JP2018065441A - 車両制御システム、車載制御装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

車両制御システム、車載制御装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両制御システム、車載制御装置及びコンピュータプログラムの提供。【解決手段】車載制御装置は、位置情報を含み、位置情報により特定される位置までの自動運転を車両に指示する信号を受信する受信部と、受信部にて受信した信号に含まれる位置情報に基づき、位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させる自動運転制御部と、携帯機を探索する探索信号を定期的に送信する送信部と、探索信号を受信した携帯機より送信され、携帯機によって計測された前記信号強度の情報を含む応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、車両に対する前記携帯機の相対位置を特定する特定部と、自動運転の開始後に特定部が相対位置を特定した場合、特定した相対位置に基づいて、車両を携帯機の位置へ誘導する車両誘導部とを備える。【選択図】図9

Description

本発明は、車両制御システム、車載制御装置及びコンピュータプログラムに関する。
車両を遠隔操作するシステムとして、車両に対する遠隔操作が可能な機器として登録されている電子キーと、車両のユーザの所有物として登録されているスマートフォンと、車両に搭載される車載システムとを備え、車載システムにて、電子キー及びスマートフォンに対する認証が成功したかを判断し、電子キーおよびスマートフォンの認証が成功したと判断した場合、自動運転制御部の作動を許可する車両遠隔操作システムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2016−97927号公報
しかしながら、特許文献1では、GPS(Global Positioning System)を用いて自動運転を制御する構成としており、車両の停車位置はGPSの精度に依存するという問題点を有している。例えば、GPSの精度が数m程度である場合、GPSにより得られる位置情報に基づいて車両を誘導したとしても、ユーザから数m離隔した位置に車両が停車する可能性がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、車外通信装置から通知される位置情報に基づき自動運転を開始させた後、携帯機との相対位置に基づいて、車両を誘導することにより、車両の停車位置を改善することができる車両制御システム、車載制御装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本願の一態様に係る車両制御システムは、車両に搭載された車載制御装置と、該車載制御装置と無線通信が可能である携帯機とを備え、前記車載制御装置と前記携帯機との間で無線通信を行うことにより、前記車両の動作を制御する車両制御システムであって、位置情報を取得する取得部と、該取得部が取得した位置情報を含み、該位置情報により特定される位置までの自動運転を前記車両に指示する信号を送信する自動運転指示部とを備える車外通信装置を更に含み、前記車載制御装置は、前記自動運転指示部から送信された信号を受信する受信部と、該受信部にて受信した信号に含まれる位置情報に基づき、該位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させる自動運転制御部と、前記携帯機を探索する探索信号を定期的に送信する送信部とを備え、前記携帯機は、前記送信部から送信された探索信号を受信した場合、受信した探索信号の信号強度を計測する計測部と、該計測部が計測した信号強度の情報を含む応答信号を送信する応答部とを備え、前記車載制御装置は、前記応答部から送信された応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、前記車両に対する前記携帯機の相対位置を特定する特定部と、前記自動運転の開始後に前記特定部が前記相対位置を特定した場合、特定した前記相対位置に基づいて、前記車両を前記携帯機の位置へ誘導する車両誘導部とを備える。
本願の一態様に係る車両制御システムは、車両に搭載された車載制御装置と、該車載制御装置と無線通信が可能である携帯機とを備え、前記車載制御装置と前記携帯機との間で無線通信を行うことにより、前記車両の動作を制御する車両制御システムであって、前記携帯機は、位置情報を取得する取得部と、該取得部が取得した位置情報を含み、該位置情報により特定される位置までの自動運転を前記車両に指示する信号を送信する自動運転指示部とを備え、前記車載制御装置は、前記自動運転指示部から送信された信号を受信する受信部と、該受信部にて受信した信号に含まれる位置情報に基づき、該位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させる自動運転制御部と、前記携帯機を探索する探索信号を定期的に送信する送信部とを備え、前記携帯機は、前記送信部から送信された探索信号を受信した場合、受信した探索信号の信号強度を計測する計測部と、該計測部が計測した信号強度の情報を含む応答信号を送信する応答部とを備え、前記車載制御装置は、前記応答部から送信された応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、前記車両に対する前記携帯機の相対位置を特定する特定部と、前記自動運転の開始後に前記特定部が前記相対位置を特定した場合、特定した前記相対位置に基づいて、前記車両を前記携帯機の位置へ誘導する車両誘導部とを備える。
本願の一態様に係る車載制御装置は、携帯機との無線通信が可能であり、前記携帯機との間で無線通信を行うことにより、車両の動作を制御する車載制御装置であって、位置情報を含み、該位置情報により特定される位置までの自動運転を前記車両に指示する信号を受信する受信部と、該受信部にて受信した信号に含まれる位置情報に基づき、該位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させる自動運転制御部と、前記携帯機を探索する探索信号を定期的に送信する送信部と、前記探索信号を受信した前記携帯機より送信され、該携帯機によって計測された前記信号強度の情報を含む応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、前記車両に対する前記携帯機の相対位置を特定する特定部と、前記自動運転の開始後に前記特定部が前記相対位置を特定した場合、特定した前記相対位置に基づいて、前記車両を前記携帯機の位置へ誘導する車両誘導部とを備える。
