JP2018069626A - 射出成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】保圧工程でシリンダ内に残る成形材料の量の不足による保圧工程の中断を抑制できる、射出成形機の提供。【解決手段】成形材料を加熱するシリンダと、前記シリンダの内部に進退自在に且つ回転自在に配設されるスクリュと、前記スクリュの進退および回転を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、保圧工程で、前記スクリュの位置を監視し、前記スクリュの位置に基づき、前記スクリュを回転させる、射出成形機。【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形機に関する。
特許文献1に記載の射出成形機のコントローラは、射出工程ではスクリュの前進速度が所定の設定速度となるように射出用のサーボモータを制御し、スクリュの位置がV/P切替位置に到達した時点で射出工程から保圧工程に切り換え、保圧工程ではスクリュの前端部における樹脂圧が保圧設定圧に保たれるように射出用のサーボモータを制御する。
特開2011-183705号公報
保圧工程では、シリンダ内に残る成形材料をスクリュで前方に押して、スクリュの前端部における成形材料の圧力を設定圧に保ち、シリンダ内に残る成形材料を金型装置に向けて押す。金型装置内での冷却収縮による不足分の成形材料を補充できる。
ところで、保圧工程終了時にシリンダ内に残る成形材料は、次回のショットで金型装置内に充填される。そのため、保圧工程終了時にシリンダ内に残る成形材料の量が多いほど、シリンダ内での滞留時間の長い成形材料の量が多くなる。滞留時間の長い成形材料は、熱によって劣化しやすく、成形品の品質の低下の原因になりうる。従って、保圧工程終了時にシリンダ内に残る成形材料の量は、できるだけ少なくしたい。
しかしながら、成形材料の逆流などが原因で、保圧工程で、シリンダ内に残る成形材料の量が不足することがある。保圧工程でスクリュが前進してクッション位置を越えると、シリンダ内に残る成形材料の量が不足するため、制御装置が保圧工程を中断していた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、保圧工程でシリンダ内に残る成形材料の量の不足による保圧工程の中断を抑制できる、射出成形機の提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
成形材料を加熱するシリンダと、
前記シリンダの内部に進退自在に且つ回転自在に配設されるスクリュと、
前記スクリュの進退および回転を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、保圧工程で、前記スクリュの位置を監視し、前記スクリュの位置に基づき、前記スクリュを回転させる、射出成形機が提供される。
本発明の一態様によれば、保圧工程でシリンダ内に残る成形材料の量の不足による保圧工程の中断を抑制できる、射出成形機が提供される。
一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。 一実施形態による制御装置の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。図1に示すように射出成形機は、型締装置10と、射出装置40と、制御装置90とを有する。以下、充填時のスクリュ43の移動方向(図1中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ43の移動方向(図1中右方向)を後方として説明する。
型締装置10は、金型装置30の型閉、型締、型開を行う。金型装置30は、固定金型32と可動金型33とを含む。型締装置10は、固定金型32が取付けられる固定プラテン12と、可動金型33が取付けられる可動プラテン13とを有する。型締装置10は、固定プラテン12に対し可動プラテン13を移動させることで金型装置30の型閉、型締、型開を行う。
型締時に可動金型33と固定金型32との間にキャビティ空間34が形成され、射出装置40がキャビティ空間34に液状の成形材料を充填する。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。キャビティ空間34の数は複数でもよく、その場合、複数の成形品が同時に得られる。成形品は、型開後に、金型装置30から取出される。
