JP2018066155A - カーテンウォールユニット - Google Patents

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佳奈 宮本
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佳奈 宮本
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Abstract

【課題】断面形状が同一の枠形材によって構成される上枠、下枠および左右の縦枠の外観見付け寸法やユニット間の目地幅寸法を異なる寸法に設定できるカーテンウォールユニットを提供すること。
【解決手段】カーテンウォールユニットでは、四方枠は、断面形状が同一の枠形材25と、押縁70A〜70Cとによってそれぞれ構成される。枠形材25では、枠本体部26から延出した第一、第二枠延出片部27A,27Bに第一、第二枠係合部28A,28Bが連続している。押縁70A〜70Cでは、押縁見込み片部711から延出した第一、第二押縁連続片部73A,73Bに第一、第二押縁係合部72A,72Bが連続している。
【選択図】図5

Description

本発明は、建物の外壁として用いられるカーテンウォールを構成するカーテンウォールユニットに関する。
従来、カーテンウォールを構成するユニットとして、同一の断面形状である上下枠材および左右枠材が枠組みされた窓枠に対し、ガラスがはめ込まれて構成されたパネルユニットが知られている(特許文献1参照)。
上下枠材および左右枠材のうちガラスの室内面に対向する部分に係止された背面固定材によってガラスの四周を室内面から受けている。また、上下枠材および左右枠材には、前記背面固定材が係止された部分よりも室外側に持ち出された持出し片部がそれぞれ形成されており、持出し片部の室外端部に取り付けられたグレージングガスケットによってガラスの四周を室外面から押えている。
特許第3272304号公報
ところで、特許文献1に記載のパネルユニットでは、上下枠材および左右枠材が、前述した持出し片部を含めて同一の断面形状に形成されているので、上下枠材および左右枠材の外観見付け寸法や、上下左右に並んで配置されるパネルユニット間の目地幅寸法を統一することができる。
しかし、前述した上下枠材および左右枠材では、四方同一枠材である限り、上下枠材および左右枠材の各持出し片部の設定寸法を互いに異なる寸法に変えることができず、これら寸法を変えるとすれば、上下枠材および左右枠材の各枠材自体を変えることになり、枠体の設計が複雑となってしまう。このため、四方同一枠において、上下枠材および左右枠材の外観見付け寸法やパネルユニット間の目地幅寸法をそれぞれ異なる寸法に設定することが困難である。
本発明の目的は、断面形状が同一の枠形材によって構成される上枠、下枠および左右の縦枠の外観見付け寸法やユニット間の目地幅寸法を異なる寸法に設定できるカーテンウォールユニットを提供することにある。
本発明のカーテンウォールユニットは、上枠、下枠および左右の縦枠を枠組みして構成される枠体と、前記枠体内に配置されるパネルとを備え、前記上枠、前記下枠および前記左右の縦枠は、断面形状が同一の枠形材と、押縁とによってそれぞれ構成され、前記枠形材は、枠本体部と、前記枠本体部から前記枠形材の見付け方向外側に延出した第一枠延出片部および第二枠延出片部と、前記第一枠延出片部から室内側に突出した第一枠係合部と、前記第二枠延出片部から室内側に突出した第二枠係合部とを有し、前記第一枠延出片部は、前記第二枠延出片部よりも室外側に配置され、前記押縁は、押縁見込み片部と、前記押縁見込み片部の室外側部分から前記枠形材の見付け方向に沿って延びたパネル押え片部と、前記押縁見込み片部の室内側部分から前記枠本体部側に延出した第一押縁連続片部および第二押縁連続片部と、前記第一押縁連続片部から室外側に突出した第一押縁係合部と、前記第二押縁連続片部から室外側に突出した第二押縁係合部とを有し、前記第一押縁連続片部は、前記第二押縁連続片部よりも室外側に配置されていることを特徴とする。
