JP3148094U - ゴルフボール用パッケージ - Google Patents

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賢 甲野
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Abstract

【課題】高級感のあるゴルフボール用パッケージ2の提供。【解決手段】パッケージ2は、身4と蓋6とからなる。蓋6は、上板8及び4枚の側板10を備えている。上板8は、凸部12と凹部14とを備えている。多数の凸部12と多数の凹部14とが、交互に配置されている。凸部12と凹部14とにより、凹凸模様が形成されている。上板8は、板紙からなる。この板紙は、金属蒸着層を備えている。この金属蒸着層は、表面から視認可能である。凸部12の表面粗さは、凹部14の表面粗さより小さい。凸部12は平滑であり、凹部14は艶消しである。凸部12の色目は、凹部14の色目と異なる。凸部12の明度は、凹部14の明度よりも大きい。凸部12と凹部14との段差は、0.05mm以上0.5mm以下である。凸部12のピッチは、1mm以上10mm以下である。【選択図】図1

Description

本考案は、ゴルフボールのためのパッケージに関する。
ゴルフボールのパッケージとしては、個装箱、内装箱及び外装箱が知られている。個装箱は、スリーブと称されている。個装箱には、3個のゴルフボールが収納される。内装箱は、ダース箱と称されている。内装箱には、4個の個装箱が収納される。従って、内装箱には12個(1ダース)のゴルフボールが収納される。外装箱は、一般的には、段ボール紙からなる。外装箱には、多数の内装箱が収納される。輸送時には、ゴルフボールは、個装箱、内装箱及び外装箱によって保護される。ショップでは、ゴルフボールは、個装箱及び内装箱に収納されて展示される。個装箱のみに収納されて、ゴルフボールが展示される場合もある。個装箱及び内装箱には、装飾性が必要である。2個のゴルフボールが収納される個装箱も、存在する。6個(すなわち半ダース)のゴルフボールが収納される内装箱も、存在する。
ゴルファーは、ゴルフボールに、飛行性能、打球感及びコントロール性能を要求する。ゴルファーの要求レベルは、高い。ゴルフボールメーカーは、ゴルファーの要求にミートさせるべく、技術開発を行っている。ゴルフボールの開発には、多大の労力とコストとがかかる。ゴルフボールの生産にも、多大の労力とコストとがかかる。ゴルフボールは、高付加価値商品である。ゴルフボールの価格は、その原材料価格に比べ、高い。
ゴルフボール用のパッケージには、ゴルフボールの価格につり合う高級感が必要である。金属蒸着層を備えた板紙からなるパッケージが、用いられている。このパッケージでは、金属光沢によって高級感が発揮される。金属蒸着層の上に光透過性インクからなる印刷層を備えたパッケージも、用いられている。このインクによる着色により、パッケージの高級感が高められうる。金属蒸着層を備え、エンボス加工によって凹凸模様が形成されたパッケージも、用いられている。このエンボス加工により、模様が浮き上がる。粗面加工が施されたパッケージも、用いられている。この粗面加工により、パッケージに光輝性が付与される。さらに、ホログラム処理がなされたパッケージが、提案されている(実用新案登録第3059216号公報)。このホログラム処理により、パッケージに光輝性が付与される。
実用新案登録第3059216号公報
ゴルフボールのパッケージには、さらなる高級感が求められている。本考案の目的は、高級感のあるゴルフボール用パッケージの提供にある。
本考案に係るゴルフボール用パッケージは、金属層を有する板紙からなる。この金属層の全部又は一部は、表面から視認可能である。このパッケージは、表面に凸部と凹部とを備える。この凸部の表面粗さは、凹部の表面粗さと異なる。
好ましくは、凸部の表面は平滑面であり、凹部の表面は粗面である。好ましくは、凸部と凹部との段差は、0.05mm以上0.5mm以下である。
