JP2018065608A - 詰め替え液体用容器連結構造および詰め替え液体用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体詰め替え時に、詰め替え液体用容器本体を逆さにする前に液出口部がポンプ付き容器の容器本体の液出口部に接続することができて、詰め替え液体用容器本体を逆さにして放置しても、詰め替え液体が外部にこぼれることがなく詰め替えを行なえる詰め替え液体用容器本体を提供すること。【解決手段】詰め替え液体用容器本体10の液出口部11は、ポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31の開口に挿入可能な大きさに形成された小径円筒部14と、小径円筒部14の外面下部より延在する環状の連結部15と、連結部15の上面外周部より所要のギャップを有して小径円筒部14の周囲を囲むように上方に延在され、液出口部31との接続時に外側に被さる大径円筒部16と、を備え、大径円筒部16は、液出口部31の外面に設けられた雄ねじ部35と螺合可能な雌ねじ部17を内面に有する構成としている。【選択図】図1

Description

本発明は、詰め替え液体用容器本体および詰め替え液体用容器に関する。
従来、ボディソープ、シャンプー、洗濯用洗剤、柔軟剤、食器洗い洗剤等の液体がポンプ付き液体容器に充填された商品がある。また、ボディソープ、シャンプー、洗濯用洗剤、柔軟剤、食器洗い洗剤等の詰め替え液体がスタンディングパウチで包装された商品がある(例えば、特許文献1参照)。
ポンプ付き液体容器内が空になったときには、スタンディングパウチ内の詰め替え液体を充填している。
特開2015−209212号公報
しかしながら、特許文献1のスタンディングパウチは、フィルムからなるので、液体が流出していくと共に、扁平になり腰折れするので、液体の詰め替え作業に当たっては、スタンディングパウチの上端に設けられて液注出部の先を切除してから、該液注出部をポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部に挿し込み、全量の詰め替えが終わるまでスタンディングパウチを逆さに保持する必要があり、その間は、液体の詰め替えを行うものが他の作業のために離れるということはできないという問題があった。
特に、スタンディングパウチは、内部の液体が少なくなると、パウチを構成している前面部と裏面部との間のギャップが小さくなり、粘性を有する液体が流下しにくくなるので、前面部と裏面部との間のギャップがなくなるように扱いて強制的に絞り出す必要があり、この際にスタンディングパウチの液注出部がポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部から外れてしまうことがあり、詰め替え液体が外部にこぼれてしまいむだになるという問題があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、ポンプ付き液体容器の容器本体に詰め替え液体を詰め替える際に、詰め替え液体用容器本体を逆さにする前に液出口部をポンプ付き容器の容器本体の液出口部に接続することができて、詰め替え液体が外部にこぼれることがないように詰め替えを行うことができ、容器本体の内面に液体が付着している状態が無くなるまで逆さ状態に放置することができる詰め替え液体用容器本体および詰め替え液体用容器を提供することを目的としている。
本発明に係る詰め替え液体用容器本体は、上記課題を解決するため、上部に液出口部を有する有底形状にブロー成形されてなる詰め替え液体用容器本体であって、前記液出口部は、ポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部の開口に挿入可能な大きさに形成されている小径円筒部と、前記小径円筒部の外面下部より延在する環状の連結部と、前記連結部の上面外周部より所要のギャップを有して前記小径円筒部の周囲を囲むように上方に延在され、前記ポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部の外側に被さる大径円筒部と、前記大径円筒部の内面に設けられ、前記ポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部の外面に設けられた雄ねじ部と螺合可能な雌ねじ部と、前記連結部の上面より前記小径円筒部の周囲を囲むように突出し、前記ポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部の端面全周に密着可能な突条部と、を備えている構成である。
