JP2018065504A - 倒立振子型車両 - Google Patents

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Jun Inada
潤 稲田
吉野 勉
Tsutomu Yoshino
勉 吉野
渉 矢田
Wataru Yada
渉 矢田
岩上 寛
Hiroshi Iwagami
寛 岩上
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Abstract

【課題】倒立振子型車両の斜め前方、斜め後方あるいは真横の移動において倒立振子型車両が段差を乗り越えようとすることが尾輪によって阻害されないようにし、踏破性を向上すること。【解決手段】尾輪126の支持ブラケット122に、尾輪126の左右両側方及び又は前記尾輪の前方において各々下側から上側に向かうほど尾輪126より離れる方向に傾斜した左右の側部外壁130Bを含むスキッド部材130を取り付ける。【選択図】図1

Description

本発明は、倒立振子型車両に関し、更に詳細には、倒立振子制御される主輪の後方に尾輪を有する倒立振子型車両に関する。
倒立振子型車両として、車体と、左右方向に延在する軸線を中心とした円環状の芯体と、前記芯体の円周方向に複数配置され各々自身の配置位置に於ける前記芯体の接線方向に延在する軸線周りに回転可能なドリブンローラとを含む主輪と、前記車体に取り付けられて左右方向に延在するディスク支持軸と、前記主輪の左右両側に配置され、前記ディスク支持軸に個別に回転可能に支持された左右のドライブディスクと、前記左右のドライブディスクの各々に当該ドライブディスクの周方向に間隔をおいて配置され、各々前記ドライブディスクの中心軸線に対してねじれの関係をなす軸線周りに回転可能に支持されて外周面をもって前記ドリブンローラの外周面に接触する複数のドライブローラと、前記車体に取り付けられて前記左右のドライブディスクを個別に回転駆動する駆動装置と、前記車体が起立状態となるように前記駆動装置を制御する倒立振子制御装置とを具備した一輪式の倒立振子型車両に、旋回性の改善のために、前記車体に上下方向に回動可能に取り付けられた尾輪アームと、前記尾輪アームの遊端(後端)に回転可能に取り付けられて前記主輪より後方において接地する尾輪とが追加されたものが知られている(例えば、特許文献1、2)。
上述の如き倒立振子型車両は、左右のドライブディスクの回転速度が個別に制御されることにより、前後移動は勿論のこと、斜め前方、斜め後方、真横の全方向に移動(走行)することができ、更に、尾輪が接地していることにより旋回移動することもできる。
特開2013−237327号公報 特開2014−234036号公報
倒立振子型車両が真前方あるいは真後方へ移動して走行面の段差にさしかかった際には、尾輪は尾輪アームの上方への回動を伴って回転しつつ難なく段差を乗り越え、尾輪が倒立振子型車両の移動の阻害することはない。
しかし、倒立振子型車両が移動斜め前方あるいは斜め後方に移動して段差を乗り越えようとする際には、特に倒立振子型車両の真横移動において段差を乗り越えようとする際には、尾輪の側面に段差面が当接することにより尾輪及び尾輪アームに横方向の荷重が作用する。このため、尾輪アームが、所謂こじれを生じ、上方へ回動できないことにより、尾輪が段差を乗り越えることができず、倒立振子型車両の移動が阻害される。
本発明が解決しようとする課題は、倒立振子型車両の斜め前方、斜め後方あるいは真横の移動において倒立振子型車両が段差を乗り越えようとすることが尾輪によって阻害されないようにし、踏破性を向上することである。
本発明による倒立振子型車両は、車体(12)と、左右方向に延在する軸線を中心とした円環部材(42)及び前記円環部材(42)の円周方向に複数配置され各々自身の配置位置に於ける前記円環部材(42)の接線方向に延在する軸線周りに回転可能なドリブンローラ(44)を含む主輪(40)と、前記車体(12)に取り付けられて左右方向に延在するディスク支持軸(46)と、前記主輪(40)の左右両側に配置され、前記ディスク支持軸(46)に各々個別に回転可能に支持された左右のドライブディスク(50)と、前記左右のドライブディスク(50)の各々に当該ドライブディスク(50)の周方向に間隔をおいて配置され、各々前記ドライブディスク(50)の中心軸線に対してねじれの関係をなす軸線周りに回転可能に支持されて外周面をもって前記ドリブンローラ(44)の外周面に接触する複数のドライブローラ(52)と、前記車体(12)に取り付けられて前記左右のドライブディスク(50)を各々個別に回転駆動する駆動装置(72、86)と、前記車体(12)が起立状態となるように前記駆動装置(72、86)を制御する倒立振子制御装置(102)と、前記車体(12)に上下方向に回動可能に取り付けられた基端(110A)を含み、当該基端(110A)から車体後方に延在する尾輪アーム(110)と、前記尾輪アーム(110)の遊端に支持ブラケット(122)によって回転可能に取り付けられて前記主輪(40)より後方において接地する尾輪(126)とを具備した倒立振子型車両(10)であって、前記支持ブラケット(122)に取り付けられ、前記尾輪(126)の左右両側方及び又は前記尾輪(126)の前方において各々下側から上側に向かうほど前記尾輪(126)より離れる方向に傾斜した左右の側部外壁(130B、140B)を含むスキッド部材(130、140)を有する。
この構成によれば、倒立振子型車両(10)の斜め前方、斜め後方あるいは真横の移動において、倒立振子型車両(10)が段差(S)を乗り越えようとする際にはスキッド部材(130、140)の傾斜した側部外壁(130B、140B)が段差(S)に当接することにより、スキッド部材(130)に案内されて尾輪アーム(110)が上方へ回動し、尾輪(126)が段差(S)を乗り越えることができる。これにより、倒立振子型車両(10)の斜め前方、斜め後方あるいは真横の移動において、倒立振子型車両(10)が段差(S)を乗り越えようとすることが尾輪(126)によって阻害されることなく行われ、段差(S)の踏破性が向上する。
上述の作用を効果的に得るべく、側部外壁(130B)は少なくとも尾輪(126)の回転中心よりも前方に延在している部分を含むか、或いは少なくとも尾輪(126)の回転中心の前後両側に延在している部分を含んでいてよい。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記スキッド部材(130、140)は、更に前記尾輪(126)の前方において下側から上側に向かうほど前記尾輪(126)より離れる方向に傾斜した前部外壁(130C、140C)を含む。
この構成によれば、倒立振子型車両(10)の前進移動において、倒立振子型車両(10)が段差(S)を乗り越えようとする際にはスキッド部材(130、140)の傾斜した前部外壁(130C、140C)が段差(S)に当接することにより、スキッド部材(130、140)に案内されて尾輪アーム(110)が上方へ回動し、尾輪(126)が段差(S)を乗り越え易くなる。これにより、倒立振子型車両(10)の前進移動における段差(S)の踏破性が向上する。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記スキッド部材(140)は、更に前記尾輪(126)の後方において下側から上側に向かうほど前記尾輪(126)より離れる方向に傾斜した後部外壁(140D)を含む。
この構成によれば、倒立振子型車両(10)の後進移動において、倒立振子型車両(10)が段差(S)を乗り越えようとする際にはスキッド部材(140)の傾斜した後部外壁(140D)が段差(S)に当接することにより、スキッド部材(140)に案内されて尾輪アーム(110)が上方へ回動し、尾輪(126)が段差(S)を乗り越え易くなる。これにより、倒立振子型車両(10)の後進移動における段差(S)の踏破性が向上する。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくはスキッド部材(140)は尾輪(126)の左右両側方と前方と後方とを取り囲む枠形状であってよい。
この構成によれば、倒立振子型車両(10)の前進移動、後進移動、斜め前方への移動、斜め後方への移動、真横の移動の全て移動において、尾輪(126)が段差(S)を乗り越え易くなり、倒立振子型車両(10)の全ての方向の移動における段差(S)の踏破性が向上する。
本発明による倒立振子型車両は、好ましくは、前記スキッド部材(130、140)は、電気絶縁材料によって構成されている。
