JP2018069891A - 車両 - Google Patents

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隆範 大面
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成亮 村田
雅裕 片山
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Abstract

【課題】車外に排出された水が周辺の車両や歩行者に飛散することを抑制すること。
【解決手段】車両は、燃料電池10と、燃料電池から排出される水及び排気ガスを一時的に貯留する排気排水管20と、を備える。排気排水管は、排気排水管の底面部に設けられ、排気排水管に貯留された水を車外に排出する排水口203と、排気排水管の底面部に設けられ、車両前後方向に対して略直交する方向に延在する仕切り板204と、を含み、排水口は、仕切り板よりも車両前方側に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池を搭載した車両に関する。
近年、燃料電池を搭載した車両が実用化されている。燃料電池は、燃料電池スタックのアノード側に供給された水素等の燃料ガスと、カソード側に供給された酸素を含む酸化ガス(例えば、空気)と、を電解質膜を介して反応させることによって必要な電力を発電している。反応後の使用済み燃料ガス及び酸化ガスは、反応生成物である水と共に、排気ガスとして燃料電池スタック外部に排出される。燃料電池スタック外部に排出された水は、排気ガスと共に一時的に貯留された後、車外に排出される。
例えば、特許文献1に開示された燃料電池システムは、燃料電池から排出された水を貯留する貯水部に排水口を設けると共に、排出口の下流に排出弁を配設する。そして、貯水部の加速度に基づいて、貯水部内の水が排出口から排出可能な位置にあるか否かを判定し、その判定結果に基づいて、排出弁の開放を制御する。
特開2008−262735号公報
上述の特許文献1に開示された燃料電池システムは、貯水部の加速度に基づいて、排出弁の開放を制御している。そのため、車両の加速走行時に、貯水部内の水を排水口から車外に排出する場合もあり得る。しかし、車両の加速走行時には、排水口から車外に排出された水が、走行方向と逆方向の慣性力の作用により、周辺の車両や歩行者に飛散する可能性があるという問題があった。
本発明は、上記を鑑みなされたものであって、燃料電池を搭載した車両において、車外に排出された水が周辺の車両や歩行者に飛散することを抑制することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る車両は、
燃料電池と、
前記燃料電池から排出される水及び排気ガスを一時的に貯留する排気排水管と、を備え、
前記排気排水管は、
前記排気排水管の底面部に設けられ、前記排気排水管に貯留された水を車外に排出する排水口と、
前記排気排水管の底面部に設けられ、車両前後方向に対して略直交する方向に延在する仕切り板と、を含み、
前記排水口は、前記仕切り板よりも車両前方側に配置されている。
上述した本発明の態様によれば、燃料電池を搭載した車両において、車外に排出された水が周辺の車両や歩行者に飛散することを抑制することができるという効果が得られる。
実施の形態1に係る車両の全体構成例を示す透過側面図である。 実施の形態1に係る排気排水管の構成例を示す側面断面図である。 実施の形態1に係る排気排水管の構成例を示す上面断面図である。 図1の車両の排気排水管の内部における車両の加速走行時の水の状態の例を示す透過側面図である。 図2Aの排気排水管の内部における車両の加速走行時の水の状態の例を示す側面断面図である。 図2Bの排気排水管の内部における車両の加速走行時の水の状態の例を示す上面断面図である。 図1の車両の排気排水管の内部における車両の減速走行時の水の状態の例を示す透過側面図である。 図2Aの排気排水管の内部における車両の減速走行時の水の状態の例を示す側面断面図である。 図2Bの排気排水管の内部における車両の減速走行時の水の状態の例を示す上面断面図である。 図2Aの排気排水管の内部における車両の定速走行時の水の状態の例を示す側面断面図である。 