本発明のカーテンウォールユニットによれば、上枠、下枠および左右の縦枠を構成する断面形状が同一の各枠形材に各種の押縁を取り付けることで、各枠形材を変更することなく、上枠、下枠および左右の縦枠の外観見付け寸法やカーテンウォールユニット間の目地幅寸法を異なる寸法に設定できる。上枠、下枠および左右の縦枠の外観見付け寸法は、押縁のパネル押え片部の見付け寸法によって設定される。カーテンウォールユニット間の目地幅寸法は、第一押縁連続片部および第二押縁連続片部の見付け寸法によって設定される。
本発明のカーテンウォールユニットでは、前記押縁は、前記第二押縁連続片部から前記枠本体部側に延出した押縁当接片部を有し、前記押縁当接片部の先端は、前記第二押縁係合部および前記第二枠係合部の係合状態で前記枠本体部に当接状態となることが好ましい。
このような構成によれば、押縁当接片部の先端が枠本体部に当接するので、第二押縁係合部の枠本体部側への接近を制限でき、押縁を枠形材に係合する際の位置決めを容易に行うことができる。
本発明のカーテンウォールユニットでは、前記第一枠係合部は、前記第一枠延出片部の先端部に連続し、前記第二枠係合部は、前記第二枠延出片部の先端部に連続していることが好ましい。
このような構成によれば、第一、第二枠係合部および第一、第二押縁係合部の係合状態で、第一、第二押縁係合部の枠本体部に対する枠形材の見付け方向における間隔をより大きくでき、間隔を大きく隔てた分、第一、第二押縁係合部を枠本体部よりも押縁見込み片部寄りの位置に配置でき、第一、第二押縁連続片部の見付け寸法を小さくできる。このため、パネルの室外面を押える押縁に生じ得る撓み変形を抑制できて前述した係合状態をより強固にできる。
本発明のカーテンウォールユニットでは、前記枠本体部には、第一シール部材と、前記第一シール部材よりも室内側に位置した第二シール部材とが装着され、前記第一シール部材および前記第二シール部材は、室外側との等圧空間を形成するための間隔を隔てて配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、各種の押縁を適用可能なカーテンウォールユニット間にオープンジョイント構法による水密接合構造を構成できる。
本発明によれば、断面形状が同一の枠形材によって構成される上枠、下枠および左右の縦枠の外観見付け寸法やユニット間の目地幅寸法を異なる寸法に設定できるカーテンウォールユニットを提供できる。
本発明の実施形態に係るカーテンウォールユニットを示す外観姿図。 前記実施形態に係るカーテンウォールユニットを示す縦断面図。 前記実施形態に係るカーテンウォールユニットの上下枠を示す縦断面図。 前記実施形態に係るカーテンウォールユニットの縦枠を示す横断面図。 前記実施形態に係るカーテンウォールユニットの各種の押縁を示す説明図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2は、本実施形態に係るカーテンウォールユニット10を示している。カーテンウォールユニット10は、上下方向に並設されることで、建物の外壁面であるカーテンウォールを構成し、室内外(屋内外)を仕切るものである。なお、建物は、梁と、梁で支持される床スラブとを備えており、床スラブの下部には吊り天井が設置されている。各カーテンウォールユニット10は、梁から持ち出された下地鉄骨に固定し、吊り下げ設置されている。
カーテンウォールユニット10は、枠体20と、パネル21,22とを備える段窓によって構成されている。
枠体20は、アルミ製の押出形材によって形成された上枠30、下枠40、無目50および左右の縦枠60(60A,60B)を枠組みして構成されている。上枠30、下枠40および左右の縦枠60(60A,60B)は、断面形状が同一の枠形材25と、枠形材25に係合する各種の押縁70A〜70C(図5参照)とによってそれぞれ形成されている。上枠30および下枠40の両端部および縦枠60A,60Bの両端部は互いに45°の角度で切断されて突き合わされ、各枠形材25の内部にコーナーブロック25Aが差し込まれることによって互いに接合されている。また、無目50は、左右の縦枠60A,60Bに取り付けられている。
