JP2018058798A - 2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法 - Google Patents

2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018058798A
JP2018058798A JP2016198295A JP2016198295A JP2018058798A JP 2018058798 A JP2018058798 A JP 2018058798A JP 2016198295 A JP2016198295 A JP 2016198295A JP 2016198295 A JP2016198295 A JP 2016198295A JP 2018058798 A JP2018058798 A JP 2018058798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
methyl cellosolve
fraction
conversion rate
reaction solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016198295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6807695B2 (ja
Inventor
眞一 柿沼
Shinichi Kakinuma
眞一 柿沼
渉 滝沢
Wataru Takizawa
渉 滝沢
野村 直樹
Naoki Nomura
直樹 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Carbide Industries Co Inc filed Critical Nippon Carbide Industries Co Inc
Priority to JP2016198295A priority Critical patent/JP6807695B2/ja
Publication of JP2018058798A publication Critical patent/JP2018058798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6807695B2 publication Critical patent/JP6807695B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】2−メトキシエチルビニルエーテルを高純度、かつ、効率的に製造する方法を提供する。
【解決手段】塩基を含む反応液においてアセチレンとメチルセロソルブとを反応させる2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法において、当該反応温度を90〜130℃とし、該アセチレン及び該メチルセロソルブを連続的又は間欠的に該反応液に供給し、当該反応留分の抜出しを行いながら反応させることを特徴とする、2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法。
【選択図】図2

Description

本発明は、2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法に関する。
ビニルエーテルは、従来から、アルカリ金属触媒の存在下、アルコールとアセチレンとを120〜180℃の高温下に反応させる方法(レッペ法によるビニル化反応)で工業的に製造されている。その他の製造方法としては、アルキルビニルエーテルとアルコールをエーテル交換反応させる方法(特許文献1)や、ビニルエステルとアルコールをエステル交換反応させる方法が知られている(特許文献2)。
しかしながら、レッペ法によるビニル化反応では、連続式の生産方式で製造を行う場合、精製前の反応液に原料アルコールが多量に含まれる。特許文献3には、連続反応蒸留により、目的のビニルエーテルと原料アルコールとを含む混合物を得た後、抽出蒸留し、さらに別の精製工程を設けた方法が記載されているが、工業的な製造法としては製造コストの面で不利である。従って、煩雑な精製工程を経ることなく高純度のビニルエーテルを製造するために、原料アルコールを精製前に低減させることが必要である。
一方、レッペ法によるビニル化反応において、回分式又は半回分式の生産方式でアルコールの転化を完結させることで原料アルコールを低減することはできるが、アルコールの転化を完結させる方法では、反応の終盤で副反応が増え、タール状物質が多量に生成してしまう。また、特許文献1や特許文献2に記載の方法において原料アルコールを消失させるためには、ビニル基の供給源であるビニル基含有化合物を大過剰に用いなければならない点で効率的でない。
特開平09−87224号公報 特開2003−73321号公報 特開2006−8519号公報
本発明は、上述の背景技術に鑑み、原料アルコールの2−メトキシエタノール(別名メチルセロソルブ)をビニル化し、下記(式1)で示される2−メトキシエチルビニルエーテルを高純度、かつ、効率的に製造する方法を提供することを課題とする。
CHO−CH−CH−O−CH=CH・・・(式1)
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、下記の製造方法を見いだした。
