JPH095234A - 非破壊糖度測定装置 - Google Patents

非破壊糖度測定装置

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JPH095234A
JPH095234A JP35146695A JP35146695A JPH095234A JP H095234 A JPH095234 A JP H095234A JP 35146695 A JP35146695 A JP 35146695A JP 35146695 A JP35146695 A JP 35146695A JP H095234 A JPH095234 A JP H095234A
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潤二 飯田
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彰 寺島
Toshiki Kishimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 青果物に光照射し青果物から出射された光の
糖における光吸収測定により糖度を測定する装置であっ
て、メロン等大型の青果物についても高い精度で糖度を
測定できる非破壊糖度測定装置を提供する。 【解決手段】 860nmから960nmの範囲にある3種類の波
長の光を出射する単一若しくは複数の光源を使用すると
共に、上記光吸収を検出する検出器の配置位置が、光源
から出射され上記青果物へ入射する入射光の青果物表面
における照射領域の中心点と青果物の中心とを結ぶ直線
の延長線上の位置を除き、かつ入射光の青果物表面にお
ける照射領域と検出器が受光する上記青果物からの出射
光の青果物表面における検出領域とが重ならない位置に
設定されていることを特徴とする。これにより人間が感
じることのできる糖度の分解能である±1.0°ブリック
ス程度の精度で青果物の糖度を非破壊測定できる効果を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、青果物を対象とし
た非破壊糖度測定装置に係り、特に、メロン、スイカ等
大型の青果物についても高い精度でその糖度を測定でき
る非破壊糖度測定装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】青果物の糖度を非破壊で測定する装置と
して、青果物に照射された赤外光あるいは可視光の糖に
よる光吸収から糖度を求める装置がある。このような装
置として、反射光から糖度を決定する装置(特開平1−
301147号公報、特開平3−176645号公報参
照)、透過光から糖度を決定する装置(Journal of The
Japanese Society For Horticultural Science, 第2
号、62巻、465頁、1993年参照)の報告があ
る。
【0003】反射光から糖度を求める装置では、光源と
検出器は青果物から見て同じ側に配置され、透過光から
糖度を求める装置では、光源と検出器は青果物を挟み、
対向した位置に配置されている。そして、これ等の装置
では、上記光源から青果物の中心(但し、青果物は自然
物であり完全な球形状を有することは希なため青果物の
中心若しくは略中心を意味している)へ向けて光が出射
されており、上記光源から出射され青果物へ入射する入
射光の青果物表面における照射領域の中心点と上記青果
物の中心とを結ぶ軸(直線)と、上記検出器が受光する
青果物からの出射光の青果物表面における検出領域の中
心点と上記青果物の中心とを結ぶ軸(直線)とのなす角
(配置角と呼ぶ)は、反射光から糖度を求める装置では
0度となり、透過光から糖度を求める装置では180度
となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、青果物に入
射した光は、青果物内部で散乱、吸収を受け、青果物外
へ出射する。そのため、入射方向と検出方向が一致して
いる一般的に透過光として捉えられる光と、入射方向と
検出方向とが丁度逆向きとなる反射光との間には、青果
物中の糖の情報を持っている点において本質的な差異は
なく、出射方向が異なっているに過ぎない。
【0005】しかしながら、配置角を0度とした場合、
検出器で検出される検出光中には青果物表面付近で反射
される光(青果物表面で反射される光と青果物の中に入
りながらも皮部で反射されてくる光等を含む)の割合が
高いため、検出光の光量そのものは多いが検出光に含ま
れる果肉中の糖の情報の割合は少ない。従って、人間が
感じることのできる糖度の分解能である±1.0°ブリ
ックス(Brix)程度の精度(すなわち、屈折糖度計
を用い破壊検査により求めた実際の糖度と、非破壊糖度
測定法により求めた糖度との誤差が±1.0°ブリック
ス程度の精度)で糖度を検出するためには、検出光の光
量の読取り桁数が多くなるという問題がある。特に、メ
ロンやスイカのように皮の厚い青果物では検出光に含ま
れる糖に関する情報量は一層少なくなるため、検出光光
量の読取り精度は6桁以上も必要となる。一般に光量の
読取り桁数は4桁程度であり、配置角0度では充分な精
度で糖度を検出することができない。仮に、配置角0度
で糖度の検出精度を向上させる場合には、データのサン
プリング時間を長くする他なく、大量のメロン等を糖度
により選別する用途には使用できない問題点を有する。
【0006】他方、配置角を180度とした場合、青果
物の果肉中を透過してきた光を検出していることから、
この検出光中には糖に関する情報を含んだ光の割合が多
いため検出光の光量の読取り桁数は2桁程度でよい。し
かし、青果物中での入射光の減衰が果肉中の透過距離に
応じて大きくなるため、測定対象の青果物が大型になる
につれて検出器に到達する光の強度が弱くなり検出その
ものが容易でない問題を有する。例えば、波長930n
m、出力100mWのレーザ光をメロンに入射した場
合、メロンによってはメロンを透過し検出器に到達する
光量が10pWと10桁も減衰してしまうことがある。
糖度を±1.0°ブリックス程度の精度で検出するため
には、高感度の検出器を使用したとしてもノイズ光の問
題により、検出光光量は10nW程度必要であり、配置
角180度の装置では±1.0°ブリックス程度の精度
で糖度を検出することは困難である。尚、入射光光量を
100Wとすることにより検出光光量を10nWに増加
させることは可能であるが、今度はメロン表面が入射光
の作用により焼けてしまい非破壊検査が困難となる弊害
を生ずる。
【0007】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、青果物の大小に
拘らずかつ検出光の光量の読取り桁数を多くすることな
く人間が感じることのできる糖度の分解能である±1.
