JP2018069717A - インク収容体、プリンター - Google Patents

インク収容体、プリンター Download PDF

Info

Publication number
JP2018069717A
JP2018069717A JP2016234266A JP2016234266A JP2018069717A JP 2018069717 A JP2018069717 A JP 2018069717A JP 2016234266 A JP2016234266 A JP 2016234266A JP 2016234266 A JP2016234266 A JP 2016234266A JP 2018069717 A JP2018069717 A JP 2018069717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
wall
storage chamber
flow path
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016234266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6825337B2 (ja
Inventor
尚己 木村
Naomi Kimura
尚己 木村
聖真 工藤
Shoshin Kudo
聖真 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to US15/787,071 priority Critical patent/US10259229B2/en
Priority to BR112019007952A priority patent/BR112019007952A2/pt
Priority to PCT/JP2017/038159 priority patent/WO2018079473A1/ja
Priority to CN201710992098.7A priority patent/CN107972361B/zh
Priority to RU2019114446A priority patent/RU2719198C1/ru
Priority to TW106136323A priority patent/TW201819204A/zh
Publication of JP2018069717A publication Critical patent/JP2018069717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6825337B2 publication Critical patent/JP6825337B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】気液交換が可能な細長いインク注入路部を容易に製造できるインク収容体、インク収容体を備えるプリンターを提供する。【解決手段】インク噴射ヘッドに供給するインクを収容可能なインク収容室40と、インク収容室40の外部に開口する第1端部39aとインク収容室40の内部に開口する第2端部39bとを接続し、インク収容室40内にインクを注入可能なインク注入流路部39と、を備え、インク注入流路部39の少なくとも一部は、流路壁76a〜76cにより画定された溝77が流路壁76a〜76cに取り付けられた第1フィルム46a及び第2フィルム46bにより封止されて形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、インクを収容可能なインク収容体、及びインク収容体を備えたプリンターに関する。
従来から、インクを収容可能なインク収容体から供給されたインクを、インク噴射ヘッドから噴射することで媒体に印刷を行うインクジェット式のプリンターがある。また、こうしたインク収容体の中には、プリンターに着脱可能に装着されるインクカートリッジがある(例えば特許文献1)。
このインクカートリッジは、インクが消費された使用済みのものに対してインクが補給されることにより、再使用可能となる。具体的には、インクカートリッジには、インク注入孔と空気抜き孔とが形成されている。そして、補給用のインクを収容したインクボトルが備えるインク注入針(インク注入流路部)と空気抜きノズルとが、インク注入孔と空気抜き孔とにそれぞれ差し込まれることにより、インク注入針を介してインクが補給されていた。
特開2008−183836号公報
ところで、インクを流入させるインク通路(インク流路)と空気を抜く空気通路とを分け、流入したインクの分だけ空気を抜く気液交換を行う場合、太いインク通路ではインク通路内で気液交換が行われ、インクの流入が不安定になってしまうことがある。
しかし、細いインク通路を形成する中空針状のインク注入針は、インクボトルやインクカートリッジと一体で製造することが困難であった。
なお、こうした課題は、インクを補給可能なインクカートリッジ及びインクカートリッジが着脱可能に装着されるプリンターに限らず、インクを補給可能なインク収容体及びインク収容体を備えるプリンターにおいては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、気液交換が可能な細長いインク注入路部を容易に製造できるインク収容体、インク収容体を備えるプリンターを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するインク収容体は、インク噴射ヘッドに供給するインクを収容可能なインク収容室と、前記インク収容室の外部に開口する第1端部と前記インク収容室の内部に開口する第2端部とを接続し、前記インク収容室内に前記インクを注入可能なインク注入流路部と、を備え、前記インク注入流路部の少なくとも一部は、流路壁により画定された溝が前記流路壁に取り付けられたフィルムにより封止されて形成されている。
この構成によれば、インク注入流路部の少なくとも一部は、溝がフィルムにより封止されて形成されているため、溝の深さや幅を規定することにより、インク注入流路部の太さを規定できる。そのため、気液交換が可能な細長いインク注入流路部を容易に製造できる。
上記インク収容体において、前記インク注入流路部は、前記第1端部と前記第2端部とを接続する複数のインク流路を有することが好ましい。
この構成によれば、インク注入流路部が複数のインク流路を有しているため、少なくとも1つのインク流路は、空気を排出させるための流路になり得る。したがって、インク収容室にインクを流入させるインク流路と、インク収容室から空気を排出させる流路とを分けることができるため、インク収容室にインクを安定して補給できる。
上記インク収容体において、前記複数のインク流路のうち少なくとも1つのインク流路は、第1流路部と、該第1流路部よりも断面積が大きな第2流路部と、を有することが好ましい。
例えばインク収容室にインクを流入させる際、複数のインク流路においてインクが空気を押す圧力と、空気がインクを押す圧力とが均衡することがある。すると、これらのインク流路内にインクが留まり、インク収容室にインクが流入しないことがある。その点、この構成によれば、少なくとも1つのインク流路は、断面積が小さな第1流路部と、断面積が大きな第2流路部とを有しているため、空気とインクの圧力の均衡を崩すことができる。したがって、複数のインク流路を空気が排出される流路とインクが流入する流路とに分かれやすくできる。
上記インク収容体において、前記複数のインク流路の前記第2端部は、前記インク収容室内において等しい高さに位置することが好ましい。
この構成によれば、複数のインク流路の第2端部の高さが等しいため、第2端部の高さが異なる場合に比べてインク注入流路部を容易に製造できる。
上記インク収容体において、前記インク注入流路部の前記第2端部側は、前記インク収容室の上部空間に位置し、前記インク収容室を区画する天壁から下方に向かって突出形成されていることが好ましい。
インク収容室は、インクが下方に溜まり、上方は空気の空間となる。そのため、この構成によれば、インク注入流路部を天壁から突出させて第2端部をインク収容室の上部空間に位置させることにより、インク注入流路部を介してインク収容室内の空気を排出しやすくできる。
上記インク収容体は、前記インク収容室を画定する天壁と側壁とを有し、前記天壁と交差する方向に延びる前記側壁は、使用状態において上下方向に立設し、外部から前記インク収容室内の前記インクを視認可能な視認面を有し、前記視認面には、前記インクの補給量の上限の目安を示す上限表示部が設けられ、前記インク注入流路部は、前記第2端部が上下方向において前記上限表示部に対応する位置に位置することが好ましい。
この構成によれば、インク収容室にインクが補給されると、流入したインクによりインク収容室に収容されたインクの液面が上昇する。そして、液面が上限表示部まで達すると、インク注入流路部の第2端部がインクにより塞がれ、第2端部からインク注入流路部内に空気が入らなくなる。そのため、インク収容室へのインクの補給を、上限表示部に対応する位置で止めることができる。
上記インク収容体は、前記インク注入流路部に沿って設けられたバッファー室と、該バッファー室と前記インク収容室とを連通させる連通部と、をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、バッファー室をインク注入流路部に沿って設けているため、インク注入流路部をバッファー室により補強できる。したがって、インク注入流路部が損傷する虞を低減できる。
上記インク収容体は、前記バッファー室を大気に連通させる大気連通部をさらに備え、前記インク収容体の使用状態において、前記連通部は、前記第2端部よりも上方の位置で前記インク収容室と連通することが好ましい。
例えば、インク収容室が密閉されている場合、温度変化などの影響で空気が膨張してインクの液面を押し、インク収容室からインクを押し出してしまう虞がある。その点、この構成によれば、バッファー室は、大気連通部により大気に連通し、第2端部よりも上方位置に開口する連通部により、インク収容室とバッファー室とが連通されている。そのため、インク収容室に第2端部の高さまでインクが収容されている場合でも、インク収容室からインクが押し出されてしまう虞を低減できる。
上記インク収容体は、前記インク収容体の使用状態において、前記インク収容室における前記第2端部よりも上方の空間は、前記インク注入流路部により第1上方空間と第2上方空間とに区分けされ、前記第1上方空間と前記第2上方空間とを連通させる連通路をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、インク収容室における上方の空間がインク注入流路部により第1上方空間と第2上方空間に区分けされている場合でも、連通路によって連通する第1上方空間と第2上方空間とをバッファー室に連通させることができる。
上記インク収容体は、前記インク収容体の使用状態において、前記インク収容室における前記第2端部よりも上方の空間の容積は、前記インク注入流路部の容積よりも大きいことが好ましい。
補給用のインクを収容したインクボトルをインク注入流路部に接続してインク収容室にインクを注入する場合、インクによりインク注入流路部の第2端部が塞がれて第2端部から空気が入らなくなると、インクボトルからインク収容室へのインクの流入が停止する。そして、インクボトルとインク注入流路部の接続を解除すると、インク注入流路部内に残ったインクには大気圧がかかり、インク収容室に流入する。その点、この構成によれば、インク収容室の上方の空間の容積は、インク注入流路部の容積よりも大きいため、インク注入流路部に残ったインクがインク収容室に流入しても、バッファー室にインクが流入する虞を低減できる。
上記インク収容体において、前記バッファー室は、1つの面が開放されたバッファー用凹部が、前記フィルムにより封止されて形成されていることが好ましい。