図2Aの排気排水管の内部における車両の停止時の水の状態の例を示す側面断面図である。 実施の形態2に係る排気排水管の構成例を示す側面断面図である。 実施の形態2に係る排気排水管の構成例を示す上面断面図である。 図9Aの排気排水管の内部における車両の加速走行時の水の状態の例を示す側面断面図である。 図9Bの排気排水管の内部における車両の加速走行時の水の状態の例を示す上面断面図である。 図9Aの排気排水管の内部における車両の減速走行時の水の状態の例を示す側面断面図である。 図9Bの排気排水管の内部における車両の減速走行時の水の状態の例を示す上面断面図である。 図9Aの排気排水管の内部における車両の定速走行時の水の状態の例を示す側面断面図である。 図9Aの排気排水管の内部における車両の停止時の水の状態の例を示す側面断面図である。 実施の形態1に係る排気排水管の変形構成例を示す側面断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
<実施の形態1>
本実施の形態1の構成について説明する。図1は、本実施の形態1に係る車両の全体構成例を示す透過側面図である。なお、図1は、本実施の形態1に関連する構成要素のみを図示し、その他の構成要素の図示を省略している。また、図1は、構成の理解を容易にするため、排気排水管20の内部の水Wの図示を省略している。
本実施の形態1に係る車両は、燃料電池システム10を搭載し、燃料電池システム10内の燃料電池スタック101にて発電した電力を動力源として走行する車両である。本実施の形態1に係る車両は、燃料電池システム10及び排気排水管20を備えている。
燃料電池システム10は、車両前方側に設けられ、燃料電池スタック101を備えている。燃料電池スタック101は、燃料電池の一例である。燃料電池スタック101は、アノード側に供給された水素等の燃料ガスと、カソード側に供給された酸素を含む酸化ガス(例えば、空気)と、を電解質膜を介して反応させることによって必要な電力を発電する。なお、燃料電池スタック101にて発電した電力は、車両の駆動輪を駆動するモータ(不図示)に供給される。
燃料電池スタック101内の反応後の使用済み燃料ガス及び酸化ガスは、反応生成物である水Wと共に、排気ガスとして燃料電池スタック101の外部へ車両後方側から排出される。
排気排水管20は、燃料電池システム10よりも車両後方側に設けられ、燃料電池スタック101から外部へ排出された排気ガス及び水Wを、一時的に貯留した後、車外に排出するもので、略直方体の形状になっている。
ここで、本実施の形態1に係る排気排水管20の構成について詳細に説明する。
図2A及び図2Bは、本実施の形態1に係る排気排水管20の構成例を示しており、図2Aは側面断面図、図2Bは上面断面図である。なお、図2A及び図2Bは、構成の理解を容易にするため、排気排水管20の内部の水Wの図示を省略している。本実施の形態1に係る排気排水管20は、排気管201、排気口202、排水口203、及び仕切り板204を備えている。
排気管201は、排気排水管20の車両前方側の側面部にて、燃料電池スタック101と接続されており、燃料電池スタック101から外部へ排出された排気ガス及び水Wを排気排水管20の内部に導入する。この排気ガス及び水Wは、排気排水管20の内部に一時的に貯留される。
排気口202は、排気排水管20の車両後方側の側面部に設けられ、排気排水管20に貯留された排気ガスを車両後方側から車外に排出する。
排水口203は、排気排水管20の底面部に設けられ、排気排水管20に貯留された水Wを底面から車外に排出する。排水口203は穴状であり、2つ設けられている。
仕切り板204は、排気排水管20の底面部に設けられ、車両前後方向に対して略直交する方向(車両左右方向。以下同じ)に延在している。仕切り板204は、2つ設けられている。2つの仕切り板204は、車両前後方向に対して略直交する方向に沿って、所定の間隙Dを空けて、配列されている。また、2つの仕切り板204の一方は、車両前後方向に対して略直交する方向の一端まで延び、他方は、車両前後方向に対して略直交する方向の他端まで延びている。
排水口203は、排気排水管20の底面部のうち仕切り板204により仕切られた車両前方側の底面部に配置されている。すなわち、排水口203は、仕切り板204よりも車両前方側に配置されている。また、2つの排水口203は、車両前後方向に対して略直交する方向の両端付近にそれぞれ配置されている。