0°ブリックス程度の精度で青果物の糖度を非破壊測定
できる非破壊糖度測定装置を提供することにある。
【0008】また、他の課題とするところは、青果物の
大小に拘らずかつ検出光の光量の読取り桁数を多くする
ことなく破壊検査により求めた実際の糖度と光により求
めた糖度の相関係数が0.9以上の非破壊糖度測定装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような技術的背景の
下、本発明者等は人間が感じることのできる糖度の分解
能である±1.0°ブリックス程度の精度で青果物の糖
度を非破壊測定できる非破壊糖度測定装置を開発するた
め鋭意研究を行ったところ以下のような技術的発見をな
すに至った。
【0010】すなわち、光源からメロン等青果物の中心
へ向けて光照射した場合(この場合、光源から出射され
た光は青果物表面に対し略垂直に入射される)、青果物
内に入射された光は、青果物から光源側並びにその反対
側に出射されるだけでなく青果物の任意の外周面からも
同様に出射されていることが判明した。但し、光の強度
及び光に含まれる糖の情報量は場所により異なってい
る。このため、従来のように検出器を配置角0度並びに
180度の位置に配置しなくとも青果物からの出射光を
検出できることが確認された。従って、上記検出器の配
置位置を適正な位置に設定することにより、青果物表面
付近で反射される光の影響を受けずかつ青果物の表面が
焼かれない程度の光源を用いても検出光光量を充分確保
できることが判明した。
【0011】また、青果物表面に対する入射光の入射方
向を青果物の中心へ向けて設定しなくとも(この場合、
光源から出射された光は青果物表面に対し斜め方向から
入射されることになる)、青果物の中心へ向けて光照射
した場合と同様に青果物からの出射光を検出でき、か
つ、この検出光により青果物の糖度の測定が可能である
ことも確認された。
【0012】本発明はこの様な技術的発見に基づき完成
されたものである。
【0013】すなわち、請求項1に係る発明は、近赤外
光を青果物に照射し青果物から出射された光の糖におけ
る光吸収測定により上記青果物の糖度を測定する非破壊
糖度測定装置を前提とし、その波長が860nmから9
60nmの範囲にある3種類の波長の光を出射する単一
若しくは複数の光源を使用すると共に、上記光吸収を検
出する検出器の配置位置が、光源から出射され上記青果
物へ入射する入射光の青果物表面における照射領域の中
心点と青果物の中心とを結ぶ直線の延長線上の位置を除
き、かつ、入射光の青果物表面における照射領域と検出
器が受光する上記青果物からの出射光の青果物表面にお
ける検出領域とが重ならない位置に設定されていること
を特徴とするものである。
【0014】そして、この請求項1記載の発明に係る非
破壊糖度測定装置においては、検出器の配置位置とし
て、上述したように光源から出射され青果物へ入射する
入射光の青果物表面における照射領域の中心点と青果物
の中心とを結ぶ直線の延長線上の位置を除いている。こ
のため、透過光から糖度を決定する従来の装置(配置角
が180度)のように青果物の果肉中を必要以上に透過
してきた減衰率の高い出射光を検出する必要がない。従
って、検出器の設置位置を上記位置を除いた適正な位置
に設定することにより、青果物の果肉中を必要にして充
分な距離透過してきた減衰率の低い出射光を検出対象と
して選定することができるため、高出力の光源を適用す
ることなく充分な検出光光量を確保することが可能とな
る。
【0015】また、上記検出器の配置位置として、上記
位置を除き、かつ、入射光の青果物表面における照射領
域と検出器が受光する上記青果物からの出射光の青果物
表面における検出領域とが重ならない位置に設定されて
いることから、青果物表面付近で反射される光の影響を
受けることもないため、検出光の光量の読取り桁数を必
要以上に多くすることなく人間が感じることのできる糖
度の分解能である±1.0°ブリックス程度の精度で青
果物の糖度を測定することが可能となる。
【0016】従って、青果物の大小に拘らずかつ検出光
の光量の読取り桁数を多くすることなく人間が感じるこ
とのできる糖度の分解能である±1.0°ブリックス程
度の精度で青果物の糖度を非破壊測定することが可能と
なる。
【0017】尚、この発明に係る非破壊糖度測定装置に
おいては、近赤外光の糖による吸収を測定し糖度を求め
ている。糖は波長910nm、1.05μm、1.3μ
m付近に吸収ピークを持つが、長波長ほど水の吸収の影
響が大きい。そこで、この発明に係る非破壊糖度測定装
置においては、水による光吸収の影響の少ない910n
mの吸収ピークを利用するため、波長が860nmから
960nmの光源を適用している。
【0018】また、この非破壊糖度測定装置において
は、3種類の波長の光を用いて糖度を求めているが、3
つの波長の内の1つの波長は糖による吸収波長である9
00〜920nmの範囲(第2の光の波長範囲)に、他
の2つの波長は糖の吸収に無関係な860〜890nm
(第1の光の波長範囲)及び920〜960nm(第3
の光の波長範囲、但し920nmは含まない)の範囲の
波長の光から1波長づつ選択されている。この様に選択
された波長の光を用いることで、糖の吸収波長の両側の
波長の光により、上記900〜920nmの波長の光の
吸収から波長依存性のあるバックグラウンドの影響を正
確に取り除くことができるため、糖度を正確に求めるこ
とができるようになる。すなわち、実際の糖度との相関
係数が0.9以上、つまり±1.0°ブリックスの精度
で青果物の糖度が求められるようになる(請求項9)。
【0019】さらに、上記波長範囲にある波長の光か
ら、使用する波長の光を選択したとしても、選択した波
長の組み合わせによっては、以下に述べる実施の形態で
挙げられたデータから明らかなように得られる相関係数
の値が0.9より向上する場合がある。
【0020】望ましくは、第1の光の波長が860nm
から890nmの範囲、第2の光の波長が900nmか
ら905nmの範囲あるいは910nmから915nm
の範囲、第3の光の波長が920nmを越え925nm
以下の範囲にある光で構成することで、0.95以上の
相関係数が得られる(請求項10)。
【0021】また、第1の光の波長が860nmから8
90nmの範囲、第2の光の波長が905nmを越え9
10nmを越えない範囲、第3の光の波長が920nm
を越え925nm以下の範囲にある光で構成すれば、
0.92から0.94の相関係数が得られる(請求項1
1)。
【0022】また、第1の光の波長が860nmから8
90nmの範囲、第2の光の波長が900nmから92
0nmの範囲、第3の光の波長が925nmを越え93
0nm以下の範囲にある光で構成すれば、0.92から
0.94の相関係数が得られる(請求項12)。
