JP2018059892A - 試料作製システムおよび作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】試料を順次自動的に作製することのできる試料作製システムおよび作製方法を提供する。【解決手段】試料作製システムは、スライスモジュールと、第1タンクと、配列モジュールと、ピックアップモジュールとを含む。スライスモジュールは、試料ブロックを複数の試料切片に順次スライスするために利用される。第1タンクは、試料切片を受け取るために利用される。試料切片は、第1タンク内の流体上で浮遊し、流体の流動とともに移動する。配列モジュールは、第1タンクの一側に配置され、試料切片を順次分離する。ピックアップモジュールは、第1タンクに結合され、試料切片を順次ピックアップして、試料切片を対応する試料ホルダの上に配置する。また、試料作製方法も提供する。【選択図】図1(b)

Description

本発明は、電子顕微鏡の試料作製システムおよび作製方法に係り、特に、試料を順次自動的に作製することのできる試料作製システムおよび作製方法に関する。
電子顕微鏡の高解像度三次元(three-dimensional, 3D)撮像技術を臨床医学および生体分子研究の応用に適用することにより、観察画像の解析度および観察結果の正確度を有効に上げることができる。
しかしながら、高解像度3D画像を構築する過程で大量の超薄片試料(sample)を作製する必要があり、試料の観察過程で画像の精密な位置決めを行う必要がある。現在の電子顕微鏡の試料ブロックの作製プロセスの大部分は、依然として、埋め込みカプセルを使用して樹脂の中に試料を一つ一つ手動で埋め込む必要がある。そのため、大量の試料を観察する必要がある時、試料の作製に多くの労力と時間を費やされる。また、別々に作製された試料の生産品質は多様であるため、観察する試料の品質が一致せず、それにより、試料の観察品質に影響を与える。したがって、いかにして電子顕微鏡の試料切片の生産効率および品質を有効に上げ、現在の試料作製システムを改善するかが、現在の電子顕微鏡観察技術の発展において重要な課題となっている。
本発明は、電子顕微鏡試料を複数の試料切片に順次スライスすることができ、試料切片を配列(sequencing)モジュールおよびピックアップモジュールにより順次配列することができる試料作製システムを提供する。
本発明は、複数の電子顕微鏡試料の作製と順次配列を同時に完了することのできる試料作製方法を提供する。
本発明の試料作製システムは、スライスモジュールと、第1タンクと、配列モジュールと、ピックアップモジュールとを含む。スライスモジュールは、試料ブロックを複数の試料切片に順次スライスするよう構成される。第1タンクは、試料切片を受け取るよう構成され、試料切片は、第1タンク内の流体上で浮遊し、流体の流動とともに移動するのに適している。配列モジュールは、第1タンクの一側に配置され、試料切片を順次分離する。ピックアップモジュールは、第1タンクに結合され、試料切片を第1タンクから順次ピックアップして、試料切片を対応する試料ホルダの上に配置する。
本発明の試料作製方法は、スライスモジュールにより試料ブロックを複数の試料切片に順次スライスするステップと;第1タンクで試料切片を受け取り、試料切片が第1タンク内の流体上で浮遊するステップと;試料切片を流体とともに流動させ、第1タンク内の分離位置に移動させるステップと;配列モジュールにより分離位置で試料切片を順次分離するステップと;ピックアップモジュールにより第1タンクから分離した試料切片をピックアップし、試料切片を試料ホルダの上に順次配置および配列するステップとを含む。
本発明の1つの実施形態において、スライスモジュールは、クランプ部と、切断工具とを含む。クランプ部は、試料ブロックを挟持するよう構成され、切断工具は、第1タンクの端部に配置され、試料ブロックを順次スライスする。
本発明の1つの実施形態において、第1タンクは、タンク本体と、受け取り領域と、ピックアップ領域とを含む。タンク本体は、チャンバ、およびチャンバを介して接続された液体入口および液体出口を有する。流体は、液体入口を介してチャンバに進入し、流路に沿って流動することにより、液体出口からチャンバを退出する。流路は、受け取り領域と、ピックアップ領域と、配列領域とを含む。受け取り領域は、液体入口に隣接し、試料切片を受け取るよう構成される。ピックアップ領域は、液体出口に隣接し、ピックアップモジュールは、ピックアップ領域から試料切片をピックアップする。配列領域は、受け取り領域とピックアップ領域の間に設置され、試料切片は、配列領域を順次通過し、配列モジュールは、試料切片を分離する。
本発明の1つの実施形態において、配列領域の幅は、受け取り領域およびピックアップ領域の幅よりも小さい。
本発明の1つの実施形態において、配列モジュールは、流路の上に配置され、配列モジュールは、第1本体と、第1検出装置と、分離装置とを含む。第1検出装置は、流路に対応して配置され、試料切片の位置を決定する。分離装置は、第1本体の上に配置されるとともに、第1タンク内の試料切片に向かって移動し、2つの隣接する試料切片を分離するのに適している。
本発明の1つの実施形態において、配列モジュールは、さらに、分離装置に結合された圧電素子を含む。圧電素子は、分離装置が振動するよう駆動して、2つの隣接した試料切片に分離するよう構成される。
本発明の1つの実施形態において、配列モジュールの第1本体は、第1方向に沿って第1タンクの上に滑動可能に配置される。
本発明の1つの実施形態において、配列モジュールの分離装置は、第2方向に沿って第1本体の上に滑動可能に配置され、第1方向と第2方向は、直交する。
