JP2018058337A - 転写用紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐画像劣化性および耐カブリ性が良好であり、耐裏抜け性およびインク吸収性を有する転写用紙を提供することである。【解決手段】課題は、原紙と、前記原紙の少なくとも片面上に1層以上の塗工層とを有し、原紙を基準として最外に位置する最外塗工層が顔料、バインダーおよびアセチレングリコール誘導体を少なくとも含有し、前記顔料の少なくとも1種が、平均長径/平均短径が2.0以上7.0以下の一次粒子が長径方向の一方の端部で放射状に凝集してなる平均二次粒子径2μm以上6μm以下の軽質炭酸カルシウムであり、前記軽質炭酸カルシウムが最外塗工層中の顔料100質量部に対して80質量部以上である、昇華型捺染インクを用いる転写捺染法に使用される転写用紙によって達成される。【選択図】なし

Description

本発明は、繊維材料などの被印刷物へ図柄を形成する転写捺染法において、図柄を転写するために使用される転写用紙に関する。
繊維材料などの被印刷物に図柄を形成させる方法として、昇華型捺染インクを用いて転写用紙に図柄を印刷して転写紙を作製し、転写紙を被印刷物に密着させて、昇華型捺染インクを被印刷物に転写させる転写捺染法が公知である(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
転写捺染法に用いる転写用紙は公知である。
例えば、優れたインク乾燥性と裏抜け防止性を有するとともに、転写による画像再現性や転写効率の点でも良好な特性を有する昇華捺染型転写紙として、基材上に昇華捺染インク受容層を有する昇華捺染型転写紙であって、前記昇華捺染インク受容層は、主成分として水溶性樹脂と微細粒子が分散されてなるとともに、ノニオン性界面活性剤が含有され、前記昇華捺染インク受容層表面が凹凸を形成してなることを特徴とする昇華捺染型転写紙が公知である(例えば、特許文献3参照)。
また、インクジェット印刷の際に昇華型捺染インクの吸収・乾燥性に優れ、優れた画像再現性及び裏抜け防止性を有し、被転写物への転写捺染の際に転写効率にも優れた昇華型インクジェット捺染転写紙として、基材上に昇華型捺染インク受容層が形成され、基材は10秒コッブ吸水度が5〜20g/mで、昇華型捺染インク受容層は水溶性樹脂と微細粒子とを含有したインク受容層塗料からなり、水溶性樹脂は少なくともカルボキシメチルセルロースで、インク受容層塗料中にカルボキシメチルセルロースが微細粒子100質量部に対して100〜400質量部含有されており、微細粒子は少なくとも平板結晶構造を有する無機微粒子で、無機微粒子はメジアン径d50が0.4〜2.3μm、アスペクト比が5〜30で、インク受容層塗料の塗工量は3〜13g/mで、ピンホール発現数の平均が5個以下である昇華型インクジェット捺染転写紙が公知である(例えば、特許文献4参照)。
またリリースまたはバリヤ層が設けられ、最高100ml/minの多孔度を持つ、インクジェット印刷に適した転写紙が公知である(例えば、特許文献5参照)。
昇華型染料を含有するインクや昇華型捺染インクを用いて転写用紙に図柄を印刷して転写紙を作製する方法としては、特許文献3〜特許文献5に記載されるように、インクジェット印刷方式がよく用いられる。
特開2015−168705号公報 特開2015−124324号公報 特開2009−131958号公報 特開2016−159483号公報 特表2002−521245号公報
図柄が印刷される前の白紙である転写用紙と、転写用紙に図柄が印刷されて得られる転写紙との間では、相反する2つの特性を有する必要がある。すなわち、転写用紙では、昇華型捺染インクを上手く受容する能力を要求され、転写紙では、昇華型捺染インクを被印刷物に上手く転写する能力を要求される。
転写用紙は、被印刷物に形成された図柄の画質が劣化しないよう鮮鋭な画像を有する転写紙になるために昇華型捺染インクに対する受容性を向上する必要がある。さらに、転写用紙は、鮮鋭な画像を有する転写紙から、被印刷物に形成される図柄の画質を劣化させない必要がある。
