JP2018067251A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自装置で正常な演算結果を得ることができるにも拘らず自装置での演算結果が用いられないようにする、無駄なフェールセーフを抑える。【解決手段】第1演算装置11a、第2演算装置11b、及び第3演算装置11cと、安全処理ソフト102の同一の演算をそれぞれ実行させる演算装置を、2つ選択する入力選択部12と、入力選択部12で選択した2つの演算装置のそれぞれで安全処理ソフト102の同一の演算を実行して得られた演算結果を比較する演算結果比較部14と、演算結果比較部14で比較した演算結果が不一致となる演算装置の組があった場合であっても、演算結果が一致する演算装置の組が他にある場合には、フェールセーフを実行せずに、演算結果が一致した演算装置での演算結果を出力する出力選択部16とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自装置に備えられる演算装置のうちから異常がある演算装置を特定する電子制御装置に関するものである。
特許文献1には、車両制御ECUに備えられる2つのCPUで同じ演算処理を行い、両者の演算結果が一致しなかった場合に、この車両制御ECUでの演算結果が用いられないようフェールセーフを行う技術が開示されている。
特開2003−15743号公報
特許文献1に開示の技術では、2つのCPUのうちの一方が正常に演算できるとしても、もう一方に異常がある場合にはフェールセーフが行われ、この2つのCPUを備える車両制御ECUでの演算結果が用いられなくなってしまう。よって、この2つのCPUのうちの正常に演算できるCPUでの演算結果を用いれば、フェールセーフを行う必要がないにも拘らず、無駄にフェールセーフが行われてしまう問題が生じる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、自装置で正常な演算結果を得ることができるにも拘らず自装置での演算結果が用いられないようにする、無駄なフェールセーフを抑えることが可能な電子制御装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の電子制御装置は、3つ以上の演算装置(11a,11b,11c)と、自装置で実行するソフトウェア(102)の同一の演算をそれぞれ実行させる演算装置を、演算装置から2つ選択する選択部(12)と、選択部で選択した2つの演算装置のそれぞれでソフトウェアの同一の演算を実行して得られた演算結果を比較する比較部(14)と、比較部で比較した演算結果が不一致となる演算装置の組があった場合であっても、比較部で比較する演算結果が一致する演算装置の組が他にある場合には、自装置でのソフトウェアの演算結果を用いられないようにするフェールセーフを実行せずに、比較部で比較した演算結果が一致した演算装置での演算結果を、ソフトウェアの演算結果として用いられるようにする切替処理部(16)とを備える。
3つ以上の演算装置から選択する2つの演算装置の組に、ソフトウェアの同一の演算を実行して得られた演算結果が不一致となる組がある場合、この組の演算装置のいずれかに異常が生じていると言える。一方、演算装置の他の組に、ソフトウェアの同一の演算を実行して得られた演算結果が一致する組がある場合には、この組の演算装置のいずれにも異常が生じていないと言える。よって、本発明の電子制御装置では、異常が生じている演算装置がある場合であっても、異常が生じていない演算装置が残っている場合には、自装置でのソフトウェアの演算結果を用いられないようにするフェールセーフを実行せずに、異常が生じていない演算装置での演算結果を、自装置で実行するソフトウェアの演算結果として用いられるようにできる。従って、自装置で正常な演算結果を得ることができるにも拘らず自装置での演算結果が用いられないようにする、無駄なフェールセーフを抑えることが可能になる。
ECU1の概略的な構成の一例を示す図である。 ECU1での異常対処関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。 フェールセーフ実行までのECU1での異常対処関連処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図面を参照しながら、開示のための複数の実施形態を説明する。なお、説明の便宜上、複数の実施形態の間において、それまでの説明に用いた図に示した部分と同一の機能を有する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。同一の符号を付した部分については、他の実施形態における説明を参照することができる。
