JP2018070233A - エアゾール容器用吐出具 - Google Patents

エアゾール容器用吐出具 Download PDF

Info

Publication number
JP2018070233A
JP2018070233A JP2016213377A JP2016213377A JP2018070233A JP 2018070233 A JP2018070233 A JP 2018070233A JP 2016213377 A JP2016213377 A JP 2016213377A JP 2016213377 A JP2016213377 A JP 2016213377A JP 2018070233 A JP2018070233 A JP 2018070233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
aerosol container
discharge
wall
cover member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016213377A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6866013B2 (ja
Inventor
古澤 光夫
Mitsuo Furusawa
古澤  光夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2016213377A priority Critical patent/JP6866013B2/ja
Publication of JP2018070233A publication Critical patent/JP2018070233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6866013B2 publication Critical patent/JP6866013B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

【課題】部品点数の増加や使用時の操作の手間の増大を伴わずに、内容物の不正な流出を抑制することが可能なエアゾール容器用吐出具を提供する。
【解決手段】エアゾール容器2のマウンティングカップ2bに取り付けられる固定盤10と、ステム2cに取り付けられるノズル30と、固定盤10に取り付けられてノズル30を覆うとともに、押圧力の付与にてノズル30を押し下げ可能な操作部23を有するカバー部材20と、を備えるエアゾール容器用吐出具1において、カバー部材20は、カバー部材20における側壁25の正面側に形成された前方開口25bと、前方開口25bから突出する吐出筒33eを少なくとも上方から覆うように側壁25から突出するガード部26と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアゾール容器に装着されるエアゾール容器用吐出具に関する。
従来、内容物とともに加圧ガスを収容しておき、ステムを押し下げることで内容物を外部に吐出させるようにしたエアゾール容器としては、1つの容器内に一の内容物を収容するとともに1本のステムを有するシングルタイプの容器や、シングルタイプの容器を左右に並べて1組とした二連式タイプの容器(例えば特許文献1)の他、1つの容器内に2種類の内容物を別個に収容するとともに2本のステムを有する容器が知られている。
このようなエアゾール容器では、ステムに着脱自在に装着されるノズルを備えるとともに、ノズルの脱落を防止し、また、容器の装飾効果を高めるために、マウンティングカップに固定される固定盤と、該固定盤に着脱自在に取り付けられてノズルを覆うカバー部材とを備えた吐出具が装着されるのが一般的である。カバー部材には操作部が設けられ、この操作部に押圧力を付与することにより、ノズルを押し下げて内容物を外部に吐出させることができる。また、カバー部材の側壁に形成された前方開口からノズルの吐出筒が露出している。
特開2005−41510号公報
しかしながら、このような吐出具を装着したエアゾール容器において、カバー部材の前方開口から突出しているノズルの吐出筒に、外部の物体との接触等により押下げ方向の力が加わると、ノズルが押し下げられて内容物が吐出口から流出してしまう虞がある。このような内容物の不正な流出を防止しようとした場合には、カバー部材に対して着脱可能なオーバーキャップを設けて、当該オーバーキャップでノズルの先端部分を外側から覆うという方法が考えられる。しかしながら、オーバーキャップを設けることで部品点数が増加してしまうのみならず、使用する度に着脱しなければならないという手間もかかるという点で、改善の余地があった。
