JP2003055192A - 浴用の泡形成性化粧用組成物 - Google Patents
浴用の泡形成性化粧用組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入浴時間を通じて泡が長持ちする泡形成性化
粧品用組成物を提供する。 【解決手段】 浴槽に添加するための泡形成性の化粧用
組成物において、化粧的に許容可能な水性媒体に、少な
くとも、（ａ）組成物の全重量に対して１８から５０重
量％の、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、アンモ
ニウム、トリエタノールアミンまたはイソプロパノール
アミン何れかのラウリルエーテル硫酸塩、または、これ
らの混合物と、（ｂ）組成物の全重量に対して０．０１
から２重量％の、（ｉ）アルカノールアミド、（ｉｉ）
３０から２００モルのエチレンオキシドを含有するポリ
オキシエチレン化脂肪アルコールまたはアルコールエー
テルまたはエステルから選択される粘稠剤を含有せし
め、両性またはカチオン性界面活性剤を含まない組成物
とする。
粧品用組成物を提供する。 【解決手段】 浴槽に添加するための泡形成性の化粧用
組成物において、化粧的に許容可能な水性媒体に、少な
くとも、（ａ）組成物の全重量に対して１８から５０重
量％の、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、アンモ
ニウム、トリエタノールアミンまたはイソプロパノール
アミン何れかのラウリルエーテル硫酸塩、または、これ
らの混合物と、（ｂ）組成物の全重量に対して０．０１
から２重量％の、（ｉ）アルカノールアミド、（ｉｉ）
３０から２００モルのエチレンオキシドを含有するポリ
オキシエチレン化脂肪アルコールまたはアルコールエー
テルまたはエステルから選択される粘稠剤を含有せし
め、両性またはカチオン性界面活性剤を含まない組成物
とする。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、浴槽に添加するた
めの泡形成性の化粧用組成物であって、化粧的に許容す
ることができる水性媒体に、少なくとも、（ａ）組成物
の全重量に対して１８から５０重量％の、ナトリウム、
カリウム、マグネシウム、アンモニウム、トリエタノー
ルアミンまたはイソプロパノールアミン何れかのラウリ
ルエーテル硫酸塩、または、これらの混合物と、（ｂ）
組成物の全重量に対して０．０１から２重量％の、
（ｉ）アルカノールアミド、（ｉｉ）３０から２００モ
ルのエチレンオキシドを含有するポリオキシエチレン化
脂肪アルコールまたはアルコールエーテルまたはエステ
ルから選択される粘稠剤を含み、両性またはカチオン性
界面活性剤を含まない組成物に関する。
めの泡形成性の化粧用組成物であって、化粧的に許容す
ることができる水性媒体に、少なくとも、（ａ）組成物
の全重量に対して１８から５０重量％の、ナトリウム、
カリウム、マグネシウム、アンモニウム、トリエタノー
ルアミンまたはイソプロパノールアミン何れかのラウリ
ルエーテル硫酸塩、または、これらの混合物と、（ｂ）
組成物の全重量に対して０．０１から２重量％の、
（ｉ）アルカノールアミド、（ｉｉ）３０から２００モ
ルのエチレンオキシドを含有するポリオキシエチレン化
脂肪アルコールまたはアルコールエーテルまたはエステ
ルから選択される粘稠剤を含み、両性またはカチオン性
界面活性剤を含まない組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】浴槽の湯を泡立たせるために、泡立ちを
目的とした化粧製品を添加することが行われている。こ
の種の製品は一般に、「泡形成入浴剤」と呼ばれてい
る。需要者の要求にかなうためには、泡形成入浴剤は、
大量の泡を形成し、形成された泡は入浴時間を通じて、
一般的に２０分間は、減少を最小限に押えて持続するこ
とが必要である。
目的とした化粧製品を添加することが行われている。こ
の種の製品は一般に、「泡形成入浴剤」と呼ばれてい
る。需要者の要求にかなうためには、泡形成入浴剤は、
大量の泡を形成し、形成された泡は入浴時間を通じて、
一般的に２０分間は、減少を最小限に押えて持続するこ
とが必要である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在知られて
