JP2018063062A - 給湯口アダプター - Google Patents

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Abstract

【課題】ボディを小型化できるSL兼用の給湯口アダプターを提供する。【解決手段】本発明の給湯口アダプターAにおいて、ボディBは、一方側および他方側管路13a,13bを有するボディ本体1と、ボディ本体1に取り付けられる2本の管用継手2,2とを備える。正面視でボディ本体1を周方向に並んで配置される第1〜第4区分R1〜R4に区分けし、一方側管路13aは第1区分R1に配置され、他方側管路13bは第3区分R3に配置される。一方側管路13aの後端位置が、他方側管路13bの後端位置に対し前方に配置される。一方側管路13aの後端の継手受口14aが第1区分R1から第2区分R2に向かう方向に開口され、他方側管路13aの後端の継手受口14bが第3区分R3から第4区分R4に向かう方向に開口される。管用継手2の連結口26が、一方側および他方側管路の継手受口14a,14bに回転自在に取り付けられる。【選択図】図4

Description

この発明は、浴槽の壁部に湯水の吐出/吸引用に取り付けられる給湯口アダプターおよびその取付方法に関する。
湯水循環式の浴槽システムにおいては、浴槽壁に給湯口アダプターが組み付けられており、この給湯口アダプターを介して、室外給湯機から浴槽内に湯水を供給したり、室外給湯機と浴槽との間で湯水を循環させるようにしている。通常の給湯口アダプターは、浴槽の外側(裏側)に配置されるボディ等の槽外取付部材と、浴槽の内側(表側)から浴槽壁の取付孔を通じて上記ボディに組み付けられるアダプター本体とを備えている。
このような循環式の給湯口アダプターにおいては、内部に往き流路と戻り流路との2本の流路が設けられており、各流路に対応してボディに2本の外管接続部(管用継手)が設けられている。さらに各管用継手には、室外の給湯機に接続される往き管および戻り管の2本の外管がそれぞれ連結されている。
一般にこのような給湯口アダプターは、ボディが浴槽の外壁面に取り付けられるものであるため、構造上、浴槽の裏面側における取付孔周辺で作業できないような場合、組み付けることが困難である。
そこで特許文献1〜3に示すように、ボディ等の槽外取付部材を浴槽の内側から組み付けることができるようにした給湯口アダプターの内側施工方法が提案されている。この内側施工方式に用いられる給湯口アダプターは、浴槽内側から浴槽壁の取付孔に挿通可能なボディと、浴槽内側に組み付けられるアダプター本体とを備えている。この給湯口アダプターを浴槽壁に組み付ける場合には、浴槽外側から往き管および戻り管等の外管を取付孔を介して浴槽内に引き込んでおき、浴槽内側において外管の引込端部にボディを接続した後、その外管付きのボディを取付孔に通して浴槽裏側に配置する。その後、アダプター本体を連結部材等を介してボディに固定することにより、給湯口アダプターを浴槽壁に組み付けるようにしている。
一方、給湯口アダプターのボディは、管用継手がボディの軸心に沿って平行に延びる後方引出型、いわゆるストレート型(S型またはI型)のものと、ボディの軸心に対し略直角に折れ曲がった方向に延びる側方引出型、いわゆる折れ曲がり型(L型)のものとが存在する。そして、設置現場のアダプター組付スペースの状況等に応じて、S型のボディと、L型のボディとを適宜使い分けるようにしている。
ところが、ボディが2種類あると、部品点数が増大するばかりか、付け間違い等による面倒な交換作業も生じる可能性もある。
そこで近年になって下記特許文献4に示すように、給湯口アダプターのボディにおいて、S型ボディとL型ボディとを兼用することができるものが提案されている。
同文献に示す給湯口アダプターのボディは、ボディ本体に、外管接続部としての2本の管用継手が回転自在に連結されている。そして管用継手をボディ本体に対し回転操作することによって、管用継手をボディ本体の軸心に対し平行に配置するS型仕様形態と、ボディの軸心に対し直交して配置するL型仕様形態とのいずれの形態でも使用できるように構成されている。
特許第3513582号 特許第3981786号 特許第4129709号 特開2015−21638号
しかしながら、上記特許文献4に開示されるようなS型およびL型兼用の給湯口アダプターにおいては、ボディの大型化を来してしまい、ボディを浴槽壁の取付孔に挿通することができず、上記特許文献1〜3に示す内側施工方式を採用することが困難であるという課題があった。