上枠30、無目50および左右の縦枠60A,60Bは、上側の開口23を形成しており、下枠40、無目50および左右の縦枠60A,60Bは、下側の開口24を形成している。本実施形態では、パネル21は、単層ガラスパネルによって形成されて開口23に配置されており、パネル22は、複層ガラスパネルによって形成されて開口24に配置されている。なお、パネル21,22は単層ガラスパネル、複層ガラスパネル、合わせガラスパネルなどによって形成されていてもよい。
上枠30は、図3に示すように、枠形材25と、押縁70Cとによって構成されている。枠形材25は、枠本体部26と、枠本体部26から枠形材25の見付け方向外側に延出した第一枠延出片部27Aおよび第二枠延出片部27Bと、第一枠延出片部27Aの先端部から室内側に突出した第一枠係合部28Aと、第二枠延出片部27Bの先端部から室内側に突出した第二枠係合部28Bとを有している。第一枠延出片部27Aは、第二枠延出片部27Bよりも室外側に配置されている。
枠本体部26は、パネル対向片部261と、見込み片部262,263と、室内見付け片部264とを有している。
パネル対向片部261は、枠形材25の見付け方向に沿って配置されており、その室外面には、パネル21の室内面に当接するガスケット11が装着された室外突部261Aが形成されている。
見込み片部262,263は、パネル対向片部261にそれぞれ連続している。上枠30において、見込み片部262は、見込み片部263に対して下方に位置している。見込み片部262の室内側部分には、耐火パネル15の上縁部が取り付けられている。見込み片部263には、第一シール部材である水密材12および第二シール部材である気密材13がそれぞれ装着された装着部263A,263Bが形成されている。水密材12は、気密材13よりも室外側との等圧空間を形成するための間隔を隔てて室外側に位置している。
室内見付け片部264は、見込み片部262,263に連続している。見込み片部262,263の室内側部分には、仕切り片部265が連続しており、この仕切り片部265によって枠形材25内に枠ホロー266および室内側ホロー267が形成されている。なお、枠ホロー266に前述したコーナーブロック25Aが配置されている。
ここで、水密材12は、ヒレ部を有して形成され、装着部263Aに装着されており、気密材13は、装着部263Aよりも室内側に位置した装着部263Bに装着されている。なお、装着部263A,263B間には、嵌合凸部材(図示省略)が嵌め込まれている。また、見込み片部263には、装着部263Aよりも室外側に位置して枠形材25の見付け方向に沿って延出した延出片部268が形成されている。
第一枠延出片部27Aは、パネル対向片部261に沿って形成されており、第一枠延出片部27Aの室外面はパネル対向片部261の室外面と面一とされている。第一枠延出片部27Aおよびパネル対向片部261の双方の室外面によってパネル21の室内面に対向可能なパネル対向面29が構成されている。
第一枠係合部28Aは、第一枠延出片部27Aの見付け方向外側の先端部から室内側に突出した爪部によって形成されている。第一枠係合部28Aのうち後述する第一押縁係合部72Aが当接する係合面281は、第一枠係合部28Aが先窄まりとなるように枠形材25の見込み方向に対して傾斜している。第一枠係合部28Aおよび第一押縁係合部72Aの係合状態では、前記傾斜した係合面281によって後述する押縁見込み片部711が第一枠係合部28A側に引き寄せられて係合状態が強固にされる。
第二枠延出片部27Bおよび第二枠係合部28Bは、第一枠延出片部27Aおよび第一枠係合部28Aと同様に形成されている。各枠延出片部27A,27Bの延出長さ寸法は同じであり、各枠係合部28A,28Bの突出寸法も同じである。