いる泡形成入浴剤の殆どは入浴の最初の時点では十分な
泡を形成するが、一般的に、２０分間の入浴が終了する
まで十分な量の泡を維持することができない。浴槽内の
泡の低下は急激で、入浴の終了までに泡は消滅してしま
っている。
いる泡形成入浴剤の殆どは入浴の最初の時点では十分な
泡を形成するが、一般的に、２０分間の入浴が終了する
まで十分な量の泡を維持することができない。浴槽内の
泡の低下は急激で、入浴の終了までに泡は消滅してしま
っている。
【０００４】現在最もよく使用されている泡形成入浴剤
は、例えばラウリルエーテル硫酸塩からなるアニオン性
界面活性剤と、両性又はカチオン性界面活性剤とを含む
ものである。この種の泡形成入浴剤は、入浴中の泡の持
続性が極めて不十分である。
は、例えばラウリルエーテル硫酸塩からなるアニオン性
界面活性剤と、両性又はカチオン性界面活性剤とを含む
ものである。この種の泡形成入浴剤は、入浴中の泡の持
続性が極めて不十分である。
【０００５】本発明は上述の課題を解決することを目的
とする。本出願人は、泡の高さ（起泡性）が驚くほど高
くて、入浴時間を通じて十分持続性のある泡を形成する
ことができる新規な泡形成入浴剤組成物を発見した。更
に、当該組成物からなる泡形成入浴剤製品は、やわらか
く、滑りがよく、洗い落としが容易で、粘着性が無く、
皮膚に優しいものである。
とする。本出願人は、泡の高さ（起泡性）が驚くほど高
くて、入浴時間を通じて十分持続性のある泡を形成する
ことができる新規な泡形成入浴剤組成物を発見した。更
に、当該組成物からなる泡形成入浴剤製品は、やわらか
く、滑りがよく、洗い落としが容易で、粘着性が無く、
皮膚に優しいものである。
【０００６】上記の発見が本発明の基礎である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
浴槽に添加するための泡形成性の化粧用組成物であっ
て、化粧的に許容することができる水性媒体に、少なく
とも、（ａ）組成物の全重量に対して１８から５０重量
％の、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、アンモニ
ウム、トリエタノールアミンまたはイソプロパノールア
ミン何れかのラウリルエーテル硫酸塩、または、これら
の混合物と、（ｂ）組成物の全重量に対して０．０１か
ら２重量％の、（ｉ）アルカノールアミド、（ｉｉ）３
０から２００モルのエチレンオキシドを含有するポリオ
キシエチレン化脂肪アルコールまたはアルコールエーテ
ルまたはエステルから選択される粘稠剤（viscosity ag
ent）を含み、両性またはカチオン性界面活性剤を含ま
ない組成物を含む組成物に関するものである。
浴槽に添加するための泡形成性の化粧用組成物であっ
て、化粧的に許容することができる水性媒体に、少なく
とも、（ａ）組成物の全重量に対して１８から５０重量
％の、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、アンモニ
ウム、トリエタノールアミンまたはイソプロパノールア
ミン何れかのラウリルエーテル硫酸塩、または、これら
の混合物と、（ｂ）組成物の全重量に対して０．０１か
ら２重量％の、（ｉ）アルカノールアミド、（ｉｉ）３
０から２００モルのエチレンオキシドを含有するポリオ
キシエチレン化脂肪アルコールまたはアルコールエーテ
ルまたはエステルから選択される粘稠剤（viscosity ag
ent）を含み、両性またはカチオン性界面活性剤を含ま
ない組成物を含む組成物に関するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明に基づく組成物において
は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、アンモニウ
ム、トリエタノールアミンまたはイソプロパノールアミ
ン何れかのラウリルエーテル硫酸塩、または、これらの
混合物は、組成物の全重量に対して１８から３５重量％
含まれるのが好ましい。本発明においては、ラウリルエ
ーテル硫酸ナトリウムを使用するのが好ましい。
は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、アンモニウ