この構成によれば、バッファー用凹部と溝とをフィルムで封止することにより、バッファー室とインク注入流路部とを形成できるため、インク収容体を容易に製造できる。
上記インク収容体において、前記フィルムは、前記溝の一部を封止して前記インク注入流路部の一部を形成する第1フィルムと、前記溝の一部を封止して前記インク注入流路部の前記第2端部を形成する第2フィルムと、を有し、前記インク収容室は、1つの面が開放された収容室用凹部が、前記第2フィルムにより封止されて形成されていることが好ましい。
この構成によれば、収容室用凹部と溝とを第2フィルムで封止することにより、インク収容室とインク注入流路部の第2端部とを形成できる。したがって、インク収容体を容易に製造できる。
上記インク収容体は、前記インク収容体の使用状態において、前記第1端部よりも下方の位置に位置し、前記第1端部から前記インク注入流路部の外側に流れ落ちたインクを貯留する貯留部をさらに備え、前記貯留部は、前記インク収容室を画定する天壁と、該天壁から上方に立設し、側方の一部が開口した貯留壁と、該貯留壁の側方を向く前記開口を封止する前記フィルムと、により画定され、上方に向かって開口することが好ましい。
この構成によれば、インク注入流路部の外側に漏れ落ちたインクを貯留部に貯留することができるため、インク収容体の周囲にインクが広がる虞を低減できる。そして、このような貯留部は、インク注入流路部を封止するフィルムを利用することにより、容易に形成できる。
上記課題を解決するプリンターは、上記構成のインク収容体と、前記インクを噴射する前記インク噴射ヘッドと、前記インク収容体と前記インク噴射ヘッドとを収容する筐体と、前記筐体に設けられた操作パネルと、を備え、前記操作パネルは、表示部を有し、前記インク収容体は、少なくとも一部が前記操作パネルと同じ高さに位置するように配置され、前記インク注入流路部を介して前記インク収容室にインクを注入する注入状態において、前記インク注入流路部の前記第1端部は、前記表示部よりも上方に位置する。
この構成によれば、第1端部が表示部よりも上方に位置するため、第1端部と表示部が同じ高さもしくは第1端部が表示部よりも下方に位置する場合に比べ、第1端部からインク注入流路部にインクを注入させる注入操作をしやすくできる。
上記インク収容体は、前記インク収容室を大気に連通させる大気連通路の途中に設けられたバッファー室をさらに備え、前記バッファー室は、前記インク収容室側の前記大気連通路と前記バッファー室との接続口から前記バッファー室の中心部方向に前記インクを誘導する壁を有することが好ましい。
この構成によれば、バッファー室にインクが流入した場合に、インクはバッファー室の中心部方向に誘導される。そのため、インクをバッファー室に留めることができるため、大気連通路を通じてインクが外部に漏れる虞を低減し、インク収容体の周囲がインクで汚される虞を低減できる。
第1実施形態のプリンターを備える複合機の斜視図。 インク収容体にインクを補給する様子を示す複合機の斜視図。 タンクユニットの筐体の図示を省略した複合機の正面図。 第1インク収容体を右側から見た斜視図。 第1インク収容体を左側から見た斜視図。 第1インク収容体の右側面図。 第1インク収容体の左側面図。 第1インク収容体の平面図。 図6における9−9線矢視断面図。 図6における10−10線矢視断面図。 第2インク収容体を右側から見た斜視図。 第2インク収容体を左側から見た斜視図。 第2インク収容体の右側面図。 第2インク収容体の左側面図。 第2実施形態のプリンターが備えるインク収容体の正面図。 第1インク収容体の左側面図。 第2インク収容体の左側面図。 第1インク収容体の右側面図。 第2インク収容体の右側面図。 第1インク収容体を左側から見た斜視図。 第2インク収容体を左側から見た斜視図。 第1インク収容体を右側から見た斜視図。 第2インク収容体を右側から見た斜視図。 姿勢が変更されたインク収容体の部分側面図。 変形例のインク収容体の左側面図。 変形例のインク収容体の右側面図。 変形例のインク収容体を左側から見た斜視図。 変形例のインク収容体の背面図とインク噴射ヘッドの模式図。 変形例のインク収容体を右側から見た斜視図。 変形例の複合機の斜視図。
(第1実施形態)
以下、プリンターの第1実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態のプリンターは、用紙などの媒体に対してインクを噴射することにより媒体に文字や画像等を印刷(記録)する。
図1に示すように、複合機11は、プリンター12と、プリンター12上に配置されてプリンター12の上側を覆う画像読取装置13とを備え、全体として略直方体状をなしている。
本実施形態では、反重力方向を上方向というと共に、重力方向を下方向という。そして、図1では、複合機11が水平面上に置かれているものとして上方向と下方向に沿う方向を上下方向Zとし、水平面に沿う方向を幅方向X及び奥行方向Yとして図示する。すなわち、幅方向X、奥行方向Y、及び上下方向Zは、相互に交差(好ましくは直交)する。また、奥行方向Yにおける一端側を前面側もしくは前側、一端側とは反対の他端側を背面側もしくは後側といい、前面側から見た幅方向Xの一端側を右側、他端側を左側ということもある。
プリンター12の前面側には、複合機11の各種の操作を行うためのボタンなどの操作部15と、プリンター12や複合機11の情報などを表示する表示部16と、を有する操作パネル17が設けられている。さらに、操作パネル17の右側には、少なくとも1つ(本実施形態では5つ)のインク収容体18(図3参照)を収容する収容体ユニット19が設けられている。インク収容体18は、プリンター12の筐体20内に設けられ、筐体20には、各インク収容体18と対応するように少なくとも1つ(本実施形態では5つ)の窓部21が形成されている。
また、筐体20内には、媒体(図示略)にインクを付着させて印刷する印刷部23と、インク収容体18に収容されたインクを印刷部23に供給するためのチューブなどを有する供給部24と、が設けられている。印刷部23は、ノズル(図示略)からインクを噴射するインク噴射ヘッド25と、インク噴射ヘッド25を保持して幅方向X(走査方向)に沿って往復移動可能なキャリッジ26と、を備えている。そして、印刷部23は、移動するインク噴射ヘッド25から媒体に向かってインクを噴射することにより媒体に印刷する。
このように、筐体20には、操作パネル17が設けられており、筐体20内には、インク収容体18、供給部24、インク噴射ヘッド25、キャリッジ26などが収容されている。なお、本実施形態の供給部24は、インク収容体18と個別に対応して複数設けられているが、図1においては図の簡略化のために1つだけ図示している。
図2に示すように、画像読取装置13は、背面側に設けられたヒンジなどの回転機構28を介して取り付けられている。画像読取装置13は、プリンター12に対して開閉可能であり、図1に示す閉位置と、図2に示す開位置との間で回動する。そして、画像読取装置13を開位置に位置させると、収容体ユニット19のカバー29及びインク収容体18(図3参照)に取り付けられたキャップ30が開閉可能となる。インク収容体18にインクを補給する場合には、図2に示すように、画像読取装置13、カバー29、及びキャップ30を開位置に位置させ、補給用のインクを収容したインクボトル31をインク収容体18に接続する。
次に、インク収容体18をプリンター12に取り付けるための構成、及びインク収容体18の配置について説明する。
図3に示すように、収容体ユニット19は、インク収容体18を取り付け可能な取付部33を備えている。取付部33には、収容可能なインクの量が異なる第1インク収容体18Aと第2インク収容体18Bが、幅方向Xに並んで取り付けられている。各インク収容体18には、それぞれ異なる種類(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなどの色や、顔料や染料などの着色剤)のインクが収容される。
本実施形態では、収容量が多いブラック用の第1インク収容体18Aが操作パネル17側に1つ設けられ、第1インク収容体18Aよりも収容量が少ないカラー用の第2インク収容体18Bが4つ設けられている。なお、複数設けられた第2インク収容体18Bの構成は同じであり、第1インク収容体18Aと第2インク収容体18Bにおいても共通する構成については同一符号を付すことで重複した説明を省略する。
図3,図4に示すように、インク収容体18には、取付部33に係合する爪部34と、取付ねじ35が螺合する螺合部36と、が形成されている。また、取付部33には、取付ねじ35を係止する係止部37が形成されている(図3では1つだけ図示)。
図3に示すように、インク収容体18は、爪部34を取付部33に係合させた状態で、取付ねじ35が係止部37に係止されつつ螺合部36に螺合されることにより取付部33に固着される。こうしてインク収容体18は、少なくとも一部が操作パネル17と同じ高さに位置するように配置される。
インク収容体18は、取付部33に固着されることにより、プリンター12を使用可能な使用状態、及びインクボトル31が接続されてインクが注入されるインク注入流路部39を介してインク収容室40にインクを注入する注入状態となる。この注入状態において、インク注入流路部39の第1端部39aは、操作部15及び表示部16よりも上方に位置する。
次に、第1インク収容体18Aの構成について説明する。
図4,図5に示すように、第1インク収容体18Aは、インク噴射ヘッド25に供給するインクを収容可能なインク収容室40と、インク収容室40の上方に設けられた少なくとも1つ(本実施形態では3つ)のバッファー室41a〜41cとを備えている。さらに、第1インク収容体18Aは、第1インク収容体18Aの使用状態において、インク注入流路部39の第1端部39aよりも下方の位置に位置し、第1端部39aからインク注入流路部39の外側に流れ落ちたインクを貯留する貯留部42を備えている。
第1バッファー室41aと第2バッファー室41bは、奥行方向Yにおいてインク注入流路部39の少なくとも片側(本実施形態では両側)に、インク注入流路部39に沿うように設けられている。また、インク注入流路部39は、インク収容室40の外部に開口する第1端部39aとインク収容室40の内部に開口する第2端部39bとを接続し、インク収容室40内にインクを注入可能である。
第1インク収容体18Aは、1つの面(右面)が開放された少なくとも1つ(本実施形態では3つ)のバッファー用凹部43と、1つの面(左面)が開放された収容室用凹部44と、を有する収容体ケース45を備えている。そして、バッファー室41a〜41cは、バッファー用凹部43がフィルムの一例である第1フィルム46aにより封止されて形成されている。さらに、インク収容室40は、収容室用凹部44がフィルムの一例である第2フィルム46bにより封止されて形成されている。
貯留部42は、インク収容室40を画定する天壁47と、天壁47から上方に立設し、側方の一部(左方)が開口した貯留壁48a〜48cと、貯留壁48a〜48cの側方(左方)を向く開口を封止する第2フィルム46bと、により画定され、上方に向かって開口するように形成されている。すなわち、貯留壁48a〜48cは、前方に位置する第1貯留壁48a、右方に位置する第2貯留壁48b、後方に位置する第3貯留壁48cにより構成されている。また、第3貯留壁48cは、貯留部42と第1バッファー室41aとを区画する。
次に、バッファー室41a〜41cについて説明する。
図4,図6に示すように、第1インク収容体18Aは、インク注入流路部39の前側に設けられた第1バッファー室41aと、インク注入流路部39の後側に設けられた第2バッファー室41b及び第3バッファー室41cを備えている。さらに、第1インク収容体18Aは、第3バッファー室41cを大気に連通させる大気連通部50を備えている。
