正面視で略ハット状に形成された屈曲帯板状の部材である。アーチ状部材38は、正面視で略ハット状をなす部分として、左右両端の固定面部38aと、各固定面部38aに対して直角状に屈曲した左右の側面部38bと、左右の側面部38b間を繋ぐ水平状の横架面部38cとを有する。
アーチ状部材38は、両端部の固定面部38aを、支持アームプレート34の後側のアーム部34d上に重ねた状態で、固定ボルト39により支持アームプレート34に固定させている。固定ボルト39は、固定面部38aおよびアーム部34dを貫通し、アーム部34dの下側に設けられた図示せぬナット等に螺合している。
後支持部32は、グラインダ3の本体部11を載せるとともに左右両側から挟み込む態様で、本体部11の後部を支持する。後支持部32は、横架レール部41と、左右一対の挟持体42とを有する。
横架レール部41は、略「コ」字状の横断面形状を有するレール部材が、長手方向を左右方向に沿わせるとともに上側を開放側とする向きで、左右の長手辺部21間に架設されることにより設けられている。横架レール部41は、略「コ」字状の横断面形状をなす部分として、水平面に沿う底面部41aと、この底面部41aに対して上側に直角状に屈曲した部分である前後の側壁部41bとを有する。
横架レール部41を構成するレール部材は、その両端部を、長手辺部21の長手方向の中央部に対して、固定ボルト43により固定させている。横架レール部41を構成するレール部材は、長手辺部21の支持面25a上に載置された状態で固定ボルト43により固定されている。したがって、固定ボルト43は、横架レール部41の底面部41aおよび基部板部25のそれぞれに設けられたボルト孔を上側から貫通した状態で、基部板部25の下側に設けられた図示せぬナット等に螺合している。
挟持体42は、「L」字状をなすように屈曲した板状部材である。挟持体42は、「L」字状をなす板状部分のうちの一方を、横架レール部41の底面部41aに沿う固定面部42aとし、他方を、グラインダ3の本体部11を挟持するための挟持面部42bとする。固定面部42aおよび挟持面部42bは、互いに直角状をなす互いに同幅の略矩形板状の部分である。
挟持体42は、固定面部42aを横架レール部41の底面部41a上に重ね、挟持面部42b側を左右内側とする向きで、横架レール部41上に固定されている。挟持体42は、横架レール部41上に固定された状態において、底面部41aに対して挟持面部42bを垂直状に立設させた態様となる。このため、左右の挟持体42は、それぞれの挟持面部42bを左右方向に互いに対向させる。
挟持体42は、横架レール部41に対して、固定ボルト44により固定されている。固定ボルト44は、挟持体42の固定面部42aおよび横架レール部41の底面部41aのそれぞれに設けられたボルト孔を上側から貫通した状態で、横架レール部41の下側に設けられた図示せぬナット等に螺合している。
このように横架レール部41上に左右一対の挟持体42を有する後支持部32は、横架レール部41の左右中央部にグラインダ3の本体部11を載せるとともに、左右の挟持体42の挟持面部42bにより本体部11を左右両側から挟んだ状態で、本体部11の後部を支持する。言い換えると、後支持部32は、横架レール部41によりグラインダ3の本体部11を下側から支持するとともに、左右の挟持体42により本体部11を左右両側から支持している。
また、後支持部32は、左右の挟持体42の挟持面部42b間の間隔、つまり左右の挟持面部42bによる本体部11の挟持幅の調整ができるように構成されている。このため、挟持体42は、横架レール部41をガイドレールとして、横架レール部41に対して左右方向にスライド可能に設けられている。つまり、挟持体42は、横架レール部41の底面部41aと略同じ幅寸法を有し、前後の側壁部41b間に挟まれた状態で、向きを維持したまま、底面部41a上を左右方向に摺動可能に設けられている。
そして、横架レール部41上における挟持体42の左右方向の移動を許容するため、挟持体42の固定面部42aに設けられた固定ボルト44貫通用のボルト孔42cは、左右方向を長手方向とする長孔となっている。このような構成により、固定ボルト44を緩めることで、挟持体42が横架レール部41上を左右方向に移動可能となり、ボルト孔42cの長さに応じた範囲内で、挟持体42の左右方向の位置調整が行われる。