本発明の1つの実施形態において、ピックアップモジュールは、第2本体と、ピックアップ装置と、第2検出装置とを含む。ピックアップ装置は、第2本体の上に配置される。第2検出装置は、第1タンクに対応して配置され、試料切片の位置を検出する。ピックアップ装置は、第2検出装置の検出結果に基づいて、第1タンクに相対して移動することにより、ピックアップ領域から試料切片を順次ピックアップし、試料切片を対応する試料ホルダの上に配置するのに適している。
本発明の1つの実施形態において、試料作製システムは、さらに、第1タンクの一側に結合された、または第1タンクの中に配置された第2タンクを含む。第2タンクは、スライスモジュールから試料切片を受け取るのに適しており、試料切片は、流体により搬送され、第2タンクから第1タンクへ移動する。
本発明の1つの実施形態において、試料切片の輪郭形状は、台形、両端が切断された円形(double truncated circle)、または多角形を含む。
本発明の1つの実施形態において、試料作製方法は、さらに、スライスモジュールが試料ブロックを順次スライスした時、試料ブロックの輪郭形状設計により、第1タンクで受け取った順次スライスされた試料切片を互いに折り重ねて、第1タンク内の流体上で浮遊する試料鎖(sample chain)を形成するステップを含む。
本発明の1つの実施形態において、配列モジュールは、試料鎖に接近または接触し、各試料切片を分離するよう構成された分離装置を有する。
本発明の1つの実施形態において、試料作製方法は、さらに、スライスモジュールが試料ブロックを試料切片に順次スライスした後、第2タンクでスライスモジュールから試料切片を受け取るステップを含む。
本発明の1つの実施形態において、試料作製方法は、さらに、試料切片を第2タンクから第1タンクに運ぶステップを含む。第2タンクは、第1タンクの一側に移動可能に埋め込まれる、または第1タンクの中に配置される。流体は、第2タンクに注入され、流体とともに試料切片を第2タンクから第1タンクへ搬送し、試料切片の後続の分離ステップを順番に実行する。
以上のように、本発明の実施形態における試料作製システムおよび試料作製方法は、スライスモジュールを介して試料ブロックを順次スライスし、タンク内の流体とともに試料切片を運ぶことができる。また、配列モジュールは、流路を通過する試料切片を順次分離し、その後、ピックアップモジュールにより試料切片を試料ホルダの上に運んで、試料切片を順番に配列することができる。本発明の実施形態において、試料ブロックは、同じ輪郭または連続傾向の輪郭変化を有する複数の試料ブロックにスライスすることができる。そのため、試料ブロックの輪郭を使用して、異なる試料切片の順番および配列を観察することができる。また、本発明の実施形態において、試料作製システムは、自動化方式によって大量の薄い試料切片の連続作製を達成することができ、それにより、必要な労力と生産コストを減らすことができる。
本発明の上記および他の目的、特徴、および利点をより分かり易くするため、図面と併せた幾つかの実施形態を以下に説明する。
添付図面は、本発明の原理がさらに理解されるために含まれており、本明細書に組み込まれかつその一部を構成するものである。図面は、本発明の実施形態を例示しており、説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たしている。
図1(a)は、本発明の1つの実施形態に係る試料作製システムを示す概略図である。 図1(b)は、本発明の1つの実施形態に係る試料作製システムを示す概略図である。 本発明の別の実施形態に係る試料作製システムを示す概略図である。 図3(a)〜図3(c)は、図2の試料作製システムの一部の構成要素を示す概略的上面図である。 図4(a)〜図4(c)は、図2の試料作製システムの一部の構成要素を示す概略的側面図である。 図5(a)および図5(b)は、図2の試料作製システムにおける配列モジュールを示す概略図である。 図6(a)は、図2の試料作製システムにおける配列モジュールの作動手段を示す概略図である。 図6(b)は、図2の試料作製システムにおける配列モジュールの作動手段を示す概略図である。 図6(c)は、図2の試料作製システムにおける配列モジュールの作動手段を示す概略図である。 図6(d)は、図2の試料作製システムにおける配列モジュールの作動手段を示す概略図である。 図6(e)は、図2の試料作製システムにおける配列モジュールの作動手段を示す概略図である。 図6(f)は、図2の試料作製システムにおける配列モジュールの作動手段を示す概略図である。 図6(g)は、図2の試料作製システムにおける配列モジュールの作動手段を示す概略図である。 図6(h)は、図2の試料作製システムにおける配列モジュールの作動手段を示す概略図である。 図7(a)は、図2の試料作製システムにおけるピックアップモジュールを示す概略図である。 図7(b)は、図2の試料作製システムにおけるピックアップモジュールを示す概略図である。 図7(c)は、図2の試料作製システムにおけるピックアップモジュールを示す概略図である。 図2の試料作製システムにおける複数の試料切片を示す概略図である。 本発明の別の実施形態に係る試料作製システムを示す概略図である。 本発明の別の実施形態に係る試料作製システムを示す概略図である。 本発明の1つの実施形態に係る試料作製方法を示す概略的フローチャートである。
