JP2018066156A - 取付金具および屋根 - Google Patents

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Abstract

【課題】垂木の配設を必要としない屋根の構造およびこれに必要な手段の提供を課題とするものである。【解決手段】屋根板の取付金具10,30であって、屋根板8の裏面を支える支持部13、31と、家屋の上部に設けられた桁3、梁4、束5、母屋6、棟木7等からなる骨格部材の一部に固定可能な固定部12、32を有し、前記支持部13、31は、屋根板の裏面と直接接触若しくは他の部材を介して屋根板の裏面を支える取付面19、34を有し、当該取付面19、34の角度が屋根板の傾斜角度に応じて自動調節されるように構成されたことを特徴とする。前記取付面19は折り曲げた板状体の一方として構成され、前記取付面34は回動可能に構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、屋根板の取付金具および家屋に関するものである。
家屋等の木造建築物において、現在一般に普及している工法には「軸組み工法」と「枠組み壁工法」がある。そして、両工法とも屋根を構成する場合には、桁、梁、束、母屋、棟木等からなる骨格部材を設けるとともに、傾斜面に沿って配置した「垂木」を設け、この垂木の上に「野地板」および瓦や鋼板等による「屋根材」を載せるのが一般的である(特許文献1の図2O、図2P)。このような垂木を用いる従来の屋根構造は、野地板として使用する板材の肉厚が比較的薄く撓みやすいことから、野地板の変形防止や踏み抜きの防止を目的としている。
特開2013−204297号公報
上記のような垂木を設置する従来の屋根構造の場合には、角材によって構成される桁、母屋、棟木の角部を斜めに削り取り、傾斜して配置される垂木を支える平面を形成する加工が必要になる。垂木を設けるために必要なこのような加工作業は、足場の悪い高所において行われ、かつ職人の高度な技術を必要とするため、安全性、品質の安定性、工期の短縮の観点から改善されることが好ましいものであった。
本発明は、当該事情に鑑み発明したものであって、垂木の配設を必要としない屋根の構造およびこれに必要な手段の提供を課題とするものである。
本発明は上記課題を解決するために以下の構成を有する。すなわち、屋根板の取付金具であって、
屋根板の裏面を支える支持部と、家屋の上部に設けられた桁、梁、束、母屋、棟木等からなる骨格部材の一部に固定可能な固定部を有し、前記支持部は、屋根板の裏面と直接接触若しくは他の部材を介して屋根板の裏面を支える取付面を有し、当該取付面の角度が屋根板の傾斜角度に応じて自動調節されるように構成されたことを特徴とする。
また本発明は以下の構成を有する。すなわち、
屋根板の裏面を支える支持部と、家屋の上部に設けられた桁、梁、束、母屋、棟木等からなる骨格部材の一部に固定可能な固定部を有する屋根板の取付金具であって、折り曲げた板状体の一方を前記支持部として構成するとともに他方を固定部として構成し、前記支持部に屋根板の裏面と接触可能な取付面を形成するとともに、当該取付面の前記固定部に対する角度が、接触する屋根板の角度に応じて自動調節されるように構成したことを特徴とする。
また本発明は以下の構成を有する。すなわち、
屋根板の裏面を支える支持部と、家屋の上部に設けられた桁、梁、束、母屋、棟木等からなる骨格部材の一部に固定可能な固定部を有する屋根板の取付金具であって、前記支持部に屋根板の裏面と直接接触若しくは他の部材を介して屋根板の裏面を支える取付面を形成するとともに、前記固定部を前記骨格部材に対して回動可能に取り付けることにより、前記取付面の角度が接触する屋根板の角度に応じて自動調節されるように構成したことを特徴とする。
また本発明は以下の構成を有する。すなわち、
家屋の上部に設けられた桁、梁、束、母屋、棟木等からなる骨格部材と、当該骨格部材上に配置される屋根板を有する屋根であって、前記桁および棟木の双方、又は桁若しくは棟木の一方と前記屋根板を接続する取付金具を有し、当該取付金具は、前記屋根板の裏面を支える支持部と、前記桁および棟木の双方、又は桁若しくは棟木の一方に固定可能な固定部を有し、前記支持部は、屋根板の裏面と直接接触若しくは他の部材を介して屋根板の裏面を支える取付面を有し、当該取付面の角度が屋根板の傾斜角度に応じて自動調節されるとともに、前記屋根板の裏面と取付金具を取り付けた桁および棟木が接触しないように間隔を空けて取り付けられるように構成したことを特徴とする。
