JP2018062982A - フラップ弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バネ部材を簡単に組付けることでき、フラップ弁装置の組付け作業性を向上させることができる、フラップ弁装置を提供する。【解決手段】このフラップ弁装置10は、本体部20と、弁体40と、本体部20の一端開口部23から弁体40が開いたときに、弁体40を一端開口部23に向けて閉じる方向に付勢するバネ部材と、本体部20に設けられた支軸31と、弁体40に設けられ、支軸31を受け入れて弁体40を開閉可能に軸支する軸受部45とを有しており、バネ部材はコイルバネ60からなり、本体部20の外周には、コイルバネ60の一端61を支持する第1支持部が形成され、弁体40には、コイルバネ60の他端63を支持する第2支持部が形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、自動車等の燃料タンクに接続された燃料注入パイプの開口部に取付けられ、燃料の逆流を防止する逆止弁に好適なフラップ弁装置に関する。
例えば、自動車の燃料タンクには、給油口に連結された燃料注入パイプが接続され、この燃料注入パイプの下流側開口に逆止弁として、フラップ弁装置が配置されることがある。そして、給油時にフラップ弁が開いて燃料をタンク内に流入させると共に、給油後にフラップ弁が閉じて燃料注入パイプ内への燃料の逆流を防止するようにしている。
従来のこの種のものとして、下記特許文献1には、筒状の本体部と、その一端開口部に開閉可能に取付けられるフラップ状の弁体と、該弁体を常時は本体部の一端開口部に向けて閉じる方向に付勢するバネ部材とを備え、本体部は、弁体を開閉可能に軸支する支軸を有しており、弁体は、支軸が挿入される軸受部を有する構造とされた、フラップ弁装置が記載されている。また、本体部の一端開口部側の外周には、バネ部材のコイル部を支持する、軸状をなしたバネ支持部が設けられている。なお、前記バネ部材としては、コイル部と、その両端から延出した一対の脚部とからなる、いわゆるトーションバネが用いられている。
上記フラップ弁装置を組付ける際には、本体部の軸状のバネ支持部に、バネ部材のコイル部を外装した後、一方の脚部を本体部外周に係止させ、他方の脚部を弁体の表面側に係止させて、その後、本体部の支軸を弁体の軸受部に挿入することで、本体部に弁体が、バネ部材により付勢された状態で、組付けられるようになっている。
国際公開WO2016/047690A1
上記特許文献1のフラップ弁装置の場合、バネ部材がトーションバネとなっているので、上述したように、そのコイル部を本体部のバネ支持部に外装した後、両方の脚部を本体部外周及び弁体表面側に係止させなければならず、バネ部材の組付けが煩わしく、弁装置の組付け作業性に支障があった。
したがって、本発明の目的は、バネ部材を簡単に組付けることでき、フラップ弁装置の組付け作業性を向上させることができる、フラップ弁装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のフラップ弁装置は、内部が液体の流路をなす筒状の本体部と、この本体部の一端開口部に開閉可能に取付けられるフラップ状の弁体と、前記本体部の一端開口部から前記弁体が開いたときに、該弁体を前記一端開口部に向けて閉じる方向に付勢するバネ部材と、前記本体部又は前記弁体の一方に設けられた支軸と、前記本体部又は前記弁体の他方に設けられ、前記支軸を受け入れて前記本体部に対して前記弁体を開閉可能に軸支する軸受部とを有しており、前記バネ部材はコイルバネからなり、前記本体部の外周には、前記コイルバネの一端を支持する第1支持部が形成され、前記弁体には、前記コイルバネの他端を支持する第2支持部が形成されていることを特徴とする。
本発明のフラップ弁装置によれば、軸受部に支軸を軸支させることで、本体部に弁体を取付けることができると共に、本体部の一端開口部から弁体が開いたときに、弁体を一端開口部に向けて閉じる方向に付勢するバネ部材がコイルバネからなるので、このコイルバネの一端を第1支持部に支持させ、他端を第2支持部に支持させるだけの簡単な作業で、バネ部材を組付けることができ、フラップ弁装置の組付け作業性を向上させることができる。
本発明のフラップ弁装置の、一実施形態を示す分解斜視図である。 同フラップ弁装置の斜視図である。 同フラップ弁装置の平面図である。 同フラップ弁装置において、図3のA−A矢示線における断面図である。 同フラップ弁装置において、図3のB−B矢示線における断面図である。 同フラップ弁装置において、図4の状態から弁体が開いた状態の断面図である。 同フラップ弁装置において、図5の状態から弁体が開いた状態の断面図である。 同フラップ弁装置において、各部材の組付け方向を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るフラップ弁装置の一実施形態について説明する。
