JPH10305704A - 障害物乗越用ソリ付きキャスター - Google Patents

障害物乗越用ソリ付きキャスター

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JPH10305704A
JPH10305704A JP9808498A JP9808498A JPH10305704A JP H10305704 A JPH10305704 A JP H10305704A JP 9808498 A JP9808498 A JP 9808498A JP 9808498 A JP9808498 A JP 9808498A JP H10305704 A JPH10305704 A JP H10305704A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、移動面上に乗り越えるべき障害物が
ある場合に利用する障害物乗越用ソリ付きキャスターに
関し、背が高い障害物でも容易に乗り越えが行え、しか
も乗り越える際の衝撃が小さく、後方移動や横移動さら
に方向変更も容易であり、安定性が高い上、ブレーキを
利用することなく、加えられる加速度を制御し得ること
を目的とする。 【解決手段】荷重を支えうる材料により形成された支持
安定脚3に、傾斜角度Kで前後動成し得るように固着さ
れた滑動安定板1が、先端側に第1のそり上がり部1a
を、また後端側には第2のそり上がり部1bを形成する
とともに、下面の一部を接地可能にした構成により、高
い段差uでも容易に乗り越え得る上、方向変更と横移動
が容易に行なえ、安定性が高い上、ブレーキを利用する
ことなく、加えられる加速度を制御し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、既存のキャスターが
既存のキャスターに使用する車輪の大きさの制限を受け
る利用状況に於いて、人が器具及び構造物などの固形物
を移動させる際、又は器具及び構造物などの固形物が移
動する際に、移動面上にある高さのある障害物を乗り越
えられない場合に前記障害物を乗り越させ得る障害物乗
越用ソリ付きキャスターの発明、及び既存のキャスター
より安定性が高く、既存のキャスターの車輪と、車輪を
保持する車軸を制動の為に制御するブレーキ等の機構に
より車輪の動きを制御することなく、制動し得る障害物
乗越用ソリ付きキャスターの発明に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、器具及び構造物などの固形物を移
動する場合、車輪が移動面に臨まれる手段として、キャ
スターなどがあった。器具及び構造物などの固形物を移
動する際、移動面上の障害物が邪魔になり、前記のキャ
スターが利用できない場合に、大きな車輪を持つ前記キ
ャスターや前記固形物に直接設置された大きな車輪を利
用して障害物を乗り越えた。周囲の状況により大きな車
輪が利用できない場合に、小さな車輪では障害物を乗り
越えることは出来なかった。またソリは摩擦が大きく、
摩擦の少ない雪に接するなどの状況において利用された
が、建造物内では、床との摩擦抵抗が大きすぎて利用し
づらかった。
【0003】前述の不都合を是正し、敷居、畳のへり等
の障害物が多い建造物内において、安定に移動が行なえ
るようにする一例として、特に障害者が家庭内で利用す
る歩行器において、障害となる段差を乗り越えると共
に、車輪の回転により転倒する不安定性を是正するもの
として本出願人は、枠体の下面に滑動安定板を備えたキ
ャスターを設置した歩行器についての発明を特開平7.
236670号として出願済である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記特開
平7.236670号公報記載の発明は、障害物を乗越
える歩行器の利用を考案したものであった。障害物乗越
用ソリ付きキャスターの発明は器具及び構造物などの固
形物を移動する際、移動面上の障害物が邪魔になり、通
常のキャスターが利用できない場合に、障害物を乗り越
えるものであり、さらに前記公報記載の考案は、適宜固
着手段を用いて滑動安定板を取付け、障害物を乗越える
と共に、歩行器を利用する際、車輪の回転により障害者
が転倒する不安定性を是正するものであり、本発明は請
求項5及び請求項6に請求される滑動安定板を前後動す
る事と上下動する事、及び車輪を上下動する事と前後動
する事を、新たに考案された支持安定脚により可能にす
ることにより、前記滑動安定板の接地部領域を増減量す
る事が可能であり、前記滑動安定板の接地部領域を増減
量する事によって障害物乗越用ソリ付きキャスターに加
えられる加速度を制御し得るよう発明された障害物乗越
用ソリ付きキャスターである。
【0005】さらに、本発明は請求項8及び請求項9に
請求される前記支持安定脚に前記調整具により固着され
た前記滑動安定板を、前記調整具の調節により、可動出
来るようにに形成され、滑動安定板上下動する事、及び
車輪を上下動する事を、前記調整具により調整可能にす
ることにより、前記滑動安定板の接地部領域を増減量す
