JPH04297854A - 吸光スペクトルの補正方法およびその方法を用いた光拡散物質の分光測定装置 - Google Patents
吸光スペクトルの補正方法およびその方法を用いた光拡散物質の分光測定装置Info
- Publication number
- JPH04297854A JPH04297854A JP3063308A JP6330891A JPH04297854A JP H04297854 A JPH04297854 A JP H04297854A JP 3063308 A JP3063308 A JP 3063308A JP 6330891 A JP6330891 A JP 6330891A JP H04297854 A JPH04297854 A JP H04297854A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- substance
- abs
- spectrum
- absorption
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000126 substance Substances 0.000 title claims abstract description 57
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 20
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 title claims abstract description 19
- 238000012937 correction Methods 0.000 title claims abstract description 16
- 230000010748 Photoabsorption Effects 0.000 title abstract 4
- 238000000862 absorption spectrum Methods 0.000 claims abstract description 38
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims abstract description 31
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 20
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 13
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 claims description 13
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 5
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 abstract description 27
- 238000013459 approach Methods 0.000 abstract description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 12
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 11
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 10
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 7
- 101100532801 Caenorhabditis elegans sdn-1 gene Proteins 0.000 description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 6
- 210000001519 tissue Anatomy 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 201000007694 Athabaskan brainstem dysgenesis syndrome Diseases 0.000 description 3
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 3
- 208000020006 human HOXA1 syndromes Diseases 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 2
- 238000010183 spectrum analysis Methods 0.000 description 2
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 1
- -1 SDn2 Proteins 0.000 description 1
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 1
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 235000013399 edible fruits Nutrition 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 235000019688 fish Nutrition 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 235000015110 jellies Nutrition 0.000 description 1
- 239000008274 jelly Substances 0.000 description 1
- 235000013372 meat Nutrition 0.000 description 1
- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 description 1
- 210000000056 organ Anatomy 0.000 description 1
- 235000015170 shellfish Nutrition 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
- 238000002798 spectrophotometry method Methods 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 1
- 210000000689 upper leg Anatomy 0.000 description 1
- 235000013618 yogurt Nutrition 0.000 description 1
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/0059—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01J—MEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
- G01J3/00—Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
- G01J3/28—Investigating the spectrum
- G01J3/42—Absorption spectrometry; Double beam spectrometry; Flicker spectrometry; Reflection spectrometry
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/59—Transmissivity
