JP2018058286A - 加飾紙及び紙器パッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】箔押しのような光沢感、又は、シルクスクリーン印刷のような艶感や立体感が、見当精度が高く、安価に得られる。【解決手段】アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上にマット調を有する背景部(2)と前記背景部よりも浮き上がっている擬似加工部(1)とを有し、前記擬似加工部は、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上に、順に、色インキ層と紫外線硬化型グロスニス層とを備えることを特徴とする加飾紙。【選択図】図1

Description

本発明は、加飾紙及び紙器パッケージに関する。
一般に、表面に加飾を施した加飾紙を用いて、例えば、清酒等を充填した720ml瓶を収納する紙製の外装箱のような高級感を有する化粧箱等の紙器パッケージを作成することが行われている。
このような表面加飾として、従来から、箔押し、シルクスクリーン印刷が知られている。
箔押しは、基材フィルムに支持された金属箔を含む箔フィルムを用い、その金属箔を表面に転写することで、その表面に光沢感を付与するもので、この転写を加熱により行うホットスタンプと加熱しないで行うコールドスタンプとに分類される(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、箔押しは、箔フィルムが高価であり、しかも、金属箔の面積が広いほど、価格が上がるという問題がある。
また、ホットスタンプでは、印刷絵柄と箔押しとが別通し、すなわち、絵柄の印刷とはオフラインで箔押しがなされるために、見当がずれるという問題がある。
さらに、コールドスタンプでは、印刷絵柄と箔押しとが同時通し、すなわち、絵柄の印刷とはインラインで箔押しがなされるが、設備の導入が必要なるという問題がある。
一方、シルクスクリーン印刷は、布の編目を利用して版の穴からインキを通して表面に転写し、その表面に艶感や立体感を付与するものである。
しかしながら、シルクスクリーン印刷は、設備の導入が必要であり、版は使い捨てで、加工賃も高額であるという問題がある。
また、シルクスクリーン印刷は、オフセット印刷とは別通し、すなわち、オフセット印刷とはオフラインでなされるので、見当がずれるという問題がある。
特開2002−59694号公報
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、箔押しのような光沢感、又は、シルクスクリーン印刷のような艶感や立体感が、見当精度が高く、安価に得られることを課題とする。
本発明において上記課題を解決するために、まず請求項1の発明では、
アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上にマット調を有する背景部と前記背景部よりも浮き上がっている擬似加工部とを有し、
前記擬似加工部は、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上に、順に、色インキ層と紫外線硬化型グロスニス層とを備えることを特徴とする加飾紙としたものである。
また、請求項2の発明は、
前記擬似加工部は、前記色インキ層と、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムとの間に、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムを隠蔽している白インキ層を備え、
前記背景部は、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上に、前記アルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムを部分的に隠蔽している白インキ層を備えることを特徴とする請求項1に記載の加飾紙としたものである。
また、請求項3の発明は、
前記擬似加工部は、前記色インキ層と、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムとの間に、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムを隠蔽している白インキ層を備えることに代えて、前記色インキ層が白インキ層であることを特徴とする請求項2記載の加飾紙としたものである。
また、請求項4の発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の加飾紙を用いた紙器パッケージとしたものである。
請求項1の発明では、アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上にマット調を有する背景部と前記背景部よりも浮き上がっている擬似加工部とを有し、前記擬似加工部は、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上に、順に、色インキ層と紫外線硬化型グロスニス層とを備えるので、擬似加工部が、背景部とのコントラストにより、箔押しのような光沢感を有する加飾紙を提供できる。
また、請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記擬似加工部は、前記色インキ層と、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムとの間に、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムを隠蔽している白インキ層を備え、前記背景部は、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上に、前記アルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムを部分的に隠蔽している白インキ層を備えるので、擬似加工部が、背景部とのコントラストの対比により、色インキを用いたシルクスクリーン印刷のような艶感や立体感を有する加飾紙を提供できる。
