JP2018063418A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】低電力モードでは、画像形成部を制御するコントローラは休止状態である。低電力モードで、手差しトレイのシートが除去されると、低電力モードから復帰し、コントローラが画像形成部を制御可能な状態になる。定着ベルトと加圧ローラが圧解除状態である場合の低電力モードからの復帰時には、定着ベルトと加圧ローラをすぐには圧接状態にせず、圧解除状態のままコントローラが復帰する。低電力モードからの復帰後、操作部にて所定の指示が入力されたら、定着ベルトと加圧ローラを圧接状態にする。
【選択図】図1
Description
画像を形成する画像形成装置であって、
手差しトレイと、
前記手差しトレイにシートが載置されているか否かを検知する検知部と、
前記手差しトレイから供給されるシート上に画像を形成する画像形成部と、
第1の回転体と、
前記画像形成部によりシート上に形成された画像を定着するニップ部を前記第1の回転体と協働して形成する第2の回転体と、
前記第1の回転体を前記第2の回転体に向けて加圧する加圧機構と、
前記第1の回転体と前記第2の回転体により前記ニップ部が形成される第1の位置と、前記加圧機構が前記第1の位置に位置する場合よりも前記加圧機構により前記第1の回転体と前記第2の回転体の間にかかる力が小さい第2の位置と、を前記加圧機構が取り得るように、前記加圧機構を移動させる移動機構と、
前記移動機構の動作を制御する制御部と、
前記画像形成部によりシート上に画像が形成される画像形成動作に関する指示の入力を受け付ける受付部と、を有し、
前記画像形成装置は、前記制御部が休止状態である第1のモードと、前記制御部に電力が供給されている第2のモードと、を含む複数のモードの中から1つを選択的に実行可能であり、
前記第1のモードの実行中であり、且つ、前記加圧機構が前記第2の位置にある場合において前記検知部の検知結果に基づき前記手差しトレイに載置されているシートの除去が検知されたことに応じて、前記画像形成装置は実行するモードを前記第2のモードへ移行させ、前記第2のモードの実行中において前記受付部が前記画像形成動作に関する所定の指示の入力を受け付けたことに応じて、前記制御部は前記加圧機構が前記第2の位置から前記第1の位置となるように前記移動機構を制御することを特徴とする。
[画像形成装置]
図1は、本実施例における画像形成装置Aの構成模式図である。この画像形成装置Aは、転写タイプの電子写真方式を用いた、タンデム型のデジタルカラー複写機(以下、単にコピー機Aと記す)である。図1は、記録材(シート)Pの搬送方向に沿った断面の概略構成を示している。記録材(以下、用紙又は紙と記す)Pは、トナー像が形成されるものである。用紙Pの具体例として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート状のもの、厚紙、オーバーヘッドプロジェクター用などがある。
図5は、定着装置40の外観の斜視模式図である。図6は、定着装置40の長手一端側(駆動側)の要部の斜視模式図であり、図7は、同じく長手他端側(非駆動側)の要部の斜視模式図である。図8は、定着装置40の要部の断面模式図である。
定着ベルト100(以下、ベルト100と記す。)は、可撓性・耐熱性を有する薄肉中空無端ベルト状の伝熱部材である。ベルト100は、熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるために、肉厚を総厚150μm以下としたポリイミドフィルム、PEEKフィルム等の耐熱樹脂からなる。熱伝導率が高くなるように導電材を付与した樹脂層に重ねて熱伝導率の高いゴム材料の弾性層を形成し、表面にフッ素樹脂の離型層を形成して内径φ25mmの無端状に形成されている。
ヒータホルダ103は、ヒータ102を固定支持させたニップ形成部材である。ヒータホルダ103は横断面略半円弧状樋型で、ベルト100の長手方向(幅方向)に沿って長い耐熱性樹脂等の断熱性部材である。省エネルギーの観点から加圧ステー104への熱伝導の少ない材料を用いるのが望ましく、例えば、耐熱ガラスや、ポリカーボネート、液晶ポリマー等の耐熱性樹脂が用いられる。
ヒータ102は通電により急峻に昇温する低熱容量の横長の板状発熱体であり、本実施例ではセラミックヒータである。このヒータ102は、細長薄板状の熱伝導が良好なAlN基板上にAg・Pdペーストを厚膜印刷し焼成することで発熱体を形成する。そして、発熱体の上に摺動絶縁部材として50〜60μm程度の厚さのガラスコーティング層が一体となって設けられたセラミックヒータを構成する。本実施例においては、厚み600μmのAlN基板上に発熱抵抗層を形成させている。ヒータ102はヒータホルダ102の外面にホルダ長手に沿って形成されている溝部には嵌め込まれて保持されている。
加圧ステー104は、ベルト100の幅方向に沿って長く、加圧ローラ101からの反力を受ける剛性部材であり、高い圧力を掛けられても撓みにくい材質であることが望ましく、本実施例においては横断面コの字形のSUS304の型材を用いている。加圧ステー104は、ヒータホルダ104の内側に配設されてヒータホルダ103を支持する。