本願の一態様に係るコンピュータプログラムは、車両に搭載されたコンピュータに、位置情報を含み、該位置情報により特定される位置までの自動運転に係る指示を取得し、取得した指示に含まれる位置情報に基づき、該位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させ、携帯機を探索する探索信号を定期的に送信し、前記探索信号を受信した携帯機より送信され、該携帯機によって計測された前記信号強度の情報を含む応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、前記車両に対する前記携帯機の相対位置を特定し、前記自動運転の開始後に前記相対位置を特定した場合、特定した前記相対位置に基づいて、前記車両を前記携帯機の位置へ誘導する処理を実行するためのコンピュータプログラムである。
本願によれば、車外通信装置から通知される位置情報に基づき自動運転を開始させた後、携帯機との相対位置に基づいて、車両を誘導することにより、車両の停車位置を改善することができる。
実施の形態1に係る車両制御システムの全体構成を示す模式図である。 車載制御装置の構成を説明するブロック図である。 携帯機の構成を説明するブロック図である。 通信端末の構成を説明するブロック図である。 本実施の形態に係る車両制御システムの動作を説明する模式的説明図である。 本実施の形態に係る車両制御システムの動作を説明する模式的説明図である。 本実施の形態に係る車両制御システムの動作を説明する模式的説明図である。 本実施の形態に係る車両制御システムの動作を説明する模式的説明図である。 車載制御装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係る携帯機の構成を説明するブロック図である。 実施の形態3に係る車両制御システムの全体構成を示す模式図である。 路側機の構成を説明するブロック図である。
本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
本願の一態様に係る車両制御システムは、車両に搭載された車載制御装置と、該車載制御装置と無線通信が可能である携帯機とを備え、前記車載制御装置と前記携帯機との間で無線通信を行うことにより、前記車両の動作を制御する車両制御システムであって、位置情報を取得する取得部と、該取得部が取得した位置情報を含み、該位置情報により特定される位置までの自動運転を前記車両に指示する信号を送信する自動運転指示部とを備える車外通信装置を更に含み、前記車載制御装置は、前記自動運転指示部から送信された信号を受信する受信部と、該受信部にて受信した信号に含まれる位置情報に基づき、該位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させる自動運転制御部と、前記携帯機を探索する探索信号を定期的に送信する送信部とを備え、前記携帯機は、前記送信部から送信された探索信号を受信した場合、受信した探索信号の信号強度を計測する計測部と、該計測部が計測した信号強度の情報を含む応答信号を送信する応答部とを備え、前記車載制御装置は、前記応答部から送信された応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、前記車両に対する前記携帯機の相対位置を特定する特定部と、前記自動運転の開始後に前記特定部が前記相対位置を特定した場合、特定した前記相対位置に基づいて、前記車両を前記携帯機の位置へ誘導する車両誘導部とを備える。
上記一態様にあっては、GPS等を利用して得られる位置情報により自動運転を開始させると共に、車載制御装置によって携帯機が検知された場合、GPS等の位置情報に基づく自動運転から、携帯機の位置(車両に対する携帯機の相対位置)に基づく車両の誘導に切り替えるので、GPSの精度に依らず、携帯機を携帯する乗員の目前で車両を停止させることができる。
本願の一態様に係る車両制御システムは、車両に搭載された車載制御装置と、該車載制御装置と無線通信が可能である携帯機とを備え、前記車載制御装置と前記携帯機との間で無線通信を行うことにより、前記車両の動作を制御する車両制御システムであって、前記携帯機は、位置情報を取得する取得部と、該取得部が取得した位置情報を含み、該位置情報により特定される位置までの自動運転を前記車両に指示する信号を送信する自動運転指示部とを備え、前記車載制御装置は、前記自動運転指示部から送信された信号を受信する受信部と、該受信部にて受信した信号に含まれる位置情報に基づき、該位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させる自動運転制御部と、前記携帯機を探索する探索信号を定期的に送信する送信部とを備え、前記携帯機は、前記送信部から送信された探索信号を受信した場合、受信した探索信号の信号強度を計測する計測部と、該計測部が計測した信号強度の情報を含む応答信号を送信する応答部とを備え、前記車載制御装置は、前記応答部から送信された応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、前記車両に対する前記携帯機の相対位置を特定する特定部と、前記自動運転の開始後に前記特定部が前記相対位置を特定した場合、特定した前記相対位置に基づいて、前記車両を前記携帯機の位置へ誘導する車両誘導部とを備える。
上記一態様にあっては、GPS等を利用して得られる位置情報により自動運転を開始させると共に、車載制御装置によって携帯機が検知された場合、GPS等の位置情報に基づく自動運転から、携帯機の位置(車両に対する携帯機の相対位置)に基づく車両の誘導に切り替えるので、GPSの精度に依らず、携帯機を携帯する乗員の目前で車両を停止させることができる。
本願の一態様に係る車載制御装置は、携帯機との無線通信が可能であり、前記携帯機との間で無線通信を行うことにより、車両の動作を制御する車載制御装置であって、位置情報を含み、該位置情報により特定される位置までの自動運転を前記車両に指示する信号を受信する受信部と、該受信部にて受信した信号に含まれる位置情報に基づき、該位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させる自動運転制御部と、前記携帯機を探索する探索信号を定期的に送信する送信部と、前記探索信号を受信した前記携帯機より送信され、該携帯機によって計測された前記信号強度の情報を含む応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、前記車両に対する前記携帯機の相対位置を特定する特定部と、前記自動運転の開始後に前記特定部が前記相対位置を特定した場合、特定した前記相対位置に基づいて、前記車両を前記携帯機の位置へ誘導する車両誘導部とを備える。
上記一態様にあっては、GPS等を利用して得られる位置情報により自動運転を開始させると共に、車載制御装置によって携帯機が検知された場合、GPS等の位置情報に基づく自動運転から、携帯機の位置(車両に対する携帯機の相対位置)に基づく車両の誘導に切り替えるので、GPSの精度に依らず、携帯機を携帯する乗員の目前で車両を停止させることができる。
本願の一態様に係る車載制御装置は、前記特定部が特定した前記携帯機の相対位置に基づき、前記車両に対する前記携帯機の離隔距離が設定距離以下であるか否かを判断する判断部を備え、前記離隔距離が前記設定距離以下であると判断した場合、前記車両誘導部は、前記車両を停止させるための制御信号を出力する。