る事が可能であり、移動面上の障害物を乗り越えると共
に、前記滑動安定板の接地部領域を増減量する事によっ
て障害物乗越用ソリ付きキャスターに加えられる加速度
を制御し得るよう発明された障害物乗越用ソリ付きキャ
スターである。
【0006】本発明は、安定性を維持しながら、背が高
い障害物でも容易に乗り越えが行え、しかも乗り越える
際の衝撃が小さく、さらには後方移動も、および横移動
も、および方向変更も容易であり、安定性が高い上、前
記滑動安定板の接地部領域を増減量する事により、障害
物乗越用ソリ付きキャスターに加えられる加速度を制御
し得る前記障害物乗越用ソリ付きキャスターを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑
み、器具及び構造物などの固形物の下面に取付ける障害
物乗越用ソリ付きキャスターにして、滑動安定板と支持
安定脚と車輪と取付具及び調整具からなる。前記滑動安
定板は可撓性を有する材料により形成され、且つ先端側
に第1のそり上がり部を、また後端側には第2のそり上
がり部を夫々形成するとともに下面の一部を接地可能に
形成し、穴が略中央に開設される。
【0008】前記滑動安定板は、滑動安定板の接地部領
域が増減量なして、障害物乗越用ソリ付きキャスターに
加えられる加速度を制御する用途おいては、必ずしも後
端側には第2のそり上がり部を持つ必要はない。
【0009】前記支持安定脚は前記滑動安定板と前記車
輪と前記取付具及び前記調整具を取り付け得るととも
に、前記器具及び構造物などの固形物の荷重を支え得る
材料により形成され、且つ取り付けられた前記滑動安定
板が移動面から数度の傾斜角度を持つ形態に形成され、
且つ前記滑動安定板の略中央に開設された前記穴から、
構成要素である前記車輪をして、前記車輪は車輪下方が
移動面に臨まれ、前記車輪下方よりも後方に前記滑動安
定板の接地部を位置して、設け得る支持安定脚にして、
前記滑動安定板をして前記傾斜角度にそって前後動成し
得る構造であり、かつ前記車輪をして上下動及び前後動
成し得る構造に形成される。
【0010】前記支持安定脚は前記滑動安定板と前記車
輪と前記取付具及び前記調整具を取り付け得るととも
に、取り付けられた前記滑動安定板が移動面から数度の
傾斜角度を持つ形態に形成され、且つ前記滑動安定板の
略中央に開設された前記穴から、構成要素である前記車
輪をして、前記車輪は車輪下方が移動面に臨まれ、前記
車輪下方よりも前方に前記滑動安定板の接地部を位置し
て、設け得る支持安定脚にして、前記滑動安定板をして
前記支持安定脚に取り付けた前記調整具の作用により、
前記滑動安定板が移動面からの傾斜角度を変更し得る構
造であり、かつ前記車輪をして上下動成し得る構造に形
成される。
【0011】前記車輪下方よりも後方に前記滑動安定板
の接地部を位置して、設け得る支持安定脚においても、
前記滑動安定板をして前記支持安定脚の調整部の調整に
より、 前記傾斜角度を変更し得る構造を取りうる。
【0012】前記車輪は、前記滑動安定板の穴から車輪
下方が移動面に臨まれ、前記支持安定脚に回転自在に固
着され、かつ該支持安定脚よって保持される前記車輪は
上下動及び前後動により前記滑動安定板の接地部領域が
増減量なし得ると共に駆動機構を備え得る。前記駆動機
構は、エンジン又はモーター又は磁気駆動装置又は原子
力などなんでもよい。 前記車輪は、車輪のほか球体で
もよい。前記車輪及び前記球体は、1個以上の車輪又は
球体を持って構成される。
【0013】前記取付具は、前記器具及び構造物などの
固形物に前記支持安定脚を取り付ける手段にして、ビ
ス、接着など何でもよい。
【0014】前記調整具は、前記滑動安定板と前記支持
安定脚の間に位置し、前記滑動安定板を上下動成し得る
素材で、又は油圧及び空気圧など圧力を加える事により
前記滑動安定板を上下動成し得る構造物で、形成され
る。該調整具は前記滑動安定板及び前記支持安定脚と夫
々一体構造として形成されてもよい。前記調整具は、少
なくとも片側にヒンジ又は蝶番を持ち、前記滑動安定板
の上下動に伴い、前記滑動安定板の接地角度を自在に変
動させ得る。
【0015】本発明は前記滑動安定板と前記支持安定脚
と前記車輪と前記取付具及び前記調整具の諸要素の持つ
機能を統一し、統一された全体を一つの発明として新た
な機能を付与するという手段を採用した。
【0016】
【作用】統一された全体が障害物を乗り越える際は、前
記滑動安定板と前記支持安定脚と前記車輪と前記取付具
及び前記調整具の諸要素が一体となって、一つの大きな
車輪の役割を果たす。
【0017】滑動安定板はその一部が床面に接地するの
で、安定に移動が行なえる。しかも前記滑動安定板には
先端側に第1のそり上がり部を、また後端側には第2の
そり上がり部を夫々形成しているので、背が高い障害物
であったとしても滑動安定板を前上がりにすることによ
り容易に乗り越えることができる。しかも背が高い障害
物を乗り越える場合に、滑動安定板の後端側に設けた第
2のそり上がり部と先端側に設けた第1のそり上がり部
とが協同して接地するので、衝撃は小さくなる。