ム、トリエタノールアミンまたはイソプロパノールアミ
ン何れかのラウリルエーテル硫酸塩、または、これらの
混合物は、組成物の全重量に対して１８から３５重量％
含まれるのが好ましい。本発明においては、ラウリルエ
ーテル硫酸ナトリウムを使用するのが好ましい。
【０００９】本発明に基づく組成物では、増粘剤は、組
成物の全重量に対して０．１から１．５重量％の濃度で
含まれるのが好ましい。
成物の全重量に対して０．１から１．５重量％の濃度で
含まれるのが好ましい。
【００１０】３０から２００モルのエチレンオキシドを
含有するポリオキシエチレン化脂肪アルコールとして、
ニッコール社（Nikkol）がNIKKOL BC-30TX tの名称（登
録商標）で販売している製品のようなオキシエチレン
（３０ＯＥ）化セチルアルコール、ニッコール社（Nikk
ol）がNIKKOL BO-50の名称（登録商標）で販売している
製品のようなオキシエチレン（５０ＯＥ）化オレイルア
ルコール、ニッコール社（Nikkol）がNIKKOL BB-30の名
称（登録商標）で販売している製品のようなオキシエチ
レン（３０ＯＥ）化ベヘニルアルコール、ユニクマ社
（Uniquema）がBRIJ700の名称（登録商標）で販売して
いる製品のようなオキシエチレン（１００ＯＥ）化ステ
アリルアルコールを例示することができる。
含有するポリオキシエチレン化脂肪アルコールとして、
ニッコール社（Nikkol）がNIKKOL BC-30TX tの名称（登
録商標）で販売している製品のようなオキシエチレン
（３０ＯＥ）化セチルアルコール、ニッコール社（Nikk
ol）がNIKKOL BO-50の名称（登録商標）で販売している
製品のようなオキシエチレン（５０ＯＥ）化オレイルア
ルコール、ニッコール社（Nikkol）がNIKKOL BB-30の名
称（登録商標）で販売している製品のようなオキシエチ
レン（３０ＯＥ）化ベヘニルアルコール、ユニクマ社
（Uniquema）がBRIJ700の名称（登録商標）で販売して
いる製品のようなオキシエチレン（１００ＯＥ）化ステ
アリルアルコールを例示することができる。
【００１１】３０から２００モルのエチレンオキシドを
含むポリオキシエチレン化脂肪アルコールのエーテルと
して、一般式Ｒ-(ＯＣＨ２ＣＨ２)ｎ-ＯＲ’で表わすこ
とができる化合物を使用するのが好ましい。ここで、Ｒ
はＣ１０−Ｃ３０のアルキル基、Ｒ’はヒドロキシル基
で置換されたＣ１０−Ｃ３０のアルキル基、ｎは３０か
ら約１００の範囲の整数である。この種の化合物の内の
特に好ましいものは、アクゾ社（AKZO）の製品名ELFACO
S GT 282 S（登録商標）であるが、これは、Ｒ-(ＯＣＨ
２ＣＨ２)ｎ-ＯＲ’で表わされた一般式において、Ｒが
Ｃ１６−Ｃ１８のアルキル基、Ｒ’がＣ１４ＯＨのアル
キル基、ｎは６０である。当該製品は、ＣＴＦＡ辞典に
従って、CETEARETH 60 MYRISTYL GLYCOLあるいはHYDROG
ENATED TALLOWETH 60 MYRISTYL GLYCOLの名称で呼ばれ
るのが一般的である。
含むポリオキシエチレン化脂肪アルコールのエーテルと
して、一般式Ｒ-(ＯＣＨ２ＣＨ２)ｎ-ＯＲ’で表わすこ
とができる化合物を使用するのが好ましい。ここで、Ｒ
はＣ１０−Ｃ３０のアルキル基、Ｒ’はヒドロキシル基
で置換されたＣ１０−Ｃ３０のアルキル基、ｎは３０か
ら約１００の範囲の整数である。この種の化合物の内の
特に好ましいものは、アクゾ社（AKZO）の製品名ELFACO
S GT 282 S（登録商標）であるが、これは、Ｒ-(ＯＣＨ
２ＣＨ２)ｎ-ＯＲ’で表わされた一般式において、Ｒが
Ｃ１６−Ｃ１８のアルキル基、Ｒ’がＣ１４ＯＨのアル
キル基、ｎは６０である。当該製品は、ＣＴＦＡ辞典に
従って、CETEARETH 60 MYRISTYL GLYCOLあるいはHYDROG
ENATED TALLOWETH 60 MYRISTYL GLYCOLの名称で呼ばれ
るのが一般的である。
【００１２】３０から２００モルのエチレンオキシドを
含むポリオキシエチレン化脂肪エステルとして、例えば
エトックス社（Ethox）がETHOX PEG 6000 Dibehenateの
名称（登録商標）で販売しているＰＥＧ−１５０ジベヘ