上記一態様にあっては、車両と携帯機との間の離隔距離に応じて車両の停車位置を設定することができるので、携帯機を携帯する乗員の目前で車両を停止させることが可能となる。
本願の一態様に係る車載制御装置は、前記車両誘導部が前記車両を停止させる場合、前記車両が前記携帯機の位置に到達した旨を報知する報知部を更に備える。
上記一態様にあっては、車両が停止したことを乗員に報知することができる。
本願の一態様に係る車載制御装置は、前記車両誘導部が前記車両を停止させる場合、車両ドアを施錠状態から解錠状態に切り替える制御信号を出力する解錠制御部を更に備える。
上記一態様にあっては、携帯機又は車両ドアの操作を受付けることなく、車両ドアを解錠することができる。
本願の一態様に係るコンピュータプログラムは、車両に搭載されたコンピュータに、位置情報を含み、該位置情報により特定される位置までの自動運転に係る指示を取得し、取得した指示に含まれる位置情報に基づき、該位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させ、携帯機を探索する探索信号を定期的に送信し、前記探索信号を受信した携帯機より送信され、該携帯機によって計測された前記信号強度の情報を含む応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、前記車両に対する前記携帯機の相対位置を特定し、前記自動運転の開始後に前記相対位置を特定した場合、特定した前記相対位置に基づいて、前記車両を前記携帯機の位置へ誘導する処理を実行するためのコンピュータプログラムである。
上記一態様にあっては、GPS等を利用して得られる位置情報により自動運転を開始させると共に、車載制御装置によって携帯機が検知された場合、GPS等の位置情報に基づく自動運転から、携帯機の位置(車両に対する携帯機の相対位置)に基づく車両の誘導に切り替えるので、GPSの精度に依らず、携帯機を携帯する乗員の目前で車両を停止させることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る車両制御システムの全体構成を示す模式図である。本実施の形態に係る車両制御システムは、車両Cに搭載された車載制御装置100、車両Cの乗員により携帯される携帯機200及び通信端末300等を備える。
車載制御装置100は、例えばBCM(Body Control Module)であり、車両Cの適所に設けられる。車載制御装置100は、外部からの指示に応じて、車両ドアの施錠及び開錠に係る制御、空気調和機、車内外灯器類、各種アクチュエータなどの動作に係る制御等を統合的に行なう。また、車載制御装置100は、自動車電話網などの無線通信網を介して、テレマティクスサーバなどのサーバ装置400と通信する機能を有する。
携帯機200は、例えばFOBキーであり、車両ドアを解錠する操作、施錠する操作等の各種操作を受付ける操作部203、車載制御装置100と無線通信を行うためのLF受信部204及びRF送信部205等を備える(図3を参照)。携帯機200は、操作部203にて受付けた操作に係る操作信号をRF送信部205から送信することにより、車両Cを遠隔操作することが可能である。
通信端末300は、携帯型電話機、タブレット端末等の端末装置であり、携帯電話網、無線LAN(Local Area Network)などの無線通信網を介して、テレマティクスサーバなどのサーバ装置400と通信する機能を有する。よって、通信端末300は、サーバ装置400を経由させることにより、車載制御装置100との間で各種情報を送受信することが可能である。
車両C及び通信端末300は、GPSを利用して自身の現在位置を測位するために、GPS衛星500から送信される電波を受信する機能を有する。車両Cの乗員は、遠隔地から車両Cを呼び寄せる際、通信端末300にて測位した現在位置の情報を含む自動運転の開始指示を車載制御装置100へ送信する。車載制御装置100は、通信端末300から送信された自動運転の開始指示を受信した場合、受信した自動運転の開始指示に含まれる位置情報に基づき、通信端末300の位置を目的地として自動運転を開始させる。
車載制御装置100は、車両Cにて測位される現在位置の情報を参照することにより、車両Cの位置を目的地(通信端末300の位置)に近づけることが可能である。しかしながら、GPSで測位する位置情報には数m程度の誤差が含まれるので、これらの位置情報に基づいて車両Cを誘導したとしても、乗員から数m離隔した位置に車両Cが停車する可能性がある。本実施の形態では、自動運転の開始後に車載制御装置100から携帯機200が探索された場合(すなわち、車載制御装置100から送信する探索信号に対して携帯機200から返信される応答信号を受信した場合)、車載制御装置100は、携帯機200との相対位置に基づき、車両Cが携帯機200に近づくように誘導することで、車両Cの停車位置を改善する。
図2は車載制御装置の構成を説明するブロック図である。車載制御装置100は、制御部101、記憶部102、入力部103、テレマティクス通信部104、LF送信部105、RF受信部106、車内通信部107等を備える。
制御部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備える。制御部101内のCPUは、ROMに格納された制御プログラムを実行することにより、車載制御装置100が備える上記ハードウェアの動作を制御し、機器全体を本願の車載制御装置として機能させる。制御部101内のRAMには、制御プログラムの実行中に生成される各種データが記憶される。なお、制御部101は、計測開始指示を与えてから計測終了指示を与えるまでの経過時間を計測するタイマ、数をカウントするカウンタ等の機能を備えていてもよい。
記憶部102は、例えば、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリにより構成されており、各種情報を記憶する。ここで、記憶部102が記憶する各種情報には、例えば、車載制御装置100を搭載する車両CのID(Identifier)、通信相手となる携帯機200のID、暗号処理に用いる鍵情報等の認証情報が含まれる。
入力部103は、各種機器及びセンサを接続するインタフェースを備え、接続された機器及びセンサから出力される情報を取得する。入力部103に接続される各種機器及びセンサには、例えば、GPS受信機111、車速センサ112、加速度センサ113、方位センサ114、ジャイロセンサ115、障害物検知センサ116、車載カメラ117等が含まれる。
GPS受信機111は、GPSにより車両Cの現在位置を測位するために、GPS衛星500から送信される電波を受信する。GPS受信機111は、測位した車両Cの現在位置に係る位置情報を車載制御装置100へ出力する。
車速センサ112は、車両Cの走行速度(車速)を計測し、計測した車速を表す信号を車載制御装置100へ出力する。加速度センサ113は、車両Cの加速度を計測し、計測した加速度を表す信号を車載制御装置100へ出力する。方位センサ114は、車両Cの方位を計測し、計測した車両の方位を表す信号を車載制御装置100へ出力する。ジャイロセンサ115は、車両Cの角速度を計測し、計測した車両Cの角速度を表す信号を車載制御装置100へ出力する。