図6,図7に示すように、第1インク収容体18Aは、第1バッファー室41aの下端とインク収容室40の上端とを連通させる連通部51と、バッファー室41a〜41cを互いに連通するように接続する接続部52a〜52cと、を備えている。連通部51は、第1インク収容体18Aの使用状態において、インク注入流路部39の第2端部39bよりも上方の位置でインク収容室40と連通する。
第1接続部52aは、第1バッファー室41aと第2バッファー室41bとを接続する。また、第2接続部52bは、第2バッファー室41bと第3バッファー室41cとを接続する。そして、第3接続部52cは、細く蛇行した蛇道状に形成され、第3バッファー室41cと大気連通部50とを接続する。
具体的には、第1接続部52aは、第1バッファー室41aの下方部において連通部51よりも上側に形成された第1貫通孔53aと、第2バッファー室41bの下端部に形成された第2貫通孔53bとを接続する。また、第2接続部52bは、第2バッファー室41bの下方部において第2貫通孔53bよりも上側に形成された第3貫通孔53cと、第3バッファー室41cの下端部に形成された第4貫通孔53dとを接続する。
なお、貫通孔53a〜53dは、バッファー室41a〜41cを画定する左壁54を貫通するように形成されている。そして、第1接続部52aと第2接続部52bは、左壁54の外面(左面)に設けられ、左方に向かって開口する溝部と、この溝部を封止する第2フィルム46bと、により形成されている。また、第3接続部52cは、右方に向かって開口する溝部と、この溝部を封止する第1フィルム46aと、により形成されている。
したがって、インク収容室40は、連通部51、第1バッファー室41a、第1接続部52a、第2バッファー室41b、第2接続部52b、第3バッファー室41c、第3接続部52cを介して大気連通部50と連通している。
次に、インク収容室40について説明する。
図5,図7に示すように、第1インク収容体18Aは、インク収容室40を画定する天壁47、天壁47と上下方向Zに対向する底壁56、天壁47及び底壁56と交差する前壁57、後壁58、右壁59を有している。そして、前壁57、後壁58、右壁59によりインク収容室40の側壁が構成されている。すなわち、側壁は、天壁47と交差する方向に延びるように設けられ、使用状態において上下方向Zに立設している。そして、インク収容室40の天壁47により、インク収容室40とバッファー室41a〜41cとが区画されている。また、右壁59の一部と前壁57は、インク収容室40よりも上方に延伸されて形成され、天壁47よりも上方の部分が第1貯留壁48a及び第2貯留壁48bとされている。
図4に示すように、第1インク収容体18Aを構成する収容体ケース45は、透明もしくは半透明の樹脂製であり、インク収容室40に収容されたインクの液面レベルを外部から視認可能である。そして、前壁57(側壁の一例)において、筐体20の窓部21(図1参照)と対応する領域は、外部からインク収容室40内のインクを視認可能な視認面61として機能している。視認面61には、インク収容室40にインクを補給する目安を示す下限表示部62と、インクの補給量の上限の目安を示す上限表示部63とが設けられている。なお、視認面61は、第1インク収容体18Aの使用状態において、上下方向Zに沿うように設けられている。そして、貯留部42は、奥行方向Y及び上下方向Zにおいて、インク注入流路部39の第1端部39aと視認面61との間に位置している。
また、上限表示部63は、第1インク収容体18Aに設けなくてもよい。例えば、プリンター12の筐体20において、視認面61と対向する窓部21を透明もしくは半透明の部材により光を透過する壁として形成し、上限表示部63を窓部21に設けてもよい。また、上限表示部63を設けないようにすることも可能である。すなわち、インク注入時にインクが第2端部39bまで注入されると自動的にインク注入が停止するので、上限表示部63を確認しなくてもインクを注入できる。
図5,図7に示すように、天壁47には、供給部24(図1参照)が接続されてインクが導出されるインク導出部65が設けられている。また、底壁56は、奥行方向Yにおいて、前壁57側が高くなるように傾斜して形成されている。底壁56において、傾斜の低い側となる後壁58側の位置には、凹状のフィルター取付部66が形成されている。第1インク収容体18Aは、このフィルター取付部66のフィルター(図示略)を介してインク導出部65に接続するインク導出路67を備えている。フィルター取付部66には、フィルターが例えば熱溶着されて設けられている。そして、インク収容室40に収容されたインクは、インク噴射ヘッド25においてインクが消費されると、フィルター取付部66のフィルターを介してインク導出路67、インク導出部65、及び供給部24を経由して印刷部23に供給される。
インク収容室40内において、インク注入流路部39の下方の位置には、少なくとも1つ(本実施形態では1つ)の縦リブ部68が形成されている。縦リブ部68は、上下方向Zにおいて天壁47及び底壁56と隙間を有して形成されている。さらに、奥行方向Yにおいて、縦リブ部68とインク導出部65との間の位置には、底壁56と交差する少なくとも1つ、(本実施形態では3つ)の交差リブ部69a〜69cが設けられている。交差リブ部69a〜69cは、奥行方向Yに互いに距離をおいて底壁56から上方に向かって突出している。また、交差リブ部69a〜69cは、幅方向Xに沿って延びるように設けられている。
交差リブ部69a〜69cは、底壁56から上方への突出高さが互いに異なる。すなわち、交差リブ部69a〜69cのうち、インク導出部65側に位置する第1交差リブ部69aの突出高さが最も大きい。さらに、第2交差リブ部69bの突出高さは、第3交差リブ部69cの突出高さよりも大きい。換言すると、第2交差リブ部69bと天壁47との間隔は、第1交差リブ部69aと天壁47との間隔よりも広く、第3交差リブ部69cと天壁47の間隔よりも狭い。
また、縦リブ部68の前後両側と、交差リブ部69a〜69cの前側には、収容室用凹部44の開口側から右壁59側に向かって奥行方向Yの幅が徐々に広くなるように上面視で略直角三角形状をなす延出部70が右壁59と直交して形成されている。
幅方向Xにおいて縦リブ部68と交差リブ部69a〜69cの幅は、収容室用凹部44の幅と略等しい。そのため、収容室用凹部44に第2フィルム46bが接着されると、縦リブ部68及び交差リブ部69a〜69cの左端となる接着面にも第2フィルム46bが接着される。また、各交差リブ部69a〜69cの下端は、接着面から右壁59側に向かって凹み形成されている。したがって、交差リブ部69a〜69cに第2フィルム46bが接着されると、交差リブ部69a〜69cの凹み形成された部分が奥行方向Yにおいて交差リブ部69a〜69cの両側の領域を連通させる。
さらに、奥行方向Yにおいて縦リブ部68の両側の位置には、底壁56から上方に向かって突出する第1突出部71aが形成されている。さらに、縦リブ部68とインク導出部65との間の位置には、天壁47から下方に向かって突出する第2突出部71bが形成されている。第1突出部71aと第2突出部71bは、右壁59から収容室用凹部44の開口側(左方)に向かって徐々に上下方向Zの幅が狭くなるように正面視で略直角三角形状をなしている。
次に、インク注入流路部39について説明する。
図7に示すように、インク注入流路部39の第2端部39b側は、インク収容室40の上部空間に位置し、インク収容室40を区画する天壁47から下方に向かって突出形成されている。すなわち、第1インク収容体18Aの使用状態では、インク注入流路部39の第1端部39aが第2端部39bよりも上側(本実施形態では鉛直上方)に位置する。そして、天壁47よりも上側に第1端部39aが位置し、天壁47よりも下側に第2端部39bが位置する。また、インク収容室40の上部空間とは、インク収容室40の中央よりも上側の空間であり、縦リブ部68の上端、第1交差リブ部69aの上端、第2突出部71bの下端のうち、少なくとも1つよりも上側の空間である。
インク注入流路部39は、上下方向Zに沿って設けられた筒部73を有し、筒部73の先端(上端)である第1端部39aと第2端部39bとを接続する少なくとも1つ(本実施形態では複数)の第1インク流路74aと第2インク流路74bを有している。なお、筒部73は、第3貯留壁48cと交差する第1インク収容体18Aの上面75から上方に向かって突出するように設けられている。
第1インク流路74aと第2インク流路74bの第2端部39bは、インク収容室40内において等しい高さに位置する。そして、インク注入流路部39は、第2端部39bが上下方向Zにおいて上限表示部63に対応する位置に位置する。具体的には、第2端部39bは、上下方向Zにおいて上限表示部63と同じ高さ、もしくは上限表示部63付近に位置する。
図8に示すように、円筒状の筒部73内には、奥行方向Yにおける中央位置に、幅方向X及び上下方向Zに沿う第1流路壁76aが設けられている。なお、第1インク流路74aと第2インク流路74bは、筒部73における水平方向の断面積が略同じである。
図6,図7に示すように、第1インク流路74aと第2インク流路74bとを区画する第1流路壁76aは、第1端部39aから第2端部39bまで連続して設けられている。また、奥行方向Yにおいて第1流路壁76aの両側の位置には、第1バッファー室41aとインク注入流路部39とを区画する第2流路壁76bと、第2バッファー室41bとインク注入流路部39とを区画する第3流路壁76cとが設けられている。すなわち、本実施形態では、一対の流路壁(第1流路壁76a及び第2流路壁76b、第1流路壁76a及び第3流路壁76c)により、筒部73から繋がる溝77が画定されている。また、本実施形態では、上下方向Zに沿う2つの溝77が奥行方向Yに並んで設けられている。
インク注入流路部39の少なくとも一部は、流路壁76a〜76cと、流路壁76a〜76cに取り付けられた第1フィルム46a及び第2フィルム46bとにより構成され、溝77を第1フィルム46aと第2フィルム46bで封止して形成されている。具体的には、溝77は、幅方向Xの両側にそれぞれ開口し、第1フィルム46aは、第1バッファー室41aと第2バッファー室41bとの間に形成された部分である溝77の一部を封止することにより、インク注入流路部39の一部を形成する。また、第2フィルム46bは、収容室用凹部44内に形成された部分である溝77の一部を封止することにより、インク注入流路部39の一部と第2端部39bとを形成する。
図7に示すように、第1インク収容体18Aの使用状態において、インク収容室40における第2端部39bよりも上方の空間は、インク注入流路部39により前側の第1上方空間78aと、後側の第2上方空間78bとに区分けされている。すなわち、インク収容室40には、インク注入流路部39を挟んで第1上方空間78aと第2上方空間78bが設けられている。
図6,図7に示すように、第1インク収容体18Aは、第1上方空間78aと第2上方空間78bとを連通させる連通路79を備えている。すなわち、連通路79は、インク収容室40の右壁59を貫通するように形成された第1連通孔80a及び第2連通孔80bとを連通させると共に、右方に向かって開口する溝部と、この溝部を封止する第1フィルム46aとにより形成されている。なお、第1連通孔80aは、連通部51が開口する第1上方空間78aに開口し、第2連通孔80bは、インク注入流路部39を挟んで第1上方空間78aとは反対側に位置する第2上方空間78bに開口する。
なお、第1インク収容体18Aの使用状態において、インク収容室40における第2端部39bよりも上方の空間の容積は、インク注入流路部39の容積よりも大きい。すなわち、第1上方空間78aと第2上方空間78bの容積の合計は、第1インク流路74aと第2インク流路74bの容積の合計よりも大きい。