図4に示すように、この実施形態におけるフラップ弁装置10(以下、「弁装置10」という)は、燃料逆流防止弁として用いられるもので、図示しない燃料タンクに燃料を注入するための燃料注入パイプP(以下、「パイプP」という)の下流側に取付けられ、パイプ上流側の給油口からパイプP内に注入された燃料を、パイプPを通して燃料タンク内へと流入させると共に、燃料タンク内に流入した燃料を、パイプP側へ逆流するのを防止する役割を果たすものである。以下の説明中、「上流側」及び「下流側」とは燃料の流れる方向を示し、具体的にはパイプPにおいて弁装置10が設けられた側を下流側とし、パイプPの給油口が接続される側(弁装置10とは反対側)を上流側として説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態における弁装置10は、内部が液体の流路21(図4参照)をなす筒状の本体部20と、この本体部20の一端開口部23に開閉可能に取付けられるフラップ状の弁体40と、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が開いたときに、該弁体40を前記一端開口部23に向けて閉じる方向に付勢するバネ部材と、本体部20に設けられた支軸31と、弁体40に設けられ、前記支軸31を受け入れて、本体部20に対して弁体40を開閉可能に軸支する軸受部45とを有している。
前記バネ部材は、所定径の線材で螺旋状に巻回されて、所定長さで直線状に延びた形状をなし、トーションバネのような一対の脚部がない、コイルバネ60からなり、その長手方向一端が本発明における一端61をなし、長手方向他端が本発明における他端63をなしている。コイルバネ60は、弁体40が閉じた取付け状態では、必ずしも圧縮されている必要はないが、好ましくは、弁体40が閉じた取付け状態で既に圧縮されていて、常に付勢力を付与する圧縮コイルバネが好ましく用いられる。
まず、本体部20について説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態の本体部20は、上流側及び下流側が共に開口し、内部に液体の流路21を設けた略円筒状に形成されており、その下流側開口部が前記一端開口部23をなしている。この本体部20の、一端開口部23側の端面が、弁体40が接離する弁座25をなしている。また、図1に示すように、本体部20の、一端開口部23の周縁部からは、弁体40の外径よりも拡径すると共に、周方向の所定範囲に切欠き部27aを設けた、略C字リング状をなした拡径部27が設けられている。図2に示すように、この拡径部27は、本体部20の一端開口部23を閉じた状態の弁体40の、後述する弁本体41の外側に配置されて、同弁体40を保護する部分となっている。
また、図1や図3に示すように、本体部20の下流側の外周であって、前記拡径部27の切欠き部27aに整合する位置には、長板状に延びる一対のリブ29,29が、本体部20の軸心C1に沿った方向となるように、互いに平行に所定間隔をあけて配置されている。
これらの一対のリブ29,29の下流側の端部であって、その外面側(一対のリブ29,29の対向面とは反対側)からは、円柱状をなした支軸31,31がそれぞれ突設されている。また、各支軸31の先端からは、本体部20の軸方向下流側に向けて、突部33が突設されている。この突部33は、支軸31が弁体40の軸受部45に挿入され、本体部20に弁体40が開閉可能に軸支された状態で、弁体40の軸受部45の外側に配置されて、軸受部45から支軸31が抜け外れないようにする(図2参照)。
そして、本体部20の外周には、コイルバネ60の一端61を支持する第1支持部が形成されている。
この実施形態における第1支持部は、図3に示すように、弁装置10を平面方向から見たときに、各リブ29の、本体部20の上流側の端部寄りの位置であって、一対のリブ29,29の間に、本体部20の軸心C1(図4参照)に対して直交配置されたバネ支持板35と、このバネ支持板35の、本体部20の下流側端面から、本体部20の軸心C1に沿った方向と平行になるように延びる、円柱状をなしたバネ支持ピン37とから構成されている。
そして、バネ支持ピン37が、コイルバネ60の一端61の内周に挿入されると共に、一端61の端面がバネ支持板35に当接することで、コイルバネ60の一端61が支持されるようになっている(図2〜4参照)。
なお、第1支持部としては、例えば、コイルバネ60の一端外周を覆う有底筒状をなした筒状壁部としたり(バネ支持ピンはなくともよい)、或いは、コイルバネ60の一端61を受け入れる凹部としたりしてもよく、コイルバネ60の一端61を支持可能であれば、特に限定はされない。