また、転写捺染法において、被印刷物に形成された図柄の画質が劣化することと異なる画質の問題としてカブリがある。カブリとは、昇華型捺染インクが転写紙から被印刷物へ転写する際に、昇華型捺染インクが図柄とは異なる領域へ昇華して転写する現象である。代表的には、白地に斑点汚れが発生する現象である。昇華型捺染インクの技術によってカブリを抑制する方法が検討されているものの、転写用紙によってカブリを抑制する方法も求められる。
また、転写紙から被印刷物に昇華型捺染インクを良好に転写するために、転写用紙は、昇華型捺染インクを用紙深部まで浸透させずに受容する必要がある。すなわち、転写用紙は、裏抜けの抑制が求められる。「裏抜け」とは、転写用紙に印刷された画像の昇華型染料インクが用紙深部まで浸透する現象である。
また、転写用紙に図柄を印刷して転写紙を作製する方法として、インクジェット印刷方式を採用する場合が増加している。インクジェット印刷方式では、転写用紙および転写紙はロール紙で取り扱われる場合が多く、ロール紙状態では、インク溶媒の蒸発が遅れる傾向にある。印刷後にロール状に巻き取られた転写紙においてインク溶媒が蒸発するまでの間に昇華型捺染インクが滲み出さないように吸収できる転写用紙が要求される。
特許文献3の昇華捺染型転写紙、特許文献4の昇華型インクジェット捺染転写紙および特許文献5の転写紙の品質は必ずしも十分とはいえず、特に、カブリの抑制に関して向上が望まれる。
上記を鑑みて本発明の目的は、下記の項目を満足する転写用紙を提供することである。
(1)被印刷物において画像の劣化が抑制できること(耐画像劣化性)
(2)被印刷物においてカブリの発生が抑制できること(耐カブリ性)
(3)転写紙において裏抜けが抑制されていること(耐裏抜け性)
(4)転写紙においてインクが滲み出さないように吸収できること(インク吸収性)
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、本発明の目的は、以下により達成される。
[1]原紙と、前記原紙の少なくとも片面上に1層以上の塗工層とを有し、原紙を基準として最外に位置する最外塗工層が顔料、バインダーおよびアセチレングリコール誘導体を少なくとも含有し、前記顔料の少なくとも1種が、平均長径/平均短径が2.0以上7.0以下の一次粒子が長径方向の一方の端部で放射状に凝集してなる平均二次粒子径2μm以上6μm以下の軽質炭酸カルシウムであり、前記軽質炭酸カルシウムが最外塗工層中の顔料100質量部に対して80質量部以上である、昇華型捺染インクを用いる転写捺染法に使用される転写用紙。
[2]最外塗工層を設けた側を測定して得られるISO5636−3に準拠して求められる透気度が100ml/min超320ml/min以下である前記[1]に記載の転写用紙。
本発明により、耐画像劣化性および耐カブリ性が良好であり、耐裏抜け性およびインク吸収性を有する転写用紙を提供することができる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明において、「転写用紙」とは、転写する図柄が印刷される前の白紙状態にある用紙をいう。「転写紙」とは、転写用紙に対して転写する図柄が印刷された状態にある用紙をいう。
転写用紙は、原紙と、前記原紙の少なくとも片面上に顔料およびバインダーを含有する1層以上の塗工層とを有する。塗工層が1層の場合において、該塗工層が最外塗工層に該当し、該最外塗工層が顔料、バインダーおよびアセチレングリコール誘導体を少なくとも含有する。塗工層が2層以上の場合において、原紙を基準として最も外側に位置する最外塗工層が顔料、バインダーおよびアセチレングリコール誘導体を少なくとも含有する。塗工層が2層以上の場合において、原紙と最外塗工層との間に存在する塗工層は、顔料およびバインダーを含有する塗工層または顔料を含有しない塗工層のいずれであってよく、またアセチレングリコール誘導体の有無、さらに顔料の形状など、特に限定しない。
製造コストの点から、塗工層は1層が好ましい。また塗工層は、原紙の片面上または両面上に有してよい。転写用紙は、本発明に係る最外塗工層が原紙の片面上に有する場合、原紙の裏面に従来公知のバックコート層を有してよい。