以上のように、グラインダ保持部6は、前支持部31および後支持部32によりグラインダ3を支持した状態で、枠状本体部20に対してグラインダ3を前傾状の姿勢で保持する。グラインダ保持部6に保持された状態のグラインダ3は、本体部11の大部分を枠状本体部20よりも上側に位置させるとともに、研磨部12を、枠状本体部20よりも下側に位置させる(図7参照)。ここで、研磨部12の研削ディスク14は、枠状本体部20を構成するガード板部26よりも下方に位置する。
そして、グラインダ保持部6が前支持部31と後支持部32を有する構成において、前支持部31は、グラインダ3の前部を弾性支持する構成を有する。すなわち、前支持部31は、グラインダ3の前部のグラインダ保持部6に対する相対的な上方への移動にともなう上方への力に対する抗力として付勢力を付与する付勢支持部としての弾性支持部50を含む。弾性支持部50は、上記の抗力として弾性力を付与するものであり、弾性部材としてのコイルバネ51と、バネ受け部52とを有する。
コイルバネ51は、上下方向を軸方向とする支持軸36を貫通させた状態で、上下方向を伸縮方向として、支持アームプレート34上に設けられている。コイルバネ51の上端部は、支持軸36の上部において鍔状に設けられた円板状のバネ受け部52に当接している。つまり、コイルバネ51は、支持軸36を貫通させるとともに、支持アームプレート34の基部と、支持軸36に設けられたバネ受け部52との間に挟まれた状態で設けられている。
コイルバネ51の上端を受けるバネ受け部52は、枠状本体部20の長手辺部21において基部板部25に固定された状態で立設された支持軸36に固設されている。一方、コイルバネ51の下端を受ける支持アームプレート34は、支持軸36を軸方向に移動可能に貫通させている。つまり、支持アームプレート34は、支持軸36を貫通させた状態で、枠状本体部20に対して相対的に上下方向に移動可能に設けられている。
ここで、支持アームプレート34の下方への移動は、支持軸36の下部に設けられたストッパ53により規制されている。ストッパ53は、例えば、支持軸36に固設されたナット等により構成されている。そして、コイルバネ51は、支持アームプレート34を下方に付勢する。
このような構成の弾性支持部50によれば、グラインダ3の本体部11の前部の上方への移動にともない、本体部11に螺挿された支持ボルト35を介して、支持アームプレート34がコイルバネ51の付勢力に抗して上方に移動する。すなわち、左右の前支持アーム部33により支持されたグラインダ3の本体部11の前部に対しては、支持ボルト35および支持アームプレート34を介してコイルバネ51による下方への弾性力が作用している。
弾性支持部50に関しては、グラインダ3を保持した状態のグラインダ保持装置1がレール2上にセットされた状態において、コイルバネ51の付勢力が支持アームプレート34および支持ボルト35を介してグラインダ3の本体部11に作用した状態となる。つまり、グラインダ保持装置1のセット状態において、レール上面2bに接触する研削ディスク14は、コイルバネ51による下方への付勢力を受け、レール上面2bに圧接された状態となる。したがって、厳密には、グラインダ保持装置1のセット状態において、支持アームプレート34は、ストッパ53からわずかに浮いた状態となる。
このように、グラインダ3の本体部11の前部は、枠状本体部20に対して支持ボルト35および支持アームプレート34を介して上下方向に相対移動可能に支持されている(図7、矢印B1参照)。つまり、グラインダ3の本体部11の前部を支持する前支持部31において、左右の弾性支持部50によりダンパ機構が構成されている。
ここで、枠状本体部20に対して本体部11の前部と一体的に移動する部分は、本体部11に螺挿された支持ボルト35、これを支持する支持アームプレート34、および左右の支持アームプレート34間に架設されたアーチ状部材38である。そして、枠状本体部20に対して上下方向に相対移動するグラインダ3の本体部11の前部が、左右の弾性支持部50のコイルバネ51により弾性支持されている。
このようなグラインダ3の本体部11の前部の上下動に関し、後支持部32においては、本体部11の上下動が許容されるように、左右の挟持体42によって本体部11の後部が挟持されている。つまり、後支持部32において、左右の挟持体42は、横架レール部41上に載った状態の本体部11の後部の左右の位置ズレを規制する作用を得るためのものであり、本体部11の後部を強固に固定支持するものではない。