射出装置40は、フレームFrに対し進退自在なスライドベースSbに設置され、金型装置30に対し進退自在とされる。射出装置40は、金型装置30にタッチされ、金型装置30内のキャビティ空間34に成形材料を充填する。射出装置40は、例えば、シリンダ41、ノズル42、スクリュ43、冷却器44、計量モータ45、射出モータ46、圧力検出器47、加熱器48、および温度検出器49などを有する。
シリンダ41は、供給口41aから内部に供給された成形材料を加熱する。供給口41aはシリンダ41の後部に形成される。シリンダ41の後部の外周には、水冷シリンダなどの冷却器44が設けられる。冷却器44よりも前方において、シリンダ41の外周には、バンドヒータなどの加熱器48と温度検出器49とが設けられる。
シリンダ41は、シリンダ41の軸方向(図1中左右方向)に複数のゾーンに区分される。各ゾーンに加熱器48と温度検出器49とが設けられる。ゾーン毎に、温度検出器49の検出温度が設定温度になるように、制御装置90が加熱器48を制御する。
ノズル42は、シリンダ41の前端部に設けられ、金型装置30に対し押し付けられる。ノズル42の外周には、加熱器48と温度検出器49とが設けられる。ノズル42の検出温度が設定温度になるように、制御装置90が加熱器48を制御する。
スクリュ43は、シリンダ41内において回転自在に且つ進退自在に配設される。スクリュ43を回転させると、スクリュ43の螺旋状の溝に沿って成形材料が前方に送られる。成形材料は、前方に送られながら、シリンダ41からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ43の前方に送られシリンダ41の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ43が後退させられる。その後、スクリュ43を前進させると、スクリュ43前方に蓄積された液状の成形材料がノズル42から射出され、金型装置30内に充填される。
スクリュ43の前部には、逆流防止リング51が進退自在に取付けられる。逆流防止リング51は、スクリュ43を前進させるときに、スクリュ43前方の成形材料の圧力によって後方に押され、成形材料の流路を塞ぐ閉塞位置まで後退する。これにより、スクリュ43前方に蓄積された成形材料が後方に逆流するのを防止する。一方、逆流防止リング51は、スクリュ43を回転させるときに、スクリュ43の螺旋状の溝に沿って前方に送られる成形材料の圧力によって前方に押され、成形材料の流路を開放する開放位置まで前進する。これにより、スクリュ43の前方に成形材料が送られる。逆流防止リング51は、スクリュ43と共に回転する共回りタイプと、スクリュ43と共に回転しない非共回りタイプのいずれでもよい。
計量モータ45は、スクリュ43を回転させる。スクリュ43を回転させる駆動源は、計量モータ45には限定されず、例えば油圧ポンプなどでもよい。
射出モータ46は、スクリュ43を進退させる。射出モータ46とスクリュ43との間には、射出モータ46の回転運動をスクリュ43の直線運動に変換する運動変換機構などが設けられる。運動変換機構は、例えばねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを有する。ねじ軸とねじナットの間には、ボールやコロなどが設けられてよい。スクリュ43を進退させる駆動源は、射出モータ46には限定されず、例えば油圧シリンダなどでもよい。
圧力検出器47は、射出モータ46とスクリュ43との間で伝達される圧力を検出する。圧力検出器47は、射出モータ46とスクリュ43との間の力の伝達経路に設けられ、圧力検出器47に作用する圧力を検出する。
圧力検出器47は、その検出結果を示す信号を制御装置90に送る。圧力検出器47の検出結果は、スクリュ43が成形材料から受ける圧力、スクリュ43に対する背圧、スクリュ43から成形材料に作用する圧力などの制御や監視に用いられる。
制御装置90は、図1に示すようにCPU(Central Processing Unit)91と、メモリなどの記憶媒体92と、入力インターフェイス93と、出力インターフェイス94とを有する。制御装置90は、記憶媒体92に記憶されたプログラムをCPU91に実行させることにより、型締装置10や射出装置40を制御する。また、制御装置90は、入力インターフェイス93で外部からの信号を受信し、出力インターフェイス94で外部に信号を送信する。制御装置90は、充填工程、保圧工程、計量工程などを制御する。
充填工程では、射出モータ46を駆動してスクリュ43を設定速度で前進させ、スクリュ43の前方に蓄積された液状の成形材料を金型装置30内のキャビティ空間34に充填させる。スクリュ43の位置や速度は、例えば射出モータ46のエンコーダ46aを用いて検出する。エンコーダ46aは、射出モータ46の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置90に送る。スクリュ43の位置が設定位置に達すると、充填工程から保圧工程への切替(所謂、V/P切替)が行われる。スクリュ43の設定速度は、スクリュ43の位置や時間などに応じて変更されてもよい。