[1]塩基を含む反応液においてアセチレンとメチルセロソルブとを反応させる2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法において、反応温度を90〜130℃とし、該アセチレン及び該メチルセロソルブを連続的又は間欠的に該反応液に供給し、反応留分の抜出しを行いながら反応させることを特徴とする、2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法。
[2]前記反応液のメチルセロソルブの転化率が19〜99%の範囲内にある間、前記反応留分の抜出しを行う、[1]に記載の製造方法。
[3]前記反応液のメチルセロソルブの転化率が19〜90%の範囲内にある間、前記反応留分の抜出しを行う、[1]に記載の製造方法。
[4]前記反応液のメチルセロソルブの転化率が58〜90%の範囲内にある間、前記反応留分の抜出しを行う、[1]に記載の製造方法。
[5]前記反応液のメチルセロソルブの転化率が19〜50%の範囲内にある間、前記反応留分の抜出しを行う、[1]に記載の製造方法。
[6]順に、少なくとも反応容器、冷却装置および反応留分貯槽を連通させた装置において、アセチレンガスを含む気体を該反応容器から該反応留分貯槽へ流通させ、該反応留分貯槽の出口における気体の流速が該反応容器の単位体積(1L)当り1.5L/Hr以上となる条件で前記反応を行う、[1]〜[5]に記載の製造方法。
[7]前記反応留分貯槽の出口から排出されたアセチレンガスを含む気体を前記反応容器の入口へ導入することにより再循環させる、[6]に記載の製造方法。
本発明によると、安全、かつ、効率的に、高純度の2−メトキシエチルビニルエーテルを製造することができる。特に、本発明によると、原料のメチルセロソルブの含有量が少ない反応留分が得られるため、高段数の蒸留設備を用いて精製を行う必要がなく、簡素な設備で蒸留を実施できる。また、蒸留時の還流比を大きくとる必要がないため短時間で効率的に、高純度の2−メトキシエチルビニルエーテルを製造することができる。さらに、広い範囲のメチルセロソルブ転化率で高純度の2−メトキシエチルビニルエーテルが得られるため、反応制御における組成の維持、管理が容易で、安定して高い品質を維持することができる。
実施例で用いた反応系の概略図である。 メチルセロソルブ転化率の反応液に対する反応留分の関係を示すグラフである。
本明細書では、2−メトキシエチルビニルエーテルをMOEVEと称することがある。本発明におけるメチルセロソルブの転化率(%)は、反応液または反応留分のガスクロマトグラフィー分析のピーク面積をもとに、以下に定義される式から計算される。反応のごく初期において、反応留分が水性層、有機層に分離することがあるが、本明細書における反応留分のメチルセロソルブの転化率とは、有機層における転化率をさす。
転化率=MOEVE面積/(MOEVE面積+メチルセロソルブ面積)×100
以下、本発明の詳細について説明する。本発明は、下記(式1)で示される2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法である。
CHO−CH−CH−O−CH=CH・・・(式1)
具体的には、塩基を含む反応液においてアセチレンとメチルセロソルブとを反応させる2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法において、反応温度を90〜130℃とし、該アセチレン及び該メチルセロソルブを連続的又は間欠的に該反応液に供給し、反応留分の抜出しを行いながら反応させることを特徴とする、2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法である。
本発明における塩基は、反応触媒として用いられるものであって特に制限はないが、アルカリ金属化合物であることができる。具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、これら水酸化物とメチルセロソルブを反応して得られるアルコラートなどが挙げられる。特に好ましい塩基としては、水酸化カリウム、水酸化カリウムとメチルセロソルブを反応して得られるアルコラートが挙げられる。塩基の使用量について特に制限はないが、一般に原料のメチルセロソルブに対して1〜50モル%、好ましくは5〜30モル%、更に好ましくは5〜20モル%である。
本発明におけるアセチレンの供給圧力は、特に制限はないが、安全上の観点から0.2MPa(ゲージ圧)以下が好ましく、更に好ましくは大気圧以上、0.18MPa(ゲージ圧)以下である。
本発明における反応温度は、130℃以下、好ましくは120℃以下を維持することが重要である。反応温度が135℃を超えると、反応留分における2−メトキシエチルビニルエーテルの純度が低下し、また反応液中のタール状物質の生成も増え、連続生産に支障をきたすおそれがあり好ましくない。効率的な反応を起こすための反応温度の下限は、90℃、好ましくは100℃である。
本発明は、無溶媒で行ってもよく、反応溶媒を用いても良い。反応溶媒としては、非プロトン性極性溶媒を用いることが出来る。例えば、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル等のグライム化合物、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジメチルテトラヒドロピリミジ−2−オン、またはこれらの混合物が挙げられる。