図9に示すように、第2インク流路74bは、第1流路部81aと、第1流路部81aよりも水平方向の断面積が大きな第2流路部81bとを有する。すなわち、複数のインク流路のうち、少なくとも1つのインク流路は、第1流路部81aと第2流路部81bとを有する。本実施形態では、第1流路部81aと第2流路部81bの溝77の深さが異なり、第2流路部81bの溝77の深さは、第1流路部81aの溝77の深さよりも深い。また、上下方向Zにおいて、第1流路部81aは、第2流路部81bよりも上方に位置し、第1流路部81aの長さは、第2流路部81bの長さよりも長い。
図6に示すように、第2流路部81bの上端は、貯留壁48a〜48cよりも上方に位置し、大気連通部50及びインク導出部65よりも上方に位置する。さらに、第2流路部81bの上端は、連通部51、第1接続部52a、第2接続部52b、貫通孔53a〜53dよりも上方に位置し、バッファー室41a〜41cの上端よりも下方に位置する。
図9,図10に示すように、第1インク流路74aは、第1フィルム46aにより封止される溝77のうち、第2インク流路74bの第1流路部81aと第2流路部81bに対応する部分の深さが同じである。そして、第1インク流路74aにおいて、水平方向の断面積が第2インク流路74bにおける第1流路部81aの水平方向の断面積と同じ部分は、第1流路部81aとされている。換言すると、第2インク流路74bにおいて、上下方向Zにおける同じ位置での水平方向の断面積が、第1インク流路74aと異なる部分が第2流路部81bとなる。
なお、図9,図10に示すように、第1インク流路74a、第2インク流路74bにおいて、第1流路部81aよりも上部(筒部73と接続する側)は、インク受け部82として水平方向の断面積が第1流路部81aよりも大きく形成されている。インク受け部82の底面は、下方に傾斜するように形成され、それに続く第1流路部81aにインクを引き込みやすくしている。
次に、第2インク収容体18Bについて説明する。
図11,図12に示すように、第2インク収容体18Bは、少なくとも1つ(本実施形態では9つ)のバッファー室41a〜41iと、各バッファー室41a〜41i及び大気連通部50を接続する接続部52a〜52gと、を備えている。なお、第1バッファー室41a〜第4バッファー室41d、及び第7バッファー室41g、第9バッファー室41iは、右方に向かって開口するバッファー用凹部43が第1フィルム46aにより封止されて形成されている。また、第5バッファー室41e、第6バッファー室41f、第8バッファー室41hは、左方に向かって開口するバッファー用凹部43が第2フィルム46bにより封止されて形成されている。また、大気連通部50は、天壁47よりも上方の位置であって、第3バッファー室41cの上側に形成されている。
第3接続部52cは、第3バッファー室41cと第4バッファー室41dとを接続する。第4接続部52dは、第4バッファー室41dと第5バッファー室41eとを接続する。第5接続部52eは、第5バッファー室41eと第6バッファー室41fとを接続する。第6接続部52fは、第6バッファー室41fと第7バッファー室41gとを接続する。第7接続部52gは、第9バッファー室41iと大気連通部50とを接続する。
図13,図14に示すように、左壁54には、第3貫通孔53c〜第10貫通孔53jが形成されている。具体的には、第2バッファー室41bには、第3貫通孔53cが形成され、第3バッファー室41cには、第4貫通孔53d及び第5貫通孔53eが形成され、第4バッファー室41dには、第6貫通孔53fが形成されている。さらに、第5バッファー室41eには、第7貫通孔53gが形成され、第6バッファー室41fには、第8貫通孔53hが形成されている。第7バッファー室41g及び第9バッファー室41iと、第8バッファー室41hは、左壁54を隔てて設けられており、第7バッファー室41gに形成された第9貫通孔53iと、第9バッファー室41iに形成された第10貫通孔53jは、第8バッファー室41hにも開口する。また、第8バッファー室41hには、気体は透過させると共に、インクは透過させない気液分離膜(図示略)が設けられる。
第1接続部52a、第4接続部52d、第6接続部52f、第7接続部52gは、右方に向かって開口する溝部と、この溝部を封止する第1フィルム46aと、により形成されている。また、第2接続部52b、第3接続部52c、第5接続部52eは、左方に向かって開口する溝部と、この溝部を封止する第2フィルム46bと、により形成されている。
また、第2バッファー室41bと第3バッファー室41cとを区画する区画壁83の下端には、切欠部84が形成されている。すなわち、区画壁83に第1フィルム46aが接着された状態において、第2バッファー室41bと第3バッファー室41cは、左壁54側に形成された第2接続部52bと、区画壁83に形成された切欠部84により連通する。
次に、第2インク収容体18Bにおけるインク収容室40内の構成について説明する。
図12,図14に示すように、インク収容室40の第1上方空間78aと第2上方空間78bとを連通させる連通路79は、第1上方空間78aの上端と第2上方空間78bの上端とを接続し、左方に向かって開口する溝部が第2フィルム46bにより封止されて形成されている。
次に、インクボトル31をインク注入流路部39に接続し、インクボトル31に収容されたインクをインク収容室40に補給する場合の作用について説明する。なお、第1インク収容体18Aと第2インク収容体18Bにおいてインクを補給する場合の作用は同じである。
図6に示すように、インク注入流路部39の第1端部39a側となる筒部73にインクボトル31を接続すると、インクは、第1インク流路74aと第2インク流路74bをインク収容室40側に向かって降下するように流れる。そして、インク収容室40内の空気は、インクにより押されて圧力が上がる。
第1インク流路74aを流れるインクは、インク収容室40に流入する。一方、第2インク流路74bを流れるインクは、第2インク流路74bの途中位置で、インク収容室40内の空気圧に押されて降下が止まる。そして、第2インク流路74b内のインクは、インクが流入したインク収容室40内の空気圧により、インクボトル31へ押し戻される。例えば、第2インク流路74bを流れるインクは、第1流路部81aを降下して第2流路部81bとの境目で降下が止まり、第1流路部81aを押し戻される。
これにより、第1インク流路74aは、インクボトル31からインク収容室40にインクを流入させる流路となり、第2インク流路74bは、インク収容室40内の空気をインクボトル31に流入させる流路となる。すなわち、インクボトル31とインク収容体18との間では、インクボトル31からインク収容室40に注入されたインクの分だけインク収容室40内の空気がインクボトル31に流入し、所謂気液交換が行われる。
そして、インクの液面が第2端部39bまで上昇し、インクにより第2インク流路74bの第2端部39bが塞がれると、第2インク流路74bを介してインクボトル31に空気が流入しなくなる。すると、インクボトル31内のインクの液面にかかる圧力が低下し、インクボトル31からインク収容室40へのインクの流入が停止する。
インクボトル31をインク注入流路部39から外すと、第1インク流路74a内のインクには大気圧がかかる。そのため、第1インク流路74a内のインクは、インク収容室40に流入し、インク注入流路部39とインク収容室40とにおいてインクの液面の高さが揃う。
上記第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)インク注入流路部39の少なくとも一部は、溝77が第1フィルム46a及び第2フィルム46bにより封止されて形成されているため、溝77の深さや幅を規定することにより、インク注入流路部39の太さを規定できる。そのため、気液交換が可能な細長いインク注入流路部39を容易に製造できる。
(2)インク注入流路部39が複数のインク流路74a,74bを有しているため、少なくとも1つのインク流路は、空気を排出させるための流路になり得る。したがって、インク収容室40にインクを流入させるインク流路と、インク収容室40から空気を排出させる流路とを分けることができるため、インク収容室40にインクを安定して補給できる。
(3)例えばインク収容室40にインクを流入させる際、複数のインク流路74a,74bにおいてインクが空気を押す圧力と、空気がインクを押す圧力とが均衡することがある。すると、これらのインク流路74a,74b内にインクが留まり、インク収容室40にインクが流入しないことがある。その点、第2インク流路74bは、断面積が小さな第1流路部81aと、断面積が大きな第2流路部81bとを有しているため、空気とインクの圧力の均衡を崩すことができる。したがって、複数のインク流路74a,74bを空気が排出される流路とインクが流入する流路とに分かれやすくできる。
(4)複数のインク流路74a,74bの第2端部39bの高さが等しいため、第2端部39bの高さが異なる場合に比べてインク注入流路部39を容易に製造できる。
(5)インク収容室40は、インクが下方に溜まり、上方は空気の空間となる。そのため、インク注入流路部39を天壁47から突出させて第2端部39bをインク収容室40の上部空間に位置させることにより、インク注入流路部39を介してインク収容室40内の空気を排出しやすくできる。
(6)インク収容室40にインクが補給されると、流入したインクによりインク収容室40に収容されたインクの液面が上昇する。そして、液面が上限表示部63まで達すると、インク注入流路部39の第2端部39bがインクにより塞がれ、第2端部39bからインク注入流路部39内に空気が入らなくなる。そのため、インク収容室40へのインクの補給を、上限表示部63に対応する位置で止めることができる。
(7)第1バッファー室41a及び第2バッファー室41bをインク注入流路部39に沿って設けているため、インク注入流路部39をバッファー室41a,41bにより補強できる。したがって、インク注入流路部39が損傷する虞を低減できる。
(8)例えば、インク収容室40が密閉されている場合、温度変化などの影響で空気が膨張してインクの液面を押し、インク収容室40からインクを押し出してしまう虞がある。その点、バッファー室41a〜41iは、大気連通部50により大気に連通し、第2端部39bよりも上方位置に開口する連通部51により、インク収容室40と第1バッファー室41aとが連通されている。そのため、インク収容室40に第2端部39bの高さまでインクが収容されている場合でも、インク収容室40からインクが押し出されてしまう虞を低減できる。
(9)インク収容室40における上方の空間がインク注入流路部39により第1上方空間78aと第2上方空間78bに区分けされている場合でも、連通路79によって連通する第1上方空間78aと第2上方空間78bとを第1バッファー室41aに連通させることができる。
(10)補給用のインクを収容したインクボトル31をインク注入流路部39に接続してインク収容室40にインクを注入する場合、インクによりインク注入流路部39の第2端部39bが塞がれて第2端部39bから空気が入らなくなると、インクボトル31からインク収容室40へのインクの流入が停止する。そして、インクボトル31とインク注入流路部39の接続を解除すると、インク注入流路部39内に残ったインクには大気圧がかかり、インク収容室40に流入する。その点、インク収容室40の上方の空間の容積は、インク注入流路部39の容積よりも大きいため、インク注入流路部39に残ったインクがインク収容室40に流入しても、第1バッファー室41aにインクが流入する虞を低減できる。
(11)バッファー用凹部43と溝77とを第1フィルム46aで封止することにより、バッファー室41a〜41c(第2インク収容体18Bでは、バッファー室41a〜41d,41g,41h)とインク注入流路部39とを形成できるため、インク収容体18を容易に製造できる。