この構成によれば、スキッド部材(130、140)が支持ブラケット(122)の絶縁カバーとしても機能する。
本発明による倒立振子型車両によれば、スキッド部材が設けられたことにより、倒立振子型車両の斜め前方、斜め後方あるいは真横の移動において倒立振子型車両が段差を乗り越えようとすることが尾輪によって阻害されることなく行われ、踏破性が向上する。
本発明による倒立振子型車両の一つの実施形態の側面図 本実施形態による倒立振子型車両の正面図 図1の線II−IIに沿った断面図 本実施形態による倒立振子型車両の要部の拡大断面図 本実施形態による倒立振子型車両の要部の拡大背面図 本実施形態による倒立振子型車両に用いられるスキッド部材の拡大斜視図 本発明による倒立振子型車両に用いられるスキッド部材の他の実施形態の斜視図 本発明による倒立振子型車両に用いられるスキッド部材の他の実施形態の斜視図 本発明による倒立振子型車両の他の実施形態の側面図 他の実施形態による倒立振子型車両に用いられるスキッド部材の拡大斜視図 本発明による倒立振子型車両に用いられるスキッド部材の他の実施形態の斜視図
以下に、本発明による倒立振子型車両の一つの実施形態を、図1〜図6を参照して説明する。以下の説明では、倒立振子型車両に着座した乗員を基準として各方向を定める。
図1〜図3に示されているように、倒立振子型車両10は、パイプ構造の車体フレーム(車体)12を有する。車体フレーム12は、左右一対のメインポスト14と、後述の主輪40の後方を取り囲むように延在して主輪40の左右両側を各々前後方向に延在する左右の側部16Aを含み、当該側部16Aの中間部に対応する側のメインポスト14の下端を接合された平面視でコ字形をしたロアーパイプ16と、左右の側部16Aの各々の下側に接合された左右のサイドメンバ18と、左右のメインポスト14の中間部を互いに連結するクロスメンバ22と、主輪40の左右側方にあって各々後端をクロスメンバ22に接合され、下端近傍をロアーパイプ16の前端に接合された鉤形の左右のサイドパイプ24とを含む。左右のサイドメンバ18は、各々、アウタパネル18Aとインナパネル18Bとによって構成され、後述の主輪40の左右両側にあって主輪40に干渉しない寸法及び形状の板状をなしている。
左右のメインポスト14の上部には左右一対のサドルポスト30によって一つのサドル32が取り付けられている。左右のサイドメンバ18には、各々ボルト34によってステップ取付具36が固定されている。左右のステップ取付具36には、各々ステップ38が取り付けられている。左右のステップ38は搭乗者の左右の足置き場である。
左右のサイドメンバ18には当該左右のサイドメンバ18間を左右方向に水平に延在する一つのディスク支持軸46の端部が固定されている。換言すると、ディスク支持軸46は、左右のサイドメンバ18間を左右方向に水平に延在し、左右のサイドメンバ18によって両持ち支持されている。
左右のメインポスト14及び左右のサイドメンバ18間には一つの主輪40及び左右のドライブディスク50が配置されている。
主輪40は、オムニホイール式のものであり、左右水平方向に延在する中心軸線を有する金属製の円環部材42と、円環部材42の外周にボール軸受43を介して取り付けられた複数個のドリブンローラ(フリーローラ)44とを含む。各ドリブンローラ44は、ゴム製の外周部を有するものであり、ボール軸受43によって各々の配置位置における円環部材42の接線方向に延在する軸線周りに個別に回転(自転)可能である。
左右のドライブディスク50は、主輪40の左右両側に配置されており、各々、ハブ部材50Aと、ハブ部材50Aの外周に軸線方向(左右方向)に間隔をおいて固定された円盤状のアウタプレート50B及びインナプレート50Cと、アウタプレート50Bとインナプレート50Cとの間に固定されたローラ支持部材50Dとを含み、各ハブ部材50Aがボール軸受51によってディスク支持軸46に外周に個別に回転可能に取り付けられている。
左右のローラ支持部材50Dは、各々、円周方向に等間隔をおいて複数の金属製の左右のドライブローラ52を各々個別に回転可能に支持している。左右のドライブローラ52は、互いに左右対称形をなすように配置されており、各ドライブローラ52の回転軸線はドライブディスク50の回転軸線に対してねじれの関係となるように配置されている。これにより、左右のドライブローラ52は、左右対称形をなし、はすば歯車の歯すじに似た傾斜配置となっている。