図1(a)および図1(b)は、本発明の1つの実施形態に係る試料作製システムを示す概略図である。図1(a)および図1(b)を参照すると、試料作製システム100は、スライスモジュール110と、第1タンク120と、配列モジュール130と、ピックアップモジュール140とを含む。スライスモジュール110は、試料ブロック50を複数の試料切片50aに順次スライスするために使用することができる。例えば、まず、電子顕微鏡で観察したい試料を樹脂ブロックの中に埋めて、試料ブロック50を形成する。試料ブロック50をスライスモジュール110でスライスした後、連続した輪郭を有する複数の試料切片50aが形成され、試料切片50aは、中間にある試料切片と、試料切片を取り囲む樹脂部分を含むことができる。
第1タンク120は、試料切片50aを受け取るために使用することができる。試料切片50aは、第1タンク120内の流体10上で浮遊し、流体10の流動とともに移動することができる。そのため、試料切片50aは、図1(a)に示すように、それぞれ流体10により搬送され、スライスモジュール110から配列モジュール130に順次移動する。
図1(a)に示すように、配列モジュール130は、第1タンク120の一側に配置することができ、配列モジュール130は、スライスモジュール110によりスライスされた試料切片50aを順次分離することができる。また、図1(b)に示すように、ピックアップモジュール140は、第1タンク120に結合され、ピックアップモジュール140は、例えば、機械アームクランプ(mechanical arm clamping)の方法で、試料切片50aを第1タンク120から対応する試料ホルダ146に順次移動させることができる。
本実施形態において、スライスモジュール110は、クランプ部112と、切断工具114とを含む。クランプ部112は、試料ブロック50を狭持するために使用することができ、例えば、可撓性クランプアーム112aを使用して狭持することができる。さらに、切断工具114は、第1タンク120の端部に配置され、試料ブロック50を順次スライスする。本実施形態において、切断工具114は、例えば、ダイアモンドナイフまたはガラスナイフである。
本実施形態において、第1タンク120は、座繰り穴(counterbore hole)122を有し、座繰り穴122の配置高度または設計サイズを変えることによって、第1タンク120内の流体10の流動量または流動速度を制御することができる。また、配列モジュール130は、例えば、振動を生成して、第1タンク120に順番に進入する試料切片50aを分離するようトリガーすることのできる圧電モジュールである。
詳しく説明すると、本実施形態において、第1タンク120内の流体10を流動させる方法は、例えば、ポンプを使用して流体10が流動するよう駆動することと、第1タンク120の狭角(included angle)を調整することと、機械構成要素を使用して、第1タンク120が振動または移動、流体10の自然対流等を生成できるようにすることを含む。
図1(b)を参照すると、本実施形態において、ピックアップモジュール140は、試料ピックアップ装置142と、試料ホルダ146とを含む。例えば、試料ピックアップ装置142は、固定台142aおよび支持アーム142bを有する。支持アーム142bは、試料切片50aを搬送し、固定台142aに相対して回転することにより、第1タンク120から試料切片50aを取り出して、試料切片50aを試料ホルダ146の上に順次配置することができる。
図2は、本発明の別の実施形態に係る試料作製システム200を示す概略図である。図3(a)〜図3(c)は、図2の試料作製システム200の一部の構成要素を示す概略的上面図である。図4(a)〜図4(c)は、図2の試料作製システム200の一部の構成要素を示す概略的側面図である。図2、図3(a)〜図3(c)、および図4(a)〜図4(c)の実施形態は、図1の実施形態と類似するため、同一の、または類似する参照番号を使用して同一の、または類似する構成要素を示し、同じ技術内容の説明は省略する。図2および図3(a)〜図3(c)を参照すると、試料作製システム200と前の実施形態の間の相違点は、試料作製システム200の第1タンク210がタンク本体220を含むことであり、タンク本体220は、チャンバ222、およびチャンバ222を介して接続された液体入口222aおよび液体出口222bを有する。本実施形態において、流体10は、液体入口222aを介してチャンバ222に進入することができ、流体10は、図3(b)の矢印の方向に沿って流路250に流入し、その後、液体出口222bから退出する。
図3(a)〜図3(c)に示すように、流路250は、例えば、プラスチック等のスペーサー材料で形成された実体流路であり、流路250は、図3(b)のタンク本体220内に組み立てられ、図3(a)の第1タンク210内の試料切片50aを運ぶ。流路250は、受け取り領域252、ピックアップ領域254、および配列領域256に分割することができる。受け取り領域252は、液体入口222aに隣接し、第1タンク210に進入する試料切片50aを受け取る。また、試料切片50aのピックアップ領域254は、液体出口222bに隣接し、ピックアップモジュール240は、ピックアップ領域254から試料切片50aをピックアップすることができる。
配列領域256は、受け取り領域252とピックアップ領域254の間に設置される。図2および図3(a)〜図3(c)を参照すると、試料切片50aは、配列領域256を順番に通過することができ、配列モジュール230は、配列領域256に順番に進入する試料切片50aを分離することができる。流路250の設計上、流路250の配列領域256の幅は、受け取り領域252およびピックアップ領域254の幅よりも小さい。図3(a)に示すように、流路250のピックアップ領域254が試料切片50aを受け取った後、流路において受け取り領域252が徐々に縮小する設計により、ピックアップ領域254は、配列領域256に順次案内される。また、本実施形態の流路250の配列領域256の幅は、1つの試料切片50aを通過させるようになっているため、試料切片50aは、一つ一つ順番に配列領域256を通過することができる。