(12)収容室用凹部44と溝77とを第2フィルム46bで封止することにより、インク収容室40とインク注入流路部39の第2端部39bとを形成できる。したがって、インク収容体18を容易に製造できる。
(13)インク注入流路部39の外側に漏れ落ちたインクを貯留部42に貯留することができるため、インク収容体18の周囲にインクが広がる虞を低減できる。そして、このような貯留部42は、インク注入流路部39を封止する第2フィルム46bを利用することにより、容易に形成できる。
(14)第1端部39aが表示部16よりも上方に位置するため、第1端部39aと表示部16が同じ高さもしくは第1端部39aが表示部16よりも下方に位置する場合に比べ、第1端部39aからインク注入流路部39にインクを注入させる注入操作をしやすくできる。
(15)第1インク流路74aと第2インク流路74bを並べて形成しているため、第1インク流路74aと第2インク流路74bを離して形成する場合に比べ、インク注入流路部39の強度を上げることができる。
(16)インク注入流路部39は、インク収容室40の天壁47から突出するように形成されているため、インク収容室40において、第2端部39bと天壁47との間に空間を形成できる。
(17)第1バッファー室41a及び第2バッファー室41bは、インク注入流路部39に沿って設けることにより、インク注入流路部39の横のスペースを有効活用して形成できる。また、バッファー室41a〜41iを設けているため、インク収容室40から流出したインクをバッファー室41a〜41iに収容でき、インク収容体18からインクが漏れる虞を低減できる。
(18)第2インク収容体18Bは、第2バッファー室41bと第3バッファー室41cとを接続する第2接続部52bと切欠部84とを異なる面に設けているため、インクが第3バッファー室41cに流入してしまった場合でも、第2バッファー室41bにインクを戻しやすくできる。
(第2実施形態)
次に、プリンターの第2実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態は、インク収容体18の一部の形状が第1実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
図15に示すように、第1インク収容体18A及び第2インク収容体18Bは、窓部21(図1参照)を通して視認可能な視認面61を有している。すなわち、第2壁の一例である前壁57は、インク収容室40を画定し、インク収容室40内のインクをインク収容室40外から視認可能な視認壁として機能している。
そして、視認面61には、下限表示部62と上限表示部63との間に、少なくとも1つ(図15では3つ)の目盛89が設けられている。なお、目盛89を複数設ける場合には、下限表示部62と上限表示部63とを含めて目盛89を等間隔に設けることが好ましい。また、第1インク収容体18Aに設けられた下限表示部62、上限表示部63、及び目盛89は、幅方向Xにおいて筒部73の中心を通る中心線Aとずれて形成されていることが好ましい。なお、中心線Aは、螺合部36の中心を通る線でもある。
前壁57のインク収容室40側となる内面は、疎水処理が施されている。例えば、前壁57の内面には、シリコン系撥水剤が塗布されている。これにより、前壁57に付着したインクが引きやすくなり、インク収容室40に収容されたインクの液面を視認しやすくできる。
図16,図17に示すように、インク収容室40に形成される連通部51は、筒状に形成されている。さらに、筒状の連通部51は、天壁47及び第2流路壁76bから離れた位置に形成されることが好ましい。これにより、天壁47や第2流路壁76bの縁を伝ってインクが連通部51に流入する虞を低減できる。
また、第6バッファー室41fに形成される第8貫通孔53hは、筒状に形成されている。さらに、筒状の第8貫通孔53hは、第6バッファー室41fの壁から離れて形成されることが好ましい。これにより第6バッファー室41fの壁の縁を伝って第8貫通孔53hにインクが流入する虞を低減できる。
図18,図19に示すように、第1バッファー室41aには、連通部51と第1接続部52aとを仕切る仕切壁90が設けられている。仕切壁90は、第1バッファー室41aにおいて、連通部51が形成された下端から、上方に向かって延びるように形成されている。そして、仕切壁90の上端は、第1バッファー室41aの上端よりも下方に位置している。そのため、第1バッファー室41aの一部が連通部51から繋がる流路として機能し、振動による気液交換を起こり難くできる。
筒部73は、インク収容室40にインクを注入可能な開口(注入口)を有し、インク収容体18における上端を画定する第1壁の一例である筒部形成壁75aに形成されている。さらに、筒部形成壁75aには、インク収容室40内を大気に連通させる大気連通部50が設けられている。
なお、大気連通部50と筒部73が筒部形成壁75aから突出する方向(上方向)は同じであることが好ましい。大気連通部50と筒部73を筒部形成壁75aに形成することにより、筒部73と大気連通部50のうち何れか一方を閉塞すると共に他方から通気する通気検査を容易に行うことができる。この通気検査は、インク収容室40、インク収容室40と大気連通部50とを結ぶ大気連通路93などに漏れがないかを確認するための検査である。
図20,図21に示すように、貯留部42は、天壁47の上方に設けられた貯留底壁48dと、貯留底壁48dから上方に立設する第1貯留壁48a〜第3貯留壁48c、及び第2フィルム46bとにより画定されているまた、貯留底壁48dは、貯留部42と第2接続部52bとを区画している。
前壁57と筒部形成壁75aとの間には、複数(本実施形態では2つ)の第1角部91と第2角部92とが設けられている。換言すると、筒部形成壁75aと前壁57は、第1角部91と第2角部92を介して接続されている。
具体的には、前壁57は、上下方向Zに沿って設けられ、インク収容体18における前端を画定する。そして、筒部形成壁75aは、上下方向Zと交差する奥行方向Yに沿って設けられている。前壁57は、筒部形成壁75aよりも前側且つ下側に位置し、筒部形成壁75aは、前壁57よりも後側且つ上側に位置している。すなわち、前壁57において筒部形成壁75a側の上端は、筒部形成壁75aよりも下側に位置し、筒部形成壁75aにおいて前壁57側となる前端は、前壁57よりも後側に位置している。
そして、筒部形成壁75aの前端が第1角部91とされていると共に、前壁57の上端が第2角部92とされている。したがって、第1角部91は、筒部形成壁75aと第3貯留壁48cとが交差する角である。また、第2角部92は、貯留部42の角である。第1角部91と第2角部92は、奥行方向Y及び上下方向Zが異なる位置に位置している。
図16〜図19に示すように、インク収容体18は、インク収容室を大気に連通させる大気連通路93を備えている。本実施形態の大気連通路93は、連通部51、第1バッファー室41a〜第9バッファー室41i、第1接続部52a〜第7接続部52g、第3貫通孔53c〜第10貫通孔53j、切欠部84、大気連通部50により構成されている。
大気連通路93の途中には、第4バッファー室41dが設けられている。そして、大気連通路93は、第4バッファー室41dよりもインク収容室40側の第1大気連通路93aと、第4バッファー室41dよりも大気側の第2大気連通路93bと、を有している。また、第4バッファー室41dは、左壁54、下壁94、後側壁95、前側壁96、上壁97、及び第1フィルム46aにより画定されている。
第1大気連通路93aは、連通部51、第1バッファー室41a〜第3バッファー室41c、第1接続部52a〜第3接続部52c、第3貫通孔53c〜第6貫通孔53f、切欠部84により構成されている。そして、第1大気連通路93aは、第4バッファー室41dとの接続口の一例である第6貫通孔53fにより第4バッファー室41dに接続されている。すなわち、第1大気連通路93aは、第4バッファー室41dの左壁54において、前側壁96及び下壁94寄りの位置に接続されている。
第2大気連通路93bは、第5バッファー室41e〜第9バッファー室41i、第4接続部52d〜第7接続部52g、第7貫通孔53g〜第10貫通孔53j、大気連通部50により構成されている。そして、第2大気連通路93bは、下壁94において、第6貫通孔53fよりも前側壁96から離れた後側壁95寄りの位置に接続されている。
図22,図23に示すように、後側壁95は、下壁94と交差する一端(下端)側が上壁97と交差する他端(上端)側よりも前側壁96側に位置するように、下壁94と斜めに交差している。すなわち、後側壁95は、下壁94と斜めに交差する斜壁95aと、上壁97と交差する縦壁95bと、斜壁95aと縦壁95bとの間に位置する横壁95cと、を有している。
そのため、第4バッファー室41dを画定する斜壁95aは、第1大気連通路93aと第4バッファー室41dとの接続口である第6貫通孔53fから第4バッファー室41dの中心部方向にインクを誘導する壁として機能している。そして、斜壁95aは、第4バッファー室41dの奥行方向Yにおける幅が、第2大気連通路93bに向かう下側の幅よりも第4バッファー室41dの中心部に向かう上側の幅が広くなるように傾斜している。すなわち、斜壁95aは、下壁94から離れるにつれ前側壁96からも離れるように傾斜して設けられている。
次に、インク収容体18の作用について説明する。
図24に示すように、例えば複合機11を移動させる場合など、インク収容体18の姿勢が変更されることがある。このとき、第6貫通孔53fから第4バッファー室41dにインクが流入すると、インクは、後側壁95の斜壁95aを伝って第4接続部52dから離れる方向に流動する。さらに、インクは、縦壁95b、横壁95c、上壁97、左壁54、第1フィルム46aにより画定された空間に貯留される。
上記第2実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)〜(18)の効果に加えて以下のような効果を得ることができる。
(19)第4バッファー室41dにインクが流入した場合、インクは第4バッファー室41dの中心部方向に誘導される。そのため、インクを第4バッファー室41dに留めることができ、大気連通路93を通じてインクが外部に漏れる虞を低減できる。したがって、インク収容体18の周囲がインクで汚される虞を低減できる。
(20)斜壁95aは、第4バッファー室41dの中心部側に向かって傾斜して設けられているため、第4接続部52dにインクが流れるのを抑制できる。したがって、第4バッファー室41dのバッファー機能を有効に活用できる。
(21)第4バッファー室41dを画定する斜壁95aによりインクを誘導できるため、第4バッファー室41dを画定する壁とインクを誘導する壁とを別々に設ける場合に比べ、インク収容体18を容易に製造できる。
(22)筒部形成壁75aと前壁57が第1角部91と第2角部92を介して接続されているため、筒部73の周りにインクが漏れてしまった場合でも、漏れたインクが視認面61まで流れて視認性を低下させる虞を低減し、インク収容体18の周囲がインクで汚される虞を低減できる。
(23)大気連通部50と筒部73とが筒部形成壁75aに設けられているため、大気連通部50と筒部73の開口のうち何れか一方を閉塞すると共に他方から通気する通気検査を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。また、上記実施形態と下記変更例とは、任意に組み合わせてもよい。
・図25,図26に示すように、大気連通部50は、奥行方向Yに沿って延びるように形成してもよい。
・図27,図28に示すように、1つのインク収容体18に対して複数(本変形例では2つ)のインク導出部65を設けてもよい。2つのインク導出部65には、それぞれ異なる供給部24が接続されている。また、インク噴射ヘッド25は、プリンター12に設けられるインク収容体18の数よりも多いノズル列86を備えている。そして、供給部24は、1つのインク導出部65と1つのノズル列86とを接続する。