好ましくは、多数の凸部と多数の凹部とが交互に配置される。この凸部と凹部とにより、凹凸模様が形成される。好ましくは、凹凸模様を含む面の面積に対する、凹凸模様が形成されている部分の面積の比率は、50%以上である。好ましくは、凸部のピッチは、1mm以上10mm以下である。
好ましくは、パッケージは、金属層の上に塗布された光透過性のインクによって着色されている。凸部の色目は、凹部の色目と異なっている。好ましくは、凸部の明度は、凹部の明度よりも大きい。
好ましくは、パッケージは、クリア塗料からなるクリア層をその表面に備える。凸部におけるクリア塗料のレベリングの程度は、凹部におけるクリア塗料のレベリングの程度と異なる。これに起因して、凸部の表面粗さが凹部の表面粗さと異なる。好ましくは、凹部は、クリア層の下に下地層を備える。この下地層によってクリア塗料がはじかれることで、凹部の表面粗さが高められる。凸部がクリア層の下に下地層を備えてもよい。この下地層によってクリア塗料がはじかれることで、凸部の表面粗さが高められる。
好ましくは、板紙は、基紙とこの基紙にコートされた樹脂層とをさらに備える。金属層は、この樹脂層の上に形成されている。この金属層は、金属蒸着によって得られる。板紙が基紙を備え、この基紙に接着された金属箔から金属層がなってもよい。
本考案に係るゴルフボール用パッケージでは、視認可能な金属層により、光沢感が発揮される。このパッケージでは、凸部の表面粗さと凹部の表面粗さとが異なるので、コントラストが得られる。凸部及び凹部の段差と、コントラストとにより、光輝性が発揮される。このパッケージは、高級感を有する。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本考案が詳細に説明される。
図1は、本考案の一実施形態に係るゴルフボール用パッケージ2が示された斜視図である。このパッケージ2は、内装箱である。図示されていないが、このパッケージ2に4個の個装箱が収納される。この個装箱には、3個のゴルフボールが収納される。このパッケージ2は、いわゆる「ダース箱」である。このパッケージ2は、身4と蓋6とからなる。蓋6は、板紙からなる。蓋6は、上板8及び4枚の側板10を備えている。
図2(a)は、図1のパッケージ2の上板8の一部が示された拡大平面図である。図2(b)は、図2(a)のB−B線に沿った断面図である。このパッケージ2は、凸部12と凹部14とを備えている。図2(a)において、網点で塗られた部分が凹部14であり、残余の部分が凸部12である。図2(b)に示されるように、凸部12と凹部14との間には、段差Dが存在する。
凸部12の平面形状は、直角二等辺三角形(すなわち幾何学図形)である。凹部14の平面形状も、直角二等辺三角形である。多数の凸部12と多数の凹部14とが、交互に配置されている。凸部12と凹部14とにより、凹凸模様が形成されている。直角二等辺三角形以外の幾何学図形が用いられてもよい。
図1に示されるように、上板8はブランドエリア16を備えている。図示されていないが、このブランドエリア16には、ゴルフボールの銘柄が印刷されている。このブランドエリア16には、凹凸模様は形成されていない。上板8の表面のうち、ブランドエリア16以外の領域には、凹凸模様が形成されている。凹凸模様が形成される部位は、適宜決定されうる。身4の側板10には、凹凸模様が形成されていない。側板10に凹凸模様が形成されてもよい。個装箱に凹凸模様が形成されてもよい。
図3は、図1のパッケージ2に用いられる板紙18が示された断面図である。この板紙18は、基紙20、樹脂層22、金属層24、第一インク層26、第二インク層28、下地層30及びクリア層32を備えている。第二インク層28及び下地層30は、部分的に設けられている。
基紙20は、多数の繊維が絡み合って形成されている。それぞれの繊維の主成分は、セルロースである。樹脂層22は、基紙20にコートされている。樹脂層22の典型的なベースポリマーは、ポリエチレンテレフタレートである。金属層24の材質は、アルミニウム(又はアルミニウム合金)である。金属層24は、樹脂層22の上にアルミニウムが蒸着されることにより、形成されている。