本発明に係る取付金具を使用すると、従来一般的に用いられていた角材である垂木を使用すること無く屋根を形成することができる。垂木を設けるためには、垂木を支持する角材(母屋)の角に釘を用いて垂木を固定する必要があり、この際母屋の角に垂木をはめ込む溝を形成する場合もある。このような作業は熟練を必要とするものであり、かつ足場の悪い高所で行わなければならない作業となっていた。
これに対して本発明に係る取付金具を用いると、上記のような垂木の設置や母屋の加工を必要としないので、コスト低減、工期の短縮を行うことができるという効果を有している。
また、本発明に係る取付金具は、屋根板の裏面とこれを支える角材である梁や棟等とを直接接触させず、空気が通過できる隙間を設けるようになっており、屋根裏空間の換気や水分の滞留による屋根板の劣化を防止することができるという効果を有している。
本発明を用いた家屋の屋根の構造を概略的に表した説明図である。 本発明に用いる取付金具の正面図および側面図である。 本発明に用いる他の取付金具の説明図である。 本発明に用いる他の取付金具の使用状態を表した説明図である。 本発明を用いた家屋の屋根に関する他の構造を概略的に表した説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について図を用いて説明する。
図1は、本発明を用いた家屋1の屋根2の構造を概略的に表した説明図である。同図は、一例として単純な切り妻と称される形態の屋根2の片側面の構造を概略的に表したものであり、中央上部の棟部分を稜線状の頂部として両側の桁側に向かって下降傾斜した斜面を有する形態を表している。
なお当然ながら、本発明は単純な切り妻型の屋根に関わらず、他の形態の屋根にも適用可能であることは言うまでも無い。
屋根2は、桁3、梁4、束5(5a、5b)、母屋6、棟木7等からなる骨格部材と屋根板8を有しており、屋根板8の表面には瓦やスレートといった屋根材(図示せず)を設けるようになっている。骨格部材は、常法に従って構築され傾斜した屋根板8の荷重を支える構造を形成している。
桁3は、家屋の外壁上部において、図面の奥行き方向に亘って設けられる角材であり、後述する取付金具10を介して屋根板8を支えるようになっている。棟木7は、束5aの最上部において、図面の奥行き方向に亘って設けられる角材であり、束5aとともに後述する取付金具10を介して屋根板8を支えるようになっている。
また、中央上部の棟部分には、屋根材を配置した後に当該部分を覆う棟包み板9を設け、屋根の頂部となる棟木7部分からの雨の侵入を防止するようになっている。
垂木の敷設を必要とする一般的な従来の屋根構造では、屋根板として「野地板」と称されている肉厚が9〜12mm程度の合板を使用する。これに対して本実施の形態で用いる屋根板8は、肉厚が24mm程度の合板を用いている。外形は、従来の野地板と同様に略900×1800mm程度である。
この肉厚の合板は、一般的な肉厚(9〜12mm)の板と比較して強度があって撓みにくく、一般的な成人男性が乗っても踏み抜くことのない強度を有している。
なお、屋根板8は上記のような積層型の一枚板によって形成する場合の他、表裏の板材の間に格子状の補強フレームを内蔵して強度を高めた屋根板を用いてもよい。
本実施の形態に係る屋根2の構造についてさらに詳しく説明する。従来一般的な屋根の形成方法は、垂木と称する角材を棟木から桁に亘って複数本並べて配置し、この垂木に対して屋根板となる野地板を貼り付け、この野地板の表面にスレートや瓦といった屋根材を設けるというものである。
これに対して本実施の形態では、垂木を使用せずに屋根板8を設けることを特徴とする。前述したように単体において曲げや撓みに強く、屋根板8は従来の野地板よりも高い強度を有している。