図2、図3(a)、および図3(b)に示すように、タンク本体220は、ピックアップモジュール240を形成するために使用されるプラットホーム270と接続することができるため、図2に示すように、ピックアップモジュール240をプラットホーム270の上方に形成して、ピックアップモジュール240が流路250のピックアップ領域254において試料切片50aをピックアップできるようにする。
本実施形態において、配列モジュール230およびピックアップモジュール240は、制御装置260および計算ユニット290に電気結合することができる。計算ユニット290は、制御装置260に制御信号を送信することができ、制御装置260を使用して配列モジュール230、ピックアップモジュール240、および関連する構成要素の作動を制御することにより、試料作製システムの自動化操作を達成することができる。
図4(a)〜図4(c)の第1タンク210の側面図を参照すると、本実施形態において、図4(a)の流路250がタンク本体220の上方に配置された時、受け取り領域252下方の液体入口222aからタンク本体220のチャンバ222に流体10を注入することができ、チャンバ222に進入する流体10の液体レベルが流路250の一部の側壁よりも高くなった時、流体10は、流路250に溢れ出ることができ、流路250の受け取り領域252内の試料切片50aは、流体10の流動とともに配列領域256およびピックアップ領域254の方向に向かって移動することができる。
本実施形態において、流路250のピックアップ領域254の底部は、分離した試料切片50aを遮断する底板254aを有し、試料切片50aが流体10とともに液体出口222bから流出するのを防ぐ。さらに、本実施形態において、液体出口222bのサイズ設計または液体入口222aの夾角に対する液体出口222bの位置を変更することによって、チャンバ222および流路50内の流体10の流動速度および流動量を調整することができる。
図5(a)および図5(b)は、図2の試料作製システムにおける配列モジュールを示す概略図である。本実施形態において、配列モジュール230は、第1本体232と、第1検出装置234と、配列装置236とを含むことができる。第1検出装置234を流路250に対応して配置することにより、第1タンク210内の試料切片50aの位置を決定することができる。また、第1本体232は、スライドシュート(sliding chute)239を有することができるため、スライドシュート239を介して、第1タンク210の延伸方向に沿って配列モジュール230をそれに平行に配置されたタンク壁に滑動可能に配置することができる。そのため、配列モジュール230は、第1タンク210の延伸方向、つまり、図5(a)の矢印で示した第1方向D1および第3方向D3に沿って、滑動することができる。
本実施形態において、第1検出装置234は、例えば、試料切片50aの位置を検出して位置付けすることのできる電荷結合素子(charge couple device, CCD)である。また、分離装置236と第1本体232の間にスライドレール236cを配置することができるため、スライドレール236cを介して、分離装置236を第1本体232の上に滑動可能に配置し、図5(b)右側の矢印で示した第2方向D2および第4方向D4に沿って、第1本体232に相対して滑動させることができる。本実施形態において、第1本体232に対する分離装置236の滑動方向(第1および第3方向D1およびD3)と第1タンク210に対する第1本体232の滑動方向(第2および第4方向D2およびD4)は、直交する。
本実施形態において、分離装置236は、接触部236aを有し、接触部236aは、接近または接触して、配列領域256を順番に通過する試料切片50aを押すことにより、互いに接触した、または折り重なった試料切片50aを順次分離することができる。配列モジュール230は、さらに、配列装置236の配列領域256に近い側に配置された圧電素子236bを含む。また、圧電素子236bは、分離装置236に結合され、圧電素子236bは、振動がトリガーされた時、分離装置236の接触部236aが振動するよう駆動し、互いに隣接して接触した、または折り重なった2つの隣接する試料切片50aを分離することができる。本実施形態において、圧電素子236bは、例えば、光学または実体接触の方法により振動がトリガーされる。
図6(a)〜図6(h)は、図2の試料作製システムにおける配列モジュールの作動手段を示す概略図である。図6(a)および図6(b)を参照すると、本実施形態において、試料ブロック50を同じバッチ(batch)の複数の試料切片50aにスライスした時、試料切片50aは、流路250の受け取り領域によって受け取られ、流路の配列領域256に順番に進入する。この時、試料作製システム200は、第1タンク210内の流体10の流動量または流動速度を調整することによって、試料切片50aを配列領域256内に留めておくことができる。第1検出装置234は、試料切片50aの位置を検出することができ、配列モジュール230の分離装置236は、試料切片50aの位置に基づいて、第1本体232に相対して移動することができる。この時、第1本体232によって分離装置236が駆動され、第1タンク210の延伸方向に沿って移動することができる。
言及すべきこととして、本実施形態において、試料ブロック50は、適切な輪郭設計により、試料ブロック50を順次スライスすることによって形成された試料切片50aをスライス過程において互いに折り重ね、第1タンク210の流体10上で浮遊する試料鎖を形成することができる。また、試料鎖は、流路250に沿って配列領域256に移動することができる。