第一インク層26は、金属層24の上に形成されている。第一インク層26は、光透過性のインクが金属層24の上に印刷されることで、得られている。このインクは、顔料を含んでいる。第二インク層28は、第一インク層26の上に形成されている。第二インク層28は、光透過性のインクが第一インク層26の上に印刷されることで、得られている。このインクは、顔料を含んでいる。第二インク層28の顔料は、第一インク層26の顔料とは異なる。第一インク層26の色目は、第二インク層28の色目とは異なっている。第一インク層26の明度は、第二インク層28の明度よりも高い。パッケージ2に、第一インク層26を有さない板紙18が用いられてもよい。パッケージ2に、第二インク層28を有さない板紙18が用いられてもよい。
下地層30は、第二インク層28の上に形成されている。ニスが印刷されることにより、下地層30が形成されている。このニスは、無色透明である。クリア層32は、第一インク層26及び下地層30の上に形成されている。クリア層32は、第一インク層26及び下地層30の上にクリア塗料が印刷されることにより、形成されている。クリア層32は、無色透明である。UV硬化タイプのクリア塗料が、好適に用いられる。この塗料に紫外線が照射され、塗料が硬化してクリア層32が得られる。
このパッケージ2が得られるには、基紙20、樹脂層22及び金属層24からなる原紙が準備される。この原紙が、印刷機に通される。この印刷機は、タンデムに並べられた複数のロール版を備えている。最初のロール版から原紙にインクが転写され、第一インク層26が得られる。次のロール版から原紙にインクが転写され、第二インク層28が得られる。次のロール版から原紙にニスが転写される。ニスは、第二インク層28の上にのみ、転写される。このニスにより、下地層30が得られる。次のロール版から原紙に、クリア塗料が転写される。このクリア塗料は、ニスとのなじみに劣る。下地層30の上では、クリア塗料がはじかれる。下地層30の上では、クリア塗料のレベリングの程度が低い。第一インク層26の上では、クリア塗料のレベリングの程度が高い。このクリア塗料に紫外線が照射され、クリア塗料が硬化する。硬化によってクリア層32が形成され、板紙18が得られる。この板紙18が、オス型とメス型とからなる金型を有するプレスに搬送される。このプレスにより、板紙18にエンボス加工が施される。このエンボス加工により、凸部12と凹部14とが形成される。第二インク層28及び下地層30が存在する部位には、凹部14が形成される。第二インク層28及び下地層30が存在しない部位には、凸部12が形成される。この板紙18が裁断され、且つ組み立てられて、パッケージ2が得られる。この製造方法により、パッケージ2が短時間且つ低コストで得られる。
第一インク層26及び第二インク層28は光透過性なので、このパッケージ2では金属層24が視認される。この金属層24により、光沢感が発揮される。金属層24は、パッケージ2の高級感に寄与する。凸部12のみにおいて、金属層24が視認されてもよい。凹部14のみにおいて、金属層24が視認されてもよい。
凸部12と凹部14との境界では、段差によって光が反射される。この反射により、パッケージ2に光輝性が付与される。段差は、パッケージ2の高級感に寄与する。光輝性の観点から、段差Dは0.05mm以上が好ましい。凸部12の耐久性の観点から、段差Dは0.5mm以下が好ましい。
前述の通り、凹部14では、ニスによってクリア塗料がはじかれている。従って、凹部14ではクリア層32の表面粗さが大きい。凹部14は、艶消しの風合いを呈する。一方、凸部12ではクリア塗料がはじかれていないので、凸部12は平滑性に優れる。凸部12の光沢と凹部14の艶消しとの繰り返しにより、パッケージ2の高級感が高められる。凸部12が艶消しにされ、凹部14が平滑にされてもよい。