塗工層の塗工量は特に限定されない。転写用紙の製造コストや被印刷物に対して密着させ易い点から、塗工量は、片面あたり乾燥固形分量で2g/m以上70g/m以下が好ましい。塗工量の上限は30g/m以下がより好ましく、20g/m以下がさらに好ましい。さらにまた、製造コスト削減および被印刷物と密着する際に塗工層が欠落することを抑制できる理由から、塗工量は、片面あたり2g/m以上12g/m以下が最も好ましい。塗工量は、片面あたり塗工層が複数存在する場合、それら合計の値である。
原紙は、LBKP(Leaf Bleached Kraft Pulp)、NBKP(Needle Bleached Kraft Pulp)などの化学パルプ、GP(Groundwood Pulp)、PGW(Pressure GroundWood pulp)、RMP(Refiner Mechanical Pulp)、TMP(ThermoMechanical Pulp)、CTMP(ChemiThermoMechanical Pulp)、CMP(ChemiMechanical Pulp)、CGP(ChemiGroundwood Pulp)などの機械パルプ、およびDIP(DeInked Pulp)などの古紙パルプから選ばれる少なくとも1種のパルプに、炭酸カルシウム、タルク、クレー、カオリンなどの各種填料、さらに、サイズ剤、定着剤、歩留まり剤、カチオン化剤、紙力剤などの各種添加剤を必要に応じて配合した紙料を抄造した抄造紙である。さらに原紙には、抄造紙にカレンダー処理、澱粉やポリビニルアルコール等で表面サイズ処理、あるいは表面処理等を施した上質紙が含まれる。さらに原紙には、表面サイズ処理や表面処理を施した後にカレンダー処理した上質紙が含まれる。
抄造は、紙料を酸性、中性またはアルカリ性に調整して、従来公知の抄紙機を用いて行われる。抄紙機の例としては、長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、コンビネーション抄紙機、円網抄紙機、ヤンキー抄紙機等を挙げることができる。
原紙の坪量は特に限定されない。被印刷物への転写に対する取扱易さの点から、原紙の坪量は10g/m以上100g/m以下が好ましく、30g/m以上90g/m以下がさらに好ましい。また、転写用紙の厚さは特に限定されない。被印刷物への転写に対する取扱易さの点から、転写用紙の厚さは0.01mm以上0.5mm以下が好ましく、0.05mm以上0.3mm以下がさらに好ましい。
紙料中には、その他の添加剤として顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤などから選ばれる1種または2種以上を、本発明の所望の効果を損なわない範囲で、適宜配合することができる。
転写用紙は、原紙の少なくとも片面上に1層以上の塗工層を有する。塗工層は、原紙上に塗工層塗工液を塗工および乾燥することによって原紙上に設けることができる。
原紙上に塗工層を設ける方法は特に限定されない。例えば、製紙分野で従来公知の塗工装置および乾燥装置を用いて塗工および乾燥する方法を挙げることができる。塗工装置の例としては、サイズプレス、ゲートロールコーター、フィルムトランスファーコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、エアナイフコーター、コンマコーター、グラビアコーター、バーコーター、Eバーコーター、カーテンコーター等を挙げることができる。乾燥装置の例としては、直線トンネル乾燥機、アーチドライヤー、エアループドライヤー、サインカーブエアフロートドライヤー等の熱風乾燥機、赤外線加熱ドライヤー、マイクロ波等を利用した乾燥機等の各種乾燥装置を挙げることができる。
最外塗工層は、顔料、バインダーおよびアセチレングリコール誘導体を少なくとも含有する。
最外塗工層中、顔料とバインダーとの含有質量比は、顔料:バインダー=50:50〜80:20が好ましい。