すなわち上記特許文献4に示す給湯口アダプターのボディは、ボディ本体内にボディの軸心に沿って後方に延びる上下2本の流路が設けられており、上側の流路の後端に上向きに開口する上向き継手受口が設けられるとともに、下側の流路の後端に下向きに開口する下向き継手受口が設けられている。また管用継手は、先端側の外管接続部に対し、基端側の差込連結部が90°折れ曲がったL字型に形成されており、2本の管用継手における各差込連結部が、上向き継手受口および下向き継手受口にそれぞれ回転自在に連結されている。こうして管用継手の差込連結部がボディ本体の継手受口の軸心回り(上下方向の軸回り)に回転自在に取り付けられ、その回転操作によって、管用継手の外管接続部がボディ本体の軸心に平行なS型仕様形態と、ボディの軸心に直行するL型仕様形態とのいずれの形態にも対応できるように構成されている。
しかしながら、この給湯口アダプターのボディでは、ボディ本体における外周面の上下から管用継手の差込連結部が上下に突出するように配置されるため、ボディ全体のサイズが大きくなり、ボディを浴槽壁の取付孔に挿通できる程度に小型化を図ることができないという課題が発生し、例えば上記特許文献1〜3に示すような内側施工方式を採用することが困難であった。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、管用継手の外管接続部がボディ本体の軸心にほぼ平行に配置されるS型仕様形態と、直角に配置されるL型仕様形態とのいずれの形態でも対応できる上さらに、ボディの小型化を図ることができる給湯口アダプターおよびその取付方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
[1]浴槽壁の取付孔における浴槽外側に配置されるボディと、前部が浴槽内側に配置された状態で後部が浴槽内側から取付孔に挿通されて前記ボディに接続されるアダプター本体とを備え、前記ボディは、後方に延びるように配置された一方側および他方側管路を有するボディ本体と、前記一方側および他方側管路にそれぞれ対応して前記ボディ本体に取り付けられる2本の管用継手とを備えた給湯口アダプターであって、
正面視において前記ボディ本体を周方向に沿って並んで配置される第1〜第4の4つの区分に区分けした際に、前記一方側管路の後側部は前記第1区分に配置されるとともに、前記他方側管路の後側部は前記第3区分に配置され、
前記一方側管路の後端位置が、前記他方側管路の後端位置に対し前方または後方に配置され、
前記一方側管路の後端に連通する継手受口が前記第1区分から前記第2区分に向かう方向に開口されるとともに、前記他方側管路の後端に連通する継手受口が前記第3区分から前記第4区分に向かう方向に開口され、
前記管用継手は、外管を接続するための外管接続部と、その外管接続部の基端側に設けられ、かつ前記外管接続部の軸心に対し直交する方向に開口する連結口とを備え、
前記管用継手の連結口が、前記一方側および他方側管路の継手受口に互いの開口軸回りに回転自在に取り付けられていることを特徴とする給湯口アダプター。
[2]前記ボディが浴槽壁の取付孔に挿通可能に構成されている前項1に記載の給湯口アダプター。
[3]前記一方側および他方側の管路の前端開口は前記ボディ本体の前面において点対称の位置に配置されている前項1または2に記載の給湯口アダプター。
[4]前項2に記載の給湯口アダプターを浴槽壁の取付孔に取り付けるようにした給湯口アダプターの取付方法であって、
浴槽外側から取付孔を介して浴槽内側に引き込まれた外管の引込端部を、前記ボディの外管接続部に接続する工程と、
外管が接続されたボディを取付孔に通過させて浴槽外側に配置する工程と、
前記アダプター本体の後部を取付孔に挿入して前記槽外取付部材に接続するとともに、前記アダプター本体の前部を浴槽内側に配置する工程とを含むことを特徴とする給湯口アダプターの取付方法。
発明[1]の給湯口アダプターによれば、ボディ本体を周方向に並ぶ第1〜第4区分に区分けし、一方側および他方側管路を第1および第3区分に形成して、一方側管路後端の継手受口を第2区分に向けて開口させるとともに、他方側管路後端の継手受口を第4区分に向けて開口させて、各継手受口に各管用継手の連結口をそれぞれ回転自在に取り付けているため、各管用継手の回転軸上にそれぞれ形成される直交管路の一方側が、第1区分から第2区分にかけて配置されるとともに、他方側が第3区分から第4区分にかけて配置される。このためこの一方側および他方側直交管路がボディ本体の外周面から外径方向に突出するのを回避することができ、管用継手を含めたボディ全体の小型化ないしスリム化を図ることができる。さらに本発明においては、一方側管用継手の回転軸部に対応する一方側管路の後端を、他方側管用継手の回転軸部に対応する他方側管路後端に対し前後方向に位置をずらせているため、各管用継手の可動領域に直交管路等の部位が配置されるのを防止でき、両管用継手を他の部位に干渉させずに無理なく回転させることができ、S型およびL型兼用の給湯口アダプターとして不具合なく使用することができる。
発明[2]の給湯口アダプターによれば、浴槽における取付孔裏面側のスペースが狭くて取付孔裏面側での作業が困難な場合であっても、浴槽内側からの作業のみで組み付ける内側施工方式を採用することができる。