障害物検知センサ116は、例えばミリ波レーダや超音波レーダを車両Cの前方(又は側方若しくは後方)に照射する照射部、対象物によって反射された反射波を受信する受信部等を備え、車両Cの周囲に存在する対象物までの距離や角度、および、障害物との相対速度や相対加速度等の情報を取得する。障害物検知センサ116は、車両Cの周囲に存在する対象物(障害物)を検知した場合、対象物までの距離や角度、対象物との相対速度や相対加速度の情報を車載制御装置100へ出力する。
車載カメラ117は、車両Cの周辺を撮像する撮像装置である。車載カメラ117は、車両Cの前方、側方、後方等を撮像できるように車両Cの適所に設置されており、撮像して得られる映像データを車載制御装置100へ出力する。
なお、入力部103に接続される機器及びセンサは、上述した機器及びセンサに限定されるものではない。例えば、走行中の車両Cの周辺の情報を外部から取得するために、路側機から電波ビーコン、光ビーコン、DSRC(Dedicated Short Range Communications)などの狭域無線通信によって送信される情報を受信する受信機が入力部103に接続される構成であってもよい。また、走行中の車両C(自車両)の周辺に存在する他車両の情報を取得するために、これらの他車両と無線通信を行う車車間通信装置が入力部103に接続される構成であってもよい。
テレマティクス通信部104は、DCM(Data Communication Module)等のテレマティクス通信に用いられる通信モジュール、無線信号を送受信するアンテナ104a等を備えており、携帯電話網や自動車電話網を介して、テレマティクスサーバなどのサーバ装置400と無線通信を行う。
LF送信部105は、制御部101からの指示に応じて外部へ送信すべき信号を生成する信号生成回路を備えており、生成した信号をLF送信アンテナ105a〜105dより外部へ送信する。LF送信アンテナ105a〜105dを通じて送信する信号は、例えばLF帯(30kHz〜300kHz)の周波数を有する無線波であり、数m程度の通信距離を有する。LF送信アンテナ105a〜105dは、車両Cが備える車両ドアの近傍などの適宜箇所に設けられる。
LF送信部105は、例えば携帯機200を探索するための探索信号を送信する。LF送信部105から送信される探索信号は、この探索信号が到達する範囲内(すなわち、各LF送信アンテナ105a〜105dから数m程度の通信距離の範囲内)に携帯機200が存在する場合、当該携帯機200によって受信される。なお、探索信号を送信する際、送信元及び送信先を認証するための情報として、自装置の記憶部102に記憶されている認証情報が探索信号に付加される。
RF受信部106は、RF受信アンテナ106aに接続されており、RF受信アンテナ106aを通じてRF信号を受信する受信回路を備える。本実施の形態では、RF受信部106は、探索信号を受信した携帯機200から送信される応答信号等をRF受信アンテナ106aを通じて受信する。RF受信部106は、受信した応答信号を制御部101へ出力する。RF受信アンテナ106aは、例えば車載制御装置100に内蔵されるアンテナである。
RF受信部106は、携帯機200から送信される信号をRF受信アンテナ106aにて受信した場合、受信した信号に付加されている認証情報、信号強度の情報等を制御部101へ出力する。制御部101は、探索信号に付加されている認証情報を自機の記憶部102に記憶されている認証情報と照合し、信号の送信元(携帯機200)及び送信先(車載制御装置100)の認証に成功した場合、受信した信号に基づく処理を実行する。
車内通信部107は、車内通信回線Nを介して、各種ECU(Electronic Control Unit)を接続するインタフェースを備える。車内通信回線Nとしては、例えばCAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)などを用いることができる。また、車内通信回線Nに接続されるECUには、エンジンECU120、トランスミッションECU130、ブレーキECU140、ステアリングECU150、ドアロックECU160、車灯ECU170等が含まれる。
エンジンECU120は、車内通信回線Nを介して受信した車載制御装置100からの制御信号に基づき、車両Cが搭載するエンジンの動作を制御する。エンジンECU120は、例えば、エンジンの吸気管に設けられた電子スロットルバルブを開閉するスロットルアクチュエータの動作を制御し、エンジンの回転数が目標回転数となるように、電子スロットルバルブの開度を調整する。
トランスミッションECU130は、車内通信回線Nを介して受信した車載制御装置100からの制御信号に基づき、車両Cが搭載する変速機の動作を制御する。トランスミッションECU130は、例えば、変速機に供給される作動油の油圧を調整する油圧制御装置の動作を制御することにより、変速機の変速比を切り替える。変速機は、エンジンの出力軸に連結し、エンジンから伝達される回転数やトルクを変化させるように構成されている。
ブレーキECU140は、車内通信回線Nを介して受信した車載制御装置100からの制御信号に基づき、車両Cの各車輪に設けられたブレーキ装置の動作を制御し、車両Cの制動を行う。
ステアリングECU150は、車内通信回線Nを介して受信した車載制御装置100からの制御信号に基づき、車両Cが備えるステアリングの動作を制御する。ステアリングECU150は、例えばステアリングにアシスト力を付与するステアリングアクチュエータに接続されており、車載制御装置100からの制御信号に基づき、車両Cの操舵に必要なアシストトルクを出力するように、ステアリングアクチュエータの動作を制御する。
ドアロックECU160は、車内通信回線Nを介して受信した車載制御装置100からの制御信号に基づき、車両ドアの施錠(ロック)及び解錠(アンロック)に係る制御を実行する。
車灯ECU170は、車内通信回線Nを介して受信した車載制御装置100からの制御信号に基づき、車両Cが備えるヘッドランプ、テールランプ、ハザードランプ等の動作を制御する。
図3は携帯機200の構成を説明するブロック図である。携帯機200は、制御部201、記憶部202、操作部203、LF受信部204、RF送信部205等を備える。
制御部201は、例えば、CPU、ROMなどを備える。制御部201内のCPUは、ROMに格納された制御プログラムを実行することにより、携帯機200が備える各ハードウェアの動作を制御し、機器全体を本願の携帯機として機能させる。なお、制御部201は、計測開始指示を与えてから計測終了指示を与えるまでの経過時間を計測するタイマ、数をカウントするカウンタ等の機能を備えていてもよい。
記憶部202は、EEPROMなどの不揮発性メモリにより構成されており、各種情報を記憶する。ここで、記憶部202が記憶する各種情報には、例えば、携帯機200のID、通信相手となる車載制御装置100を搭載する車両CのID、暗号処理に用いる鍵情報等が含まれる。