例えば、図6(c)および図6(d)に示すように、流体10が流動を停止したが、試料切片50aが配列領域256に留まって、流体10とともに移動しなくなった時、分離装置236は、第1本体232が第1タンク250に相対して滑動するにつれ、図6(d)の矢印で示した第1方向D1に沿って、試料切片50aを折り重ねることによって形成された試料鎖の位置に近付くよう移動することができる。
次に、図6(e)および図6(f)に示すように、分離装置236は、図6(e)の矢印で示した第4方向D4に沿って、つまり、流路250の配列領域256の方向に向かって滑動することができ、分離装置236の接触部236aは、試料切片50aが互いに折り重なった、または接触する交差部分に接近または接触することができる。さらに、圧電装置236bは、振動をトリガーし、それにより、分離装置236が振動するよう駆動することができる。そのため、接触部236aは、分離装置236の振動により(図6(f)において、圧電装置236bの一側にある破線を用いて、分離装置236の振動方向を示す)、互いに接触した、または折り重なった試料切片50aを分離することができる。
図6(g)および図6(h)に示すように、試料鎖の前端に設置された試料切片50aが分離された時、分離装置236は、第2方向D2に沿って流路250の配列領域256から離れるよう移動することができ、配列モジュール230は、流路250に相対して滑動し、図6(g)左側の矢印で示した第3方向D3に沿って移動することにより、次に隣接する、または重なり合う試料切片50aとの接触領域に向かって、分離装置236を移動させることができる。
次に、図6(h)に示すように、分離装置236が流路250の延伸方向に沿って滑動し、別の隣接する、または重なり合う試料切片50aとの接続領域に接近した時、分離装置236は、さらに、流路250の配列領域236の方向に向かって、スライドレール236cに沿って第1本体232に相対して滑動する、つまり、図6(h)の矢印で示した第4方向D4に向かって移動することができるため、分離装置236の接触領域236aは、次の試料切片50aとの接続領域に接近または接触することができる。次に、圧電素子236bを再度トリガーして、分離装置236が振動するよう駆動することにより、次の試料切片50aを分離することができる。
本実施形態において、配列モジュール230は、試料鎖内の全ての試料切片50aが順次分離されて流路250の配列領域256に進入するまで、上述したステップを連続して繰り返し実行することができる。
図7(a)〜図7(c)は、図2の試料作製システムにおけるピックアップモジュールを示す概略図である。本実施形態において、ピックアップモジュール240は、第2本体242と、ピックアップ装置245と、第2検出装置244とを含むことができる。ピックアップ装置245は、例えば、第2本体242の上に取り付けられ、第2検出装置244を第1タンク210に対応して配置することにより、試料切片50aの位置を検出することができる。本実施形態において、ピックアップ装置245は、第2検出装置244の検出結果に基づいて、第1タンク210に相対して移動することができる。
詳しく説明すると、ピックアップ装置245は、スライドレール249により第2本体242の上に取り付けることができ、図7(a)に示すように、ピックアップ装置245は、XY平面方向に移動することができる。また、ピックアップ装置245は、Z方向のスライドシャフト247に沿って垂直上下に向かってに移動することもできる。つまり、本実施形態において、ピックアップ装置245は、3D方向に作動することができる。さらに、本実施形態において、第2検出装置244をピックアップ装置245内に埋め込み、スライドレール249の上に滑動可能に配置することにより、XY平面方向に移動させ、試料切片50aの位置を検出する。
図7(b)の上の図に示すように、第2検出装置244は、XY平面方向のスライドレール249に沿って移動し、第1タンク210内の流体10の流体表面に浮遊する試料切片50aをピックアップ装置245の底部にある開口を介して検出することができる。また、第2検出装置244が試料切片50aを検出した後、ピックアップ装置245は、Z方向のスライドシャフト247に沿って垂直に移動することができるため、ピックアップ装置245は、流体10の流体表面に向かって移動し、第1タンク210から試料切片50aをピックアップすることができる。
次に、図7(b)の下の図に示すように、ピックアップ装置245は、さらに、スライドシャフト247に沿って垂直上向きに移動した後、XY平面方向に沿って、第2検出装置244の検出結果に基づいて、試料ホルダ246の上方に移動することができる。それにもかかわらず、ピックアップ装置245は、Z方向に沿って垂直下向きに移動することができるため、試料切片50aを試料ホルダ246に降ろすことができる。
図7(c)を参照すると、本実施形態において、ピックアップ装置245は、その底面に配置されたピックアップリング248を有する。ピックアップ装置245で第1タンク210内の試料切片50aをピックアップする時、ピックアップリング248は、流体10の流体表面と接触し、液体膜内にピックアップ装置245を形成することができる。本実施形態において、試料切片50aの厚さは、例えば、70nmよりも小さく、試料切片50aの最大幅は、例えば、1.2mmよりも小さい。各試料切片50aは非常に薄いため、液体膜の表面張力は、試料切片50aを支えるのに十分であり、試料切片50aを液体膜の上に取り付けることにより、試料切片50aを第1タンク210から順次取り出すことができる。