【0018】滑動安定板は先端側に第1のそり上がり部
を、また後端側には第2のそり上がり部を夫々形成して
いるので、背が高い障害物であったとしても滑動安定板
を第1のそり上がり部の角度の沿ってすり上げることに
より、容易に乗り越えることができる。
【0019】また滑動安定板の移動面に対する摩擦力
は、移動面から滑動安定板の前方が浮き上がった状態に
て数度の傾斜角度を持ち、滑動安定板の後方を接地部と
し、さらに滑動安定板を傾斜角度にそって前後動を成
し、および上下動を成し得ることにより、滑動安定板の
接地部領域が増減量なし得る事により、可変し得るの
で、また車輪は前記穴から車輪下方が移動面に臨まれ、
前記車輪の上下動及び前後動により前記滑動安定板の接
地部領域が増減量なし得ることにより、前記摩擦力は可
変し得るので、障害物乗越用ソリ付きキャスターに加え
られる加速度及び備え得る駆動機構から得られる加速度
に変化が無い場合でも移動速度を変化させ得る。
【0020】さらに滑動安定板の移動面に対する摩擦力
は、移動面から滑動安定板の後方が浮き上がった状態に
て数度の傾斜角度を持ち、前記滑動安定板の前方を接地
部とし、前記滑動安定板をして前記支持安定脚の調整部
の調整により、前記移動面に対する前記傾斜角度を変更
し得ることから、前記摩擦力は可変し得るので、障害物
乗越用ソリ付きキャスターに加えられる加速度及び備え
得る駆動機構から得られる加速度に変化が無い場合でも
移動速度を変化させ得る。前記支持安定脚の調整部の調
整により、前記摩擦力により加速度を調整し、移動速度
を変化させ得る事を目的とする場合には、前記滑動安定
板の後端側には第2のそり上がり部を必ずしも持つ必要
はない。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図7に従
つて障害物乗越用ソリ付きキャスターにつき説明する。
図1に示すように、滑動安定板1は車輪2の下面に支持
安定脚3を用いてその下面の一部が接地可能に着脱自在
に固着された滑動安定板であり、この滑動安定板1は例
えばプラスチックやアルミニウム等の金属等の可撓性材
料を用いて先端側が全長の略1/3程度に大きな曲率R
をもってそり上がった第1のそり上がり部1aを、また
後端側には前記第1のそり上がり部1aの曲率Rよりも
小さい曲率R’に形成された第2のそり上がり部1bが
夫々形成される。また滑動安定板1は移動の安定性をは
かるために幅8cm、長さ略20cm、厚さ5mm程度
の大きさに形成される。前記滑動安定板1の下面略中央
に設けられた穴1dは、支持安定脚3に回転自在に支持
された前記穴1dを貫通した車輪2が車輪下方が移動面
gに臨まれるように開設される。また前記滑動安定板1
の下面に開設された穴1e−1と穴1e−2と穴1e−
3及び穴1e−4は支持安定脚3に、支持安定脚3の穴
3c−1と穴3c−2及び穴3d−1と穴3d−2に合
う位置に、調整具5(a,b)を間に挟み、取り付ける
ために開設される。
【0022】図1に示す車輪2は、車輪下方が移動面に
臨まれ、滑動安定板1の第2のそり上がり部1b近くの
下面が接地する滑動安定板1の接地部1cの前方に、支
持安定脚3と車輪2の車軸2a及び車軸ナット2bによ
って支持される。車輪2は、進行方向を変更するために
水平方向に遊転自在に支持されるキャスター構造のもの
であってもよい。また車輪2は荷重軸fの真下でなくと
もよい。さらに車輪2にはエンジンやモーターなどの駆
動装置を取り付けることが出来る。
【0023】図1に示す支持安定脚3は車輪2を収納し
得る中空構造をなし、がつ側面略半楕円形をなし、硬質
プラスチックや金属など器具及び構造物などの固形物の
荷重を支え得る材料により形成され、前記滑動安定板1
を取り付けるため前後端に延長方向に取付片部3a及び
3bが夫々設けられる。取付片部3a及び3bは支持安
定脚3の側面略半楕円形の内側に位置してもよい。支持
安定脚3の側面は半楕円形でなくともよい。支持安定脚
3は、前記滑動安定板1の接地部1cとなすように、先
端側の前記第1のそり上がり部1aが移動面gから浮き
上がった状態にて数度の傾斜角度k、例えば約3度程度
に、前記滑動安定板1を前上がりに傾斜して車輪2の下
面に取付け得る形態を成している。支持安定脚3の両側
面に開設された穴3gは、車輪2を、貫通する車軸2a
及び車軸ナット2bによって回転自在に支持するために
開設される。支持安定脚3の取付片部3aに開設された
穴3c−1と穴3c−2及び取付片部3bに開設された
穴3d−1と穴3d−2は、前記滑動安定板1の下面に
開設された穴1e−1と穴1e−2と穴1e−3及び穴
1e−4に、ネジ3e−1とネジ3e−2及びネジ3f
−1とネジ3f−2により、調整具5(a,b)を間に
挟み、滑動安定板1を取り付け固定するために、開設さ
れる。前記穴3c−1と穴3c−2及び穴3d−1と穴
3d−2は、滑動安定板1が前後の動きを成し得るよう
に、前後を長くした長方形で頂頭部は半円をした形に形
成される。支持安定脚3の上部に開けられた穴3hは図
1の取付具4を取り付けるために形成される。実施例に