本発明の製造方法において、反応留分の抜出しを行う際の反応液のメチルセロソルブの転化率は19%以上であることが好ましい。反応液のメチルセロソルブ転化率の上限は、99%以下であることが好ましく、更に好ましくは90%以下である。反応液のメチルセロソルブの転化率が19%未満であると、反応留分のメチルセロソルブ転化率が低くなり好ましくない。反応液のメチルセロソルブの転化率が19%以上であると、反応留分のメチルセロソルブ転化率が高くなり好ましい。反応液のメチルセロソルブの転化率が58%以上であると、反応留分のメチルセロソルブ転化率が更に高くなるためより好ましい。一方、反応液のメチルセロソルブの転化率が90%を超えると、触媒の析出や、タール分等の副生により、反応液の分散性が低下し、反応液の撹拌、混合や、アセチレンガスの圧入に困難を生じる可能性があるため、メチルセロソルブの転化率を90%以下に維持して反応を行うことが好ましい。なお、従来技術との関係において、反応留分の抜出しを行う際の反応液のメチルセロソルブの転化率が19〜50%である範囲においても反応留分のメチルセロソルブ転化率が十分に高くなる点で、本発明は特に有利な効果を奏する。すなわち、抜出し時の反応液のメチルセロソルブ転化率の許容範囲が広がるため、反応液の反応組成の制御、管理が容易となり、ひいては目的生成物である2−メトキシエチルビニルエーテルの品質安定化を向上することができる。
本発明において、反応液のメチルセロソルブの転化率の維持、管理方法は、特に制限されるものではないが、例えば、次の方法により行うことができる。反応液のメチルセロソルブ転化率が19%未満のときは、メチルセロソルブの供給を行わず反応留分を反応液に戻しながら反応を継続させ、メチルセロソルブ転化率が19%以上に達したら当該反応速度以下でメチルセロソルブの供給と反応留分の抜出しを開始する。更に、反応液のメチルセロソルブ転化率が目標値に到達した後は、反応速度<mol/Hr>=メチルセロソルブ供給量<mol/Hr>=反応留分抜出量<mol/Hr>となる速度で、メチルセロソルブの供給と反応留分の抜出しを行う。この場合の反応速度は、アセチレン吸収量の計測値から求めることができる。
尚、反応留分を反応液中に戻す場合、アルカリ金属水酸化物が触媒であると、反応の初期に反応留分が水性層と有機層とに分離することがあるが、水性層は反応液に戻さず有機層のみを反応液に戻すことが好ましい。
また、反応速度が低下した場合は、反応容器内にメチルセロソルブとともに触媒を供給しても良い。触媒の供給は、間欠的又は連続的に反応液を抜出しながら行っても良い。
メチルセロソルブの転化率は、反応液、反応留分をそれぞれ、ガスクロマトグラフィーで分析することにより求めることができる。
本発明における反応は、反応留分貯槽出口において、アセチレンを含む気流が存在する状態で行うことが好ましい。アセチレンを含んだ気体は、系外に排出することもできるが、反応容器入口に戻し、循環再利用することが経済的な観点から好ましい。反応留分貯槽出口における気体の流速は、反応容器単位体積(1L)当り、1.5L/Hr以上であることが好ましい。反応留分貯槽出口における気体の流速が1.5L/Hr以上であれば、反応温度が130℃以下においても、効率的に反応留分を留出させることができる。反応留分貯槽出口における気体の流速が反応容器単位体積(1L)当り、1.5L/Hr以下であると、反応留分の留出速度が遅く、且つ安定しないことがある。反応留分貯槽出口における気体の流速は、流量計により計測した測定値をもとに、反応容器入口のアセチレン流速を調整することで、制御することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。なお、実施例で用いた反応系の概略図を図1に示す。
実施例1
攪拌器、圧力ゲージ、温度計、ガス導入管、ガス導出管、冷却器、反応留分貯槽を備えた容量10LのSUS製耐圧反応容器に、メチルセロソルブ4860g(63.86mol)、塩基として純度95.0質量%の水酸化カリウム930g(15.7mol)を仕込み、攪拌下に約60分間窒素ガスを流し、反応系内を窒素にて置換した。次いで、昇温しながら反応系内の雰囲気を窒素ガスからアセチレンガスに置換し、反応液温が90℃に達した時点を起点として、大気圧下、約213時間反応させた。反応中、アセチレンの供給速度は、反応留分貯槽出口での気体流速が0.25L/min(反応容器1L当り1.5L/Hr)以上となるように調整し、反応液温を90〜130℃に制御した。反応は、反応容器内の反応液から反応留分を留出させながら行った。この間、間欠的又は連続的にメチルセロソルブを反応容器内に供給し、反応容器内の液質量をほぼ一定に保った。
反応液と反応留分をガスクロマトグラフィーにより分析した結果、反応液のメチルセロソルブの転化率が19〜99%の範囲内の時、反応留分のメチルセロソルブの転化率は97%以上であった。また、反応液のメチルセロソルブの転化率が58〜99%の範囲の時、反応留分のメチルセロソルブの転化率は99%以上であった。
参考例1
実施例1で得られた2−メトキシエチルビニルエーテルを純度97.4%で含む反応留分に少量の水酸化カリウムを加え、常圧下で単蒸留したところ、純度99.5%の2−メトキシエチルビニルエーテルが蒸留収率83%で得られた。
比較例1