(実施形態1)
<ECU1の概略構成>
以下、本発明の実施形態1について図面を用いて説明する。図1に示すECU1は、車両に搭載されて、その車両に搭載された機器の制御を行う電子制御装置である。一例として、ECU1は、スロットルバルブの開度、燃料噴射量、及び点火タイミング等を制御するエンジンECUであるものとする。
また、ECU1は、図1に示すように、ROM10、第1演算装置11a、第2演算装置11b、及び第3演算装置11c、入力選択部12、演算結果選択部13、演算結果比較部14、異常情報記憶部15、及び出力選択部16を備えている。
ROM10は、不揮発性のメモリであって、制御ソフト101及び安全処理ソフト102を格納している。制御ソフト101は、車両に搭載された機器の制御を行うためのソフトウェアプログラム(以下、ソフトウェア)である。一例としては、制御ソフト101は、燃料噴射量等を制御するためのソフトウェアである。安全処理ソフト102は、制御ソフトの安全を担保するためのソフトウェアである。例えば、安全処理ソフト102は、ECU1による制御の異常及びECU1の異常の少なくともいずれかを検出するためのソフトウェアである。この安全処理ソフト102が請求項のソフトウェア及び安全処理ソフトウェアに相当する。なお、制御ソフト101及び安全処理ソフト102は、非遷移的実体的記録媒体(non-transitory tangible storage medium)に格納されていればよく、具体的な記憶媒体はROMでなくともよい。
第1演算装置11a、第2演算装置11b、及び第3演算装置11cは、制御ソフト101及び安全処理ソフト102の演算を実行可能な演算装置である。また、第1演算装置11a、第2演算装置11b、及び第3演算装置11cは、それぞれ独立した物理プロセッサであるものとする。第1演算装置11a、第2演算装置11b、及び第3演算装置11cとしては、例えばCPUを用いることができる。
入力選択部12は、第1演算装置11a、第2演算装置11b、及び第3演算装置11cから、安全処理ソフト102を割り振る演算装置を2つ選択し、選択した演算装置に安全処理ソフト102を割り振る。この入力選択部12が請求項の選択部に相当する。また、入力選択部12は、第1演算装置11a、第2演算装置11b、及び第3演算装置11cから、制御ソフト101を割り振る演算装置を1つ選択し、選択した演算装置に制御ソフト101を割り振る。
演算結果選択部13は、入力選択部12で選択した2つの演算装置のそれぞれで安全処理ソフト102の同一の演算を実行して得られた演算結果を選択し、演算結果比較部14に出力する。演算結果比較部14は、演算結果選択部13から入力された演算結果を比較する。この演算結果比較部14が請求項の比較部に相当する。
異常情報記憶部15は、第1演算装置11a、第2演算装置11b、及び第3演算装置11cのうちに異常のある演算装置が判明した場合には、その演算装置に異常があることを示す異常情報が記憶される。異常情報記憶部15は、例えばRAM等の電気的に書き換え可能なメモリとすればよい。異常情報記憶部15に異常情報が記憶されている演算装置については、ECU1が、例えばその演算装置で演算を行わせないようにしたり、その演算装置での演算結果を用いないようにしたりすればよい。他にも、異常情報記憶部15に記憶されている異常情報が、車両の故障診断情報として用いられる構成としてもよい。
出力選択部16は、制御ソフト101を割り振った演算装置での演算結果を出力する。この演算結果は、ECU1が制御する機器の制御に用いられる。また、出力選択部16は、安全処理ソフト102を割り振った演算装置のうち、異常のない演算装置での演算結果を出力する。この演算結果は、ECU1による制御の異常及び/又はECU1の異常を検出するのに用いられる。さらに、出力選択部16は、第1演算装置11a、第2演算装置11b、及び第3演算装置11cのうちの2つの演算装置の組の全ての組について、演算結果比較部14での比較結果が不一致の場合には、フェールセーフを実行する。この出力選択部16が請求項の切替処理部に相当する。
なお、ここで言うところのフェールセーフの一例としては、安全処理ソフト102を演算装置で演算させないようにすることが挙げられる。他にも、安全処理ソフト102を演算装置で演算させた演算結果を、ECU1が制御する燃料噴射量の異常及び/又はECU1の演算装置自体の異常の検出に用いないようにすることも挙げられる。
<ECU1での異常対処関連処理>