ネート（ＣＴＦＡ名）、例えばガットフォス社（Gattef
osse）がSTEARATE 6000 WL1644の名称（登録商標）で販
売しているポリエチレングリコール（１２０ＯＥ）のパ
ルミトステアレート、例えばユニクマ社（Uniquema）が
MYRJ 52の名称（登録商標）で販売しているポリエチレ
ングリコール（４０ＯＥ）のステアレートを例示するこ
とができる。特に、アクゾ社（AKZO）がKESSCO PEG 600
0 DSの名称（登録商標）で販売しているものや、ユニク
マ社（UNIQUEMA）がATLAS G-1821 Vの名称（登録商標）
で販売しているものや、シーピー ホール社（CP HALL
COMPANY）がEMULVISの名称（登録商標）で販売している
ポリエチレングリコール１５０ＯＥのジステアレート
（ＣＴＦＡ名：ＰＥＧ−１５０ジステアレート）を使用
するのが好ましい。
含むポリオキシエチレン化脂肪エステルとして、例えば
エトックス社（Ethox）がETHOX PEG 6000 Dibehenateの
名称（登録商標）で販売しているＰＥＧ−１５０ジベヘ
ネート（ＣＴＦＡ名）、例えばガットフォス社（Gattef
osse）がSTEARATE 6000 WL1644の名称（登録商標）で販
売しているポリエチレングリコール（１２０ＯＥ）のパ
ルミトステアレート、例えばユニクマ社（Uniquema）が
MYRJ 52の名称（登録商標）で販売しているポリエチレ
ングリコール（４０ＯＥ）のステアレートを例示するこ
とができる。特に、アクゾ社（AKZO）がKESSCO PEG 600
0 DSの名称（登録商標）で販売しているものや、ユニク
マ社（UNIQUEMA）がATLAS G-1821 Vの名称（登録商標）
で販売しているものや、シーピー ホール社（CP HALL
COMPANY）がEMULVISの名称（登録商標）で販売している
ポリエチレングリコール１５０ＯＥのジステアレート
（ＣＴＦＡ名：ＰＥＧ−１５０ジステアレート）を使用
するのが好ましい。
【００１３】アルカノールアミドとして、オルブライト
・アンド・ウィルソン社（ALBRIGHT& WILSON）がEMPILA
N CISの名称（登録商標）で販売しているものや、ゴー
ルドシュミット社（GOLDSCHMIDT）がREWOMID V3202の名
称（登録商標）で販売しているCOCAMIDE MIPA（ＣＴＦ
Ａ名）や、ステパン社（STEPAN）がNINOL LMPの名称
（登録商標）で販売しているMYRISTAMIDE MEAとLAURAMI
DE MEA（ＣＴＦＡ名）の混合物を列挙することができ
る。特に、コグニス社（COGNIS）がCOMPERLAN 100の名
称（登録商標）で販売しているヤシ油脂肪酸のモノエタ
ノールアミド（ＣＴＦＡ名：COCAMIDE MEA）を使用する
のが好ましい。
・アンド・ウィルソン社（ALBRIGHT& WILSON）がEMPILA
N CISの名称（登録商標）で販売しているものや、ゴー
ルドシュミット社（GOLDSCHMIDT）がREWOMID V3202の名
称（登録商標）で販売しているCOCAMIDE MIPA（ＣＴＦ
Ａ名）や、ステパン社（STEPAN）がNINOL LMPの名称
（登録商標）で販売しているMYRISTAMIDE MEAとLAURAMI
DE MEA（ＣＴＦＡ名）の混合物を列挙することができ
る。特に、コグニス社（COGNIS）がCOMPERLAN 100の名
称（登録商標）で販売しているヤシ油脂肪酸のモノエタ
ノールアミド（ＣＴＦＡ名：COCAMIDE MEA）を使用する
のが好ましい。
【００１４】本発明に基づく、化粧品として許容できる
水性媒体には、水または水と１つ以上の有機溶媒の混合
物が含まれる。有機溶媒としては、プロピレングリコー
ル、グリセリン、へキシレングリコール、イソプレング
リコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリ
コールのようなポリオール、あるいは、ポリオールのエ
ーテルを使用することができる。特に、グリセリンとヘ
キシレングリコールの混合物を使用するのが好ましい。
溶媒は、組成物の全重量に対して、０から約２０重量％
存在することができ、１から５重量％の間であることが
一層好ましい。
水性媒体には、水または水と１つ以上の有機溶媒の混合