また、図2や図4に示すように、本体部20は、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が閉じた状態で、コイルバネ60の、弁体開き時に屈曲する部分である、後述する屈曲部分65(図6参照)と対向するように、コイルバネ60の外周と本体部20の外周側との間に配置されたガイド壁39を有している。この実施形態におけるガイド壁39は、上記一対のリブ29,29の間であって、バネ支持ピン37の、本体部20の外周側に配置されて、第1支持部であるバネ支持板35やバネ支持ピン37の先端よりも長く延びた長板状をなしている。
次に、上記構成をなした本体部20に開閉可能に取付けられる弁体40について説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態の弁体40は、本体部20の一端開口部23に適合する略円板状をなし、弁座25に接離して一端開口部23を開閉する弁本体41を有している。
図2及び図5に示すように、上記弁本体41には、略L字状に屈曲すると共に、その先端側に軸受部45を有する一対の軸受アーム43,43が設けられている。各軸受アーム43は、弁本体41の表面側(弁座25に対するシール面とは反対側)に固設されて、弁本体41の外周縁部から所定長さ突出した基部43aと、該基部43aに対してL字状をなすように直角に屈曲して、弁本体41のシール面側から突出するように延びる延出部43bとからなる。また、一対の軸受アーム43,43の基部43a,43aどうしは、断面L字状をなした支持壁部47によって互いに連結されている(図4参照)。なお、一対の軸受アーム43,43は、本体部20の一端開口部23を弁体40で閉じた状態で、本体部20の拡径部27に設けた切欠き部27aに入り込むように配置されるようになっている(図2参照)。
そして、各軸受アーム43の延出部43bの延出方向先端部に、孔状をなした軸受部45が形成されている。図5や図8に示すように、この軸受部45は、支軸31を導入可能な導入開口49を有しており、この導入開口49は、本体部20の一端開口部23を弁体40で閉じた状態で、弁体40のシール面側に開口している。そのため、支軸31を、軸受部45の導入開口49に対して、弁体40のシール面側から押し込むことにより、軸受部45に支軸31が嵌合するように構成されている。
また、図5に示すように、導入開口49は、支軸31の軸方向から見たときに、本体部20の軸心C1寄りに偏倚して配置されている。更に、導入開口49には、その内径を狭める幅狭部49aが形成されており(図5参照)、導入開口49を通じて、軸受部45に嵌合した支軸31の抜け止めがなされるようになっている。
また、図2に示すように、一対の軸受アーム43,43の延出部43b,43bの、延出方向先端部には、互いに離れるように外方に広がる拡開部51,51が設けられている。各拡開部51には、隙間51aがそれぞれ形成されており、前記支軸31に設けた突部33が通過可能となっている。
更に、図2や図3に示すように、前記支持壁部47には、弁本体41の面方向に対して直角で且つ互いに平行に延びる、一対の側壁53,53が固定されている。
そして、弁体40には、コイルバネ60の他端63を支持する、第2支持部が形成されている。
この実施形態における第2支持部は、図3や図4に示すように、前記一対の側壁53,53の、弁本体41の表面側から突出する方向の端部に、弁本体41の面方向に対して平行に配置された、バネ支持板55と、このバネ支持板55の内面側から、本体部20の軸心C1に沿った方向と平行に延びると共に、前記第1支持部のバネ支持ピン37に対向して配置された、円柱状をなしたバネ支持ピン57とから構成されている。
そして、バネ支持ピン57が、コイルバネ60の他端63の内周に挿入されると共に、他端63の端面がバネ支持板55に当接することで、コイルバネ60の他端63が支持されるようになっている(図2〜4参照)。
このように、この実施形態では、コイルバネ60の一端61が第1支持部で支持され、他端63が第2支持部で支持されることによって、コイルバネ60は、本体部20の一端開口部23を弁体40で閉じた状態で、その軸心C2が、本体部20の軸心C1と平行になるように配置される(図3及び図4参照)。
なお、第2支持部としては、例えば、コイルバネ60の他端外周を覆う有底筒状をなした筒状壁部としたり、或いは、コイルバネ60の他端63を受け入れる凹部としたりしてもよく、コイルバネ60の他端63を支持可能であれば、特に限定はされない。