凸部12の色目は、第一インク層26に支配される。凹部14の色目は、第二インク層28の影響を強く受ける。前述の通り、第一インク層26の明度は、第二インク層28の明度よりも大きい。凸部12と凹部14とのコントラストにより、パッケージ2の高級感が高められる。凸部12の明度が小さく、かつ凹部14の明度が大きくてもよい。L系における凸部12の明度Lと凹部14の明度Lと差は、20以上が好ましく、30以上が特に好ましい。
図2において符号Pで示されているのは、凸部12のピッチである。光輝性の観点から、ピッチPは1mm以上10mm以下が好ましい。ピッチPは、2mm以上がより好ましく、3mm以上が特に好ましい。ピッチPは、7mm以下がより好ましい。
ゴルフボールの輸送時には、多数のパッケージ2が積み重ねられて、外装箱に収納される。パッケージ2には、荷重がかかる。図2(b)から明らかなように、凸部12は平坦である。換言すれば、凸部12は頂点を有さない。従って、凸部12に荷重がかかっても、凸部12がつぶれにくい。
凹凸模様を含む面(この実施形態では、上板8の表面)の面積S1に対する、凹凸模様が形成されている部分の面積S2の比率は、50%以上が好ましい。この比率が50%以上であるパッケージ2は、高級感がある。この観点から、比率は60%以上がより好ましく、65%以上が特に好ましい。図1に示されたパッケージ2では、面積S1は266cmであり、面積S2は174cmである。従って、比率は65.4%である。側板10に凹凸模様が形成される場合も、この側板10において、比率が上記範囲に設定されることが好ましい。個装箱のいずれかの面に凹凸模様が形成される場合も、この面において、比率が上記範囲に設定されることが好ましい。
凹凸模様における、凸部12の面積の合計S1と凹部14の面積との比(S1/S2)は、30/70以上70/30以下が好ましく、40/60以上60/40以下が特に好ましい。図2に示された凹凸模様では、比(S1/S2)は50/50である。
それぞれの凸部12の面積は、1mm以上100mm以下が好ましく、3mm以上50mm以下が特に好ましい。
蒸着に代えて、基紙20に金属箔が接着されてもよい。この金属箔が、金属層24を構成する。典型的な金属箔は、アルミニウム箔である。
本考案に係るパッケージ2は、以下の凹凸模様を備えうる。
タイプI
凸部12の明度:大きい
凸部12の表面:平滑
凹部14の明度:小さい
凹部14の表面:艶消し
タイプII
凸部12の明度:大きい
凸部12の表面:艶消し
凹部14の明度:小さい
凹部14の表面:平滑
タイプIII
凸部12の明度:小さい
凸部12の表面:平滑
凹部14の明度:大きい
凹部14の表面:艶消し
タイプIII
凸部12の明度:小さい
凸部12の表面:艶消し
凹部14の明度:大きい
凹部14の表面:平滑
タイプIの凹凸模様が、最も好ましい。タイプIの凹凸模様は、光輝性に優れる。
図4(a)は、本考案の他の実施形態に係るゴルフボール用パッケージ46の一部が示された平面図である。図4(b)は、図4(a)のB−B線に沿った断面図である。このパッケージ46は、図1及び2に示されたパッケージ2の板紙18と同等の板紙からなる。このパッケージ46は、凸部48と凹部50とを備えている。図4(a)において、網点で塗られた部分が凹部50であり、残余の部分が凸部48である。図4(b)に示されるように、凸部48と凹部50との間には、段差Dが存在する。凸部48の平面形状は、直角三角形である。凹部50の平面形状も、直角三角形である。多数の凸部48と多数の凹部50とが、交互に配置されている。凸部48と凹部50とにより、凹凸模様が形成されている。このパッケージ46では、凸部48の表面粗さは凹部50の表面粗さと異なっている。このパッケージ46では、凸部48の色目は凹部50の色目とは異なっている。このパッケージ46には、高級感がある。