物が含まれる。有機溶媒としては、プロピレングリコー
ル、グリセリン、へキシレングリコール、イソプレング
リコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリ
コールのようなポリオール、あるいは、ポリオールのエ
ーテルを使用することができる。特に、グリセリンとヘ
キシレングリコールの混合物を使用するのが好ましい。
溶媒は、組成物の全重量に対して、０から約２０重量％
存在することができ、１から５重量％の間であることが
一層好ましい。
【００１５】本発明に基づく組成物は、さらに、乳白
剤、増粘剤、植物性または鉱物性のオイルのような肌の
コンディショナー、ワックスやセラミド、カチオン性ま
たは両性のポリマー、シリコーン、ソルビトールのよう
な保湿剤、保存料、ｐＨ調整剤、金属イオン封鎖剤、着
色料、香料および香料の希釈剤から選択される少なくと
も１つの添加剤を含有するのが好ましい。
剤、増粘剤、植物性または鉱物性のオイルのような肌の
コンディショナー、ワックスやセラミド、カチオン性ま
たは両性のポリマー、シリコーン、ソルビトールのよう
な保湿剤、保存料、ｐＨ調整剤、金属イオン封鎖剤、着
色料、香料および香料の希釈剤から選択される少なくと
も１つの添加剤を含有するのが好ましい。
【００１６】本発明に基づく組成物のｐＨは、一般的
に、化粧品の分野では良く知られている酸性化剤または
アルカリ性化剤を用いて、４．５から７．５の範囲に調
整する。アルカリ性化剤の例として、アンモニア、アル
カリの炭酸塩、モノ−、ジ−、トリエタノールアミンの
ようなアルカノールアミンとその誘導体、オキシエチレ
ン化および／またはオキシプロピレン化エチレンジアミ
ンおよびヒドロキシアルキルアミン、水酸化ナトリウ
ム、または水酸化カリウム、および、下記の一般式で表
わされる化合物を挙げることができる。
に、化粧品の分野では良く知られている酸性化剤または
アルカリ性化剤を用いて、４．５から７．５の範囲に調
整する。アルカリ性化剤の例として、アンモニア、アル
カリの炭酸塩、モノ−、ジ−、トリエタノールアミンの
ようなアルカノールアミンとその誘導体、オキシエチレ
ン化および／またはオキシプロピレン化エチレンジアミ
ンおよびヒドロキシアルキルアミン、水酸化ナトリウ
ム、または水酸化カリウム、および、下記の一般式で表
わされる化合物を挙げることができる。
【化１】
ここで、Ｒはヒドロキシル基又はＣ１からＣ４のアルキ
ル基で置換されることもあるプロピレン残基であり、Ｒ
１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４は、相いに同じか又は異なり、水
素原子、Ｃ１からＣ４のアルキル基、またはＣ１からＣ
４のヒドロキシアルキル基である。酸性化剤の例とし
て、従来どおり、有機酸又は無機酸、特に好ましいもの
として、クエン酸、酒石酸または乳酸を挙げることがで
きる。
ル基で置換されることもあるプロピレン残基であり、Ｒ
１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４は、相いに同じか又は異なり、水
素原子、Ｃ１からＣ４のアルキル基、またはＣ１からＣ
４のヒドロキシアルキル基である。酸性化剤の例とし
て、従来どおり、有機酸又は無機酸、特に好ましいもの
として、クエン酸、酒石酸または乳酸を挙げることがで
きる。
【００１７】本発明に係る組成物において乳白剤として
使用することができるものとして、当該技術の分野にお
いては良く知られている、例えば、長鎖の脂肪アルコー
ル、ポリオールの脂肪エステル、ジステアリルエーテル
のような脂肪ジエーテルを挙げることができる。本発明
で特に好適に使用できるものとして、ローム・アンド・
ハース社（ROHM & HAAS）がOPACIFIER 680の名称（登録
商標）で販売している、スチレン／ナトリウムアクリレ
ートのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、ソルビン
酸カリウム、トリデシルアルコールのポリエチレングリ
コール（７ＯＥ）エーテル（ＣＴＦＡ名：Trideceth-
7）の水性混合物を挙げることができる。
使用することができるものとして、当該技術の分野にお
いては良く知られている、例えば、長鎖の脂肪アルコー