【0023】また、第1の光の波長が860nmから8
90nmの範囲、第2の半導体発光素子の波長が900
nmから920nmの範囲、第3の光の波長が930n
mを越え940nm以下の範囲にある光で構成しても、
0.92から0.94の相関係数が得られる(請求項1
3)。
【0024】尚、3種類の波長の光を出射させる手段と
しては、通常、3種類の光源でこれを構成するが、場合
によっては単一の光源で構成してもよい。また、この光
源の種類としては、半導体レーザ(請求項6)、固体レ
ーザ(請求項7)等のレーザや、発光ダイオード(請求
項8)、ハロゲンランプ等が挙げられ、測定する青果物
の種類に応じて適宜選定される。
【0025】次に、上記光源から出射され青果物へ入射
する入射光の入射方向と青果物からの出射光を検出する
検出器の具体的な配置位置については、図4(A)に示
すように青果物(メロン)4の中心Oに向けて光源(図
示せず)から光照射し、この青果物4へ入射する入射光
λ1の青果物4表面における照射領域41の中心点と青
果物4の中心Oとを結ぶ直線の延長線上の位置を除き、
かつ、入射光λ1の青果物4表面における照射領域41
と検出器(図示せず)が受光する上記青果物4からの出
射光λ2の青果物4表面における検出領域42とが重な
らない任意な位置に上記受光器を設置すればよい。ある
いは、図4(B)〜図4(C)に示すように青果物4の
中心Oを避けた方向へ向け光照射し(すなわち、入射光
の青果物表面に対する入射方向が、入射光の青果物表面
における照射領域の中心点と青果物の中心とを結んだ直
線の延長方向と一致しない方向に設定される…請求項
5)、この青果物4へ入射する入射光λ1の青果物4表
面における照射領域41の中心点と青果物4の中心Oと
を結ぶ直線の延長線上の位置を除き、かつ、入射光λ1
の青果物4表面における照射領域41と検出器(図示せ
ず)が受光する上記青果物4からの出射光λ2の青果物
4表面における検出領域42とが重ならない任意な位置
に上記受光器を設置してもよい。
【0026】ここで、図4(A)に示すように青果物4
の中心Oに向けて光源から光照射した場合の配置角
(θ)の影響について以下考察する。まず、糖度を±
1.0°ブリックス以上の精度(すなわち、屈折糖度計
を用い破壊検査により求めた実際の糖度と、非破壊糖度
測定法により求めた糖度との糖度誤差が±1.0°ブリ
ックス以下である)で測定するために必要な検出光光量
の読取り桁数の配置角依存性について考える。図5は、
直径略16cmのメロンに対する検出光光量の読取り桁
数の配置角依存性を示した図である。読取り桁数は配置
角が増加するにつれて減少し、配置角130度以降では
読取り桁数が飽和する傾向が見られる。上述のように通
常の検出器では読取り桁数は4桁程度であるため、±
1.0°ブリックス以上の精度で糖度を検出するために
は配置角(θ)を40度以上にしなければならない。
【0027】次に、検出光光量の減衰率の配置角依存性
について考える。図6は直径略16cmのメロンに対し
て、糖の吸収ピーク波長910nmに近く、糖の吸収の
影響を受けない930nmの光を入射した場合の検出光
光量の減衰率の配置角依存性を示したものである。減衰
率は配置角0度のときに一番小さく、配置角が増すにつ
れて増加し、配置角180度で最大となる。つまり、検
出光光量は配置角が増すにつれて減少し、個々のメロン
により異なるが、配置角180度では10桁も減衰して
しまう場合がある。この場合、本発明で適用される3種
類の波長の光の内、減衰され易い光はメロン内を透過し
難い長波長の第3の光である。そして、第3の光を出射
する930nm付近に発振波長を持つレーザダイオード
の出力は通常100mW程度であるため、糖度を±1.
0°ブリックス以上の精度で測定するには検出光光量が
10nW以上となるように、減衰率が1×10-7より大
きくなる配置角、すなわち配置角(θ)を80度以下に
することを要する。従って、図4(A)に示すように青
果物4の中心Oに向けて光源から光照射する場合の配置
角(θ)について、上述の2つの条件から糖度を±1.
0°ブリックス以上の精度で測定するには、青果物がメ
ロンの場合、40度以上、80度以下の範囲に収まるよ
うにする必要がある(請求項2)。
【0028】尚、これ等配置角(θ)についての検討
は、図4(A)及び図5〜図6に示すように入射光λ1
の青果物4表面における照射領域41の中心点と出射光
λ2の青果物4表面における検出領域42の中心点とを
結ぶ直線距離(α)に置換えて考察することも可能であ
る。すなわち、図5は、検出光光量の読取り桁数の上記
照射及び検出領域の中心点間距離(cm)依存性を示し
た図でもあり、また、図6は、検出光光量の減衰率の上
記照射及び検出領域の中心点間距離(cm)依存性を示
した図でもある。そして、図5のデータから、±1.0
°ブリックス以上の精度で糖度を検出するためには上記
照射及び検出領域の中心点間距離(α)を略5cm以上
にしなければならず、また、図6のデータから、糖度を
±1.0°ブリックス以上の精度で測定するには検出光
光量が10nW以上となるように、減衰率が1×10-7
より大きくなる条件、すなわち上記照射及び検出領域の
中心点間距離(α)を10cm以下にすることを要す
る。但し、このデータは直径略16cmのメロンを対象
にした値である。そして、メロン径は、通常、16±4
cmであり、メロン径が16cmより小さくなると上記
照射及び検出領域の中心点間距離(α)は5cmより小
さくなりその下限値は約4cmである。また、メロン径
が16cmより大きくなると上記照射及び検出領域の中
心点間距離(α)は10cmより大きくなりその上限値
は約13cmである。従って、図4(A)に示すように
青果物(メロン)4の中心Oに向けて光源から光照射す
る場合の照射及び検出領域の中心点間距離(α)につい
て、糖度を±1.0°ブリックス以上の精度で測定する
には、上述の分析データに基づき4cm以上、13cm
以下の範囲に収まるようにする必要がある(請求項
3)。
【0029】尚、照射及び検出領域の中心点間距離
(α)についてのメロンにおける条件は、図4(B)〜
図4(C)に示したように青果物(メロン)4の中心O
を避けた方向へ向け光照射した場合にも成立し、図4
(B)〜図4(C)のような条件で青果物へ光入射した
場合、糖度を±1.0°ブリックス以上の精度で測定す
るには、上記間隙(α)を4cm以上、13cm以下の
範囲に収まるようにすることを要する。また、メロンよ
り大型であるスイカについては、以下に述べる実施の形
態で挙げられたデータから、糖度を±1.0°ブリック
ス以上の精度で測定するには、上記照射及び検出領域の
中心点間距離(α)を4cm以上、12cm以下の範囲
に収まるようにすることを要する(請求項4)。
【0030】次に、糖度の測定対象が上記メロンである