操作部203は、車両Cが備える車両ドアを解錠するためのアンロックボタン203a、車両Cが備える車両ドアを施錠するためのロックボタン203b等を備える。操作部203は、アンロックボタン203a(又はロックボタン203b)が乗員により操作された場合、アンロックボタン203a(又はロックボタン203b)が操作されたこと示す信号を制御部201へ出力する。制御部201は、アンロックボタン203a(又はロックボタン203b)が操作されたこと示す信号を受信した場合、車両Cのドアの解錠(又は施錠)を指示する制御信号をRF送信部205へ送出し、当該制御信号をRF帯の信号としてRF送信部205より車両Cへ送信する。
LF受信部204は、LF受信アンテナ204aに接続されており、LF受信アンテナ204aを通じて信号を受信する受信回路、受信した信号の信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を計測する計測回路等を備える。LF受信部204は、車両側から送信される探索信号をLF受信アンテナ204aにて受信した場合、探索信号に付加されている認証情報、及び計測回路によって計測された信号強度の情報等を制御部201へ出力する。制御部201は、探索信号に付加されている認証情報を自機の記憶部202に記憶されている認証情報と照合し、探索信号の送信元(車載制御装置100)及び送信先(携帯機200)の認証に成功した場合、応答信号の送信をRF送信部205へ指示する。
RF送信部205は、制御部201からの指示に応じて外部へ送信すべき信号を生成する信号生成回路を備えており、生成した信号をRF送信アンテナ205aより外部へ送信する。RF送信アンテナ205aを通じて送信する信号は、例えばRF帯(300MHz〜3GHz)の周波数を有する無線波であり、数十m〜数百m程度の通信距離を有する。
RF送信部205から送信する信号は、車両側から送信される探索信号を受信した際に送信する応答信号、操作部203を通じて車両Cのドアを解錠又は施錠する操作を受付けた際に送信する操作信号等である。なお、RF送信部205は、車両側から送信される探索信号を受信した際に応答信号を送信する場合、探索信号について計測した信号強度の情報、及び記憶部202に記憶されている認証情報を応答信号に付加する。
図4は通信端末300の構成を説明するブロック図である。通信端末300は、制御部301、記憶部302、操作部303、表示部304、通信部305、GPS受信部306等を備える。
制御部301は、例えば、CPU、ROM、RAMなどを備える。制御部301内のCPUは、ROMに格納された制御プログラムを実行することにより、通信端末300が備える各ハードウェアの動作を制御し、機器全体を本願の車外通信装置として機能させる。
記憶部302は、EEPROMなどの不揮発性メモリにより構成されており、各種アプリケーションプログラム、ユーザデータ等を記憶する。
操作部303は、各種キー若しくはボタン、又はタッチパネル等を備え、乗員による各種の情報の入力を受付ける。表示部304は、例えば液晶表示パネルを備え、制御部301から出力される情報、記憶部302から読み出されたデータ等を表示する。
通信部305は、無線信号を送受信するアンテナ(不図示)を備えており、携帯電話網を介して、テレマティクスサーバなどのサーバ装置400と無線通信を行う。
GPS受信部306は、GPSにより通信端末300の現在位置を測位するために、GPS衛星500から送信される電波を受信する。GPS受信部306は、測位した通信端末300の現在位置に係る位置情報を制御部301へ出力する。
以下、本実施の形態に係る車両制御システムの動作を説明する。
図5〜図8は本実施の形態に係る車両制御システムの動作を説明する模式的説明図である。図5は駐車場に駐車している車両Cに対し、通信端末300から自動運転の開始指示を送信した状態を示している。前述したように、通信端末300は、GPS衛星500から送信される電波を受信することにより、自端末の現在位置を測位する機能を有している。また、通信端末300は、携帯電話網や無線LANなどの無線通信網を介してサーバ装置400と通信可能であり、車両Cに搭載されている車載制御装置100は、携帯電話網や自動車電話網などの無線通信網を介してサーバ装置400と通信可能である。したがって、通信端末300は、車両Cから離隔した位置より、自端末の位置情報を含む自動運転の開始指示をサーバ装置400経由で車載制御装置100へ送信することができる。
図6は車両Cが自動運転を開始した状態を示している。車両Cの車載制御装置100は、通信端末300から送信された自動運転の開始指示を受信した場合、開始信号に含まれる位置情報によって特定される位置(すなわち、通信端末300の位置)を目的地として、自動運転を開始させる。このとき、車載制御装置100の制御部101は、車内通信部107を通じて各種ECU120〜150に制御信号を送信し、車両Cのエンジン、変速機、ブレーキ装置、ステアリング等の動作を制御することにより、自動運転を開始させる。
自動運転を開始させた後、制御部101は、GPS受信機111より得られる自車両の位置、入力部103を通じて入力される各種センサ112〜116の計測結果、及び車載カメラ117によって撮像される映像データに基づき、車両Cのエンジン、変速機、ブレーキ装置、ステアリング等の制御量を調整する制御信号を車内通信部107より各種ECU120〜150へ適宜送信し、車両Cが目的地へ近づくように自動運転を継続する。
図7は車両Cが目的地の近傍に到達した状態を示している。通信端末300からの自動運転の開始指示により車載制御装置100に通知される位置情報は、GPSを利用して取得した位置情報であるため、数m程度の誤差を含んでいる。このため、通信端末300から通知される位置情報に基づき、自動運転を行い、目的地にて停車したとしても、通信端末300を携帯した乗員と車両Cとの間には数m程度の距離が存在する可能性がある。そこで、本実施の形態では、車両Cが目的地の近傍に到達した場合、同じ乗員が携帯している携帯機200と車載制御装置100との間の通信を利用して、車両Cを携帯機200に近づけるように誘導し、車両Cの停車位置を改善する。
車載制御装置100は、例えば定期的なタイミングにて、携帯機200を探索するための探索信号各LF送信アンテナ105a〜105dより外部へ送信する。LF帯を用いた無線通信の通信範囲は数m程度であり、各LF送信アンテナ105a〜105dによる通信範囲の何れかに携帯機200が存在する場合、携帯機200は、LF送信アンテナ105a〜105dより送信される探索信号を受信することができる。なお、図7の例では、簡略化のために2つの通信範囲Ra,Rbのみを示している。
携帯機200は、車載制御装置100から送信される探索信号を受信した場合、受信した探索信号の信号強度(RSSI)を計測し、信号強度の情報、及び記憶部202に記憶されている認証情報を付加した応答信号をRF送信部205より送信する。
携帯機200からの応答信号には信号強度の情報が含まれているので、車載制御装置100は、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づき、車両Cに対する携帯機200の相対位置を特定することができる。制御部101は、特定した携帯機200の相対位置に基づき、車両Cを誘導する。