・図29に示すように、インク収容体18の筒部73の回りに、インクを吸収可能な吸収部87を設けてもよい。吸収部87は、筒部73が形成された上面75から貯留部42側まで延びるように設けてもよい。
・図29に示すように、インク収容体18に取付ねじ35を係止する係止部37を設け、インク収容体18が取り付けられる取付部33に取付ねじ35が螺合する螺合部を設けてもよい。
・図30に示すように、窓部21は、筐体20の前面に取り付けた化粧パネル99に設けてもよい。すなわち、化粧パネル99において、視認面61と対向する部分を透明に形成し、窓部21(透明窓)としてもよい。この場合、化粧パネル99が有する窓部21(透明窓)上に下限表示部62、上限表示部63、目盛89のうち少なくとも1つを形成してもよい。透明窓を介してインクが見えにくい場合などには、化粧パネル99と筐体20とを貫通させた貫通孔を窓部21とし、図15に示すようにインク収容体18に下限表示部62、上限表示部63、目盛89のうち少なくとも1つを形成してもよい。貫通孔を窓部21とする場合には、インク収容体18の前壁57を直接視認できるため、透明窓を窓部21とする場合に比べインクの量を視認しやすい。
・筒部形成壁75aと前壁57は、3つ以上の角部を介して接続されてもよい。
・第4バッファー室41d内には、第4バッファー室41dを画定する後側壁95とは別に斜壁95aを設けてもよい。
・インクを誘導する斜壁95aは、傾いていなくてもよい。すなわち、後側壁95は、下壁94に対して垂直に交差してもよい。そして、後側壁95は、溝を形成したり、親水性や疎水性を調整したりすることによりインクを誘導してもよい。
・インク注入流路部39は、筒部73を備えなくてもよい。例えば、インク注入流路部39は、第1端部39aから第2端部39bまで形成された溝をフィルムで封止して形成してもよい。すなわち、第1端部39aは、溝とフィルムとにより形成されていてもよい。
・操作パネル17は、表示と操作とが可能なタッチパネルを表示部16として備えてもよい。
・インク収容体18は、第1端部39aが表示部16よりも下方に位置してもよい。
・インク収容体18は、貯留部42を備えなくてもよい。また、貯留部42は、側方のうち2つの方向(例えば右方と左方)に形成された開口を、第1フィルム46aと第2フィルム46bで封止して形成してもよい。
・バッファー用凹部43と収容室用凹部44は、同じ方向に開口させてもよい。そして、バッファー用凹部43と収容室用凹部44を1つのフィルムにより封止してもよい。また、インク注入流路部39は、1つの方向に形成された溝を1つのフィルムにより封止して形成してもよい。
・第1上方空間78aと第2上方空間78bの容積の合計は、第1インク流路74aと第2インク流路74bのうち一方のインク流路の容積よりも大きくしてもよい。なお、第1上方空間78aと第2上方空間78bの容積の合計は、インクの流路となる第1インク流路74aの容積よりも大きいのが好ましい。
・インク注入流路部39は、インク収容室40の端に設けてもよい。すなわち、インク収容室40における上方の空間は、第1上方空間78aと第2上方空間78bとに区分けされていなくてもよい。
・インク収容体18は、バッファー室41a〜41iと連通部51とを備えない構成としてもよい。
・インク収容体18は、視認面61を備えない構成としてもよい。視認面61には、上限表示部63を設けなくてもよい。また、視認面61には、下限表示部62を設けなくてもよい。視認面61は、上下方向Zと交差する面であってもよい。
・インク注入流路部39の第2端部39b側は、天壁47とは異なる位置に形成されていてもよい。例えば、右壁59に開口するように第2端部39bを形成してもよい。
・第1インク流路74aの第2端部39bと、第2インク流路74bの第2端部39bは、上下方向Zの異なる位置に位置してもよい。このとき、第1インク流路74aの第2端部39bよりも第2インク流路74bの第2端部39bが上方に位置するのが好ましい。
・第1インク流路74aは、第2インク流路74bと同様に第1流路部81aと第2流路部81bを備える構成としてもよい。このとき、第1インク流路74aが備える第1流路部81aの下端と、第2インク流路74bが備える第1流路部81aの下端の位置を上下方向Zに異ならせることにより、インクが流路部81a,81b内で均衡して留まる虞を低減できる。第1インク流路74aと第2インク流路74bのうち少なくとも一方のインク流路は、第1流路部81aと第2流路部81bのうち少なくとも一方の流路部を複数備えていてもよい。また、第2インク流路74bは、第1インク流路74aと同様に第2流路部81bを備えない構成としてもよい。第1インク流路74aと第2インク流路74bは、互いに太さ(断面積)が異なってもよい。
・インク注入流路部39は、1つのインク流路を有する構成としてもよい。また、インク注入流路部39は、3つ以上のインク流路を有する構成としてもよい。
・インクは、媒体に付着することで、この媒体に印刷することができるものであれば任意に選択することができる。例えば、インクは、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含み、水性インク、油性インク、ジェルインク、ホットメルトインク等の各種組成物を包含するものとする。
・媒体は、紙、樹脂、金属、布、セラミック、ゴム、自然素材(木材や石など)や、これらの複合体としてもよい。また、媒体の厚みは、板、シート、フィルム、箔などとしてもよい。さらに、媒体の形状は、矩形や円形など任意の形状であってよい。すなわち、例えば紙と樹脂の複合体フィルム(樹脂含浸紙、樹脂コート紙など)、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、ディスク、回路基板などとしてもよい。
・プリンターは、媒体にインクなどの液体を付着させることにより文字や絵、写真などの画像を印刷する装置であって、シリアルプリンター、ラテラル式プリンター、ラインプリンター、ページプリンターなどとしてもよい。また、オフセット印刷装置、捺染印刷装置などとしてもよい。また、プリンターは、少なくとも媒体に印刷する印刷機能を有していればよく、印刷機能以外の機能も併せ持つ複合機としてもよい。さらに、プリンターは、2次元の媒体に限らず3次元の曲面を有する媒体に印刷する装置であってもよい。
次に、上記実施形態及び変形例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
ところで、特許文献1のようなインクカートリッジのなかには、大気連通路により大気に連通されているものがある。しかし、このようなインクカートリッジでは、例えば姿勢の変化や温度の変化などにより、インクカートリッジに収容されたインクが大気連通路に浸入して外部に漏れてしまうことがあった。また、インクカートリッジにインクを注入する際には、インクが零れて周囲を汚してしまうことがあった。本技術的思想の目的は、インク収容体や周囲がインクで汚される虞を低減できるインク収容体、インク収容体を備えるプリンターを提供することにある。
・技術的思想1
インク噴射ヘッドに供給するインクを収容可能なインク収容室と、前記インク収容室内にインクを注入可能なインク注入流路部と、前記インク収容室を大気に連通させる大気連通路の途中に設けられたバッファー室と、を備え、前記バッファー室は、前記インク収容室側の前記大気連通路と前記バッファー室との接続口から前記バッファー室の中心部方向にインクを誘導する壁を有することを特徴とするインク収容体。
この構成によれば、バッファー室にインクが流入した場合、インクはバッファー室の中心部方向に誘導される。そのため、インクをバッファー室に留めることができ、大気連通路を通じてインクが外部に漏れる虞を低減できる。したがって、インク収容体の周囲がインクで汚される虞を低減できる。
・技術的思想2
前記壁は、前記バッファー室の幅が、前記大気側の前記大気連通路に向かう側の幅よりも前記バッファー室の中心部に向かう側の幅が広くなるように傾斜することを特徴とする技術的思想1に記載のインク収容体。
この構成によれば、壁は、バッファー室の中心部側に向かって傾斜して設けられているため、大気側の大気連通路にインクが流れることを抑制できる。したがって、バッファー室のバッファー機能を有効に活用できる。
・技術的思想3
前記壁は、前記バッファー室を画定する壁であることを特徴とする技術的思想1又は技術的思想2に記載のインク収容体。
この構成によれば、バッファー室を画定する壁によりインクを誘導できるため、バッファー室を画定する壁とインクを誘導する壁とを別々に設ける場合に比べ、インク収容体を容易に製造できる。
・技術的思想4
インク噴射ヘッドに供給するインクを収容可能なインク収容室と、前記インク収容室内にインクを注入可能な開口を有する筒部と、前記筒部が形成された第1壁と、前記インク収容室を画定し、該インク収容室内のインクを前記インク収容室外から視認可能な第2壁と、を備え、前記第1壁と前記第2壁は、複数の角部を介して接続されることを特徴とするインク収容体。
この構成によれば、第1壁と第2壁が複数の角部を介して接続されているため、筒部の周りにインクが漏れてしまった場合でも、漏れたインクが視認面まで流れて視認性を低下させる虞を低減し、インク収容体の周囲がインクで汚される虞を低減できる。
・技術的思想5
前記第1壁には、前記インク収容室内を大気に連通させる大気連通部が設けられていることを特徴とする技術的思想4に記載のインク収容体。
この構成によれば、大気連通部と筒部とが第1壁に設けられているため、大気連通部と筒部の開口のうち何れか一方を閉塞すると共に他方から通気する通気検査を容易に行うことができる。
11…複合機、12…プリンター、13…画像読取装置、15…操作部、16…表示部、17…操作パネル、18…インク収容体、18A…第1インク収容体、18B…第2インク収容体、19…収容体ユニット、20…筐体、21…窓部、23…印刷部、24…供給部、25…インク噴射ヘッド、26…キャリッジ、28…回転機構、29…カバー、30…キャップ、31…インクボトル、33…取付部、34…爪部、35…取付ねじ、36…螺合部、37…係止部、39…インク注入流路部、39a…第1端部、39b…第2端部、40…インク収容室、41a〜41i…バッファー室、42…貯留部、43…バッファー用凹部、44…収容室用凹部、45…収容体ケース、46a…第1フィルム(フィルムの一例)、46b…第2フィルム(フィルムの一例)、47…天壁、48a〜48c…貯留壁、48d…貯留底壁、50…大気連通部、51…連通部、52a〜52g…接続部、53a〜53j…貫通孔、54…左壁、56…底壁、57…前壁(側壁及び第2壁の一例)、58…後壁(側壁の一例)、59…右壁(側壁の一例)、61…視認面、62…下限表示部、63…上限表示部、65…インク導出部、66…フィルター取付部、67…インク導出路、68…縦リブ部、69a〜69c…交差リブ部、70…延出部、71a,71b…突出部、73…筒部、74a,74b…インク流路、75…上面、75a…筒部形成壁(第1壁の一例)、76a〜76c…流路壁、77…溝、78a…第1上方空間、78b…第2上方空間、79…連通路、80a,80b…連通孔、81a…第1流路部、81b…第2流路部、82…インク受け部、83…区画壁、84…切欠部、86…ノズル列、87…吸収部、89…目盛、90…仕切壁、91…第1角部、92…第2角部、93…大気連通路、93a…第1大気連通路、93b…第2大気連通路、94…下壁、95…後側壁、95a…斜壁、95b…縦壁、95c…横壁、96…前側壁、97…上壁、99…化粧パネル、A…中心線、X…幅方向、Y…奥行方向、Z…上下方向。