左右のドライブローラ52は、各々、外周面を主輪40のドリブンローラ44の外周面に押し付けられるようにして接触し、左右両側からドリブンローラ44を挟むことにより、主輪40を左右のドライブディスク50間に無軸状態で支持している。
左右のドライブディスク50の外側には、各々、コグベルト用の左右のドリブンプーリ54、56が各ドライブディスク50と同心に取り付けられている。なお、説明の都合上、左側のドリブンプーリ54と右側のドリブンプーリ56とを異なる個別の符号を付けて説明する。
左右のサイドパイプ24はクロスメンバ57によって互いに連結されている。クロスメンバ57にはモータマウント部材58が固定されている。左右のサイドパイプ24上にはモータマウント部材58等によって同一構造の左側用駆動ユニット(駆動装置)72と右側用駆動ユニット(駆動装置)86とが前後に左右反転の配置で取り付けられている。
左側用駆動ユニット72は電動モータ68と減速装置70とを含む。減速装置70の出力軸74にはコグベルト用のドライブプーリ76が取り付けられている。ドライブプーリ76とドリブンプーリ54との間には無端のコグベルト92が掛け渡されている。右側用駆動ユニット86は電動モータ82と減速装置84とを含む。減速装置84の出力軸88にはコグベルト用のドライブプーリ90が取り付けられている。ドライブプーリ90とドリブンプーリ56との間には無端のコグベルト94が掛け渡されている。
左右のメインポスト14の後部にはメインポスト14から後方に延出するように設けられたリアパイプ96によってバッテリ取付ボックス98が取り付けられている。バッテリ取付ボックス98にはバッテリ100が着脱可能に取り付けられている。バッテリ100は、バッテリ取付ボックス98と共に、左側用駆動ユニット72及び右側用駆動ユニット86より更に後側において、主輪40とサドル32との間に配置されている。バッテリ100は、電動モータ68、82及び後述する主輪PDU102等の車載電装品の電力を供給する車載電源である。
左右のメインポスト14の上部には主輪PDU(倒立振子制御装置)102が取り付けられている。主輪PDU102は、電動モータ68、82を制御するためのコンピュータ式の主輪制御用パワードライブユニットであり、バッテリ取付ボックス98に取り付けられたジャイロセンサ104の出力信号等を入力して倒立不倒制御及び走行制御を行う。
主輪PDU102は、乗員を含む倒立振子型車両10全体の重心がニュートラル位置(例えば、ディスク支持軸46の上方)にある時には、倒立振子制御則に従った制御処理に基づいて電動モータ68、82を駆動し、図1に示されているように、車体フレーム12を直立姿勢に維持する。
乗員を含む倒立振子型車両10全体の重心がニュートラル位置より前側に移動すると、主輪PDU102は倒立振子制御則に従った制御処理のもとに電動モータ68、82をそれぞれ正転方向に同一速度で駆動する。この電動モータ68、82の駆動によって、左右のドライブディスク50が同一速度で前転し、主輪40が自身の輪中心を回転軸として正転、つまり、前進方向に公転する。この時には、左右のドライブディスク50に回転速度差が生じないため、ドライブディスク50のドライブローラ52及び主輪40のドリブンローラ44が自転せず、倒立振子型車両10は真っ直ぐに前進する。
乗員を含む倒立振子型車両10全体の重心がニュートラル位置より後側に移動すると、主輪PDU102が倒立振子制御則に従った制御処理のもとに、電動モータ68、82をそれぞれ逆転方向に同一速度で駆動する。この電動モータ68、82の駆動によって、左右のドライブディスク50が同一速度で逆転し、主輪40が自身の輪中心を回転軸として逆転、つまり、後進方向に公転する。このとき、左右のドライブディスク50に回転速度差が生じないため、ドライブディスク50のドライブローラ52及び主輪40のドリブンローラ44が自転せず、倒立振子型車両10は真っ直ぐに後進する。