それゆえ本発明は、部品点数の増加や使用時の操作の手間の増大を伴わずに、内容物の不正な流出を抑制することが可能なエアゾール容器用吐出具を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明のエアゾール容器用吐出具は、エアゾール容器のマウンティングカップに取り付けられる固定盤と、前記エアゾール容器のステムに取り付けられるノズルと、前記固定盤に取り付けられて前記ノズルを覆うとともに、押圧力の付与にて前記ノズルを押し下げ可能な操作部を有するカバー部材と、を備えるエアゾール容器用吐出具において、前記カバー部材は、該カバー部材における側壁の正面側に形成された前方開口と、該前方開口から突出する前記ノズルの吐出筒を少なくとも上方から覆うように前記側壁から突出するガード部と、を有することを特徴とする。
なお、本発明のエアゾール容器用吐出具にあっては、前記ガード部が、平坦な板状であることが好ましい。
また、本発明のエアゾール容器用吐出具にあっては、前記ガード部が、前記前方開口から突出する前記吐出筒の上方に位置する上壁と、該吐出筒の側方に位置する横壁とを有することが好ましい。
また、本発明のエアゾール容器用吐出具にあっては、前記吐出筒の先端が、前記ガード部の先端よりも前方に位置していることが好ましい。
本発明によれば、部品点数の増加や使用時の操作の手間の増大を伴わずに、内容物の不正な流出を抑制することが可能なエアゾール容器用吐出具を提供することが可能となる。
本発明の一実施の形態であるエアゾール容器用吐出具をエアゾール容器に装着した状態で示す側面視での断面図である。 図1に示すエアゾール容器用吐出具について、半部を断面で示す正面図である。 図1に示すエアゾール容器用吐出具の平面図である。 本発明の他の実施の形態であるエアゾール容器用吐出具をエアゾール容器に装着した状態で示す(a)は側面視での断面図であり、(b)は正面図(半図)である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲、要約書及び図面において、「正面側」とは、図1において、ノズルの吐出口が位置する側であり、「背面側」とは、その反対側である。また、「左側」、「右側」とは、正面側から背面側に向かって見る際の左右方向をいう。そして「上側」とは、図1において、エアゾール容器に対してノズルが位置する側であり、「下側」とは、その反対側である。
図1において、符号1は、本発明に従うエアゾール容器用吐出具(以下、単に「吐出具」と称す場合もある)の一実施形態であり、符号2は、吐出具1を装着するエアゾール容器(以下、単に「容器」と称す場合もある)である。吐出具1は、固定盤10、カバー部材20及びノズル30を有している。
エアゾール容器2は、例えば金属製や合成樹脂製となる有底筒状の容器本体2aに、金属製となるマウンティングカップ2bを、その外縁を巻き締め等して固着したものであり、その内部には2種類の内容物が別個に収容されている。また容器2は、それぞれの内容物の収容空間につながる総計2本のステム2cを有している。
マウンティングカップ2bの中央部には、その上面からステム2cを突出させるとともに平面視にてトラック状になる上段突起部2dと、上段突起部2dの長辺と略同一長さの直径を有し、上段突起部2dに連結する中段突起部2eと、中段突起部2eよりも大径であって中段突起部2eに連結する下段突起部2fとが設けられている。また、中段突起部2eの根元には環状となる中段凹部2gが設けられ、下段突起部2fの根元には環状となる下段凹部2hが設けられている。なお、上段突起部2dの平面視での形状は、矩形状でも楕円状でもよい。
図1に示すように、固定盤10は、中央部に2本のステム2cを露出させる開口11を有する天壁12を備えている。開口11は、上段突起部2dに対応する形状をなし平面視でトラック状となっていて、天壁12の内縁には、上段突起部2dを取り囲むように垂下される内側環状壁13を備えている。また、内側環状壁13の下端においてその正面側及び背面側には、薄肉舌片13aを設けている。薄肉舌片13aは、固定盤10をマウンティングカップ2bに装着する前は、内側環状壁13に沿って下向きに延在するものであるが、装着によって図1に示すように径方向外側に向かって折り曲げられるものである。
天壁12の外縁には、天壁12から垂下される中間環状壁(垂直周壁)14を設けている。中間環状壁14は、ステム2cの軸方向と平行に上下方向に延在しており、マウンティングカップ2bの上段突起部2d及び中段突起部2eを取り囲んでいる。中間環状壁14の下端には、下段突起部2fの上面に接するとともに径方向外側に向けて延在する上部フランジ15が設けられていて、上部フランジ15の下面には、下段突起部2fと全周に亘って接する内部環状壁15aを設けている。図1に示すように、内部環状壁15aの内面には、マウンティングカップ2bの下段凹部2hに係合する凸部15bを間欠状に設けている。なお、凸部15bを、内部環状壁15aの全周に亘って設けてもよい。また、上部フランジ15の外縁には、下方に向けて延在する外側環状壁16aと、外側環状壁16aの下端から径方向外側に延在する下部フランジ16bとからなる段部16を設けていて、下部フランジ16bの外縁には、マウンティングカップ2bの外縁に向けて垂下される環状の外壁17を設けている。図2に示すように、段部16には、上部フランジ15の一部、外側環状壁16a、及び下部フランジ16bの一部を切り欠く係合孔18を設けている。なお係合孔18は、固定盤10の左側にも同様にして設けられている。