ル、ポリオールの脂肪エステル、ジステアリルエーテル
のような脂肪ジエーテルを挙げることができる。本発明
で特に好適に使用できるものとして、ローム・アンド・
ハース社（ROHM & HAAS）がOPACIFIER 680の名称（登録
商標）で販売している、スチレン／ナトリウムアクリレ
ートのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、ソルビン
酸カリウム、トリデシルアルコールのポリエチレングリ
コール（７ＯＥ）エーテル（ＣＴＦＡ名：Trideceth-
7）の水性混合物を挙げることができる。
【００１８】増粘剤としては、非イオン性のセルロース
系増粘剤（ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース）、CARBOPOLの名称（登録商標）で販
売されている網状ポリアクリル酸、少なくとも１つの脂
肪鎖を有するアニオン性、非イオン性、カチオン性又は
両性の会合性ポリマー増粘剤を挙げることができ、また
塩化ナトリウムを挙げることもでき、これらは、組成物
の全重量に対して１から２重量％使用するのが好まし
い。
系増粘剤（ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース）、CARBOPOLの名称（登録商標）で販
売されている網状ポリアクリル酸、少なくとも１つの脂
肪鎖を有するアニオン性、非イオン性、カチオン性又は
両性の会合性ポリマー増粘剤を挙げることができ、また
塩化ナトリウムを挙げることもでき、これらは、組成物
の全重量に対して１から２重量％使用するのが好まし
い。
【００１９】当業者が、本発明に基づく組成物が本質的
に有する好ましい特性を変化させないか実質的に変化さ
せないように添加物を選択することができることは当然
である。
に有する好ましい特性を変化させないか実質的に変化さ
せないように添加物を選択することができることは当然
である。
【００２０】本発明は他に、浴用泡形成性の化粧用組成
物であって、化粧的に許容することができる水性媒体中
に、少なくとも、組成物の全重量に対してそれぞれ、１
８から３５重量％のラウリルエーテル硫酸ナトリウム
と、０．１から１．５重量％のヤシ油脂肪酸のモノエタ
ノールアミド、１から５重量％のグリセリンとヘキシレ
ングリコールの混合物、１から２重量％の塩化ナトリウ
ムを含有し、両性又はカチオン性の界面活性剤を含有し
ない組成物を対象とする。
物であって、化粧的に許容することができる水性媒体中
に、少なくとも、組成物の全重量に対してそれぞれ、１
８から３５重量％のラウリルエーテル硫酸ナトリウム
と、０．１から１．５重量％のヤシ油脂肪酸のモノエタ
ノールアミド、１から５重量％のグリセリンとヘキシレ
ングリコールの混合物、１から２重量％の塩化ナトリウ
ムを含有し、両性又はカチオン性の界面活性剤を含有し
ない組成物を対象とする。
【００２１】本発明に係る組成物は、容器に収容された
増粘化液状形態であるのが好ましい。
増粘化液状形態であるのが好ましい。
【００２２】以下に、本発明の実施例を示すが、これら
は本発明の例示であって、本発明が以下の実施例に限定
されるわけではない。
は本発明の例示であって、本発明が以下の実施例に限定
されるわけではない。
【００２３】
【実施例】以下に記載する浴用泡形成組成物を調製した
（活性物質のグラム単位で示す）。
（活性物質のグラム単位で示す）。
【表１】
上述のように調製した組成物２０グラムを透明な浴槽に
入れ、蛇口からの湯（３８℃の湯を、一定の流量で、勢
いを制御しながら）を浴槽に１００リットル程度満たし
た。上述の泡形成入浴剤によって高さ１８ｃｍに達する
十分な泡が形成され、従来技術に属する泡形成入浴剤に
よる泡の高さが２０分で４０％低下したのに対して、本
発明による泡形成入浴剤による泡は２０分後にも約２０
％しか減少しなかった。
入れ、蛇口からの湯（３８℃の湯を、一定の流量で、勢
いを制御しながら）を浴槽に１００リットル程度満たし
た。上述の泡形成入浴剤によって高さ１８ｃｍに達する
十分な泡が形成され、従来技術に属する泡形成入浴剤に
よる泡の高さが２０分で４０％低下したのに対して、本
発明による泡形成入浴剤による泡は２０分後にも約２０
％しか減少しなかった。