発明[3]の給湯口アダプターによれば、アダプター本体に対しボディを180°回転させた状態でも取り付けることができる。このためL型仕様形態で使用するような場合、ボディを180°回転させて取り付けることによって、外管接続部の突出方向、つまり外管の引出方向を180°反転させることができ、汎用性を向上させることができる。
発明[4]の給湯口アダプターの取付方法によれば、浴槽内側からの作業のみで組み付けることができるため、浴槽における取付孔裏面側のスペースが狭くて取付孔裏面側での作業が困難な場合であっても、給湯口アダプターを確実に取り付けることができる。
図1はこの発明の実施形態である給湯口アダプターを分解して示す斜視図である。 図2Aは実施形態の給湯口アダプターをS型仕様形態で使用する場合の裏面側の斜視図である。 図2Bは実施形態の給湯口アダプターをL型仕様形態で使用する場合の裏面側の斜視図である。 図3Aは実施形態の給湯口アダプターをS型仕様形態で使用する場合の平面図である。 図3Bは実施形態の給湯口アダプターをL型仕様形態で使用する場合の平面図である。 図4は図3AのIV−IV線断面図である。 図5は図3AのV−V線断面図である。 図6は実施形態の給湯口アダプターを示す正面図である。 図7は実施形態の給湯口アダプターに適用されたボディを分解して示す裏面側の斜視図である。 図8は実施形態のボディにけるボディ本体を示す図であって、図(a)は平面図、図(b)は正面図、図(c)は下面図である。 図9は実施形態のボディにおける管用継手を示す斜視図である。
図1〜図6はこの発明の実施形態である給湯口アダプターAを説明するための図、図7〜図9は実施形態の給湯口アダプターAに採用されたボディBを説明するための図である。
これらの図に示すように本実施形態に採用される給湯口アダプターAは、浴槽壁Wに設けられた取付孔Hに組み付けられる。この給湯口アダプターAは、室外の給湯機から供給された湯水を浴槽内に供給する湯はり処理の他に、浴槽内の湯水を吸い込んで室外の給湯機に送り、そこで再加熱して、高温のお湯を浴槽内に戻すようにした追い焚き処理(循環処理)を行えるものである。
本実施形態の給湯口アダプターAは、槽外取付部材を構成するボディBと、フランジ部材3と、流路仕切部材等と称されるアダプター本体5とを基本的な構成要素として備えている。さらにボディBは、ボディ本体1と、2本の管用継手2,2とを備えている。
ここで本実施形態においては、発明の理解を容易にするために、給湯口アダプターAの軸心に平行な方向を「前後方向」とし、その前後方向のうち浴槽の内側に向かう方向を「前方向」、外側に向かう方向を「後方向」として説明する。つまり本実施形態では、図3Aおよび図3Bに向かって左方向を「前方向」とし、同図の右方向を「後方向」としている。さらに本実施形態においては、前側を「正面側」「表側(表面側)」、後側を「裏側(裏面側)」または「背面側」と称する場合もある。また本発明においては、図6の正面図に向かって上方向を「上方向」とし、同図の下方向を「下方向」とし、同図の左方向を「左方向」とし、同図の右方向を「右方向」として説明する。
本実施形態の給湯口アダプターAにおいては、ボディ本体1は図8(b)の正面視で見た状態で、ボディ本体1を周方向に沿って4等分することにより、周方向に並んで配置される4つの区分R1〜R4に区分けされている。具体的には同図の一点鎖線で示すように、ボディ本体1の正面の中心を通り上下方向に沿う二等分線と、左右方向に沿う二等分線とによってボディ本体4が4つの区分R1〜R4に区分けされている。本実施形態においては、時計の文字盤を例に挙げて説明すると、時計回りで12時から3時の範囲(右上部分)を第1区分R1とし、3時から6時の範囲(右下部分)を第2区分R2とし、6時から9時の範囲(左下部分)を第3区分R3とし、9時から12時の範囲(左上部分を第4区分R4とする。つまり第1区分R1から図8(b)の時計回りに第2区分R2、第3区分R3および第4区分R4がこの順に並んで配置されている。
なお本実施形態では、ボディ本体1の右上部分を第1区分R1としているが、それだけに限られず、本発明においては、右下部分、左下部分および左上部分のいずれかを第1区分としても良い。さらに本実施形態では、第1〜第4区分R1〜R4が図8(b)の時計回りの順に並んで配置されているが、それだけに限られず、本発明においては第1〜第4区分が反時計回りの順に並んで配置されるようにしても良い。