次に、図7(c)に示すように、ピックアップ装置245は、試料切片50aをピックアップした後、試料ホルダ246の上方に移動することができる。本実施形態において、試料ホルダ246は、その上に配置されたシリコンベース246aを有し、試料切片50aを収容する。また、ピックアップ装置245は、矢印の方向に沿って下向きに移動することにより、試料切片50aを試料ホルダ246のシリコンベース246aに降ろすことができる。本実施形態において、シリコンベース246aは、開口246a1を有することができ、開口246a1の中にシリコン窒化膜60を配置して、試料切片50aを収容する。
試料切片50aをシリコンベース246aの開口246a1内に収容した後、ピックアップ装置245は、垂直上向きに移動して、試料ホルダ246を退出する。本実施形態において、ピックアップリング248内に形成された液体膜を使用して試料切片50aを搬送することにより、試料切片50aの表面がピックアップ装置245で擦られるのを防ぐことができる。さらに、本実施形態は、試料切片50aを液体膜で封入することにより、ピックアップ装置245がピックアップして運ぶ時に、試料切片50aの表面が空気と接触する機会を減らし、それにより、試料切片50aに対してより優れた保護を提供する。そのため、試料の各特性が破壊されるのを防ぐことができる。
図8は、図2の試料作製システムにおける複数の試料切片を示す概略図である。上述したように、本実施形態において、試料ブロック50は、スライスモジュール110によって順次スライスされた後、同じ輪郭または連続傾向の輪郭変化を有する複数の試料切片50aを形成することができる。本実施形態において、試料切片50aの輪郭は、試料ブロック50の異なる外観に対応する。例えば、異なる試料ブロック50の断面は、形状が異なるため、スライスモジュール110によってスライスされた試料切片50aも様々な異なる輪郭を有することができる。図8に示すように、本実施形態において、試料切片50aの輪郭は、台形、両端が切断された円、多角形、正方形等であってもよい。また、試料ブロック50の輪郭設計は、試料ブロック50が順次スライスされて試料切片50aになった時に、試料切片50aが互いに折り重なって、試料鎖を形成できるようにする。
本実施形態において、異なる試料ブロック50によって形成された異なるバッチの試料切片50aは、輪郭が異なるため、試料切片50aの輪郭を異なるバッチの試料切片50aに対する識別標記として使用することができる。また、同じ試料切片50aにおいて、試料切片50aの断面幅が徐々に増加する、または徐々に減少することにより、輪郭の大きさが徐々に増加する、または徐々に減少する試料切片50aを形成することもできる。本実施形態において、同じバッチの試料切片50aの輪郭変化の傾向を電子顕微鏡で観察したい試料切片50aの順番を決定する表示および依拠として使用することができる。
図9および図10は、本発明の別の実施形態に係る試料作製システム300を示す概略図である。図9および図10を参照すると、本実施形態は、前の図2の実施形態と類似するため、同一の、または類似する参照番号を使用して同一の、または類似する構成要素を示し、同じ技術内容の説明は省略する。本実施形態と前の実施形態の間の相違点は、試料作製システム300の第1タンク210がさらに第1埋込溝210aおよび第2埋込溝210bを有することであり、第1埋込溝210aまたは第2埋込溝210bを介して、第1タンク210の一側に、または第1タンク210の中に第2タンク280を埋め込むことができる。
図9に示すように、本実施形態において、第2タンク280は、図2に示したスライスモジュール110からスライスされた試料切片50aを受け取ることができる。そして、第2タンク280に注入された流体10の流動とともに、試料切片50aを第2タンク280から第1タンク210に移動させることができる。例えば、第2タンク280が第1タンク210の一側に埋め込まれた時、第2タンク280を傾けて配置する、または第2タンク280内の流体10を撹拌することによって、試料切片50aを第2タンク280から第1タンク210に運び、試料切片50aの後続の配列およびピックアップと配置プロセスを行うことができる。
本実施形態において、第2タンク280は、第1タンク210に埋め込まれるため、第1タンク210は、第2タンク280の配置により、様々な種類のスライスモジュール110と協働して、様々な種類のスライスモジュール110によってスライスされた試料切片50aを受け取ることができる。
さらに、図10を参照すると、本実施形態において、試料作製システム300は、第1タンク210に埋め込まれた第2タンク280を含む。また、試料作製システム300は、開放スロット305、および開放スロット305内に収容された試料ホルダ配列領域346を有する。本実施形態において、第2タンク280がスライスモジュール110から試料切片50aを受け取った後、第2タンク280を第1タンク210に埋め込むことができる。次に、流体10を第1タンク210にゆっくりと注入することができ、第1タンク210の流体表面が第2タンク280よりも高くなった時、全体の第2タンク280を流体10の中に浸漬させる。この時、流体10の流体表面の上昇とともに、第2タンク280内の試料切片50aを第1タンク210内の流体10の流体表面に運ぶことができる。
配列モジュール230およびピックアップモジュール340は、それぞれ第1タンク210の上に配置され、第1タンク210の流体表面にある試料切片50aを順次分離する。次に、ピックアップモジュール340は、分離された試料切片50aを順番に試料ホルダ配列領域346の上に運ぶことができる。