ガイド部7は、グラインダ保持部6の下側に設けられ、グラインダ保持部6をレール2に対してレール2の延設方向にスライド移動可能に案内支持する。すなわち、ガイド部7により、グラインダ保持部6が、レール2に対して所定の高さ位置に、レール2の延設方向に沿って平行移動するように支持される。これにより、グラインダ保持装置1が、レール2の延設方向に沿って移動させられる。
ガイド部7は、グラインダ保持部6の下側において複数箇所に設けられる。本実施形態では、ガイド部7は、グラインダ保持部6を構成する枠状本体部20の前端部および後端部それぞれの下側の2箇所に設けられている。なお、ガイド部7は、3箇所以上設けられてもよい。
ガイド部7は、円筒状の車軸55と、車軸55の両端側に設けられた一対の車輪56とを有する。車軸55は、平面視でレール2の延設方向に対応する方向に直交する方向を筒軸方向とする円筒状の部分である。車輪56は、車軸55の筒軸方向の両端部に車軸55と同軸心状に設けられている。
車軸55および左右の車輪56は、車軸55に対して車輪56を拡径部分とする一体の回転体であるガイドローラ57を構成する。ガイドローラ57は、車軸55および車輪56の共通の中心軸を回転軸として、枠状本体部20の下側において回転自在に支持されている。
ガイドローラ57は、枠状本体部20の下側に下方に向けて突設された左右のローラ支持片58により左右両側から支持されている。ローラ支持片58は、側面視で略逆三角形状をなす板状の突片部である。ガイドローラ57は、左右のローラ支持片58の間に位置し、ローラ支持片58の下端部近傍を貫通する軸支部材59により回転自在に支持されている。
前側のガイド部7のガイドローラ57を支持するローラ支持片58は、基部板部25のうち前側の短手辺部22をなす部分の下面に突設されている。また、後側のガイド部7のガイドローラ57を支持するローラ支持片58は、基部板部25のうち後側の短手辺部22をなす部分の下面に突設されている。なお、枠状本体部20をレール2に対して平行状に支持するため、前後のガイドローラ57は、互いに同径であり、また、枠状本体部20に対する被支持位置を互いに同じ高さ位置としている。
ガイドローラ57は、絶縁性を有する材料により構成されている。特に、車軸55は、例えばポリプロピレン等の耐熱性が比較的高く絶縁性を有する樹脂材料により構成される。また、車輪56は、例えば耐熱性が比較的高いゴム材料により構成される。
以上のように前後2箇所に設けられたガイド部7は、車軸55の外周面55aを、レール上面2bに対する接触面とするとともに、一対の車輪56の間にレール2の頭部2aを位置させた状態で、グラインダ保持部6の移動をガイドする。すなわち、グラインダ保持装置1のセット状態において、ガイド部7は、車軸55の外周面55aをレール上面2bに接触させた状態、つまり車軸55をレール2上に載せた状態で、左右の車輪56の内側面をレール2の頭部2aの側面に対向させ、左右の車輪56により、レール2に対するグラインダ保持部6の左右方向の移動を規制する。
これにより、レール2に対するグラインダ保持部6の左右方向の位置ズレが防止され、グラインダ保持装置1のレール2に沿った直進性が確保される。このため、左右の車輪56間の間隔は、レール2の頭部2aの幅に対応して、レール2に対するグラインダ保持部6の左右方向の位置ズレが生じない程度に、頭部2aの幅と略同じ寸法(若干大きい寸法)に設定される。
ハンドル部8は、グラインダ保持部6から立ち上がるように設けられている。本実施形態では、ハンドル部8は、グラインダ保持部6の後端部に設けられている。ハンドル部8は、作業者によって把持される把持部71を有する。
ハンドル部8は、グラインダ保持部6を構成する枠状本体部20に対して垂直状に立設されたフレーム支持部72を有し、側面視で枠状本体部20とともに略「L」字状をなす。フレーム支持部72は、枠状本体部20の左右幅の範囲内に納まる程度の左右幅を有するとともに、正面視で上下方向を長手方向とする矩形状の外形を有し、上下方向および左右方向の各方向に沿った複数の板状部分を有する。フレーム支持部72は、例えばアルミニウム合金等の比較的軽量な金属材料により構成されている。