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 4C083 AB331 AB332 AC111 AC112
AC121 AC122 AC181 AC182
AC271 AC272 AC302 AC401
AC482 AC541 AC641 AC642
AC781 AC782 AD091 AD092
BB21 BB41 BB44 BB45 BB51
CC25
Claims (13)
- 【請求項１】 浴槽に添加するための泡形成性の化粧
用組成物であって、化粧的に許容可能な水性媒体に、少
なくとも、（ａ）組成物の全重量に対して１８から５０
重量％の、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、アン
モニウム、トリエタノールアミンまたはイソプロパノー
ルアミン何れかのラウリルエーテル硫酸塩、または、こ
れらの混合物と、（ｂ）組成物の全重量に対して０．０
１から２重量％の、（ｉ）アルカノールアミド、（ｉ
ｉ）３０から２００モルのエチレンオキシドを含有する
ポリオキシエチレン化脂肪アルコールまたはアルコール
エーテルまたはエステルから選択される粘稠剤を含み、 両性またはカチオン性界面活性剤を含まない組成物。 - 【請求項２】 前記ラウリルエーテル硫酸塩が、組成物
の全重量に対して１８から３５重量％の濃度であること
を特徴とする請求項１に記載の組成物。 - 【請求項３】 前記粘稠剤が、組成物の全重量に対して
０．１から１．５重量％の濃度であることを特徴とする
請求項１または２の何れかに記載の組成物。 - 【請求項４】 前記アルカノールアミドが、ヤシ油脂肪
酸のモノエタノールアミドであることを特徴とする請求
項１ないし３の何れかに記載の組成物。 - 【請求項５】 前記ラウリルエーテル硫酸塩がラウリル
エーテル硫酸ナトリウムであることを特徴とする請求項
１ないし４の何れかに記載の組成物。 - 【請求項６】 前記水性媒体が、組成物の全重量に対し
て０から２０重量％、好ましくは１から５重量％の有機
溶媒を含むことを特徴とする請求項１ないし５の何れか
に記載の組成物。 - 【請求項７】 前記溶媒は、グリセリンとヘキシレング
リコールの混合物であることを特徴とする請求項６に記
載の組成物。 - 【請求項８】 乳白剤、増粘剤、肌のコンディショナ
ー、保湿剤、保存料、ｐＨ調整剤、金属イオン封鎖剤、
着色料、香料および香料希釈剤から選択される少なくと
も１種の添加剤をさらに含有することを特徴とする請求
項１ないし７の何れかに記載の組成物。 - 【請求項９】 前記増粘剤が塩化ナトリウムであること
を特徴とする請求項８に記載の組成物。 - 【請求項１０】 前記乳白剤が、スチレン／ナトリウム
アクリレートのコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、
ソルビン酸カリウム、トリデシルアルコールのポリエチ
レングリコール（７ＯＥ）エーテルの水性混合物である
ことを特徴とする請求項８に記載の組成物。 - 【請求項１１】 組成物のｐＨが４．５と７．５の範囲
内に有ることを特徴とする請求項１ないし１０の何れか
に記載の組成物。 - 【請求項１２】 容器に収容された増粘化流体状である
ことを特徴とする請求項１ないし１１の何れかに記載の
組成物。 - 【請求項１３】 浴用泡形成性の化粧用組成物であっ
て、化粧的に許容可能な水性媒質中に、少なくとも、組
成物の全重量に対してそれぞれ、１８から３５重量％の
ラウリルエーテル硫化ナトリウムと、０．１から１．５
重量％のヤシ油脂肪酸のモノエタノールアミドと、１か
ら５重量％のグリセリンとヘキシレングリコールの混合
物と、１から２重量％の塩化ナトリウムとを含有し、両
性又はカチオン性の界面活性剤を含有しない組成物。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR0110115A FR2827768B1 (fr) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | Composition cosmetique moussante pour le bain |