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Pathology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Immunology (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物質表面から物質内に
光を照射し、物質内を拡散透過した光を物質表面の少な
くとも一点において受光することにより、物質の吸光ス
ペクトル波形を正確に得ることのできる吸光スペクトル
の補正方法およびその方法を用いた光拡散物質の分光測
定装置に関するものである。
光を照射し、物質内を拡散透過した光を物質表面の少な
くとも一点において受光することにより、物質の吸光ス
ペクトル波形を正確に得ることのできる吸光スペクトル
の補正方法およびその方法を用いた光拡散物質の分光測
定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、吸光光度法による物質の定量
分析をする場合、被測定物質が溶液や気体ならば光が透
過するので光透過率を容易に測定することができたが、
不透明な物質では、光が十分に透過しないので薄く切る
か粉砕してから、吸光スペクトルを測定していた。
分析をする場合、被測定物質が溶液や気体ならば光が透
過するので光透過率を容易に測定することができたが、
不透明な物質では、光が十分に透過しないので薄く切る
か粉砕してから、吸光スペクトルを測定していた。
【0003】ところが、生体を生きたまま測定したい場
合には、この方法がとれない。そこで物質の表面におい
て光を照射し、当該物質の同じ表面の別の点において照
射光を受光し、受光データに基づいて所定の演算を行い
、物質の内部情報を測定する方法が提案されている(例
えば、特公昭61−11614号公報参照)。この方法
によれば、光照射装置を用いて生体の測定部位に光を導
き、生体内を透過、散乱、反射させ、その光を集光する
ので、生体内の本来の位置に器官を所在させたまま生体
内に装置を侵入させることなく非外傷かつ連続的に測定
を行うことができる。
合には、この方法がとれない。そこで物質の表面におい
て光を照射し、当該物質の同じ表面の別の点において照
射光を受光し、受光データに基づいて所定の演算を行い
、物質の内部情報を測定する方法が提案されている(例
えば、特公昭61−11614号公報参照)。この方法
によれば、光照射装置を用いて生体の測定部位に光を導
き、生体内を透過、散乱、反射させ、その光を集光する
ので、生体内の本来の位置に器官を所在させたまま生体
内に装置を侵入させることなく非外傷かつ連続的に測定
を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、被測定物質は
通常、透明体ではなく、図9に示すように、光を反射、
散乱させる、いわゆる光拡散物質というものである。光
拡散物質では、光照射点A−受光点B間の距離を固定し
ていても、光拡散物質中で多数回の反射屈折が繰り返さ
れる。
通常、透明体ではなく、図9に示すように、光を反射、
散乱させる、いわゆる光拡散物質というものである。光
拡散物質では、光照射点A−受光点B間の距離を固定し
ていても、光拡散物質中で多数回の反射屈折が繰り返さ
れる。
【0005】このため、前記のような光拡散物質の表面
において照射測定をすると、実質光路長の分布により吸
光スペクトル波形のブロード化という現象が生じる。図
10は、この現象を示すグラフであり、物質を薄く切っ
て測定した本来の吸光スペクトル波形aと比較して、物
質の表面から測定した吸光スペクトル波形bはピークが
なまって平坦化している。
において照射測定をすると、実質光路長の分布により吸
光スペクトル波形のブロード化という現象が生じる。図
10は、この現象を示すグラフであり、物質を薄く切っ
て測定した本来の吸光スペクトル波形aと比較して、物
質の表面から測定した吸光スペクトル波形bはピークが
なまって平坦化している。
【0006】このようななまった吸光スペクトル波形に
基づいて今までの透過測定データを成分として物質の成
分分析等をしても、正確な結果が得られないという問題
があった。本発明の目的は、物質の表面の照射点におい
て光を照射し、同じ物質の受光点において物質の内部を
通った光を受光し、受光データに基づいて吸光スペクト
ル分析を行い、物質の内部情報を測定する場合において
、光拡散物質を粉砕などせずに測定した吸光スペクトル
波形の形を補正することにより、物質本来の吸光スペク
トル波形に近い形の曲線データを得ることのできる吸光
スペクトルの補正方法およびその方法を用いた光拡散物
質の分光測定装置を提供することである。
基づいて今までの透過測定データを成分として物質の成
分分析等をしても、正確な結果が得られないという問題
があった。本発明の目的は、物質の表面の照射点におい
て光を照射し、同じ物質の受光点において物質の内部を
通った光を受光し、受光データに基づいて吸光スペクト
ル分析を行い、物質の内部情報を測定する場合において
、光拡散物質を粉砕などせずに測定した吸光スペクトル
波形の形を補正することにより、物質本来の吸光スペク
トル波形に近い形の曲線データを得ることのできる吸光
スペクトルの補正方法およびその方法を用いた光拡散物
質の分光測定装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの請求項1又は2記載の吸光スペクトルの補正方法は
、受光点における受光強度Iを各波長λごとに検出し、
リファレンス光強度をIoとして、パーセンテージアブ
ソープション %ABS (λ)=(Io−I)/Ioを求め、 1個の定数nを用いて、 S(λ)=exp〔n・%ABS (λ)〕又は複数個
の定数ni (i=1,2, ・・・・) を用いて、
S(λ)=Σexp〔ni ・%ABS (λ)〕を計
算し、このS(λ)によって、当該物質本来のパーセン
テージアブソープションのスペクトル波形を表わす方法
である。
めの請求項1又は2記載の吸光スペクトルの補正方法は
、受光点における受光強度Iを各波長λごとに検出し、
リファレンス光強度をIoとして、パーセンテージアブ
ソープション %ABS (λ)=(Io−I)/Ioを求め、 1個の定数nを用いて、 S(λ)=exp〔n・%ABS (λ)〕又は複数個
の定数ni (i=1,2, ・・・・) を用いて、
S(λ)=Σexp〔ni ・%ABS (λ)〕を計
算し、このS(λ)によって、当該物質本来のパーセン
テージアブソープションのスペクトル波形を表わす方法
である。
【0008】また、請求項3又は4記載の、吸光スペク
トルの補正方法を用いた光拡散物質の分光測定装置は、
物質の表面の照射点において光を照射する光照射手段と
、同じ物質の受光点において物質の内部を通った光を受
光する受光手段と、受光点における受光強度を各波長ご
とに検出し、リファレンス光強度をIoとして、パーセ
ンテージアブソープション %ABS (λ)=(Io−I)/Ioを算出する手段
と、与えられた1個の定数nを用いて、スペクトル波形 S(λ)=exp〔n・%ABS (λ)〕又は与えら
れた複数個の定数ni (i=1,2, ・・・・)
を用いて、スペクトル波形 S(λ)=Σexp〔ni ・%ABS (λ)〕を計
算する手段とを有し、前記の計算により得たスペクトル
波形S(λ)のデータを用いて物質本来の吸光スペクト
ル波形を得ることができるものである。
トルの補正方法を用いた光拡散物質の分光測定装置は、
物質の表面の照射点において光を照射する光照射手段と
、同じ物質の受光点において物質の内部を通った光を受
光する受光手段と、受光点における受光強度を各波長ご
とに検出し、リファレンス光強度をIoとして、パーセ
ンテージアブソープション %ABS (λ)=(Io−I)/Ioを算出する手段
と、与えられた1個の定数nを用いて、スペクトル波形 S(λ)=exp〔n・%ABS (λ)〕又は与えら
れた複数個の定数ni (i=1,2, ・・・・)