押縁70Cは、断面略L字形状に形成された押縁本体部71と、第一枠係合部28Aに係合する第一押縁係合部72Aと、第二枠係合部28Bに係合する第二押縁係合部72Bと、第一押縁係合部72Aを押縁本体部71に連続した第一押縁連続片部73Aと、第二押縁係合部72Bを押縁本体部71に連続した第二押縁連続片部73Bとを有している。
押縁本体部71は、押縁見込み片部711と、押縁見込み片部711の室外側部分から枠形材25の見付け方向に沿って延びたパネル押え片部712とを有している。
押縁見込み片部711は、第二枠係合部28Bからパネル21の室外側まで延びて形成されている。
パネル押え片部712は、押縁見込み片部711の室外端に連続しており、パネル21の室外面に対向して位置している。このパネル押え片部712には、パネル21の室外面に当接するガスケット17が装着されている。
第一押縁連続片部73Aおよび第二押縁連続片部73Bは、押縁見込み片部711の室内側部分から枠本体部26側に延出している。
第一押縁係合部72Aは、押縁見込み片部711の室内側部分に形成された第一押縁連続片部73Aから室内側に突出して形成された爪部によって構成されている。
押縁70Cの第一押縁連続片部73Aは、後述する第二押縁連続片部73Bよりも室外側に配置されており、押縁見込み片部711から枠形材25の見付け方向内側(上枠30では上側)に延出している。
押縁70Cでは、第一押縁係合部72Aおよび第一枠係合部28Aの係合状態では、押縁見込み片部711は第一押縁係合部72Aに当接し、第一押縁係合部72Aとの間で第一枠係合部28Aを挟み込んだ状態となる。
第一押縁係合部72Aは、第一枠係合部28Aとの係合状態で枠本体部26に対して枠形材25の見付け方向における間隔を隔てて位置している。
第二押縁係合部72Bは、押縁見込み片部711の室内側部分に形成された第二押縁連続片部73Bから室内側に突出して形成された爪部によって構成されている。
押縁70Cの第二押縁連続片部73Bは、押縁見込み片部711の室内端から枠形材25の見付け方向内側(上枠30では上側)に延出している。
押縁70Cでは、第二押縁係合部72Bおよび第二枠係合部28Bの係合状態では、押縁見込み片部711は第二押縁係合部72Bに当接し、第二押縁係合部72Bとの間で第二枠係合部28Bを挟み込んだ状態となる。
第二押縁係合部72Bは、第一枠係合部28Aとの係合状態で枠本体部26に対して枠形材25の見付け方向の間隔を隔てて位置している。
なお、押縁70Cでは、前述したように各枠係合部28A,28Bを挟み込むので、押縁70A,70Bにあるような押縁当接片部74は必要がなく、押縁70Cには設けられていない。
下枠40は、図3に示すように、前述した枠形材25および押縁70Cによって構成されており、上枠30に対して上下逆向きに配置されている。下枠40のパネル対向片部261に形成された室外突部261Aには、パネル22の室内面に当接するガスケット18が装着されている。下枠40の押縁70Cのパネル押え片部712に装着されたガスケット17は、パネル22の室外面に当接している。
下枠40の装着部263A,263B間には、上枠30の嵌合凸部材に嵌合した嵌合凹部材がはめ込まれている。
下枠40の水密材12のヒレ部は、上枠30の水密材12のヒレ部に当接しており、下枠40の気密材13は、上枠30の気密材13に当接しており、これら水密材12および気密材13間に外部空間と等圧とされる等圧空間が形成されている。
下枠40の見込み片部263には、パネル22を支える支持板41が固定されている。下枠40では、第一枠延出片部27Aおよび第二枠延出片部27Bが切り欠かれており、切り欠かれた部分に支持板41が通されている。支持板41は、枠本体部26よりも室外側に延出した部分でパネル22の下縁に当接している。
縦枠60A,60Bは、図4に示すように、枠形材25と、押縁70Bとによってそれぞれ構成されており、左右逆向きに配置されている。枠形材25は前述した通りの構成なので詳細な説明を省略する。なお、縦枠60のパネル対向片部261の室外突部261Aには、パネル22の室内面に当接するバックアップ材19Aが装着されており、縦枠60の第一枠延出片部27Aの室外面とパネル22の室内面との間にはシール材19Bが設けられている。