図1〜図5および図7〜図9に示すようにボディ本体1は、正面視略円形の前側部11と、前側部11の裏面側に一体に形成された2つの管路形成部12a,12bとを備えている。2つの管路形成部のうち、一方側管路形成部12aはその前端が、前側部11の裏面側における右上の第1区分R1に接続されて、ボディ本体1の軸心(給湯口アダプターAの軸心)に平行に後方に延びるように配置されている。他方側の管路形成部12bはその前端が、前側部11の裏面側における左下の第3区分R3に接続されて、ボディ本体1の軸心に平行に後方に延びるように配置されている。他方側管路形成部12bは、一方側管路形成部12aより長く形成されて、他方側管路形成部12bの後端は、一方側管路形成部12aの後端よりも後方に配置されている。なお両管路形成部12a,12bは前後方向において互いに重なり合う部分が一体に形成されている。
両管路形成部12a,12bの内部には軸心方向に沿って延びる管路13a,13bが形成されている(図4および図5参照)。管路13a,13bの前端は大径に形成されて、前側部11の前面において前方にそれぞれ開口されている。
また、一方側管路形成部12aの後端部下面には、下面視(底面視)円形の継手受口14aが形成されており、この継手受口14aにおいて一方側管路13aの後端部が下向きに開口されている。換言すると、一方側管路13aの後端に設けられた継手受口14aが前後方向に対し直交する方向(上下方向)であって、正面視において第1区分R1から第2区分R2に向かう方向(下向き)に開口されている。
さらに他方側管路形成部12bの後端部上面には、平面視円形の継手受口14bが形成されており、この継手受口14bにおいて他方側管路13bの後端部が上向きに開口されている。換言すると、他方側管路13bの後端に設けられた継手受口14bが前後方向に対し直交する方向(上下方向)であって、正面視において第3区分R3から第4区分R4に向かう方向(上向き)に開口されている。
管用継手2は、往き管および戻り管等の外管9を接続するための直管状の外管接続部21と、外管接続部21の基端に外管接続部21の軸心に対し直交する方向に突出し、かつ上記ボディ本体1の継手受口14a,14bに差込可能な円筒状の差込連結部25とを一体に備えている。
管用継手2の差込連結部25の先端面には、差込連結部25の軸心と平行な方向、つまり外管接続部21の軸心に対し直交する方向に開口する円形の連結口26が形成されている。外管接続部21および差込連結部25の内部は互いに連通されており、よって外管接続部21の先端開口が差込連結部25の連結口26に連通されている。
この管用継手2,2の差込連結部25,25がボディ本体1の継手受口14a,14bに継手受口14a,14bおよび差込連結部25,25の連結口26,26の開口軸回り(上下方向の軸心回り)に回転自在に取り付けられる。そして管用継手2,2を回転操作することによって、図2Aおよび図3Aに示すように管用継手2,2がボディ本体1の軸心に対し平行配置に、後方に延びるように配置されるストレート型(S型)の仕様形態と、図2Bおよび図3Bに示すようにボディ本体1の軸心に対し直交して側方(右方向)に延びるように配置される折れ曲がり型ないしエルボー型(L型)の仕様形態とのいずれの形態でも使用できるようになっている。
ここで本実施形態においては図4および図5に示すように、ボディ本体1の継手受口14a,14b周辺部および管用継手2,2の差込連結部25,25によって、管用継手2,2の回転軸に沿って管路15a,15bが形成される。この管路15a,15bは、管路形成部12a,12b内の管路(軸方向管路)13a,13bに対し直交する方向に延びる直交管路として構成されている。本実施形態においては、一方側管路形成部12a(一方側軸方向管路13a)がボディ本体1の右上の第1領域R1に形成されて、その一方側軸方向管路13aの後端から下方に折れ曲がるように一方側直交管路15aが形成されるとともに、他方側管路形成部12b(他方側軸方向管路13b)がボディ本体1の左下の第3領域R3に形成されて、その他方側軸方向管路13aの後端から上方に折れ曲がるように他方側直交管路15bが形成される。このため一方側直交管路15aは、ボディ本体1の右側半分の第1および第2領域R1,R2において上下方向に沿って配置されるとともに、他方側直交流路15bはボディ本体1の左側半分の第3および第4領域R3,R4において上下方向に沿って配置されるため、両直交管路15a,15bがボディ本体1の外周面から外径方向に突出するように配置されるのを回避することができる。
一方、図1および図8等に示すようにボディ本体1の前端面には、その両側位置にねじ切り孔16,16が形成されている。さらにボディ本体1の前側部11における外周部の2箇所には、外周部の一部を構成するようにして係止爪17がそれぞれ設けられている。両係止爪17の周方向の一端側は回転自在に取り付けられるとともに、他端側は固定されずに自由端となっている。これにより両係止爪17は、図8(b)の実線に示す閉じた状態と、同図想像線に示す開いた状態との間で開閉自在に構成されている。各係止爪17を閉じた状態では係止爪17が前側部11の外周に沿うように配置されてボディ本体1の前側部11が正面視(前面視)で略円形に形成されて、外径寸法が浴槽壁Wにおける取付孔Hの内径寸法よりも小さくなるように構成されている。また図2A等に示すように係止爪17を開いた状態では係止爪17が外径方向に突出するように配置される。この開いた状態では、ボディ1の前側部11を取付孔Hに挿通できないように構成されるとともに、係止爪17の爪先を浴槽壁Wにおける取付孔Hの周縁部に係止できるように構成されている。