フレーム支持部72の上側に、把持部71が設けられている。把持部71は、円形状の横断面形状を有する棒状の部分であり、フレーム支持部72上において、左右方向に沿って設けられている。把持部71は、その左右両側をフレーム支持部72に対して突出させており、フレーム支持部72とともに正面視で略「T」字状をなすように設けられている。把持部71のフレーム支持部72からの左右の突出部分71aが、作業者により主に把持される部分となる。
ハンドル部8とグラインダ保持部6との間には、ハンドル部8の補強のため、左右両側に架設アーム75が設けられている。架設アーム75は、直線状の部材であり、互いに直角をなすように設けられたフレーム支持部72と枠状本体部20との角部分に対し、この角部分とともに側面視で直角三角形状をなすように傾斜状に架設されている。
また、ハンドル部8は、グラインダ保持装置1の持ち運びや収納等のために、折り曲げ可能に構成されている。具体的には次のとおりである。ハンドル部8は、グラインダ保持部6の後端部に立設されフレーム支持部72の下部を構成するハンドル基部81と、把持部71を含むハンドル本体部82とを有し、ハンドル本体部82を、ハンドル基部81に対して前側に屈曲させるように構成されている。
ハンドル基部81は、正面視で略正方形状の枠状の部分であり、グラインダ保持部6を構成する枠状本体部20の後側の短手辺部22上に立設されている。ハンドル基部81は、後側の短手辺部22の上面、つまり基部板部25のうち後側の短手辺部22を構成する部分の支持面25a上に、ボルト等の締結具や溶接等により固定されている。
ハンドル本体部82は、ハンドル基部81の上側に設けられている。ハンドル本体部82は、ハンドル基部81と同じ幅であり、ハンドル基部81に対して約2倍の上下長さを有する。ハンドル本体部82は、ハンドル基部81の上側に位置した状態で、ハンドル基部81とともに、フレーム支持部72としての一体的な矩形状の外形をなす。ハンドル本体部82の上縁部に沿って、ハンドル本体部82の上側に把持部71が設けられている。
ハンドル本体部82は、ハンドル基部81に対して前側に回動可能に連結されている。ハンドル本体部82は、フレーム支持部72の前面に設けられた左右2箇所の蝶番83により、ハンドル基部81に対して、前側に回動可能に連結されている。ハンドル基部81がハンドル本体部82に対して前側に回動することで、フレーム支持部72が、その上部を構成するハンドル本体部82を前側に屈曲させた態様となる。
このような構成により、ハンドル部8は、ハンドル基部81およびハンドル本体部82を面一状とし、一体的なフレーム支持部72を枠状本体部20から上方に向けて立ち上げた状態(例えば、図1、図6参照)から、ハンドル本体部82をハンドル基部81に対して前側に略90°をなすように回動させ、フレーム支持部72を側面視で略「L」状に屈曲させた状態(図5、図10参照)となる。前者の状態が、ハンドル部8の使用状態であり、後者の状態が、ハンドル部8の収納状態であって、グラインダ保持装置1の折り畳み状態となる。
すなわち、ハンドル部8は、ハンドル基部81上にハンドル本体部82を立ち上げ、把持部71を所定の被把持位置に位置させ、ハンドル部8として機能する使用状態と、ハンドル本体部82をハンドル基部81に対して前側に回動させた収納状態との両状態間で切替え可能に構成されている。
ハンドル部8の使用状態における把持部71の所定の被把持位置は、グラインダ保持部6の後端部の上方の位置であって、枠状本体部20の基部板部25の支持面25aに対してフレーム支持部72の高さを隔てた高さ位置である。ハンドル部8の使用状態における把持部71の高さ位置は、グラインダ保持装置1において、例えば、ガイド部7の下端から50〜70cm程度の高さ位置である。また、ハンドル部8の収納状態において、上述のとおりフレーム支持部72は前側に略90°屈曲した状態となっており、かかる状態において、ハンドル本体部82は、枠状本体部20と略平行状となっている。
また、ハンドル基部81およびハンドル本体部82は、それぞれ左右の側面部81a、82aを有する。これらの側面部81a、82aは、板厚方向を左右方向とする部分であり、ハンドル部8の使用状態において互いに略面一状となってフレーム支持部72の上下方向の全体にわたる左右の側面部を構成する。
このようなフレーム支持部72の屈曲構造にともない、左右の架設アーム75はその長手方向について伸縮可能に構成されている。具体的には、架設アーム75は、ロック機構部78を介して互いにスライド可能に連結された第1アーム部76および第2アーム部77を有する。第1アーム部76および第2アーム部77は、いずれも板面を左右両側に向けた細長い板状の部材により構成されている。