最外塗工層中のアセチレングリコール誘導体の含有量は、顔料およびバインダーの合計100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下が好ましい。
最外塗工層の顔料の少なくとも1種は、平均長径/平均短径が2.0以上7.0以下の一次粒子が長径方向の一方の端部で放射状に凝集してなる平均二次粒子径2μm以上6μm以下の軽質炭酸カルシウムである。上記の平均長径/平均短径または平均二次粒子径を満足しない軽質炭酸カルシウムを含有する最外塗工層では、本発明の効果を得ることができない。
平均長径/平均短径が2.0以上7.0以下の一次粒子は細長い形状を有するもので、一般的に柱状、針状または紡錘状の粒子と呼ばれる。二次粒子は、このような一次粒子が長径方向の一方の端部で放射状に凝集してなる凝集物である。平均長径/平均短径が2.0以上7.0以下の一次粒子が長径方向の一方の端部で放射状に凝集してなる平均二次粒子径2μm以上6μm以下の軽質炭酸カルシウムは、毬栗状軽質炭酸カルシウムあるいはウニ状軽質炭酸カルシウムや毬状軽質炭酸カルシウムと呼ばれる(以下、「毬栗状軽質炭酸カルシウム」ともいう)。例えば、特開昭59−94700号公報や特開2015−117437号公報に示された形状の軽質炭酸カルシウムである。
軽質炭酸カルシウムの製造方法の例としては、炭酸ガス化合法または可溶性塩反応法などを挙げることができる。炭酸ガス化合法とは、石灰石を焼成して得られる生石灰を水に溶かして石灰乳とし、石灰乳に炭酸ガスを反応させて軽質炭酸カルシウムを生成する方法である。可溶性塩反応法とは、石灰乳に塩化カルシウム溶液と炭酸ソーダとを反応させ軽質炭酸カルシウムを生成する方法である。反応条件等によって、軽質炭酸カルシウムの結晶系・大きさ・形状を調整することができる。軽質炭酸カルシウムの結晶系としては、カルサイト系結晶またはアラゴナイト系結晶などがある。カルサイト系結晶は、形状が通常、紡錘状、紡錘状粒子が凝集結合した形状、または立方体状(角が目立たない団子状を含む)もしくは立方体状粒子が凝集結合した形状である。アラゴナイト系結晶は、形状が通常、柱状あるいは針状、またはそれらが凝集した形状である。これら軽質炭酸カルシウムは、例えば、白石カルシウム社や奥多摩工業社などから市販されている。
毬栗状軽質炭酸カルシウムはアラゴナイト系結晶が好ましい。この理由は、インク吸収性または耐カブリ性が良化するからである。
最外塗工層中の毬栗状軽質炭酸カルシウムの含有量は、最外塗工層中の顔料100質量部に対して80質量部以上である。最外塗工層中の毬栗状軽質炭酸カルシウムの含有量は、最外塗工層中の顔料100質量部に対して85質量部以上がより好ましく、90質量部以上がさらに好ましい。この理由は、耐カブリ性、耐裏抜け性またはインク吸収性がより良化するからである。
軽質炭酸カルシウムの一次粒子の平均短径および平均長径と、二次粒子の形状および平均二次粒子径とは、最外塗工層の走査型電子顕微鏡写真から画像解析することによって求めることができる。一次粒子の平均短径および平均長径は、走査型電子顕微鏡を用いて電子顕微鏡写真を撮影し、撮影された画像から形状が確認できる任意の100個の一次粒子を観察および実測して算出することができる。平均二次粒子径は、走査型電子顕微鏡を用いて電子顕微鏡写真を撮影し、撮影された画像から任意の100個の二次粒子に対して粒子の投影面積が近似する球形と見なして粒子径を計算して平均二次粒子径を算出することができる。
最外塗工層は、毬栗状軽質炭酸カルシウム以外に従来公知の顔料を含有することができる。従来公知の顔料の例としては、毬栗状以外の軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、サチンホワイト、リトポン、酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、活性白土、珪藻土などの無機顔料、およびプラスチック顔料などの有機顔料を挙げることができる。最外塗工層は、これら顔料から1種または2種以上を組み合わせて、毬栗状軽質炭酸カルシウムと併用して含有することができる。