図8は車両Cを携帯機200の近傍まで誘導した状態を示している。携帯機200によって計測される探索信号の信号強度は、携帯機200と車両Cとの相対位置(相対距離)によって変化する。よって、車載制御装置100は、携帯機200から受信した応答信号に含まれる信号強度が高く(携帯機200との相対距離が近く)なるように車両Cを誘導することにより、例えば数cm単位で車両Cを携帯機200に近づけることが可能となる。本実施の形態では、制御部101は、車両Cのエンジン、変速機、ブレーキ装置、ステアリング等の制御量を調整する制御信号を車内通信部107より各種ECU120〜150へ適宜送信することにより、車両Cを携帯機200の位置へ誘導する。制御部101は、車両Cと携帯機200との間の相対距離が予め設定された距離(例えば1m)よりも短くなったと判断した場合、車両Cが乗車可能位置に到達したと判断し、車両Cを停止させるための制御信号をブレーキECU140等へ送信し、車両Cを停止させる。
図9は車載制御装置100が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。車載制御装置100の制御部101は、乗員が携帯する通信端末300から送信される自動運転の開始指示を受信したか否かを判断する(ステップS101)。自動運転の開始指示を受信していない場合(S101:NO)、自動運転の開始指示を受信するまで待機する。
自動運転の開始指示を受信した場合(S101:YES)、制御部101は、自動運転を開始する旨を乗員に通知する(ステップS102)。このとき、制御部101は、自動運転を開始する旨の情報を、テレマティクス通信部104より送信することにより、乗員が携帯する通信端末300に自動運転を開始する旨の通知を行う。また、制御部101は、GPS受信機111を通じて車両Cの現在位置に係る情報を取得し、車両Cの現在位置に係る情報をテレマティクス通信部104より通信端末300に通知してもよい。更に、制御部101は、自動運転の開始指示に含まれる位置情報と、車両Cの現在位置に係る情報とに基づき、車両Cの現在位置から通信端末300に至る走行経路及び所要時間を算出し、算出した走行経路及び所要時間をテレマティクス通信部104より通信端末300に通知してもよい。
次いで、制御部101は、自動運転の開始指示に含まれる位置情報によって特定される位置(すなわち、通信端末300の位置)を目的地として、自動運転を開始させる(ステップS103)。このとき、車載制御装置100の制御部101は、車内通信部107を通じて各種ECU120〜150に制御信号を送信し、車両Cのエンジン、変速機、ブレーキ装置、ステアリング等の動作を制御することにより、自動運転を開始させる。
次いで、制御部101は、携帯機200の位置を検知可能な距離に到達したか否かを判断する(ステップS104)。このとき、制御部101は、携帯機200を探索するための探索信号を定期的にLF送信部105より送信し、これらの探索信号に対する携帯機200からの応答信号をRF受信部106にて受信したか否かを判断することによって、携帯機200の位置を検知可能な距離に到達したか否かを判断する。
携帯機200の位置を検知可能な距離に到達していないと判断した場合(S104:NO)、制御部101は、通信端末300の位置情報に基づく自動運転を継続し(ステップS105)、処理をステップS104へ戻す。制御部101は、GPS受信機111より得られる自車両の位置、入力部103を通じて入力される各種センサ112〜116の計測結果、及び車載カメラ117によって撮像される映像データに基づき、車両Cのエンジン、変速機、ブレーキ装置、ステアリング等の制御量を調整する制御信号を車内通信部107より各種ECU120〜150へ適宜送信することによって、車両Cが目的地へ近づくように自動運転を継続することができる。
携帯機200の位置を検知可能な距離に到達したと判断した場合(S104:YES)、制御部101は、車両Cに対する携帯機200の相対位置を特定し、特定した携帯機200の相対位置に基づいて、車両Cを誘導する(ステップS106)。車両Cの誘導方法は、前述の自動運転と同様である。すなわち、制御部101は、車両Cに対する携帯機200の相対位置、入力部103を通じて入力される各種センサ112〜116の計測結果、及び車載カメラ117によって撮像される映像データに基づき、車両Cのエンジン、変速機、ブレーキ装置、ステアリング等の制御量を調整する制御信号を車内通信部107より各種ECU120〜150へ適宜送信することによって、車両Cを乗車可能位置まで誘導することができる。なお、自動運転を開始してから設定時間内(例えば5分以内)に携帯機200を検知できなかった場合、車載制御装置100は、車両Cを適宜の場所に停止させる停止処理を実行し、車両Cの停止位置を示す情報をテレマティクス通信部104より通信端末300へ通知してもよい。
次いで、制御部101は、車両Cが乗車可能位置に到達したか否かを判断する(ステップS107)。制御部101は、ステップS106で特定した携帯機200の相対位置に基づき、車両Cと携帯機200との間の相対距離が予め設定された距離(例えば1m)よりも短くなったと判断した場合、車両Cが乗車可能位置に到達したと判断することができる。車両Cが乗車可能位置に到達していないと判断した場合(S107:NO)、制御部101は、処理をステップS106へ戻し、車両Cの誘導を継続する。
車両Cが乗車可能位置に到達したと判断した場合(S107:YES)、制御部101は、到着処理を実行する(ステップS108)。このとき、制御部101は、車両Cを停止させるための制御信号をブレーキECU140等へ送信し、車両Cを停止させる。また、制御部101は、例えば車両Cのハザードランプを点灯(又は点滅)させるための制御信号を車灯ECU170へ送信し、ハザードランプを点灯(又は点滅)させることによって、車両Cが到着した旨を乗員に報知してもよい。更に、制御部101は、車両ドアをロック状態からアンロック状態に切り替える制御信号をドアロックECU160へ送信し、車両ドアをロック状態からアンロック状態に切り替える制御を実行してもよい。
以上のように、実施の形態1では、GPSより取得した位置情報により自動運転を開始させると共に、車載制御装置100と携帯機200との間で通信が可能となった場合、GPSによる自動運転から、携帯機200の位置(車両Cに対する相対位置)に基づく車両Cの誘導に切り替えるので、携帯機200を携帯する乗員の目前で車両Cを停止させることが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、乗員が携帯する通信端末300からGPSにより取得した位置情報を含む自動運転の開始指示を車両Cへ送信し、車載制御装置100が車両Cの自動運転を開始させる構成としたが、携帯機200にてGPSの位置情報を取得し、携帯機200から車両Cに対して位置情報を含む自動運転の開始指示を送信する構成としてもよい。
実施の形態2では、携帯機200から車両Cに対して位置情報を含む自動運転の開始指示を送信する構成について説明する。
図10は実施の形態2に係る携帯機200の構成を説明するブロック図である。携帯機200は、制御部201、記憶部202、操作部203、LF受信部204及びRF送信部205に加え、GPS受信部206を備える。