おいてはビス4aとナット4bとゴム4c−1と4c−
2及びワッシャー4d−1,4d−2と4d−3を利用
しているが器具及び構造物などの固形物と支持安定脚3
を固着し得る手段であればなんでもよい。同様に形態も
実施例においては円筒形を成しているが、どのような形
態を成してもよい。支持安定脚3の取付片部3a及び3
b上の突起3iは強度を保持するために形成される。使
用素材と形態により強度が充分な場合においては突起3
iは不必要である。前記支持安定脚3の前記穴3c−1
と穴3c−2及び穴3d−1と穴3d−2に前記滑動安
定板1を取付ビス3e−1と3e−2及び取付ビス3f
−1と3f−2を用いてねじ固定する。前記穴取付ビス
3e−1と3e−2及び取付ビス3f−1と3f−2の
形状は、実施例においては取付ねじであるが固定するた
めの手段であって、滑動安定板1を調整具5(a,b)
と共に支持安定脚3に固定できれば手段は何でも良い。
【0024】図1の取付具4は、ビス4aとナット4b
とゴム4c−1とゴム4c−2及びワッシャー4d−1
とワッシャー4d−2とワッシャー4d−3によって形
成され、ゴムの横方向への圧力の変化により前記器具及
び構造物などの固形物が持つパイプの形態を成した、支
持安定脚設置位置に固着される。取付具4は前記器具及
び構造物などの固形物に前記支持安定脚を取り付ける手
段にして、ビス、接着など何でもよい。
【0025】図1の調整具5a,5bは図示した如く前
記滑動安定板1と前記支持安定脚3との間に介在され、
前記滑動安定板1を適宜上下動し得る調整用素材であ
り、実施例においては前記滑動安定板1と前記支持安定
脚3との緩衝用として用いることができるゴム材であ
る。前記ゴム材からなる調整具5a,5bは空気圧、油
圧等の圧力装置とすることができる。前記調整具5a,
5bは圧力センサーを組み込んだ上下可動圧力装置とし
得る。前記調整具5a,5bは前記滑動安定板及び前記
支持安定脚と夫々一体構造として形成し得る。
【0026】前記接地部1cは、移動面gに対する安定
性を充分に確保する点から、少なくとも5−8mm程度
の長さが移動面gに接する。図5−1のように前記滑動
安定板1を前方に移動し固定すると後方の長さが短くな
り接地面積が少なくなって障害物乗越用ソリ付きキャス
ターはなめらかに早く移動する。図5−2のように前記
滑動安定板1を後方に移動し固定すると後方が長くなり
接地面積が多くなって障害物乗越用ソリ付きキャスター
は、図5−1の利用状況に比して強い抵抗を受けること
により、なめらかにゆっくり移動する。
【0027】図1及び図2において、穴1dは前記滑動
安定板1に下面略中央に開設され、該穴から車輪2が車
輪2の下方の周面が移動面gに僅かに接触自在に臨まれ
ることにより、車輪2が移動面gに接触して回転するこ
とで滑動安定板1と移動面gとの摩擦を小さくし、障害
物乗越用ソリ付きキャスターの移動を円滑にし、移動を
円滑になす。この場合図1に示すように、滑動安定板1
の前記接地部1cが車輪2の後方に位置して設けられ
る。接地部1cは滑動安定板1の前後動及び上下動によ
り接地部領域が変化をなし、接地部領域の変化が障害物
乗越用ソリ付きキャスターと移動面gとの間の摩擦力を
変化させ得る。前記穴1dの形状は、図示においては平
面略矩形に形成されているが、これに限ることなく例え
ば楕円形、長円形等があり、要は車輪2を収容して充分
に下方に臨ませるものであればよい。
【0028】本発明の一実施例は以上の構成からなり、
障害物乗越用ソリ付きキャスターは、例えば車輪2の下
面には滑動安定板1が支持安定脚3の前後端に設けた取
付片部3a,3bに取付ねじ3e−1,3e−2と3f
−1,3f−2を用いてねじ固定されているから、滑動
安定板1は移動面gに対して滑動されることにより安定
に移動が行なえる。すなわち滑動安定板1は、幅8c
m、長さが略20cm程度で先端側が全長の略1/3程
度の第1のそり上がり部1aが設けられ、後端側には第
2のそり上がり部1bが形成されることにより、先端側
が浮き上がり状態で傾斜してその一部の接地部1cが移
動面gに5−8mmの長さに充分接地しているので、滑
動安定板1は移動面gに対して充分な接触面積を保有し
て安定に移動が行なえる。
【0029】そして移動面gに、障害物uがある場合
に、滑動安定板1はプラスチック等の可撓性を有する材
料により形成され、その先端側には大きな曲率Rの第1
のそり上がり部1aが形成されるとともに後端側には小
さな曲率R’の第2のそり上がり部1bが形成されるこ
とにより先端側が図1に示す傾斜角度Kをもって浮き上
がり状態で車輪2の下面に取付けられるので、容易にそ
の障害物uを乗り越えて円滑に滑動が行なえる。またこ
の障害物uが背が高い場合には、前述のように滑動安定
板1は傾斜角度Kをもって前上がりの傾斜状態に取付け
られ、しかも滑動安定板1の先端側に設けた第1のそり
上がり部1aの曲率Rは後端側に設けた第2のそり上が
り部1bの曲率R’よりも大きいので、障害物乗越用ソ
リ付きキャスターは滑動安定板1の後端側に設けた第2