図5(a)は、本考案のさらに他の実施形態に係るゴルフボール用パッケージ54の一部が示された平面図である。図5(b)は、図5(a)のB−B線に沿った断面図である。このパッケージ54は、図1及び2に示されたパッケージ2の板紙18と同等の板紙からなる。このパッケージ54は、凸部56と凹部58とを備えている。図5(a)において、網点で塗られた部分が凹部58であり、残余の部分が凸部56である。図5(b)に示されるように、凸部56と凹部58との間には、段差Dが存在する。凸部56の平面形状は、正方形である。凹部58は、溝状である。多数の凸部56と多数の凹部58とが、交互に配置されている。凸部56と凹部58とにより、凹凸模様が形成されている。このパッケージ54では、凸部56の表面粗さは凹部58の表面粗さと異なっている。このパッケージ54では、凸部56の色目は凹部58の色目とは異なっている。このパッケージ54には、高級感がある。
図6(a)は、本考案のさらに他の実施形態に係るゴルフボール用パッケージ62の一部が示された平面図である。図6(b)は、図6(a)のB−B線に沿った断面図である。図6(c)は、図6(a)のC−C線に沿った断面図である。このパッケージ62は、図1及び2に示されたパッケージ2の板紙18と同等の板紙からなる。このパッケージ62は、第一凸部64と、第二凸部66と、凹部68とを備えている。図6(a)において、網点で塗られた部分が凹部68である。図6(b)に示されるように、第一凸部64と凹部68との間には、段差Dが存在する。図6(c)に示されるように、第二凸部66と凹部68との間には、段差Dが存在する。第一凸部64は、2つの台形が合わされた形状を有する。第二凸部66は、2つの正三角形が合わされた形状を有する。凹部68は、溝状である。多数の第一凸部64と多数の凹部68とが、交互に配置されている。多数の第二凸部66と多数の凹部68とが、交互に配置されている。第一凸部64、第二凸部66及び凹部68により、凹凸模様が形成されている。このパッケージ62では、第一凸部64の表面粗さは凹部68の表面粗さと異なっている。このパッケージ62では、第二凸部66の表面粗さは凹部68の表面粗さと異なっている。このパッケージ62では、第一凸部64の色目は凹部68の色目とは異なっている。このパッケージ62では、第二凸部66の色目は凹部68の色目とは異なっている。このパッケージ62には、高級感がある。
図7(a)は、本考案のさらに他の実施形態に係るゴルフボール用パッケージ72の一部が示された平面図である。図7(b)は、図7(a)のB−B線に沿った断面図である。このパッケージ72は、図1及び2に示されたパッケージ2の板紙18と同等の板紙からなる。このパッケージ72は、凸部74と凹部76とを備えている。図7(a)において、網点で塗られた部分が凹部76であり、残余の部分が凸部74である。図7(b)に示されるように、凸部74と凹部76との間には、段差Dが存在する。凸部74の平面形状は、長方形である。凹部76は、溝状である。多数の凸部74と多数の凹部76とが、交互に配置されている。凸部74と凹部76とにより、凹凸模様が形成されている。このパッケージ72では、凸部74の表面粗さは凹部76の表面粗さと異なっている。このパッケージ72では、凸部74の色目は凹部76の色目とは異なっている。このパッケージ72には、高級感がある。
図8(a)は、本考案のさらに他の実施形態に係るゴルフボール用パッケージ80の一部が示された平面図である。図8(b)は、図8(a)のB−B線に沿った断面図である。このパッケージ80は、図1及び2に示されたパッケージ2の板紙18と同等の板紙からなる。このパッケージ80は、凸部82と凹部84とを備えている。図8(a)において、網点で塗られた部分が凹部84であり、残余の部分が凸部82である。図8(b)に示されるように、凸部82と凹部84との間には、段差Dが存在する。これら凸部82は、芋に類似の形状を有する。これら凸部82の形状と配置とには、規則性がない。凹部84のなかに、多数の凸部82が分散している。凸部82と凹部84とにより、凹凸模様が形成されている。このパッケージ80では、凸部82の表面粗さは凹部84の表面粗さと異なっている。このパッケージ80では、凸部82の色目は凹部84の色目とは異なっている。このパッケージ80には、高級感がある。