カバー部材20は、ノズル30の上方で水平方向に延在する頂壁21を備えている。図3に示すように、頂壁21には、その中央部から背面側に向かって頂壁21の一部を取り除く切り欠き部21aを設けていて、切り欠き部21aの内縁には、下方に向けて延在する内側周壁22を設けている。また、切り欠き部21aには、ノズル30の押し下げに供する操作部23を設けていて、操作部23は薄肉のヒンジ24を介して内側周壁22に一体連結している。操作部23の上面は下方に向けて湾曲していて、更に左右方向に向けて延在する滑り止め用のリブ23a(本実施形態では3つ)を備えている。操作部23は、上方からの押圧力の付与にてノズル30を押し下げ可能とされている。
カバー部材20には、頂壁21の外縁から下方に向けて延在する外側周壁(側壁)25を設けている。外側周壁25の正面側は正面壁25aとなっており、この正面壁25aには、ノズル30の吐出筒33eを突出させる前方開口25bを設けている。前方開口25bの上方には、正面壁25aから前方に向けて突出するガード部26が設けられている。本実施形態においてガード部26は、水平方向に延在する平坦な板状である。また、図3に示すように本実施形態におけるガード部26は、平面視では略矩形状であり、先端26a側の角部は丸みを帯びている。ガード部26は、前方開口25bから突出するノズル30の吐出筒33eを、少なくとも上方から覆うものである。
本実施形態において、ガード部26は、ノズル30の吐出筒33eを上方から覆っている。なお、図3に示すように、ガード部26の長さ(水平方向の大きさ)は、平面視で吐出筒33eの先端の吐出口33dが視認できるように設定してもよいし、吐出筒33eを完全に覆い隠すような長さに設定していてもよい。
外側周壁25の側面側(左右側)には、外側周壁25の下端から上方に向けて外側周壁25を切り欠く一対の縦スリットが間隔を空けて設けられ、これらの縦スリットの間に弾性片27を形成している。弾性片27は、その上端において外側周壁25に連結されるとともに下端が外側周壁25の下端よりも下方に突出する板状に形成され、外側周壁25への連結部分を支点として弾性変形することができる。また、弾性片27の先端外壁面には外側突起28を設けていて、これら弾性片27及び外側突起28で爪部Tが構成されている。外側突起28の下端外側には傾斜面28aを設けている。なお、爪部Tは、外側周壁25の左右両側に設けられていて、2つの爪部Tは、容器2の中心軸線Mを挟んで対向配置で設けられている。
図2に示すように、カバー部材20の外側周壁25の左右両側における下端には、爪部Tを挟む位置(計4箇所)にフランジ25dを設けている。また、各爪部Tの外壁面には、フランジ25dと同一の高さ位置に下フランジ27aを設けるとともに、下フランジ27aの上方に上フランジ27bを設けている。これらのフランジ25d、下フランジ27a及び上フランジ27bは、操作部23の操作時には、指掛け部として機能する。また、下フランジ27a及び上フランジ27bは、各爪部Tを内側に押圧する際の操作部としても機能する。
また、図2に示すように、各弾性片27の内壁面には、後述するノズル30の係止脚部32i(脚部)との接触を介して、弾性片27の内側への押圧に伴いカバー部材20を上昇させる案内突起29を設けている。また、本実施形態では、前記係止脚部32iは、やはり後述するように弾性片27に向かう方向から下方へと曲がる屈曲部32jを備え、案内突起29は、下方に向かって外側に傾斜するとともに、屈曲部32jと接触する傾斜面29aを備えている。なお、本実施形態では、案内突起29は、頂壁21の外縁から下方に向けて延在するリブ状の突起として構成されている。
図1に示すように、ノズル30は、薄肉状のヒンジ31を介して下部部材32と上部部材33とを一体連結したものであり、ヒンジ31に沿って折り曲げて下部部材32と上部部材33とを組み合わせることで、図1〜図4に示す所定の形態をなすものである。
図1に示すように、下部部材32は、板状となる基部32aの下面に、ステム2cの外径に対応する内径となる円筒部32bを備えていて、円筒部32bの内側には、貫通孔32cを有する内部壁32dを備えている。なお、円筒部32b、貫通孔32c、及び内部壁32dからなる組みは、2つのステム2cを有する容器2に対応させて総計2組設けられている。基部32aの上面には環状部32eが設けられている。また、図2に示すように環状部32eの中央部には、間隔をあけて設けた一対の中間壁32fを設けている。更に基部32aの上面正面側には、図1に示すように爪状の下部係合部32gを設けている。