反応温度を135〜140℃に、反応容器内圧を0.16〜0.18MPaに、反応時間を約22時間に変更した以外は、実施例1と同様に反応させた。反応液と反応留分をガスクロマトグラフィーにより分析した結果、反応液のメチルセロソルブの転化率が73%の時点で、反応留分のメチルセロソルブの転化率は98%であった。すなわち、反応液のメチルセロソルブの転化率が73%付近に達するまで、反応留分のメチルセロソルブの転化率は97%以上にならなかった。また、反応液のメチルセロソルブの転化率が85%付近に達するまで、反応留分のメチルセロソルブの転化率は99%以上にならなかった。さらに、反応温度が135〜140℃と高かったため、副生成物としてタール状物質が多く生成した。
反応留分と反応液のガスクロマトグラフィー分析は、以下の条件で行った。
(反応留分の分析)
<オートサンプラー>
装置: SHIMADZU AOC−20i
注入量: 0.2μl
プランジャ吸入速度: 高速
吸入後待ち時間: 0.2sec
プランジャ注入速度: 高速
注入後待ち時間: 0.0sec
<GC>
装置: SHIMADZU GC−2010 plus
キャリアーガス: He
カラム: DB−17(30m×0.25mmID、液相の膜厚0.25μm)
気化室温度: 250℃
圧力: 85.8kPa
カラム流量: 0.81mL/min
線速度: 23.7cm/sec
スプリット比: 90
温度プログラム:
Figure 2018058798
検出器: FID
検出器温度: 270℃
測定時間: 17min
(反応液の分析)
<オートサンプラー>
装置: SHIMADZU AOC−20i
注入量: 0.2μl
プランジャ吸入速度: 低速
吸入後待ち時間: 20.0sec
プランジャ注入速度: 高速
注入後待ち時間: 1.0sec
<GC>
装置: SHIMADZU GC−2010 plus
キャリアーガス: He
カラム: DB−17(30m×0.25mmID、液相の膜厚0.25μm)
気化室温度: 260℃
圧力: 96.3kPa
カラム流量: 1.17mL/min
線速度: 28.8cm/sec
スプリット比: 90
温度プログラム:
Figure 2018058798
検出器: FID
検出器温度: 280℃
測定時間: 20min
実施例1と比較例1で得られた反応液のメチルセロソルブ転化率および反応留分のメチルセロソルブ転化率の分析データを表3にまとめ、両者の関係を図2にグラフ化した。図2に示した通り、反応温度を90〜130℃の範囲とすることで、反応液のメチルセロソルブの転化率が低い時点から、メチルセロソルブ転化率の高い反応留分が得られた。一方、反応温度が135〜140℃の場合では、反応液のメチルセロソルブ転化率が50%を超えるまで、メチルセロソルブ転化率の高い反応留分は得られなかった。製造条件を本発明の特定の範囲とすることで、反応液のメチルセロソルブの転化率が低い時点から、反応留分の純度を飛躍的に向上させることができた。
Figure 2018058798
本発明によると、メチルセロソルブの含有量が少ない反応留分が得られるため、高段数の蒸留設備を用いて精製を行う必要がなく、簡素な設備で蒸留を実施できる。また、蒸留時の還流比を大きくとる必要がないため短時間で効率的に、高純度の2−メトキシエチルビニルエーテルを製造することができる。さらに、広い範囲のメチルセロソルブ転化率で高純度の2−メトキシエチルビニルエーテルが得られるため、反応制御における組成の維持、管理が容易で、安定して高い品質を維持することができる。

Claims (7)

  1. 塩基を含む反応液においてアセチレンとメチルセロソルブとを反応させる2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法において、反応温度を90〜130℃とし、該アセチレン及び該メチルセロソルブを連続的又は間欠的に該反応液に供給し、反応留分の抜出しを行いながら反応させることを特徴とする、2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法。
  2. 前記反応液のメチルセロソルブの転化率が19〜99%の範囲内にある間、前記反応留分の抜出しを行う、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記反応液のメチルセロソルブの転化率が19〜90%の範囲内にある間、前記反応留分の抜出しを行う、請求項1に記載の製造方法。
  4. 前記反応液のメチルセロソルブの転化率が58〜90%の範囲内にある間、前記反応留分の抜出しを行う、請求項1に記載の製造方法。
  5. 前記反応液のメチルセロソルブの転化率が19〜50%の範囲内にある間、前記反応留分の抜出しを行う、請求項1に記載の製造方法。
  6. 順に、少なくとも反応容器、冷却装置および反応留分貯槽を連通させた装置において、アセチレンガスを含む気体を該反応容器から該反応留分貯槽へ流通させ、該反応留分貯槽の出口における気体の流速が該反応容器の単位体積(1L)当り1.5L/Hr以上となる条件で前記反応を行う、請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. 前記反応留分貯槽の出口から排出されたアセチレンガスを含む気体を前記反応容器の入口へ導入することにより再循環させる、請求項6に記載の製造方法。
