JP2018070483A - バブルバス組成物 - Google Patents

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【課題】起泡性、泡の持続性、および入浴後の肌の保湿感に優れ、かつ再起泡性にも優れるバブルバス組成物の提供。【解決手段】(a)アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤を5〜30質量%、(b)エチレンオキシドの平均付加モル数が60〜100モルであるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルを0.5〜8質量%、(c)ポリアクリル酸系水溶性高分子を0.01〜1.5質量%、および(d)水を含有するバブルバス組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、起泡性、泡の持続性、および入浴後の肌の保湿感に優れ、かつ再起泡性にも優れるバブルバス組成物に関する。
バブルバスは、浴槽へ投入して、蛇口やシャワー等からの水流(水圧)により泡立てるタイプの入浴剤として従来からよく知られており、入浴時に豊かな泡と芳香を楽しむとともに洗浄や硬水軟化を目的として使用される嗜好性の高い商品である。
バブルバスは、泡による作用効果が特徴であることから、その起泡性や泡の持続性が特に問題となるため、一般的には主成分としてアルキル硫酸エステル塩やアルキルエーテル硫酸エステル塩等が使用されている。また、泡の持続性を高めるために、両性界面活性剤やアルカノールアミド等の非イオン性界面活性剤を添加したバブルバスも開示されている(特許文献1)。
しかしながら、アルキル硫酸エステル塩やアルキルエーテル硫酸エステル塩等は、アミノ酸系界面活性剤と比較すると、洗浄力が強いため、入浴後に肌に刺激やかさつきを感じることがあった。
そこで、アルキルエーテル硫酸エステル塩を使用しながらも、肌に対する刺激を抑制する成分としてレシチン及び/又はレシチン改質物を配合したバブルバス用入浴剤(特許文献2)や、多価アルコールを多量に使用することにより、入浴後のかさつきを改善するバブルバス組成物(特許文献3)が提案されている。
しかしながら、これらバブルバス組成物は、肌に対する刺激を抑制する成分や多量の保湿成分が泡立ちや泡の持続性を低下させてしまうため、結果的にアルキルエーテル硫酸エステル塩を大量に配合しなければならず、入用後の肌への刺激やかさつきを抑制する効果は満足のいくものではなかった。
そこで、アルキル硫酸エステル塩やアルキルエーテル硫酸エステル塩等よりも肌への作用が緩和であるアミノ酸系界面活性剤を主成分として使用したバブルバスの開発が進んでいる。
例えば特許文献4には、泡立ちが良く、入浴後の肌のかさつきのないバブルバスとして、N−ラウロイル−L−アスパラギン酸ナトリウム等のアミノ酸系界面活性剤、エチレンオキシドの平均付加モル数が6モルであるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル等のノニオン性界面活性剤、モンモリロナント等の水膨潤性粘土鉱物、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のアニオン性ポリマー、プロピレングリコール等の多価アルコールを組み合わせた液体浴用剤組成物が開示されている。
近年、ライフスタイルの多様化に伴い、家族一人一人の行動が別々になり、入浴する時間帯も個々で異なる家庭は少なくない。そのため、一人がバブルバスを使用して豊富な泡を発生させても、次の人が入浴する際には全て消泡してしまう場合がある。
また、一般に180〜200Lのお湯に対して、20〜40mLの使用を推奨するバブルバスが多い。即ちバブルバスを低濃度で使用することとなるために、消泡後に再度起泡させることは難しく、強い攪拌が必要であった。上述のバブルバス組成物では初期の泡立ちや泡の持続性については種々改善はなされてきたが、再起泡性については不十分であった。そのため、強い攪拌を必要とせず、シャワーのような水圧により、再度十分に泡立てることが可能なバブルバス組成物を提供することが望まれていた。
特開平3−284619号公報 特開平11−292754号公報 特開平8−319227号公報 特開2015−143219号公報