また、請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記擬似加工部は、前記色インキ層と、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムとの間に、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムを隠蔽している白インキ層を備えることに代えて、前記色インキ層が白インキ層であるので、擬似加工部が、背景部とのコントラストの対比により、白インキを用いたシルクスクリーン印刷のような艶感や立体感を有する加飾紙を提供できる。
また、請求項1〜3の発明は、いずれも、オフセット印刷と浮上げ加工とで製造可能であるので、従来の箔押しやシルクスクリーン印刷よりも安価に製造でき、見当精度もオフ
セット印刷の見当精度と高くでき、印刷の組み合わせ次第で、背景部及び擬似加工部の複数種の組み合わせが可能であり、インキ配合や網点%の調整で色のバリエーションを豊富にすることができる。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の加飾紙を用いた紙器パッケージなので、箔押しのような光沢感、又は、シルクスクリーン印刷のような艶感や立体感が、見当精度が高く、安価に得られる紙器パッケージを提供できる。
以上、本発明は、箔押しのような光沢感、又は、シルクスクリーン印刷のような艶感や立体感が、見当精度が高く、安価に得られるという効果がある。
本発明の擬似箔押し紙の一例の平面図。 図1の平面図のAA’断面の第1例の断面図。 図1の平面図のAA’断面の第2例の断面図。 本発明の擬似シルクスクリーン印刷紙の一例の平面図。 図4の平面図のAA’断面の第1例の断面図。 図4の平面図のAA’断面の第2例の断面図。 図4の平面図のAA’断面の第3例の断面図。 図4の平面図のAA’断面の第4例の断面図。 アルミニウム蒸着紙の断面図。 浮上げ加工に用いる一対の金属板の断面図。
本発明の加飾紙は、アルミニウム蒸着紙に装飾を加えたものであって、紙器パッケージを製造するのに用いられる。
図9に示すように、アルミニウム蒸着紙11は、コートボール紙やカード紙などの板紙からなる紙基材11aにアルミニウム蒸着層又はアルミニウムを蒸着したフィルム(以後、アルミニウム蒸着フィルムとも云う)11bを備えるものであり、紙基材11aとアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bとを接着剤や押出ポリエチレン等を介してラミネート加工することで作製される。
アルミニウム蒸着フィルムには、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム等のプラスチックフィルムにアルミニウムを蒸着したものがあり、例えば、東レフィルム加工(株)製の「BR1012」が挙げられる。
以下に、本発明の一実施形態として擬似箔押し紙と他の実施形態として擬似シルクスクリーン印刷紙とを順に説明する。
まず、擬似箔押し紙について説明する。
擬似箔押し紙は、図1に示すように、アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上に、擬似箔押し加工部1と擬似箔押し背景部2とを有し、擬似箔押し加工部1は擬似箔押し背景部2よりも浮き上がっており、擬似箔押し背景部2はマット調を有する。
擬似箔押し加工部1は、図2又は図3に示すように、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、順に、色インキ層13と、紫外線硬化型グロスニス層16とを備え、浮上げ加工により擬似箔押し背景部2よりも浮き上がっている部分であって、色インキ層13は、透明黄色等の色インキの層である。
擬似箔押し背景部2は、例えば、図2に示すように、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、順に、背景部インキ層12と、撥液性を有するニス層14と、紫外線硬化型グロスニス層16とを備え、紫外線硬化型グロスニス層16が、撥液性を有するニス層14により、粒子状の紫外線硬化型グロスニスが撥液性を有するニス層14の表面に散らばっている状態となっていることで、光を乱反射し、マット調を有する部分である。
或いは、擬似箔押し背景部2は、例えば、図3に示すように、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、順に、背景部インキ層12と、マットニス層17とを備え、マットニス層17によりマット調を有する部分である。
擬似箔押し加工部1は、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、順に、色インキ層13と、紫外線硬化型グロスニス層16とを備え、浮上げ加工により背景部2よりも浮き上がっており、色インキ層13は、透明黄色等の色インキの層であり、擬似箔押し背景部2はマット調を有するので、擬似箔押し加工部1は、擬似箔押し背景部2とのコントラストにより箔押しのような光沢感を有する。
次に、擬似シルクスクリーン印刷紙について説明する。
擬似シルクスクリーン印刷紙は、図4に示すように、アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上に、擬似シルクスクリーン印刷加工部3と擬似シルクスクリーン印刷背景部4とを有し、擬似シルクスクリーン印刷加工部3は擬似シルクスクリーン印刷背景部4よりも浮き上がっており、擬似シルクスクリーン印刷背景部4はマット調を有する。