JP2016198295A 2016-10-06 2016-10-06 2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法 Active JP6807695B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016198295A JP6807695B2 (ja) 2016-10-06 2016-10-06 2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016198295A JP6807695B2 (ja) 2016-10-06 2016-10-06 2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018058798A true JP2018058798A (ja) 2018-04-12
JP6807695B2 JP6807695B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=61908153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016198295A Active JP6807695B2 (ja) 2016-10-06 2016-10-06 2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6807695B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022168950A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11 丸善石油化学株式会社 (2-メトキシエチル)ビニルエーテルの製造方法及び(2-メトキシエチル)ビニルエーテルの精製方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022168950A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11 丸善石油化学株式会社 (2-メトキシエチル)ビニルエーテルの製造方法及び(2-メトキシエチル)ビニルエーテルの精製方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6807695B2 (ja) 2021-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5837749B2 (ja) プロピレングリコールモノアルキルエーテルの製造
US11198657B2 (en) Method for producing conjugated diene
US20100249465A1 (en) Process for production of high-purity vinyl ether
JP4285000B2 (ja) 含フッ素エステル、含フッ素アシルフルオリドおよび含フッ素ビニルエーテルの製造方法
JP6807695B2 (ja) 2−メトキシエチルビニルエーテルの製造方法
TWI770453B (zh) N-乙烯基羧酸醯胺製造用組成物
JP4722327B2 (ja) アセチレンジオール化合物の製造方法
KR100758163B1 (ko) 불소 함유 아실플루오라이드의 제조방법 및 불소 함유비닐에테르의 제조방법
EP2436665B1 (en) Process for producing vinyl ether
TWI716637B (zh) 2-烷氧基乙醇之去除或回收方法、及(2-烷氧基乙基)乙烯基醚之製造方法
JP5523076B2 (ja) ビニルイミダゾール系化合物の製造方法
KR101939957B1 (ko) 프로필렌 글리콜 모노알킬 에테르의 제조
JP2004285068A (ja) α,β−ジカルボニル化合物のアセタールを連続的に製造する方法
JP2021042130A (ja) N−ビニルカルボン酸アミドの製造方法
JPWO2004108644A1 (ja) 含フッ素アルキルエーテルの製造方法
JPWO2002048085A1 (ja) 含フッ素エステル化合物の分解反応生成物の製造方法
US11401227B2 (en) Process to produce a mono vinyl ether
JPH04198144A (ja) アルキルビニルエーテルの製造方法
KR101990384B1 (ko) 고순도 알릴 알코올의 제조 방법 및 고순도 알릴 알코올 제조 공정 시스템
JP2006008519A (ja) トリエチレングリコールジビニルエーテルの製造方法
JP2015044754A (ja) 3−エトキシ−2−tert−ブチルプロピオン酸アルキルの製造方法
CN117321027A (zh) 制备易聚合化合物的方法
WO2006018902A1 (ja) 2−メチルアダマンタン−2−イル(メタ)アクリレートの製造方法および2−メチルアダマンタン−2−イル(メタ)アクリレート
SK126599A3 (en) Method for producing at least one alkylvinylether and/or alkenyl vinylether

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6807695

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250