第1アーム部76の一端部(上端部)は、フレーム支持部72を構成するハンドル本体部82の側面部82aの下部に、軸支部76aにより回動可能に支持されている。第1アーム部76の他端部(下端部)は、ロック機構部78により、第2アーム部77の一端部(上端部)と連結されている。第2アーム部77の他端部(下端部)は、枠状本体部20の長手辺部21の後部において、基部板部25上に設けられた支持突片79に対して軸支部77aにより回動可能に支持されている。
架設アーム75は、ハンドル部8の使用状態において伸びた状態となり(例えば、図1、図6参照)、ハンドル部8の収納状態において縮んだ状態となる(図5、図10参照)。架設アーム75は、伸びた状態および縮んだ状態の各状態で、ロック機構部78によりスライドロックされるように構成されている。また、ハンドル部8の収納状態において、ハンドル基部81に対して直角状に前側に回動したハンドル本体部82の下側への回動は、蝶番83による連結部の係止構造により、あるいは縮んだ状態の左右の架設アーム75の支持により規制される。
また、フレーム支持部72の左右の側面部には、ハンドル部8の使用状態において、ハンドル基部81とその上側のハンドル本体部82とを互いに繋ぎ止めるロック部90が設けられている。ロック部90は、いわゆるパッチン錠(スナップ錠やドローラッチ等とも称される)であり、回動可能に支持されたレバー部91と、レバー部91と連動する掛止部92と、掛止部92が引っかかる係止受部93を有する。本実施形態では、レバー部91および掛止部92が、ハンドル基部81の側面部81aに設けられており、係止受部93が、ハンドル本体部82の側面部82aに設けられている。
ロック部90においては、レバー部91の回動操作をともない、掛止部92が係止受部93に対して係止された状態(ロック状態)と、掛止部92が係止受部93から離脱した状態(非ロック状態)とが切り替えられる。ロック部90により、ハンドル部8の使用状態において、ハンドル本体部82のハンドル基部81に対する前側への回動が規制される。つまり、ハンドル部8の使用状態におけるハンドル基部81とハンドル本体部82の上下方向の連続状態は、左右の架設アーム75、および左右のロック部90により保持される。
以上のように、本実施形態に係るグラインダ保持装置1は、ハンドル部8の前側への屈曲構造により、折り畳み可能に構成されている。
また、ハンドル本体部82の後面側には、側面視で略「コ」字状をなす取手部95が設けられている。取手部95は、ハンドル本体部82の後面側において、上下左右の略中央位置に設けられている。取手部95は、ハンドル部8の収納状態、つまりグラインダ保持装置1の折り畳み状態において上側に位置し、グラインダ保持装置1の持ち運びの際に用いられる。
以上のような構成を備えた本実施形態に係るグラインダ保持装置1によれば、グラインダ保持部6にグラインダ3を保持した状態において、レール研磨装置10が構成される。すなわち、本実施形態に係るレール研磨装置10は、グラインダ保持装置1と、グラインダ保持部6により所定の姿勢で保持されたグラインダ3とを備える。
本実施形態に係るレール研磨装置10の使用態様の一例について説明する。図11に示すように、レール研磨装置10は、前後のガイド部7によりレール2上にグラインダ保持部6を載置支持させた状態でセットされる。レール研磨装置10は、ハンドル部8を把持した作業者5により前後に操作されることで、前後のガイド部7のガイド作用によってレール2に沿って移動させられる。ここで、作業者5は、ハンドル部8を把持することで、通常の歩行姿勢に近い姿勢で、基本的には前方に向けて歩きながらレール研磨装置10を操作する。
レール研磨装置10の作動状態においては、グラインダ保持部6に保持されたグラインダ3の研削ディスク14が回転駆動している。作動状態のレール研磨装置10がレール2に沿って移動させられることで、回転駆動する研削ディスク14によってレール上面2bが研磨され、レール上面2bの錆落としが行われる。ここで、研削ディスク14は、弾性支持部50による付勢力、およびハンドル部8を把持した作業者5による押圧荷重により、所定の荷重をもってレール上面2bに圧接作用する。そして、グラインダ3は、グラインダ保持装置1によりレール2に対して所定の位置に所定の姿勢で保持されることから、レール上面2bに対して研削ディスク14が均一的に作用する。