場合、メロン表面のどこに光を照射するかによって得ら
れる糖度値が異ることがあり、その測定精度が人間が感
じることのできる糖度の分解能である±1.0°ブリッ
クスの精度より若干劣ってしまうことがある。
【0031】この光の照射位置により糖度の値が異なる
原因として、メロン表面のネットの存在が考えられる。
すなわち、光吸収から糖度を求める方法では、複数の波
長の光をメロンに照射し、異なる波長の光に対するメロ
ン内部の果肉における透過率(あるいは反射率)の違い
から糖による光吸収量を求め、糖度を得ている。したが
って、異なる波長の光のメロン内部における透過率(あ
るいは反射率)の違いを正確に求めるには、メロン表面
により受ける影響がそれぞれの波長の光に対して等しく
なければならない。また、糖度を常に同じ条件で測定す
るには、メロン内部に侵入する光の入射光光量に対する
割合が、照射位置が変わっても同じでなければならな
い。
【0032】しかし、メロンのネットは表面が粗れてい
るため、ネットとネット以外の部分とでは光の反射率、
拡散係数が大きく異なっていることが考えられる。その
ため、表面にネットが形成されたメロンに光を照射した
場合、入射光の照射面積中にネットが含まれるかどうか
で、メロン表面から入射光が受ける影響が異なってしま
う。
【0033】そこで、まず入射光の照射される位置が変
わっても、入射光に対してメロン表面が及ぼす影響を等
しくすることが望ましい。照射位置が変化してもメロン
内部に侵入する光の入射光光量に対する割合を等しくす
るには、照射面積中に含まれるネットの占める割合が照
射位置により変化しないようにすればよい。このために
は照射面積は1cm2以上にすることが望ましい。また
理由は定かではないが、照射面積が大きすぎても照射位
置により得られる糖度の値が変化してしまうため、照射
面積は20cm2以下であることが望ましい(請求項1
4)。
【0034】また、異なる波長の入射光に対するメロン
表面の影響を等しくするためには、異なる波長の光のメ
ロン表面における照射領域の照射面積および上記照射領
域における入射光の光強度分布が等しくなければならな
い。このためには、光源から出射された光を拡散板を通
過させた後にメロンに照射することが有効である。異な
る光源から出射した光がそれぞれ異なる光強度分布を有
していたとしても、拡散板を通過した光は様々な方向に
拡散させられるため、同一の光強度分布を有する入射光
に変換することができる。また異なる光源から出射され
た光であっても、同じ大きさの拡散板を透過させること
により、拡散板の大きさに等しいビームに変換すること
ができるため照射面積を同一にすることができる(請求
項15)。
【0035】次に、糖度の測定対象がメロン、スイカ等
の瓜科の果実類の場合、その外果皮の厚い部位に光を照
射すると、外果皮で吸収、散乱される光の量が多くなっ
て適切な測定ができず、また、検出光が弱くなるので測
定精度が低下してしまうことがある。外果皮には固い繊
維質成分が多く含まれるからである。
【0036】そして、メロン、スイカ等の果実類は、果
梗部近傍や赤道部近傍より、果頂部近傍の方が外果皮が
比較的薄い。但し、果頂部中心のへそ状のところは外果
皮が部分的に厚くなっている。例えば、北海道産マスク
メロンでは、果梗部近傍や赤道部近傍では外果皮が5m
m以上あり、果梗部近傍では10mm近い。これに対し
中心のへそ状の部分を除く果頂部近傍では、外果皮が5
mm未満である。
【0037】従って、光の照射位置や検出位置を果頂部
近傍とすることで適切かつより正確な糖度測定ができ
る。尚、果実の果梗部を上にしたときの高さが全高さの
1/50より小さい範囲は上記果頂部中心のへそ状の部
分の領域に該当し、1/3を超える範囲は外果皮の厚い
果梗部近傍や赤道部近傍の領域に該当する。このため、
糖度の測定対象がメロン、スイカ等の瓜科の果実類の場
合、入射光の青果物表面における照射領域及び/または
上記検出器が受光する青果物からの出射光の青果物表面
における検出領域を、果実の果梗部を上にしたときの高
さが全高さの1/50から1/3の範囲内の位置に設定
することが望ましい(請求項16)。
【0038】尚、光の照射領域と検出領域とのいずれも
を果頂部近傍とする場合は、照射方向と検出方向とがあ
る角度をなすため、光ファイバ等の照射器に対して検出
器が測定対象の影に完全に入らないことがある。この場
合は、果実内部を通過しないで検出器に直接、又は、間
接に到達する光によるノイズが問題となる。この対策と
して、照射器と検出器との間に仕切り(遮蔽板)を設け
たり、図3に示すように光ファイバ2等の照射器や検出
器5を筒体8内に収容し、かつ、この筒体8の先端部に
リング状ラバー9を設け、測定対象である青果物4に押
し付けること等がノイズ除去対策として有効である。
【0039】ここで果実の「果梗部」とは、果実と茎と
がつながっている、もしくはつながっていた方の果実の
一領域をいい、子房先端が変化したへそ状の「果頂部」
と正対称な位置にある。また、「全高さ」とは、「果梗
部」の中心点を北、「果頂部」の中心点を南としたとき
の南北方向の直径をいい、「果実の果梗部を上にしたと
きの高さ」とは、果実表面の任意の点において、その点
を通り南北軸と垂直な面と「果頂部」の中心点との距離
の「全高さ」に対する比をいうものとする。従って、
「果実の果梗部を上にしたときの高さが全高さの1/5
0〜1/3となる範囲」とは、およそ南緯19.5〜7
3.7度の領域を指すことになる。
【0040】尚、本発明において、光の照射方法、検出
方法、糖度算出方法、糖度基準は、いずれも特に限定さ
れない。測定対象と照射器、又は、検出器とは、相対的
に固定しても、いずれかを移動してもよく、照射位置を
一点としても、照射点をスキャンしてもよい。また、測
定時の青果物の置き方は、その頂部が上、下、横等、い
ずれの方向に向いて置かれていてもよく、更に転がりな
がら測定されるようにしてもよい。また、本発明に係る
非破壊糖度測定装置によりその糖度が測定される青果物
は任意であり、リンゴ、桃等比較的小型の青果物に適用
した場合には従来より高い精度でその糖度を測定するこ
とが可能となり、また、メロン、スイカ、カボチャ等比
較的大型の青果物に適用した場合にも高精度でその糖度
を測定することが可能である。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。
【0042】[第一実施形態]本発明の第一実施形態に
係る非破壊糖度測定装置を用いた非破壊糖度測定を図1
により説明する。図1は本発明に係る非破壊糖度測定装
置の構成の一例を表したものである。光源1には、レー
ザ出力が100mWで発振波長が880nm,910n
m,930nmである3つのレーザダイオードを用い