乗員を含む倒立振子型車両10全体の重心がニュートラル位置より左側あるいは右側に移動すると、主輪PDU102が、倒立振子制御則に従った制御処理のもとに、電動モータ68と電動モータ82とを、互いに異なった回転方向及び又は回転速度に駆動する。この電動モータ68、82の駆動によって、左右のドライブディスク50間に回転速度差が生じ、左右のドライブディスク50の回転力による円周(接線)方向の力に対し、この力に直交する向きの分力がドライブディスク50のドライブローラ52と主輪40のドリブンローラ44との接触面に作用する。この分力によってドリブンローラ44が自身の中心軸線周りに回転(自転)することになる。
ドリブンローラ44の回転は、左右のドライブディスク50の回転速度差によって定まる。例えば、左右のドライブディスク50を互いに同一速度で逆向きに回転させると、主輪40は全く公転せず、ドリブンローラ44の自転だけが生じる。これにより、主輪40には左右方向の走行力が加わることになり、倒立振子型車両10は、左右方向に移動(真横移動)する。また、左右のドライブディスク50を同一方向に相違した速度で回転させると、主輪40の公転と共にドリブンローラ44の自転が生じる。これにより、倒立振子型車両10は、斜め前方や斜め後方に移動する。
左右のサイドパイプ24の前部には、左右のサイドパイプ24を互いに連結するようにフロントプレート26が取り付けられている。フロントプレート26にはスタンド28が取り付けられている。スタンド28は、左右両側にフロントプレート26との固定部から前方下方に延出した脚部28Aを含み、倒立振子制御の停止下で、車体フレーム12が所定の前傾角度で前傾することにより、脚部28Aの先端が接地することで、車体フレーム12を所定の前傾状態で駐機させる。倒立振子制御によって車体フレーム12が起立した起立状態では、脚部28Aの先端は路面から離間するので、スタンド28が固定配置であっても、スタンド28が倒立振子型車両10の走行に支障を与えることがない。
左右のサイドメンバ18には尾輪アーム110が取り付けられている。尾輪アーム110は左右対称の左側部材114及び右側部材116との組立体により構成されている。左側部材114及び右側部材116は、各々左右方向に水平に延在する互いに同心の個別のアーム支持軸112によって前端を左右のサイドメンバ18に上下方向に揺動可能に取り付けられており、この前端が尾輪アーム110の基端110Aをなしている。左側部材114及び右側部材116は、主輪40の左右の外側方を車体後方に延在する前後延在部114A、116Aと、前後延在部114A、116Aの後端から各々左右方向内側に折曲して主輪40の後方を左右方向に延在し、先端を互い連結されて尾輪アーム110の遊端110Bをなす左右延在部114B、116Bとを含んで平面視で門形(ステープル形)をなしている。
これにより、尾輪アーム110は、主輪40に干渉することなく、左右のサイドメンバ18に高い取付強度をもって上下方向に回動可能に取り付けられる。
尾輪アーム110にはロアーパイプ16に設けられた固定側ストッパ17に当接することにより車体フレーム12の後傾を制限して最大後傾を設定する可動側ストッパ111が設けられている。
尾輪アーム110の遊端110Bには、図3〜図5に示されているように、左右延在部114Bと116Bを互いに結合すべく複数のボルト120によって箱形の支持ブラケット122が取り付けられている。支持ブラケット122は、左右方向に水平に延在する車軸124によってゴムタイヤ126Aによる尾輪126を回転可能に支持している。尾輪126は、ゴムタイヤ126Aをもって主輪40の接地点より後方に離れた位置にて接地し、乗員を含む倒立振子型車両10全体の重心がニュートラル位置より左前方やあるいは右前方に移動した際に、接地点を旋回中心として倒立振子型車両10が旋回することをアシストする。尾輪アーム110の回動中心Aは、アーム支持軸112の中心により決まり、ディスク支持軸46の中心Bに対して後方に偏倚した位置にある(図1参照)。
尾輪126は、対称性を有する旋回性能を得るために主輪40の真後ろ位置にあることが好ましい。換言すると、主輪40と尾輪126とは、車体フレーム12を左右方向に2分割する鉛直な中心面を含んで存在している。そして、尾輪アーム110は、車体フレーム12の起立状態、前傾状態及び最大後傾状態の何れにおいて尾輪126が主輪40と干渉しないアーム長に設定されている。これにより、車体フレーム12が起立状態、前傾状態及び最大後傾状態の何れにあっても、尾輪126が主輪40の運動を阻害することがない。