また、グラインダ3の本体部11の前部が弾性支持部50によって下方に付勢されていることから、研削ディスク14が跳ね上がる等のグラインダ3の挙動が抑制される。レール上面2bに対する研削ディスク14の圧接の強さ(荷重)は、グラインダ保持装置1におけるグラインダ3の保持位置による研削ディスク14の高さ位置と、左右の弾性支持部50のコイルバネ51による付勢力により定まる。
以上のような構成を備えた本実施形態に係るグラインダ保持装置1およびレール研磨装置10によれば、持ち運びや取扱いが容易であり、作業者の負担を軽減することができるとともに、良好な作業性および高い安全性を得ることができ、安価でしかも作業者の経験や熟練度等にかかわらず安定した研磨の仕上がりを得ることができる。
すなわち、本実施形態に係るグラインダ保持装置1およびレール研磨装置10は、電動モータを駆動源とするグラインダ3を保持するものであるため、駆動源としてエンジンを搭載した従来装置と比べて、駆動源の支持構成を簡易かつ軽量に構成することができ、装置全体としても軽量かつコンパクトな構成を容易に実現することができる。このため、持ち運びや取扱いが楽になり、作業の効率化、作業時間の短縮を図ることが可能となる。また、装置が軽くなるため、作業者の腕や腰の負担を軽減することができ、また、作業中に仮に装置を倒したとしても、作業者の怪我等を防ぐことができ、高い安全性を得ることができる。
このように、本実施形態に係るグラインダ保持装置1およびレール研磨装置10によれば、労働災害のリスクを軽減することができ、しかも作業を安全でスムーズに行うことができる。なお、装置の重量に関しては、例えば、エンジンを駆動源とする従来装置が数10キログラム(例えば70kg)であるのに対し、本実施形態に係るレール研磨装置10は、数キログラム(例えば4kg)程度となり、飛躍的な軽量化が達成される。
また、本実施形態に係るグラインダ保持装置1およびレール研磨装置10によれば、駆動源としてエンジンを搭載した従来装置と比べて、騒音を大幅に軽減することができる。このため、周囲の環境に与える影響を小さくすることができ、例えば夜間においても円滑に作業を行うことができる。
また、駆動源がエンジンである場合と比べて、作業現場における装置のトラブルを少なくすることができる。また、装置のメンテナンスは、基本的にはバッテリ13の充電と研削ディスク14の取替えのみである。これらのことから、快適で効率的な作業性を得ることができる。
また、本実施形態に係るグラインダ保持装置1およびレール研磨装置10によれば、駆動源としてエンジンを搭載した従来装置と比べて、コスト面で有利である。装置の費用に関しては、例えば、エンジンを駆動源とする従来装置が数10万円(例えば50万円)であるのに対し、本実施形態に係るレール研磨装置10は、数万円(例えば6万円)程度となり、極めて安価に装置を提供することができる。
さらに、本実施形態に係るグラインダ保持装置1およびレール研磨装置10によれば、作動状態のレール研磨装置10をハンドル部8によってレール2に沿って移動させることだけで、レール上面2bの研磨が行われることから、作業者の経験や熟練度等にかかわらず均一的な研磨の仕上がりを得ることができる。また、ハンドル部8を把持することで、通常の歩行姿勢に近い姿勢で歩きながらレール研磨装置10を操作することができるので、レール2の研磨作業中の作業姿勢の面で作業者の腰等への負担を軽減することができる。
また、本実施形態に係るグラインダ保持装置1において、グラインダ3は、円盤状の研削ディスク14を有し、グラインダ保持部6は、グラインダ3を、研削ディスク14の前端部がレール上面2bに接触するように前傾状の姿勢で保持するものである。このような構成によれば、レール2の表面の研磨作業として、レール上面2bの研磨作業を確実に行うことができ、レール上面2bの錆取りを効果的に行うことができる。
また、本実施形態に係るグラインダ保持装置1においては、グラインダ保持部6は、平面視で矩形枠状に構成された枠状本体部20を有し、この枠状本体部20の枠内にグラインダ3を位置させた状態で保持する。このような構成によれば、枠状本体部20によってその枠内のグラインダ3を保護することができるとともに、外部からの研削ディスク14等に対する接触を防止することができる。これにより、レール2の研磨作業において高い安全性を得ることができる
