JP2018066444A - 運動案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動部材の運動や転動体の転走に伴う負荷に対して転動体転走面の有効硬化層を確保しつつ、軌道台全体の弾性効果を高めることでバネ特性を向上させて疲労特性の向上を図ることができる運動案内装置を提供する。
【解決手段】長手方向に沿って転動体転走面が形成されると共に長手方向に沿って断面略矩形状に形成された中空部を有する中空の軌道台と、前記転動体転走面と対向する位置に負荷転動体転走面が形成された移動部材と、前記転動体転走面と前記負荷転動体転走面との間に複数の転動体を介して前記移動部材が前記軌道台の長手方向に移動可能に組み付けられる運動案内装置において、前記軌道台は、前記長手方向に対して直交する断面において、前記転動体転走面を含む領域に熱処理を施した熱処理領域と熱処理が施されない非熱処理領域が形成され、前記熱処理領域は、前記中空部の角部に重畳しない。
【選択図】図3

Description

本発明は、運動案内装置に関するものである。
工作機械のワークテーブルや各種搬送装置の運動案内部では、テーブル部材を取り付けた移動部材が軌道台に沿って連続的に移動する運動案内装置が用いられている。
このような従来の運動案内装置としては、軌道台を取付面にほぼ平行に設置し、それぞれの軌道台に移動部材を多数の転動体を介して載置し、それぞれの移動部材にテーブル部材を取り付けていた。従って従来の運動案内装置においては、移動部材の円滑な動きを実現するために、軌道台の間隔が移動部材の移動する範囲の全領域において、一定である必要があった。また、上述した問題を解決するために、下記特許文献1に記載された運動案内装置は、軌道台を中空に形成し、軌道台が弾性限度内で変形することを利用して、軌道台の平行誤差を吸収できるようになっている。
特開平5−321932号公報
しかし、上述した特許文献1に記載の運動案内装置によると、転動体転走面の表面に高周波焼入れ、浸炭焼入れなどの表面処理が施されており、転動体転走面の表面に有効硬化層を形成しての転がり寿命を確保しているが、焼入れによって、有効硬化層が中空の角部にまで形成されると、荷重を負荷した場合に、中空の角部に応力が集中することによって角部に亀裂などが生じて破損する可能性があるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであって、移動部材の運動や転動体の転走に伴う負荷に対して転動体転走面の有効硬化層を確保しつつ、軌道台全体の弾性効果を高めることでバネ特性を向上させて疲労特性の向上を図ることができる運動案内装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明に係る運動案内装置は、長手方向に沿って転動体転走面が形成されると共に長手方向に沿って断面略矩形状に形成された中空部を有する軌道台と、前記転動体転走面と対向する位置に負荷転動体転走面が形成された移動部材と、前記転動体転走面と前記負荷転動体転走面との間に複数の転動体を介して前記移動部材が前記軌道台の長手方向に移動可能に組み付けられる運動案内装置において、前記軌道台は、前記長手方向に対して直交する断面において、前記転動体転走面を含む領域に熱処理を施した熱処理領域と熱処理が施されない非熱処理領域が形成され、前記熱処理領域は、前記中空部の少なくとも一部の角部に重畳しないことを特徴とする。
本発明によれば、軌道台は、長手方向に対して直交する断面において、転動体転走面を含む領域に熱処理を施した熱処理領域と熱処理が施されない非熱処理領域が形成され、熱処理領域は、中空部の少なくとも一部の角部に重畳しないので、移動部材の運動や転動体の転走に伴う負荷に対して転動体転走面の有効硬化層を確保しつつ、軌道台全体の弾性効果を高めることでバネ特性を向上させて疲労特性の向上を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る運動案内装置の斜視図。 図1におけるA−A断面図。 本発明の第1の実施形態に係る中空の軌道台の縦断面図。 本発明の第1の実施形態に係る運動案内装置のラジアル荷重を負荷した場合の応力分布を示す縦断面図。 本発明の第1の実施形態に係る運動案内装置の水平荷重を負荷した場合の応力分布を示す縦断面図。 本発明の第2の実施形態に係る運動案内装置の断面図。 本発明の第2の実施形態に係る中空の軌道台の縦断面図。
以下、本発明に係る運動案内装置の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る運動案内装置の斜視図であり、図2は、図1におけるA−A断面図であり、図3は、本発明の第1の実施形態に係る中空の軌道台の縦断面図であり、図4は、本発明の第1の実施形態に係る運動案内装置のラジアル荷重を負荷した場合の応力分布を示す縦断面図であり、図5は、本発明の第1の実施形態に係る運動案内装置の水平荷重を負荷した場合の応力分布を示す縦断面図である。
図1及び図2に記載される第1の実施形態に係る運動案内装置は、直線運動案内装置として構成されるものである。そして、第1の実施形態に係る運動案内装置1は、長手方向に転動体転走面11を有する軌道台10と、複数の転動体30を介して前記軌道台10に組み付けられると共に前記転動体転走面11に沿って直線状に往復運動する移動部材20とを備えている。