本発明に係る詰め替え液体用容器は、上記課題を解決するため、上述した詰め替え液体用容器本体と、前記詰め替え液体用容器本体の液出口部を閉塞可能な蓋体と、を備え、前記蓋体は、下端が開口され、かつ前記開口を介して前記小径円筒部に被さる形状であり、前記大径円筒部の前記雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部を外面に有し、前記突条部の端面、前記小径円筒部の外面または前記大径円筒部の内面に対して密着可能なシール部を有する構成とする。
これらの構成によれば、本発明に係る詰め替え液体用容器本体および詰め替え液体用容器は、ポンプ付き液体容器内の液体が少なくなったときに、内部に充填されている詰め替え液体がポンプ付き液体容器内に補充されるために供される。液体の詰め替え作業は、詰め替え液体用容器本体内の詰め替え液体が液出口部から流出しない限度に該詰め替え液体用容器本体を傾けるとともに、傾斜した詰め替え液体用容器本体の液出口部の中心線上にポンプ付き液体容器の液出口部の中心線が来るようにポンプ付き液体容器の容器本体を逆さにして、小径円筒部をポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部の開口に挿入するとともに、大径円筒部の雌ねじ部をポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部の外面の雄ねじ部に螺合させることにより、詰め替え液体用容器本体の液出口部がポンプ付き容器の容器本体の液出口部に確実に接続される。次いで、ポンプ付き容器の容器本体と詰め替え液体用容器本体の上下関係を逆転すると、詰め替え液体用容器本体内の詰め替え液体がポンプ付き容器の容器本体内に充填される。
以上のように、ポンプ付き液体容器の容器本体に詰め替え液体を詰め替える際に、詰め替え液体用容器本体を逆さにする前に、小径円筒部をポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部の開口に挿入するとともに、大径円筒部の雌ねじ部をポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部の外面の雄ねじ部に螺合させる構成であるので、詰め替え液体が外部にこぼれることがないように詰め替えを行うことができ、容器本体の内面に液体が付着している状態が無くなるまで逆さ状態に放置することができる。
また、本発明に係る詰め替え液体用容器は、蓋体を詰め替え液体用容器本体の小径円筒部に被せるとともに、蓋体の雄ねじ部を詰め替え液体用容器本体の大径円筒部の雌ねじ部に螺合させると、蓋体が詰め替え液体用容器本体の液出口部に確実に接続されるとともに、シール部が突条部の端面、小径円筒部の外面または大径円筒部の内面に対して密着して液密性が保持される。
よって、本発明に係る詰め替え液体用容器は、該詰め替え液体用容器が転倒しても、詰め替え液体用容器本体に充填された液体が外部に流れ出ることがない。
本発明によれば、ポンプ付き液体容器の容器本体に詰め替え液体を詰め替える際に、詰め替え液体用容器本体を逆さにする前に液出口部をポンプ付き容器の容器本体の液出口部に接続することができて、詰め替え液体が外部にこぼれることがないように詰め替えを行うことができ、容器本体の内面に液体が付着している状態が無くなるまで逆さ状態に放置することができる詰め替え液体用容器本体および詰め替え液体用容器を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る詰め替え液体用容器本体の液出口部にポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部が接続され、液体がポンプ付き液体容器の容器本体に詰め替えられた後の状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る詰め替え液体用容器の縦断面図であり、(a)は全体図、(b)は部分拡大図を示す。 本発明の実施の形態に係る詰め替え液体用容器本体の液出口部にポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部が接続され、液体がポンプ付き液体容器の容器本体に詰め替えられる前の状態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る詰め替え液体用容器および詰め替え液体用容器本体について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る詰め替え液体用容器本体からポンプ付き液体容器の容器本体に液体の詰め替えが完了した状態を示す。また、図2は本発明の実施の形態に係る詰め替え液体用容器を示す。