尚、充填工程においてスクリュ43の位置が設定位置に達した後、その設定位置にスクリュ43を一時停止させ、その後にV/P切替が行われてもよい。V/P切替の直前において、スクリュ43の停止の代わりに、スクリュ43の微速前進または微速後退が行われてもよい。
保圧工程では、射出モータ46を駆動してスクリュ43を前方に押し、スクリュ43の前端部における成形材料の圧力(以下、「保圧圧力」とも呼ぶ。)を設定圧に保ち、シリンダ41内に残る成形材料を金型装置30に向けて押す。金型装置30内での冷却収縮による不足分の成形材料を補充できる。保圧圧力は、例えば圧力検出器47を用いて検出する。圧力検出器47は、その検出結果を示す信号を制御装置90に送る。保圧圧力の設定値は、保圧工程の開始からの経過時間などに応じて変更されてもよい。
保圧工程では金型装置30内のキャビティ空間34の成形材料が徐々に冷却され、保圧工程完了時にはキャビティ空間34の入口が固化した成形材料で塞がれる。この状態はゲートシールと呼ばれ、キャビティ空間34からの成形材料の逆流が防止される。保圧工程後、冷却工程が開始される。冷却工程では、キャビティ空間34内の成形材料の固化が行われる。成形サイクルの短縮のため、冷却工程中に計量工程が行われてよい。
計量工程では、計量モータ45を駆動してスクリュ43を設定回転数で回転させ、スクリュ43の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。これに伴い、成形材料が徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ43の前方に送られシリンダ41の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ43が後退させられる。スクリュ43の回転数は、例えば計量モータ45のエンコーダ45aを用いて検出する。エンコーダ45aは、その検出結果を示す信号を制御装置90に送る。
計量工程では、スクリュ43の急激な後退を制限すべく、射出モータ46を駆動してスクリュ43に対して設定背圧を加えてよい。スクリュ43に対する背圧は、例えば圧力検出器47を用いて検出する。圧力検出器47は、その検出結果を示す信号を制御装置90に送る。スクリュ43が設定位置まで後退し、スクリュ43の前方に所定量の成形材料が蓄積されると、計量工程が完了する。
ところで、保圧工程終了時にシリンダ41内に残る成形材料は、次回のショットで金型装置30内に充填される。そのため、保圧工程終了時にシリンダ41内に残る成形材料の量が多いほど、シリンダ41内での滞留時間の長い成形材料の量が多くなる。滞留時間の長い成形材料は、熱によって劣化しやすく、成形品の品質を低下させる原因になりうる。従って、保圧工程終了時にシリンダ41内に残る成形材料の量は、できるだけ少なくしたい。しかしながら、成形材料の逆流(例えば逆流防止リング51のシール漏れなど)などが原因で、保圧工程で、シリンダ41内に残る成形材料の量が不足することがある。
そこで、本実施形態の制御装置90は、保圧工程で、スクリュ43の位置を監視して、スクリュ43の位置に基づきスクリュ43を回転させる。これにより、スクリュ43の前方に成形材料が送られるため、保圧工程でシリンダ41内に残る成形材料の量の不足による保圧工程の中断を抑制できる。
図2は、一実施形態による制御装置の処理を示すフローチャートである。図2に示すステップS101以降の処理は、保圧工程の開始条件が成立すると、開始される。保圧工程の開始条件は、例えばスクリュ43がV/P切替位置に達していることである。
ステップS101では、スクリュ43の回転を停止した状態で、保圧圧力が設定圧になるようにスクリュ43を前方に押圧する。その結果、シリンダ41から金型装置30に成形材料が補充されると、スクリュ43が前進するので、制御装置90はステップS102を行う。尚、上述の如く、スクリュ43の前端部における成形材料の設定圧は、保圧工程の開始からの経過時間などに応じて変更されてもよい。
ステップS102では、スクリュ43の位置が設定位置よりも後方であるか否かをチェックする。スクリュ43の位置は、例えば射出モータ46のエンコーダ46aなどで検出する。スクリュ43の位置は、射出モータ46への電流指令などから算出することも可能である。設定位置は、予め試験などによって最適化され、記憶媒体92に記憶されている。設定位置として、例えば従来から保圧工程で設定されているクッション位置が用いられてもよい。但し、設定位置は、クッション位置よりも後方の位置であってもよい。