を用いて、スペクトル波形 S(λ)=Σexp〔ni ・%ABS (λ)〕を計
算する手段とを有し、前記の計算により得たスペクトル
波形S(λ)のデータを用いて物質本来の吸光スペクト
ル波形を得ることができるものである。
【0009】
【作用】前記の吸光スペクトルの補正方法および分光測
定装置によれば、試料の光学測定データからパーセンテ
ージアブソープション%ABS を算出し、1個の定数
n又は複数個の定数ni (i=1 ,2, ・・・
・)を設定して、スペクトル波形 S(λ)=exp〔n・%ABS (λ)〕又は S(λ)=Σexp〔ni ・%ABS (λ)〕を計
算する。
定装置によれば、試料の光学測定データからパーセンテ
ージアブソープション%ABS を算出し、1個の定数
n又は複数個の定数ni (i=1 ,2, ・・・
・)を設定して、スペクトル波形 S(λ)=exp〔n・%ABS (λ)〕又は S(λ)=Σexp〔ni ・%ABS (λ)〕を計
算する。
【0010】このS(λ)は、当該光拡散物質本来のパ
ーセンテージアブソープションのスペクトル波形と形が
近似している。したがって、このS(λ)を使って、物
質の正確なスペクトル分析を行うことができる。
ーセンテージアブソープションのスペクトル波形と形が
近似している。したがって、このS(λ)を使って、物
質の正確なスペクトル分析を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、本発明の1つの実施例を示す説明図で
ある。まず、光ファイバ2の照射端3と、照射端3から
照射され生体内を拡散した光を受光する光ファイバ5の
受光端4とを、それぞれ生体組織の表面の照射点A、受
光点Bに接近させる。受光点Bと照射点Aとは、受光端
4に入る光の強度が十分あり、かつ、生体組織表面に沿
って伝わる表面光の影響が無視できるようにある程度の
間隔が保たれている。すなわち、受光点Bと照射点Aと
の距離が離れ過ぎると、照射端3から受光端4に入る光
の強度が弱くなり、測定SN比が劣化する。しかし、受
光点Bと照射点Aとの距離が近すぎると、照射端3から
照射される光が生体組織表面から直接、受光端4に入っ
てしまうので、測定信号が相対的に弱くなってしまう。 この反射光の影響を除外するには、照射端3および受光
端4の指向性をできるだけ狭く設定することが好ましい
が、あまり指向性が狭すぎると、照射端3から照射され
た光の大半が生体内部に侵入してしまうので、受光端4
に達する光量を確保することができなくなる。
明する。図1は、本発明の1つの実施例を示す説明図で
ある。まず、光ファイバ2の照射端3と、照射端3から
照射され生体内を拡散した光を受光する光ファイバ5の
受光端4とを、それぞれ生体組織の表面の照射点A、受
光点Bに接近させる。受光点Bと照射点Aとは、受光端
4に入る光の強度が十分あり、かつ、生体組織表面に沿
って伝わる表面光の影響が無視できるようにある程度の
間隔が保たれている。すなわち、受光点Bと照射点Aと
の距離が離れ過ぎると、照射端3から受光端4に入る光
の強度が弱くなり、測定SN比が劣化する。しかし、受
光点Bと照射点Aとの距離が近すぎると、照射端3から
照射される光が生体組織表面から直接、受光端4に入っ
てしまうので、測定信号が相対的に弱くなってしまう。 この反射光の影響を除外するには、照射端3および受光
端4の指向性をできるだけ狭く設定することが好ましい
が、あまり指向性が狭すぎると、照射端3から照射され
た光の大半が生体内部に侵入してしまうので、受光端4
に達する光量を確保することができなくなる。
【0012】前記照射端3は光ファイバ2を通して単色
計1に接続されており、受光端4は光ファイバ5を通し
て光検出器6に接続され、光検出器6の出力はデータ処
理回路7およびスペクトル表示装置8に供給されるよう
に構成されている。単色計1は、詳細に説明すると、白
色光源、プリズム、回折格子等の分光素子等を内蔵して
おり、所望の波長の光を出力する。照射端3は、光ファ
イバから出射される光を導く集光部材(例えばレンズ)
を含む。受光端4も同様に集光部材を含む。光検出器6
は、フォトトランジスタ等の光強度検出素子を内蔵して
いる。
計1に接続されており、受光端4は光ファイバ5を通し
て光検出器6に接続され、光検出器6の出力はデータ処
理回路7およびスペクトル表示装置8に供給されるよう
に構成されている。単色計1は、詳細に説明すると、白
色光源、プリズム、回折格子等の分光素子等を内蔵して
おり、所望の波長の光を出力する。照射端3は、光ファ
イバから出射される光を導く集光部材(例えばレンズ)
を含む。受光端4も同様に集光部材を含む。光検出器6
は、フォトトランジスタ等の光強度検出素子を内蔵して
いる。
【0013】なお、前記の実施例において、集光部材は
空隙を介して生体組織表面に対向しているが(図2参照
)、生体組織表面に接触させることも可能である。照射
端3から出射される単色光は、生体の内部に侵入する。 そのうち一部の光は図2に示すように、生体の内部を伝
わり、受光点Bに達する。より詳細にいえば、照射端3
を出射した光のうち受光端4で検出可能な光量として達
する光は、生体の 内部を散乱し拡散しながら進む。 前記光が拡散しながら進む光拡散領域は、図2の斜線を
施した部分で示される。この光拡散領域のうち、最も多
くの光が通過する経路、つまり拡散しながら進んでいく
場合、その光束のエネルギー分布の中心点あるいは平均
点を連ねた軌跡(実質的な光拡散光路、以下単に光拡散
光路という)を符号Pで表わしている。
空隙を介して生体組織表面に対向しているが(図2参照
)、生体組織表面に接触させることも可能である。照射
端3から出射される単色光は、生体の内部に侵入する。 そのうち一部の光は図2に示すように、生体の内部を伝
わり、受光点Bに達する。より詳細にいえば、照射端3
を出射した光のうち受光端4で検出可能な光量として達
する光は、生体の 内部を散乱し拡散しながら進む。 前記光が拡散しながら進む光拡散領域は、図2の斜線を
施した部分で示される。この光拡散領域のうち、最も多
くの光が通過する経路、つまり拡散しながら進んでいく
場合、その光束のエネルギー分布の中心点あるいは平均
点を連ねた軌跡(実質的な光拡散光路、以下単に光拡散
光路という)を符号Pで表わしている。
【0014】照射端3から出て受光端4に達する光は、
照射点A−受光点B間の生体の内部情報を持っている。 光検出器6は、照射端3から出て受光端4に達した光を
検出してデータ処理回路7に入力する。データ処理回路
7は、単色計1から出射される単色光強度をリファレン
スとして入力し、両検出信号の相違に基づいて所定の演
算を行うことにより、距離AB間の生体の内部情報を示
す吸光スペクトルを得ることができる。
照射点A−受光点B間の生体の内部情報を持っている。 光検出器6は、照射端3から出て受光端4に達した光を
検出してデータ処理回路7に入力する。データ処理回路
7は、単色計1から出射される単色光強度をリファレン
スとして入力し、両検出信号の相違に基づいて所定の演
算を行うことにより、距離AB間の生体の内部情報を示
す吸光スペクトルを得ることができる。
【0015】以下演算方法を詳細に説明する。まず、各
波長における光検出器6で検出された光強度をI、リフ
ァレンス光強度をIoとして、パーセンテージアブソー
プション%ABS %ABS =(Io−I)/Io を求める。%ABS は波長λの関数になる。
波長における光検出器6で検出された光強度をI、リフ
ァレンス光強度をIoとして、パーセンテージアブソー
プション%ABS %ABS =(Io−I)/Io を求める。%ABS は波長λの関数になる。
【0016】次に、適当な値(正の実数)nを当てはめ
て、 S(λ)=exp〔n*%ABS (λ)〕を計算する
。また、適当な値(正の実数)n1,n2 を当てはめ
て、S(λ)=exp〔n1 *%ABS (λ)〕+
exp〔n2 *%ABS (λ)〕を計算する。なお
「*」は掛け算を示し、値n1,n2 は、波長λに依
存しない定数である。
て、 S(λ)=exp〔n*%ABS (λ)〕を計算する