さらに、ノズル30の基部32aの下面には、固定盤10の中間環状壁14の外周面によって上下方向に案内される案内筒部32hを一体に設けている。案内筒部32hは、ノズル30がステム2cとともに上下に作動する際に、中間環状壁14の外周面によって上下方向以外への移動が規制される。これにより、内容物の吐出時にノズル30が上下に作動すると、ノズル30の案内筒部32hが中間環状壁14の外周面によって上下方向に案内され、ノズル30の作動安定性が高められる。なお、案内筒部32hは、中間環状壁14の外周面に摺動自在に構成することも可能である。また、ノズル30に案内筒部32hを設けたことにより、ノズル30のステム2cへの装着が容易になる。すなわち、ノズル30の装着に際しては、案内筒部32hを中間環状壁14に被せるように配置することができ、ノズル30の水平方向の位置決めが容易になる。
図2に示すように、案内筒部32hの下端には、その左右両側において係止脚部32iを連設している。係止脚部32iには、弾性片27の内側に配置されるとともに該弾性片27に向う方向から下方へと曲がる屈曲部32jが形成されている。また、これらの係止脚部32iには、固定盤10の係合孔18に挿入されて、該係合孔18の内側縁部に係止される内側突起32kを設けている。これらの係止脚部32iを係合孔18に挿入し、内側突起32kによって固定盤10の上部フランジ15にアンダーカット係合させることで、ノズル30のステム2cからの脱落を防止することができる。
図1に示すように、上部部材33は、ヒンジ31に沿って折り曲げることで、環状部32eを内側に収めるとともにこれに覆い被さる箱状部33aを備えている。箱状部33aの中央部には、箱状部33aの内側を2つに区画する仕切壁33bを設けている。また、箱状部33aの上面側には、側面視で半円状となる半円リブ33cを設けている。本実施形態では、左右方向に間隔をあけて総計2つの半円リブ33cを設けている。箱状部33aの正面側には、その先端開口を内容物の外界への吐出口33dとする吐出筒33eを設けている。吐出筒33eの下側には、下部係合部32gに対応する爪状となる上部係合部33fを設けている。
環状部32eと箱状部33aとが嵌め合わさることで、基部32aと箱状部33aとの内側には内部空間が形成される一方、仕切壁33bは、対をなす中間壁32f間に挟まれて、この内部空間は、それぞれに貫通孔32cがつながる2つの空間に区画される。更にこの2つの空間は、仕切壁33bを越えた吐出口33d側の吐出筒33eの内側において合流している。すなわち、2つ折り状態となったノズル30の内側には、一対の円筒部32b側(ステム2c側)では2つに分かれ、吐出口33d側では合流して1つになる通路Rが形成され、この通路Rにより一対の円筒部32bの内側と吐出口33dとが連ねられている。
上記のように構成される各部材を容器2に取り付けるにあたっては、まず固定盤10をマウンティングカップ2bに装着する。次いで、2つ折り状態に組み立てたノズル30を上方から、円筒部32bをステム2cに位置合わせしつつ取り付ける。カバー部材20を上方から、ノズル30の吐出筒33eを前方開口25bより突出させつつ、爪部Tを係合孔18に位置合わせした状態で押圧して、固定盤10に装着する。爪部Tの外側突起28が下部フランジ16bの下面に係合することにより、カバー部材20は固定盤10に着脱自在に装着される。カバー部材20が固定盤10に装着されると、エアゾール容器2のステム2cに取り付けられたノズル30はカバー部材20により覆われる。
このようにして各部材を取り付けたエアゾール容器2から内容物を吐出させるには、操作部23の上面に指を当てて下方に向けて押し下げる。そして、操作部23がヒンジ24を起点として揺動することで、操作部23の下面が半円リブ33cに押し当たり、ノズル30とともに2本のステム2cを押し下げる。これにより、容器2内の2種類の内容物はそれぞれのステム2cから同時に噴出され、ノズル30の内側に形成される通路Rを通して吐出口33dから吐出される。
カバー部材20は、爪部Tを径方向内側に押圧することで係合孔18との係合が解除され、固定盤10から取り外すことができる。ノズル30はカバー部材20とは別体に形成されてカバー部材20に対して分離可能となっているので、カバー部材20が固定盤10から取り外されても、ノズル30はステム2cに装着されたまま容器2の側に残り、外部に露出される。そして、外部に露出されたノズル30を上方に向けて引き上げれば、ステム2cからノズル30を簡単に取り外すことができる。その後は、ノズル30の下部部材32及び上部部材33を相互に離反するように開くことでその内側が露出されるので、ノズル30の内部に残った内容物を容易に洗浄することができる。