押縁70Bは、前述した押縁本体部71、第一押縁係合部72A、第二押縁係合部72B、第一押縁連続片部73Aおよび第二押縁連続片部73Bを有しているのに加え、第二押縁連続片部73Bから枠本体部26側に延出した押縁当接片部74を有している。
本実施形態では、図5に示すように、押縁70Bのパネル押え片部712の見付け寸法W1は、押縁70Cのパネル押え片部712の見付け寸法W1と同じであるが、異なっていてもよい。
押縁70Bの第一押縁連続片部73Aの見付け寸法W2は、押縁70Cの第一押縁連続片部73Aの見付け寸法W2よりも大きい。押縁70Bの第二押縁連続片部73Bの見付け寸法W2は、押縁70Cの第二押縁連続片部73Bの見付け寸法W2よりも大きい。このため、左右方向に並んで配置されるカーテンウォールユニット10の押縁70Bの押縁見込み片部711間に形成される目地の目地幅寸法W3は、上下方向に並んで配置されるカーテンウォールユニット10の押縁70Cの押縁見込み片部711間に形成される目地の目地幅寸法W3よりも小さい。
押縁当接片部74は、第二押縁係合部72Bが第二枠係合部28Bに係合した係合状態で、枠本体部26の見込み片部263に当接する。
前述した上枠30、下枠40および左右の縦枠60A,60Bは、同一断面形状の枠形材25を備えているので、図5に示す各種の押縁70A〜70Cと係合可能に構成されている。図5(B)、図5(C)に示す押縁70B,70Cは前述した通りに構成されている。
図5(A)に示す押縁70Aは、前述した押縁本体部71、第一押縁係合部72A、第二押縁係合部72B、第一押縁連続片部73A、第二押縁連続片部73Bおよび押縁当接片部74を有している。
本実施形態では、押縁70Aのパネル押え片部712の見付け寸法W1は、押縁70Bのパネル押え片部712の見付け寸法W1よりも大きい。
押縁70Aの第一押縁連続片部73Aの見付け寸法W2は、押縁70Bの第一押縁連続片部73Aの見付け寸法W2よりも小さい。押縁70Aの第二押縁連続片部73Bの見付け寸法W2は、押縁70Bの第二押縁連続片部73Bの見付け寸法W2よりも小さい。このため、並んで配置されるカーテンウォールユニット10の押縁70Bの押縁見込み片部711間に形成される目地の目地幅寸法W3は、押縁70B間の目地幅寸法W3よりも大きくなっている。
ここで、第一、第二枠延出片部27A,27Bの見付け寸法W(図3〜5参照)は、カーテンウォールユニット10同士を隣接して配置するための仮想の基準線L(図5(A)参照)と枠本体部26の見込み片部263との間に、押縁見込み片部711を配置可能な所定の見付け幅W4(図5(A)参照)が形成される寸法に設定されている。押縁見込み片部711の見付け位置は、前記基準線Lから第一、第二枠係合部28A,28Bまでの見付け幅内で設定可能である。
前述したように、本実施形態に係るカーテンウォールユニット10では、上枠30および下枠40の枠形材25に押縁70Cが係合され、左右の縦枠60A,60Bの枠形材25に押縁70Bが係合されている。このため、上枠30、下枠40および縦枠60A,60Bの外観見付け寸法(見付け寸法W1)は同じ寸法となっており、上枠30および下枠40間の目地幅寸法W3は、縦枠60A,60B間の目地幅寸法W3よりも大きい寸法とされている。このカーテンウォールユニット10では、各枠形材25に係合する押縁70A〜70Cを適宜選択することによって前述した外観見付け寸法W1および目地幅寸法W3の設定を適宜変更できる。
[本実施形態の効果]