。また、適当な値(正の実数)n1,n2 を当てはめ
て、S(λ)=exp〔n1 *%ABS (λ)〕+
exp〔n2 *%ABS (λ)〕を計算する。なお
「*」は掛け算を示し、値n1,n2 は、波長λに依
存しない定数である。
【0017】このようにして計算されるS(λ)は、そ
の物質の本来の吸光スペクトルをパーセンテージアブソ
ープションで表示したカーブとよく似ている。したがっ
て、S (λ)に基づいて、物質本来の吸光スペクトル
を求めることができる。特に、物質が多成分系(異なっ
たスペクトルを示す物質を多種類含む系。例えばHbと
HbO2 とを含む血液)であれば、スペクトルによる
多成分解析を正確に行うことができる。
の物質の本来の吸光スペクトルをパーセンテージアブソ
ープションで表示したカーブとよく似ている。したがっ
て、S (λ)に基づいて、物質本来の吸光スペクトル
を求めることができる。特に、物質が多成分系(異なっ
たスペクトルを示す物質を多種類含む系。例えばHbと
HbO2 とを含む血液)であれば、スペクトルによる
多成分解析を正確に行うことができる。
【0018】次に実験結果を説明する。図3は、ラット
の大腿筋を測定対象とした実験装置を示す。容器22の
中に生きたラット14を入れ、ラット14の後ろ脚が支
持部材15により固定する。ラット14の後ろ脚の固定
状態を図4に示す。ラット14の後ろ脚は、支持部材1
5先端のリング15aに挿通され、リング15aの中に
は入射光ファイバ13a、透過光ファイバ13b、拡散
光ファイバ13cの各先端が導かれる。透過光ファイバ
13bおよび拡散光ファイバ13cの先端のなす角は3
0°である。入射光ファイバ13aは、電源11に接続
されたI2 ランプの照射光を導き、透過光ファイバ1
3bは、ラット14の後ろ脚の内部を透過した光をピッ
クアップし、拡散光ファイバ13cはラット14の後ろ
脚の内部を拡散した光をピックアップする。以下、この
実験において、透過光ファイバ13bによりピックアッ
プされる光を「透過光」、拡散光ファイバ13cにより
ピックアップされる光を「拡散光」という。透過光は、
ラット14の後ろ脚の内部を透過屈折しながら、入射光
と同じ方向に射出される光であり、その吸光スペクトル
は、物質本来の吸光スペクトルと同じ形をしていると考
えてよい。拡散光は、ラット14の後ろ脚の内部を反射
屈折しながら、入射光と違った方向に射出される光であ
り、その吸光スペクトルは、物質本来の吸光スペクトル
波形よりもなまり、平坦化している。この理由は、前述
した実質的な光拡散光路が曲がっていて、光の後方への
反射散乱成分が多くなっているからと思われる。
の大腿筋を測定対象とした実験装置を示す。容器22の
中に生きたラット14を入れ、ラット14の後ろ脚が支
持部材15により固定する。ラット14の後ろ脚の固定
状態を図4に示す。ラット14の後ろ脚は、支持部材1
5先端のリング15aに挿通され、リング15aの中に
は入射光ファイバ13a、透過光ファイバ13b、拡散
光ファイバ13cの各先端が導かれる。透過光ファイバ
13bおよび拡散光ファイバ13cの先端のなす角は3
0°である。入射光ファイバ13aは、電源11に接続
されたI2 ランプの照射光を導き、透過光ファイバ1
3bは、ラット14の後ろ脚の内部を透過した光をピッ
クアップし、拡散光ファイバ13cはラット14の後ろ
脚の内部を拡散した光をピックアップする。以下、この
実験において、透過光ファイバ13bによりピックアッ
プされる光を「透過光」、拡散光ファイバ13cにより
ピックアップされる光を「拡散光」という。透過光は、
ラット14の後ろ脚の内部を透過屈折しながら、入射光
と同じ方向に射出される光であり、その吸光スペクトル
は、物質本来の吸光スペクトルと同じ形をしていると考
えてよい。拡散光は、ラット14の後ろ脚の内部を反射
屈折しながら、入射光と違った方向に射出される光であ
り、その吸光スペクトルは、物質本来の吸光スペクトル
波形よりもなまり、平坦化している。この理由は、前述
した実質的な光拡散光路が曲がっていて、光の後方への
反射散乱成分が多くなっているからと思われる。
【0019】透過光ファイバ13bからの透過光、拡散
光ファイバ13cからの拡散光は光スイッチ(図示せず
)により選択され、スリット17、鏡18を通して回折
格子19に入射する。回折格子19からの分散光は1次
元イメージセンサ20によって受光される。前記測定装
置において、I2 ランプの照射光をラット14の後ろ
脚に当てると、光は脚の内部で種々の方向に広がり、光
の一部が透過光ファイバ13b及び拡散光ファイバ13
cによりピックアップされる。透過光又は拡散光は回折
格子19により分光され、その強度吸光スペクトルに相
当する像が1次元イメージセンサ20の受光面に結像さ
れる。受光面の結像強度に比例して蓄積された電荷は転
送電極を通して時系列画像信号に変換され、処理部21
において次のような処理が行われる。
光ファイバ13cからの拡散光は光スイッチ(図示せず
)により選択され、スリット17、鏡18を通して回折
格子19に入射する。回折格子19からの分散光は1次
元イメージセンサ20によって受光される。前記測定装
置において、I2 ランプの照射光をラット14の後ろ
脚に当てると、光は脚の内部で種々の方向に広がり、光
の一部が透過光ファイバ13b及び拡散光ファイバ13
cによりピックアップされる。透過光又は拡散光は回折
格子19により分光され、その強度吸光スペクトルに相
当する像が1次元イメージセンサ20の受光面に結像さ
れる。受光面の結像強度に比例して蓄積された電荷は転
送電極を通して時系列画像信号に変換され、処理部21
において次のような処理が行われる。
【0020】まず、透過光ファイバ13b、拡散光ファ
イバ13cにより導かれた光の透過強度T,拡散強度D
を各波長ごとに測定する。そして、ラット14の後ろ脚
に代えて、光拡散物質の一例としてヨーグルトを入れた
試験管をリング15aに挿通し、透過光ファイバ13b
、拡散光ファイバ13cにより導かれるリファレンス光
の透過強度T0 ,拡散強度D0 を測定する。
イバ13cにより導かれた光の透過強度T,拡散強度D
を各波長ごとに測定する。そして、ラット14の後ろ脚
に代えて、光拡散物質の一例としてヨーグルトを入れた
試験管をリング15aに挿通し、透過光ファイバ13b
、拡散光ファイバ13cにより導かれるリファレンス光
の透過強度T0 ,拡散強度D0 を測定する。
【0021】次の式により透過係数αT ,拡散係数α
D を算出する。 αT =log(T0 /T) αD =log(D0 /D) さらに,透過光のパーセンテージアブソープション%A
BS T %ABS T =(T0 −T)/T0 拡散光のパー
センテージアブソープション%ABS D %ABS
D =(D0 −D)/D0 を求める。
D を算出する。 αT =log(T0 /T) αD =log(D0 /D) さらに,透過光のパーセンテージアブソープション%A
BS T %ABS T =(T0 −T)/T0 拡散光のパー
センテージアブソープション%ABS D %ABS
D =(D0 −D)/D0 を求める。
【0022】さらに、拡散光のパーセンテージアブソー
プション%ABS D を規準の波長758nmの値で
引き算して規格化した数値n−%ABS D を求め、
規格化されたn−%ABS D を、補正式 SDn1 =exp〔1.927 *n−%ABS
D 〕 (1)
SDn2 =exp〔0.827 *n−%ABS D
〕 (2)又はSD
n1,n2= exp〔1.927 *n−%ABS
D 〕+ exp〔0.827 *n−%ABS D
〕(3)にそれぞれ当てはめて補正する。
プション%ABS D を規準の波長758nmの値で
引き算して規格化した数値n−%ABS D を求め、
規格化されたn−%ABS D を、補正式 SDn1 =exp〔1.927 *n−%ABS
D 〕 (1)
SDn2 =exp〔0.827 *n−%ABS D
〕 (2)又はSD
n1,n2= exp〔1.927 *n−%ABS