のそり上がり部1bの曲率R’に沿つて滑動安定板1を
前上がりに転動する。この結果、移動面gに対して滑動
安定板1の先端側の浮き上がり状態を図6に示すような
通常の移動状態の場合よりも一層大きくすることがで
き、容易に背が高い障害物uを乗り越えることができ
る。
【0030】しかも滑動安定板1は、移動床面gに対し
て全面が接触するのではなく、一部が接触するので、滑
動安定板1が背の高い障害物uを乗り越える場合に、図
7に示すように大きな曲率Rを有する滑動安定板1の先
端側が、先ず移動面gに接地してその曲率Rに伴つて徐
々に且つ滑らかに移動面gを摺動して行き、同時に小さ
な曲率R’を有する後端側が未だ障害物u上に載置され
て先端側の移動に伴つてその曲率R’に沿つて滑らかに
且つ徐々に障害物uの前壁部に沿つて滑動しながら落下
して行くので、滑動安定板1が障害物uを乗り越えるの
に落下による衝撃は緩和される。
【0031】しかも方向転換および横すべりの操作が容
易且つ確実となり、移動が確実に行なえる。また滑動安
定板1の後端側には第2のそり上がり部1bか形成され
ているので後方移動も可能である。
【0032】障害物乗越用ソリ付きキャスターは、前記
滑動安定板1と前記支持安定脚3の間に調整具であるゴ
ム材5a,5bが介在されていることもあって滑動安定
板1に加わる衝撃は緩衝される。
【0033】図8および図9に示すものは、第2実施例
を示したものである。図8に示すように、滑動安定板6
は支持安定脚7aと一体に形成され、第1実施例の滑動
安定板1と同じ形態を成す滑動安定板であり、すなわ
ち、この滑動安定板6は例えばプラスチックやアルミニ
ウム等の金属等の可撓性材料を用いて先端側が全長の略
1/3程度に大きな曲率Rをもってそり上がった第1の
そり上がり部6aを、かつ前記第1のそり上がり部6a
が移動面gから浮き上がった状態にて数度の傾斜角度
K、例えば約3度程度に前記滑動安定板6を前上がりに
傾斜して形成し、また後端側には前記第1のそり上がり
部1aの曲率Rよりも小さい曲率R’に形成された第2
のそり上がり部6bが夫々形成される。また滑動安定板
6は移動の安定性をはかるために幅8cm、長さ略20
cm、厚さ5mm程度の大きさに形成される。前記滑動
安定板6の下面略中央に設けられた穴6dは、支持安定
脚7bに回転自在に支持された前記穴6dを貫通した車
輪2が車輪下方が移動面に臨まれるように開設される。
【0034】図8に示す車輪2は、第1実施例と同一で
あり、すなわち車輪下方が移動面に臨まれ、滑動安定板
6の第2のそり上がり部6b近くの下面が接地する滑動
安定板6の接地部6cの前方に、支持安定脚7bと車輪
2の車軸2a及び車軸ナット2bによって支持される。
前記支持安定脚7−b及び車輪2と車軸2aはモータ
ー、エンジン、磁気駆動機構等の駆動機構を備え得る。
【0035】図8に示す支持安定脚7a及び支持安定脚
7bは前記支持安定脚7aと前記支持安定脚7bの両方
を一組として形成し、第1実施例に示す支持安定脚3の
機能を実現する。すなわち前記支持安定脚7bは車輪2
を収納し得る中空構造をなし、かつ側面略長方形で、か
つ先端部は半円形をなし、硬質プラスチックや金属など
器具及び構造物などの固形物の荷重を支えうる材料によ
り形成され、前記滑動安定板6と一体に形成された支持
安定脚7aの上部より前記支持安定脚7aの側面を跨ぐ
ように位置し、支持安定脚7a及び支持安定脚7bは上
下調節ビス8及び調整具9によって固着され、滑動安定
板6に開設される穴6dを貫通した車輪2の下方の周面
が移動面gに僅かに接触自在に臨まれる形態を成す。
【0036】支持安定脚7aは滑動安定板6と一体に形
成され、かつ前記支持安定脚7a及び支持安定脚7bの
両方を一組として形成し、第1実施例に示す支持安定脚
3及び滑動安定板1の機能を実現する。第1実施例にお
いては滑動安定板1と支持安定脚3を固着する手段とし
て、調整具5を滑動安定板1と支持安定脚3の間に位置
させ、滑動安定板1と支持安定脚3及び調整具5をビス
で固着するという手段を用いたが、支持安定脚7aは滑
動安定板6に一体に形成され、あらかじめ固着されてい
る。第1実施例において、摩擦力を可変し得る事を目的
として、穴3c−1.2及び穴3d−1.2は、ビスで
固着される滑動安定板1が前後の動きを成し得るよう
に、前後を長くした長方形で頂頭部は半円をした形に形
成された。しかしながら本実施例に於いては、支持安定
脚7a及び滑動安定板6をあらかじめ固着するという手
段を採用したため、車輪2が上下動を成しうることによ
り、摩擦力を可変し得るという手段を採用した。すなわ
ち上下調節ビス8及び上下調整具9によって、車輪2を
回転自在に支持する支持安定脚7bは、滑動安定板6と
一体構造の支持安定脚7aにビス8により固着される
が、上下動成しうる構造に形成されていることにより、
支持安定脚7bに回転自在に支持された車輪2が上下動
成しうるので、支持安定脚7aと一体に形成された滑動
安定板6の接地部6cにおいて、接地部領域が増減量な
し得る。図8において、支持安定脚7bは、支持安定脚