(1)本実施形態では、カーテンウォールユニット10は、上枠30、下枠40および左右の縦枠60を枠組みして構成される枠体20と、枠体20内に配置されるパネル21,22とを備え、上枠30、下枠40および左右の縦枠60は、断面形状が同一の枠形材25と、押縁70A〜70Cとによってそれぞれ構成され、枠形材25は、枠本体部26と、枠本体部26から枠形材25の見付け方向外側に延出した第一枠延出片部27Aおよび第二枠延出片部27Bと、第一枠延出片部27Aから室内側に突出した第一枠係合部28Aと、第二枠延出片部27Bから室内側に突出した第二枠係合部28Bとを有し、第一枠延出片部27Aは、第二枠延出片部27Bよりも室外側に配置され、押縁70A〜70Cは、押縁見込み片部711と、押縁見込み片部711の室外側部分から枠形材25の見付け方向に沿って延びたパネル押え片部712と、押縁見込み片部711の室内側部分から枠本体部26側に延出した第一押縁連続片部73Aおよび第二押縁連続片部73Bと、第一押縁連続片部73Aから室外側に突出した第一押縁係合部72Aと、第二押縁連続片部73Bから室外側に突出した第二押縁係合部72Bとを有し、第一押縁連続片部73Aは、第二押縁連続片部73Bよりも室外側に配置されていることを特徴とする。
上記構成を有するため、上枠30、下枠40および左右の縦枠60を構成する断面形状が同一の各枠形材25に各種の押縁70A〜70Cを取り付けることで、各枠形材25を変更することなく、上枠30、下枠40および左右の縦枠60の外観見付け寸法W1やカーテンウォールユニット10間の目地幅寸法W3を異なる寸法に設定できる。
また、第一枠延出片部27Aが枠本体部26から見付け方向外側に延出した分だけパネル21,22の室内面を受けられる領域が広がっているので、幅寸法や高さ寸法の大きいパネル21,22の室内面を受けることができる。
(2)前記実施形態では、押縁70A〜70Cは、第二押縁連続片部73Bから枠本体部26側に延出した押縁当接片部74を有し、押縁当接片部74の先端は、第二押縁係合部72Bおよび第二枠係合部28Bの係合状態で枠本体部26に当接状態となる。
このため、押縁当接片部74の先端が枠本体部26に当接するので、第二押縁係合部72Bの枠本体部26側への接近を制限でき、押縁70A〜70Cを枠形材25に係合する際の位置決めを容易に行うことができる。
(3)前記実施形態では、第一枠係合部28Aは、第一枠延出片部27Aの先端部に連続し、第二枠係合部28Bは、第二枠延出片部27Bの先端部に連続している。
このため、第一、第二枠係合部28A,28Bおよび第一、第二押縁係合部72A,72Bの係合状態で、第一、第二押縁係合部72A,72Bの枠本体部26に対する枠形材25の見付け方向における間隔をより大きくでき、間隔を大きく隔てた分、第一、第二押縁係合部72A,72Bを枠本体部26よりも押縁見込み片部711寄りの位置に配置でき、第一、第二押縁連続片部73A,73Bの見付け寸法W2を小さくできる。このため、パネル21,22の室外面を押える押縁70A〜70Cに生じ得る撓み変形を抑制できて前述した係合状態をより強固にできる。
(4)前記実施形態では、枠本体部26には、水密材12と、水密材12よりも室内側に位置した気密材13とが装着され、水密材12および気密材13は、室外側との等圧空間を形成するための間隔を隔てて配置されている。
このため、各種の押縁70A〜70Cを適用可能なカーテンウォールユニット10間にオープンジョイント構法による水密接合構造を構成できる。
[変形例]
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、第一、第二枠係合部28A,28Bは、第一、第二枠延出片部27A,27Bの先端部に連続しているが、これに限られず、当該先端部よりも枠本体部26側の位置に連続していてもよい。
前記実施形態では、第一、第二枠延出片部27A,27Bの見付け寸法は互いに同じ寸法とされているが、異なる寸法であってもよい。この場合、第一、第二枠延出片部27A,27Bのそれぞれの見付け寸法に対応して、第一、第二押縁連続片部73A,73Bの見付け寸法W2も互いに異なる寸法とされる。
また、前記実施形態では、枠形材25に係合される押縁70A〜70Cを説明したが、これら押縁70A〜70Cに限られず、各種寸法の押縁が係合されてもよい。
前記実施形態では、カーテンウォールユニット10間には、オープンジョイント構法による水密接合構造があるが、この構造を省略してもよい。