擬似シルクスクリーン印刷加工部3は、例えば、図5又は図7に示すように、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、順に、白インキ層19と、紫外線硬化型グロスニス層16とを備え、浮上げ加工により擬似シルクスクリーン印刷背景部4よりも浮き上がっている部分である。
或いは、擬似シルクスクリーン印刷加工部3は、例えば、図6又は図8に示すように、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、順に、アルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bを白インキで隠蔽する隠蔽白インキ層20と、色インキ層21と、紫外線硬化型グロスニス層16とを有し、浮上げ加工により擬似シルクスクリーン印刷背景部4よりも浮き上がっている部分である
擬似シルクスクリーン印刷背景部4は、例えば、図5又は図6に示すように、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、順に、アルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bを白インキで完全ではないが部分的に隠蔽する部分隠蔽白インキ層18と、背景部インキ層12と、撥液性を有するニス層14と、紫外線硬化型グロスニス層16とを備え、紫外線硬化型グロスニス層16が、撥液性を有するニス層14により、粒子状の紫外線硬化型グロスニスが撥液性を有するニス層14の表面に散らばっている状態となっていることで、光を乱反射し、マット調を有する部分である。
或いは、擬似シルクスクリーン印刷背景部4は、例えば、図7又は図8に示すように、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、順に、アルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bを白インキで完全ではないが部分的に隠蔽する部分隠蔽白インキ層18と、背景部インキ層12と、マットニス層17とを備え、マットニス層17によりマット調を有する部分である。
擬似シルクスクリーン印刷加工部3は、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、順に、白インキ層19を備えるか、或いは、順に、隠蔽白インキ層20と色インキ層21とを備え、さらに、紫外線硬化型グロスニス層16を備え、浮上げ加工により擬似シルクスクリーン印刷背景部4よりも浮き上がっており、擬似シルクスクリーン印刷背景部4は、マット調を有し、部分隠蔽白インキ層18でアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bが部分的に隠蔽されているので、擬似シルクスクリーン印刷加工部3は、擬似シルクスクリーン印刷背景部4とのコントラストの対比によりシルクスクリーン印刷のような艶感や立体感を有する。
擬似箔押し背景部2又は擬似シルクスクリーン印刷背景部4に設けられる背景部インキ層12は、絵柄を形成するものであって、絵柄が必要ない場合、設けなくてよい。
背景部インキ層12、色インキ層13、部分隠蔽白インキ層18、白インキ層19、隠蔽白インキ層20、色インキ層21は、オフセット、グラビア、フレキソなどの印刷方法を利用して、設けることが可能で、利用する印刷方法に合わせてインキは選択が可能である。例えば、オフセット印刷で設ける場合、東洋インキ株式会社製のFDカルトンX等のUVインキ(紫外線硬化型インキ)が用いられる。
撥液性を有するニス層14は、オフセット、グラビア、フレキソなどの印刷方法を利用して設けることが可能で、撥液性を有するニスは、特に限定されず、セルロース系、ポリアミド系、塩酢ビ系、変性ポリオレフィン系、ゴム系、アクリル系、ウレタン系などの樹脂成分にワックスやシリコンを添加したものが使用でき、好ましくは紫外線硬化型の撥液性を有するニスが使われ、紫外線硬化型の撥液性を有するニスの場合は、アクリル系や不飽和ポリエステル系のプレポリマーに、アクリルやスチレンなどのモノマー成分、及び、光重合開始剤の混合物にワックスやシリコンを添加したものが用いられる。例えば、オフセット印刷を利用して設ける場合、DICグラフィクス株式会社製のダイキュアハイブライト、OPニスEM等が用いられる。
紫外線硬化型グロスニス層16は、フレキソ、グラビア、オフセット、ロールコート、リバースコートなどの印刷或いは塗工方法を利用して設けることが可能であり、紫外線硬化型グロスニスは、アクリル系や不飽和ポリエステル系のプレポリマーに、アクリルやスチレンモノマー成分、光重合開始剤及びその他添加剤を組成成分とするニス等が用いられる。例えば、オフセット印刷を利用して設ける場合、DICグラフィクス株式会社製のダイキュアクリアー、UV1601 EMTS等が用いられる。
撥液性を有するニス層14の上に、紫外線硬化型グロスニスを塗工すると、図2又は図5或いは図6に示すように、紫外線硬化型グロスニスが、撥液性を有するニス層14に弾かれて粒子状となって、粒子状の紫外線硬化型グロスニスが撥液性を有するニス層14の表面に散らばっている状態となり、紫外線を照射することで、その状態のまま硬化して、光を乱反射し、マット調を有するようになる。
マットニス層17は、オフセット、グラビア、フレキソなどの印刷方法を利用して設けることが可能で、マットニスには、アクリル系や不飽和ポリエステル系のプレポリマーに、アクリルやスチレンモノマー成分、光重合開始剤、オレフィン系、あるいはアルキッド系合成樹脂などの合成樹脂系やシリカ系、カオリン系など無機材料系のマット剤、及びその他添加剤を組成成分とする紫外線硬化型マットニス等が用いられる。例えば、オフセット印刷を利用して設ける場合、東洋インキ株式会社製のカルトンACEマットOPニス等が使用できる。