またボディ本体1における前側部11の裏面側に設けられる管路形成部12a,12bは、外径寸法が前側部11の外径寸法よりも小さく形成されており、図8(b)に示す正面視状態において、係止爪17を閉じた状態の前側部11の範囲内に管路形成部12a,12bが配置されるようになっている。さらにボディBをS型仕様形態に設定した場合、2本の管用継手2,2は正面視状態において、係止爪17を閉じた状態の前側部11の範囲内に収まるように配置される。従ってボディBはS型仕様形態では浴槽壁Wの取付孔Hに挿通できるように構成されている。なお管用継手2,2をS型仕様形態から少し折り曲げた状態、つまり管用継手2,2をボディ本体1に対し90°よりも小さい角度に設定した状態であれば、管用継手2,2を浴槽壁Wの取付孔Hに挿入しつつ、ボディBを適宜回転させるようにすれば、ボディBを取付孔Hに挿通することができるように構成されている。
図1〜図6に示すようにアダプター本体5は、中空構造の円盤状の槽内突出部51を備えている。槽内突出部51はその外径寸法が浴槽壁Wにおける取付孔Hの内径寸法よりも大きく形成されており、取付孔Hに挿通できないようになっている、
槽内突出部51の内部空間は仕切壁52によって左右に仕切られている。また槽内突出部51の外周壁下部前壁には、仕切壁52によって仕切られた左右の内部空間に対応して吐出口53,53がそれぞれ形成されている。さらに槽内突出部51の前壁には、左右の内部空間に対応して多数の小孔54がそれぞれ形成されている。
槽内突出部51の裏面側には、ボディBの前側部11における管路13a,13bの前端開口にそれぞれ対応して円筒状の管部55,55が後方に延びるように一体に形成されている。各管部55,55の内部と、槽内突出部51内における左右の内部空間とはそれぞれ連通接続されている。従って管部55,55にその後端開口から導入された湯水は管部55,55を通って、対応する内部空間に導入されて、対応する吐出口53,53から吐出されるように構成されるとともに、吐出口53,53から吸引された浴槽内の湯水は、対応する内部空間に導入されて、対応する管部55,55の後端開口からそれぞれ流出するようになっている。
なお本実施形態においては、アダプター本体5の槽内突出部51が前部として構成されるとともに、管部55,55が後部として構成されている。
図1、図4および図5に示すようにフランジ部材3は正面視円環状に形成されており、外径寸法が取付孔Hの内径寸法よりも大きく形成されて、取付孔Hを挿通できないように構成されている。
フランジ部材3には、アダプター本体5の管部55,55に対応して、管部挿通孔31,31が形成されている。さらにフランジ部材3の左右には、ねじ挿通孔32,32(図1に片側のみ示す)が形成されている。
またフランジ部材3の前後両面側には、環状のパッキン38,38が着脱自在に取り付けられている。
以上のように構成されたボディB、アダプター本体5およびフランジ部材3が以下のようにして浴槽壁Wに組み付けられている。すなわち図1、図4および図5に示すようにボディBの各係止爪17を開いた状態で各係止爪17が浴槽壁Wの裏面側(槽外側)における取付孔Hの周縁部に係止するように配置されるとともに、フランジ部材3の外周縁部が浴槽壁Wの表面側(槽内側)における取付孔Hの周縁部に係止するように配置される。さらにアダプター本体Aの管部55,55がフランジ部材3の管部挿通孔31,31に挿通されてボディBの管路13a,13bの前端部に挿入された状態で槽内突出部51がフランジ部材3の表面側に配置される。その状態でアダプター本体5にその前面側から貫通された2本のねじ4がフランジ部材3のねじ挿通孔32,32に挿通されてボディBのねじ切り孔16,16にねじ込まれる。これによりアダプター本体5の槽内突出部51とボディBの前側部11とがフランジ部材3を介して浴槽壁Wの取付孔周縁部を挟持し、ボディB、アダプター本体5およびフランジ部材3により構成される給湯口アダプターAが浴槽壁Wに貫通状態に組み付けられる。
本実施形態の給湯口アダプターの取付構造においては図2A〜図5に示すように2つの管用継手2,2の外管接続部21,21に、可撓性を有するフレキシブル管等によって構成される往き管および戻り管等の2本の外管9,9の一端が管バンド91,91を介してそれぞれ接続されるとともに、その2本の外管9,9の他端が室外の給湯機に接続される。そして湯はりをダブル搬送で行う場合には、室外給湯機から2本の外管9,9にそれぞれ湯水が供給されて、両外管9,9から管用継手2,2を介してボディBの管路13a,13b,15a,15bを通ってアダプター本体5の管部55,55内に導入されて、吐出口53,53から浴槽内に吐出されるようになっている。