図9(a)は、本考案のさらに他の実施形態に係るゴルフボール用パッケージ88の一部が示された平面図である。図9(b)は、図9(a)のB−B線に沿った断面図である。このパッケージ88は、図1及び2に示されたパッケージ2の板紙18と同等の板紙からなる。このパッケージ88は、凸部90と凹部92とを備えている。図9(a)において、網点で塗られた部分が凹部92であり、残余の部分が凸部90である。図9(b)に示されるように、凸部90と凹部92との間には、段差Dが存在する。凸部90の形状は、四角錐である。凸部90は、頂点94を有する。凹部92は、溝状である。多数の凸部90と多数の凹部92とが、交互に配置されている。凸部90と凹部92とにより、凹凸模様が形成されている。このパッケージ88では、凸部90の表面粗さは凹部92の表面粗さと異なっている。このパッケージ88では、凸部90の色目は凹部92の色目とは異なっている。このパッケージ88には、高級感がある。
以下、実施例によって本考案の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本考案が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
ゴルフボール用パッケージ(ダース箱)を製作した。このパッケージは、図3に示された板紙からなる。このパッケージの上板は、図4に示された凹凸模様を備えている。上板の表面の面積S1に対する、凹凸模様が形成されている部分の面積S2の比率は、65.4%である。この凹凸模様の段差Dは、0.2mmである。この凹凸模様のピッチPは、3mmである。凸部の表面は平滑であり、凹部の表面は艶消しである。第一インク層の色目は明るい黄色であり、第二インク層の色目は暗い黄色である。
[比較例1]
金属層を有さない板紙を用いた他は実施例1と同様にして、パッケージを得た。
[比較例2及び実施例2から6]
段差Dを下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、パッケージを得た。比較例2のパッケージの製作では、エンボス加工を施さなかった。
[実施例7から10]
凸部のピッチPを下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、パッケージを得た。
[実施例11]
色目が暗い黄色である第二インク層を凸部に設けた他は実施例1と同様にして、パッケージを得た。
[実施例12]
第一インク層及び第二インク層を有さない板紙を用いた他は実施例1と同様にして、パッケージを得た。
[比較例3]
下地層を有さない板紙を用いた他は実施例1と同様にして、パッケージを得た。クリア塗料がはじかれないので、凹部の表面は平滑であった。
[実施例13]
第二インク層及び下地層を有する部分を凸部とし、残余の部分を凹部とした他は実施例1と同様にして、パッケージを得た。
[実施例14から19]
下記の表2に示される凹凸模様を形成した他は実施例1と同様にして、パッケージを得た。
[外観評価]
パッケージを目視で観察し、高級感について「A」から「D」の格付けを行った。
[耐久性の評価]
3個のゴルフボールを、個装箱に収納した。4個の個装箱を、各実施例及び比較例のパッケージ(内装箱)に収納した。10個のパッケージを、外装箱に収納した。この外装箱をトラックに積み込んだ。このトラックにて、3000kmの距離を走行した。走行後のパッケージの表面状態を目視により観察し、下記の基準に従って格付けした。
A:傷及びへこみが全くない
B:傷又はへこみがあるが、目立たない
C:傷又はへこみがあり、目立つ
Figure 0003148094
Figure 0003148094
表1及び2に示されるように、各実施例のパッケージでは、高級感が得られている。この評価結果から、本考案の優位性は明らかである。
本考案に係るパッケージは、個装箱としても利用されうる。