Claims (15)

  1. インク噴射ヘッドに供給するインクを収容可能なインク収容室と、
    前記インク収容室の外部に開口する第1端部と前記インク収容室の内部に開口する第2端部とを接続し、前記インク収容室内に前記インクを注入可能なインク注入流路部と、
    を備え、
    前記インク注入流路部の少なくとも一部は、流路壁により画定された溝が前記流路壁に取り付けられたフィルムにより封止されて形成されていることを特徴とするインク収容体。
  2. 前記インク注入流路部は、前記第1端部と前記第2端部とを接続する複数のインク流路を有することを特徴とする請求項1に記載のインク収容体。
  3. 前記複数のインク流路のうち少なくとも1つのインク流路は、
    第1流路部と、
    該第1流路部よりも断面積が大きな第2流路部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載のインク収容体。
  4. 前記複数のインク流路の前記第2端部は、前記インク収容室内において等しい高さに位置することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のインク収容体。
  5. 前記インク注入流路部の前記第2端部側は、前記インク収容室の上部空間に位置し、前記インク収容室を区画する天壁から下方に向かって突出形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載のインク収容体。
  6. 前記インク収容室を画定する天壁と側壁とを有し、
    前記天壁と交差する方向に延びる前記側壁は、使用状態において上下方向に立設し、外部から前記インク収容室内の前記インクを視認可能な視認面を有し、
    前記視認面には、前記インクの補給量の上限の目安を示す上限表示部が設けられ、
    前記インク注入流路部は、前記第2端部が上下方向において前記上限表示部に対応する位置に位置することを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載のインク収容体。
  7. 前記インク注入流路部に沿って設けられたバッファー室と、
    該バッファー室と前記インク収容室とを連通させる連通部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載のインク収容体。
  8. 前記バッファー室を大気に連通させる大気連通部をさらに備え、
    前記インク収容体の使用状態において、前記連通部は、前記第2端部よりも上方の位置で前記インク収容室と連通することを特徴とする請求項7に記載のインク収容体。
  9. 前記インク収容体の使用状態において、前記インク収容室における前記第2端部よりも上方の空間は、前記インク注入流路部により第1上方空間と第2上方空間とに区分けされ、
    前記第1上方空間と前記第2上方空間とを連通させる連通路をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のインク収容体。
  10. 前記インク収容体の使用状態において、前記インク収容室における前記第2端部よりも上方の空間の容積は、前記インク注入流路部の容積よりも大きいことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のインク収容体。
  11. 前記バッファー室は、1つの面が開放されたバッファー用凹部が、前記フィルムにより封止されて形成されていることを特徴とする請求項7〜請求項10のうち何れか一項に記載のインク収容体。
  12. 前記フィルムは、
    前記溝の一部を封止して前記インク注入流路部の一部を形成する第1フィルムと、
    前記溝の一部を封止して前記インク注入流路部の前記第2端部を形成する第2フィルムと、
    を有し、
    前記インク収容室は、1つの面が開放された収容室用凹部が、前記第2フィルムにより封止されて形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項11のうち何れか一項に記載のインク収容体。
  13. 前記インク収容体の使用状態において、前記第1端部よりも下方の位置に位置し、前記第1端部から前記インク注入流路部の外側に流れ落ちたインクを貯留する貯留部をさらに備え、
    前記貯留部は、
    前記インク収容室を画定する天壁と、
    該天壁から上方に立設し、側方の一部が開口した貯留壁と、
    該貯留壁の側方を向く前記開口を封止する前記フィルムと、
    により画定され、上方に向かって開口することを特徴とする請求項1〜請求項12のうち何れか一項に記載のインク収容体。
  14. 請求項1〜請求項13のうち何れか一項に記載のインク収容体と、
    前記インクを噴射する前記インク噴射ヘッドと、
    前記インク収容体と前記インク噴射ヘッドとを収容する筐体と、
    前記筐体に設けられた操作パネルと、
    を備え、
    前記操作パネルは、表示部を有し、
    前記インク収容体は、少なくとも一部が前記操作パネルと同じ高さに位置するように配置され、
    前記インク注入流路部を介して前記インク収容室にインクを注入する注入状態において、前記インク注入流路部の前記第1端部は、前記表示部よりも上方に位置することを特徴とするプリンター。
  15. 前記インク収容室を大気に連通させる大気連通路の途中に設けられたバッファー室をさらに備え、
    前記バッファー室は、前記インク収容室側の前記大気連通路と前記バッファー室との接続口から前記バッファー室の中心部方向に前記インクを誘導する壁を有することを特徴とする請求項1〜請求項13のうち何れか一項に記載のインク収容体。
JP2016234266A 2016-10-25 2016-12-01 インク収容体、プリンター Active JP6825337B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/787,071 US10259229B2 (en) 2016-10-25 2017-10-18 Ink container and printer
BR112019007952A BR112019007952A2 (pt) 2016-10-25 2017-10-23 corpo de acomodação de tinta e impressora
PCT/JP2017/038159 WO2018079473A1 (ja) 2016-10-25 2017-10-23 インク収容体、及びプリンター
CN201710992098.7A CN107972361B (zh) 2016-10-25 2017-10-23 墨水容纳体以及打印机
RU2019114446A RU2719198C1 (ru) 2016-10-25 2017-10-23 Вмещающее чернила тело и принтер
TW106136323A TW201819204A (zh) 2016-10-25 2017-10-23 墨水收容體及印表機

