JP2018066675A - 内部品質評価システム及び内部品質評価方法 - Google Patents

内部品質評価システム及び内部品質評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】中心に種子を含む青果物の内部品質を精度良く評価可能な内部品質評価システムを提供する。【解決手段】本発明は、上下に貫通する開口を有するトレイと、トレイを搬送する搬送機構と、第1測定領域において搬送機構の下方から測定光を投光する第1投光部と、搬送幅方向に関し対称配置され、第1投光部からの青果物の透過光を受光光軸が斜め下方を向く状態で受光する左右一対の第1受光部と、搬送方向に関し前記第1測定領域とは異なる第2測定領域において搬送機構より上方且つ搬送幅方向一方側から青果物のうち種子より上方領域に測定光を投光する第2投光部と、第2投光部からの青果物の上方領域の透過光を受光する第2受光部と、一対の第1受光部及び前記第2受光部にて受光された透過光に基づき青果物の内部品質を評価する評価部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、マンゴーやアボカドなどの中心に種子を有する青果物の内部品質を評価する内部品質評価システム及び内部品質評価方法に関する。
測定対象青果物に光を照射して内部透過光を受光し、この透過光を分光処理して測定対象青果物の内部品質を判定する内部品質判定システムは、公知である。
例えば、下記特許文献1には、青果物を載置可能で且つ上下に貫通する開口が設けられたトレイと、前記トレイを搬送方向に搬送する搬送機構と、前記搬送機構より下方から青果物に測定光を投光する投光部と、前記投光部から前記開口を介して青果物に投光され且つ青果物を透過した透過光を受光する左右一対の受光部と、前記一対の受光部にて受光された透過光に基づき青果物の内部品質を評価する評価部とを備えた内部品質評価システム(以下、従来構成1と言う)が提案されている。
しかしながら、前記従来構成1においては、前記一対の受光部は、受光光軸が略水平方向を向くように、即ち、互いの受光光軸が対向するように配置されている。
斯かる前記従来構成1を用いて、アボカドやマンゴ等の、中心に大きな種子を有する青果物(以下、種子青果物という)の内部品質を評価すると、当該種子青果物の内部領域のうち、前記種子の直上方部分及びその近傍部分を含む大きな領域において、前記投光部から十分な光量の測定光が届かないことになる。即ち、内部領域のうちの前記大きな領域が死角領域(即ち、前記受光部が十分な光量の透過光を受光できない領域)となり、内部品質の評価精度が悪化することになる。
また、前記従来構成1においては、前記トレイに設けられた開口は、前記トレイに載置された青果物の中央部分にのみ対応するように形成されており、この点においても、種子青果物の内部品質を正確に評価することが困難となる。
また、下記特許文献2には、青果物を載置可能で且つ上下に貫通する開口が設けられたトレイと、前記トレイを搬送方向に搬送する搬送機構と、前記搬送機構による搬送経路中の測定領域において青果物に対して側方から測定光を投光する投光部と、前記投光部から青果物に投光され且つ青果物を透過した透過光を、前記トレイに設けられた開口及び前記開口を囲繞するように前記トレイの下方に設置された受光補助筒を介して受光する受光部と、前記受光部にて受光された透過光に基づき青果物の内部品質を評価する評価部とを備えた内部品質評価システム(以下、従来構成2と言う)が提案されている。
しかしながら、前記従来構成2においては、前記開口及び前記受光補助筒は、平面視において青果物の直下方にのみ存在している。
従って、前記従来構成2を用いて種子青果物の内部品質評価を行うと、前記受光部が受光できる透過光が種子の存在によって制限され、やはり、内部品質を正確に評価することが困難となる。
また、下記特許文献3には、搬送機構による搬送経路中の第1計測部にて農産物の第1品質を測定し、且つ、第1計測部とは搬送方向に関し変位された第2測定部にて農産物の第2品質を測定するように構成された内部品質評価システム(以下、従来構成3という)が開示されている。
前記従来構成3においては、第1計測部及び第2計測部のそれぞれの光経路の中心が異なり且つ重ならないように設定されており、第1計測部では農産物の一の部位の第1品質を測定し、第2計測部では農産物の他の部位の第2品質を測定するようになっている。
なお、前記特許文献3には、第1品質及び第2品質を異なる品質とすることも可能であるし、両者を同一品質とすることも可能である旨記載されている。
即ち、第1品質として測定農産物であるリンゴの果梗部分の空洞障害等を測定し且つ第2品質として糖度・酸度等を測定する形態や、第1品質として糖度・酸度や花落ち部分の内部障害を測定し且つ第2品質として中心部の糖度・酸度や中心部から果梗部分にかけた空洞を測定する形態が可能であり、さらには、第1及び第2品質としてリンゴの異なる部位の同一品質(例えば、糖度・酸度)を測定する形態も可能である旨記載されている。
しかしながら、前記従来構成3も、中心に種子を有する種子青果物の内部品質を測定することは想定しておらず、種子青果物の内部品質を正確に評価することは困難である。
特開2012−122876号公報 特許第3660810号公報 特許第4450379号公報
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、中心に種子を含む青果物の内部品質を透過光に基づき評価する内部品質評価システムであって、種子に起因する死角領域が生じることを実質的に防止して、青果物の内部全体の品質を評価可能な内部品質評価システム及び内部品質評価方法の提供を目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、中心に種子を含む青果物の内部品質を判定する内部品質評価システムであって、青果物を載置可能で且つ上下に貫通する開口が設けられた受け座部を有するトレイと、前記トレイを搬送方向に搬送する搬送機構と、前記搬送機構による搬送経路中の第1測定領域において前記搬送機構より下方から青果物に測定光を投光する第1投光部と、搬送幅方向に関し対称配置され、前記第1投光部から前記開口を介して青果物に投光され且つ青果物を透過した透過光を受光光軸が斜め下方を向く状態で受光する左右一対の第1受光部と、前記第1測定領域より搬送方向上流側又は下流側に設けられた第2測定領域において前記搬送機構より上方で且つ搬送幅方向一方側から青果物のうち種子より上方領域に測定光を投光する第2投光部と、青果物を挟んで前記第2投光部とは搬送幅方向反対側に配置され、前記第2投光部から青果物に投光され且つ青果物の前記上方領域を透過した透過光を受光する第2受光部と、前記一対の第1受光部及び前記第2受光部にて受光された透過光に基づき青果物の内部品質を評価する評価部とを備えている内部品質評価システムを提供する。