た。レーザダイオードから出射した光は、光ファイバ2
によりレンズ3まで伝送され、レンズ3によりビーム径
が2cmの平行光に形成された後、青果物(直径が略1
6cmのメロン)4に入射する。青果物(以下、メロン
と称する)4に入射した光はメロン4表面での反射、メ
ロン4内部での散乱により、メロン4からあらゆる方向
に出射する。このあらゆる方向に出射された光を、配置
角(θ)が30度、40度、60度、80度、90度、
180度となるように検出器5を設置し、80個のメロ
ンを用いてその糖度の測定を行った。検出器5により測
定された検出光光量値は、光量を4桁の精度で読み込む
ために16ビットのAD変換器6によりデジタル信号に
変換された後、コンピュータ7に取り込まれる。
【0043】ここで、図1中、上記検出器5は1つの検
出素子で構成されているように表示されているが、実際
は複数の検出素子を組み合わして構成されている。これ
は、メロン4の検出領域から出射される検出光を検出器
5の各検出素子にもれなく受光させてその検出精度を高
めさせるためである。但し、検出器を複数の検出素子で
構成するか単一の検出素子で構成するかは任意である。
【0044】尚、上記メロン4、光ファイバ2、検出器
5等は暗室内に配置されており、この暗室内において糖
度測定はなされている。また、糖度は予め測定しておい
た入射光光量値を用いて検出光光量値を透過率(=検出
光光量/入射光光量)に変換した後、以下の式(1)を
用いて算出される。
【0045】 Y=AX1 +BX2 +CX3 +D (1) ここで、Yは糖度(ブリックス)、X1 、X2 、X3
それぞれ波長880nm,910nm,930nmの光
に対するメロンの透過率の自然対数値、つまり吸光度で
ある。また、A、B、C、Dは屈折糖度計による糖度の
実測値を用いて最小自乗法により求めた定数で、A=−
27.39、B=68.50、C=−41.12、D=
12.92である。
【0046】上記6種類の配置角(度)で、それぞれ8
0個のメロンに対し糖度測定を行ったところ、光吸収測
定から求めた糖度と、屈折糖度計による糖度の実測値と
の相関係数及びそのときの糖度誤差(ブリックス)は以
下の表1のようになった。
【0047】 表1 配置角(度) 相関係数 糖度誤差(ブリックス) 30 0.70 ±2.0° 40 0.92 ±1.0° 60 0.95 ±0.6° 80 0.93 ±0.9° 90 (評価不能) (評価不能) 180 (評価不能) (評価不能)
【0048】表1に示すように、配置角(θ)を40
度、60度、80度とした場合には、人間が感じること
のできる糖度の分解能である±1.0°ブリックス以上
の精度(すなわち糖度誤差が±1.0°ブリックス以下
である)で糖度を検出することができた。しかし、配置
角(θ)を30度、90度、180度とした場合には±
1.0°ブリックスの精度でメロンの糖度を測定するこ
とはできなかった。配置角(θ)が30度のときは、±
1.0°ブリックスの精度で糖度を検出するために必要
な光量の読取り桁数が4桁より大きくなってしまったた
めである。また、配置角(θ)が90度、180度のと
きは、検出光光量が10nW以下になり、糖度の測定そ
のものができないメロンが80個のメロンの中に存在し
たため、相関係数、糖度誤差の値がでていない。
【0049】[第二実施形態]メロンに代えて直径略2
0cmのスイカを測定対象にした点を除き第一実施形態
と同一の装置を用いてスイカの糖度を測定した。
【0050】図7はその結果を示したものである。すな
わち、入射光のスイカ表面における照射領域(約20m
mφ)の中心点と出射光のスイカ表面における検出領域
(約10×10mm2 )の中心点とを結ぶ直線距離
(α)(すなわち照射及び検出領域の中心点間距離)を
変えた場合、糖度を±1.0°ブリックス以上の精度で
測定するために必要な検出光光量の読取り桁数の上記直
線距離(α)の依存性と、検出光光量の減衰率の上記直
線距離(α)の依存性をそれぞれ示したグラフ図であ
る。
【0051】そして、直径略20cmのスイカの糖度を
±1.0°ブリックス以上の精度で測定するためには、
図7のグラフ図から照射及び検出領域の中心点間距離
(α)は5cm以上であることを要し(検出器の読取り
桁数を4桁以下にする要請から)、また、検出光光量が
10nW以上となるように減衰率が1×10-7より大き
くなる距離、すなわち、照射及び検出領域の中心点間距
離(α)が11cm以下であることを必要とすることが
確認された。
【0052】[第三実施形態]直径略30cmのスイカ
を測定対象にした点を除き第二実施形態と略同一であ
る。
【0053】図8はその結果を示したものである。そし
て、このグラフ図に基づき実施例2と同様の理由から、
直径略30cmのスイカの糖度を±1.0°ブリックス
以上の精度で測定するためには、照射及び検出領域の中
心点間距離(α)が7cm〜11cmの範囲に設定する
必要があることを確認できた。
【0054】[第四実施形態]第三実施形態において測
定した直径略30cmのスイカを1週間後に再度測定し
た点を除き第三実施形態と同一である。すなわち、スイ
カの熟れ具合の進行に伴う測定条件を求めた。
【0055】図9はその結果を示したものである。そし
て、このグラフ図に基づき第三実施形態と同様の理由か
ら、熟れ具合が進行した直径略30cmのスイカの糖度
を±1.0°ブリックス以上の精度で測定するために
は、照射及び検出領域の中心点間距離(α)が4cm〜
12cmの範囲に設定する必要があることを確認でき
た。
【0056】[第五実施形態]この実施の形態に係る非
破壊糖度測定装置は、適用した光源が相違する点を除き
図1に示した第一実施形態に係る装置と略同一である。
すなわち、光源1としてレーザ出力が100mWのレー
ザダイオードと、レーザ出力が100mWでかつ波長可
変であるチタン・サファイア・レーザが適用されてい
る。そして、レーザダイオードおよびチタン・サファイ
ア・レーザから出射した光は、光ファイバ2によりレン
ズ3まで伝送され、レンズ3によりビーム径が2cmの
平行光に成形した後、メロン4に入射した。メロン4に
入射した光はメロン4表面での反射、メロン内部での散
乱により、メロン4からあらゆる方向に出射する。メロ
ン4の中心に向かって入射する入射光の光軸と前記メロ
ン4から出射された光を検出するための検出器の受光面
に垂直でかつ前記メロンの中心に向かう光軸のなす角
(配置角=θ)が60度となる位置に設置された検出器
5により、メロン4から出射した光を検出し、糖度を求
めた。検出器5により測定された検出光光量値は、光量
を4桁の精度で読み込むために16ビットのAD変換器
6によりデジタル信号に変換された後、コンピュータ7
に取り込まれる。
【0057】糖度は、第一実施形態と同様、予め測定し
ておいた入射光光量値を用いて検出光光量値を透過率