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016208865 2016-10-25
JP2016208865 2016-10-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018069717A true JP2018069717A (ja) 2018-05-10
JP6825337B2 JP6825337B2 (ja) 2021-02-03

Family

ID=62113466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016234266A Active JP6825337B2 (ja) 2016-10-25 2016-12-01 インク収容体、プリンター

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6825337B2 (ja)
BR (1) BR112019007952A2 (ja)
RU (1) RU2719198C1 (ja)
TW (1) TW201819204A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110901233A (zh) * 2018-09-18 2020-03-24 精工爱普生株式会社 墨罐
US10618297B2 (en) 2017-12-12 2020-04-14 Seiko Epson Corporation Tank and liquid ejection device
CN111469559A (zh) * 2019-01-24 2020-07-31 精工爱普生株式会社 墨水补充容器和墨水补充系统
WO2021166888A1 (ja) * 2020-02-19 2021-08-26 ブラザー工業株式会社 インクタンク及びインクジェットプリンタ
EP4289629A1 (en) 2022-06-08 2023-12-13 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and liquid container

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI769299B (zh) * 2018-08-31 2022-07-01 大陸商鴻富錦精密工業(深圳)有限公司 墨水匣

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306035A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Seiko Epson Corp 液体収容体及びその液体充填方法
JP3166703U (ja) * 2010-06-10 2011-03-17 ナインスター・マネージメント・カンパニー・リミテッドNinestar Management Co.,Ltd. インクカートリッジ
JP2012232595A (ja) * 2012-07-30 2012-11-29 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェット記録装置
EP2982515A1 (en) * 2014-08-08 2016-02-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid consuming apparatus
JP2016132163A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 ブラザー工業株式会社 タンク

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306035A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Seiko Epson Corp 液体収容体及びその液体充填方法
JP3166703U (ja) * 2010-06-10 2011-03-17 ナインスター・マネージメント・カンパニー・リミテッドNinestar Management Co.,Ltd. インクカートリッジ
JP2012232595A (ja) * 2012-07-30 2012-11-29 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェット記録装置
EP2982515A1 (en) * 2014-08-08 2016-02-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid consuming apparatus
JP2016132163A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 ブラザー工業株式会社 タンク

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10618297B2 (en) 2017-12-12 2020-04-14 Seiko Epson Corporation Tank and liquid ejection device
CN110901233A (zh) * 2018-09-18 2020-03-24 精工爱普生株式会社 墨罐
CN110901233B (zh) * 2018-09-18 2022-10-04 精工爱普生株式会社 墨罐
CN111469559A (zh) * 2019-01-24 2020-07-31 精工爱普生株式会社 墨水补充容器和墨水补充系统
JP2020116826A (ja) * 2019-01-24 2020-08-06 セイコーエプソン株式会社 インク補給容器およびインク補給システム
JP7183810B2 (ja) 2019-01-24 2022-12-06 セイコーエプソン株式会社 インク補給容器およびインク補給システム
CN111469559B (zh) * 2019-01-24 2023-06-20 精工爱普生株式会社 墨水补充容器和墨水补充系统
WO2021166888A1 (ja) * 2020-02-19 2021-08-26 ブラザー工業株式会社 インクタンク及びインクジェットプリンタ
JPWO2021166888A1 (ja) * 2020-02-19 2021-08-26
EP4289629A1 (en) 2022-06-08 2023-12-13 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and liquid container

Also Published As

Publication number Publication date
RU2719198C1 (ru) 2020-04-17
JP6825337B2 (ja) 2021-02-03
BR112019007952A2 (pt) 2019-07-02
TW201819204A (zh) 2018-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6825337B2 (ja) インク収容体、プリンター
WO2018079473A1 (ja) インク収容体、及びプリンター
JP5724398B2 (ja) 容器ユニット、及び、液体噴射システム
JP6102149B2 (ja) 液体収容容器の製造方法、液体収容容器
JP5471260B2 (ja) 液体収容容器
WO2011129123A2 (ja) 液体収容容器、および、液体噴射システム
JP6060544B2 (ja) 液体収容体、及び、収容体ユニット
JP6069964B2 (ja) カートリッジの製造方法、注入キット、及び、注入装置
JP6880662B2 (ja) インク補給容器
US9868290B2 (en) Liquid container, liquid supply device and liquid jet system
JP6696142B2 (ja) 液体噴射システム、通気ユニット、液体供給装置
JP6115029B2 (ja) 液体収容容器の製造方法
JP6155556B2 (ja) 液体収容容器の製造方法
JP2012144017A (ja) 液体収容容器、及び、液体噴射システム
JP2014019130A (ja) カートリッジ
JP6056279B2 (ja) カートリッジの製造方法、注入キット、および、注入装置
JP6028827B2 (ja) 液体噴射システム
CN107031193B (zh) 液体收容体以及液体喷射装置
CN109291646B (zh) 液体喷出装置
JP7073998B2 (ja) インクタンク
JP2014139026A (ja) 注入キット、及び、注入方法
JP6102150B2 (ja) 液体収容容器の製造方法、液体収容容器
JP5790806B2 (ja) 液体収容容器
JP2022035548A (ja) 液体タンク、液体噴射装置
US20050088496A1 (en) Ink refilling cap

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6825337

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150