続いて、図2のフローチャート及び図3のシーケンス図を用いて、ECU1での演算装置の異常に対する対処に関連する処理(以下、異常対処関連処理)の流れの一例について説明を行う。まず、図2のフローチャートを用いて、ECU1での異常対処関連処理の流れの一例を説明する。図2のフローチャートは、例えば自車のイグニッション電源がオンになった場合に、一定周期で実行される構成とすればよい。
ステップS1では、入力選択部12が第1演算装置11aと第2演算装置11bとを選択し、第1演算装置11aと第2演算装置11bとに安全処理ソフト102を割り振る。そして、第1演算装置11aと第2演算装置11bとで安全処理ソフト102の同一の演算を実行する。なお、この際、入力選択部12が第3演算装置11cに制御ソフト101を割り振る構成としてもよいし、第3演算装置11cに制御ソフト101を割り振らない構成としてもよい。
ステップS2では、演算結果選択部13が、S1で実行した第1演算装置11aと第2演算装置11bとの演算結果を選択して演算結果比較部14に出力し、演算結果比較部14が、第1演算装置11aと第2演算装置11bとの演算結果を比較する。そして、第1演算装置11aと第2演算装置11bとの演算結果が一致した場合(S2でYES)には、これらの演算結果のいずれかを出力選択部16から出力し、異常対処関連処理を終了する。一方、第1演算装置11aと第2演算装置11bとの演算結果が不一致であった場合(S2でNO)には、ステップS3に移る。
ステップS3では、入力選択部12が第1演算装置11aと第3演算装置11cとを選択し、第1演算装置11aと第3演算装置11cとに安全処理ソフト102を割り振る。そして、第1演算装置11aと第3演算装置11cとで安全処理ソフト102の同一の演算を実行する。なお、この際、入力選択部12が第2演算装置11bに制御ソフト101を割り振る構成としてもよいし、第2演算装置11bに制御ソフト101を割り振らない構成としてもよい。
ステップS4では、演算結果選択部13が、S3で実行した第1演算装置11aと第3演算装置11cとの演算結果を選択して演算結果比較部14に出力し、演算結果比較部14が、第1演算装置11aと第3演算装置11cとの演算結果を比較する。そして、第1演算装置11aと第3演算装置11cとの演算結果が一致した場合(S4でYES)には、ステップS5に移る。一方、第1演算装置11aと第3演算装置11cとの演算結果が不一致であった場合(S4でNO)には、ステップS6に移る。
ステップS5では、演算結果比較部14が、第2演算装置11bに異常があることを示す異常情報を異常情報記憶部15に記憶する。また、S5では、S3で実行した第1演算装置11aと第3演算装置11cとの演算結果のいずれかを出力選択部16から出力し、異常対処関連処理を終了する。これは、同一の演算を実行した演算結果が一致した第1演算装置11aと第3演算装置11cとは、いずれも正常であると言えるのに対し、正常と言える第1演算装置11aと演算結果が不一致である第2演算装置11bは異常と言えるためである。
また、ステップS6では、演算結果比較部14が、第1演算装置11aに異常があることを示す異常情報を異常情報記憶部15に記憶する。これは、同一の演算を実行した演算結果が第2演算装置11bと第3演算装置11cとのいずれとも不一致である第1演算装置11aは異常と言えるためである。なお、S6の処理を省略する構成としてもよい。
ステップS7では、入力選択部12が第2演算装置11bと第3演算装置11cとを選択し、第2演算装置11bと第3演算装置11cとに安全処理ソフト102を割り振る。そして、第2演算装置11bと第3演算装置11cとで安全処理ソフト102の同一の演算を実行する。
ステップS8では、演算結果選択部13が、S7で実行した第2演算装置11bと第3演算装置11cとの演算結果を選択して演算結果比較部14に出力し、演算結果比較部14が、第2演算装置11bと第3演算装置11cとの演算結果を比較する。そして、第1演算装置11aと第3演算装置11cとの演算結果が一致した場合(S8でYES)には、これらの演算結果のいずれかを出力選択部16から出力し、異常対処関連処理を終了する。一方、第2演算装置11bと第3演算装置11cとの演算結果が不一致であった場合(S8でNO)には、ステップS9に移る。
ステップS9では、入力選択部12が第2演算装置11bと第3演算装置11cとを選択し、第2演算装置11bと第3演算装置11cとに安全処理ソフト102を割り振る。そして、第2演算装置11bと第3演算装置11cとで安全処理ソフト102のフェールセーフに関する演算を実行する。第1演算装置11aに異常がある上に、第2演算装置11bと第3演算装置11cとで同一の演算を実行した演算結果が不一致の場合、第2演算装置11bと第3演算装置11cとのいずれかが正常であって一方が異常であると言える。よって、第2演算装置11bと第3演算装置11cとの両方でフェールセーフに関する演算を実行することで、正常な演算装置によってフェールセーフを実行することができることになる。