ベルト100は、上記のヒータホルダ103、ヒータ102、加圧ステー104の組立体に対してルーズに外嵌(外挿)されている。加圧ステー104の両端部104aはそれぞれベルト100の両端部の開口部から外方に突出している。その加圧ステー104の両端部104aに対してそれぞれフランジ部材105A・105Bが嵌着されている。ベルト100はその嵌着されたフランジ部材105A・105Bの対向するフランジ部105a・105a間に位置している。フランジ部材105A・105Bはユニット110におけるベルト100の長手方向移動および周方向の形状を規制する規制部材である。
加圧ローラ101は、鉄、アルミ等の金属製の円柱状芯金101aを芯材とし、該芯金の外周側にスポンジやシリコーンゴムなど柔軟なゴム材料の弾性層101bと、表層には離型層101cとしてのPFA層を備えている。
加圧ローラ101の芯金101aの一端側には同心一体に駆動ギアG1が配設されている。このギアG1にCPU810で制御される定着モータ(駆動源)92の駆動力が定着駆動部90の駆動伝達機構部を介して伝達される。これにより、加圧ローラ101が駆動回転体として図8において矢印R101の反時計方向に所定速度で回転駆動される。加圧ローラ101が回転駆動されることで、ニップ部Nにおいてベルト100に加圧ローラ101との摩擦力で回転トルクが作用する。
定着フレーム115の一端側と他端側の側板116A・116Bの外側にはそれぞれ一端側と他端側の加圧機構118A・118Bが配設されている。この両加圧機構118A・118Bは対称構成の同一構造であるから、一端側の加圧機構118Aを代表して説明する。
一端側と他端側の加圧機構118A・118Bによる加圧力の解除は加圧解除機構119によりなされる。本実施例において、加圧解除機構119は、一端側と他端側の加圧機構118A・118Bのそれぞれの加圧レバー112を揺動させるための一端側と他端側のカム120を有する。
加圧解除動作はニップ部Nで用紙Pが搬送されている時に用紙Pがジャムを起こした場合にジャム用紙の除去操作性を上げる為になされる。また、装置駆動がなされないままの所定時間以上の圧接状態でベルト100や加圧ローラ101に圧接痕が付かないようにベルト100と加圧ローラ101の加圧解除させている。
次に、コピー機Aが画像形成モードM1および待機モードM2および低電力モードM4に移行する動作と関わる機構について、図2、図12乃至図15に基づいて説明する。図12は画像形成モードのフローチャートである。図13は待機モードのフローチャートである。図14は低電力復帰後モードのフローチャートである。図15は低電力モードのフローチャートである。
[条件1]:手差給紙部(手差トレイ)23の用紙(シート)Pの取除きによる手差給紙センサ203の用紙不検知(図15:S27)
即ち、手差給紙センサ203によって、手差給紙部23にセットされていた用紙Pが除去されたことが検知されたことを条件1とした。たとえば、操作者が、用紙Pが載置されている状態の手差給紙部23から用紙Pをすべて取り除いた場合、手差給紙センサ203は、センサの検知結果に基づき、手差給紙部23上の用紙Pが有り状態から無し状態に変化したことを検知できる。
[条件3]:タッチパネル702のコピーボタン720押下後画面の各設定ボタンを押下
ここで、前記[条件2]、[条件3]おいて、タッチパネル702にはコピーボタン702が表示されている。
前記[条件3]の画像形成条件でコピーボタン720押下後画面の各設定ボタンを押下入力されると待機モードM2に移行する。即ち、コピーボタン702が押下されると、各設定ボタンを表示する画面がタッチパネル702上に表示される。コピーボタン720押下後の画面にて表示されている各設定ボタンのいずれかが押下される(即ち、所定の指示が入力される)と、待機モードM2に移行する。定着装置40は定着モータ92をCCW方向であるモータ反転方向Vに回転駆動させて、ベルト100と加圧ローラ101の圧接動作を行う。(図14:S17,S20,S22,S24)
そして圧接後に画像形成準備状態として待機初期動作を行うために、ヒータ102への通電および定着モータ92をCW方向であるモータ反転方向Yに回転駆動させて、ベルト100と加圧ローラ101を回して予熱状態にする。予熱状態に移行している途中で画像形成指示が来た場合は、待機モードM2から画像形成モードM1に切替えて画像形成動作を行う(S25)。
Claims (10)
- 画像を形成する画像形成装置であって、
手差しトレイと、
前記手差しトレイにシートが載置されているか否かを検知する検知部と、
前記手差しトレイから供給されるシート上に画像を形成する画像形成部と、
第1の回転体と、
前記画像形成部によりシート上に形成された画像を定着するニップ部を前記第1の回転体と協働して形成する第2の回転体と、
前記第1の回転体を前記第2の回転体に向けて加圧する加圧機構と、
前記第1の回転体と前記第2の回転体により前記ニップ部が形成される第1の位置と、前記加圧機構が前記第1の位置に位置する場合よりも前記加圧機構により前記第1の回転体と前記第2の回転体の間にかかる力が小さい第2の位置と、を前記加圧機構が取り得るように、前記加圧機構を移動させる移動機構と、
前記移動機構の動作を制御する制御部と、
前記画像形成部によりシート上に画像が形成される画像形成動作に関する指示の入力を受け付ける受付部と、を有し、
前記画像形成装置は、前記制御部が休止状態である第1のモードと、前記制御部に電力が供給されている第2のモードと、を含む複数のモードの中から1つを選択的に実行可能であり、