また、図2や図4に示すように、弁体40は、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が閉じた状態で、コイルバネ60の屈曲部分65(図6参照)と対向するように、コイルバネ60の外周と本体部20の外周側との間に配置されたガイド壁59を有している。この実施形態におけるガイド壁59は、上記一対の側壁53,53の間であって、バネ支持ピン57の、本体部20の外周側に配置されて、第2支持部であるバネ支持板55及びバネ支持ピン57の先端よりも長く延びた長板状をなしている。
なお、この実施形態においては、本体部20及び弁体40の両方に、ガイド壁39,59が設けられているが、本体部20又は弁体40の、いずれか一方にガイド壁を設けてもよい。
上記構造をなした弁体40は、本体部20の支軸31を、導入開口49を通じて軸受部45に挿入することで、本体部20の一端開口部23に対して、弁体40が開閉可能に取付けられるようになっている(図4〜7参照)。そして、図4や図5に示すように、支軸31の軸方向から見たときに、第2支持部(バネ支持板55及びバネ支持ピン57)は、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が閉じた状態で、前記支軸31よりも、本体部20の外径側に配置されるようになっている。
一方、弁体40を本体部20の一端開口部23に向けて閉じる方向に付勢するバネ部材であるコイルバネ60は、上述したように、その一端61が第1支持部(バネ支持板35及びバネ支持ピン37)に支持され、他端63が第2支持部(バネ支持板55及びバネ支持ピン57)で支持されるようになっている。
また、この実施形態においては、コイルバネ60は、圧縮された状態で、その両端61,63が第1支持部及び第2支持部により支持されるようになっているので、コイルバネ60の圧縮変形に伴う復元力(圧縮されたコイルバネが元の長さに戻ろうとする際の復元力、以下「圧縮復元力」という)によって、弁体40の第2支持部が、本体部20の下流側に向けて付勢されることとなり(図4の矢印F1参照)、この圧縮復元力によって、支軸31まわりのモーメントMが生じ(図4参照)、その結果、支軸31で軸支された弁体40が、前記モーメントMによって、本体部20の一端開口部23に向けて閉じる方向に付勢されて(図4の矢印F2参照)、弁本体41のシール面が弁座25に当接して本体部20の一端開口部23が閉塞されるようになっている(図4及び図5参照)。
但し、コイルバネ60は、圧縮された状態で第1支持部及び第2支持部によって支持されていなくともよく、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が開いたときに圧縮され、弁体40を一端開口部23に向けて閉じる方向に付勢可能であればよい。すなわち、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が開くと、コイルバネ60が圧縮変形するか、又は、後述するように一端61と他端63との間の屈曲部分65が屈曲変形するので(図6参照)、それらの弾性復元力によって、弁体40が一端開口部23に向けて閉じる方向に付勢される。
なお、図5に示すように、本体部20に弁体40が開閉可能に取付けられた状態では、軸受部45の、導入開口49の幅狭部49aの内周縁部に、支軸31が係止して、抜け止めされるようになっているが、幅狭部49aの内周縁部と支軸31との係止力は、コイルバネ60の圧縮復元力よりも大きく設定されており、支軸31が導入開口49から抜け外れないようになっている。
そして、図4及び図5に示すように、本体部20の一端開口部23を弁体40で閉じた状態で、コイルバネ60は、その軸心C2が、本体部20の軸心C1に対して平行となるように、直線状に真直ぐに延びているが、図6及び図7に示すように、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が開いた状態では、コイルバネ60の軸心C2が屈曲するように構成されている。ここでは、本体部20の一端開口部23を弁体40で閉じた状態で、コイルバネ60の軸心C2は、直線状に真直ぐ延びて本体部20の軸心C1に対して平行となっているが(図4及び図5参照)、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が開いた状態では、コイルバネ60の、一端61と他端63との間の部分65(屈曲部分65)における軸心C2が、本体部20の軸心C1に対して屈曲するように構成されている(図6及び図7参照)。
このようにコイルバネ60が屈曲変形することによって、その屈曲部分65が、元の真直ぐに延びた状態に戻ろうとする弾性復元力が生じるので、この弾性復元力を、弁体40の閉じ方向の付勢力として作用させることが可能となっている。