具体的には、垂木に取り付けた野地板と同程度の強度を有するように構成するのが好ましい。このため、屋根板8には、合板としての肉厚を従来のものよりも肉厚に構成するか、構造的に強化した板材を使用する。
屋根2は、骨格部材の中で最も高さの高い棟木7若しくは束5aの先端から最も高さの低い桁3に亘るように傾斜させた屋根板8を設けるが、この屋根板8を取付金具10を介して棟木7若しくは束5aと桁3のそれぞれに固定している。また、傾斜した屋根板8の中間付近を、取付金具30を介して束5bの頂部に取り付けている。言い換えるならば、屋根板8は骨格部材に対して取付金具10,30を介して取り付けられている。
以下、屋根板8を骨格部材に取り付ける取付金具10,30について説明する。
本実施の形態では、棟木7若しくは束5aと桁3に屋根板8を取り付ける金具として、図2に示す取付金具10を使用する。図2(a)は取付金具10の正面図、図2(b)は取付金具10の側面図を表している。
取付金具10は、長方形状の一枚の板材を長辺に直交する折り曲げ部11を境界として曲げ加工した板金部材として構成されている。そして、折り曲げ部11を境界とした一方(図の下方)の側を棟木7若しくは桁3等に固定する固定部(固定手段)12、他方(図の上方)の側を屋根板8の裏面と直接接触する取付面(平面部)19を有した支持部13として構成したものである。
固定部12は、棟木7と桁3等の側面に接触する矩形の平面部14と、平面部14の上端に相当する部位に設けた係合片15、平面部14の下縁の両角部に設けた食い込み片16、16を有している。
係合片15は、折り曲げによって固定部12と取付面19を形成する前に、固定部12から取付面19に亘る領域の一部を打ち抜き、その打ち抜いた部分を平面部14に対して直交するように折り曲げた部位である。食い込み片16は、平面部14下縁の両角部を潰して平面部14側に突出させた部位である。
取付金具10が棟木7と桁3に装着される際、角材によって形成されている棟木7や桁3の側面に平面部14が接触するとともに、係合片15が棟木7や桁3の上面に接触する。
すなわち、棟木7や桁3の角を利用して取付金具10の固定位置が定まり、この固定姿勢の状態で、固定用の小孔17を通して取り付けたビスNによって取付金具10が固定される。係合片15は、固定位置を規定する作用の他、上方から作用する荷重を棟木7や桁3の上面によって支えることを可能にし、ビスNとともに屋根の荷重を支えるようになっている。このような構造により、小さな取付金具10であっても、大きな荷重を支えることが可能になっている。
支持部13は、固定部12を構成する平面部14に対して傾斜させた、屋根板8の裏面に対して接触する取付面19を有している。また、この取付面19の上縁両端に、両角部を潰して屋根板8側に突出させた食い込み片20を設けている。
屋根板8は、勾配を設けて取り付けられるので、水平方向に対して傾斜している。この屋根板8の傾斜に対して、取付面19は屋根板8の勾配角度よりも大きな角度を有するように形成される。具体的な例としては、水平方向に対する屋根板8の勾配角度が10度であるならば、水平方向に対する取付面19の角度は15度、水平方向に対する屋根板8の勾配角度が15度であるならば、水平方向に対する取付面19の角度は20度を成すように形成される。
上記のように、屋根板8の勾配角度よりも取付面19の角度を大きくすると、屋根板8を載せる際に最初に食い込み片20が刺さり、取付面19の上縁が下方に押された状態になる。
上縁が下方に押された取付面19は、折り曲げ部11付近を中心に曲がり取付面19全体が屋根板8の裏面に接触するまで下方へ傾く。すなわち、屋根板8の接触に伴い取付面19全体が接触するように角度が自動調節されるものであり、逆を言えばこのような自動調節ができるように支持部13の素材と形状が定められている。また、屋根板8を取り付ける際の滑り止めとしての作用も有している。
屋根板8と取付面19の結合は、屋根板8の表面側から打ち込んだねじ釘Kによって行われる。ねじ釘Kは、打ち込まれると屋根板8を貫通するとともに取付面19に孔を開け、ネジ部によって屋根板8と取付面19を結合する。