本発明は、起泡性、泡の持続性、および入浴後の肌の保湿感に優れ、かつ再起泡性にも優れるバブルバス組成物の提供を目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤、特定のポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル、ポリアクリル酸系水溶性高分子、および水をそれぞれ所定量含有するバブルバス組成物が上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(a)アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤を5〜30質量%、(b)エチレンオキシドの平均付加モル数が60〜100モルであるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルを0.5〜8質量%、(c)ポリアクリル酸系水溶性高分子を0.01〜1.5質量%、および(d)水を含有するバブルバス組成物である。
本発明のバブルバス組成物によれば、起泡性、泡の持続性、および入浴後の肌の保湿感に優れ、かつ再起泡性にも優れるという効果が得られる。
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明のバブルバス組成物は、下記の(a)、(b)、(c)および(d)の各成分を含有する。以下、(a)成分から順次説明する。
〔(a)成分:アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤〕
本発明のバブルバス組成物に用いられる(a)成分は、アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤である。かかるアシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤としては、例えば、「1級〜3級のアミノ基とカルボン酸又はスルホン酸とを同一分子内に含有する化合物」と「脂肪酸」とのアシル化物が挙げられ、このアシル化物は例えばアシル化剤として脂肪酸クロライドを用いたショッテン・バウマン反応等によって製造される。
「1級〜3級のアミノ基とカルボン酸又はスルホン酸とを同一分子内に含有する化合物」としては、例えば、抽出法や発酵法で得られる天然の酸性又は中性アミノ酸や、合成法や酵素法で得られる合成の酸性又は中性アミノ酸が挙げられる。
酸性又は中性アミノ酸の具体例としては、例えば、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、タウリン、メチルタウリン、ザルコシン(N−メチルグリシン)、β- アラニン等が挙げられ、これらにはそれぞれL体、D体、ラセミ体が存在しうるが、これらのいずれをも使用することができる。
「脂肪酸」としては、直鎖又は分岐の飽和又は不飽和脂肪酸を1種又は2種以上用いることができ、また混合脂肪酸を用いることもできる。脂肪酸におけるアシル基の炭素数は、特に限定されないが、通常8〜18であり、好ましくは8〜16、特に好ましくは8〜14、更に好ましくは12である。炭素数が小さすぎる場合は泡の持続性が不十分となるおそれがあり、炭素数が大きすぎる場合は起泡性が低下するおそれがある。
かかる脂肪酸におけるアシル基としては、例えば、カプロイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オレオイル基、ヤシ油脂肪酸アシル基、パーム核油脂肪酸アシル基などが挙げられ、好ましくは、カプロイル基、ラウロイル基、ヤシ油脂肪酸アシル基である。
上記酸性又は中性アミノ酸と脂肪酸とのアシル化物であるアシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤としては、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アシルメチルタウリン塩、アシルタウリン塩、アシルメチル−β−アラニン又はその塩、アシル−β−アラニン又はその塩、アシルグルタミン酸又はその塩、アシルグリシン又はその塩、アシルアスパラギン酸又はその塩、アシルザルコシン又はその塩などが挙げられる。これらの中で、アシルメチルタウリン塩、アシルメチル−β−アラニン又はその塩、アシルグルタミン酸又はその塩、アシルグリシン塩が好ましく、特に好ましくはアシルメチルタウリン塩である。
前記塩としては、特に限定されるものではなく、アルカリ金属塩、アルカノールアミン塩などが挙げられる。前記アルカリ金属塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩などが挙げられ、前記アルカノールアミン塩としては、例えば、モノエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩などが挙げられる。起泡性、泡の持続性を高めるためには、アルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩が特に好ましい。
(a)成分として、これらの中から1種または2種以上を用いることができる。