D 〕+ exp〔0.827 *n−%ABS D
〕(3)にそれぞれ当てはめて補正する。
【0023】以上の結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1のデータのうち、透過係数αT ,拡
散係数αDをグラフ化したものを図5に示す。図5を見
ると、拡散係数αD のグラフの形は、透過係数αT
のグラフの形に比較してピークは低下し、平坦部は持ち
上がっている。表1のデータのうち、透過光のパーセン
テージアブソープション%ABS T 、拡散光のパー
センテージアブソープション%ABS D をグラフ化
したものを図6に示す。
散係数αDをグラフ化したものを図5に示す。図5を見
ると、拡散係数αD のグラフの形は、透過係数αT
のグラフの形に比較してピークは低下し、平坦部は持ち
上がっている。表1のデータのうち、透過光のパーセン
テージアブソープション%ABS T 、拡散光のパー
センテージアブソープション%ABS D をグラフ化
したものを図6に示す。
【0026】さらに、透過光のパーセンテージアブソー
プション%ABS T 、拡散光のパーセンテージアブ
ソープション%ABS Dを波長758nmの値を0に
揃えて規格化したn−%ABSTT ,n− %ABS
D のグラフを図7に示す。 拡散光のパーセンテージアブソープションn−%ABS
D を補正式(1)(2)(3)を用いて補正したグ
ラフを図8に示す。ただし、758nmのピークで揃え
ている。 図8を見ると、SDn2 の形は、規格化された拡散光
のパーセンテージアブソープション n− %ABS
Dの形に近いが、SDn1 となると、規格化された透
過光のパーセンテージアブソープションn−%ABS
T の形に近づき、SDn1,n2の形は、最もn−%
ABS T の形に近づいていることが分かる。
プション%ABS T 、拡散光のパーセンテージアブ
ソープション%ABS Dを波長758nmの値を0に
揃えて規格化したn−%ABSTT ,n− %ABS
D のグラフを図7に示す。 拡散光のパーセンテージアブソープションn−%ABS
D を補正式(1)(2)(3)を用いて補正したグ
ラフを図8に示す。ただし、758nmのピークで揃え
ている。 図8を見ると、SDn2 の形は、規格化された拡散光
のパーセンテージアブソープション n− %ABS
Dの形に近いが、SDn1 となると、規格化された透
過光のパーセンテージアブソープションn−%ABS
T の形に近づき、SDn1,n2の形は、最もn−%
ABS T の形に近づいていることが分かる。
【0027】すなわち、簡単な補正式(1)(2)又は
(3)を用いた補正によって、拡散光の吸光スペクトル
のなまりや平坦化をなくし、本来の透過吸光スペクトル
の形に近づけることに成功したといえる。したがって、
同様の試料については、補正したスペクトル形SDn1
、SDn2 、SDn1,n2を利用して、スペクト
ル波形の補正を自動的に行うことができる。
(3)を用いた補正によって、拡散光の吸光スペクトル
のなまりや平坦化をなくし、本来の透過吸光スペクトル
の形に近づけることに成功したといえる。したがって、
同様の試料については、補正したスペクトル形SDn1
、SDn2 、SDn1,n2を利用して、スペクト
ル波形の補正を自動的に行うことができる。
【0028】また、補正されたスペクトル波形から、多
成分物質の各含有率を求めることができる。なお、本発
明は前記の実施例に限定されるものではなく、例えば前
記実施例では生体を測定対象としていたが、光を拡散す
る物質であれば測定対象は何でもよい。例えば、ゼリー
、果実、肉、魚貝類等の食品、種、苗木等の植物を測定
対象とすることも可能である。その他本発明の要旨を変
更しない範囲内において、種々の設計変更を施すことが
可能である。また、発明の補正式はexp型の数式を用
いたが、この補正式と同様の効果をもたらすものとして
テーラー展開した多項式など種々の数式が考えられる。
成分物質の各含有率を求めることができる。なお、本発
明は前記の実施例に限定されるものではなく、例えば前
記実施例では生体を測定対象としていたが、光を拡散す
る物質であれば測定対象は何でもよい。例えば、ゼリー
、果実、肉、魚貝類等の食品、種、苗木等の植物を測定
対象とすることも可能である。その他本発明の要旨を変
更しない範囲内において、種々の設計変更を施すことが
可能である。また、発明の補正式はexp型の数式を用
いたが、この補正式と同様の効果をもたらすものとして
テーラー展開した多項式など種々の数式が考えられる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の吸光スペクトル
の補正方法およびその方法を用いた光拡散物質の分光測
定装置によれば、試料の光学測定データからパーセンテ
ージアブソープション%ABS を算出し、1個の定数
n又は複数個の定数ni (i=1 ,2,・・・・
) を設定して、スペクトル S(λ)=exp〔n・%ABS (λ)〕又は S(λ)=Σexp〔ni ・%ABS (λ)〕を計
算し、当該光拡散物質本来のパーセンテージアブソープ
ションのスペクトルを極めてよい近似で得ることができ
る。
の補正方法およびその方法を用いた光拡散物質の分光測
定装置によれば、試料の光学測定データからパーセンテ
ージアブソープション%ABS を算出し、1個の定数
n又は複数個の定数ni (i=1 ,2,・・・・
) を設定して、スペクトル S(λ)=exp〔n・%ABS (λ)〕又は S(λ)=Σexp〔ni ・%ABS (λ)〕を計
算し、当該光拡散物質本来のパーセンテージアブソープ
ションのスペクトルを極めてよい近似で得ることができ
る。
【0030】したがって、このS(λ)を使って、光拡
散物質のスペクトル分析を行えば、物質を薄く切ったり
、粉砕したりしなくとも、再現性、信頼性のよい物質の
成分分析を行うことができる。特に、複数個の定数ni
(i=1 ,2, ・・・・) を設定して、S(
λ)=Σexp〔ni ・%ABS (λ)〕を計算す
る場合は、当該光拡散物質本来のパーセンテージアブソ
ープションのスペクトルに最も近いスペクトル波形を実
現できる。
散物質のスペクトル分析を行えば、物質を薄く切ったり
、粉砕したりしなくとも、再現性、信頼性のよい物質の
成分分析を行うことができる。特に、複数個の定数ni
(i=1 ,2, ・・・・) を設定して、S(
λ)=Σexp〔ni ・%ABS (λ)〕を計算す
る場合は、当該光拡散物質本来のパーセンテージアブソ
ープションのスペクトルに最も近いスペクトル波形を実
現できる。
【図1】本発明の光拡散物質の分光測定装置の一実施例
を示す図である。
を示す図である。
【図2】生体の測定部位を示す断面図である。
【図3】吸光スペクトルの補正実験に用いた分光測定装
置の一実施例を示す図である。
置の一実施例を示す図である。
【図4】ラットの脚への照射部分を示す拡大図である。
【図5】実験で得られた透過係数αT ,拡散係数αD
のグラフである。
のグラフである。
【図6】透過光のパーセンテージアブソープション%A
BS T 、拡散光のパーセンテージアブソープション
%ABS D のグラフである。
BS T 、拡散光のパーセンテージアブソープション
%ABS D のグラフである。
【図7】透過光のパーセンテージアブソープション%A
BS T 、拡散光のパーセンテージアブソープション
%ABS D を758nmのピークで揃えたグラフで
ある。
BS T 、拡散光のパーセンテージアブソープション
%ABS D を758nmのピークで揃えたグラフで
ある。
【図8】拡散光のパーセンテージアブソープション%A
BS D を補正式(1)(2)(3)を用いて補正し
たグラフである。
BS D を補正式(1)(2)(3)を用いて補正し
たグラフである。
【図9】光を反射、散乱させる光拡散物質の内部状態を
示す図である。
示す図である。
【図10】図9の光拡散物質の表面において照射測定を
した、吸光スペクトル波形b及び物質本来の吸光スペク