本実施形態の試料作製システム300および第1タンク210は、第2タンク280の設計および配置により、試料切片および試料の配列およびピックアップと配置を2つの独立した工程に分割することができるため、異なる設計またはサイズの第1タンク210を異なる製造工場で作製された様々な異なる種類のスライスモジュールに適用することができる。そのため、試料切片50aのプロセスラインを企画上よりフレキシブルにすることができ、試料作製システム300全体の操作またはメンテナンスをより便利にすることができる。
図11は、本発明の1つの実施形態に係る試料作製方法を示す概略的フローチャートである。図2、図3(a)〜図3(c)、および図11を参照すると、試料切片50aの作製ステップは、スライスモジュール110により試料ブロック50を試料切片50aに順次スライスするステップ(ステップS401)を含む。本実施形態において、同じバッチの試料切片50aは、同じ部分の試料ブロック50を順次スライスすることによって形成されるため、試料切片50aは、同じ輪郭、または試料ブロック50の延伸軸方向の異なる部分における断面にそれぞれ対応する輪郭を有してもよい。
次に、第1タンク210により試料切片50aを受け取り、試料切片50aが第1タンク210内の流体10の上で浮遊する(ステップS402)。そして、流体10の流動により搬送された試料切片50aを第1タンク210内の分離位置に移動させる(ステップS403)。本実施形態において、試料切片50aの分離位置は、例えば、図3(a)に示した流路250内の配列領域256に設置される。次に、配列モジュール230により、配列領域256内の分離位置に設置された試料切片50aを順次分離する(ステップS404)。その後、ピックアップモジュール240が第1タンク210から分離された試料切片50aをピックアップし、ピックアップモジュール240が試料切片50aを試料ホルダ246の上に順次配置する(ステップS405)。この時、試料ブロック50をスライスし、試料切片50aを順次配列する全ての処理ステップが実質的に完了する。
以上のように、本発明の実施形態における試料作製システムおよび試料作製方法は、スライスモジュールで試料ブロックを順次スライスし、同じバッチにおいて複数の試料切片を形成することができる。異なる試料ブロックをスライスすることによって形成された異なるバッチの試料切片は、輪郭が異なるため、異なるバッチの試料切片に対する識別標記として使用することができる。また、同じバッチの試料切片は、試料ブロックの外観輪郭の変化に基づいて異なる輪郭サイズまたは形状を有してもよく、順次スライスすることによって形成された試料切片の輪郭変化の傾向は、試料ブロックの外観輪郭における変化に対応する。同じバッチにおける試料切片の異なる輪郭サイズまたは形状は、電子顕微鏡で観察したい試料切片の順番を決定するための表示および依拠として使用することができる。
本発明の実施形態において、スライスモジュールによってスライスされた試料切片をタンクで受け取ることができ、試料切片は、タンク内の流体の上で浮遊することができる。タンク内の流体は、試料切片を搬送し、タンク内に配置された流路に沿って流動することができる。また、配列モジュールおよびピックアップモジュールは、それぞれ流路の上に配置される。配列モジュールは、互いに接触した、または折り重なった試料切片を分離することができ、ピックアップモジュールは、分離された試料切片をタンクから試料ホルダに順番に運び、試料切片を試料ホルダの上に順次配列することができる。
本発明の実施形態の試料作製システムおよび試料作製方法は、自動化された方法で大量の薄片試料切片の連続作製を達成することができ、それにより、試料切片の作製時間を大幅に減らし、処理中の試料の破損および労力を減らし、大量の試料の正確な順次配列を実現させることができる。
以上のごとく、この発明を実施形態により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば容易に理解できるように、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等な領域を基準として定めなければならない。
10 流体
50 試料ブロック
50a 試料切片
60 シリコン窒化膜
100、200 試料作製システム
110 スライスモジュール
112 クランプ部
112a クランプアーム
114 切断工具
120、210 第1タンク
122 座繰り穴
130、230 配列モジュール
140、240、340 ピックアップモジュール
142 試料ピックアップ装置
142a 固定台
142b 支持アーム
146、246 試料ホルダ
210a 第1埋込溝
210b 第2埋込溝
220 タンク本体
222 チャンバ
222a 液体入口
222b 液体出口
232 第1本体
234 第1検出装置
236 分離装置
236a 接触部
236b 圧電素子
236c、249 スライドレール
239 スライドシュート
242 第2本体
244 第2検出装置
245 ピックアップ装置
246a シリコンベース
246a1 開口
248 ピックアップリング
250 流路
252 受け取り領域
254 ピックアップ領域
254a 底板
256 配列領域
260 制御装置
270 プラットホーム
280 第2タンク
290 計算ユニット
305 開放スロット
D1 第1方向
D2 第2方向
D3 第3方向
D4 第4方向
S401〜S405 ステップ

Claims (16)

  1. 試料ブロックを複数の試料切片に順次スライスするのに適したスライスモジュールと、