前記実施形態では、第一、第二枠係合部28A,28Bの係合面281は枠形材25の見込み方向に対して傾斜しているが、当該見込み方向と平行とされてもよい。
前記実施形態では、枠ホロー266と外部空間とを連通する排水口を下枠40に形成してもよい。この場合、上枠30、下枠40および左右の縦枠60の連結部分に枠ホロー266同士を連通させる部分を形成することで、枠ホロー266内に浸入した水を前記排水口から排水できる。
10…カーテンウォールユニット、11,17,18…ガスケット、12…水密材(第一シール部材)、13…気密材(第二シール部材)、15…耐火パネル、19A…バックアップ材、19B…シール材、20…枠体、21,22…パネル、23,24…開口、25…枠形材、25A…コーナーブロック、26…枠本体部、27A…第一枠延出片部、27B…第二枠延出片部、28A…第一枠係合部、28B…第二枠係合部、29…パネル対向面、30…上枠、40…下枠、41…支持板、50…無目、60(60A,60B)…縦枠、70A,70B,70C…押縁、71…押縁本体部、72A…第一押縁係合部、72B…第二押縁係合部、73A…第一押縁連続片部、73B…第二押縁連続片部、74…押縁当接片部、261…パネル対向片部、261A…室外突部、262,263…見込み片部、263A,263B…装着部、264…室内見付け片部、265…仕切り片部、266…枠ホロー、267…室内側ホロー、268…延出片部、281…係合面、711…押縁見込み片部、712…パネル押え片部、L…基準線、W,W1,W2…見付け寸法、W3…目地幅寸法、W4…見付け幅。

Claims (4)

  1. 上枠、下枠および左右の縦枠を枠組みして構成される枠体と、前記枠体内に配置されるパネルとを備え、
    前記上枠、前記下枠および前記左右の縦枠は、断面形状が同一の枠形材と、押縁とによってそれぞれ構成され、
    前記枠形材は、枠本体部と、前記枠本体部から前記枠形材の見付け方向外側に延出した第一枠延出片部および第二枠延出片部と、前記第一枠延出片部から室内側に突出した第一枠係合部と、前記第二枠延出片部から室内側に突出した第二枠係合部とを有し、
    前記第一枠延出片部は、前記第二枠延出片部よりも室外側に配置され、
    前記押縁は、押縁見込み片部と、前記押縁見込み片部の室外側部分から前記枠形材の見付け方向に沿って延びたパネル押え片部と、前記押縁見込み片部の室内側部分から前記枠本体部側に延出した第一押縁連続片部および第二押縁連続片部と、前記第一押縁連続片部から室外側に突出した第一押縁係合部と、前記第二押縁連続片部から室外側に突出した第二押縁係合部とを有し、
    前記第一押縁連続片部は、前記第二押縁連続片部よりも室外側に配置されている
    ことを特徴とするカーテンウォールユニット。
  2. 請求項1に記載のカーテンウォールユニットにおいて、
    前記押縁は、前記第二押縁連続片部から前記枠本体部側に延出した押縁当接片部を有し、
    前記押縁当接片部の先端は、前記第二押縁係合部および前記第二枠係合部の係合状態で前記枠本体部に当接状態となる
    ことを特徴とするカーテンウォールユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカーテンウォールユニットにおいて、
    前記第一枠係合部は、前記第一枠延出片部の先端部に連続し、
    前記第二枠係合部は、前記第二枠延出片部の先端部に連続している
    ことを特徴とするカーテンウォールユニット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のカーテンウォールユニットにおいて、
    前記枠本体部には、第一シール部材と、前記第一シール部材よりも室内側に位置した第二シール部材とが装着され、前記第一シール部材および前記第二シール部材は、室外側との等圧空間を形成するための間隔を隔てて配置されている
    ことを特徴とするカーテンウォールユニット。
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