最外塗工層のバインダーは、従来公知のバインダーであって特に限定されない。従来公知のバインダーの例としては、澱粉および各種変性澱粉、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、プルラン、アラビアゴム、カラヤゴム、アルブミン等の天然高分子樹脂またはその誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコールおよび各種変性ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、無水マレイン酸樹脂、アクリル系樹脂、メタクリル酸エステル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体あるいはこれらの各種共重合体のカルボキシ基等の官能基含有単量体による官能基変性共重合体、メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化合成樹脂等のバインダー、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂ラテックス等を挙げることができる。最外塗工層は、これらバインダーから1種または2種以上を含有する。
最外塗工層はアセチレングリコール誘導体を含有する。最外塗工層のアセチレングリコール誘導体は、下記一般式(1)または(2)で示される化合物である。
Figure 2018058337
上記一般式(1)中のR、R、RおよびRは、それぞれ炭素数1以上5以下のアルキル基を示す。R、R、RおよびRは、アセチレン基を中心に左右対称構造であることが好ましい。
Figure 2018058337
上記一般式(2)中のR、R、RおよびRは、それぞれ炭素数1以上5以下のアルキル基を示す。mおよびnは、それぞれ1以上25以下の整数であり、m+nは2以上40以下である。OEはオキシエチレン鎖(−O−CH−CH−)、OPはオキシプロピレン鎖(−O−CH−CH[CH]−)である。OEおよびOPはそれぞれ単独鎖であっても混合鎖であってもよい。R、R、RおよびRは、アセチレン基を中心に左右対称構造であることが好ましい。
アセチレングリコール誘導体は、日信化学工業社から「Surfynol(登録商標)」または「Olfine(登録商標)」の名称で、川研ファインケミカル社から「Acetylenol(登録商標)」の名称で市販されている。
本発明において、アセチレングリコール誘導体は、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールまたは2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールのエトキシレートが好ましい。この理由は、商業的に入手し易いためである。
最外塗工層は、顔料、バインダーおよびアセチレングリコール誘導体以外に、必要に応じて塗工紙分野で従来公知の各種添加剤を含有することができる。添加剤の例としては、分散剤、定着剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤等を挙げることができる。
また、最外塗工層は、転写捺染法で従来公知の各種助剤を含有することができる。助剤は、最外塗工層塗工液の各種物性を最適化する、あるいは転写される昇華型捺染インクの染着性を向上させるため等に加えられるものである。助剤は、例えば、各種界面活性剤、保湿剤、湿潤剤、pH調整剤、アルカリ剤、濃染化剤、脱気剤および還元防止剤等を挙げることができる。
最外塗工層は、ポリアクリル酸塩を含有することが好ましい。最外塗工層中のポリアクリル酸塩の含有量は、顔料およびバインダーの合計100質量部に対して、0.1質量部以上1質量部以下が好ましい。また最外塗工層において、バインダー100質量部に対するポリアクリル酸塩の含有量は0.1質量部以上3.5質量部以下が好ましい。
なお本発明において、本発明に用いるポリアクリル酸アンモニウム塩の含有量は、バインダーの含有量に含めない。
ポリアクリル酸塩は、ポリアクリル酸アンモニウムが好ましい。この理由は、耐画像劣化性が良化するからである。