また戻り管としての戻り側の外管9がボディBにおける一方側の管路13aの管用継手2に接続されるとともに、往き管としての往き側の外管9が他方側の管路13bの管用継手2に接続されている場合に追い焚きを行うと、アダプター本体5における一方側の吐出口53から浴槽内の湯水が吸引されて、アダプター本体5の一方側の管部55を通って、ボディBの一方側の管路13a,15a内に導入される。一方側の管路13a,15aに導入された湯水は一方側の管用継手2から戻り側の外管9に供給され、その外管9を通って室外給湯機に戻される。一方、給湯機に戻された湯水は加熱されて、往き側の外管9に供給され、ボディBの他方側の管用継手2を介して他方側管路13b,15bに導入される。他方側の管路13b,15bに導入された湯水は、アダプター本体5の他方側の管部55を通って他方側の吐出口53から浴槽内に吐出されるようになっている。こうして湯水が浴槽内と室外給湯機との間で循環される。
なお言うまでもなく、戻り側の外管9がボディBにおける他方側の管路13b,15bの管用継手2に接続されるとともに、往き側の外管9が一方側の管路13a,15aの管用継手2に接続された状態で追い焚きを行うと、上記と逆方向に湯水が循環されることとなる。
ところで、上記特許文献4に示す従来のSL兼用の給湯口アダプターにおいてはボディ本体の外周面に管用継手が回転自在に取り付けられるため、管用継手がボディ本体の外周面から外側に突出するように配置され、管用継手を含めたボディ全体の径寸法が大きくなり、ボディの小型化を図ることが困難であった。
そこで本実施形態においては既述した通り、ボディ本体1内の2本の軸方向管路13a,13bのうち、一方側軸方向管路13aをボディ本体1の右上の第1区分R1に形成して、一方側直交管路15aを一方側軸方向管路13aの後端から下向きに配置するとともに、他方側軸方向管路13aをボディ本体1の左下の第3区分R3に形成して、他方側直交管路15bを他方側軸方向管路13bの後端から上向き配置しているため、両直交管路15a,15bがボディ本体1の右側半分および左側半分においてそれぞれ上下方向に沿って配置される。このため直交管路15a,15bがボディ本体1の外周面から外径方向に突出されるのを回避することができ、管用継手2を含めたボディB全体の小型化ないしスリム化を図ることができる。
また本実施形態の給湯口アダプターAにおいては、ボディBにおける管用継手2がボディ本体1に対して回転自在に取り付けられているため、組付現場の状況等に応じて、図2Aおよび図3Aに示すS型仕様形態と、図2Bおよび図3Bに示すL型仕様形態とのいずれの形態でも使用できる、いわゆるSL兼用となる。このためS型とL型との2種類のボディを準備して適宜使い分けるような煩雑さがなく、利便性を向上させることができる。
ここで本実施形態においては、管用継手2,2の回転軸部に対応する両直交管路15a,15bを互いに前後方向に位置をずらせて形成しているため、管用継手2,2の互いの可動領域に直交管路等の部位が配置されるのを防止することができる。このため図2Bおよび図3Bに示すように管用継手2,2を他の部位に干渉させずに90°側方に無理なく回転させることができる。従って確実にL型仕様形態に設定でき、S型およびL型兼用の給湯口アダプターAとして不具合なく使用することができる。
なお本実施形態の給湯口アダプターAにおけるボディBは構造上、管用継手2,2のボディ本体1に対する回転角度の範囲が90°以内となってしまうため、例えば図2Bおよび図3Bに示すように管用継手2,2を右側に90°回転させた状態では使用できるものの、そのままの状態ではその反対の左側に90°回転させることはできない。
しかしながら本実施形態の給湯口アダプターAにおけるボディBにおいては、以下に説明するように管用継手2,2を右側に90°回転させた状態でも、左側に90°回転させた状態でもいずれの状態にも対応することができる。
すなわち本実施形態の給湯口アダプターAにおいては、ボディBの前面の構成を、ボディBの軸心を基準点とする点対称形状に形成している。このためアダプター本体5に対し、ボディBを軸心回りに180°回転させた状態であっても、上記と同様に浴槽壁Wに組み付けることができる。つまりL型仕様形態としたボディBを180°回転させて組み付けることにより、管用継手2,2を右側に90°回転させた状態でも、左側に90°回転させた状態でもいずれの状態にも設定することができ、より一層利便性を向上させることができる。