また、棟木7若しくは束5a又は桁3の上面と接触する係合片15と、屋根板8に接触する取付面19との間には、数センチメートルの間隔が開くように間隔部21を設けている。この間隔部21は、平面部14をそのまま延長した板状の部分であるが、屋根板8とこれを取り付けた棟木7等とを近接させず、空気の流通が可能となる隙間を開けるために設けている。
また、間隔部21の両側を平面部14側に変形させて突出させた変形部22を形成しているので、当該部位による補強作用によって搭載した屋根板8の荷重等によって屈曲しないように強度が高められている。
次に、図3、図4を用いて屋根の骨格部材中の最高地点である棟木7と、最低地点である桁3の中間地点に設ける取付金具30について説明する。この中間地点においても前述した取付金具10と同様の金具を使用することも可能であるが、より最適な構造として取付金具30を用いた場合について説明する。
取付金具30は、L字状に形成した支持部31と、支持部31を支える固定部32を強度のある鉄等の金属によって一体的に形成したものである。支持部31は、内面に母屋6と称する角材を介して間接的に屋根板8の裏面を支える取付面34を有するとともに、母屋6の側面を支える支持面35を形成した部位である。支持面35を構成する板状部分には、取付面34によって下面を支えた母屋6をビスによって固定するための孔36が複数個設けられている。L字状に形成した取付面34と支持面35の内面に装着した母屋6は、孔36に挿通させたビスNによって固定させるようになっている。
取付面34の裏面には、板状の固定部32が裏面に対して直交するように設けられている。固定部32の下方には貫通孔37が形成されており、当該部位を骨格部材の一種である束5bの先端に形成した切り込み38内に装着し、切り込み38内に貫通させた金属製の丸棒として形成されたドリフトピン39を挿通させることで、取付金具30が揺動可能に取り付けられている。
取付金具30の特徴は、角材である母屋6の角度を屋根板8に合わせて自動調節されるように構成したことである。これにより取付金具30は、骨格部材に対する屋根板8の取付角度に応じて屋根板8と接する母屋6を適切な角度に傾けることができるので、屋根板8の傾斜に応じた最適な状態で取り付けを行うことができるようになっている。
改めて、図1を用いて屋根板8の取付構造について説明すると、図1に示した棟木7、桁3は図の奥行き方向に亘る長尺の角材として設けられている。図1には、棟木7の断面、桁3の側面が表されている。この棟木7と桁3の長手方向(図面の奥行き方向)に沿って、前述した取付金具10が複数個配置され、この取付金具10を介して屋根板8が取り付けられる。
また、束5bは垂直上方に向かって立設した角材であり、図の奥行き方向に亘って多数設けられている。各束5bの上部先端には、前述したように取付金具30が設けられる。各取付金具30には、図の奥行き方向に掛け渡された角材である母屋6が固定され、屋根板8の傾斜角度に応じて自動調節的に傾いた状態で屋根板8を固定するようになっている。
上記のように、取付金具10を使用すると屋根板8と棟木7や桁3との間に隙間が形成されるので、当該部位における水分の滞留を防止し屋根の劣化を防止する作用を有する。また、軒部や棟付近から空気の侵入が可能になり、屋根裏空間の換気効果をもたらすようになっている。
また、取付金具30を介して取り付けた母屋6は、屋根板8の傾斜角度に応じて自動調節的に傾き、角材の上面全体を屋根板8の裏面に接触させるようになっている。従来工法では母屋は野地板に対して傾いていないため、母屋の角部分に釘を打ち付けて垂木を固定し、さらにこの垂木に対して野地板を取り付けるようになっていた。母屋の角部分に対する垂木等の固定は、熟練を要するものであり、かつ不安定な足場での作業を強いるものであった。これに対して、本実施の形態では角材の角に釘を打つ必要がないので、比較的簡単かつ安全に作業を行うことができるものとなっている。
また、上記の取付金具30は、図1において点線Aで囲った部位にように角材である束5bの上部先端に取り付けるように構成したが、この部位を点線Bで囲ったような構造に置き換えることが可能である。
点線Bで囲った構造は、角材で構成した束5bを金属製の支柱40に代えたものである。支柱40は、両端部にボルト状のネジを形成したネジシャフト41と、このネジシャフト41の下端および上端のネジ部に螺合する嵌合部を設けた端金具42、43を有している。