前記第2投光部は投光光軸が斜め下方を向く姿勢で前記上方領域に測定光を投光するように配置され得る。
これに代えて、前記第2投光部は投光光軸が水平に沿う姿勢で青果物の前記上方領域に測定光を投光するように配置され得る。
前記第2受光部は受光光軸が斜め下方を向く姿勢で前記上方領域を透過した透過光を受光するように配置され得る。
これに代えて、前記第2受光部は受光光軸が水平に沿う姿勢で前記上方領域を透過した透過光を受光するように配置され得る。
前記種々の構成において、本発明に係る内部品質判定システムは、好ましくは、搬送幅方向に沿った回転軸回り回転可能とされ且つ前記第2測定領域において青果物の上面に接するように配置された遮光ローラーを備え得る。
より好ましくは、前記遮光ローラーは、付勢部材によって青果物の外表面に向けて付勢される。
また、本発明は、前記目的を達成する為に、青果物を載置したトレイを搬送機構によって搬送する搬送経路中において前記青果物の内部品質を判定する内部品質評価方法であって、前記トレイは青果物の載置を可能としつつ上下に貫通する開口を有するものとし、前記搬送機構による搬送経路中の第1測定領域において前記搬送機構より下方に配置された第1投光部から前記開口を介して青果物に測定光を投光し、前記開口を介して青果物に投光され且つ青果物を透過した透過光を、受光光軸が斜め下方を向く状態で前記開口を基準にして搬送幅方向に関し対称配置された左右一対の第1受光部によって受光し、前記第1測定領域より搬送方向上流側又は下流側に設けた第2測定領域において前記搬送機構より上方で且つ搬送幅方向一方側に配置された第2投光部から青果物のうち種子より上方領域に測定光を投光し、前記第2投光部から青果物に投光され且つ青果物の前記上方領域を透過した透過光を、青果物を挟んで前記第2投光部とは搬送幅方向反対側に配置された第2受光部によって受光し、前記一対の第1受光部及び前記第2受光部にて受光された透過光に基づき制御装置によって青果物の内部品質を評価する内部品質評価方法を提供する。
本発明に係る内部品質評価システムは、上下に貫通する開口が設けられ、測定対象青果物を載置可能な受け座部を有するトレイと、前記トレイを搬送方向に搬送する搬送機構と、第1測定領域において前記搬送機構の下方から青果物に測定光を投光する第1投光部と、搬送幅方向に関し対称配置され、前記第1投光部からの青果物の透過光を受光光軸が斜め下方を向く状態で受光する左右一対の第1受光部と、搬送方向に関し前記第1測定領域とは異なる第2測定領域において前記搬送機構より上方且つ搬送幅方向一方側から青果物のうち種子より上方領域に測定光を投光する第2投光部と、前記第2投光部からの青果物の前記上方領域の透過光を受光する第2受光部と、前記一対の第1受光部及び前記第2受光部にて受光された透過光に基づき青果物の内部品質を評価する評価部とを備えているので、マンゴーやアボカド等の中心に種子を有する青果物の内部品質を評価するに際し、種子の存在によって受光部が十分な光量の透過光を受光できない死角領域の存在を防止乃至は可及的に低減することができ、簡単な構成でありながら、種子を有する青果物の内部品質を精度良く評価することができる。
また、本発明に係る内部品質判定方法は、搬送機構によって搬送されるトレイとして、青果物の載置を可能としつつ上下に貫通する開口を有するトレイを用い、搬送経路中の第1測定領域において前記搬送機構より下方に配置された第1投光部から前記開口を介して青果物に投光され且つ青果物を透過した透過光を、受光光軸が斜め下方を向く状態で前記開口を基準にして搬送幅方向に関し対称配置された左右一対の第1受光部によって受光し、前記第1測定領域より搬送方向上流側又は下流側に設けた第2測定領域において前記搬送機構より上方で且つ搬送幅方向一方側に配置された第2投光部から青果物のうち種子より上方領域に投光され且つ青果物の前記上方領域を透過した透過光を、青果物を挟んで前記第2投光部とは搬送幅方向反対側に配置された第2受光部によって受光し、前記一対の第1受光部及び前記第2受光部にて受光された透過光に基づき制御装置によって青果物の内部品質を評価するように構成されているので、マンゴーやアボカド等の中心に種子を有する青果物の内部品質を評価するに際し、種子の存在によって受光部が十分な光量の透過光を受光できない死角領域の存在を防止乃至は可及的に低減することができ、簡単な構成でありながら、種子を有する青果物の内部品質を精度良く評価することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る内部品質評価システムの模式平面図である。 図2は、前記内部品質判定システムの模式側面図である。 図3は、図2におけるIII-III線に沿った前記内部品質評価システムの第1測定領域における模式断面図である。 図4は、図2におけるIV-IV線に沿った前記内部品質評価システムの第2測定領域における模式断面図である。 図5は、前記実施の形態の第1変形例の前記第2測定領域における模式断面図である。 図6は、前記実施の形態の第2変形例の前記第2測定領域における模式断面図である。 図7は、前記実施の形態の第3変形例の前記第2測定領域における模式断面図である。 図8は、前記内部品質判定システムに備えられた遮光ローラの縦断面図である。 図9は、前記内部品質評価システムにおけるトレイの平面図である。 図10は、測定対象青果物が載置された状態の前記トレイの平面図である。 図11は、図10におけるXI-XI線に沿った断面図である。 図12は、前記トレイの分解斜視図である。 図13は、一のトレイが搬送機構によって搬送されている状態を時系列的に表した模式側面図である。
以下、本発明に係る内部品質評価システムの好ましい一実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に、それぞれ、本実施の形態に係る内部品質評価システム1の模式平面図及び模式側面図を示す。
本実施の形態に係る内部品質判定システム1は、アボカドやマンゴ等の中心に種子を有する青果物の内部品質を評価する。