トル波形aを比較したグラフである。
した、吸光スペクトル波形b及び物質本来の吸光スペク
トル波形aを比較したグラフである。
1 単色計
2 光ファイバ
3 照射端
4 受光端
5 光ファイバ
6 光検出器
7 データ処理回路
Claims (4)
- 【請求項1】物質の表面の照射点において光を照射し、
同じ物質の受光点において物質の内部を通った光を受光
し、受光データに基づいて吸光スペクトル分析を行い、
物質の内部情報を測定する方法において、受光点におけ
る受光強度I(λ)を各波長λごとに検出し、リファレ
ンス光強度をIo(λ)として、パーセンテージアブソ
ープション %ABS (λ)={Io(λ)−I(λ)}/Io(
λ)を求め、 1個の定数nを用いて、スペクトル波形S(λ)=ex
p〔n・%ABS (λ)〕を計算し、このスペクトル
波形S(λ)によって、当該物質本来のパーセンテージ
アブソープションのスペクトル波形を再現することを特
徴とする吸光スペクトルの補正方法。 - 【請求項2】物質の表面の照射点において光を照射し、
同じ物質の受光点において物質の内部を通った光を受光
し、受光データに基づいて吸光スペクトル分析を行い、
物質の内部情報を測定する方法において、受光点におけ
る受光強度I(λ)を各波長λごとに検出し、リファレ
ンス光強度をIo(λ)として、パーセンテージアブソ
ープション %ABS (λ)={Io(λ)−I(λ)}/Io(
λ)を求め、 複数個の定数ni (i=1,2, ・・・・) を用
いて、スペクトル波形 S(λ)=Σexp〔ni ・%ABS (λ)〕を計
算し、このスペクトル波形S(λ)によって、当該物質
本来のパーセンテージアブソープションのスペクトル波
形を再現することを特徴とする吸光スペクトルの補正方
法。 - 【請求項3】物質の表面の照射点において光を照射する
光照射手段と、同じ物質の受光点において物質の内部を
通った光を受光する受光手段と、受光点における受光強
度I(λ)を各波長ごとに検出し、リファレンス光強度
をIo(λ)として、パーセンテージアブソープション
%ABS (λ)={Io(λ)−I(λ)}/Io(
λ)を算出する手段と、 与えられた1個の定数nを用いて、スペクトル波形S(
λ)=exp〔n・%ABS (λ)〕を計算する手段
とを有し、前記の計算により得たS(λ)のデータを用
いて物質本来の吸光スペクトル波形を得ることを特徴と
する、吸光スペクトルの補正を用いた光拡散物質の分光
測定装置。 - 【請求項4】物質の表面の照射点において光を照射する
光照射手段と、同じ物質の受光点において物質の内部を
通った光を受光する受光手段と、受光点における受光強
度I(λ)を各波長ごとに検出し、リファレンス光強度
をIo(λ)として、パーセンテージアブソープション
%ABS (λ)={Io(λ)−I(λ)}/Io(
λ)を算出する手段と、与えられた複数個の定数ni
(i=1,2, ・・・・) を用いて、スペクトル波
形S(λ)=Σexp〔ni ・%ABS (λ)〕を
計算する手段とを有し、前記の計算により得たS(λ)
のデータを用いて物質本来の吸光スペクトル波形を得る
ことを特徴とする、吸光スペクトルの補正を用いた光拡
散物質の分光測定装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3063308A JP2539707B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 吸光スペクトルの補正方法およびその方法を用いた光拡散物質の分光測定装置 |
GB9206474A GB2254145B (en) | 1991-03-27 | 1992-03-25 | Absorption spectrum correcting method and spectrometric measuring apparatus for a light-diffusive object using the method |
DE4209886A DE4209886A1 (de) | 1991-03-27 | 1992-03-26 | Absorptionsspektrum-korrekturverfahren und damit arbeitendes spektrometer |
US07/857,954 US5333610A (en) | 1991-03-27 | 1992-03-26 | Absorption spectrum determining method and spectrometric measuring apparatus for light-diffusive object using the method |
FR9203749A FR2674626A1 (fr) | 1991-03-27 | 1992-03-27 | Procede de correction d'un spectre d'absorption et dispositif de mesure spectrometrique d'un objet diffusant la lumiere, moyennant l'utilisation du procede. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3063308A JP2539707B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 吸光スペクトルの補正方法およびその方法を用いた光拡散物質の分光測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04297854A true JPH04297854A (ja) | 1992-10-21 |
JP2539707B2 JP2539707B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=13225531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3063308A Expired - Fee Related JP2539707B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 吸光スペクトルの補正方法およびその方法を用いた光拡散物質の分光測定装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5333610A (ja) |
JP (1) | JP2539707B2 (ja) |
DE (1) | DE4209886A1 (ja) |
FR (1) | FR2674626A1 (ja) |
GB (1) | GB2254145B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6643020B2 (en) | 1999-04-21 | 2003-11-04 | Hamamatsu Photonics K.K. | Optical analysis method for inhomogeneous turbid media |
JP2013541007A (ja) * | 2010-10-08 | 2013-11-07 | エドワーズ ライフサイエンシーズ コーポレイション | 血液パラメータの光学測定のためのシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品 |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE172623T1 (de) * | 1991-12-17 | 1998-11-15 | Dynamics Imaging Inc | Verfahren und vorrichtung zur diagnose von lebenden organismen |
US5764209A (en) * | 1992-03-16 | 1998-06-09 | Photon Dynamics, Inc. | Flat panel display inspection system |