特に、本実施形態に係るグラインダ保持装置1は、枠状本体部20を構成する左右の長手辺部21においてガード板部26を有する。このような構成によれば、研削ディスク14への接触を効果的に防止することができるとともに、研削ディスク14による研磨粉の飛散を防止することができ、より高い安全性を得ることができる。
また、本実施形態に係るグラインダ保持装置1は、グラインダ保持部6において、グラインダ3の支持部分として前支持部31および後支持部32を有し、前支持部31に、ダンパ機構を構成する弾性支持部50を有する。このような構成によれば、グラインダ3の跳ね上がりを防止しながら、レール上面2bに対する研削ディスク14の圧接荷重を安定させることができ、レール2を傷めることなく、錆落としに適した研磨作用を精度良く安定して得ることができる。
また、前支持部31および後支持部32による支持構成によれば、前支持部31における左右の支持ボルト35の内側への突出量の調整、および後支持部32における左右の挟持体42による挟持幅の調整により、形状やサイズが異なる複数種類のグラインダ3に対応することができる。つまり、市販のディスクグラインダ等が用いられるグラインダ3について高い汎用性を得ることができる。
また、本実施形態に係るグラインダ保持装置1は、ガイド部7として、レール上面2bに接触する車軸55と左右の車輪56とからなるガイドローラ57を有する。このような構成によれば、簡単な構成により、レール2に対する装置の位置決めを容易に行うことができ、グラインダ保持部6を左右の位置ズレを生じさせることなくレール2に沿って円滑に移動させることができる。また、ガイドローラ57を耐熱性の材料により構成することで、レール2の研磨にともなう発熱による影響を受けることなく、ガイド部7による安定したガイド作用を確保することができる。
また、本実施形態に係るグラインダ保持装置1およびレール研磨装置10は、ハンドル部8を収納状態とすることにより折り畳み可能に構成されている。このような構成によれば、装置の持ち運びを容易に行うことが可能となり、装置の収納性を向上させることができる。
以上のように実施形態を用いて説明した本発明に係るグラインダ保持装置およびレール研磨装置は、上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨に沿う範囲で、種々の態様を採用することができる。
上述した実施形態において、グラインダ保持装置1およびレール研磨装置10は、レール上面2bを研磨するために用いられるものであるが、グラインダ保持部6におけるグラインダ3の保持姿勢や向き、あるいは研磨部の構成により、例えば、レール2の頭部2aの側面や、頭部2aと底部2dとの間の横断面縦長の部分2cの側面の研磨に用いることができる。つまり、本発明に係るグラインダ保持装置およびレール研磨装置は、レールの表面の研磨について広く適用可能である。
また、上述した実施形態において、レール上面2bの研磨は、レール2の表面の錆落としを目的としたものであるが、レール2の表面の研磨は、錆落としのほか、例えば、騒音低減のためレール2の表面の凹凸を軽減させること等を目的としても行われる。つまり、本発明に係るグラインダ保持装置およびレール研磨装置によるレールの表面の研磨の目的は特に限定されない。
また、上述した実施形態において、グラインダ保持装置1により保持されるグラインダ3は、電動モータを駆動源とする充電式のディスクグラインダであるが、本発明に係るグラインダの構成は特に限定されない。本発明に係るグラインダとしては、電力供給用のコードを有するものであったり、駆動方式として空気式を採用したものであったりしてもよい。ただし、装置の移動性や作業性の観点からは、発電機が不要であり、またコードレスであること等から、上述した実施形態のように電動モータを有する充電式のディスクグラインダが好ましい。
また、上述した実施形態において、グラインダ3を付勢支持する弾性支持部50は、弾性部材としてコイルバネ51を有する構成であるが、弾性支持部50が弾性力を得るための構成は、特に限定されるものではない。本発明に係る付勢支持部としては、板バネや皿バネ等の他の弾性部材を用いたものであってもよく、また、油圧や空気圧や磁力等により付勢力を生じさせる構成のものであってもよい。