(=検出光光量/入射光光量)に変換した後、以下の式
(1)を用いて算出される。
【0058】 Y=AX1 +BX2 +CX3 +D (1) ここで、Yは糖度(ブリックス)、X1 、X2 、X3
それぞれ波長880nm,910nm,930nmの光
に対するメロンの透過率の自然対数値、つまり吸光度で
ある。また、A、B、C、Dは屈折糖度計による糖度の
実測値を用いて最小自乗法により求めた定数で、A=−
27.39、B=68.50、C=−41.12、D=
12.92である。
【0059】そして、以下に示す75組の波長の組み合
わせを用いて糖度測定を行い、屈折糖度計により求めた
糖度との相関を求めた。この実施形態から68組、比較
例から7組選択した。結果を表2、表3に示す。表2は
第五実施形態の波長の組み合わせを糖度測定に用いたと
きの結果を、表3は比較例の波長の組み合わせを糖度測
定に用いたときの結果を示したものである。
【0060】 表2(その1) 第1の光(nm) 第2の光(nm) 第3の光(nm) 相関係数 860 900 921 0.95 880 900 921 0.96 890 900 921 0.95 860 905 921 0.95 880 905 921 0.96 890 905 921 0.95 860 910 921 0.95 880 910 921 0.97 890 910 921 0.95 860 915 921 0.95 880 915 921 0.96 890 915 921 0.95 860 900 925 0.95 880 900 925 0.95 890 900 925 0.95 860 905 925 0.96 880 905 925 0.96 890 905 925 0.95 860 910 925 0.95 880 910 925 0.96 890 910 925 0.95 860 915 925 0.96 880 915 925 0.96 890 915 925 0.95
【0061】 表2(その2) 第1の光(nm) 第2の光(nm) 第3の光(nm) 相関係数 860 900 926 0.94 880 900 926 0.93 890 900 926 0.93 860 910 926 0.93 880 910 926 0.94 890 910 926 0.94 860 920 926 0.94 880 920 926 0.93 890 920 926 0.92 860 900 930 0.93 880 900 930 0.93 890 900 930 0.93 860 910 930 0.93 880 910 930 0.93 890 910 930 0.92 860 920 930 0.92 880 920 930 0.92 890 920 930 0.92
【0062】 表2(その3) 第1の光(nm) 第2の光(nm) 第3の光(nm) 相関係数 860 900 931 0.93 880 900 931 0.93 890 900 931 0.92 860 910 931 0.92 880 910 931 0.93 890 910 931 0.93 860 920 931 0.93 880 920 931 0.93 890 920 931 0.92 860 900 940 0.93 880 900 940 0.92 890 900 940 0.92 860 910 940 0.93 880 910 940 0.92 890 910 940 0.92 860 920 940 0.92 880 920 940 0.92 890 920 940 0.92
【0063】 表2(その4) 第1の光(nm) 第2の光(nm) 第3の光(nm) 相関係数 880 907 921 0.91 880 907 925 0.91 880 900 950 0.90 880 910 950 0.91 880 920 950 0.90 880 900 960 0.90 880 910 960 0.90 880 920 960 0.90
【0064】 表3 第1の光(nm) 第2の光(nm) 第3の光(nm) 相関係数 850 900 925 0.87 895 900 925 0.89 850 910 925 0.88 895 910 925 0.89 850 910 930 0.87 895 920 930 0.88 895 920 940 0.83
【0065】表2に示すようにこの実施の形態に係る波
長の組み合わせを用いたときは、実際の糖度との相関係
数は全て0.9以上であった。つまり人間が感じること
のできる糖度の分解能である±1.0゜ブリックスの精
度で糖度測定ができることになる。
【0066】しかし表3に示すように比較例の波長の組
み合わせを用いたときは0.9以上の相関係数は得られ
なかった。
【0067】[第六実施形態]この実施の形態に係る非
破壊糖度測定装置は、レンズ3に代えて図2に示すよう
に拡散板3’が適用されている点を除き第一実施形態に
係る装置と略同一である。
【0068】すなわち、光源1には、レーザ出力が10
0mWで発振波長が880、910、930nmである
3つのレーザダイオードが用いられている。そして、レ
ーザダイオードから出射した光は、光ファイバ2により
曇り硝子状の拡散板3’まで伝送され、拡散板3’によ
りそれぞれの波長の光を光強度分布が等しい入射光に成
形した後、表面にネットが形成されているメロン4に入
射した。メロン4に入射した光はメロン表面での反射、
メロン内部での散乱により、メロン4からあらゆる方向
に出射する。メロン4の中心に向かって入射する入射光
の光軸と前記メロン4から出射された光を検出するため
の検出器の受光面に垂直でかつ前記メロンの中心に向か
う光軸のなす角(θ)が60度となる位置に設置された
検出器5により、メロン4から出射した光を検出し、糖
度を求めた。検出器5により測定された検出光光量値
は、光量を4桁の精度で読み込むために16ビットのA
D変換器6によりデジタル信号に変換された後、コンピ
ュータ7に取り込まれる。
【0069】糖度は、第一実施形態と同様、予め測定し
ておいた入射光光量値を用いて検出光光量値を透過率
(=検出光光量/入射光光量)に変換した後、以下の式
(1)を用いて算出される。
【0070】 Y=AX1 +BX2 +CX3 +D (1) ここで、Yは糖度(ブリックス)、X1 、X2 、X3
それぞれ波長880nm,910nm,930nmの光
に対するメロンの透過率の自然対数値、つまり吸光度で
ある。また、A、B、C、Dは屈折糖度計による糖度の
実測値を用いて最小自乗法により求めた定数で、A=−
27.39、B=68.50、C=−41.12、D=
12.92である。
【0071】そして、上記拡散板3’の大きさを変える
ことによりその照射面積がそれぞれ0.8cm2 、1.