また、排気排水管20の底面部のうち仕切り板204により仕切られた車両前方側の底面部には、仕切り板204から排水口203に向かって下方に傾斜する傾斜部が形成されている。すなわち、排水口203は、この傾斜部の傾斜先端部分に配置されている。
以下、本実施の形態1に係る排気排水管20の内部の水Wの状態について説明する。
(1)加速走行時
まず、車両の加速走行時の排気排水管20の内部の水Wの状態について説明する。図3、図4A及び図4Bは、図1、図2A及び図2Bと同様の排気排水管20の内部における車両の加速走行時の水Wの状態の例を示している。
車両の加速走行時は、排気排水管20の内部では、走行方向とは逆方向の慣性力の作用により排気ガスが車両後方に向かう流速が大きくなり、この排気ガスの流れにより、水Wが車両後方に押し付けられる。また、2つの仕切り板204により、車両後方に押し付けられた水Wが車両前方に移動することが妨げられる。これにより、車両の加速走行時には、排水口203から水Wが排出されることが抑制される。
(2)減速走行時
続いて、車両の減速走行時の排気排水管20の内部の水Wの状態について説明する。図5、図6A及び図6Bは、図1、図2A及び図2Bと同様の排気排水管20の内部における車両の減速走行時の水Wの状態の例を示している。
車両の減速走行時は、排気排水管20の内部では、走行方向と同方向の慣性力の作用により排気ガスが車両後方に向かう流速が大きく下がり、水Wに対する排気ガスの作用が弱まる。そのため、車両後方にある水Wは、走行方向と同方向の慣性力の作用により、2つの仕切り板204の間に設けられた間隙Dを通り抜けたり、2つの仕切り板204の上を飛び越えたりすることで、車両前方に移動し、その後、排水口203から車両前方に排出される。このように、車両の減速走行時には、排水口203から車両前方に水Wが排出されるため、周辺の車両や歩行者に水Wが飛散することが抑制される。
上述のように本実施の形態1によれば、排気排水管20は、排気排水管20に貯留された水Wを車外に排出する排水口203と、車両前後方向に対して略直交する方向に延在する2つの仕切り板204と、を底面部に備え、仕切り板204よりも車両前方側に排水口203を配置している。また、2つの仕切り板204を、所定の間隙Dを空けて配列している。
従って、車両の加速走行時には、排気排水管20の内部の水Wは、走行方向とは逆方向の慣性力の作用により車両後方に押し付けられ、2つの仕切り板204により車両前方に移動することが妨げられる。そのため、排水口203から水Wが排出されることが抑制される。
また、車両の減速走行時には、排気排水管20の内部の水Wは、走行方向と同方向の慣性力の作用により、2つの仕切り板204の間に設けられた間隙Dを通り抜けたり、2つの仕切り板204の上を飛び越えたりすることで、車両後方から車両前方に移動し、その後、排水口203から車両前方に排出される。
このように、車両の加速走行時には、排水口203から水Wが排出されることが抑制され、車両の減速走行時には、排水口203から水Wが車両前方に排出されるため、車外に排出された水Wが周辺の車両や歩行者に飛散することを抑制することができる。
なお、本実施の形態1では、車両は、加速走行に続いて、減速走行を行うことを前提としているが、その途中で定速走行を行う場合もある。しかし、車両の定速走行時は、図7に示されるように、排気排水管20の内部の水Wは、慣性力の作用を受けないため、排水口203からやや車両後方に排出される程度であり、周辺の車両や歩行者に飛散する可能性は十分に低いと考えられる。また、車両の停止時は、図8に示されるように、排気排水管20の内部の水Wは、排水口203から略鉛直下方に排出される。従って、車両の定速走行時及び停止時のいずれの場合も、車外に排出された水Wが周辺の車両や歩行者に飛散することが抑制される。
<実施の形態2>
本実施の形態2の構成について説明する。本実施の形態2に係る車両は、図1を参照して説明した実施の形態1に係る車両と比較して、排気排水管20を排気排水管21に置き換えている。そのため、以下では、本実施の形態2に係る排気排水管21の構成のみを説明する。