支持ブラケット122の底部にはボルト132によってスキッド部材130が着脱交換可能に取り付けられている。スキッド部材130は、電気絶縁材料、例えば、樹脂成形品によって構成され、図6に示されているように、矩形の平面状の底壁130Aと、底壁130Aの左右の側縁に沿って各々延在する左右の平面状の側部外壁130Bと、底壁130Aの前縁に沿って延在して左右の側部外壁130Bの前端を互いに接続する平面状の前部外壁130Cと、側部外壁130B及び前部外壁130Cの内側に形成された複数の補強用リブ130Dとを一体に有する。底壁130Aにはボルト132のためのボルト通し孔130Eが2個貫通形成されている。
左右の側部外壁130Bは、各々、尾輪126の左右両側方及び尾輪126の前方において下側から上側に向かうほど尾輪126より離れる方向に傾斜している。前部外壁130Cは、尾輪126の前方において側部外壁130Bと同様に下側から上側に向かうほど尾輪126より離れる方向に傾斜している。
倒立振子型車両10の斜め前方、斜め後方あるいは真横の移動において、図5に示されているように、倒立振子型車両10が段差Sを乗り越えようとする際には、スキッド部材130の傾斜した側部外壁130Bが段差Sに当接することにより、尾輪アーム110を上方に回動させる方向の傾斜分力が生じる。これにより、スキッド部材130に案内されて尾輪アーム110が上方へ回動し、尾輪126も上昇移動して段差Sを乗り越えることができるようになる。
この動作により、倒立振子型車両10の斜め前方、斜め後方あるいは真横の移動において、倒立振子型車両10が段差Sを乗り越えようとすることが尾輪126によって阻害されることなく行われ、段差Sの踏破性が向上する。
また、倒立振子型車両10の前進移動において、図4に示されているように、倒立振子型車両10が段差Sを乗り越えようとする際には、スキッド部材130の傾斜した前部外壁130Cが段差Sに当接することにより、尾輪アーム110を上方に回動させる方向の傾斜分力が生じる。これにより、スキッド部材130に案内されて尾輪アーム110が上方へ回動し、この場合も尾輪126も上昇移動して段差Sを乗り越えることができるようになる。
この動作により、倒立振子型車両10の前進移動において、倒立振子型車両10が段差Sを乗り越え易くなり、段差Sの踏破性が向上する。
スキッド部材130は電気前縁材料によって構成されているから、支持ブラケット122の絶縁カバーとしても機能する。これにより、支持ブラケット122が金属製であっても、支持ブラケット122と導電性が高い路面との間で静電気による火花放電が発生することが回避され、耳障りな放電音が生じることがない。
また、スキッド部材130は支持ブラケット122及び尾輪アーム110のプロテクタとしても機能し、支持ブラケット122や尾輪アーム110が床面に直接接触することを防止し、床面に傷が付け難くなる。しかも、スキッド部材130はボルト132によって支持ブラケット122に着脱交換可能に取り付けられているので、スキッド部材130が摩耗したり、損傷したりした場合には、容易に新品と取り替えることができる。
なお、スキッド部材130は、平面形状が略矩形のものに限られることはなく、図7に示されているように、平面形状がアーチ形状で、前部外壁130Cがテーパ円弧面をなしていてもよい。また、図8に示されているように、前部外壁130Cが大きく面取りされた山形であってもよい。
次に、本発明による倒立振子型車両の他の実施形態を、図9、図10を参照して説明する。なお、図9において、図1に対応する部分は、図1に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
この実施形態では、支持ブラケット122の底部にスキッド部材140が着脱交換可能に取り付けられている。スキッド部材140は、電気絶縁材料、例えば、樹脂成形品によって構成され、前後方向に長い矩形の平面状の底壁140Aと、底壁140Aの左右の側縁に沿って各々延在する左右の平面状の側部外壁140Bと、底壁140Aの前縁に沿って延在して左右の側部外壁140Bの前端を互いに接続する円弧面状の前部外壁140Cと、底壁140Aの後縁に沿って延在して左右の側部外壁140Bの後端を互いに接続する円弧面状の後部外壁140Dとを一体に有している。