以上のように、本実施形態の吐出具1にあっては、カバー部材20の前方開口25bから突出しているノズル30の吐出筒33eを上方から覆うガード部26を設けたことにより、吐出筒33eに対して外部の物体等が上方から接触し難くなる。これにより、例えば流通時等において、意図せずノズル30が押下げられて内容物が不正に流出することを抑制することができる。また、外部の物体の接触等に起因する吐出筒33eの不正な変形も抑制することができる。また、オーバーキャップが不要であるため、部品点数が増加してしまうこともなく、使用する度にオーバーキャップを着脱する手間もかからないという利点がある。
本実施形態の吐出具1にあっては、吐出筒33eの先端が、ガード部26の先端26a(前方側の端)よりも前方に位置していることが好ましく、これによれば、内容物を吐出する際に吐出口33dが視認できるので、吐出位置の確認や吐出量の確認が容易になる。
ガード部26は、図3に示す平面視において吐出筒33eの、前方開口25bから前方に突出する部分の長さ及び幅のそれぞれ半分以上を覆うことができる大きさとすることが好ましい。これによれば、内容物の不正な流出を抑制する効果をより確実に発揮することができる。このような観点から、より好ましくは、ガード部26は、平面視において吐出筒33eの、前方開口25bから前方に突出する部分の長さ及び幅のそれぞれ2/3以上を覆うことができる大きさとすることが好ましい。
図4(a)、(b)は、本発明の他の実施の形態であるエアゾール容器用吐出具100を示している。本実施形態では、吐出筒33eの上方及び側方を覆うようにガード部126が設けられている。すなわち、ガード部126は、吐出筒33eの上方に位置する上壁126bと、上壁126bに連なり、吐出筒33eの両側の側方に位置する横壁126cとを有する。なお、本実施形態においても、吐出筒33eの先端が、ガード部126の先端126aよりも前方に位置している。
このように、ガード部126が吐出筒33eの上方及び側方を覆うように設けられていることにより、外部の物体の接触を、上方のみならず側方からも防止することができる。そのため、吐出筒33eの不正な変形や内容物の不正流出の抑制効果を高めることができる。また、正面壁25aから突出する横壁126cが、上壁126bに対して直交するように連結されていることより、上壁126bのみの場合よりもガード部126自体の強度が高まる。これにより、ガード部126が変形し難くなるため、吐出筒33eの不正な変形の抑制効果、及び内容物の不正流出の抑制効果を高めることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば本実施形態では、マウンティングカップ2bの下段凹部2hに、固定盤10の凸部15bを係合するようにしたが、中段凹部2gに係合させてもよい。
さらに、本実施形態の仕切壁33bは、箱状部33a内を2つに区画して吐出筒33eの根元を越えて延在しているが、内容物の種類によっては、更に吐出口33dまで延在させて通路Rの全域を2つに分けても、また、仕切壁33bを取り除いてノズル30の内部全体を1つの通路にしてもよい。
さらに、本実施形態の吐出具1は、2本のステム2cを有する容器2に装着するように構成したが、二連式タイプの容器またはシングルタイプの容器に採用することもできる。
1 エアゾール用吐出具
2 エアゾール容器
2a 容器本体
2b マウンティングカップ
2c ステム
2d 上段突起部
2e 中段突起部
2f 下段突起部
2g 中段凹部
2h 下段凹部
2i シュリンクラベル
10 固定盤
11 開口
12 天壁
13 内側環状壁
13a 薄肉舌片
14 中間環状壁(垂直環状壁)
15 上部フランジ
15a 内部環状壁
15b 凸部
16 段部
16a 外側環状壁
16b 下部フランジ
17 外壁
18 係合孔
20 カバー部材
21 頂壁
21a 切り欠き部
22 内側周壁
23 操作部
23a リブ
24 ヒンジ
25 外側周壁(側壁)
25a 正面壁
25b 前方開口
25d フランジ
26 ガード部
26a ガード部の先端
27 弾性片
27a 下フランジ
27b 上フランジ
28 外側突起
28a 傾斜面
29 案内突起
29a 傾斜面
30 ノズル
31 ヒンジ
32 下部部材
32a 基部
32b 円筒部
32c 貫通孔
32d 内部壁
32e 環状部
32f 中間壁
32g 下部係合部
32h 案内筒部
32i 係止脚部(脚部)
32j 屈曲部
32k 内側突起
33 上部部材
33a 箱状部
33b 仕切壁
33c 半円リブ
33d 吐出口
33e 吐出筒
33f 上部係合部
100 エアゾール用吐出具
126 ガード部
126a ガード部の先端