浮上げ加工は、図10に示すような、凹部31aを有する金属板31と、その凹部31aに嵌合する凸部32aを有する金属板32とを用いて行う。
すなわち、擬似箔押し紙において、擬似箔押し加工部1を擬似箔押し背景部2よりも浮き上げる浮上げ加工は、擬似箔押し加工部1の紫外線硬化型グロスニス層16を、金属板31の凹部31aに対向させ、擬似箔押し加工部1のアルミニウム蒸着紙11の紙基材11aを、金属板32の凸部32aに対向させて、擬似箔押し紙を金属板31と金属板32とで挟んで圧着させることで行われる。
同様に、擬似シルクスクリーン印刷紙において、擬似シルクスクリーン印刷加工部3を擬似シルクスクリーン印刷背景部4よりも浮き上げる浮上げ加工は、擬似シルクスクリーン印刷加工部3の紫外線硬化型グロスニス層16を、金属板31の凹部31aに対向させ、擬似シルクスクリーン印刷加工部3のアルミニウム蒸着紙11の紙基材11aを、金属板32の凸部32aに対向させて、擬似シルクスクリーン印刷紙を金属板31と金属板32とで挟んで圧着させることで行われる。
以下に、図2に示す断面を有する擬似箔押し紙を製造する方法の一例を説明する。
まず、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、オフセット印刷で、紫外線硬化型インキを用いて背景部インキ層12を設け、紫外線硬化型の透明黄色等の色インキを用いて色インキ層13を設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、背景部インキ層12の上に、オフセット印刷で、紫外線硬化型の撥液性を有するニスを用いて、撥液性を有するニス層14を設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、フレキソコーターで、撥液性を有するニス層14と色インキ層13との上に、紫外線硬化型グロスニスを塗布して、紫外線硬化型グロスニス層16を設け、紫外線を照射して硬化させる。最後に、浮上げ加工により擬似箔押し加工部1を擬似箔押し背景部2よりも浮き上げる。
以下に、図3に示す断面を有する擬似箔押し紙を製造する方法の一例を説明する。
まず、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、オフセット印刷で、紫外線硬化型インキを用いて背景部インキ層12を設け、紫外線硬化型の透明黄色等の色インキを用いて色インキ層13を設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、オフセット印刷で、背景部インキ層12の上に、紫外線硬化型のマットニスを用いて、マットニス層17を設け、色インキ層13の上に、紫外線硬化型グロスニスを用いて、紫外線硬化型グロスニス層16を設け、紫外線を照射して硬化させる。最後に、浮上げ加工により擬似箔押し加工部1を擬似箔押し背景部2よりも浮き上げる。
以下に、図5に示す断面を有する擬似シルクスクリーン印刷紙を製造する方法の一例を説明する。
まず、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、オフセット印刷で、紫外線硬化型白インキを用いて、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bを部分的に隠蔽する部分隠蔽白インキ層18と、白インキ層19を設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、部分隠蔽白インキ層18及び部分隠蔽白インキ層18から露出しているアルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、オフセット印刷で、紫外線硬化型インキを用いて背景部インキ層12を設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、背景部インキ層12の上に、オフセット印刷で、紫外線硬化型の撥液性を有するニスを用いて、撥液性を有するニス層14を設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、フレキソコーターで、撥液性を有するニス層14と白インキ層19との上に、紫外線硬化型グロスニスを塗布して、紫外線硬化型グロスニス層16を設け、紫外線を照射して硬化させる。最後に、浮上げ加工により擬似シルクスクリーン印刷加工部3を擬似シルクスクリーン印刷背景部4よりも浮き上げる。
以下に、図6に示す断面を有する擬似シルクスクリーン印刷紙を製造する方法の一例を説明する。
まず、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、オフセット印刷で、紫外線硬化型白インキを用いて、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bを部分的に隠蔽する部分隠蔽白インキ層18と、隠蔽白インキ層20とを設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、オフセット印刷で、部分隠蔽白インキ層18及び部分隠蔽白インキ層18から露出しているアルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、紫外線硬化型インキを用いて、背景部インキ層12を設け、隠蔽白インキ層20の上に、紫外線硬化型色インキを用いて、色インキ層21を設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、背景部インキ層12の上に、オフセット印刷で、紫外線硬化型の撥液性を有するニスを用いて、撥液性を有するニス層14を設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、フレキソコーターで、撥液性を有するニス層14と色インキ層21との上に、紫外線硬化型グロスニスを塗布して、紫外線硬化型グロスニス層16を設け、紫外線を照射して硬化させる。最後に、浮上げ加工により擬似シルクスクリーン印刷加工部3を擬似シルクスクリーン印刷背景部4よりも浮き上げる。