図2に示すように、本実施の形態に係る詰め替え液体用容器1は、詰め替え液体用容器本体10と、蓋体20とを備え、内部に詰め替え液体Lが充填されており、ポンプ付き液体容器内の液が無くなったときに、図3、図1に示すように、詰め替え液体Lの詰め替えが行われる。
詰め替え液体用容器本体10は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)などの樹脂をブロー成形されてなる。蓋体20は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などの樹脂を射出成形されてなる。
詰め替え液体用容器本体10は、上部に液出口部11と、液出口部11に連接する下方に向けて拡径する拡径部12と、拡径部12に連接する円筒状の胴部13と、胴部13に連接する底面部18と、を有する有底容器である。底面中央部18aは容器内側に向けて窪んでおり、底面周辺部18bは一平面状に形成され、もって、安定した着座性を有する。
液出口部11は、ポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31の開口に挿入可能な大きさに形成されている小径円筒部14と、小径円筒部14の外面下部より延在する環状の連結部15と、連結部15の上面外周部より所要のギャップを有して小径円筒部14の周囲を囲むように上方に延在され、ポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31との接続時に外側に被さる大径円筒部16と、連結部15の上面より小径円筒部14の周囲を囲むように突出し、ポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31の端面全周に密着可能な突条部19と、を備えている。
小径円筒部14は、上部の外面が上方に先細りとなるテーパー形状を有しており、液出口部31の開口に挿入されたときに外面が液出口部31の内面に密着するように、テーパー部よりも連結部15側の外径が液出口部31の開口の内径と等しく形成されている。
大径円筒部16は、ポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31の外面に設けられた雄ねじ部35に螺合可能な雌ねじ部17を内面に有しており、小径円筒部14よりも上面が上方に位置している。
また、液出口部11は、大径円筒部16の雌ねじ部17にポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31の雄ねじ部35を奥深くまで螺合させると、突条部19が液出口部31の端面に当接するようになっている。
詰め替え液体用容器本体10は、液出口部11が蓋体20により閉塞されるようになっている。蓋体20は、下端が開口され、かつ開口を介して液出口部11の小径円筒部14に被さり、大径円筒部16の内側に嵌る形状であり、大径円筒部16の雌ねじ部17に螺合可能な雄ねじ部21を下部外面に有する。蓋体20の上部外周部は、雄ねじ部21よりも大径に形成されており、開封時につまみとなる。
蓋体20は、下端の開口を介して液出口部11の小径円筒部14に被せられ、雄ねじ部21が大径円筒部16の雌ねじ部17に最後まで螺合されたときに、突条部19の端面、小径円筒部14の外面、大径円筒部16の内面に対して密着可能なシール部22,23,24を有している。シール部22は、突条部19の端面全周に密着されて小径円筒部14をシールし、シール部23は、小径円筒部14の外面に密着されて小径円筒部14をシールし、シール部24は、大径円筒部16の内面に密着されて小径円筒部14をシールする。
シール部22は、蓋体20の下端面そのものであり、突条部19の端面全周に密着されて小径円筒部14をシールするようになっている。シール部23は、蓋体20の下部内周部分そのものであり、小径円筒部14の外面に密着されて小径円筒部14をシールするようになっている。シール部24は、蓋体20の下部外周部分そのものであり、大径円筒部16の内面に密着されて小径円筒部14をシールするようになっている。
ポンプ付き液体容器は、図1に示す容器本体30と、図示しないポンプ本体とを有する。ポンプ付き液体容器の容器本体30は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)などの樹脂をブロー成形されてなる。
ポンプ付き液体容器の容器本体30は、上部に設けられた円筒状の液出口部31と、液出口部31に連接され下方に向けて拡径された拡径部32と、拡径部32に連接された円筒状の胴部33と、胴部33に連接され胴部33の下端を閉じている底面部34と、を有する有底容器である。底面中央部34aは容器内側に向けて窪んでおり、底面周辺部34bは一平面状に形成され、もって、安定した着座性を有する。