US5746210A (en) * | 1993-02-26 | 1998-05-05 | David A. Benaron | Device and method for detection, localization, and characterization of inhomogeneities in turbid media |
US5699797A (en) * | 1992-10-05 | 1997-12-23 | Dynamics Imaging, Inc. | Method of investigation of microcirculation functional dynamics of physiological liquids in skin and apparatus for its realization |
JP3107927B2 (ja) * | 1992-10-06 | 2000-11-13 | 浜松ホトニクス株式会社 | 散乱吸収体の光学情報計測装置及び方法 |
IL107396A (en) * | 1992-11-09 | 1997-02-18 | Boehringer Mannheim Gmbh | Method and apparatus for analytical determination of glucose in a biological matrix |
DE4314835A1 (de) * | 1993-05-05 | 1994-11-10 | Boehringer Mannheim Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Analyse von Glucose in einer biologischen Matrix |
US6002958A (en) * | 1992-12-24 | 1999-12-14 | Dynamics Imaging, Inc. | Method and apparatus for diagnostics of internal organs |
US5987346A (en) | 1993-02-26 | 1999-11-16 | Benaron; David A. | Device and method for classification of tissue |
JP3577335B2 (ja) * | 1993-06-02 | 2004-10-13 | 浜松ホトニクス株式会社 | 散乱吸収体計測方法及び装置 |
JP3433498B2 (ja) * | 1993-06-02 | 2003-08-04 | 浜松ホトニクス株式会社 | 散乱吸収体の内部情報計測方法及び装置 |
US5810005A (en) | 1993-08-04 | 1998-09-22 | Dublin, Jr.; Wilbur L. | Apparatus and method for monitoring intraocular and blood pressure by non-contact contour measurement |
US5747789A (en) * | 1993-12-01 | 1998-05-05 | Dynamics Imaging, Inc. | Method for investigation of distribution of physiological components in human body tissues and apparatus for its realization |
US5865743A (en) * | 1994-02-23 | 1999-02-02 | Dynamics Imaging, Inc. | Method of living organism multimodal functional mapping |
US6192262B1 (en) | 1994-02-23 | 2001-02-20 | Dobi Medical Systems, Llc | Method of living organism multimodal functional mapping |
US5709670A (en) * | 1994-05-03 | 1998-01-20 | Aquintel, Inc. | Surgical fluid and tissue loss monitor |
US5730133A (en) * | 1994-05-20 | 1998-03-24 | Dynamics Imaging, Inc. | Optical functional mamoscope |
DE4445683A1 (de) * | 1994-12-21 | 1996-06-27 | Boehringer Mannheim Gmbh | Verfahren zur Untersuchung eines streuenden Mediums mit intensitätsmoduliertem Licht |
US6108576A (en) * | 1996-03-18 | 2000-08-22 | The Research Foundation Of City College Of New York | Time-resolved diffusion tomographic 2D and 3D imaging in highly scattering turbid media |
DE19640807A1 (de) * | 1996-10-02 | 1997-09-18 | Siemens Ag | Verfahren und Vorrichtung zur nichtinvasiven optischen Erfassung der Sauerstoffversorgung eines Patienten |
JP4212007B2 (ja) * | 1996-11-26 | 2009-01-21 | パナソニック電工株式会社 | 血液成分濃度の分析装置 |
TW352335B (en) * | 1997-03-25 | 1999-02-11 | Matsushita Electric Works Ltd | Method of determining a glucose concentration in a target by using near-infrared spectroscopy |
AU2002361113A1 (en) * | 2001-12-26 | 2003-07-15 | Hamamatsu Photonics K.K. | Optical analysis method for heterogeneous medium |
US7782470B2 (en) * | 2006-12-27 | 2010-08-24 | Cambridge Research Instrumentation, Inc. | Surface measurement apparatus and method using depth of field |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59135348A (ja) * | 1983-01-24 | 1984-08-03 | Hitachi Ltd | 吸収係数測定装置 |
JPS62235548A (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-15 | Hitachi Ltd | 螢光吸光分析方法及び装置 |
JPH0255938A (ja) * | 1987-08-19 | 1990-02-26 | Ford Motor Co | 排出ガス流成分の多成分を測定する方法、ガス採取装置及びガス測定装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3794425A (en) * | 1972-08-22 | 1974-02-26 | Shell Oil Co | Scanning infrared spectroscopic analyzer using rotating variable filter |