1 グラインダ保持装置(レール研磨用グラインダ保持装置)
2 レール
2a 頭部
2b レール上面
3 グラインダ
6 グラインダ保持部
7 ガイド部
8 ハンドル部
10 レール研磨装置
11 本体部
12 研磨部
14 研削ディスク
20 枠状本体部
31 前支持部
32 後支持部
34 支持アームプレート
35 支持ボルト
41 横架レール部
42 挟持体
50 弾性支持部(付勢支持部)
55 車軸
55a 外周面
56 車軸
71 把持部
81 ハンドル基部
82 ハンドル本体部

Claims (7)

  1. 長手状の本体部と、該本体部の一端側に設けられた研磨部とを有するグラインダを保持し、前記研磨部によりレールの表面を研磨するために用いられるレール研磨用グラインダ保持装置であって、
    前記グラインダを所定の姿勢で保持するグラインダ保持部と、
    前記グラインダ保持部の下側に設けられ、前記グラインダ保持部をレールに対してレールの延設方向にスライド移動可能に案内支持するガイド部と、
    前記グラインダ保持部から立ち上がるように設けられ、作業者によって把持される把持部を有するハンドル部と、を備えた
    ことを特徴とするレール研磨用グラインダ保持装置。
  2. 前記グラインダは、前記研磨部を構成する研磨部材として、前記本体部の前端部の下側に回転駆動するように設けられた円盤状の研削ディスクを有するものであり、
    前記グラインダ保持部は、前記グラインダを、前記研削ディスクの前端部がレールの上面に接触するように前傾状の姿勢で保持する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレール研磨用グラインダ保持装置。
  3. 前記グラインダ保持部は、平面視でレールの延設方向に対応する方向を長手方向とする矩形枠状に構成された枠状本体部を有し、前記グラインダを、前記枠状本体部に対して平面視で矩形枠状の外形における枠内に位置させた状態で保持する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレール研磨用グラインダ保持装置。
  4. 前記グラインダ保持部は、前記グラインダを保持するための部分として、前記グラインダの前部を支持する前支持部と、前記グラインダの後部を支持する後支持部と、を有し、
    前記前支持部は、前記グラインダの前部の前記グラインダ保持部に対する相対的な上方への移動にともなう上方への力に対する抗力として付勢力を付与する付勢支持部を含む
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のレール研磨用グラインダ保持装置。
  5. 前記ガイド部は、
    平面視でレールの延設方向に対応する方向に直交する方向を筒軸方向とする円筒状の車軸と、該車軸の筒軸方向の両端部に前記車軸と同軸心状に設けられた一対の車輪と、を有し、
    前記車軸の外周面を、レールの上面に対する接触面とするとともに、前記一対の車輪の間に前記レールの頭部を位置させた状態で、前記グラインダ保持部の移動をガイドする
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレール研磨用グラインダ保持装置。
  6. 前記ハンドル部は、
    前記グラインダ保持部の後端部に立設されたハンドル基部と、該ハンドル基部の上側に設けられ、前記ハンドル基部に対して前側に回動可能に連結され、前記把持部を含むハンドル本体部と、を有し、
    前記ハンドル基部上に前記ハンドル本体部を立ち上げ、前記把持部を所定の被把持位置に位置させ、前記ハンドル部として機能する使用状態と、前記ハンドル本体部を前記ハンドル基部に対して前側に回動させた収納状態との両状態間で切替え可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のレール研磨用グラインダ保持装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のレール研磨用グラインダ保持装置と、
    前記レール研磨用グラインダ保持装置の前記グラインダ保持部により所定の姿勢で保持された前記グラインダと、を備えた
    レール研磨装置。
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