本発明の転写用紙は、最外塗工層を設けた側を測定して得られるISO5636−3に準拠して求められる透気度が100ml/min超320ml/min以下である、ことが好ましい。
一般的に、原紙の前記透気度は、原紙上に塗工層が設けられた塗工紙の透気度に比べて、非常に高い値である。この理由は、塗工層の成分が原紙を構成するパルプ繊維の空隙を封鎖するからである。従って、通常、塗工紙の透気度は塗工層によって調整できる。
塗工紙の透気度は、塗工紙分野で公知の物性値であり、塗工層の顔料の大きさおよび形状、顔料の含有量、並びにバインダーの種類および含有量などによって調整できる。特に効果的な調整方法は、塗工層の塗工量またはカレンダー処理有無およびその条件によって調整する方法である。カレンダーロールの温度、カレンダーニップ圧、およびカレンダーニップ時間などカレンダー条件を制御することで意図した透気度を得ることができる。
本発明の転写用紙は、前記の一般的な塗工紙と同様に透気度を調整できる。
転写紙は、昇華型捺染インクを備える従来公知の各種印刷方法を用いて、転写用紙の最外塗工層を有する面側に図柄を印刷することによって得ることができる。
転写用紙に図柄を印刷する各種印刷方法は、従来公知の印刷方法であって、特に限定されない。印刷方法は、例えば、グラビア印刷方式、インクジェット印刷方式、電子写真印刷方式およびスクリーン印刷方式などを挙げることができる。中でも、画質の高精細化および装置の小型化の点でインクジェット印刷方式が好ましい。
昇華型捺染インクを用いた転写捺染法は、転写用紙に図柄を印刷して転写紙を得る工程と、転写紙を被印刷物に密着させる工程とを有する方法である。密着させる工程には、必要に応じて、加熱および加圧が含まれる。密着させる工程における加熱および加圧の条件は、転写捺染法で従来公知の条件である。密着させる工程は、例えば、プレス機や加熱ドラムなどにより転写紙を被印刷物に密着させ加熱および加圧する方法を挙げることができる。
被印刷物は、繊維材料であって、特に限定されない。繊維材料は、天然繊維材料および合成繊維材料のいずれでも構わない。天然繊維材料は、例えば、綿、麻、リヨセル、レーヨン、アセテート等のセルロース系繊維材料、絹、羊毛、獣毛等の蛋白質系繊維材料等を挙げることができる。合成繊維材料は、例えば、ポリアミド繊維(ナイロン)、ビニロン、ポリエスエル、ポリアクリル等を挙げることができる。繊維材料の構成としては、織物、編物、不織布等の単独、混紡、混繊または交織などを挙げることができる。さらに、これらの構成が複合化してもよい。また、必要に応じて、染着促進に効果のある薬剤などで被印刷物を前処理してもよい。
昇華型捺染インクを用いる転写捺染法において、被印刷物は、合成繊維材料が好ましい。天然繊維材料では前処理が必要な場合が多い。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定されない。ここで「質量部」および「質量%」は、乾燥固形分量あるいは実質成分量の各々「質量部」および「質量%」を表す。塗工層の塗工量は乾燥固形分量を表す。
<原紙>
濾水度380mlcsfのLBKP100質量部からなるパルプスラリーに、填料として炭酸カルシウム10質量部、両性澱粉1.2質量部、硫酸バンド0.8質量部、アルキルケテンダイマー型サイズ剤0.1質量部を添加して、長網抄紙機で抄造し、サイズプレス装置で両面に、酸化澱粉を片面あたり1.5g/m付着させ、マシンカレンダー処理をして坪量62g/mの原紙を作製した。
<最外塗工層塗工液>
最外塗工層塗工液は、表1に記載の材料を用いて水に混合および分散して調製した。
最外塗工層塗工液中の各材料の配合量も表1に記載した。
Figure 2018058337
表1において、使用した材料を下記に示す。
実施例1の軽質炭酸カルシウム :奥多摩工業社製 タマパール(登録商標)TP−1
21SA
カルサイト系結晶
平均長径/平均短径=4.0
平均二次粒子径=3.5μm、毬栗状
実施例2の軽質炭酸カルシウム :奥多摩工業社製 タマパールTP−221BM
カルサイト系結晶