図2に示すように、軌道台10は、その表面に長手方向に延びる4条の転動体転走面11が形成された部材であり、転動体転走面11は、後述する移動部材20との間に配置された球体形状の転動体30からの負荷を受けることができるようになっている。また、この転動体転走面11の長手方向に対して直交する断面は、転動体30の円滑な転走が実現できるような精度で円弧形状に形成されている。
移動部材20には、軌道台10に形成された転動体転走面11に対向する位置に負荷転動体転走面21が形成されている。そして、転動体転走面11と負荷転動体転走面21とによって負荷転動体転走路23を形成している。また、転動体転走面11,負荷転動体転走面21及び転動体30は、上下に2列配列されており、この転動体30,30が互いに正面合わせとなるように配置したDF構造を構成している。
また、軌道台10に形成された転動体転走面11の円弧形状と、移動部材20に形成された負荷転動体転走面21の円弧形状との曲率は、略同一に形成されており、転動体30の曲率よりも小さく形成されている。このように、転動体転走面11及び負荷転動体転走面21の曲率を略同一に形成したことで、負荷転動体転走路23を転走する転動体30の円滑な転走が実現できるようになっている。
さらに、移動部材20の長手方向には、4条の無負荷転動体転走路22が形成されている。この無負荷転動体転走路22と負荷転動体転走路23とは、移動部材20の長手方向の両端部に形成された図示しない方向転換路によって連続しており、荷重を負荷しながら、負荷転動体転走路23の終点まで転走した転動体30が一方の方向転換路を経由して無負荷転動体転走路22を通り、他方の方向転換路を経由して、負荷転動体転走路23の始点に戻ることができるように形成されている。このように、転動体30は、負荷転動体転走路23、方向転換路、及び、無負荷転動体転走路22によって無限循環を実現している。
次に、図3を参照して、第1の実施形態に係る中空の軌道台10について説明する。
図3に示すように、第1の実施形態に係る中空の軌道台10は、両端に転動体転走面11が形成された頂辺12と、上端に転動体転走面11が形成されると共に、頂辺12の両端部から下方に垂設する一対の側辺13,13と、この一対の側辺13,13の下端を繋ぐように形成された底辺14とを備えている。
このように、外側面が平坦に形成された頂辺12、一対の側辺13,13、及び外側面が平坦に形成された底辺14とによって、軌道台10を形成しているので、頂辺12、一対の側辺13,13、底辺14とによって囲まれる軌道台10の内部は長手方向に沿って中空となる中空部16が形成されており、中空部16は長手方向に対して直交する断面が頂辺12、一対の側辺13,13、底辺14とからなる辺部を有する矩形状に形成されている。また、中空部16のそれぞれの角部15の内周側は、円弧形状に形成されている。
さらに、頂辺12及び底辺14の中央部には図示しない取付孔が穿孔して形成されており、該取付孔にボルト等を締結することにより、軌道台10を装置などに固定して取り付けることができるようになっている。
側辺13,13は、転動体転走面11,11を含む領域に熱処理を施した熱処理領域41と、熱処理を施さずに生材のまま構成された非熱処理領域42とを備えている。また、非熱処理領域42は、頂辺12及び底辺14にも形成されており、中空部16の全周にわたって構成されている。したがって、角部15には熱処理領域41は重畳していない。
ここで、熱処理領域41は、転動体転走面11を転走する転動体30による転動体転走面11の転がり寿命を考慮して所定の有効硬化層を形成できる程度に熱処理が行われている。また、熱処理によって軌道台10の靱性が低下することを防止するために少なくとも角部15を含む中空部16の全周を非熱処理領域42として構成することで、角部15に応力が集中することによる角部15の破損を防止している。なお、熱処理は、転動体転走面11の転がり寿命を確保することができればどのような熱処理を行っても構わないが、例えば、浸炭焼入れや高周波焼入れなどが好適に用いられる。
すなわち、熱処理領域41と非熱処理領域42の境界線Lは、転動体転走面11の転がり寿命を確保するための焼き入れ範囲である有効硬化層及び角部15と重畳しないように熱処理領域41と非熱処理領域42の間に延設されている。
このように構成された本実施形態に係る運動案内装置1は、図4に示すようにラジアル荷重を負荷した場合、ラジアル荷重が伝達線FRのように負荷され、熱処理領域41では、有効硬化層の深さ部分において、軌道台10の材料の降伏点を上げている。また、上述したように伝達線FRが通る箇所には熱処理領域41が形成されて、角部15を含むその余の部位には非熱処理領域42が形成されているので、靱性の高い非熱処理領域42が存在することによって荷重を負荷した際に角部15から破損が生じることを抑制している。
また、図5に示すように、一方向から水平荷重を負荷した場合にも伝達線FFのように水平荷重が負荷され、角部15に応力が集中することなく転動体転走面11における材料の降伏点を上げることで、軌道台10の中空部16の角部15への応力緩和を図っている。
このように、軌道台10に非熱処理領域42を形成することで、ラジアル荷重及び水平荷重のいずれの荷重を負荷した場合であっても、軌道台10の中空部16の角部15への応力緩和を図ると共に、弾性効果により軌道台10全体のバネ特性が高まり、疲労特性を向上させることができる。