GPS受信部206は、GPSにより携帯機200の現在位置を測位するために、GPS衛星500から送信される電波を受信する。GPS受信部206は、測位した携帯機200の現在位置に係る位置情報を制御部201へ出力する。
実施の形態2に係る携帯機200は、自動運転を開始させるための操作を操作部203にて受付けた場合、GPS受信部206より得られるGPS衛星500からの電波に基づいて自機の現在位置を測位し、自機の位置情報を含む自動運転の開始指示をRF送信部205より送信する。RF送信部205より送信される自動運転の開始指示は、RF送信部205の通信範囲内に車両Cが駐車している場合、当該車両Cが備える車載制御装置100によって受信される。
自動運転の開始指示を受信した後の車載制御装置100の動作は実施の形態1と同様である。すなわち、車載制御装置100は、携帯機200から送信された自動運転の開始指示を受信した場合、受信した自動運転の開始指示に含まれる位置情報に基づき、携帯機200の位置を目的地として自動運転を開始させる。また、自動運転の開始後に車載制御装置100から携帯機200が探索された場合(すなわち、車載制御装置100から送信する探索信号に対して携帯機200から返信される応答信号を受信した場合)、車載制御装置100は、携帯機200との相対位置に基づき、携帯機200に近づくように車両Cを誘導する。
実施の形態2では、携帯機200から車両C(車載制御装置100)に対して自動運転の開始指示を送信することができる。なお、実施の形態2に係る携帯機200がGPS受信部206を備える構成としたが、GPS受信部206に代えて、通信端末300と無線通信するブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信部を備え、近距離無線通信部を通じて通信端末300からGPSによる位置情報を取得し、取得した位置情報を含む自動運転の開始指示を車両Cへ送信する構成としてもよい。
(実施の形態3)
実施の形態1では、乗員が携帯する通信端末300からGPSにより取得した位置情報を含む自動運転の開始指示を車両Cへ送信し、車載制御装置100が車両Cの自動運転を開始させる構成としたが、指定された位置に設置された路側機にて乗員(携帯機200)を検知し、乗員を検知した路側機より、車両Cに対して自動運転の開始指示を送信する構成としてもよい。
実施の形態3では、乗員を検知した路側機より、車両Cに対して自動運転の開始指示を送信する構成について説明する。
図11は実施の形態3に係る車両制御システムの全体構成を示す模式図である。本実施の形態に係る車両制御システムは、車両Cに搭載された車載制御装置100、車両Cの乗員により携帯される携帯機200、指定された位置に設置された路側機600を含む。
路側機600は、駐車場や建物の出入口付近の指定された位置に設けられており、携帯機200を携帯した乗員を検知するために、例えば、所定の時間間隔でLF帯の探索信号を送信するLF送信アンテナ603aと、LF送信アンテナ603aから送信される探索信号を受信した携帯機200から送信されるRF帯の応答信号を受信するRF受信アンテナ604aとを備える。
路側機600は、携帯機200を携帯した乗員を検知した場合、自身の設置場所に係る位置情報を含む自動運転の開始指示を車載制御装置100へ送信する。路側機600から送信される自動運転の開始指示は、例えばテレマティクスサーバなどのサーバ装置400を介して、自動運転の対象の車両Cに到達する。
車両Cに搭載された車載制御装置100は、路側機600から送信された自動運転の開始指示を受信した場合、受信した自動運転の開始指示に含まれる位置情報に基づき、路側機600の設置場所を目的地として自動運転を開始させる。
自動運転の開始後に車載制御装置100が携帯機200を検知した場合(すなわち、車載制御装置100から送信する探索信号に対して携帯機200から返信される応答信号を受信した場合)、車載制御装置100は、携帯機200との相対位置に基づき、車両Cが携帯機200に近づくように誘導する。
図12は路側機600の構成を説明するブロック図である。路側機600は、制御部601、記憶部602、LF送信部603、RF受信部604、テレマティクス通信部605等を備える。
制御部601は、例えば、CPU、ROM、RAMなどを備える。制御部601内のCPUは、ROMに格納された制御プログラムを実行することにより、路側機600が備える各ハードウェアの動作を制御し、機器全体を本願の車外通信装置として機能させる。
記憶部602は、EEPROMなどの不揮発性メモリにより構成されており、路側機600が設置されている設置場所の位置に係る位置情報等を記憶する。
LF送信部603は、制御部601からの指示に応じて外部へ送信すべき信号を生成する信号生成回路を備えており、生成した信号をLF送信アンテナ603aより外部へ送信する。LF送信アンテナ603aを通じて送信する信号は、例えばLF帯の周波数を有する無線波であり、数m程度の通信距離を有している。本実施の形態では、携帯機200を携帯している乗員を検知するために、所定の時間間隔で探索信号をLF送信アンテナ603aより送信する。
RF受信部604は、RF受信アンテナ604aに接続されており、RF受信アンテナ604aを通じてRF信号を受信する受信回路を備える。本実施の形態では、RF受信部604は、探索信号を受信した携帯機200から送信される応答信号等をRF受信アンテナ604aを通じて受信する。RF受信部604は、受信した応答信号を制御部601へ出力する。なお、応答信号には、携帯機200の記憶部202に記憶されている認証情報が含まれるものとする。
テレマティクス通信部605は、DCM等のテレマティクス通信に用いられる通信モジュール、無線信号を送受信するアンテナ605a等を備えており、携帯電話網や自動車電話網を介して、テレマティクスサーバなどのサーバ装置400と無線通信を行う。
路側機600は、携帯機200を携帯する乗員を検知するために、LF送信部603より探索信号を所定の時間間隔で送信する。探索信号に対する応答信号をRF受信部604にて受信した場合、路側機600の制御部601は、携帯機200を検知したと判断し、受信した応答信号から抽出した認証情報、及び記憶部602から読み出した路側機600の設置場所に係る位置情報を含む自動運転の開始指示を車載制御装置100へ送信する。
自動運転の開始指示を受信した車載制御装置100の動作は実施の形態1と同様である。すなわち、車載制御装置100は、路側機600から送信された自動運転の開始指示を受信した場合、受信した自動運転の開始指示に含まれる位置情報に基づき、路側機600の設置場所を目的地として自動運転を開始させる。また、自動運転の開始後に車載制御装置100が携帯機200を検知した場合、車載制御装置100は、携帯機200との相対位置に基づき、携帯機200に近づくように車両Cを誘導する。
以上のように、実施の形態3では、乗員が所定の場所を通過した際に自動運転を開始させることができ、車載制御装置100と携帯機200との間で通信が可能となった場合、GPSによる自動運転から、携帯機200の位置(車両Cに対する相対位置)に基づく車両Cの誘導に切り替えるので、携帯機200を携帯する乗員の目前で車両Cを停止させることが可能となる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