胴部33は、液出口部31に関し、右側壁33bが左側壁33aよりも大きく離れている。拡径部32は、左右非対称のラッパ形状部であり、漸次拡径して胴部33の左側壁33aに滑らかに連接する形状である左側壁32aと、断面形状が液出口部31より急拡大してから半円状に突出した後、絞られてから再び拡径して胴部33の右側壁33bに滑らかに連接する形状である右側壁32bとを有する。
ポンプ付き液体容器の容器本体30は、詰め替え液体の詰め替えに際して、逆さ斜めの姿勢とされて詰め替え液体用容器本体10と接続されるときに、右側壁33bの内面部分が残っている液体の第1の溜まり部となり、また右側壁32bの半円状に突出した部分の内側付近が残っている液体の第2の溜まり部となる。したがって、詰め替え液体の詰め替えに際して、内部に少量の液体が残っている容器本体30が逆さ斜めの姿勢とされても、内部に残っている液体が容器本体30の液出口部31から流出しないようになっている。
液出口部31の外面には雄ねじ部35が設けられている。雄ねじ部35は、後述するポンプ本体のキャップ状の取付部の内面に設けられた雌ねじ部に螺合可能である。
図示しないポンプ本体は、人力の作動部がプッシュ式構造のもの、またはトリガーを引く構造のものなどいずれであってもよい。ポンプ本体は、例えばシリンダを有し、該シリンダを詰め替え液体用容器本体10の液出口部11内に垂下し、該シリンダの上部に備えられるキャップ状の取付部を液出口部11に被せて螺合して固定されるようになっている。ポンプ本体は、人力の作動部の押し込みにより下動しばねの蓄勢復帰力により上動復帰するピストンがシリンダ内に収容され、シリンダの下部に逆止弁を備え、シリンダより下方に吸い上げパイプが垂下している。シリンダの上端部には横方向に吐出する吐液部を有する。
以下、本実施の形態に係る詰め替え液体用容器1および詰め替え液体用容器本体10の作用について説明する。
詰め替え液体用容器1は、詰め替え液体用容器本体10に詰め替え液体Lが充填され、液出口部11が蓋体20により閉塞された形態で販売され、詰め替え液体Lが、ポンプ付き液体容器の容器本体30内の液体が少なくなったときに、ポンプ付き液体容器内に補充されるために供される。
本実施の形態に係る詰め替え液体用容器1は、蓋体20を詰め替え液体用容器本体10の小径円筒部14に被せ、蓋体20の雄ねじ部21を詰め替え液体用容器本体10の大径円筒部16の雌ねじ部17に螺合させると、蓋体20が詰め替え液体用容器本体10の液出口部11に確実に接続されるとともに、シール部22,23,24が突条部19の端面、小径円筒部14の外面、大径円筒部16の内面に対して密着して液密性が保持される。
詰め替え液体Lを詰め替えるには、詰め替え液体用容器1の蓋体20を取り外すとともに、ポンプ付き液体容器の容器本体30から図示しないポンプ本体を取り外す。
次に、図3に示すように、液体の詰め替え作業は、詰め替え液体用容器本体10内の詰め替え液体Lが液出口部11から流出しない限度に該詰め替え液体用容器本体10を傾けるとともに、傾斜した詰め替え液体用容器本体10の液出口部11中心線上にポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31中心線が来るようにポンプ付き液体容器の容器本体30を逆さにして、小径円筒部14をポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31の開口に挿入する。そして、大径円筒部16の雌ねじ部17をポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31の雄ねじ部35に螺合させることにより、詰め替え液体用容器本体10の液出口部11がポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31に確実に液漏れがないように接続される。ポンプ付き液体容器の容器本体30を逆さにすると、該ポンプ付き液体容器の容器本体30に残っている液体が、右側壁33bの第1の液溜まりや右側壁33bの第2の液溜まりに溜まる。このため、詰め替え液体用容器本体10の液出口部11とポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31との接続が完了する前に、ポンプ付き液体容器の容器本体30に残っている液体が液出口部31から外部に流れ出すことがない。次いで、ポンプ付き液体容器の容器本体30と詰め替え液体用容器本体10の上下関係を逆転すると、詰め替え液体用容器本体10内の詰め替え液体Lがポンプ付き液体容器の容器本体30内に充填される。