続いて、図3のシーケンス図を用いて、フェールセーフ実行までのECU1での異常対処関連処理の流れの説明を行う。図3中の「opt」は、演算結果比較部14での比較結果が不一致である条件を満たした場合のみ実行される処理を表している。
図3に示すように、まずは、入力選択部12が第1演算装置11aと第2演算装置11bとに安全処理ソフト102を割り振り、第1演算装置11aと第2演算装置11bとで安全処理ソフト102の同一の演算を実行する。そして、演算結果比較部14が、第1演算装置11aと第2演算装置11bとの演算結果を比較し、比較結果が不一致であった場合に、次の処理が行われる。
次の処理として、入力選択部12が第1演算装置11aと第3演算装置11cとに安全処理ソフト102を割り振り、第1演算装置11aと第3演算装置11cとで安全処理ソフト102の同一の演算を実行する。そして、演算結果比較部14が、第1演算装置11aと第3演算装置11cとの演算結果を比較し、比較結果が不一致であった場合に、次の処理が行われる。
次の処理として、入力選択部12が第2演算装置11bと第3演算装置11cとに安全処理ソフト102を割り振り、第2演算装置11bと第3演算装置11cとで安全処理ソフト102の同一の演算を実行する。そして、演算結果比較部14が、第2演算装置11bと第3演算装置11cとの演算結果を比較し、比較結果が不一致であった場合に、次の処理が行われる。
次の処理として、入力選択部12が第2演算装置11bと第3演算装置11cとに再度安全処理ソフト102を割り振り、第2演算装置11bと第3演算装置11cとで安全処理ソフト102のフェールセーフに関する同一の演算を実行する。これにより、図2のフローチャートの説明でも前述したように、第2演算装置11bと第3演算装置11cとのうちのいずれか正常な演算装置からフェールセーフが実行される。
以上のように、異常対処関連処理では、演算結果比較部14で比較する演算結果が不一致であった場合に、入力選択部12で新たな演算装置の組を選択し、この新たな演算装置の組について演算結果比較部14で演算結果を比較する処理を繰り返す。この新たな組に切り替えての処理は、演算結果比較部14で比較する演算結果一が一致するか、若しくは全ての組についての比較が終了した場合に終了する。これにより、全ての組についての比較が終了する前に、いずれかの組で演算結果が一致した場合には、その組以降の組についての入力選択部12での選択及び演算結果比較部14での比較の処理を行わないで済む。よって、全ての組について処理を行う必要のない場合に、無駄な処理を軽減することが可能になる。
実施形態1の構成によれば、前述したように、第1演算装置11a、第2演算装置11b、及び第3演算装置11cのうちの1つの演算装置に異常が生じた場合でも、フェールセーフを実行せずに、同一の演算を実行して得られた演算結果が一致する演算装置の演算結果を用いることになる。同一の演算を実行して得られた演算結果が一致する演算装置は、異常が生じていない演算装置と言える。よって、自装置で正常な演算結果を得ることができるにも拘らず自装置での演算結果が用いられないようにする、無駄なフェールセーフを抑えることが可能になる。
(実施形態2)
実施形態1では、演算結果に異常のある演算装置が判明した場合に、その演算装置に異常があることを示す異常情報を異常情報記憶部15に記憶する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、ECU1に異常情報記憶部15を備えず、異常情報を記憶しない構成としてもよい。
(実施形態3)
実施形態1では、演算結果比較部14で比較する演算結果が不一致であった場合に、入力選択部12で新たな演算装置の組を選択し、この新たな演算装置の組について演算結果比較部14で演算結果を比較する処理を繰り返す構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、入力選択部12が第1演算装置11a、第2演算装置11b、及び第3演算装置11cの全ての演算装置を選択して安全処理ソフト102を割り振り、全ての演算装置に同一の演算を実行させた上で、全ての演算装置の組み合わせについて演算結果比較部14で演算結果を比較する構成としてもよい。そして、演算結果が一致する組が1組でもあった場合には、その組の演算装置の演算結果を出力選択部16が出力する構成とすればよい。なお、演算結果が一致する組が1組もなかった場合には、安全処理ソフト102のフェールセーフを行う部材によってフェールセーフを実行する構成とすればよい。