100 車載制御装置
101 制御部(自動運転制御部、特定部、車両誘導部)
102 記憶部
103 入力部
104 テレマティクス通信部(受信部)
105 LF送信部(送信部)
106 RF受信部
107 車内通信部
111 GPS受信機
112 車速センサ
113 加速度センサ
114 方位センサ
115 ジャイロセンサ
116 障害物検知センサ
117 車載カメラ
120 エンジンECU
130 トランスミッションECU
140 ブレーキECU
150 ステアリングECU
160 ドアロックECU
170 車灯ECU
200 携帯機
201 制御部
202 記憶部
203 操作部
204 LF受信部(計測部)
205 RF送信部(応答部)
300 通信端末
301 制御部
302 記憶部
303 操作部
304 表示部
305 通信部(自動運転指示部)
306 GPS受信部(取得部)
C 車両

Claims (7)

  1. 車両に搭載された車載制御装置と、該車載制御装置と無線通信が可能である携帯機とを備え、前記車載制御装置と前記携帯機との間で無線通信を行うことにより、前記車両の動作を制御する車両制御システムであって、
    位置情報を取得する取得部と、
    該取得部が取得した位置情報を含み、該位置情報により特定される位置までの自動運転を前記車両に指示する信号を送信する自動運転指示部と
    を備える車外通信装置を更に含み、
    前記車載制御装置は、
    前記自動運転指示部から送信された信号を受信する受信部と、
    該受信部にて受信した信号に含まれる位置情報に基づき、該位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させる自動運転制御部と、
    前記携帯機を探索する探索信号を定期的に送信する送信部と
    を備え、
    前記携帯機は、
    前記送信部から送信された探索信号を受信した場合、受信した探索信号の信号強度を計測する計測部と、
    該計測部が計測した信号強度の情報を含む応答信号を送信する応答部と
    を備え、
    前記車載制御装置は、
    前記応答部から送信された応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、前記車両に対する前記携帯機の相対位置を特定する特定部と、
    前記自動運転の開始後に前記特定部が前記相対位置を特定した場合、特定した前記相対位置に基づいて、前記車両を前記携帯機の位置へ誘導する車両誘導部と
    を備える車両制御システム。
  2. 車両に搭載された車載制御装置と、該車載制御装置と無線通信が可能である携帯機とを備え、前記車載制御装置と前記携帯機との間で無線通信を行うことにより、前記車両の動作を制御する車両制御システムであって、
    前記携帯機は、
    位置情報を取得する取得部と、
    該取得部が取得した位置情報を含み、該位置情報により特定される位置までの自動運転を前記車両に指示する信号を送信する自動運転指示部と
    を備え、
    前記車載制御装置は、
    前記自動運転指示部から送信された信号を受信する受信部と、
    該受信部にて受信した信号に含まれる位置情報に基づき、該位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させる自動運転制御部と、
    前記携帯機を探索する探索信号を定期的に送信する送信部と
    を備え、
    前記携帯機は、
    前記送信部から送信された探索信号を受信した場合、受信した探索信号の信号強度を計測する計測部と、
    該計測部が計測した信号強度の情報を含む応答信号を送信する応答部と
    を備え、
    前記車載制御装置は、
    前記応答部から送信された応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、前記車両に対する前記携帯機の相対位置を特定する特定部と、
    前記自動運転の開始後に前記特定部が前記相対位置を特定した場合、特定した前記相対位置に基づいて、前記車両を前記携帯機の位置へ誘導する車両誘導部と
    を備える車両制御システム。
  3. 携帯機との無線通信が可能であり、前記携帯機との間で無線通信を行うことにより、車両の動作を制御する車載制御装置であって、
    位置情報を含み、該位置情報により特定される位置までの自動運転を前記車両に指示する信号を受信する受信部と、
    該受信部にて受信した信号に含まれる位置情報に基づき、該位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させる自動運転制御部と、
    前記携帯機を探索する探索信号を定期的に送信する送信部と、
    前記探索信号を受信した前記携帯機より送信され、該携帯機によって計測された前記信号強度の情報を含む応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、前記車両に対する前記携帯機の相対位置を特定する特定部と、
    前記自動運転の開始後に前記特定部が前記相対位置を特定した場合、特定した前記相対位置に基づいて、前記車両を前記携帯機の位置へ誘導する車両誘導部と
    を備える車載制御装置。
  4. 前記特定部が特定した前記携帯機の相対位置に基づき、前記車両に対する前記携帯機の離隔距離が設定距離以下であるか否かを判断する判断部
    を備え、
    前記離隔距離が前記設定距離以下であると判断した場合、前記車両誘導部は、前記車両を停止させるための制御信号を出力する
    請求項3に記載の車載制御装置。
  5. 前記車両誘導部が前記車両を停止させる場合、前記車両が前記携帯機の位置に到達した旨を報知する報知部
    を更に備える請求項4に記載の車載制御装置。
  6. 前記車両誘導部が前記車両を停止させる場合、車両ドアを施錠状態から解錠状態に切り替える制御信号を出力する解錠制御部
    を更に備える請求項4に記載の車載制御装置。
  7. 車両に搭載されたコンピュータに、
    位置情報を含み、該位置情報により特定される位置までの自動運転に係る指示を取得し、
    取得した指示に含まれる位置情報に基づき、該位置情報により特定される位置までの自動運転を開始させ、
    携帯機を探索する探索信号を定期的に送信し、
    前記探索信号を受信した携帯機より送信され、該携帯機によって計測された前記信号強度の情報を含む応答信号を受信した場合、受信した応答信号に含まれる信号強度の情報に基づいて、前記車両に対する前記携帯機の相対位置を特定し、
    前記自動運転の開始後に前記相対位置を特定した場合、特定した前記相対位置に基づいて、前記車両を前記携帯機の位置へ誘導する
    処理を実行するためのコンピュータプログラム。
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