また、中空部16は、長手方向に直交する断面において全周にわたって非熱処理領域42を形成することができ、熱処理領域41と非熱処理領域42の境界線Lは、有効硬化層及び角部15に重畳しないように延設しているので、仕様に応じて、非熱処理領域42を適切に形成することができる。
また、中空部16の角部15は円弧状に形成されているので、荷重を負荷した際の応力緩和を図ることができ、応力集中に伴う破損を防止することができる。
以上、第1の実施形態に係る運動案内装置1を構成する中空の軌道台10について説明した。この第1の実施形態に係る運動案内装置1を構成する中空の軌道台10は、転動体30を正面合わせに配置した所謂DF構造を採用した場合について説明を行った。しかしながら、本発明に係る運動案内装置は、第1の実施形態で示した断面形状に限定されない。そこで、次に、第1の実施形態と異なる形状を有する軌道台について説明する。また、第1の実施形態と同一又は類似する部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
[第2の実施形態]
図6は、本発明の第2の実施形態に係る運動案内装置の断面図であり、図7は、本発明の第2の実施形態に係る中空の軌道台の縦断面図である。
図6及び図7に示すように、本実施形態に係る運動案内装置1´は、第1の実施形態に係る運動案内装置1と同様に、転動体転走面11,負荷転動体転走面21及び転動体30は、上下に2列配列されているが、この転動体30,30が互いに背面合わせとなるように配置した所謂DB構造を構成している。
また、側辺13,13は、転動体転走面11,11を含む領域に熱処理を施した熱処理領域41と、熱処理を施さずに生材のまま構成された非熱処理領域42とを備えている。また、非熱処理領域42は、頂辺12及び底辺14にも形成されており、中空部16の全周にわたって構成されている。したがって、角部15には熱処理領域41は重畳していない。
すなわち、熱処理領域41と非熱処理領域42の境界線Lは、転動体転走面11の転がり寿命を確保するための焼き入れ範囲である有効硬化層及び角部15と重畳しないように熱処理領域41と非熱処理領域42の間に延設されている。
このように、本実施形態に係る運動案内装置1´は、DB構造を採用しているが、第1の実施形態に係る運動案内装置1と同様に、軌道台10´に非熱処理領域42を形成しているので、ラジアル荷重及び水平荷重のいずれの荷重を負荷した場合であっても、軌道台10´の中空部16の角部15への応力緩和を図ると共に、弾性効果により軌道台10´全体のバネ特性が高まり、疲労特性を向上させることができる。
また、上述した第1及び第2の実施形態においては、転動体30に球体のボールを用いた場合について説明を行ったが、転動体はボールに限らず、例えば円柱状のローラを用いても構わない。さらに、例えば、本実施形態に係る運動案内装置において、中空部16の全ての角部15を非熱処理領域としたが、非熱処理領域の範囲はこれに限定されず、ボルトで固定される底辺側の角部のみを非熱処理領域としても同様の効果が得られる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれうることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1,1´ 運動案内装置、 10、10´ 軌道台、 11 転動体転走面、 12 頂辺、 13、131 側辺、 14 底辺、 15 角部、 16 中空部、 20 移動部材、 21 負荷転動体転走面、 22 無負荷転動体転走路、 23 負荷転動体転走路、 30 転動体、 41 熱処理領域、 42 非熱処理領域、 L 境界線。

Claims (4)

  1. 長手方向に沿って転動体転走面が形成されると共に長手方向に沿って断面略矩形状に形成された中空部を有する軌道台と、
    前記転動体転走面と対向する位置に負荷転動体転走面が形成された移動部材と、
    前記転動体転走面と前記負荷転動体転走面との間に複数の転動体を介して前記移動部材が前記軌道台の長手方向に移動可能に組み付けられる運動案内装置において、
    前記軌道台は、前記長手方向に対して直交する断面において、前記転動体転走面を含む領域に熱処理を施した熱処理領域と熱処理が施されない非熱処理領域が形成され、
    前記熱処理領域は、前記中空部の少なくとも一部の角部に重畳しないことを特徴とする運動案内装置。
  2. 請求項1に記載の運動案内装置において、
    前記長手方向に対して直交する断面において、前記中空部は、全周にわたって前記非熱処理領域が形成されることを特徴とする運動案内装置。
  3. 請求項1または2に記載の運動案内装置において、
    前記中空部は、前記角部が円弧状に形成されたことを特徴とする運動案内装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の運動案内装置において、
    前記熱処理領域と前記非熱処理領域の境界線は、前記転動体転走面の転がり寿命を確保しうる焼入れ範囲且つ前記角部に重畳しないように延設されることを特徴とする運動案内装置。
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