具体的には、図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る内部品質評価システム1は、測定対象となる青果物300を載置可能で且つ上下に貫通する開口135が設けられた受け座部130を有するトレイ100と、前記トレイ100を搬送方向に搬送する搬送機構10と、前記搬送機構10による搬送経路中の第1測定領域10B(1)において測定対象青果物300の内部品質を測定する第1測定部と、前記第1測定領域10B(1)とは搬送方向Xに関し異なる第2測定領域10B(2)において測定対象青果物300の内部品質を測定する第2測定部と、前記第1及び第2測定部での測定結果に基づき青果物の内部品質を評価する評価部91とを備えている。
図3に、図2におけるIII-III線に沿った前記第1測定部の模式断面図を示す。
図1〜図3に示すように、前記第1測定部は、前記搬送機構10より下方から前記受け座部130の開口135を介して青果物300に測定光を投光する第1投光部30(1)と、前記第1投光部30(1)から投光され且つ青果物300を透過した透過光を受光する左右一対の第1受光部50a(1)、50b(1)とを有している。
前記第1投光部30(1)は、例えば、近赤外領域の波長の光を照射可能なハロゲンランプ、キセノンランプ、LEDランプ等が利用される。
前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)は、図1及び図3に示すように、受光光軸RXが斜め下方を向く状態で、前記受け座部130の搬送幅方向中央を通って搬送方向に延びる仮想中央垂直面CPを基準にして互いに対して対称配置されている。
斯かる構成によれば、図3に示すように、前記第1投光部30(1)から投光された測定光が青果物300の種子310によって透過できない「死角」領域を可及的に少なくしつつ、青果物300の内部のできるだけ多くの領域の透過光を前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)によって受光することができる。
即ち、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)の一方50a(1)は、青果物300の内部領域のうち、種子310より下方の領域(以下、青果物下方領域という)から種子310より搬送幅方向一方側(例えば、図3において右側)に位置する領域(以下、青果物第1側方領域という)を通り、種子310より搬送幅方向一方側且つ上方側に位置する領域(以下、青果物第1斜め上方領域という)へ至る領域からの透過光を受光できる。
一方、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)の他方50b(1)は、青果物300の内部領域のうち、青果物下方領域から種子310より搬送幅方向他方側(例えば、図3において左側)に位置する領域(以下、青果物第2側方領域という)を通り、種子310より搬送幅方向他方側且つ上方側に位置する領域(以下、青果物第2斜め上方領域という)へ至る領域からの透過光を受光できる。
前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)の受光光軸RXの傾斜角度αは、図3に示すように、前記搬送機構10の搬送方向に沿った正面視において、搬送幅方向に沿った水平線HLに対し30〜50°とされる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る内部品質評価システム1は、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)に光学的に接続され、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)にて受光された測定対象青果物300からの透過光を分光してスペクトル信号等の分光情報を生成する第1分光装置70(1)を備えている。
本実施の形態においては、図1〜図3に示すように、前記第1分光装置70(1)は、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)にて受光された光を混合状態で入力する共通分光器71(1)を有している。
この場合、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)は、例えば、後端が前記共通分光器71に光学的に接続された二股光ファイバーの先端とされ得る。
これに代えて、前記第1分光装置70(1)が、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)の一方50a(1)に光学的に接続され、前記一方の第1受光部50a(1)にて受光された透過光を分光して青果物300の搬送幅方向一方側の分光情報を生成する搬送幅方向一方側用の第1分光器(図示せず)と、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)の他方50b(1)に光学的に接続され、前記他方の第1受光部50b(1)にて受光された透過光を分光して青果物300の搬送幅方向他方側の分光情報を生成する搬送幅方向他方側用の第2分光器(図示せず)とを有するように変形することも可能である。
斯かる変形例によれば、前記第1分光器からの分光情報に基づき測定対象青果物300の搬送幅方向一方側の内部品質を判定し、且つ、前記第2分光器からの分光情報に基づき測定対象青果物300の搬送幅方向他方側の内部品質を判定することができる。
この変形例においては、前記一方の第1受光部50a(1)は、後端が前記第1分光器に光学的に接続された搬送幅方向一方側用の光ファイバーの先端とされ、前記他方の第1受光部50b(1)は、後端が前記第2分光器に光学的に接続され且つ前記搬送幅方向一方側用の光ファイバーとは独立された搬送幅方向他方側用の光ファイバーの先端とされ得る。
次に、前記第2測定部について説明する。
図4に、図2におけるIV-IV線に沿った前記第2測定部の模式断面図を示す。
前記第2測定部は、測定対象青果物300の内部領域のうち、前記第1測定部によっては内部品質の測定が困難な種子の直上方に位置する領域(以下、青果物上方領域という)の内部品質を測定する。
具体的には、図1、図2及び図4に示すように、前記第2測定部は、前記搬送機構10より上方で且つ搬送幅方向一方側から青果物上方領域に測定光を投光する第2投光部30(2)と、青果物300を挟んで前記第2投光部30(2)とは搬送幅方向反対側に配置され、前記第2投光部30(2)から青果物上方領域に投光され且つ青果物上方領域を透過した透過光を受光する第2受光部50(2)とを有している。
前記第2投光部30(2)は、例えば、近赤外領域の波長の光を照射可能なハロゲンランプ、キセノンランプ等を用いることも可能であるが、前記第1投光部30(1)によっては十分な光量の測定光の投光が困難な青果物上方領域にのみピンポイント的に測定光を投光すれば足りること、及び、前記第2受光部50(2)が前記第2投光部30(2)からの測定光を青果物を介さずに直接的に受光することを防止乃至は低減させることが好ましいことを考慮すると、集光性の高い、レーザーやLEDランプを用いることが好ましい。
本実施の形態においては、図4に示すように、前記第2投光部30(2)は投光光軸LXが斜め下方を向く姿勢で青果物上方領域に測定光を投光するように配置されており、前記第2受光部50(2)は受光光軸RXが斜め下方を向く姿勢で青果物上方領域を透過した透過光を受光するように配置されている。
斯かる構成によれば、前記第2投光部30(2)及び前記第2受光部50(2)の設置位置及び設置姿勢を変えること無く、種々の大きさ(径)の青果物300に対して、前記第2投光部30(2)から青果物上方領域に測定光を投光でき、且つ、前記第2受光部50(2)が青果物上方領域の透過光を受光することができる。
これに代えて、図5に示すように、前記第2投光部30(2)を投光光軸LXが水平に沿う姿勢で青果物上方領域に測定光を投光するように配置し、且つ、前記第2受光部50(2)を受光光軸RXが水平に沿う姿勢で青果物上方領域を透過した透過光を受光するように配置することも可能である。
斯かる構成によれば、青果物300の種子310の影響を可及的に低減させた状態で、前記第2投光部30(2)から投光され且つ青果物上方領域を透過した透過光を前記第2受光部50(2)によって受光することができる。
さらには、図6に示すように、前記第2投光部30(2)を投光光軸LXが斜め下方を向く姿勢で青果物上方領域に測定光を投光するように配置しつつ、前記第2受光部50(2)を受光光軸RXが水平に沿う姿勢で青果物上方領域を透過した透過光を受光するように配置したり、若しくは、図7に示すように、前記第2投光部30(2)を投光光軸LXが水平に沿う姿勢で青果物上方領域に測定光を投光するように配置しつつ、前記第2受光部50(2)を受光光軸RXが斜め下方を向く姿勢で青果物上方領域を透過した透過光を受光するように配置することも可能である。
図4に示すように、本実施の形態に係る内部品質判定システム1は、前記第2投光部30(2)から投光された測定光が直接的に前記第2受光部50(2)に受光されることを防止乃至は低減する遮蔽ローラー60を有している。
前記遮蔽ローラー60は、搬送幅方向に沿った回転軸65回り回転可能とされており、これにより、前記搬送機構10による青果物300の搬送を阻害すること無く、前記第2投光部30(2)から前記第2受光部50(2)への直接的な光経路を遮断している。
図8に、前記遮蔽ローラー60の縦断面図を示す。
図4及び図8に示すように、前記遮蔽ローラー60は、前記回転軸65に支持される剛性のローラー本体61と、前記ローラー本体61の外周面に固着されたスポンジ等の弾性体63とを有している。
このように、測定対象青果物300に接する前記遮蔽ローラー60の外周部を弾性体63によって形成することにより、測定対象青果物300と前記遮蔽ローラー60との間の密着性を向上させ、前記第2投光部30(2)からの光が青果物300及び遮断ローラー60の間から漏れ出ることを有効に防止乃至は低減できる。
本実施の形態においては、前記遮蔽ローラー60は付勢部材75によって測定対象青果物300の外表面に向けて付勢されている。
斯かる構成によれば、一の測定対象青果物300における搬送方向での大きさ(外径)の変化、及び、前記搬送機構10によって直列搬送される複数の測定対象青果物300の大きさ(外径)の個体差を吸収して、測定対象青果物300及び遮蔽ローラー60の間から光が漏れ出ることを有効に防止乃至は低減できる。
詳しくは、前記内部品質判定システム1は、筐体又はフレーム等の固定部材に固定されるシリンダ70と、前記シリンダ70に軸線方向進退自在に収容されたピストン72と、前記ピストン72を軸線方向外方へ向けて付勢する前記付勢部材75とを備えている。
前記シリンダ70は、軸線方向が測定対象青果物300の外表面に対して接離する方向を向いた状態で前記固定部材に固着される基端部と、前記ピストン72が挿通される開口を有する先端部とを有している。
本実施の形態においては、前記シリンダ70は、軸線方向が上下方向に沿った状態で前記固定部材に固着されている。
前記ピストン72は、基端部が前記シリンダ70に軸線方向移動可能に収容され、先端部が前記回転軸65を支持し、前記基端部及び前記先端部の間の中間部が前記シリンダ70の開口に挿通されている。
前記付勢部材75は、前記ピストン72を測定対象青果物300の外表面に向けて軸線方向外方へ付勢するように、前記シリンダ70の基端部及び前記ピストンの72基端部の間に介挿されている。
図1、図2及び図4に示すように、本実施の形態に係る内部品質評価システム1は、前記第2受光部50に光学的に接続され、前記第2受光部50(2)にて受光された測定対象青果物300からの透過光を分光してスペクトル信号等の分光情報を生成する第2分光装置70(2)を備えている。
この場合、前記第2受光部50(2)は、例えば、後端が前記第2分光装置70(2)に光学的に接続された光ファイバーの先端とされ得る。
なお、本実施の形態においては、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)及び前記第2受光部50(2)は、後端が対応する前記分光装置70(1)、70(2)に光学的に接続された光ファイバーの先端とされているが、本発明はかかる形態に限定されるものでは無く、ハイパースペクトルカメラ又はマルチスペクトルカメラを前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)及び前記第2受光部50(2)として作用させることも可能である。この場合、前記分光装置70(1)、70(2)は省略される。
前記搬送機構10は、複数個の前記トレイ100を直列状態でトレイ搬送方向Xに搬送するように構成されている。
本実施の形態においては、図1及び図2に示すように、前記搬送機構10は、駆動スプロケット等の駆動回転体11と、従動スプロケット等の従動回転体12と、前記駆動回転体11及び前記従動回転体12の搬送幅方向一方側に巻き回されたチェーン等の第1無端体15(1)と、前記駆動回転体11及び前記従動回転体の搬送幅方向他方側に巻き回されたチェーン等の第2無端体15(2)とを有している。
前記トレイ100は、トレイ搬送方向Xの前後に搬送幅方向Y(図1及び図3参照)に沿って配設される前側連結ロッド120及び後側連結ロッド122の両端部が前記第1及び第2無端体15(1)、15(2)に連結されることで、前記搬送機構10によって無端状に搬送される。
図1及び図2に示すように、前記搬送機構10は、前記受け座130の載置面が上方を向く姿勢で前記トレイ100を搬送し、前記載置面への測定対象青果物300の載置が可能とされた載置領域10Aと、前記載置面が上方を向く姿勢で前記トレイ100を搬送し、前記載置領域10Aより搬送方向下流側に設けられた第1及び第2測定領域10B(1)、10B(2)と、前記載置面が上方を向く姿勢で前記トレイ100を搬送し、前記第1及び第2測定領域10B(1)、10B(2)より搬送方向下流側に設けられた仕分け領域10Cと、前記仕分け領域10Cを通過した前記トレイ100を上下反転状態で前記載置領域10Aへ戻すリターン領域10Dとを含む無端状の搬送経路を有している。
なお、本実施の形態においては、図1及び図2に示すように、前記第2測定領域10B(2)が前記第1測定領域10B(1)より搬送方向下流側に配置されているが、これに代えて、前記第2測定領域10B(2)を前記第1測定領域10B(1)より搬送方向上流側に配置させることも可能である。
前記評価部91は、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)及び前記第2受光部50(2)にて受光された透過光に基づき測定対象青果物300の内部品質を評価する。
即ち、前記評価部91は、前記第1分光装置70(1)からの分光情報に基づき測定対象青果物300の青果物下方領域、青果物第1側方領域、青果物第1斜め上方領域、青果物第2側方領域及び青果物第2斜め上方領域を含む領域の内部品質を判定し、さらに、前記第2分光装置70(2)からの分光情報に基づき測定対象青果物300の青果物上方領域の内部品質を判定する。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る内部品質評価システム1は制御装置90を備えており、前記制御装置90が前記評価部91として作用する。
詳しくは、前記制御装置90には、予め、糖度等の特定内部品質に関する閾値データが記憶されている。
そして、前記制御装置90は、前記第1及び第2分光装置70(1)、70(2)から受信する、一のトレイ100に載置された測定対象青果物300の分光情報と前記閾値データとの対比に基づき、当該測定対象青果物300の内部品質の評価を行う。
例えば、前記制御装置90は、前記第1分光装置70(1)からの分光情報が所定の閾値以下であると、青果物下方領域、青果物第1側方領域、青果物第1斜め上方領域、青果物第2側方領域及び青果物第2斜め上方領域の何れかの領域に障害があると判断する。
なお、前記第1分光装置70(1)が前記第1及び第2分光器を有する構成においては、前記制御装置90は、前記第1分光器からの分光情報が所定の閾値以下であると、青果物下方領域、青果物第1側方領域及び青果物第1斜め上方領域の何れかの領域に障害があると判断し、前記第2分光器からの分光情報が所定の閾値以下であると、青果物下方領域、青果物第2側方領域及び青果物第2斜め上方領域の何れかの領域に障害があると判断する。
また、前記第2分光装置70(2)からの分光情報が所定の閾値以下であると、前記制御装置90は、青果上方領域に障害があると判断する。
ここで、前記トレイ100の詳細構成について説明する。
図9に前記トレイ100の平面図を示す。
また、図10に測定対象青果物300が載置された状態の前記トレイ100の平面図を、図11に図10におけるXI-XI線に沿った断面図を示す。
さらに、図12に前記トレイ100の分解斜視図を示す。
図1、図3、図9及び図10等に示すように、前記トレイ100は、前記搬送機構10に支持され、搬送される基部110と、前記基部110に連結され、測定対象青果物300が載置される載置面を含む受け座部130とを有している。
本実施の形態においては、図4及び図9〜図12に示すように、前記基部110は、前記搬送機構10の搬送幅方向Yに離間された第1及び第2側壁111、112と、前記第1及び第2側壁111、112の搬送方向前側同士を連結する前側連結部113と、前記第1及び第2側壁111、112の搬送方向後側同士を連結する後側連結部114とを有しており、前記第1及び第2側壁111、112と前記前側及び後側連結部113、114とによって囲まれる領域が上下に貫通する中空とされている。
前記基部110の搬送方向前側及び後側には、それぞれ、前記搬送機構10の搬送幅方向に沿った前記前側及び後側連結ロッド120、122が支持されている。
本実施の形態においては、前記受け座部130には、当該受け座部130の搬送幅方向中央において搬送方向全域に亘るスリット136が設けられており、前記スリット136が前記開口135を形成している。
本実施の形態においては、前記受け座部130は、中割れ式とされている。
詳しくは、図3及び図9〜図12に示すように、前記受け座部130は、前記基部110の搬送幅方向両側において搬送方向Xに沿った枢支軸132(1)、132(2)回り回動可能に支持された一対の第1及び第2バケット131(1)、131(2)を有している。
前記第1及び第2バケット131(1)、131(2)は、互いの対向エッジの間に前記スリット135を画しつつ青果物300を載置可能な載置姿勢と、前記載置姿勢から対応する前記枢支軸132(1)、132(2)回り下方に回動され、載置姿勢において載置していた青果物300を下方へ落下させる排出姿勢とを取り得るようになっている。
本実施の形態におけるように、前記受け座部130が前記第1及び第2バケット131(1)、131(2)を有する中割れ式とされている場合には、前記内部品質判定システム1は、下記構成を備えることによって、前記トレイ100が前記搬送機構10によって前記仕分け領域10C中の対応する仕分け位置まで搬送されると前記第1及び第2バケット131(1)、131(2)を自動的に載置姿勢から排出姿勢へ移行させて、当該トレイ100に載置されていた青果物300を前記搬送機構10の下方に設置された所定の仕分け部へ落下させるように構成することができる。
本実施の形態においては、図1及び図2に示すように、前記所定の仕分け部として、第1〜第3仕分けコンベア200(1)〜200(3)が備えられている。
前記第1〜第3仕分けコンベア200(1)〜200(3)は、それぞれ、内部評価「A」、「B」及び「C」に対応したものとされ、前記搬送機構10より下方で且つ平面視において前記搬送機構10の搬送方向Xに関し異なる位置で前記搬送機構10と交差するように配置される。
前記所定の仕分け部が3箇所(本実施の形態においては前記第1〜第3仕分けコンベア200(1)〜200(3))とされている場合、前記内部品質判定システム1は、前記仕分け位置として、第1〜第3仕分け位置19(1)〜19(3)を有するものとされ、前記第1〜第3仕分け位置19(1)〜19(3)のそれぞれに第1〜第3排出機構180(1)〜180(3)が設けられる。
前記排出機構180(1)〜180(3)は、前記制御装置90によって作動制御されて、前記搬送機構10によって搬送される前記トレイ100に対して作用する作用状態と前記トレイ100から退避する退避状態とを取り得るように構成される。
例えば、前記制御装置90が一のトレイ100に載置されている青果物300の内部品質を「A」と評価したとする。
この場合、前記制御装置90は、前記一のトレイ100が「A」評価に対応した第1仕分け位置19(1)まで搬送されると、前記第1仕分け位置19(1)に設けられた前記第1排出機構180(1)を作用状態とし、残りの排出機構180(2)、180(3)を退避状態とする。
図13に、「A」評価とされた青果物300を載置する前記一のトレイ100が前記搬送機構10によって「A」評価に対応した第1仕分け位置19(1)まで搬送された状態を含む、前記一のトレイ100の時系列模式側面図を示す。
図13に示すように、前記トレイ100には、搬送幅方向に沿った状態で軸線回り回転自在に前記基部110に支持されたバケット止めローラ170と、前記バケット止めローラ170と共に軸線回りするストッパー172と、前記バケット止めローラ170と共に軸線回りする操作レバー174とが設けられている。
前記バケット止めローラ170は、軸線回りに関し、前記バケット131(1)、131(2)を載置姿勢に保持する保持位置と、前記バケット131(1)、131(2)が排出姿勢をとることを許容する解放位置とを取り得るように構成されている。
前記ストッパー172は、前記バケット131(1)、131(2)が載置姿勢で且つ前記バケット止めローラ170が保持位置に位置されている状態においては前記バケット131(1)、131(2)の下面に係合して前記バケット131(1)、131(2)を載置姿勢に保持する係合位置をとり、且つ、前記バケット止めローラ170が軸線回り解放位置に位置されると、前記バケット131(1)、131(2)が自重によって載置姿勢から排出姿勢へ移行することを許容する解除位置をとるように、前記バケット止めローラ170に直接又は間接的に設けられている。
前記操作レバー174は、前記バケット止めローラ170が保持位置に位置される際には初期位置に位置し且つ前記バケット止めローラ170が解除位置に位置される際には作動位置に位置するように、前記バケット止めローラ170に直接又は間接的に設けられている。
前記内部品質判定システム1は、以下のようにして、青果物300の仕分けを行う。
「A」評価とされた青果物300を載置する前記一のトレイ100が前記搬送機構10によって第1仕分け位置19(1)に到達する際に、前記制御装置90は前記第1排出機構180(1)を作用状態としている。
従って、前記一のトレイ100が第1仕分け位置19(1)に到達すると、前記一のトレイ100における前記操作レバー174は前記第1排出機構180(1)に係合して、初期位置から作動位置へ移行し、これに伴って、前記バケット止めローラ170が解放位置へ、前記ストッパー172が解除位置へ移行する。
これにより、前記バケット131(1)、131(2)が排出姿勢をとり、対応する青果物300が下方(本実施の形態においては前記第1仕分けコンベア200(1))へ排出される(図13の(b)参照)。
前記一のトレイ100が第1仕分け位置19(1)を通過すると、前記第1排出機構180(1)と前記操作レバー174との係合が解除される。
ここで、前記バケット止めローラ170は、図示しない戻しバネによって保持位置へ向けて付勢されており、従って、前記第1排出機構180(1)と前記操作レバー174との係合解除に伴って、前記バケット止めローラ170は保持位置へ復帰する(これにより、前記操作レバー174は初期位置へ、前記ストッパー172は係合位置へそれぞれ復帰する)(図13の(c)参照)。
前記一のトレイ100が前記搬送機構10によって前記仕分け領域10Cを通過して前記リターン領域10Dまで搬送されると、前記バケット131(1)、131(2)は上下反転状態とされ、自重によって排出姿勢から載置姿勢へ移行する。
なお、前記バケット131(1)、131(2)が上下反転状態で排出姿勢から載置姿勢へ移行する際には、前記ストッパー172を押しのけつつ載置姿勢へ移行する。
図13の(d)は、前記バケット131(1)、131(2)が排出姿勢で上下反転状態に移行された直後を示し、図13(e)は、前記バケット131(1)、131(2)が上下反転状態において自重によって排出姿勢から載置姿勢へ、前記ストッパー172を押しのけつつ移行する状態を示している。
本実施の形態においては、図10等に示すように、前記スリット136は、測定対象青果物300の短手方向幅より狭い幅で且つ測定対象青果物300の長手方向長さ以上の長さを有するものとされる。
斯かる構成によれば、前記受光部50が前記投光部30からの光を直接受光することを有効に防止乃至は低減しつつ、測定対象青果物300の内部の可及的に広い部分から透過光を受光することができ、測定対象青果物300の内部品質を精度良く評価することができる。
なお、測定対象青果物300の短手方向幅及び長手方向幅には個体差が存在するが、経験値等により、測定対象青果物300の全てをカバーできる数値は予め知得可能である。
本実施の形態におけるように、前記受け座部130の搬送方向全域に亘って前記スリット136が設けられている場合には、好ましくは、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)は、平面視において受光光軸RXが前記搬送方向Xに対して略直交するように配置される。
斯かる構成によれば、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)が、前記第1投光部30(1)から青果物300を透過せずに前記スリット136を介して上方へ漏れ出る漏れ光を直接的に受光することを有効に防止乃至は低減でき、これにより、青果物300の内部品質の評価を精度良く行うことが可能となる。
なお、前記搬送方向Xに対して略直交とは、前記搬送方向Xに対して直交する搬送幅方向を基準にして±10°の範囲内とされる。
また、好ましくは、前記第1投光部30(1)は、平面視において前記スリット136の搬送幅方向中心上に位置される。
斯かる構成によれば、青果物300の搬送幅方向一方側及び他方側をそれぞれ透過する透過光量の均一化を図ることができる。
さらに、本実施の形態においては、図10及び図11に示すように、最大胴径部305が果頂部301及び果梗部302を結ぶ青果物長手方向300Lの中央300Mより果頂部301又は果梗部302の側に変位された、アボカド等の最大胴径部変位青果物300の内部品質を精度良く評価可能とする為に、下記構成が採用されている。
即ち、図9〜図11等に示すように、前記受け座部130には、当該受け座部130の搬送方向中央部100Mから搬送方向一方側に変位された位置100Dに、前記スリット136に連通され且つ前記スリット136より幅広の透孔部140が設けられている。
このように、前記受け座部130に、前記開口135を形成する前記スリット136に加えて、前記透孔部140を設けることにより、最大胴径部変位青果物300を前記受け座部130に載置させた際に、最大胴径部305を前記透孔部140上に、又は、前記透孔部140に近接させて位置させることができる。
従って、前記第1投光部30(1)から最大胴径部305に入射される測定光の光量を前記透孔部140の存在によって十分に確保することができ、これにより、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)によって受光される透過光に基づく、最大胴径部変位青果物300の内部品質評価を精度良く行うができる。
本実施の形態においては、前記第1及び第2バケット131(1)、131(2)の対向エッジのうち、トレイ搬送方向中央部100Mからトレイ搬送方向一方側に変位された位置に切り欠き133が設けられており、前記切り欠き133によって前記透孔部140が形成されている。
また、図3、図11及び図12に示すように、本実施の形態においては、前記受け座部130は、トレイ搬送方向中央部100M及びトレイ幅方向中央部が最深部とされた、上方に開く凹状とされている。
斯かる構成を備えることにより、前記受け座部130に載置された状態での青果物300の姿勢安定化を図ることができる。
さらに、本実施の形態においては、図9〜図12に示すように、前記受け座部130の載置面には、前記スリット136及び前記透孔部140に応じたスリット及び透孔部が有する緩衝材150が設けられており、測定対象物となる青果物300は前記緩衝材150を介して前記受け座部130に載置されるようになっている。
斯かる構成を備えることにより、測定対象青果物300の損傷を抑えつつ、青果物300とトレイ100との間(この場合には青果物300と緩衝材150との間)から測定光が漏れ出ることを抑え、前記第1投光部30(1)からの測定光が青果物300を透過せずに直接的に前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)に受光されて、内部品質評価に悪影響を及ぼすことを有効に抑えることができる。
前記緩衝材150は、測定対象物となる青果物300が載置された際に弾性変形状態で青果物300を支持し得るものとされ、例えば、スポンジを用いることができる。
本実施の形態においては、図9及び図10等に示すように、前記緩衝材150は、前記第1及び第2バケット131(1)、131(2)にそれぞれ設けられた第1及び第2緩衝材150(1)、150(2)を有しており、前記第1及び第2緩衝材150(1)、150(2)の間に前記スリット及び前記透孔部が画されている。
また、本実施の形態においては、図9及び図12等に示すように、前記透孔部140は、平面視においてトレイ幅方向外方に凸状とされた曲線形状を有しており、これにより、前記透孔部140と青果物300との間からの測定光の漏れ出し防止を図っている。
本実施の形態においては、図9等に示すように、前記透孔部140は略円形状を有している。
ここで、主として図1及び図2を参照しつつ前記内部品質評価システム1の動作説明を行う。
前記搬送機構10の載置領域10Aにおいて、作業者は測定対象物となるアボカド等の青果物300を前記トレイ100に載置する。
前記第1及び第2投光部30(1)、30(2)の発光のON/OFFは前記制御装置90によって制御される。
即ち、図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る前記内部品質評価システム1は、前記搬送機構10によって搬送される一のトレイ100が第1及び第2測定領域10B(1)、10B(2)に到達したことをそれぞれ検出する第1及び第2測定領域センサ190(1)、190(2)を備えている。
前記制御装置90は、前記第1測定領域センサ190(1)からの信号に基づき一のトレイ100が第1測定領域10B(1)に到達したことを検知すると、前記第1投光部30(1)を発光させ、前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)によって受光された透過光の分光情報を前記第1分光装置70(1)から入力する。
また、前記制御装置90は、前記第2測定領域センサ190(2)からの信号に基づき一のトレイ100が第2測定領域10B(2)に到達したことを検知すると、前記第2投光部30(2)を発光させ、前記第2受光部50(2)によって受光された透過光の分光情報を前記第2分光装置70(2)から入力する。
好ましくは、第1測定領域10Bに到達した一のトレイ100、前記第1投光部30(1)並びに前記一対の第1受光部50a(1)、50b(1)を含む第1測定空間20(1)を暗室状態とすることができる。
斯かる構成によれば、第1測定部における測定に外乱光が影響を及ぼすことを可及的に防止することができる。
同様に、第2測定領域10Bに到達した一のトレイ100、前記第2投光部30(2)及び前記第2受光部50(2)を含む第2測定空間20(2)を暗室状態とすることができる。
斯かる構成によれば、第2測定部における測定に外乱光が影響を及ぼすことを可及的に防止することができる。
なお、前記第1及び第2測定空間20(1)、20(2)は互いに対して独立した空間とすることも可能であるし、若しくは、共通の単一測定空間とすることも可能である。
本実施の形態に係る前記内部品質評価システム1は、さらに、前記搬送機構10によって搬送される一のトレイ100が前記仕分け領域10Cにおける前記第1〜第3仕分け位置19(1)〜19(3)に到達することを検出する第1〜第3仕分け位置センサ191〜193を備えている。
これに代えて、前記制御装置90が、測定領域10Bの通過時点からの経過時間及び前記搬送部10の搬送速度に基づき一の測定対象物300が前記第1〜第3仕分け位置19(1)〜19(3)に到達することを認識するように構成することも可能である。
前記制御装置90は、一のトレイ100が、当該一のトレイ100上の青果物300の内部品質評価に応じた仕分け位置(例えば、第1仕分け位置19(1))に到達することを認識すると、対応する排出機構(例えば、前記第1排出機構180(1))を作動させて、前記一のトレイ100上の青果物300を下方(本実施の形態においては、前記第1仕分けコンベア200(1))へ排出させる。
なお、本実施の形態においては、前記制御装置90によって作動制御される前記排出機構180が、一のトレイ100に載置された青果物300を対応する仕分け部へ移送させるように構成されているが、これに代えて、前記搬送機構10から仕分け部への青果物300の移送を作業者による人為作業によって行うことも可能である。
この場合には、前記内部品質判定システム1にモニタ等の評価手段(図示せず)を備え、一のトレイ100が前記仕分け領域10Cに到達したことを前記制御装置90が認識すると、前記制御装置90が当該一のトレイ100に載置されている青果物300の評価結果を前記表示手段に表示させるように構成することができる。
斯かる構成によれば、作業者は、前記表示手段に表示された評価結果に基づき、前記一のトレイ100上の青果物300の仕分け処理を行うことができる。
1 内部品質評価システム
10 搬送機構
10B(1) 第1測定領域
10B(2) 第2測定領域
30(1) 第1投光部
30(2) 第2投光部
50a(1)、50b(1) 第1受光部
50(2) 第2受光部
60 遮光ローラー
65 回転軸
75 付勢部材
91 評価部
100 トレイ
300 青果物
310 種子
LX 投光光軸
RX 受光光軸

Claims (8)

  1. 中心に種子を含む青果物の内部品質を判定する内部品質評価システムであって、
    青果物を載置可能で且つ上下に貫通する開口が設けられた受け座部を有するトレイと、
    前記トレイを搬送方向に搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構による搬送経路中の第1測定領域において前記搬送機構より下方から青果物に測定光を投光する第1投光部と、
    搬送幅方向に関し対称配置され、前記第1投光部から前記開口を介して青果物に投光され且つ青果物を透過した透過光を受光光軸が斜め下方を向く状態で受光する左右一対の第1受光部と、
    前記第1測定領域より搬送方向上流側又は下流側に設けられた第2測定領域において前記搬送機構より上方で且つ搬送幅方向一方側から青果物のうち種子より上方領域に測定光を投光する第2投光部と、
    青果物を挟んで前記第2投光部とは搬送幅方向反対側に配置され、前記第2投光部から青果物に投光され且つ青果物の前記上方領域を透過した透過光を受光する第2受光部と、
    前記一対の第1受光部及び前記第2受光部にて受光された透過光に基づき青果物の内部品質を評価する評価部とを備えていることを特徴とする内部品質評価システム。
  2. 前記第2投光部は投光光軸が斜め下方を向く姿勢で前記上方領域に測定光を投光するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の内部品質評価システム。
  3. 前記第2投光部は投光光軸が水平に沿う姿勢で青果物の前記上方領域に測定光を投光するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の内部品質評価システム。
  4. 前記第2受光部は受光光軸が斜め下方を向く姿勢で前記上方領域を透過した透過光を受光するように配置されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の内部品質評価システム。
  5. 前記第2受光部は受光光軸が水平に沿う姿勢で前記上方領域を透過した透過光を受光するように配置されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の内部品質評価システム。
  6. 搬送幅方向に沿った回転軸回り回転可能とされ且つ前記第2測定領域において青果物の上面に接するように配置された遮光ローラーを備えることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の内部品質評価システム。
  7. 前記遮光ローラーは、付勢部材によって青果物の外表面に向けて付勢されていることを特徴とする請求項6に記載の内部品質評価システム。
  8. 青果物を載置したトレイを搬送機構によって搬送する搬送経路中において前記青果物の内部品質を判定する内部品質評価方法であって、
    前記トレイは青果物の載置を可能としつつ上下に貫通する開口を有するものとし、
    前記搬送機構による搬送経路中の第1測定領域において前記搬送機構より下方に配置された第1投光部から前記開口を介して青果物に測定光を投光し、
    前記開口を介して青果物に投光され且つ青果物を透過した透過光を、受光光軸が斜め下方を向く状態で前記開口を基準にして搬送幅方向に関し対称配置された左右一対の第1受光部によって受光し、
    前記第1測定領域より搬送方向上流側又は下流側に設けた第2測定領域において前記搬送機構より上方で且つ搬送幅方向一方側に配置された第2投光部から青果物のうち種子より上方領域に測定光を投光し、
    前記第2投光部から青果物に投光され且つ青果物の前記上方領域を透過した透過光を、青果物を挟んで前記第2投光部とは搬送幅方向反対側に配置された第2受光部によって受光し、
    前記一対の第1受光部及び前記第2受光部にて受光された透過光に基づき制御装置によって青果物の内部品質を評価することを特徴とする内部品質評価方法。
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