下端の端金具42は、骨格部材の一部に取り付けられ、ネジシャフト41を垂直上方に立てた状態で保持されるように取り付けられる。また、上端の端金具43は、前述した取付金具30を回動可能に支持する部材として構成されている。
端金具42と端金具43は、ネジシャフト41を回転させることによって互いの距離が変わるようになっている。すなわち、ネジシャフト41の回転に応じて骨格部材に対する上端の端金具43の高さが変わるので、取付金具30の高さを屋根板8を固定する高さに合わせて調節することが可能になっている。
また、屋根板8は棟木7から桁3に亘って一枚板である必要はなく、図5に示すように屋根板8a、屋根板8bのように2枚によって構成してもよい(2枚を超える枚数であっても差し支えない)。この場合、屋根板8aと屋根板8bの接合部分が、取付金具30に取り付けられた母屋6によって支えられ、両者ともに母屋6に固定される。
このような構造にすると、屋根板8aと屋根板8bを支える取付金具30が屋根板8aと屋根板8bを連結する接続手段としても作用することになり、複数枚の屋根板によって長い傾斜面を構成する場合であっても、一枚板で構成した屋根板を使用した場合のような屋根材の下地を形成することが可能になっている。
以上、本発明に関する実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲において、適宜組み合わせて使用することができるものである。
本発明は、家屋等の建物に利用可能である。
1 家屋
2 屋根
3 桁
4 梁
5(5a、5b) 束
6 母屋
7 棟木
8 屋根板
10 取付金具
12、32 固定部
13、31 支持部
19、34 取付面
30 取付金具


Claims (4)

  1. 屋根板の裏面を支える支持部と、
    家屋の上部に設けられた桁、梁、束、母屋、棟木等からなる骨格部材の一部に固定可能な固定部を有し、
    前記支持部は、屋根板の裏面と直接接触若しくは他の部材を介して屋根板の裏面を支える取付面を有し、当該取付面の角度が屋根板の傾斜角度に応じて自動調節されるように構成されたことを特徴とする屋根板の取付金具。
  2. 屋根板の裏面を支える支持部と、
    家屋の上部に設けられた桁、梁、束、母屋、棟木等からなる骨格部材の一部に固定可能な固定部を有する屋根板の取付金具であって、
    折り曲げた板状体の一方を前記支持部として構成するとともに他方を固定部として構成し、
    前記支持部に屋根板の裏面と接触可能な取付面を形成するとともに、当該取付面の前記固定部に対する角度が、接触する屋根板の角度に応じて自動調節されるように構成したことを特徴とする屋根板の取付金具。
  3. 屋根板の裏面を支える支持部と、家屋の上部に設けられた桁、梁、束、母屋、棟木等からなる骨格部材の一部に固定可能な固定部を有する屋根板の取付金具であって、
    前記支持部に屋根板の裏面と直接接触若しくは他の部材を介して屋根板の裏面を支える取付面を形成するとともに、
    前記固定部を前記骨格部材に対して回動可能に取り付けることにより、前記取付面の角度が接触する屋根板の角度に応じて自動調節されるように構成したことを特徴とする屋根板の取付金具。
  4. 家屋の上部に設けられた桁、梁、束、母屋、棟木等からなる骨格部材と、当該骨格部材上に配置される屋根板を有する屋根であって、
    前記桁および棟木の双方、又は桁若しくは棟木の一方と前記屋根板を接続する取付金具を有し、
    当該取付金具は、
    前記屋根板の裏面を支える支持部と、前記桁および棟木の双方、又は桁若しくは棟木の一方に固定可能な固定部を有し、
    前記支持部は、前記屋根板の裏面と直接接触若しくは他の部材を介して前記屋根板の裏面を支える取付面を有し、
    当該取付面の角度が前記屋根板の傾斜角度に応じて自動調節されるとともに、前記屋根板の裏面と前記取付金具を取り付けた桁および棟木が接触しないように間隔を空けて取り付けられるように構成したことを特徴とする屋根。

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