また、アシル基がラウロイル基および/またはヤシ油脂肪酸アシル基であるアシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤(a−1)と、アシル基がカプロイル基であるアシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤(a−2)とを組み合わせて用いる方が、起泡性、泡の持続性、再起泡性の点から好ましい。その場合、(a−1)/(a−2)の含有量比は、好ましくは2〜10であり、特に好ましくは3〜6である。
なお、アシル基がヤシ油脂肪酸アシル基であるアシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤(a−1)には、アシル基がカプロイル基であるアシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤が含まれ得るが、アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤(a−1)に含まれ得る、アシル基がカプロイル基であるアシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤の含有量は、(a−1)/(a−2)の含有量比における(a−2)の含有量に含めないものとする。
本発明のバブルバス組成物における(a)成分の含有量は、バブルバス組成物全量中、5〜30質量%であり、好ましくは10〜25質量%、特に好ましくは15〜20質量%である。含有量が少なすぎる場合は起泡性、泡の持続性、再起泡性が低下するおそれがあり、含有量が少なすぎる場合は入浴後の肌の保湿感が低下するおそれがある。
〔(b)成分:エチレンオキシドの平均付加モル数が60〜100モルであるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル
本発明のバブルバス組成物に用いられる(b)成分は、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルであり、ソルビトール又はソルビタンとラウリン酸とのモノエステルであるソルビタン脂肪酸エステルに、エチレンオキシドを所定量付加させたノニオン性界面活性剤である。エチレンオキシドの平均付加モル数は60〜100モルであり、好ましくは65〜95モル、特に好ましくは70〜90モルである。
かかるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルの具体的な市販品としては、例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル(80E.O.)(日油株式会社製の「ノニオンLT−280」)等が挙げられる。(b)成分として、これらの中から1種または2種以上を用いることができる。
本発明のバブルバス組成物における(b)成分の含有量は、バブルバス組成物全量中、0.5〜8質量%であり、好ましくは1.5〜6質量%、特に好ましくは3〜4質量%である。含有量が少なすぎる場合は起泡性や泡の持続性が低下するおそれがあり、含有量が少なすぎる場合は再起泡性が低下するおそれがある。
〔(c)成分:ポリアクリル酸系水溶性高分子〕
本発明で用いる(c)成分はポリアクリル酸系水溶性高分子であり、例えば(c−1)アクリル酸および/またはメタクリル酸・アクリル酸および/またはメタクリル酸アルキル共重合体、(c−2)ポリ(メタ)アクリル酸、ならびに(c−3)アクリル酸・アクリロイルジメチルタウリン共重合体から選ばれる1種又は2種以上のポリアクリル酸系水溶性高分子を用いることができる。
好適な(c)成分として、泡の持続性、入浴後の肌の保湿感を付与する観点から、(c−1)アクリル酸および/またはメタクリル酸・アクリル酸および/またはメタクリル酸アルキル共重合体を用いることが好ましい。
なお、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸又はメタクリル酸を表す。
(c−1):アクリル酸および/またはメタクリル酸・アクリル酸アルキルおよび/またはメタクリル酸アルキル共重合体は、アクリル酸および/ またはメタクリル酸と、アクリル酸アルキルおよび/ またはメタクリル酸アルキルとの共重合体である。ここで、アルキル基の炭素数は1〜30であり、好ましくは1〜5である。
具体的には、カーボポール AQUA SF−1ポリマー、カーボポールETD2020、カーボポール1382、ペムレンTR−1(以上、Lubrizol Advanced Materials社製)、AQUPEC HV−501ER(住友精化株式会社製)などの市販品を使用することができ、中でもカーボポール AQUA SF−1ポリマーを使用することが好ましい。