左右の側部外壁140Bは、各々、尾輪126の回転中心の前後両側に延在している部分を含み、尾輪126の左右両側方及び尾輪126の前方において下側から上側に向かうほど尾輪126より離れる方向に傾斜している。前部外壁140Cは、尾輪126の前方において側部外壁140Bと同様に下側から上側に向かうほど尾輪126より離れる方向に傾斜している。後部外壁140Dは、尾輪126の後方において側部外壁140Bと同様に下側から上側に向かうほど尾輪126より離れる方向に傾斜している。底壁140Aには尾輪126が通る開口140Eが形成されている。このようにして、スキッド部材140は、尾輪126の左右両側方と前方と後方とを取り囲む枠形状をなす。
倒立振子型車両10の斜め前方、斜め後方あるいは真横の移動において、倒立振子型車両10が段差を乗り越えようとする際には、スキッド部材140の傾斜した側部外壁140Bが段差に当接することにより、尾輪アーム110を上方に回動させる方向の傾斜分力が生じる。これにより、スキッド部材130に案内されて尾輪アーム110が上方へ回動し、尾輪126も上昇移動して段差を乗り越えることができるようになる。
この動作により、倒立振子型車両10の斜め前方、斜め後方あるいは真横の移動において、倒立振子型車両10が段差を乗り越えようとすることが尾輪126によって阻害されることなく行われ、段差の踏破性が向上する。
倒立振子型車両10の前進移動において、倒立振子型車両10が段差を乗り越えようとする際には、スキッド部材140の傾斜した前部外壁140Cが段差に当接することにより、尾輪アーム110を上方に回動させる方向の傾斜分力が生じる。これにより、スキッド部材140に案内されて尾輪アーム110が上方へ回動し、この場合も尾輪126も上昇移動して段差Sを乗り越えることができるようになる。
この動作により、倒立振子型車両10の前進移動において、倒立振子型車両10が段差を乗り越え易くなり、段差の踏破性が向上する。
倒立振子型車両10の後進移動において、倒立振子型車両10が段差を乗り越えようとする際には、スキッド部材140の傾斜した後部外壁140Dが段差に当接することにより、尾輪アーム110を上方に回動させる方向の傾斜分力が生じる。これにより、スキッド部材140に案内されて尾輪アーム110が上方へ回動し、この場合も尾輪126も上昇移動して段差Sを乗り越えることができるようになる。
この動作により、倒立振子型車両10の後進移動において、倒立振子型車両10が段差を乗り越え易くなり、段差の踏破性が向上する。
このように、本実施形態では、倒立振子型車両10の前進移動、後進移動、斜め前方への移動、斜め後方への移動、真横の移動の全て移動において、尾輪126が段差を乗り越え易くなり、倒立振子型車両10の全ての方向の移動における段差の踏破性が向上する。
なお、スキッド部材140は、平面形状が略矩形のものに限られることはなく、図11に示されているように、前部外壁140C及び後部外壁140Dが大きく面取りされた舟形であってもよい。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、尾輪アーム110と支持ブラケット122とが一体構造で、尾輪アーム110は支持ブラケット122を含むものであってもよい。この場合には、スキッド部材130、140は尾輪アーム110の遊端あるいはその近傍に取り付けられているとも云える。
車体フレーム12の構成は、上述の実施形態のものに限られることはなく、種々の構成のものであってよい。本発明は、主輪40の内径に対してドライブディスク50の外径が大幅に小さく、主輪40の中心に対してドライブディスク50の中心(ディスク支持軸46の中心B)が大きく偏心している型式のものにも適用することができる。
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 :倒立振子型車両
12 :車体フレーム(車体)
14 :メインポスト
16 :ロアーパイプ
16A :側部
17 :固定側ストッパ
18 :サイドメンバ
18A :アウタパネル
18B :インナパネル
22 :クロスメンバ
24 :サイドパイプ
26 :フロントプレート
28 :スタンド
28A :脚部