ステップS102でスクリュ43の位置が設定位置であるか、設定位置よりも前方である場合(ステップS102、No)、シリンダ41内に残る成形材料の量が不足しているので、制御装置90はステップS103を行う。ステップS103では、スクリュ43を回転させて、スクリュ43の前方に成形材料を送る。スクリュ43の回転数や回転時間などは、予め設定されてよく、スクリュ43の位置や圧力検出器47の検出値などに基づき適宜補正されてもよい。シリンダ41内においてスクリュ43前方に残る成形材料の量が所定量まで回復すると、制御装置90はステップS104に進む。
一方、ステップS102でスクリュ43の位置が設定位置より後方である場合(ステップS102、Yes)、シリンダ41内に残る成形材料の量が足りているので、ステップS104に進む。
ステップS104では、保圧工程の終了条件が成立しているか否かをチェックする。保圧工程の終了条件は、例えば保圧工程の開始からの経過時間が設定時間に達していることである。
ステップS104で保圧工程の終了条件が成立していない場合(ステップS104、No)、制御装置90はステップS101に戻り、ステップS101以降の処理を続行する。
一方、ステップS104で保圧工程の終了条件が成立している場合(ステップS104、Yes)、制御装置90は今回の処理を終了する。保圧工程の終了後、冷却工程などが行われる。
次に、上記ステップS103について、より詳細に説明する。上記ステップS103は、上記ステップS102でスクリュ43の位置が設定位置であるか、設定位置よりも前方である場合(ステップS102、No)に実施される。上記ステップS103において、制御装置90は、例えば、下記(1)の処理、または下記(2)の処理を行う。
(1)制御装置90は、スクリュ43を所定位置で進退停止させると共に、スクリュ43を回転させる。スクリュ43を回転させると、スクリュ43の螺旋状の溝に沿って成形材料が前方に送られる。前方に送られる成形材料の圧力によって、逆流防止リング51が前方に押され閉塞位置から開放位置に移動すると、スクリュ43の前方に成形材料が送られる。
例えば、制御装置90は、スクリュ43の位置が設定位置または設定位置よりも前方であることを検出した位置で、スクリュ43を進退停止させると共に、スクリュ43を回転させる。スクリュ43のさらなる前進を防止でき、且つ、スクリュ43の前方に成形材料を送ることができる。
また、制御装置90は、スクリュ43の位置が設定位置または設定位置よりも前方であることを検出すると、スクリュ43を所定位置まで後退させて保圧圧力を低下してもよい。続いて、制御装置90は、スクリュ43を所定位置で進退停止させると共に、スクリュ43を回転させる。保圧圧力を低下することで、逆流防止リングを閉塞位置から開放位置に移動する抵抗を低下でき、スクリュ43の前方に成形材料を送りやすくなる。
制御装置90は、スクリュ43を所定位置で進退停止させる間、保圧圧力を設定圧に保持することを解除してよい。制御装置90は、スクリュ43の前方に成形材料を十分に送った後、保圧圧力を設定圧に保持することを再度実行してよい。
制御装置90は、スクリュ43を所定位置で進退停止させるため、射出モータ46の各相の電気角が固定されるように射出モータ46の電流指令を作成してもよいし、射出モータ46の回転を停止させるブレーキ装置を作動させてもよい。ブレーキ装置としては、例えば電磁ブレーキなどが用いられる。
(2)制御装置90は、スクリュ43を前方に押して保圧圧力を設定圧に保持すると共に、スクリュ43を回転させる。これにより、シリンダ41内に残る成形材料を金型装置30に向けて押す圧力を制御しながら、スクリュ43の前方に成形材料を送ることができる。
例えば、制御装置90は、スクリュ43の位置が設定位置または設定位置よりも前方であることを検出したときの設定圧で、保圧圧力を保持すると共に、スクリュ43を回転させる。シリンダ41内に残る成形材料を金型装置30に向けて押す圧力の低下を防止できる。
また、制御装置90は、スクリュ43の位置が設定位置または設定位置よりも前方であることを検出すると、保圧圧力を第1設定圧から第2設定圧に低下してもよい。第1設定圧は、スクリュ43の位置が設定位置または設定位置よりも前方であることを検出した時点の設定圧である。続いて、制御装置90は、スクリュ43を前方に押して保圧圧力を第2設定圧で保持すると共に、スクリュ43を回転させる。保圧圧力を第1設定圧から第2設定圧に低下することで、逆流防止リングを閉塞位置から開放位置に移動する抵抗を低下でき、スクリュ43の前方に成形材料を送りやすくなる。