図9A及び図9Bは、本実施の形態2に係る排気排水管21の構成例を示しており、図9Aは側面断面図、図9Bは上面断面図である。なお、図9A及び図9Bは、構成の理解を容易にするため、排気排水管21の内部の水Wの図示を省略している。本実施の形態2に係る排気排水管21は、図2A及び図2Bを参照して説明した実施の形態1に係る排気排水管20と比較して、仕切り板204を仕切り板205に置き換えている。以下、本実施の形態2に係る排気排水管21の構成として、実施の形態1に係る排気排水管20とは異なる点を説明する。
仕切り板205は、排気排水管21の底面部に設けられ、車両前後方向に対して略直交する方向(車両左右方向。以下同じ)に延在している。仕切り板205は、1つのみ設けられ、車両前後方向に対して略直交する方向の両端まで延びている。また、仕切り板205は、車両前後方向で切断した場合の断面形状が上部近傍に曲面を有する形状である。
排気排水管21の底面部は、仕切り板205により仕切られた車両前方側の底面部には、仕切り板205から排水口203に向かって下方に傾斜する傾斜部が形成されている。さらに、車両後方側の底面部にも、車両前方に向かって下方に傾斜する傾斜部が形成されている。なお、車両前方側と車両後方側の傾斜部は、図9A及び図9Bの例では、連続した傾斜面となっているが、これには限らない。車両前方側と車両後方側の傾斜部は、仕切り板205の部分を境に、不連続な傾斜面となっていても良い。
以下、本実施の形態2に係る排気排水管21の内部の水Wの状態について説明する。
(1)加速走行時
まず、車両の加速走行時の排気排水管21の内部の水Wの状態について説明する。図10A及び図10Bは、図9A及び図9Bと同様の排気排水管21の内部における車両の加速走行時の水Wの状態の例を示している。
車両の加速走行時は、排気排水管21の内部では、走行方向とは逆方向の慣性力の作用により排気ガスが車両後方に向かう流速が大きくなり、この排気ガスの流れにより、水Wが車両後方に押し付けられる。また、仕切り板205により、車両後方に押し付けられた水Wが車両前方に移動することが妨げられる。これにより、車両の加速走行時には、排水口203から水Wが排出されることが抑制される。
(2)減速走行時
続いて、車両の減速走行時の排気排水管21の内部の水Wの状態について説明する。図11A及び図11Bは、図9A及び図9Bと同様の排気排水管21の内部における車両の減速走行時の水Wの状態の例を示している。
車両の減速走行時は、排気排水管21の内部では、走行方向と同方向の慣性力の作用により排気ガスが車両後方に向かう流速が大きく下がり、水Wに対する排気ガスの作用が弱まる。そのため、車両後方にある水Wは、走行方向と同方向の慣性力の作用により、仕切り板205の上を飛び越えることで、車両前方に移動し、その後、排水口203から車両前方に排出される。このとき、排気排水管21の仕切り板205により仕切られた車両後方側の底面部に傾斜部が形成され、また、仕切り板205の上部近傍に曲面を有しているため、車両後方にある水Wは車両前方に移動しやすくなる。このように、車両の減速走行時には、排水口203から車両前方に水Wが排出されるため、周辺の車両や歩行者に水Wが飛散することが抑制される。
上述のように本実施の形態2によれば、排気排水管21は、排気排水管21に貯留された水Wを車外に排出する排水口203と、車両前後方向に対して略直交する方向に延在する仕切り板205と、を底面部に備え、仕切り板205よりも車両前方側に排水口203を配置している。また、仕切り板205は、車両前後方向で切断した場合の断面形状が上部近傍に曲面を有する形状である。また、排気排水管21の仕切り板205により仕切られた車両後方側の底面部には、車両前方に向かって下方に傾斜する傾斜部が形成されている。
従って、車両の加速走行時には、排気排水管21の内部の水Wは、走行方向とは逆方向の慣性力の作用により車両後方に押し付けられ、仕切り板205により車両前方に移動することが妨げられる。そのため、排水口203から水Wが排出されることが抑制される。
また、車両の減速走行時には、排気排水管21の内部の水Wは、走行方向と同方向の慣性力の作用により、仕切り板205の上を飛び越えることで、車両後方から車両前方に移動し、その後、排水口203から車両前方に排出される。このとき、排気排水管21の仕切り板205により仕切られた車両後方側の底面部に傾斜部が形成され、また、仕切り板205の上部近傍に曲面を有しているため、水Wは車両前方に移動しやすくなる。