126b 上壁
126c 横壁
M エアゾール容器の中心軸線
T カバー部材の爪部
R ノズルの通路

Claims (4)

  1. エアゾール容器のマウンティングカップに取り付けられる固定盤と、
    前記エアゾール容器のステムに取り付けられるノズルと、
    前記固定盤に取り付けられて前記ノズルを覆うとともに、押圧力の付与にて前記ノズルを押し下げ可能な操作部を有するカバー部材と、を備えるエアゾール容器用吐出具において、
    前記カバー部材は、該カバー部材における側壁の正面側に形成された前方開口と、該前方開口から突出する前記ノズルの吐出筒を少なくとも上方から覆うように前記側壁から突出するガード部と、を有することを特徴とするエアゾール容器用吐出具。
  2. 前記ガード部が、平坦な板状である、請求項1に記載のエアゾール容器用吐出具。
  3. 前記ガード部が、前記前方開口から突出する前記吐出筒の上方に位置する上壁と、該吐出筒の側方に位置する横壁とを有する、請求項1に記載のエアゾール容器用吐出具。
  4. 前記吐出筒の先端が、前記ガード部の先端よりも前方に位置している、請求項1〜3の何れか一項に記載のエアゾール容器用吐出具。
JP2016213377A 2016-10-31 2016-10-31 エアゾール容器用吐出具 Active JP6866013B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016213377A JP6866013B2 (ja) 2016-10-31 2016-10-31 エアゾール容器用吐出具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016213377A JP6866013B2 (ja) 2016-10-31 2016-10-31 エアゾール容器用吐出具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018070233A true JP2018070233A (ja) 2018-05-10
JP6866013B2 JP6866013B2 (ja) 2021-04-28

Family

ID=62113832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016213377A Active JP6866013B2 (ja) 2016-10-31 2016-10-31 エアゾール容器用吐出具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6866013B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6866013B2 (ja) 2021-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101825440B1 (ko) 에어로졸 용기용 토출구
JP6161958B2 (ja) エアゾール容器用ノズルキャップ
JP2011213400A (ja) 二連式容器
JP2006327612A (ja) スパウトキャップ
JP2011213399A (ja) 二連式容器
JP2018070233A (ja) エアゾール容器用吐出具
JP6258118B2 (ja) エアゾール容器用吐出具
JP6292876B2 (ja) エアゾール容器用肩カバー
JP6866023B2 (ja) エアゾール容器用吐出具
JP2017030785A (ja) エアゾール容器用吐出具
JP6180885B2 (ja) エアゾール容器用肩カバー
JP6576147B2 (ja) 吐出具
JP6556498B2 (ja) ポンプ式注出器
JP7146349B2 (ja) エアゾール容器用吐出具
JP6138665B2 (ja) エアゾール容器用吐出具およびそれを備えるエアゾール装置
JP6223925B2 (ja) エアゾール容器用肩カバー
JP6110293B2 (ja) エアゾール容器用肩カバー
JP6808513B2 (ja) エアゾール容器用吐出具
JP2012241777A (ja) ホールプラグ
JP2008030831A (ja) 携帯用吐出器
JP5322807B2 (ja) 吐出容器
JP5074920B2 (ja) エアゾール容器用噴射アダプタ
JP6051106B2 (ja) エアゾール容器用肩カバー
JP2014108814A (ja) 容器の肩カバー
JP6096598B2 (ja) エアゾール用スパウト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6866013

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150