(実施形態4)
実施形態1では、第1演算装置11a、第2演算装置11b、及び第3演算装置11cの3つの演算装置である構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、4つ以上の演算装置である構成としてもよい。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 ECU(電子制御装置)、10 ROM、11a 第1演算装置(演算装置)、11b 第2演算装置(演算装置)、11c 第3演算装置(演算装置)、12 入力選択部(選択部)、14 演算結果比較部(比較部)、14 演算結果選択部、15 異常情報記憶部、16 出力選択部(切替処理部)、101 制御ソフト、102 安全処理ソフト(ソフトウェア,安全処理ソフトウェア)

Claims (7)

  1. 3つ以上の演算装置(11a,11b,11c)と、
    自装置で実行するソフトウェア(102)の同一の演算をそれぞれ実行させる前記演算装置を、前記演算装置から2つ選択する選択部(12)と、
    前記選択部で選択した2つの前記演算装置のそれぞれで前記ソフトウェアの同一の演算を実行して得られた演算結果を比較する比較部(14)と、
    前記比較部で比較した演算結果が不一致となる前記演算装置の組があった場合であっても、前記比較部で比較する演算結果が一致する前記演算装置の組が他にある場合には、自装置での前記ソフトウェアの演算結果を用いられないようにするフェールセーフを実行せずに、前記比較部で比較した演算結果が一致した前記演算装置での演算結果を、前記ソフトウェアの演算結果として用いられるようにする切替処理部(16)とを備える電子制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記切替処理部は、前記演算装置から選択する前記演算装置の組のいずれにも、前記比較部で比較する演算結果が一致する前記演算装置の組がない場合には、前記フェールセーフを実行する電子制御装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記比較部で比較する演算結果が不一致であった場合に、前記選択部で新たな前記演算装置の組を選択し、この新たな前記演算装置の組について前記比較部で演算結果を比較する処理を繰り返す一方、前記比較部で比較する演算結果が一致した場合には、この処理を行わない電子制御装置。
  4. 請求項3において、
    前記演算装置として少なくとも第1演算装置(11a)と第2演算装置(11b)と第3演算装置(11c)とを備え、
    前記選択部は、最初に前記第1演算装置と前記第2演算装置との組を選択し、前記比較部で前記第1演算装置と前記第2演算装置との演算結果を比較した結果が不一致であった場合に、前記第1演算装置と前記第3演算装置との組を選択するものであり、
    前記第1演算装置と前記第2演算装置との組に加え、前記第1演算装置と前記第3演算装置との組も、前記比較部で演算結果を比較した結果が不一致であった場合に、前記第1演算装置に異常があることを示す異常情報を記憶する異常情報記憶部(15)を備える電子制御装置。
  5. 請求項4において、
    前記異常情報記憶部は、前記第1演算装置と前記第2演算装置との組についての前記比較部で演算結果を比較した結果が不一致であったのに対し、前記第1演算装置と前記第3演算装置との組についての前記比較部で演算結果を比較した結果が一致であった場合に、前記第2演算装置に異常があることを示す異常情報を記憶する電子制御装置。
  6. 請求項4又は5において、
    前記異常情報記憶部は、前記第1演算装置と前記第2演算装置との組についての前記比較部で演算結果を比較した結果が一致であった場合に、前記第1演算装置及び前記第2演算装置に異常があることを示す異常情報を記憶しない電子制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    車両に搭載され、前記車両に搭載された機器の制御を行うものであり、
    前記ソフトウェアは、自装置による前記車両に搭載された機器の制御の安全を担保するための安全処理ソフトウェアである電子制御装置。
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