30 :サドルポスト
32 :サドル
34 :ボルト
36 :ステップ取付具
38 :ステップ
40 :主輪
42 :円環部材
43 :ボール軸受
44 :ドリブンローラ
46 :ディスク支持軸
50 :ドライブディスク
50A :ハブ部材
50B :アウタプレート
50C :インナプレート
50D :ローラ支持部材
51 :ボール軸受
52 :ドライブローラ
54 :ドリブンプーリ
56 :ドリブンプーリ
57 :クロスメンバ
58 :モータマウント部材
68 :電動モータ
70 :減速装置
72 :左側用駆動ユニット
74 :出力軸
76 :ドライブプーリ
82 :電動モータ
84 :減速装置
86 :右側用駆動ユニット
88 :出力軸
90 :ドライブプーリ
92 :コグベルト
94 :コグベルト
96 :リアパイプ
98 :バッテリ取付ボックス
100 :バッテリ
102 :主輪PDU(倒立振子制御装置)
104 :ジャイロセンサ
110 :尾輪アーム
110A :基端
110B :遊端
111 :可動側ストッパ
112 :アーム支持軸
114 :左側部材
114A :延在部
114B :左右延在部
116 :右側部材
116A :延在部
116B :左右延在部
120 :ボルト
122 :支持ブラケット
124 :車軸
126 :尾輪
126A :ゴムタイヤ
130 :スキッド部材
130A :底壁
130B :側部外壁
130C :前部外壁
130D :補強用リブ
130E :ボルト通し孔
132 :ボルト
140 :スキッド部材
140A :底壁
140B :側部外壁
140C :前部外壁
140D :後部外壁
140E :開口
S :段差

Claims (7)

  1. 車体と、
    左右方向に延在する軸線を中心とした円環部材と、前記円環部材の円周方向に複数配置され各々自身の配置位置に於ける前記円環部材の接線方向に延在する軸線周りに回転可能なドリブンローラとを含む主輪と、
    前記車体に取り付けられて左右方向に延在するディスク支持軸と、
    前記主輪の左右両側に配置され、前記ディスク支持軸に各々個別に回転可能に支持された左右のドライブディスクと、
    前記左右のドライブディスクの各々に当該ドライブディスクの周方向に間隔をおいて配置され、各々前記ドライブディスクの中心軸線に対してねじれの関係をなす軸線周りに回転可能に支持されて外周面をもって前記ドリブンローラの外周面に接触する複数のドライブローラと、
    前記車体に取り付けられて前記左右のドライブディスクを各々個別に回転駆動する駆動装置と、
    前記車体が起立状態となるように前記駆動装置を制御する倒立振子制御装置と、
    前記車体に上下方向に回動可能に取り付けられた基端を含み、当該基端から車体後方に延在する尾輪アームと、
    前記尾輪アームの遊端に支持ブラケットによって回転可能に取り付けられて前記主輪より後方において接地する尾輪とを具備した倒立振子型車両であって、
    前記支持ブラケットに取り付けられ、前記尾輪の左右両側方及び又は前記尾輪の前方において各々下側から上側に向かうほど前記尾輪より離れる方向に傾斜した左右の側部外壁を含むスキッド部材を有する倒立振子型車両。
  2. 前記側部外壁は少なくとも前記尾輪の回転中心よりも前方に延在している部分を含む請求項1に記載の倒立振子型車両。
  3. 前記側部外壁は少なくとも前記尾輪の回転中心の前後両側に延在している部分を含む請求項1に記載の倒立振子型車両。
  4. 前記スキッド部材は、更に前記尾輪の前方において下側から上側に向かうほど前記尾輪より離れる方向に傾斜した前部外壁を含む請求項1から3の何れか一項に記載の倒立振子型車両。
  5. 前記スキッド部材は、更に前記尾輪の後方において下側から上側に向かうほど前記尾輪より離れる方向に傾斜した後部外壁を含む請求項1から4の何れか一項に記載の倒立振子型車両。
  6. 前記スキッド部材は、前記尾輪の左右両側方と前方と後方とを取り囲む枠形状である請求項5に記載の倒立振子型車両。
  7. 前記スキッド部材は、電気絶縁材料によって構成されている請求項1から6の何れか一項に記載の倒立振子型車両。
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