1cm2 、7.1cm2 、12.6cm2 、19.6c
2、28.3cm2 である6種類の入射光を形成し、
かつ、メロン4への照射位置を同一のメロン内で8箇所
変動させることにより、測定される糖度誤差の照射面積
依存性を観察した。照射面積と糖度誤差の関係は表4の
ようになった。
【0072】 表4 照射面積(cm2 ) 糖度誤差(ブリックス) 0.8 ±2.0゜ 1.1 ±1.0゜ 7.1 ±0.6゜ 12.6 ±0.9゜ 19.6 ±1.0゜ 28.3 ±1.5゜
【0073】上記照射面積を1.1cm2 、7.1cm
2 、12.6cm2 、及び、19.6cm2 とした場合
は、メロンへの照射位置を変動させても、人間が感じる
ことのできる糖度の分解能である±1.0゜ブリックス
の精度で糖度を検出することができた。しかし、照射面
積を0.8cm2 、28.3cm2 とした場合には±
1.0゜ブリックスの精度ではメロンの糖度を測定する
ことができなかった。
【0074】また比較例として、3つの光源からの光の
メロン表面における照射面積は7.1cm2 であるが、
個々の光の照射位置をメロン表面上で各々2mmづつず
らしながら糖度を測定したところ各光の光強度分布がば
らついてしまい、その糖度誤差は±1.2゜ブリックス
と±1.0゜ブリックスの精度を満たすことはできなか
った。
【0075】[第七実施形態]この実施の形態に係る非
破壊糖度測定装置は、図3に示すように暗室内にレーザ
光を照射する光ファイバ2と、メロン4と、メロン4か
ら出射される光を検出する検出器5等が載置され、か
つ、メロン4に対するレーザ光の照射位置とその検出位
置がメロン4の下部側に設定されている点を除き、第一
実施形態に係る非破壊糖度測定装置と略同一である。
尚、上記光ファイバ2、レンズ3、検出器5等は筒体8
内に組み込まれており、かつ、筒体8の先端にはリング
状ラバー9が取り付けられている。
【0076】そして、暗室内に糖度未知のメロン50個
を搬送し、各メロンの糖度(Dn)を第一実施形態と同
様な方法により測定した。ここで、図3のように、レー
ザ光の照射位置及びレーザ光の検出位置を、果実の果梗
部を上にしたときの高さ(h)がメロンの全高さ(H)
の1/15となる位置とし、レーザ光照射方向と検出方
向はメロンの中心を向く方向でかつこれら方向が同一面
内に含まれ更に同一経度にない(すなわち、上記照射位
置と検出位置とが重ならない)ように構成した。
【0077】次に、各メロンより果汁を採取し、屈折率
を用いた糖度計を用いて果汁の糖度(D’n)を求め、
(Dn/D’n)の値を求めた。この結果、(Dn/
D’n)の値は全て1.05〜0.95の範囲内に入っ
ていた。
【0078】[第八実施形態]レーザ光の照射位置を果
実の果梗部を上にしたときの高さがメロンの全高さの1
/15となる位置とし、レーザ光の検出位置を、果実の
果梗部を上にしたときの高さ(h)がメロンの全高さ
(H)の14/15となる位置でかつレーザ光の照射位
置と同一経度とし、レーザ光照射方向と検出方向はメロ
ンの中心を向く方向でかつこれら方向が同一面内に含ま
れるように構成した他は、第七実施形態と同様の実験を
した。この結果、(Dn/D’n)の値は全て1.05
〜0.95の範囲内に入っていた。
【0079】[第九実施形態]レーザ光の照射位置を果
実の果梗部を上にしたときの高さ(h)がメロンの全高
さ(H)の14/15となる位置とし、レーザ光の検出
位置を果実の果梗部を上にしたときの高さ(h)がメロ
ンの全高さ(H)の1/15となる位置でかつレーザ光
の照射位置と同一経度とし、レーザ光照射方向と検出方
向はメロンの中心を向く方向でかつこれら方向が同一面
内に含まれるように構成した他は、第七実施形態と同様
の実験をした。この結果、(Dn/D’n)の値は全て
1.05〜0.95の範囲内に入っていた。
【0080】[第十実施形態]レーザ光の照射位置及び
レーザ光の検出位置を果実の果梗部を上にしたときの高
さ(h)がメロンの全高さ(H)の3/10となる位置
とし、レーザ光照射方向と検出方向はメロンの中心を向
く方向で、かつ、これら方向が同一面内に含まれ更に同
一経度にないように構成した他は、第七実施形態と同様
の実験をした。この結果、(Dn/D’n)の値は全て
1.05〜0.95の範囲内に入っていた。
【0081】[第十一実施形態]レーザ光の照射位置及
びレーザ光の検出位置を果実の果梗部を上にしたときの
高さ(h)がメロンの全高さ(H)の1/3となる位置
とし、レーザ光照射方向と検出方向はメロンの中心を向
く方向でかつこれら方向が同一面内に含まれ更に同一経
度にないように構成した他は、第七実施形態と同様の実
験をした。この結果、(Dn/D’n)の値は全て1.
05〜0.95の範囲内に入っていた。
【0082】[比較例1]レーザ光の照射位置及びレー
ザ光の検出位置を果実の果梗部を上にしたときの高さ
(h)がメロンの全高さ(H)の1/2となる位置と
し、レーザ光照射方向と検出方向はメロンの中心を向く
方向でかつこれら方向が互いに正反対の向きとなるよう
に構成した他は第七実施形態と同様の実験をした。この
結果、(Dn/D’n)の値は、1.05〜0.95の
範囲内に入るものは38個であり、12個は1.10〜
1.05、または0.95〜0.90の範囲内に入って
いた。
【0083】[比較例2]レーザ光の照射位置及びレー
ザ光の検出位置(h)を果実の果梗部を上にしたときの
高さ(h)がメロンの全高さの7/10となる位置と
し、レーザ光照射方向と検出方向はメロンの中心を向く
方向でかつこれら方向が同一面内に含まれ更に同一経度
にないように構成した他は、第七実施形態と同様の実験
をした。この結果、(Dn/D’n)の値は、1.05
〜0.95の範囲内に入るものは34個であり、16個
は1.10〜1.05、または0.95〜0.90の範
囲内に入っていた。
【0084】
【発明の効果】本発明に係る非破壊糖度測定装置によれ
ば、青果物の大小に拘らずかつ検出光の光量の読取り桁
数を多くすることなく人間が感じることのできる糖度の
分解能である±1.0°ブリックス程度の精度で青果物
の糖度を非破壊測定できる効果を有する。
【0085】特に、上記青果物がメロンの場合、その配
置角が40度〜80度になるように検出器の配置位置を
設定したり、入射光の青果物表面における照射領域の中
心点と出射光の青果物表面における検出領域の中心点と
を結ぶ直線距離が4cm〜13cmになるように検出器
の配置位置を設定した場合には、検出光の光量の読取り
桁数を多くすることなく人間が感じることのできる糖度
の分解能である±1.0°ブリックス以上の精度でメロ
ンの糖度を非破壊測定できる効果を有する。
【0086】同様に、上記青果物がスイカの場合、入射
光の青果物表面における照射領域の中心点と出射光の青
果物表面における検出領域の中心点とを結ぶ直線距離が
4cm〜12cmになるように検出器の配置位置を設定
した場合には、検出光の光量の読取り桁数を多くするこ
となく人間が感じることのできる糖度の分解能である±
1.0°ブリックス以上の精度でスイカの糖度を非破壊
測定できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る非破壊糖度測定装置
の構成説明図。
【図2】他の実施の形態に係る非破壊糖度測定装置の構
成説明図。
【図3】他の実施の形態を説明するための要部説明図。
【図4】図4(A)〜(C)は、青果物(メロン)に対
し入射される入射光と上記青果物から出射される出射光
の関係を示す説明図。
【図5】検出光光量の読取り桁数の配置角依存性、並び
に、検出光光量の読取り桁数の照射及び検出領域の中心
点間距離依存性を示したグラフ図。
【図6】検出光光量の減衰率の配置角依存性、並びに、
検出光光量の減衰率の照射及び検出領域の中心点間距離
依存性を示したグラフ図。
【図7】検出光光量の読取り桁数並びに検出光光量の減
衰率の照射及び検出領域の中心点間距離依存性を示した
グラフ図。
【図8】検出光光量の読取り桁数並びに検出光光量の減