以下に、図7に示す断面を有する擬似シルクスクリーン印刷紙を製造する方法の一例を説明する。
まず、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、オフセット印刷で、紫外線硬化型白インキを用いて、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bを部分的に隠蔽する部分隠蔽白インキ層18と、白インキ層19とを設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、部分隠蔽白インキ層18及び部分隠蔽白インキ層18から露出しているアルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、オフセット印刷で、紫外線硬化型インキを用いて背景部インキ層12を設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、オフセット印刷で、背景部インキ層12の上に、紫外線硬化型のマットニスを用いて、マットニス層17を設け、白インキ層19の上に、紫外線硬化型グロスニスを用いて、紫外線硬化型グロスニス層16を設け、紫外線を照射して硬化させる。最後に、浮上げ加工により擬似シルクスクリーン印刷加工部3を擬似シルクスクリーン印刷背景部4よりも浮き上げる。
以下に、図8に示す断面を有する擬似シルクスクリーン印刷紙を製造する方法の一例を説明する。
まず、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、オフセット印刷で、紫外線硬化型白インキを用いて、アルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bを部分的に隠蔽する部分隠蔽白インキ層18と、隠蔽白インキ層20とを設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、オフセット印刷で、部分隠蔽白インキ層18及び部分隠蔽白インキ層18から露出しているアルミニウム蒸着紙11のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム11bの上に、紫外線硬化型インキを用いて、背景部インキ層12を設け、隠蔽白インキ層20の上に、紫外線硬化型色インキを用いて、色インキ層21を設け、紫外線を照射して硬化させる。次に、オフセット印刷で、背景部インキ層12の上に、紫外線硬化型のマットニスを用いて、マットニス層17を設け、色インキ層21の上に、紫外線硬化型グロスニスを用いて、紫外線硬化型グロスニス層16を設け、紫外線を照射して硬化させる。最後に、浮上げ加工により擬似シルクスクリーン印刷加工部3を擬似シルクスクリーン印刷背景部4よりも浮き上げる。
1…擬似箔押し加工部
2…擬似箔押し背景部
3…擬似シルクスクリーン印刷加工部
4…擬似シルクスクリーン印刷背景部
11…アルミニウム蒸着紙
11a…紙基材
11b…アルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルム
12…背景部インキ層
13…色インキ層
14…撥液性を有するニス層
16…紫外線硬化型グロスニス層
17…マットニス層
18…部分隠蔽白インキ層
19…白インキ層
20…隠蔽白インキ層
21…色インキ層
31…金属板
31a…凹部
32…金属板
32a…凸部

Claims (4)

  1. アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上にマット調を有する背景部と前記背景部よりも浮き上がっている擬似加工部とを有し、
    前記擬似加工部は、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上に、順に、色インキ層と紫外線硬化型グロスニス層とを備えることを特徴とする加飾紙。
  2. 前記擬似加工部は、前記色インキ層と、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムとの間に、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムを隠蔽している白インキ層を備え、
    前記背景部は、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムの上に、前記アルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムを部分的に隠蔽している白インキ層を備えることを特徴とする請求項1に記載の加飾紙。
  3. 前記擬似加工部は、前記色インキ層と、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムとの間に、前記アルミニウム蒸着紙のアルミニウム蒸着層又はアルミニウム蒸着フィルムを隠蔽している白インキ層を備えることに代えて、前記色インキ層が白インキ層であることを特徴とする請求項2記載の加飾紙。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の加飾紙を用いた紙器パッケージ。
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