しかも本実施形態においては、ボディBの前側部11を浴槽壁Wの取付孔Hよりも小さく形成するとともに、ボディBの管路形成部12a,12bや管用継手2,2等の前側部11以外の部位を、正面視において前側部11の範囲内に収まるように形成しているため、ボディBを取付孔Hに挿通することができ、以下に説明するように給湯口アダプターAを浴槽内側からの作業のみで組み付ける内側施工方法を採用することができる。
例えば本実施形態の給湯口アダプターAにおいては、浴槽壁Wに組み付けられた既存の給湯口アダプターを付け替える際に上記の内側施工方法が採用される。
まず、既存の給湯口アダプター(旧アダプター)におけるアダプター本体5に対応する部材を取り外す。続いて、旧アダプターにおけるフランジ部材3に対応する部材(旧雄ねじ部材)を取り外すが、その前に旧アダプターにおけるボディBに対応する部材(旧ボディ)に、浴槽内側から取付孔を通じてワイヤー等の案内部材の端部を固定しておく。その状態で旧雄ねじ部材を取り外して旧ボディを浴槽外側において取り外す。その後、旧ボディに接続された2本の外管(旧外管)を室外給湯機側から引っ張って、旧ボディおよび案内部材を作業可能な広いスペースまで引き出して、旧ボディを案内部材から取り外して、旧ボディおよび旧外管を廃棄する。
その後、室外給湯機に接続した新たな2本の外管9を、案内部材の端部に固定する。なお旧外管を交換せずに給湯口アダプターのみを交換するような場合には、旧外管を廃棄せずにその旧外管を案内部材に固定することになる。
次に浴槽内側から案内部材を引っ張って、外管9の端部を取付孔Hを介して浴槽内側に引き込む。続いて外管9から案内部材を取り外してから、その外管9の端部に本実施形態の給湯口アダプターAにおけるボディBを取り付ける。すなわちボディBの外管接続部21に外管9の端部を嵌め込んで、外管9の接続端部外周に管バンド91を巻き付けて固定する。
なおボディBに外管9を接続するに際には、予めボディBの外管接続部21に短寸の補助外管を管バンド91を介して固定しておき、その補助外管に管用継手等を介して、浴槽内に引き込んだ外管9を接続するようにしても良い。
こうしてボディBに外管9を接続した後、ボディBを外管9と共に取付孔Hを介して浴槽外部に配置する。このとき適当な治具を用いてボディBを浴槽外部に仮保持しておく。
次にドライバー等を用いて浴槽内側から取付孔Hを通じてボディBの係止爪17を開く。
続いてフランジ部材3を浴槽壁Wの内側における取付孔Hの位置に配置しておいて、アダプター本体5をその管部55,55をフランジ部材3の管部挿通孔31を通じてボディBの基板前面側における管路12a,12bの前端部に差し込み、その状態でアダプター本体5の前面側からねじ4,4を貫通してフランジ部材3のねじ挿通孔32を通じてボディBのねじ切り孔16,16にねじ込んでいく。これにより、ボディBを前面側(浴槽壁外面)に引き寄せて、ボディBの係止爪17を浴槽壁外面の取付孔周縁部に圧接すると同時に、アダプター本体5における槽内突出部51の裏面側外周縁部をフランジ部材3の外周縁部を介して浴槽壁内面の取付孔周縁部に圧接する。こうしてボディBおよびアダプター本体5を、両者で浴槽壁Wの取付孔周縁部を内外から挟持することにより浴槽壁Wに固定する。これにより本実施形態の給湯口アダプターAが浴槽壁Wに組み付けられて、給湯口アダプターの交換作業(組付作業)が完了する。
このように浴槽外側(裏側)の取付孔周辺で作業できないような場合でも、旧アダプターを取り外して新規の給湯口アダプターAを確実に組み付けることができる。
なお上記実施形態においては、ボディ本体1の一方側管路13aのほぼ全域を第1区分R1に形成するとともに、他方側管路13bのほぼ全域を第3区分R3に形成するようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、一方側管路13aの少なくとも後側部を第1区分R1に形成するとともに、他方側管路13bの少なくとも後側部を第3区分R3に形成するようにすれば良い。つまり両管路13a,13bの後側部を第1および第3区分R1,R3に形成しておけば、両管路13a,13bの前側部はどの位置に配置されていても良く、例えば両管路13a,13bの前端開口を、ボディ本体1の前面において上下方向中間位置で左右に並べて配置したり、左右方向の中間位置で上下に並べて配置するようにしても良い。
また上記実施形態においては、ボディ本体1を4つの区分に区分けする際に、正面視において上下方向(垂直方向)および左右方向(水平方向)の線分によって区分けするようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、上下方向や左右方向に対し傾斜するような線分によって、ボディ本体1を区分けするようにしても良い。例えば時計の文字盤を例に挙げて説明すると、時計回りで10時半から1時半までの範囲を第1区分、1時半から4時半までの範囲を第2区分、4時半から7時半までの範囲を第3区分、7時半から10時半までの範囲を第4区分と区分けするようにしても良い。