    前記試料切片を受け取るよう構成された第1タンクであって、前記試料切片が、前記第1タンク内の流体上で浮遊し、前記流体の流動とともに移動するのに適した前記第1タンクと、
    前記第1タンクの一側に配置され、前記試料切片を順次分離する配列モジュールと、
    前記第1タンクに結合され、前記試料切片を前記第1タンクから順次ピックアップして、前記試料切片を対応する試料ホルダの上に配置するピックアップモジュールと、
    を含む試料作製システム。
  2. 前記スライスモジュールが、
    前記試料ブロックを挟持するよう構成されたクランプ部と、
    前記第1タンクの端部に配置され、前記試料ブロックを順次スライスする切断工具と、
    を含む請求項1に記載の試料作製システム。
  3. 前記第1タンクが、
    チャンバ、および前記チャンバを介して接続された液体入口および液体出口を有し、前記流体が、前記液体入口を介して前記チャンバに進入し、流路に沿って流動することにより、前記液体出口から前記チャンバを退出するタンク本体を含み、前記流路が、
    前記液体入口に隣接し、前記試料切片を受け取るよう構成された受け取り領域と、
    前記液体出口に隣接するピックアップ領域と、
    前記受け取り領域と前記ピックアップ領域の間に設置された配列領域と、
    を含み、前記ピックアップモジュールが、前記ピックアップ領域から前記試料切片をピックアップし、前記試料切片が、前記配列領域を順次通過し、前記配列モジュールが、前記試料切片を分離する請求項1に記載の試料作製システム。
  4. 前記配列領域の幅が、前記受け取り領域および前記ピックアップ領域の幅よりも小さい請求項3に記載の試料作製システム。
  5. 前記配列モジュールが、前記流路の上に配置され、前記配列モジュールが、
    第1本体と、
    前記流路に対応して配置され、前記試料切片の位置を決定する第1検出装置と、
    前記第1本体の上に配置されるとともに、前記第1タンク内の前記試料切片に向かって移動し、2つの隣接する前記試料切片を分離するのに適した分離装置と、
    を含む請求項3に記載の試料作製システム。
  6. 前記配列モジュールが、さらに、前記分離装置に結合され、前記分離装置が振動するよう駆動して、前記2つの隣接した試料切片に分離する圧電素子を含む請求項5に記載の試料作製システム。
  7. 前記配列モジュールの前記第1本体が、第1方向に沿って前記第1タンクの上に滑動可能に配置された請求項5に記載の試料作製システム。
  8. 前記配列モジュールの前記分離装置が、第2方向に沿って前記第1本体の上に滑動可能に配置され、前記第1方向と前記第2方向が直交する請求項7に記載の試料作製システム。
  9. 前記ピックアップモジュールが、
    第2本体と、
    前記第2本体の上に配置されたピックアップ装置と、
    前記第1タンクに対応して配置され、前記試料切片の位置を検出する第2検出装置と、
    を含み、前記ピックアップ装置が、前記第2検出装置の検出結果に基づいて、前記第1タンクに相対して移動することにより、前記ピックアップ領域から前記試料切片を順次ピックアップし、前記試料切片を前記対応する試料ホルダの上に配置するのに適した請求項1に記載の試料作製システム。
  10. 前記第1タンクの一側に結合された、または前記第1タンクの中に配置された第2タンクをさらに含み、前記第2タンクが、前記スライスモジュールから前記試料切片を受け取るのに適し、前記試料切片が、前記流体により搬送され、前記第2タンクから前記第1タンクへ移動する請求項1に記載の試料作製システム。
  11. 前記試料切片の輪郭形状が、台形、両端が切断された円形、または多角形を含む請求項1に記載の試料作製システム。
  12. スライスモジュールにより試料ブロックを複数の試料切片に順次スライスするステップと、
    第1タンクで前記試料切片を受け取り、前記試料切片が前記第1タンク内の流体上で浮遊するステップと、
    前記試料切片を前記流体とともに流動させ、前記第1タンク内の分離位置に移動させるステップと、
    配列モジュールにより前記分離位置で前記試料切片を順次分離するステップと、
    ピックアップモジュールにより前記第1タンクから分離した前記試料切片をピックアップし、前記試料切片を試料ホルダの上に順次配置および配列するステップと、
    を含む試料作製方法。
  13. 前記スライスモジュールが前記試料ブロックを順次スライスした時、前記試料ブロックの輪郭形状設計により、前記第1タンクで受け取った順次スライスされた前記試料切片を互いに折り重ねて、前記第1タンク内の前記流体上で浮遊する試料鎖を形成するステップをさらに含む請求項12に記載の試料作製方法。
  14. 前記配列モジュールが、前記試料鎖に接近または接触し、各前記試料切片を分離するよう構成された分離装置を有する請求項13に記載の試料作製方法。
  15. 前記スライスモジュールが前記試料ブロックを前記試料切片に順次スライスした後、第2タンクで前記スライスモジュールから前記試料切片を受け取るステップをさらに含む請求項12に記載の試料作製方法。
  16. 前記試料切片を前記第2タンクから前記第1タンクに運ぶステップをさらに含み、
    前記第2タンクが、前記第1タンクの一側に移動可能に埋め込まれる、または前記第1タンクの中に配置され、前記流体が、前記第2タンクに注入され、前記流体とともに前記試料切片を前記第2タンクから前記第1タンクへ搬送し、前記試料切片の後続の分離ステップを順番に実行する請求項15に記載の試料作製方法。
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