以上のように、ポンプ付き液体容器の容器本体30に詰め替え液体Lを詰め替える際に、詰め替え液体用容器本体10を逆さにする前に、小径円筒部14をポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31の開口に挿入するとともに、大径円筒部16の雌ねじ部17をポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31の外面の雄ねじ部35に螺合させる構成であるので、詰め替え液体Lが外部にこぼれることがないように詰め替えを行うことができ、詰め替え液体用容器本体10の内面に粘性を有する詰め替え液体Lが付着している状態が無くなるまで逆さ状態に放置することができる。
詰め替え液体用容器本体10に充填されていた詰め替え液体Lの全量がポンプ付き液体容器の容器本体30に詰め替えられたならば、詰め替え液体用容器本体10を取り外し、ポンプ本体を取り付ける。
以上説明したように、本発明によれば、ポンプ付き液体容器の容器本体に詰め替え液体を詰め替える際に、詰め替え液体用容器本体を逆さにする前に液出口部をポンプ付き容器の容器本体の液出口部に接続することができて、詰め替え液体が外部にこぼれることがないように詰め替えを行うことができ、容器本体の内面に液体が付着している状態が無くなるまで逆さ状態に放置することができるという効果を有し、詰め替え液体用容器本体および詰め替え液体用容器の全般に有用である。
1 詰め替え液体用容器
10 詰め替え液体用容器本体
11,31 液出口部
14 小径円筒部
15 連結部
16 大径円筒部
17 雌ねじ部
19 突条部
20 蓋体
21,35 雄ねじ部
22,23,24 シール部
30 ポンプ付き液体容器の容器本体
詰め替え液体用容器本体10は、上部に液出口部11と、液出口部11に連接する下方に向けて拡径する拡径部12と、拡径部12に連接する円筒状の胴部13と、胴部13に連接する底面部18(着座面部)と、を有する有底容器である。底面部18の底面中央部18aは容器内側に向けて窪んでおり、底面周辺部18bは一平面状に形成され、もって、安定した着座性を有する。
液出口部11は、ポンプ付き液体容器の容器本体30(被詰め替え容器)の液出口部31の開口に挿入可能な大きさに形成されている小径円筒部14と、小径円筒部14の外面下部より延在する環状の連結部15と、連結部15の上面外周部より所要のギャップを有して小径円筒部14の周囲を囲むように上方に延在され、ポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31との接続時に外側に被さる大径円筒部16と、連結部15の上面より小径円筒部14の周囲を囲むように突出し、ポンプ付き液体容器の容器本体30の液出口部31の端面全周に密着可能な突条部19(突当てシール部)と、を備えている。

Claims (2)

  1. 上部に液出口部を有する有底形状にブロー成形されてなる詰め替え液体用容器本体であって、
    前記液出口部は、
    ポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部の開口に挿入可能な大きさに形成されている小径円筒部と、
    前記小径円筒部の外面下部より延在する環状の連結部と、
    前記連結部の上面外周部より所要のギャップを有して前記小径円筒部の周囲を囲むように上方に延在され、前記ポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部の外側に被さる大径円筒部と、
    前記大径円筒部の内面に設けられ、前記ポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部の外面に設けられた雄ねじ部と螺合可能な雌ねじ部と、
    前記連結部の上面より前記小径円筒部の周囲を囲むように突出し、前記ポンプ付き液体容器の容器本体の液出口部の端面全周に密着可能な突条部と、を備えていることを特徴とする詰め替え液体用容器本体。
  2. 請求項1に記載の詰め替え液体用容器本体と、
    前記詰め替え液体用容器本体の液出口部を閉塞可能な蓋体と、を備え、
    前記蓋体は、
    下端が開口され、かつ前記開口を介して前記小径円筒部に被さる形状であり、
    前記大径円筒部の前記雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部を外面に有し、
    前記突条部の端面、前記小径円筒部の外面または前記大径円筒部の内面に対して密着可能なシール部を有することを特徴とする詰め替え液体用容器。
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