このように、車両の加速走行時には、排水口203から水Wが排出されることが抑制され、車両の減速走行時には、排水口203から水Wが車両前方に排出されるため、車外に排出された水Wが周辺の車両や歩行者に飛散することを抑制することができる。
なお、本実施の形態2では、車両は、加速走行に続いて、減速走行を行うことを前提としているが、その途中で定速走行を行う場合もある。しかし、車両の定速走行時は、図12に示されるように、排気排水管21の内部の水Wは、慣性力の作用を受けないため、排水口203からやや車両後方に排出される程度であり、周辺の車両や歩行者に飛散する可能性は十分に低いと考えられる。また、車両の停止時は、図13に示されるように、排気排水管21の内部の水Wは、排水口203から略鉛直下方に排出される。従って、車両の定速走行時及び停止時のいずれの場合も、車外に排出された水Wが周辺の車両や歩行者に飛散することが抑制される。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施の形態1,2は、一部又は全部を相互に組み合わせて用いても良い。
また、実施の形態1では、排気排水管20が備える仕切り板204は、車両前後方向で切断した場合の断面形状が四角形となっているが、これには限定されず、その他の断面形状でも良い。例えば、図14に示される排気排水管20’のように、車両前後方向で切断した場合の断面形状が五角形となる仕切り板204’を備えても良い。仕切り板204’は、断面形状が五角形であるため、水Wが仕切り板204’を通過する際の圧力損失を小さくすることができる。
また、実施の形態1では、排気排水管20は、2つの仕切り板204を備えているが、仕切り板204の数は、複数であれば良く、2つには限定されない。複数の仕切り板204は、車両前後方向に対して略直交する方向に沿って、所定の間隙を空けて、配列されていれば良い。
また、実施の形態2では、排気排水管21が備える仕切り板205は、車両前後方向で切断した場合の断面形状が、車両前方側及び後方側の双方の上部近傍に曲面を有しているが、これには限定されない。例えば、仕切り板205は、車両後方側の上部近傍にのみ曲面を有する断面形状であっても、車両後方にある水Wは仕切り板205の上を飛び越えやすいと考えられるため、そのような断面形状でも良い。また、仕切り板205の断面形状は、これらに限らず、車両後方にある水Wが仕切り板205の上を飛び越えやすい断面形状であれば、その他の断面形状でも良い。
10 燃料電池システム
101 燃料電池スタック
20,20’,21 排気排水管
201 排気管
202 排気口
203 排水口
204,204’,205 仕切り板
W 水

Claims (5)

  1. 燃料電池と、
    前記燃料電池から排出される水及び排気ガスを一時的に貯留する排気排水管と、を備え、
    前記排気排水管は、
    前記排気排水管の底面部に設けられ、前記排気排水管に貯留された水を車外に排出する排水口と、
    前記排気排水管の底面部に設けられ、車両前後方向に対して略直交する方向に延在する仕切り板と、を含み、
    前記排水口は、前記仕切り板よりも車両前方側に配置されている、車両。
  2. 前記排気排水管は、複数の前記仕切り板を含み、
    複数の前記仕切り板は、車両前後方向に対して略直交する方向に沿って、所定の間隙を空けて配列されている、請求項1に記載の車両。
  3. 前記排気排水管の底面部のうち前記仕切り板により仕切られた車両前方側の底面部には、前記仕切り板から前記排水口に向かって下方に傾斜する傾斜部が形成されている、請求項2に記載の車両。
  4. 前記仕切り板は、車両前後方向で切断した場合の断面形状が、上部近傍に曲面を有する形状である、請求項1に記載の車両。
  5. 前記排気排水管の底面部のうち前記仕切り板により仕切られた車両前方側の底面部には、前記仕切り板から前記排水口に向かって下方に傾斜する傾斜部が形成され、前記仕切り板により仕切られた車両後方側の底面部には、車両前方に向かって下方に傾斜する傾斜部が形成されている、請求項4に記載の車両。
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