| FR0110115 | 2001-07-27 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003055192A true JP2003055192A (ja) | 2003-02-26 |
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| JP2005255777A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | New Japan Chem Co Ltd | 増粘剤組成物及びその製造方法、並びに該増粘剤組成物による増粘方法 |
| JP2018070483A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 日油株式会社 | バブルバス組成物 |
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| US9790454B2 (en) * | 2016-03-02 | 2017-10-17 | The Procter & Gamble Company | Compositions containing alkyl sulfates and/or alkoxylated alkyl sulfates and a solvent comprising a diol |
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| CN111909803B (zh) * | 2020-09-17 | 2021-11-30 | 广州市白云区大荣精细化工有限公司 | 一种衣物留香组合物及其制备方法 |
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| DD239116B1 (de) * | 1985-07-05 | 1990-01-31 | Miltitz Chem Werk | Verfahren zur herstellung klarer kosmetischer waschgele |
| DE3528843A1 (de) * | 1985-08-10 | 1987-02-12 | Henkel Kgaa | Selbstdekontaminierende reinigungsmittel |
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| DE3707014A1 (de) * | 1987-03-05 | 1988-09-15 | Henkel Kgaa | Waessrige tensidzusammensetzungen mit alpha-sulfofettsaeure-salzen |
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| ZA898957B (en) * | 1988-08-25 | 1990-08-29 | Derma Guard Vervaardigers Bk C | A shampoo composition |
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-
2001
- 2001-07-27 FR FR0110115A patent/FR2827768B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-06-20 EP EP02291543A patent/EP1279399A1/fr not_active Withdrawn
- 2002-07-24 US US10/200,745 patent/US20030083211A1/en not_active Abandoned
- 2002-07-29 JP JP2002219564A patent/JP2003055192A/ja active Pending
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|
| A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20050124 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050726 |