7aの上部から外側に位置しているが、内側に位置して
もよい。支持安定脚7bは側面略長方形で、かつ先端部
は半円形なしているが車輪2を回転自在に支持できれば
側面はどのような形態でもよい。
【0037】図8の調整具9は図示した如く前記支持安
定脚7aと前記支持安定脚7bとの間に介在され、車輪
2を適宜上下動しうる調整用素材であり、実施例におい
ては前記支持安定脚7aと前記支持安定脚7bとの緩衝
用として用いることができるゴム材である。前記ゴム材
からなる調整具9は空気圧、油圧等の圧力装置とするこ
とができる。前記調整具9は圧力センサーを組み込んだ
上下可動圧力装置とすることができる。同時に前記調整
具9は圧力センサーを組み込んだ前後可動圧力装置とす
ることができる。さらに前記調整具9は前記支持安定脚
7a及び支持安定脚7bに夫々一体構造として形成し得
る。
【0038】図10および図11に示すものは、第3実
施例を示したものである。図10に示すように、滑動安
定板10は支持安定脚12aと支持安定脚12bと個々
別々に形成され、第1実施例の滑動安定板1と同じ形態
を成す滑動安定板であり、すなわち、この滑動安定板1
0は例えばプラスチックやアルミニウム等の金属等の可
撓性材料を用いて先端側が全長の略1/3程度に大きな
曲率Rをもってそり上がった第1のそり上がり部10a
を、かつ前記第1のそり上がり部10aは滑動安定板1
0の滑動安定板接地部10bを基点として移動面gから
浮き上がった状態にて形成されると共に、滑動安定板接
地部10bを基点として、後方に数度の傾斜角度K、例
えば約3度程度に前記滑動安定板10を後ろ上がりに傾
斜して形成される。また滑動安定板10は移動の安定性
をはかるために幅8cm、長さ略20cm、厚さ5mm
程度の大きさに形成される。前記滑動安定板10の下面
略中央に設けられた穴10cは、支持安定脚12bに回
転自在に支持された前記穴10cを貫通した車輪2が車
輪下方が移動面に臨まれるように開設される。
【0039】図10に示す車輪2は、車輪下方が移動面
に臨まれ、滑動安定板10の第1のそり上がり部10a
近くの下面が接地する滑動安定板10の接地部10bの
後方に、支持安定脚12aと車輪2の車軸2a及び車軸
ナット2bによって支持される。前記支持安定脚12a
及び車輪2と車軸2aはモーター、エンジン、磁気駆動
機構等の駆動機構を備え得る。
【0040】図10に示す支持安定脚12は支持安定脚
12aと支持安定脚12bと上下調節ビス8及び調整具
9と調整具11a及び調整具11bの全てを分離して形
成し、第1実施例に示す支持安定脚3の機能を実現す
る。すなわち前記支持安定脚12aは車輪2を収納し得
る中空構造をなし、かつ側面略長方形で、かつ先端部は
半円形をなし、硬質プラスチックや金属など器具及び構
造物などの固形物の荷重を支えうる材料により形成さ
れ、支持安定脚12bの上部より前記支持安定脚12a
の側面を跨ぐように位置し、支持安定脚12a及び支持
安定脚12bは上下調節ビス8及び調整具9によって固
着され、支持安定脚12bと滑動安定板10は調整具1
1a及び調整具11bによって固着され、滑動安定板1
0に開設される穴10cを貫通した車輪2の下方の周面
が移動面gに僅かに接触自在に臨まれる形態を成す。
【0041】第3実施例において、滑動安定板10は調
整具11a及び調整具11bによって前記支持安定脚1
2bに固着され、かつ前記支持安定脚12a及び支持安
定脚12bは上下調節ビス8及び調整具9によって固着
され、前記支持安定脚12a及び支持安定脚12bの両
方を一組として形成し、第1実施例に示す支持安定脚3
及び滑動安定板1の機能を実現する。
【0042】第1実施例においては滑動安定板1と支持
安定脚3を固着する手段として、調整具5を滑動安定板
1と支持安定脚3の間に位置させ、滑動安定板1と支持
安定脚3及び調整具5をビスで固着するという手段を用
いたが、第3実施例において、滑動安定板10は、蝶番
の構造を持つ支持安定脚片部12cに調整具11aを用
いて固着し、及び支持安定脚片部12dに調整具11b
を用いて固着する。
【0043】滑動安定板10は前記支持安定脚片部12
cに蝶番の構造を持つ調整具11aを用いて固着するた
めに、蝶番受け10dを滑動安定板表面10eに配置し
ている。調整具11aは、滑動安定板10を蝶番受け1
0dの位置で、前記支持安定脚12bを、前記支持安定
脚片部12cと調整具11aで固着するために、蝶番受
け10dに蝶番の軸13aと蝶番の軸止め13bを利用
し固着される。前記支持安定脚片部12cと調整具11
aは、油圧、空気圧、水圧、バネ、ワイヤー、電動及び
磁気力を利用した制御装置を設置することが出来る。
【0044】調整具11aは、蝶番受け10dを基点に
調整具11bの調整により、滑動安定板10の動きに即
して、滑動安定板10を前後に可変しうる。調整具11
bは上下可動圧力装置であり、油圧、空気圧、水圧、バ
ネ、ワイヤー、電動及び磁気力を利用した制御装置であ
る。前記調整具11a,11bは圧力センサーを組み込
んだ上下可動圧力装置とし得る。調整具11bが上下可