これに関連して、本体部20の支軸31及び弁体40の軸受部45は、図4及び図5に示すように、支軸31の軸方向から見たときに、第1支持部(ここではバネ支持ピン37)と第2支持部(ここではバネ支持ピン57)との間の領域Eに配置されるようになっている。また、この領域Eに、コイルバネ60の、弁体開き時に屈曲する部分(屈曲部分65)が配置されるようになっている(図4及び図5参照)。
また、この実施形態においては、本体部20に支軸31を設け、弁体40に軸受部45を設けたが、本体部に軸受部を設け、弁体に支軸を設けてもよい。
次に、上記構成からなる本発明の弁装置10の組付け手順及び作用効果について説明する。
すなわち、本体部20のバネ支持ピン37に向けて、コイルバネ60の一端61を押し込んで、バネ支持ピン37をコイルバネ60の一端61の内周に挿入すると共に、同コイルバネ60の一端61の端面を当接させることで、コイルバネ60の一端61を第1支持部で支持する。
次いで、弁体40の一対の軸受部45,45の導入開口49,49を、本体部20側の一対の支軸31,31に整合させると共に、コイルバネ60の他端63に対して、第2支持部のバネ支持ピン57を整合させて配置し、その状態で、本体部20に対して弁体40を押し込んでいく(図8参照)。
すると、支軸31が軸受部45の導入開口49に挿入されて、軸受部45を内側から押し広げていくと共に、拡開部51の隙間51aを突部33が通過していき、また、コイルバネ60の他端63の内周に、第2支持部のバネ支持ピン57が挿入されていく。
そして、支軸31が幅狭部49aを通過すると、軸受部45が弾性復帰して、軸受部45内に支軸31が受け入れられて、軸受部45に支軸31が嵌合すると共に、拡開部51の隙間51aから挿出された突部33が、軸受部45の外側に配置されて、本体部20に対して弁体40を開閉可能に取付けることができる(図2参照)。
また、この状態では、コイルバネ60の他端63の端面が、バネ支持板55に当接して第2支持部で支持されるので、第1支持部で支持されたコイルバネ60一端61と合わせて、コイルバネ60の両端61,63が支持されることとなり、弁装置10にコイルバネ60を組付けることができる。
このように、この弁装置10においては、軸受部45に支軸31を軸支させることで、本体部20に弁体40を取付けることができると共に、本体部20の一端開口部23から弁体40が開いたときに、該弁体40を一端開口部23に向けて閉じる方向に付勢するバネ部材がコイルバネ60からなるので、このコイルバネ60の一端61を第1支持部に支持させ、他端63を第2支持部に支持させるだけの簡単な作業で、バネ部材であるコイルバネ60を組付けることができ、弁装置10の組付け作業性を向上させることができる。
また、この実施形態においては、図8に示すように、本体部20の軸心C1に沿った方向と平行に配置されたコイルバネ60の両端61,63を、第1支持部及び第2支持部に支持させると共に、支軸31を、軸受部45の導入開口49に対して、弁体40のシール面側から押し込むことで(ここでは本体部20の軸心C1に沿った方向に押し込む)、軸受部45に支軸31が嵌合するように構成されているので、コイルバネ60の組付け作業及び弁体40の取付け作業を、本体部20の軸心C1に沿った同一方向において行うことができ、機械による自動組み立て作業を行うことが可能となる。
そして、この弁装置10においては、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が閉じた状態で(図4及び図5参照)、パイプP(図4参照)から燃料が供給されると、その流体圧力によって弁体40の弁本体41が押されるので、コイルバネ60の付勢力に抗して、支軸31及び軸受部45を介して弁体40が回動し、弁本体41のシール面が弁座25から離れて、本体部20の一端開口部23から燃料が、図示しない燃料タンク内に給油される(図6及び図7参照)。
このとき、図6及び図7に示すように、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が開いた状態で、コイルバネ60の軸心C2(ここでは屈曲部分65における軸心C2)が屈曲するように構成されているので、弁体40が開いた状態から閉じるときに、コイルバネ60の圧縮力による弁体閉じ方向の圧縮復元力に加えて、コイルバネ60の屈曲部分65が元の形状に戻ろうとする弾性復元力を、弁体閉じ方向の付勢力として作用させることができ、本体部20の一端開口部23に対して弁体40をしっかりと閉じることができる。