制御装置90は、保圧圧力を設定圧に保持すると共にスクリュ43を回転させる間、スクリュ43の位置を監視し、スクリュ43が所定位置まで後退すると、スクリュ43の回転を停止してよい。スクリュ43が所定位置まで後退することは、シリンダ41内において、スクリュ43前方の成形材料の量が所定量まで回復することを意味するからである。
制御装置90は、保圧圧力を設定圧に保持すると共にスクリュ43を回転させる間、スクリュ43の位置を監視し、スクリュ43がさらに前進する場合、スクリュ43の回転数を大きくしてよい。スクリュ43の回転数を大きくすることで、スクリュ43の前方に送られる成形材料の流量を大きくでき、スクリュ43の前進を抑制できる。
スクリュ43を回転させる間に、スクリュ43がさらに前進しうる場合、設定位置はクッション位置よりも後方の位置であってもよい。
制御装置90は、保圧圧力を設定圧に保持すると共にスクリュ43を回転させる間、スクリュ43の位置を監視し、スクリュ43が設定位置よりもさらに前進してクッション位置に達するかクッション位置を越えると、保圧工程を中断してもよい。
また、制御装置90は、保圧圧力を設定圧に保持すると共にスクリュ43を回転させる間、スクリュ43の位置を監視し、スクリュ43が設定位置よりもさらに前進して所定位置に達するか所定位置を越えると、スクリュ43の進退を停止させると共にスクリュ43を回転させてもよい。この場合、制御装置90は、上記(1)の処理と上記(2)の処理を両方行うことになる。尚、上記(1)の処理と上記(2)の処理の両方が行われる場合、その順序は特に限定されず、どちらの処理が先であってもよい。
以上、射出成形機の実施形態等について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
例えば、上記実施形態の逆流防止リング51は、スクリュ43前方の成形材料の圧力によって後退し、スクリュ43の螺旋状の溝に沿って前方に送られる成形材料の圧力によって前進するが、本発明はこれに限定されない。射出装置40は、逆流防止リング51を開放位置と閉塞位置との間で進退させる駆動源を有していてもよい。
40 射出装置
41 シリンダ
42 ノズル
43 スクリュ
45 計量モータ
46 射出モータ
47 圧力検出器
90 制御装置

Claims (6)

  1. 成形材料を加熱するシリンダと、
    前記シリンダの内部に進退自在に且つ回転自在に配設されるスクリュと、
    前記スクリュの進退および回転を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、保圧工程で、前記スクリュの位置を監視し、前記スクリュの位置に基づき、前記スクリュを回転させる、射出成形機。
  2. 前記制御装置は、保圧工程で、前記スクリュの位置を監視し、前記スクリュの位置に基づき、前記スクリュを回転させることにより前記スクリュの前方に前記成形材料を送る、請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記制御装置は、前記保圧工程で、前記スクリュの位置を監視し、前記スクリュの位置に基づき、前記スクリュを所定位置で進退停止させると共に、前記スクリュを回転させる、請求項1または2に記載の射出成形機。
  4. 前記制御装置は、前記保圧工程で、前記スクリュの位置を監視し、前記スクリュの位置に基づき、前記スクリュを所定位置まで後退させて前記スクリュの前端部における前記成形材料の圧力を低下し、続いて、前記スクリュを前記所定位置で進退停止させると共に、前記スクリュを回転させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の射出成形機。
  5. 前記制御装置は、前記保圧工程で、前記スクリュの位置を監視し、前記スクリュの位置に基づき、前記スクリュを前方に押して前記スクリュの前端部における前記成形材料の圧力を設定圧で保持すると共に、前記スクリュを回転させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の射出成形機。
  6. 前記制御装置は、前記保圧工程で、前記スクリュの位置を監視し、前記スクリュの位置に基づき、前記スクリュの前端部における前記成形材料の圧力を第1設定圧から第2設定圧に低下し、続いて、前記圧力を前記第2設定圧で保持すると共に、前記スクリュを回転させる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の射出成形機。
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