図1は、本考案の一実施形態に係るゴルフボール用パッケージが示された斜視図である。 図2(a)は図1のパッケージの上板の一部が示された拡大平面図であり、図2(b)は図2(a)のB−B線に沿った断面図である。 図3は、図1のパッケージに用いられる板紙が示された断面図である。 図4(a)は本考案の他の実施形態に係るゴルフボール用パッケージの一部が示された平面図であり、図4(b)は図4(a)のB−B線に沿った断面図である。 図5(a)は本考案のさらに他の実施形態に係るゴルフボール用パッケージの一部が示された平面図であり、図5(b)は図5(a)のB−B線に沿った断面図である。 図6(a)は本考案のさらに他の実施形態に係るゴルフボール用パッケージの一部が示された平面図であり、図6(b)は図6(a)のB−B線に沿った断面図であり、図6(c)は図6(a)のC−C線に沿った断面図である。 図7(a)は本考案のさらに他の実施形態に係るゴルフボール用パッケージの一部が示された平面図であり、図7(b)は図7(a)のB−B線に沿った断面図である。 図8(a)は本考案のさらに他の実施形態に係るゴルフボール用パッケージの一部が示された平面図であり、図8(b)は図8(a)のB−B線に沿った断面図である。 図9(a)は本考案のさらに他の実施形態に係るゴルフボール用パッケージの一部が示された平面図であり、図9(b)は図9(a)のB−B線に沿った断面図である。
符号の説明
2、46、54、62、72、80、88・・・ゴルフボール用パッケージ
6・・・蓋
8・・・上板
12、48、56、74、82、90・・・凸部
14、50、58、68、76、84、92・・・凹部
18・・・板紙
20・・・基紙
22・・・樹脂層
24・・・金属層
26・・・第一インク層
28・・・第二インク層
30・・・下地層
32・・・クリア層
64・・・第一凸部
66・・・第二凸部
94・・・頂点

Claims (13)

  1. 金属層を有する板紙からなり、この金属層の全部又は一部が表面から視認可能であり、その表面に凸部と凹部とを備えており、この凸部の表面粗さが凹部の表面粗さと異なるゴルフボール用パッケージ。
  2. 上記凸部の表面が平滑面であり、上記凹部の表面が粗面である請求項1に記載のパッケージ。
  3. 上記凸部と凹部との段差が0.05mm以上0.5mm以下である請求項1又は2に記載のパッケージ。
  4. 多数の凸部と多数の凹部とが交互に配置されることによって凹凸模様が形成されている請求項1から3のいずれかに記載のパッケージ。
  5. 上記凹凸模様を含む面の面積に対する、凹凸模様が形成されている部分の面積の比率が50%以上である請求項4に記載のパッケージ。
  6. 上記凸部のピッチが1mm以上10mm以下である請求項4又は5に記載のパッケージ。
  7. 上記金属層の上に塗布された光透過性のインクによって着色されており、凸部の色目が凹部の色目と異なっている請求項1から6のいずれかに記載のパッケージ。
  8. 上記凸部の明度が凹部の明度よりも大きい請求項7に記載のパッケージ。
  9. その表面にクリア塗料からなるクリア層を備えており、凸部におけるクリア塗料のレベリングの程度が凹部におけるクリア塗料のレベリングの程度と異なることにより、この凸部の表面粗さが凹部の表面粗さと異ならされている請求項1から8のいずれかに記載のパッケージ。
  10. 上記凹部がクリア層の下に下地層を備えており、この下地層によってクリア塗料がはじかれることで、凹部の表面粗さが高められている請求項9に記載のパッケージ。
  11. 上記凸部がクリア層の下に下地層を備えており、この下地層によってクリア塗料がはじかれることで、凸部の表面粗さが高められている請求項9に記載のパッケージ。
  12. 上記板紙が基紙とこの基紙にコートされた樹脂層とをさらに備えており、上記金属層がこの樹脂層の上に形成されており、この金属層が金属蒸着によって得られている請求項1から11のいずれかに記載のパッケージ。
  13. 上記板紙が基紙をさらに備えており、上記金属層がこの基紙に接着された金属箔からなる請求項1から11のいずれかに記載のパッケージ。
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