(c−2):ポリ(メタ)アクリル酸としては、アクリル酸またはメタクリル酸を構成モノマーとして含有するポリマーをアリル基で架橋した架橋型ポリ(メタ)アクリル酸であるカルボキシビニルポリマーが好ましい。具体的には、カーボポール940、カーボポール941、カーボポール980、カーボポール981(以上、Lubrizol Advanced Materials社製)、AQUPEC HV−505E(住友精化株式会社製)、シンタレン(和光純薬工業株式会社製)などの市販品を使用することができる。
(c−3):アクリル酸・アクリロイルジメチルタウリン共重合体としては、例えば、アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体、ポリアクリルアミド、アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体、アクリルアミド・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体などが挙げられる。
具体的には、アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体を含有する市販品として、SIMULGEL NSなどが挙げられ、アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体を含有する市販品として、SIMULGEL EGやSIMULGEL EPG(以上、SEPPIC社製)などが挙げられる。
これらポリアクリル酸系水溶性高分子は塩であっても良い。ポリアクリル酸系水溶性高分子の塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン由来のアンモニウム;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸を塩基とする塩が挙げられる。なお、これらの塩は前記のポリマーと前記の塩との中和により得られる。
本発明のバブルバス組成物における(c)成分の含有量は、バブルバス組成物全量中、0.01〜1.5質量%であり、好ましくは0.1〜1質量%、特に好ましくは0.3〜0.6質量%である。含有量が少なすぎる場合は泡の持続性、入浴後の肌の保湿感、再起泡性が低下するおそれがあり、含有量が少なすぎる場合はバブルバス組成物の浴湯への溶解性が低下し、起泡性が低下するおそれがある。
〔(d)成分:水〕
本発明で用いる(d)成分は水であり、蒸留水やイオン交換水等の精製水を好ましく用いることができる。
本発明における(d)成分は、(a)成分〜(d)成分、更に場合により他の成分の合計量が100質量%となるように、残部として含有させる。(d)成分の含有量は、好ましくは60.5〜94.49質量%、特に好ましくは68〜88.4質量%、更に好ましくは75.4〜81.7質量%である。
本発明のバブルバス組成物は常法により調製することができるが、(a)成分および(b)成分の混合物と、予め水に分散した(c)成分および水の混合物のそれぞれを調製した後、それらを混ぜ合わせて調製することが好ましい。
本発明のバブルバス組成物には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上記必須成分の他に、一般に化粧料に配合され得る成分を目的に応じて適宜配合してもよい。例えば、上記以外の界面活性剤、紫外線吸収剤、ガム質、天然水溶性化合物およびその誘導体、防腐剤、殺菌剤、キレート剤、酸化防止剤、pH調整剤、動植物由来の天然エキス、着色剤、香料などを配合することも可能である。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、以下の「%」は「質量%」を意味する。
〔実施例1〜5、および比較例1〜8〕
バブルバス組成物として、表1に示す組成物を通常の方法に従い調製し、下記(1)〜(4)の方法により評価を行った。その結果を表1に示す。
Figure 2018070483
なお、表中の記号は下記の商品を示す。
※1:「ダイヤポンK−SF」(日油株式会社製)
※2:「ソフティルトAS−L」(日油株式会社製)
※3:「ダイヤポンHF−SF」(日油株式会社製)
※4:「ノニオンLT−280」(日油株式会社製)
※5:「カーボポール AQUA SF−1ポリマー」(ルーブリゾール・アドバンスト・マテリアルズ社製)
※6:「AQUPEC HV−505E」(住友精化株式会社製)(カルボキシビニルポリマー)(0.5%水溶液(pH=5.5)粘度190Pa・s)
※7:「SIMULGEL NS」(SEPPIC社製)(アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体を含有する市販品)
表1中の数字は「SIMULGEL NS」に含まれるアクリル酸ヒドロキシエチルとアクリロイルジメチルタウリンナトリウムとの共重合体としての含有量を表す。
※8:HECダイセルSE900(ダイセル化学工業株式会社製)(ヒドロキシエチルセルロース)
