JP7155680B2 - 紙部材、およびそれを使用した紙容器 - Google Patents
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Description
表側にアルミニウム蒸着層を有する紙部材において、
表側が、部分的に光沢のある光沢部と、光沢を隠蔽した隠蔽部と、からなり、
前記光沢部は、紫外線硬化樹脂からなるハイグロスニスの肉盛り印刷部とし、
前記隠蔽部は、アルミニウム蒸着表面を覆う隠蔽層と、前記隠蔽層上を覆うオーバーコー
ト層を有し、
前記光沢部が、円形形状であり、
前記光沢部に、前記肉盛り印刷部の裏面を表側に向って押し上げた円形形状の浮き上げ部を設けたことを特徴とする紙部材である。
図1は、本発明に係る紙部材の断面図である。
本発明の紙部材は、紙基材2の表側にアルミニウム蒸着層3を有している。
アルミニウム蒸着層3のおもて面側には、光沢部4と、光沢を隠蔽した隠蔽部5と、がある。
肉盛り印刷部41は中央が高く、形成されているが、さらに、紙基材の裏面から表側に向って押し上げた浮き上げ部42が形成され、より中央が高く形成されている。
この浮き上げ部42が形成されることによって、アルミニウム蒸着層3も中央が高く形成されている。
紙基材2の紙は、坪量100~500g/m2、密度0.6~1.1g/cm3の範囲の紙を使用する。できれば、長繊維の紙が好ましい。
紙表面にはアンダーコート剤を塗工し、その上にアルミニウム蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルムを、Tダイ押出機の溶融ポリエチレンを挟みながら貼り合せることによって、紙基材2にアルミニウム蒸着層3を有するシートを製造することができる。
紙部材には、次工程で、印刷と浮き上げとの位置合わせを正確に行なえるようにする為、位置合わせの基準端を設けたり、位置合わせの孔を開孔しておくことが好ましい。もちろん、位置合わせ孔を開口した場合には、印刷版や浮き上げ型に、位置合わせのピンを少なくとも2箇所設ける必要がある。
肉盛り印刷部41は、ハイグロスであるシリコンの紫外線硬化樹脂を主成分とした透明樹脂を使用する。例えば、DIC株式会社製UVTクリアーEXP110224(TF-7)ニスや、株式会社T&K TOKA製UV グロスOPニス T-100などが使用できる。
これらの透明樹脂は、粘性の高い樹脂系インキで、表面張力によって、中央を高くした、凸レンズ状の状態に、印刷方式で塗工することができる。その塗工した凸状のレンズ状態のままで、紫外線を照射して硬化させる。
この時、紫外線照射による硬化は、短時間で硬化させることが出来るので、あまり樹脂の温度が上昇して粘度が変化しない内に硬化させ、その塗工した形状のままの、凸レンズの形態を保って硬化できるので、凸レンズの効果を得ることができる。
先に印刷した肉盛り印刷部41は、シリコンが混入されていることによって、撥水性の高いインキで印刷されている。この為、次工程の隠蔽層51を印刷すると、その肉盛り印刷部では隠蔽層51が撥ねて、塗工されず、肉盛り印刷部41の周縁にのみ、隠蔽部5が生じる。
この、拡散作用のある成分は、二酸化チタンや炭酸カルシウムなどの白色顔料を主成分としたインキ層で、光拡散し易い0.2~0.5μmの粒径とし、かつ、黄変しないように酸化アルミニウムや酸化珪素、ジルコニアなどによって表面処理を行なった顔料とすることが望ましい。
この白色顔料には、着色顔料を混合し、有色化した顔料であってもかまわない。または、白色顔料を主成分としたインキ層の上に、着色インキ層を設けても良い。
図3-1は浮き上げ前の状態で、図3-2が浮き上げ後の状態を示している。
浮き上げは、円形形状で浮き上げることが基本である。
円形であることによって、紙基材2はもちろんのこと、アルミニウム蒸着層3も破断しにくい。また、凸レンズも、正確なレンズに加工できる。
光沢部4を裏面から押し上げて、光沢部4が浮き上げる型は、木型に光沢部4と同形状で、位置も合わせた版6を埋め込んで製造する。
表側にも、光沢部4の所は抜いた形状の受け板7を当て、浮き上げを助ける。
また、版6の周囲にゴム版61を設けて、紙部材1を押さえて、紙部材の逃げを防ぐと共に、版6から紙部材1を抜いて、取り出しやすくする。
ゴム版61の代わりに、下方にバネを有する撥ね板であってもかまわない。
平行な光が、紙部材の光沢部4に照射すると、レンズ効果で光が集められると共に、広範囲に広がって反射し、その高いレンズ効果が発揮される。
このような紙部材を使用して、紙容器を製造すると、高級で、目立つ、意匠性の高い紙容器にすることができるので、贈答用などの紙容器として、高付加価値の容器に利用することができる。
2・・・・・・・・紙基材
3・・・・・・・・アルミニウム蒸着層
4・・・・・・・・光沢部
41・・・・・・・肉盛り印刷部
42・・・・・・・浮き上げ部
5・・・・・・・・隠蔽部
51・・・・・・・隠蔽層
52・・・・・・・オーバーコート層
6・・・・・・・・版
61・・・・・・・ゴム版
7・・・・・・・・受け板
Claims (5)
- 表側にアルミニウム蒸着層を有する紙部材において、
表側が、部分的に光沢のある光沢部と、光沢を隠蔽した隠蔽部と、からなり、
前記光沢部は、紫外線硬化樹脂からなるハイグロスニスの肉盛り印刷部とし、
前記隠蔽部は、アルミニウム蒸着表面を覆う隠蔽層と、前記隠蔽層上を覆うオーバーコート層を有し、
前記光沢部が、円形形状であり、
前記光沢部に、前記肉盛り印刷部の裏面を表側に向って押し上げた円形形状の浮き上げ部を設けたことを特徴とする紙部材。 - アルミニウム蒸着層を有する紙部材が、アルミニウムを蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルムを、ロール状の紙にエクストルーダーラミネーションで貼り合せた巻き取り状の紙部材としたことを特徴とする請求項1に記載の紙部材。
- 隠蔽層が白色系顔料を含有したインキからなることを特徴とする請求項1、又は2に記載の紙部材。
- 白色系顔料が二酸化チタンと炭酸カルシウムを主体とした顔料からなることを特徴とする請求項3に記載の紙部材。
- 請求項1~4のいずれかの紙部材を使用して製造されたことを特徴とする紙容器。
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JP2018129120A JP7155680B2 (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 紙部材、およびそれを使用した紙容器 |
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JP2018129120A JP7155680B2 (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 紙部材、およびそれを使用した紙容器 |
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---|---|---|---|---|
JP2013018532A (ja) | 2011-07-14 | 2013-01-31 | Toppan Printing Co Ltd | 包装体 |
JP2016010905A (ja) | 2014-06-27 | 2016-01-21 | 大日本印刷株式会社 | カバーシート材 |
JP2018058286A (ja) | 2016-10-06 | 2018-04-12 | 凸版印刷株式会社 | 加飾紙及び紙器パッケージ |
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JP2016010905A (ja) | 2014-06-27 | 2016-01-21 | 大日本印刷株式会社 | カバーシート材 |
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