衰率の照射及び検出領域の中心点間距離依存性を示した
グラフ図。
【図9】検出光光量の読取り桁数並びに検出光光量の減
衰率の照射及び検出領域の中心点間距離依存性を示した
グラフ図。
【符号の説明】
1 光源 2 光ファイバ 3 レンズ 4 青果物(メロン) 5 検出器 θ 配置角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平6−327128 (32)優先日 平6(1994)12月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平7−116398 (32)優先日 平7(1995)4月18日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 岸本 俊樹 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友金属 鉱山株式会社技術本部内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】近赤外光を青果物に照射し青果物から出射
    された光の糖における光吸収測定により上記青果物の糖
    度を測定する非破壊糖度測定装置において、 その波長が860nmから960nmの範囲にある3種
    類の波長の光を出射する単一若しくは複数の光源を使用
    すると共に、上記光吸収を検出する検出器の配置位置
    が、光源から出射され上記青果物へ入射する入射光の青
    果物表面における照射領域の中心点と青果物の中心とを
    結ぶ直線の延長線上の位置を除き、かつ、入射光の青果
    物表面における照射領域と検出器が受光する上記青果物
    からの出射光の青果物表面における検出領域とが重なら
    ない位置に設定されていることを特徴とする非破壊糖度
    測定装置。
  2. 【請求項2】上記青果物がメロンであり、かつ、入射光
    のメロン表面における照射領域の中心点とメロンの中心
    とを結ぶ直線と、上記出射光のメロン表面における検出
    領域の中心点とメロンの中心とを結ぶ直線とのなす角が
    40度から80度に設定されていることを特徴とする請
    求項1記載の非破壊糖度測定装置。
  3. 【請求項3】上記青果物がメロンであり、かつ、入射光
    のメロン表面における照射領域の中心点と出射光のメロ
    ン表面における検出領域の中心点とを結ぶ直線距離が4
    cmから13cmに設定されていることを特徴とする請
    求項1記載の非破壊糖度測定装置。
  4. 【請求項4】上記青果物がスイカであり、かつ、入射光
    のスイカ表面における照射領域の中心点と出射光のスイ
    カ表面における検出領域の中心点とを結ぶ直線距離が4
    cmから12cmに設定されていることを特徴とする請
    求項1記載の非破壊糖度測定装置。
  5. 【請求項5】上記光源から出射され青果物へ入射する入
    射光の青果物表面に対する入射方向が、上記入射光の青
    果物表面における照射領域の中心点と青果物の中心とを
    結んだ直線の延長方向と一致しない方向に設定されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の非破壊糖度測定装
    置。
  6. 【請求項6】上記光源が半導体レーザであることを特徴
    とする請求項1記載の非破壊糖度測定装置。
  7. 【請求項7】上記光源が固体レーザであることを特徴と
    する請求項1記載の非破壊糖度測定装置。
  8. 【請求項8】上光源が発光ダイオードであることを特徴
    とする請求項1記載の非破壊糖度測定装置。
  9. 【請求項9】単一若しくは複数の上記光源から出射され
    る3種類の波長の光が、波長が860nmから890n
    mの範囲にある第1の光と、波長が900nmから92
    0nmの範囲にある第2の光と、波長が920nmを越
    え960nm以下の範囲にある第3の光とで構成される
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の非破
    壊糖度測定装置。
  10. 【請求項10】上記第1の光の波長が860nmから8
    90nmの範囲、第2の光の波長が900nmから90
    5nmの範囲あるいは910nmから915nmの範
    囲、第3の光の波長が920nmを越え925nm以下
    の範囲にあることを特徴とする請求項9記載の非破壊糖
    度測定装置。
  11. 【請求項11】上記第1の光の波長が860nmから8
    90nmの範囲、第2の光の波長が905nmを越え9
    10nmを越えない範囲、第3の光の波長が920nm
    を越え925nm以下の範囲にあることを特徴とする請
    求項9記載の非破壊糖度測定装置。
  12. 【請求項12】上記第1の光の波長が860nmから8
    90nmの範囲、第2の光の波長が900nmから92
    0nmの範囲、第3の光の波長が925nmを越え93
    0nm以下の範囲にあることを特徴とする請求項9記載
    の非破壊糖度測定装置。
  13. 【請求項13】上記第1の光の波長が860nmから8
    90nmの範囲、第2の光の波長が900nmから92
    0nmの範囲、第3の光の波長が930nmを越え94
    0nm以下の範囲にあることを特徴とする請求項9記載
    の非破壊糖度測定装置。
  14. 【請求項14】上記青果物がメロンであり、かつ、単一
    若しくは複数の光源から出射され上記メロンへ入射され
    る各入射光のメロン表面における照射領域の照射面積と
    光強度分布が同一で、上記照射面積が1cm2から20
    cm2の範囲に設定されていることを特徴とする請求項
    1〜8のいずれかに記載の非破壊糖度測定装置。
  15. 【請求項15】単一若しくは複数の光源から出射された
    3種類の波長の光を拡散板を通過させて各入射光のメロ
    ン表面における照射領域の光強度分布が同一に設定され
    ていることを特徴とする請求項14記載の非破壊糖度測
    定装置。
  16. 【請求項16】上記青果物が果実類であり、かつ、入射
    光の青果物表面における照射領域及び/または上記検出
    器が受光する青果物からの出射光の青果物表面における
    検出領域を、果実の果梗部を上にしたときの高さが全高
    さの1/50から1/3となる範囲のいずれかの位置に
    設定することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載の非破壊糖度測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002168807A (ja) * 2000-11-28 2002-06-14 Toshiba It & Control Systems Corp 青果物検査装置
JP2015062005A (ja) * 2013-08-20 2015-04-02 三井金属計測機工株式会社 青果類の評価装置および青果類の評価方法
JP2018066675A (ja) * 2016-10-20 2018-04-26 ヤンマー株式会社 内部品質評価システム及び内部品質評価方法
JP2019101040A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 硝酸イオン濃度非破壊計測方法、硝酸イオン濃度非破壊計測装置、及び硝酸イオン濃度非破壊計測プログラム
JP2019211456A (ja) * 2018-06-07 2019-12-12 学校法人 東洋大学 青果物および果汁の品質検査装置

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