動するとき、滑動安定板10を前後に可変しうるとして
いることから、滑動安定板10の後端部10fは移動面
gに接地し、接地部領域が増減量なし得る事により摩擦
力を制御し得ると共に、既存のキャスターの車輪と、車
輪を保持する車軸を制動の為に制御するブレーキ等の機
構により車輪の動きを制御することなく、制動し得る
【0045】第3実施例において、滑動安定板10は前
記支持安定脚片部12dに調整具11bを用いて固着す
るために、調整具11bと一体構造である。しかし滑動
安定板10は調整具11bと分離構造とすることもでき
る。滑動安定板10と調整具11bを分離構造とした場
合に於いては、滑動安定板10と調整具11bをビス止
めや糊付け、溶接等の手段で固着する。
【0046】調整具11aは滑動安定板表面10eに滑
動安定板10を蝶番受け10dの位置で、前記支持安定
脚12bを蝶番の構造を持つ支持安定脚片部12cと調
整具11aで固着するために、蝶番受け10dで固着さ
れる。前記支持安定脚片部12cと調整具11aは、油
圧、空気圧、水圧、バネ、ゴム、ワイヤー、電動及び磁
気力を利用した制御装置を設置することが出来る。
【0047】車輪は、前記滑動安定板の穴から車輪下方
が移動面に臨まれ、前記支持安定脚に回転自在に固着さ
れ、かつ該支持安定脚よって保持される前記車輪は上下
動により前記滑動安定板の接地部領域が増減量なし得る
と共に駆動機構を備え得る。前記駆動機構は、エンジン
又はモーター又は磁気駆動装置又は原子力などなんでも
よい。
【0048】第1実施例において、摩擦力を可変し得る
事を目的として、穴3c−1.2及び穴3d−1.2
は、ビスで固着される滑動安定板1が前後の動きを成し
得るように、前記穴は前後を長くした長方形で頂頭部は
半円をした形に形成された。しかしながら第3実施例に
於いて、滑動安定板10と、すなわち滑動安定板10と
調整具11bを一体構造とし、その他の支持安定脚12
a、支持安定脚12b、調整具11a、上下調節ビス8
及び調整具9は各々固着するという手段を採用したの
で、調整具11aと調整具11bの制御装置によって摩
擦力を調節し、よって摩擦力を可変し得る方法を採用し
た。
【0049】図10の調整具9は図示した如く前記支持
安定脚12aと前記支持安定脚12bとの間に介在さ
れ、車輪2を適宜上下動しうる調整用素材であり、実施
例においては前記支持安定脚12aと前記支持安定脚1
2bとの緩衝用として用いることができるゴム材であ
る。前記ゴム材からなる調整具9は空気圧、油圧等の圧
力装置とすることができる。前記調整具9は圧力センサ
ーを組み込んだ上下可動圧力装置とすることができる。
同時に前記調整具9は圧力センサーを組み込んだ前後可
動圧力装置とすることができる。さらに前記調整具9は
前記支持安定脚12a及び支持安定脚12bに夫々一体
構造として形成し得る。
【0050】図12は図示した如く、障害物乗越用ソリ
付きキャスターが、障害物乗り越えに関して、比較すべ
き最大の大きさの車輪を示した参考図である。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明は、安定性を維持し
ながら、車輪の大きさより背が高い段差を容易に乗り越
えることができ、乗り越える際の衝撃が小さく、さらに
は後方移動も容易で方向変更及び横移動を容易にできる
と共に、ブレーキ等の機構で車輪の動きを制御すること
なく、制動し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の障害物乗越用ソリ付きキャスターの一
実施例を示す側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく底面図である。
【図4】同じく要部を示す斜面図である。
【図5】同じく接地部の状況を示す断面図である。
【図6】背が高い段差を乗り越える場合の使用状態を示
す断面図である。
【図7】同じく乗り越える場合の断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す 側面図である。
【図9】同じく要部を示す斜面図である。
【図10】本発明の第3の実施例を示す 側面図であ
る。
【図11】同じく要部を示す斜面図である。
【図12】障害物乗越用ソリ付きキャスターの車輪接地
部と障害物に接触する最初の点を2点としてこの2点間
の距離を、大きな車輪の車輪接地部と障害物に接触する
最初の点の2点と想定して、この2点間の距離をもつ大
きさの車輪を計算した参考図である。
【符号の説明】
以下例 1 滑動安定板 1a 第1のそり上がり部 1b 第2のそり上がり部 1c 接地部 1d 中央に設けられた穴 1e−1、4 下面に開設された穴 2 車輪 2a 車軸 2b 車軸とナット 3 支持安定脚 3a及び3b 取付片部 3c−1、2 支持安定脚取付片部の穴 3d−1、2 支持安定脚取付片部の穴 3e−1、2 ネジ 3f−1、2 ネジ 3g 車軸穴 3h 上部に開けられた穴 3i 突起 4 取付具 4a ビス 4b ナット 4c−1、2 ゴム 4d−1、2、3 ワッシャー 5 調整具 5a ゴム 5b ゴム 6 滑動安定板 6a 第1のそり上がり部 6b 第2のそり上がり部 6c 接地部 6d 穴 7a 支持安定脚 7b 支持安定脚 8 上下調節ビス 9 調整具 10 滑動安定板 10a 第1のそり上がり部 10b 接地部 10c 中央に設けられた穴 10d 蝶番受け 10e 表面 10f 後端部 11a 調整具 11b 調整具 12 支持安定脚 g 移動面 u 障害物 K 傾斜角度 f 荷重軸 R 大きな曲率 R’小さい曲率