前記第1のモードの実行中であり、且つ、前記加圧機構が前記第2の位置にある場合において前記検知部の検知結果に基づき前記手差しトレイに載置されているシートの除去が検知されたことに応じて、前記画像形成装置は実行するモードを前記第2のモードへ移行させ、前記第2のモードの実行中において前記受付部が前記画像形成動作に関する所定の指示の入力を受け付けたことに応じて、前記制御部は前記加圧機構が前記第2の位置から前記第1の位置となるように前記移動機構を制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記受付部は、表示部と、前記表示部の表示を制御する表示制御部と、を有し、
前記表示制御部は、前記画像形成動作の設定画面を表示させる指示が操作者から入力されたことに応じて、前記所定の指示が入力可能な前記設定画面を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 原稿の画像を読み取る読み取り部を有し、
前記所定の指示は、前記読み取り部が読み取った画像を前記画像形成部がシート上に形成するコピー動作のための前記読み取り部による読み取り開始の指示であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、前記制御部に電力が供給され、且つ、前記加圧機構が前記第1の位置である第3のモードを実行可能であり、
前記画像形成装置により実行されるモードが前記第3のモードから前記第2のモードへ移行するのと連動して、前記制御部は、前記加圧機構が前記第2の位置となるように前記移動機構を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、前記制御部に電力が供給され、且つ、前記加圧機構が前記第1の位置である第3のモードを実行可能であり、
前記受付部は、前記第3のモードから前記第2のモードへ移行する指示の入力を受け付け可能であって、
前記制御部は、前記受付部が前記第3のモードから前記第2のモードへ移行する指示の入力を受け付けたことに応じて、前記加圧機構が前記第2の位置となるように前記移動機構を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 画像を形成する画像形成装置であって、
手差しトレイと、
前記手差しトレイにシートが載置されているか否かを検知する検知部と、
前記手差しトレイから供給されるシート上に画像を形成する画像形成部と、
第1の回転体と、
前記画像形成部によりシート上に形成された画像を定着するニップ部を前記第1の回転体と協働して形成する第2の回転体と、
前記第1の回転体を前記第2の回転体に向けて加圧する加圧機構と、
前記第1の回転体と前記第2の回転体により前記ニップ部が形成される第1の位置と、前記第1の回転体と前記第2の回転体が離間される第2の位置と、を前記加圧機構が取り得るように、前記加圧機構を移動させる移動機構と、
前記移動機構の動作を制御する制御部と、
前記画像形成部によりシート上に画像が形成される画像形成動作に関する指示の入力を受け付ける受付部と、を有し、
前記画像形成装置は、前記制御部が休止状態である第1のモードと、前記制御部に電力が供給されている第2のモードと、を含む複数のモードの中から1つを選択的に実行可能であり、
前記第1のモードの実行中であり、且つ、前記加圧機構が前記第2の位置にある場合において前記検知部の検知結果に基づき前記手差しトレイに載置されているシートの除去が検知されたことに応じて、前記画像形成装置は実行するモードを前記第2のモードへ移行させ、前記第2のモードの実行中において前記受付部が前記画像形成動作に関する所定の指示の入力を受け付けたことに応じて、前記制御部は前記加圧機構が前記第2の位置から前記第1の位置となるように前記移動機構を制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記受付部は、表示部と、前記表示部の表示を制御する表示制御部と、を有し、
前記表示制御部は、前記画像形成動作の設定画面を表示させる指示が操作者から入力されたことに応じて、前記所定の指示が入力可能な前記設定画面を前記表示部に表示することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 原稿の画像を読み取る読み取り部を有し、
前記所定の指示は、前記読み取り部が読み取った画像を前記画像形成部がシート上に形成するコピー動作のための前記読み取り部による読み取り開始の指示であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、前記制御部に電力が供給され、且つ、前記加圧機構が前記第1の位置である第3のモードを実行可能であり、
前記画像形成装置により実行されるモードが前記第3のモードから前記第2のモードへ移行するのと連動して、前記制御部は、前記加圧機構が前記第2の位置となるように前記移動機構を制御することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、前記制御部に電力が供給され、且つ、前記加圧機構が前記第1の位置である第3のモードを実行可能であり、
前記受付部は、前記第3のモードから前記第2のモードへ移行する指示の入力を受け付け可能であって、
前記制御部は、前記受付部が前記第3のモードから前記第2のモードへ移行する指示の入力を受け付けたことに応じて、前記加圧機構が前記第2の位置となるように前記移動機構を制御することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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