また上記実施形態においては、他方側管路形成部12b(他方側管路13b)の後端を一方側管路形成部12a(一方側管路13a)の後端よりも後方に配置するようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、一方側管路形成部(一方側管路)の後端を他方側管路形成部(他方側管路)の後端よりも後方に配置するようにしても良い。
また上記実施形態においては、管用継手2に差込連結部25を形成して、その差込連結部25をボディ本体1の継手受口14a,14bに差し込むようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、ボディ本体1の継手受口14a,14bの周縁部を突出させて差込連結部として構成し、そのボディ本体1側の差込連結部を、管用継手2の連結口26に回転自在に連結するようにしても良い。
また上記実施形態においては、ボディBを浴槽壁Wの取付孔Hに挿通できる大きさや形状に形成しているが、それだけに限られず、本発明においては、ボディBを取付孔Hに挿通できない大きさや形状に形成しても良い。
また上記実施形態においては、給湯口アダプターを交換する際に、本発明の給湯口アダプターAを用いる場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明の給湯口アダプターは、新築時や、浴槽全体のリフォーム時等、アダプターが未装着の浴槽壁に給湯口アダプターを新規に取り付ける場合にも適用することができる。
また上記実施形態においては、ボディBおよびアダプター本体5をねじ4を介して浴槽壁Wに固定するようにしているが、本発明においては、ボディBやアダプター本体5の浴槽壁Wへの固定方法は特に限定されるものではなく、どのような固定手段を用いても良い。例えばフランジ部材3およびボディBをねじ止めによって内外から浴槽壁Wの取付孔周辺に圧接させて固定するとともに、その固定されたフランジ部材3にアダプター本体5をねじ止めによって固定するようにしても良い。
この発明の給湯口アダプターは、浴槽壁に貫通状態に組み付けられる循環金具等として用いることができる。
1:ボディ本体
13a,13b:管路
14a,14b:継手受口
2:管用継手
21:外管接続部
26:連結口
3:フランジ部材
5:アダプター本体
A:給湯口アダプター
B:ボディ
H:取付孔
R1〜R4:第1〜第4区分
W:浴槽壁

Claims (4)

  1. 浴槽壁の取付孔における浴槽外側に配置されるボディと、前部が浴槽内側に配置された状態で後部が浴槽内側から取付孔に挿通されて前記ボディに接続されるアダプター本体とを備え、前記ボディは、後方に延びるように配置された一方側および他方側管路を有するボディ本体と、前記一方側および他方側管路にそれぞれ対応して前記ボディ本体に取り付けられる2本の管用継手とを備えた給湯口アダプターであって、
    正面視において前記ボディ本体を周方向に沿って並んで配置される第1〜第4の4つの区分に区分けした際に、前記一方側管路の後側部は前記第1区分に配置されるとともに、前記他方側管路の後側部は前記第3区分に配置され、
    前記一方側管路の後端位置が、前記他方側管路の後端位置に対し前方または後方に配置され、
    前記一方側管路の後端に連通する継手受口が前記第1区分から前記第2区分に向かう方向に開口されるとともに、前記他方側管路の後端に連通する継手受口が前記第3区分から前記第4区分に向かう方向に開口され、
    前記管用継手は、外管を接続するための外管接続部と、その外管接続部の基端側に設けられ、かつ前記外管接続部の軸心に対し直交する方向に開口する連結口とを備え、
    前記管用継手の連結口が、前記一方側および他方側管路の継手受口に互いの開口軸回りに回転自在に取り付けられていることを特徴とする給湯口アダプター。
  2. 前記ボディが浴槽壁の取付孔に挿通可能に構成されている請求項1に記載の給湯口アダプター。
  3. 前記一方側および他方側の管路の前端開口は前記ボディ本体の前面において点対称の位置に配置されている請求項1または2に記載の給湯口アダプター。
  4. 請求項2に記載の給湯口アダプターを浴槽壁の取付孔に取り付けるようにした給湯口アダプターの取付方法であって、
    浴槽外側から取付孔を介して浴槽内側に引き込まれた外管の引込端部を、前記ボディの外管接続部に接続する工程と、
    外管が接続されたボディを取付孔に通過させて浴槽外側に配置する工程と、
    前記アダプター本体の後部を取付孔に挿入して前記槽外取付部材に接続するとともに、前記アダプター本体の前部を浴槽内側に配置する工程とを含むことを特徴とする給湯口アダプターの取付方法。
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