※9:DOCQUAT10(DOC Japan株式会社製)(ポリクオタニウム−10)
ヒドロキシエチルセルロースに3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム又は塩化グリシジルトリメチルアンモニウムを反応させて得られるカチオン性のポリマー。
(1)起泡性
試料濃度0.1%の水溶液を調製してロスマイルス法により、40℃で投入直後と20分後の泡高さを測定した。投入直後の泡高さが110mm以上のものを泡立ちの良好なバブルバス組成物であると評価した。
(2)泡の持続性
試料濃度0.1%の水溶液を調製してロスマイルス法により、40℃で投入直後と5分後の泡高さを測定した。次の式より求められる泡の持続率が90%以上のものを泡の持続性が良好なバブルバス組成物であると評価した。
泡の持続率(%)=[(5分後の泡高さ)/(試料投入直後の泡高さ)]×100
(3)入浴後の保湿感
20名の女性(20才〜35才)をパネラーとし、バブルバス組成物を使用して入浴した後の感触について下記の基準で評価した。
なお、バブルバス組成物の使用方法としては、落し湯が落ちる浴槽の底に、調製したバブルバス組成物25mlを配置し、落し湯によりバブリングさせながら浴湯を180リットル溜めて使用する方法を用いた。
2点:入浴後に肌がしっとりすると感じた場合。
1点:入浴後に肌がややしっとりすると感じた場合。
0点:入浴後の肌がしっとりしないと感じた場合。
20名のパネラーの合計値を求めて、下記の基準で評価して、表1中に表示した。
◎:合計点が35点以上:入浴後の保湿感が非常に高いバブルバス組成物である。
○:合計点が25点以上35点未満:入浴後の保湿感が高いバブルバス組成物である。
△:合計点が15点以上25点未満:入浴後の保湿感がやや高いバブルバス組成物である。
×:15点未満:入浴後の保湿感に欠けるバブルバス組成物である。
(4)再起泡性
バブルバス組成物を使用して入浴し、全ての泡が完全に消泡した後に、5分間シャワーの水圧により泡立てて、泡の状態を目視により確認し、下記の基準で評価した。
なお、バブルバス組成物の使用方法としては、落し湯が落ちる浴槽の底に、調製したバブルバス組成物25mlを配置し、落し湯によりバブリングさせながら浴湯を180リットル溜めて使用する方法を用いた。
◎:始めに起泡した量と比較して50%以上の泡が復元している場合。
○:始めに起泡した量と比較して20%以上50%未満の泡が復元している場合。
△:始めに起泡した量と比較して20%未満の泡が復元している場合。
×:泡が復元しない場合。
表1に示す実施例1〜6の結果から、本発明のバブルバス組成物は、いずれも起泡性、泡の持続性、および入浴後の肌の保湿感に優れ、かつ再起泡性にも優れることが理解できる。
一方、比較例1〜9では十分な性能が得られていない。
具体的には、比較例1では、(a)成分が配合されておらず、POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムが配合されており、起泡性や泡の持続性は良いものの、入浴後の保湿感と再起泡性が不十分である。
比較例2では、(b)成分の含有量が本発明規定の上限値を超えていることから、泡の持続性と再起泡性が不十分である。
比較例3では、(b)成分が配合されていないことから、起泡性や泡の持続性は不十分であり、再起泡性は得られていない。
比較例4〜6では、(b)成分が配合されておらず、モノラウリン酸POE(20)ソルビタン、モノオレイン酸POE(20)ソルビタン、テトラオレイン酸POE(60)ソルビットがそれぞれ配合されており、泡の起泡性と入浴後の保湿感は良いものの、泡の持続性は不十分であり、再起泡性についても不十分であるか、もしくは得られていない。
比較例7では、(c)成分が配合されていないことから、泡の持続性と入浴後の保湿感が不十分であり、再起泡性は得られていない。
比較例8〜9では、(c)成分が配合されておらず、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリクオタニウム−10がそれぞれ配合されており、起泡性は良いものの、泡の持続性と入浴後の保湿感は不十分であり、再起泡性についても不十分であるか、もしくは得られていない。

Claims (1)

  1. (a)アシルアミノ酸系アニオン性界面活性剤を5〜30質量%、
    (b)エチレンオキシドの平均付加モル数が60〜100モルであるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルを0.5〜8質量%、
    (c)ポリアクリル酸系水溶性高分子を0.01〜1.5質量%、および
    (d)水
    を含有するバブルバス組成物。
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