平均長径/平均短径=3.0
平均二次粒子径=4.0μm、毬栗状
実施例3の軽質炭酸カルシウム :奥多摩工業社製 タマパールTP−121S
カルサイト系結晶
平均長径/平均短径=4.0
平均二次粒子径=4.3μm、毬栗状
実施例4の軽質炭酸カルシウム :奥多摩工業社製 タマパールTP−121MS
カルサイト系結晶
平均長径/平均短径=3.0
平均二次粒子径=2.3μm、毬栗状
実施例5の軽質炭酸カルシウム :白石カルシウム社製 Tunex(登録商標)−E
カルサイト系結晶
平均長径/平均短径=3.0
平均二次粒子径=5.6μm、毬栗状
実施例6の軽質炭酸カルシウム :白石カルシウム社製 カルライト(登録商標)SA
アラゴナイト系結晶
平均長径/平均短径=6.5
平均二次粒子径=3.3μm、毬栗状
実施例7の軽質炭酸カルシウム :白石カルシウム社製 カルライトKT
アラゴナイト系結晶
平均長径/平均短径=6.7
平均二次粒子径=2.6μm、毬栗状
実施例8の軽質炭酸カルシウム :白石カルシウム社製 カルライトSA
アラゴナイト系結晶
平均長径/平均短径=6.5
平均二次粒子径=3.3μm、毬栗状
実施例8のカオリン :ヒューバー社製 HG90
平均粒子径=0.19μm
実施例9の軽質炭酸カルシウム :白石カルシウム社製 カルライトSA
アラゴナイト系結晶
平均長径/平均短径=6.5
平均二次粒子径=3.3μm、毬栗状
実施例9のカオリン :ヒューバー社製 HG90
平均粒子径=0.19μm
実施例10の軽質炭酸カルシウム:白石カルシウム社製 カルライトSA
アラゴナイト系結晶
平均長径/平均短径=6.5
平均二次粒子径=3.3μm、毬栗状
実施例10のシリカ :オリエンタルシリカ社製 ファインシール(登録商
標)X−37
平均粒子径=2.6μm
実施例11〜28の軽質炭酸カルシウム:実施例6と同じ
比較例1の軽質炭酸カルシウム :奥多摩工業社製 タマパールTP−221GS
カルサイト系結晶
平均長径/平均短径=1.8
平均二次粒子径=0.81μm、毬栗状
比較例2の軽質炭酸カルシウム :奥多摩工業社製 タマパールTP−123FS
アラゴナイト系結晶
平均長径/平均短径=7.2
平均二次粒子径=3.8μm、毬栗状
比較例3の軽質炭酸カルシウム :奥多摩工業社製 タマパールTP−221F
カルサイト系結晶
平均長径/平均短径=2.0
平均二次粒子非形成
比較例4の軽質炭酸カルシウム :奥多摩工業社製 タマパールTP−121SA
カルサイト系結晶
平均長径/平均短径=4.0
平均二次粒子径=3.5μm、毬栗状
比較例5の軽質炭酸カルシウム :奥多摩工業社製 タマパールTP−121SA
カルサイト系結晶
平均長径/平均短径=4.0
平均二次粒子径=3.5μm、毬栗状
比較例6の軽質炭酸カルシウム :白石工業社製 白艶華(登録商標)PZ
カルサイト結晶系
平均二次粒子径=3.3μm、立方体状
比較例7の軽質炭酸カルシウム :白石カルシウム社製 カルライトSA
アラゴナイト系結晶
平均長径/平均短径=6.5
平均二次粒子径=3.3μm、毬栗状
比較例7のカオリン :ヒューバー社製 HG90
アセチレングリコール誘導体A :日信化学工業社製 Surfynol 104E
(一般式(1)の構造)
アセチレングリコール誘導体B :日信化学工業社製 Olfine E1010
(一般式(2)の構造)
アセチレンアルコール :日信化学工業社製 Olfine B
<転写用紙>
転写用紙を以下の手順にて作製した。
原紙上に、最外塗工層塗工液をエアナイフコーターにて片面に塗工し、熱風乾燥機で乾燥させた後、カレンダー処理をして転写用紙を得た。転写用紙の透気度は、塗工量および/またはカレンダー処理条件によって調整した。塗工量は表1に記載した。
<転写紙の調製>
得られた転写用紙に、昇華型捺染インクを使用したインクジェットプリンター(JV2−130II、ミマキエンジニアリング社製)を用いて、昇華型捺染インク(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)による評価用図柄を印刷し、転写紙(ロール紙)を得た。