更に、この実施形態においては、本体部20の支軸31及び弁体40の軸受部45は、図4及び図5に示すように、支軸31の軸方向から見たときに、コイルバネ60の屈曲部分65が配置される、第1支持部(ここではバネ支持ピン37)と第2支持部(ここではバネ支持ピン57)との間の領域Eに配置されているので、コイルバネ60の屈曲部分65と、弁体40の回動中心とを近づきやすくすることができ、弁体40をスムーズに回動させることができる。
また、この実施形態においては、図3に示すように、コイルバネ60は、本体部20の一端開口部23を弁体40で閉じた状態で、その軸心C2が、本体部20の軸心C1と平行になるように配置されているので、弁装置10のコンパクト化を図ることができると共に、コイルバネ60の圧縮復元力による弁体閉じ方向の付勢力を効率よく付与することができる。
更にこの実施形態においては、図4に示すように、本体部20及び弁体40は、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が閉じた状態で、コイルバネ60の、弁体開き時における屈曲部分65と対向するように、コイルバネ60の外周と本体部20の外周側との間に配置されたガイド壁39,59を有している。そのため、図6に示すように、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が開くときに、コイルバネ60の屈曲部分65が過度に変形することを抑制することができる。
また、この実施形態においては、図4や図5に示すように、支軸31の軸方向から見たときに、第2支持部(バネ支持板55及びバネ支持ピン57)は、本体部20の一端開口部23に対して弁体40が閉じた状態で、前記支軸31よりも、本体部20の外径側に配置されているので、第2支持部が弁体40の開閉動作時に障害となることを防止して、弁体40を、本体部20の一端開口部23を閉じる方向に確実に付勢することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
10 フラップ弁装置(弁装置)
20 本体部
21 流路
23 一端開口部
31 支軸
35 バネ支持板(第1支持部)
37 バネ支持ピン(第1支持部)
40 弁体
45 軸受部
49 導入開口
55 バネ支持板(第2支持部)
57 バネ支持ピン(第2支持部)
59 ガイド壁
60 コイルバネ
61 一端
63 他端
65 屈曲部分(一端と他端との間で屈曲する部分)

Claims (7)

  1. 内部が液体の流路をなす筒状の本体部と、
    この本体部の一端開口部に開閉可能に取付けられるフラップ状の弁体と、
    前記本体部の一端開口部から前記弁体が開いたときに、該弁体を前記一端開口部に向けて閉じる方向に付勢するバネ部材と、
    前記本体部又は前記弁体の一方に設けられた支軸と、前記本体部又は前記弁体の他方に設けられ、前記支軸を受け入れて前記本体部に対して前記弁体を開閉可能に軸支する軸受部とを有しており、
    前記バネ部材はコイルバネからなり、
    前記本体部の外周には、前記コイルバネの一端を支持する第1支持部が形成され、
    前記弁体には、前記コイルバネの他端を支持する第2支持部が形成されていることを特徴とするフラップ弁装置。
  2. 前記本体部の一端開口部に対して前記弁体が開いた状態で、前記コイルバネの軸心が屈曲するように構成されている請求項1記載のフラップ弁装置。
  3. 前記支軸又は前記軸受部は、前記支軸の軸方向から見たときに、前記コイルバネの、弁体開き時に屈曲する部分が配置される、前記第1支持部と前記第2支持部との間の領域に配置されている請求項2記載のフラップ弁装置。
  4. 前記コイルバネは、前記本体部の一端開口部を前記弁体で閉じた状態で、その軸心が、前記本体部の軸心と平行になるように配置されている請求項1〜3のいずれか1つに記載のフラップ弁装置。
  5. 前記軸受部は、前記支軸を導入可能な導入開口を有していると共に、該導入開口は、前記本体部の一端開口部を前記弁体で閉じた状態で、前記弁体のシール面側に開口しており、
    前記支軸を、前記軸受部の導入開口に対して、前記弁体のシール面側から押し込むことにより、前記軸受部に前記支軸が嵌合するように構成されている請求項4記載のフラップ弁装置。
  6. 前記本体部及び/又は前記弁体は、前記弁本体の一端開口部に対して前記弁体が閉じた状態で、前記コイルバネの、弁体開き時に屈曲する部分と対向するように、前記コイルバネの外周と前記本体部の外周側との間に配置されたガイド壁を有する請求項2又は3記載のフラップ弁装置。
  7. 前記支軸の軸方向から見たときに、前記第2支持部は、前記本体部の一端開口部に対して前記弁体が閉じた状態で、前記支軸よりも、前記本体部の外径側に配置されている請求項1〜6のいずれか1つに記載のフラップ弁装置。
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