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滑動安定板と支持安定脚及び車輪を備え
    たキャスターにして、前記滑動安定板は可撓性を有する
    材料により形成され、且つ先端側に第1のそり上がり部
    を、また後端側には第2のそり上がり部を夫々形成し、
    前記支持安定脚は器具及び構造物などの固形物に取付け
    得るとともに、前記器具及び構造物などの固形物の荷重
    を該支持安定脚に回転自在に固着された前記車輪ととも
    に支え得る材料により形成され、且つ移動面から前方に
    数度の傾斜角度を上向きに持つ形態に形成され、該支持
    安定脚に取り付けた前記滑動安定板の下面の一部を接地
    可能に形成したことを特徴とする障害物乗越用ソリ付き
    キャスター。
  2. 【請求項2】 前記支持安定脚は、障害物乗越用ソリ付
    きキャスターの移動面に対して、前記支持安定脚の底面
    が形成され、移動方向を前方として、前記支持安定脚の
    底面が前方に数度の傾斜角度を上向きに持つ形態に形成
    されたことを特徴とする請求項1に記載の障害物乗越用
    ソリ付きキャスター。
  3. 【請求項3】 前記滑動安定板は、穴が開設され、前記
    穴から車輪下方が移動面に臨まれ、前記車輪下方よりも
    後方に該滑動安定板の接地部が位置して設けられること
    を特徴とする請求項1に記載の障害物乗越用ソリ付きキ
    ャスター。
  4. 【請求項4】 前記滑動安定板の第1のそり上がり部
    は、該滑動安定板の全長の略1/3程度のそり上がりに
    て形成され、前記第2のそり上がり部は前記第1のそり
    上がり部よりも小さい曲率に形成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の障害物乗越用ソリ付きキャスター。
  5. 【請求項5】 前記滑動安定板は、前記穴が開設され、
    前記穴から車輪下方が移動面に臨まれ、前記車輪下方よ
    りも後方に前記滑動安定板の接地部が位置して設けられ
    ると共に、前後動及び上下動を成し得ることにより、前
    記滑動安定板の接地部領域が増減量なし得ることを特徴
    とする請求項1に記載の障害物乗越用ソリ付きキャスタ
    ー。
  6. 【請求項6】 前記車輪は、前記穴から車輪下方が移動
    面に臨まれ、前記車輪が前後動及び上下動なし得る事に
    より、前記滑動安定板の接地部領域が増減量なし得るこ
    とを特徴とする請求項1に記載の障害物乗越用ソリ付き
    キャスター。
  7. 【請求項7】 滑動安定板と支持安定脚と車輪及び調整
    具を備えたキャスターにして、前記滑動安定板は可撓性
    を有する材料により形成され、且つ先端側に第1のそり
    上がり部を、また後端側には第2のそり上がり部を夫々
    形成し、前記支持安定脚は器具及び構造物などの固形物
    に取付け得るとともに、前記器具及び構造物などの固形
    物の荷重を該支持安定脚に回転自在に固着された前記車
    輪とともに支え得る材料により形成され、且つ移動面か
    ら後方に数度の傾斜角度を上向きに持つ形態に形成さ
    れ、該支持安定脚に取り付けた前記滑動安定板の下面の
    一部を接地可能に形成したことを特徴とする障害物乗越
    用ソリ付きキャスター。
  8. 【請求項8】 前記支持安定脚は、障害物乗越用ソリ付
    きキャスターの移動面に対して、前記支持安定脚の底面
    が形成され、移動方向を前方として、前記支持安定脚の
    底面が後方に数度の傾斜角度を上向きに持つ形態に形成
    され、前記滑動安定板に固着された前記調整具の調整に
    より該滑動安定板を可動出来るようにに形成されたこと
    を特徴とする請求項7に記載の障害物乗越用ソリ付きキ
    ャスター。
  9. 【請求項9】 前記滑動安定板は、前記穴が開設され、
    前記穴から車輪下方が移動面に臨まれ、前記車輪下方よ
    りも前方に前記滑動安定板の接地部が位置して設けられ
    ると共に、前記調整具の調整の効果で、上下動を成し得
    ることにより、前記滑動安定板の接地部領域が増減量な
    し得ることを特徴とする請求項7に記載の障害物乗越用
    ソリ付きキャスター。
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