<耐裏抜け性の評価>
上記のように得られた転写紙において、転写紙の裏面からの画像視認の程度から、耐裏抜け性を下記の基準により官能評価した。本発明において、転写用紙は、評価がAまたはBであれば耐裏抜け性を有するものとする。
A:裏抜けがほとんど認められない、良好なレベル。
B:裏抜けがわずかに認められるが、その後の転写に実用上問題ないレベル。
C:裏抜けが認められ、その後の転写に実用上問題となるレベル。
<インク吸収性の評価>
上記のように得られた転写紙を23±1℃、50±2%RHに5時間放置後、ロール紙の巻き芯近傍の印刷物に対して各色輪郭部および抜き文字部を下記の基準により官能評価した。本発明において、転写用紙は、評価AまたはBであればインク吸収性を有するものとする。
A:顕微鏡観察(×25)で各色輪郭部や抜き文字に、滲みが認められない。
B:顕微鏡観察(×25)で各色輪郭部や抜き文字に、僅かに滲みが認められる。
目視観察では認められ難く、実使用上は問題ない。
C:顕微鏡観察(×25)で各色輪郭部や抜き文字に、滲みが認められる。
目視観察でも僅かに認められ、実使用上は問題となる。
D:目視観察で各色輪郭部や抜き文字に、滲みが認められる。
<捺染(ロール紙)>
被印刷物として巻き物のポリエステル布を用いた。得られたロール紙状の転写紙とポリエステル布とを密着させ、加熱および加圧機(200℃、0.5MPa、2.5m/min、ローラー型、ローラーとの接触時間30秒)を用いて、染料をポリエステル布へ転写した。その後転写紙をポリエステル布から剥離して、図柄が形成されたポリエステル布を得た。
<耐画像劣化性の評価>
図柄が形成されたポリエステル布に対して、図柄の鮮鋭性の点から、耐画像劣化性を下記の基準により画質を官能評価した。本発明において、転写用紙は、評価がAまたはBであれば耐画像劣化性が良好であるものとする。
A:良好なレベル。
B:画質の劣化がほとんど認められず、概ね良好なレベル。
C:画質の劣化が認められるが、実用上問題のないレベル。
D:実用上不可になる画像の劣化が認められるレベル。
<耐カブリ性の評価>
耐カブリ性は、被印刷物上の斑点汚れの有無を拡大鏡および目視で確認し、下記の基準によって官能評価した。本発明において、転写用紙は、評価AまたはBであれば耐カブリ性が良好であるものとする。
A:拡大鏡にて、斑点汚れが認められず、良好なレベル。
B:目視では、斑点汚れが認められず、概ね良好なレベル。
C:目視にて、不具合にならない斑点汚れが認められるものの実用下限レベル。
D:目視にて、不具合になる斑点汚れが認められ、実用不可のレベル。
評価結果を前記表1に示した。
表1の評価結果から、本発明に該当する実施例1〜28は、耐画像劣化性および耐カブリ性が良好であり、耐裏抜け性およびインク吸収性を有することが分かる。しかしながら、本発明の構成を満足しない比較例1〜8は、本発明の効果を得ることができないと分かる。
主に実施例6、12〜14および17と実施例15、16および18との対比、並びに実施例19、20、22〜24、27および28と実施例21、25および26との対比から、転写用紙は、透気度100ml/min超320ml/min以下が好ましいと分かる。

Claims (2)

  1. 原紙と、前記原紙の少なくとも片面上に1層以上の塗工層とを有し、原紙を基準として最外に位置する最外塗工層が顔料、バインダーおよびアセチレングリコール誘導体を少なくとも含有し、前記顔料の少なくとも1種が、平均長径/平均短径が2.0以上7.0以下の一次粒子が長径方向の一方の端部で放射状に凝集してなる平均二次粒子径2μm以上6μm以下の軽質炭酸カルシウムであり、前記軽質炭酸カルシウムが最外塗工層中の顔料100質量部に対して80質量部以上である、昇華型捺染インクを用いる転写捺染法に使用される転写用紙。
  2. 最外塗工層を設けた側を測定して得られるISO5636−3に準拠して求められる透気度が100ml/min超320ml/min以下である請求項1に記載の転写用紙。
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