US4281645A (en) * | 1977-06-28 | 1981-08-04 | Duke University, Inc. | Method and apparatus for monitoring metabolism in body organs |
US4805623A (en) * | 1987-09-04 | 1989-02-21 | Vander Corporation | Spectrophotometric method for quantitatively determining the concentration of a dilute component in a light- or other radiation-scattering environment |
GB2228568B (en) * | 1989-02-10 | 1993-07-07 | Gas Res Inst | Selective gas detecting apparatus |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3063308A patent/JP2539707B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-03-25 GB GB9206474A patent/GB2254145B/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-26 US US07/857,954 patent/US5333610A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-26 DE DE4209886A patent/DE4209886A1/de not_active Withdrawn
- 1992-03-27 FR FR9203749A patent/FR2674626A1/fr not_active Withdrawn
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59135348A (ja) * | 1983-01-24 | 1984-08-03 | Hitachi Ltd | 吸収係数測定装置 |
JPS62235548A (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-15 | Hitachi Ltd | 螢光吸光分析方法及び装置 |
JPH0255938A (ja) * | 1987-08-19 | 1990-02-26 | Ford Motor Co | 排出ガス流成分の多成分を測定する方法、ガス採取装置及びガス測定装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6643020B2 (en) | 1999-04-21 | 2003-11-04 | Hamamatsu Photonics K.K. | Optical analysis method for inhomogeneous turbid media |
JP2013541007A (ja) * | 2010-10-08 | 2013-11-07 | エドワーズ ライフサイエンシーズ コーポレイション | 血液パラメータの光学測定のためのシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4209886A1 (de) | 1992-10-01 |
GB9206474D0 (en) | 1992-05-06 |
GB2254145B (en) | 1994-09-28 |
GB2254145A (en) | 1992-09-30 |
FR2674626A1 (fr) | 1992-10-02 |
JP2539707B2 (ja) | 1996-10-02 |
US5333610A (en) | 1994-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH04297854A (ja) | 吸光スペクトルの補正方法およびその方法を用いた光拡散物質の分光測定装置 | |
RU2265827C2 (ru) | Способы двухлучевой ик-фурье спектроскопии и устройства для обнаружения исследуемого вещества в пробах с низкой проницаемостью | |
US6748251B2 (en) | Method and apparatus for detecting mastitis by using visual light and/or near infrared lights | |
US3770354A (en) | Photoelectric photometer | |
JP3526652B2 (ja) | 光学的測定方法および光学的測定装置 | |
CA2376132C (en) | Method and apparatus for detecting mastitis by using visible light and/or near infrared light | |
JPH07501884A (ja) | 近赤外定量分析のための発光ダイオード高調波長の使用 | |
AU1844897A (en) | Method and apparatus for multi-spectral analysis in noninvasive infrared spectroscopy | |
WO1996013202A1 (en) | Non-invasive determination of analyte concentration in body of mammals | |
JPH08510321A (ja) | グルコース蛍光検査装置及び方法 | |
CN106596436B (zh) | 一种基于光谱法的多参数水质实时在线监测装置 | |
JP4714822B2 (ja) | 光散乱体の非破壊測定装置 | |
JPH11230901A (ja) | 光反射計測装置 | |
JP3903147B2 (ja) | 青果物の非破壊糖度測定装置 | |
JPH1189799A (ja) | 特定成分の濃度測定装置および濃度測定方法 | |
EP0823970B1 (en) | Method and apparatus for analysis of an object | |
JP2882824B2 (ja) | 青果物の成分測定装置 | |
JP3352848B2 (ja) | 被験体内部性状測定装置校正用擬似対象物及び被験体内部性状測定装置の校正方法 | |
Amerov et al. | Method and device for noninvasive blood glucose measurement | |
JP2004045096A (ja) | 生体成分の定量装置 | |
JPH1137938A (ja) | 拡散反射光計測装置 | |
JPH11342142A (ja) | 生体検査装置、方法 | |
JPS58205839A (ja) | 分光分析装置 | |
RU2267785C2 (ru) | Способ определения концентрации спирта в растворах (варианты) и устройство для его осуществления (варианты) | |
FI74545C (fi) | Anordning foer maetning av optiska egenskaper hos papper. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |