JP2018056393A - 電子部品の製造方法および成膜装置 - Google Patents

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一生 山元
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Abstract

【課題】複数の電子部品に金属膜を形成する場合の生産性を向上する。【解決手段】天面10bおよび側面10cを有する複数の電子部品10に金属膜18を形成する電子部品10の製造方法であって、複数の電子部品10を保持するホルダ20の主面20aに、天面10bおよび側面10cが露出するように、かつ、複数組の電子部品群P10内の電子部品10が点対称となって隣り合うように、複数の電子部品10を配置する配置工程と、複数の電子部品10の天面10bの方向から成膜を行うことで、複数の電子部品10の天面10および側面10cに金属膜18を形成する金属膜形成工程とを含む。【選択図】図5

Description

本発明は、複数の電子部品に金属膜を形成する電子部品の製造方法および成膜装置に関する。
従来、直方体状の電子部品の天面および側面に金属膜を形成する方法が知られている。
電子部品の天面および側面に金属膜を形成する方法の一例として、特許文献1には、図1の(a)〜(d)に示すように、親基板MBをダイシング用シート131に貼り付け、親基板MBをダイシングにより個々に分割し、分割された状態で並ぶ電子部品110の天面110bおよび側面110cにスパッタ等により金属膜18を形成し、その後、電子部品110をダイシング用シート131から取り外すことで、電子部品110に金属膜18を形成する方法が開示されている。
特開2009−44123号公報
しかし、特許文献1に示されるような直方体状の電子部品110ではなく、例えばL字状の異形の電子部品に金属膜18を形成する場合、複数の電子部品を同じ向きで並べると、隣り合う電子部品の隙間が大きくなる箇所ができ、空きスペースができる。このような空きスペースができると、成膜することができる電子部品の数が減り、生産性が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、複数の電子部品に金属膜を形成する場合の生産性を向上することができる電子部品の製造方法等を提供すること目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る電子部品の製造方法は、天面および側面を有する複数の電子部品に金属膜を形成する電子部品の製造方法であって、前記複数の電子部品は、2以上の前記電子部品からなる一組の電子部品群を複数組有することで構成され、前記複数の電子部品を保持するホルダの主面に、前記天面および前記側面が露出するように、かつ、複数組の前記電子部品群内の前記電子部品が点対称となって隣り合うように、前記複数の電子部品を配置する配置工程と、前記複数の電子部品の前記天面の方向から成膜を行うことで、前記複数の電子部品の前記天面および前記側面に前記金属膜を形成する金属膜形成工程とを含む。
この構成によれば、電子部品群内の電子部品が点対称となって隣り合うように配置されるので、ホルダ上に配置する電子部品の個数を増やすことができる。これにより、複数の電子部品に金属膜を形成する場合の生産性を向上させることができる。
また、前記配置工程では、隣り合う複数組の前記電子部品群の間隔が、前記電子部品群内で隣り合う前記電子部品の間隔と等しくなるように配置されていてもよい。
このように、隣り合う複数組の電子部品群の間隔、および、電子部品群内で隣り合う電子部品の間隔を等しくすることで、電子部品の側面における成膜レートの差を小さくし、電子部品の側面に形成される金属膜の膜厚差を小さくすることができる。
また、前記電子部品のそれぞれは、平面視した場合、矩形状の本体部と、前記本体部から突出する突出部とを有し、前記配置工程では、前記電子部品群内で隣り合う前記電子部品のそれぞれの前記突出部が、前記電子部品群内で隣り合う前記電子部品のそれぞれの前記本体部の間に位置するように配置されていてもよい。
これによれば、電子部品が突出部を有する異形状であっても、隣り合う電子部品の間隔の差を小さくし、ホルダ上の空きスペースを小さくすることができる。これにより、ホルダ上に配置する電子部品の数を増やし、複数の電子部品に金属膜を形成する場合の生産性を向上させることができる。
また、前記電子部品のそれぞれは、平面視した場合、斜辺を有する台形状であり、前記配置工程では、前記電子部品群内で隣り合う前記電子部品のそれぞれの前記斜辺が、互いに対向するように配置されていてもよい。
これによれば、電子部品が台形状であっても、隣り合う電子部品の間隔の差を小さくし、ホルダ上の空きスペースを小さくすることができる。これにより、ホルダ上に配置する電子部品の数を増やし、複数の電子部品に金属膜を形成する場合の生産性を向上させることができる。
また、複数組の前記電子部品群は、複数組の前記電子部品群が配置された領域の内側領域に位置する前記電子部品群と、前記内側領域よりも外側領域に位置する前記電子部品群とを含み、前記外側領域にて隣り合う前記電子部品群の間隔は、前記内側領域にて隣り合う前記電子部品群の間隔よりも広くてもよい。
このように、外側領域における電子部品の間隔を間隔よりも広げることで、外側領域の電子部品の側面の成膜レートを大きくすることができ、外側領域の電子部品の側面の膜厚を厚くすることができる。これにより、内側領域と外側領域とにおいて、電子部品の側面に形成される金属膜の膜厚差を小さくすることができる。
また、前記外側領域にて隣り合う前記電子部品群の間隔は、前記内側領域にて隣り合う前記電子部品群の間隔よりも、前記ホルダの前記主面に沿う所定の直線方向に広くてもよい。
これによれば、ホルダの主面に沿う上記直線方向において隣り合う複数の電子部品群の電子部品の側面に形成される金属膜の膜厚差を小さくすることができる。
また、前記外側領域にて前記電子部品群内で隣り合う前記電子部品の間隔は、前記内側領域にて前記電子部品群内で隣り合う前記電子部品の間隔よりも、前記ホルダの前記主面に沿う所定の直線方向に広くてもよい。
これによれば、ホルダの主面に沿う上記直線方向において電子部品群内で隣り合う電子部品の側面に形成される金属膜の膜厚差を小さくすることができる。
また、前記電子部品の前記天面の反対の面である実装面に外部端子が設けられ、前記電子部品の前記側面にはグランド電極が露出し、前記金属膜形成工程において、前記金属膜は、前記実装面に形成されず、前記側面に露出した前記グランド電極に電気的に接続するように前記側面および前記天面に形成されていてもよい。
このように、グランド電極に電気的に接続するように側面および天面に金属膜を形成することで、電子部品のシールド効果を向上させることができる。
また、発明の一形態に係る成膜装置は、天面および側面を有する複数の電子部品に金属膜を形成する成膜装置であって、チャンバと、前記チャンバ内に設けられた成膜用金属材料部と、前記チャンバ内に設けられ、前記複数の電子部品の前記天面が前記成膜用金属材料部に対向するように、前記複数の電子部品を保持するホルダとを備え、前記複数の電子部品は、2以上の前記電子部品からなる一組の電子部品群を複数組有することで構成され、前記ホルダは、複数組の前記電子部品群内の前記電子部品が点対称となって隣り合うように前記複数の電子部品を保持する。
上記成膜装置を用いることで、電子部品に金属膜を形成する場合の生産性を向上することができる。
本発明は、複数の電子部品に金属膜を形成する場合の生産性を向上することができる。
従来技術における電子部品の製造方法を示す模式図である。 実施の形態に係る製造方法にて作製される電子部品の斜視図である。 図2Aに示す電子部品のIIB−IIB線における断面図である。 実施の形態に係る電子部品の製造方法を示すフローチャートである。 実施の形態に係る電子部品の製造方法を示す模式図である。 実施の形態における複数の電子部品の配置を示す平面図である。 図3の金属膜形成工程で用いられる成膜装置を模式的に示す図である。 比較例における複数の電子部品の配置を示す平面図である。 実施の形態の変形例1における複数の電子部品の配置を示す平面図である。 実施の形態の変形例2における複数の電子部品の配置を示す平面図である。 実施の形態の変形例3における複数の電子部品の配置を示す平面図である。
[1−1.電子部品の構成]
まず、実施の形態に係る電子部品の製造方法にて作製される電子部品10の構成について説明する。図2Aは電子部品10の斜視図であり、図2Bは、図2Aに示す電子部品10のIIB−IIB線における断面図である。
電子部品10は、例えば、移動体通信端末に内蔵される高周波回路モジュールである。電子部品10は、基板11と、基板11の主面11mに搭載された複数の電気素子12と、複数の電気素子12を覆うように基板11の主面11mに設けられた樹脂封止部17とを備えている。電子部品10は、電子部品10を高さ方向から平面視した場合、矩形状ではなく、異形状である。具体的には、電子部品10は、辺を6つ、90°の内角を5つ、270°の内角を1つ有するL字状の形状であり、本体部10dと、本体部10dから主面11mに沿う方向に突出する突出部10eとを有している。電子部品10は、例えば、レーザを用いてL字状の基板11を形成し、基板11上に電気素子12を搭載した後、樹脂モールドすることで形成される。
また、電子部品10は、実装面10a、天面10bおよび側面10cを有している。電子部品10の実装面10aには金属膜18が形成されておらず、天面10bおよび側面10cにシールドとなる金属膜18が形成されている。なお、電子部品10の実装面10aは、天面10bと反対の面であって、電子部品10がはんだ等を介してプリント配線板の主面に実装される際の、プリント配線板の主面と対向する面である。
電子部品10の基板11としては、セラミック基板またはガラスエポキシ基板等が用いられる。基板11は、複数の基材層により形成される多層基板であり、その厚みは、例えば、0.4mmである。基板11の主面11mまたは内部には、複数の電気素子12のそれぞれと接続する導体パターン14が形成されている。導体パターン14の材料としては、例えば、Cu等が用いられる。複数の電気素子12の例としては、弾性波素子、IC素子、チップ状コンデンサ、チップ状インダクタ等が挙げられる。樹脂封止部17は、主剤であるエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂材料と、この樹脂材料内に分散されたフィラーとを含む。樹脂封止部17の厚みは、例えば、1.1mmである。
金属膜18は、スパッタ等により形成されるシールド膜である。天面10b側に形成される金属膜18の厚みは、例えば3μm以上12μm以下である。側面10c側に形成される金属膜18の厚みは、天面10b側に形成される金属膜18の厚みの30%以上50%以下である。金属膜18の材料としては、例えば、Cu、Ag、Ni等が用いられる。複数種類の金属膜を積層することで金属膜18を形成してもよい。
電子部品10の実装面10aには、外部端子13a、13bが設けられている。外部端子13a、13bは、はんだバンプまたは導電性樹脂であり、その厚み(高さ寸法)は、例えば、0.1mmである。一方の外部端子13aは、ビア導体16を介して基板11の主面11mの導体パターン14に接続されている。他方の外部端子13bは、ビア導体16を介してグランド電極15に接続されている。グランド電極15は、電子部品10の側面10cに露出し、金属膜18に電気的に接続されている。金属膜18を、グランド電極15を介して接地することでシールド膜となり、電子部品10と外部機器との電磁波干渉を抑制することができる。なお、外部端子13a、13bは、LGA(Land grid array)のような電極でもよい。
本発明の電子部品10の製造方法は、以下で説明する工程を含むことにより、複数の電子部品10に金属膜18を形成する場合の生産性を向上することができる。
[1−2.電子部品の製造方法]
以下、本発明の実施の形態に係る電子部品の製造方法について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
図3は、電子部品10の製造方法を示すフローチャートである。
実施の形態に係る電子部品10の製造方法は、複数の電子部品10をホルダ20上に配置する配置工程(S11)と、電子部品10に金属膜18を形成する金属膜形成工程(S12)と、ホルダ20から電子部品10を分離する分離工程(S13)とを含む。
図4は、電子部品10の製造方法を示す模式図である。図5は、ホルダ20に配置される複数の電子部品10の配置を示す平面図である。なお、図4および図5では、電子部品10の電気素子12、導体パターン14、グランド電極15、ビア導体16および外部端子13a、13bの記載を省略している。
まず、図4の(a)に示すように、成膜前の複数の電子部品10をホルダ20上に配置する(S11)。電子部品10をホルダ20上に配置する際は、実装機等が用いられる。
複数の電子部品10は、2以上の電子部品10からなる一組の電子部品群P10を複数組有することで構成される。電子部品群P10は、例えば図5に示すように、一対のL字状の電子部品10を一組として構成される。
複数の電子部品10は、電子部品群P10内の電子部品10が互いに点対称となって隣り合うように配置される。具体的には、電子部品群P10内のL字状の一対の電子部品10は、互いの270°内角が向き合うように、180°回転対称となって配置されている。また、電子部品群P10内で隣り合う電子部品10のそれぞれの突出部10eは、電子部品群P10内で隣り合う電子部品10のそれぞれの本体部10dの間に位置するように配置されている。一対の電子部品10間の隙間を無視して電子部品群P10の最外縁を繋いで形成される形状は、矩形状である。
複数組の電子部品群P10は、図5に示すように、6行6列で配置される。電子部品群P10は一対の電子部品10により構成されるので、ホルダ20上には、合計72個の電子部品10が配置される。本実施の形態のように、電子部品群P10内の電子部品10を互いに点対称となるように配置することで、ホルダ20上の空きスペースを小さくし、ホルダ20上に配置する電子部品10の数を増やすことができる。
隣り合う複数組の電子部品群P10は、行並び方向(Y方向)および列並び方向(X方向)に等しい間隔i1で配置されている。また、電子部品群P10内で隣り合う電子部品10は、X方向およびY方向ともに間隔i2で配置されている。複数組の電子部品群P10の間隔i1は、電子部品群P10内で隣り合う電子部品10の間隔i2と等しい。
なお、間隔i1、i2は、金属膜形成工程S12にて側面10cに十分な厚みの金属膜18が形成されるように、電子部品10の高さh1よりも大きな値であってもよい。例えば、間隔i1、i2は、電子部品10の高さh1の0.8倍以上2倍以下であってもよい。
複数の電子部品10が配置されるホルダ20は、ステンレス板等の金属板21と、金属板21の表面に設けられた粘着部22とにより構成されている。粘着部22は、電子部品10を付着保持する両面粘着シートであり、真空中で使用でき、成膜時の温度上昇に耐え得るものが使用される。粘着部22は、例えば、発泡剥離シート(日東電工株式会社製)であり、加熱することで一方の粘着面(電子部品10を付着保持する面)に凹凸が形成され、粘着力が低下する性質を有している。電子部品10は、実装面10a側が粘着部22の一方の粘着面に当接した状態で、かつ、天面10bおよび側面10cが露出した状態でホルダ20に保持される。
図4に戻り、ホルダ20に配置された複数の電子部品10に金属膜18を形成する工程について説明する。この工程では、図4の(b)に示すように、電子部品10それぞれの天面10bおよび側面10cに金属膜18を形成する(S12)。金属膜18は、スパッタ装置等の成膜装置を用いて、電子部品10の天面10bの方向から成膜される。
図6は、成膜装置50を模式的に示す図である。成膜装置50は、チャンバ51と、チャンバ51内に設けられた成膜用金属材料部52と、電子部品10を保持するホルダ20とを備えている。
チャンバ51内は、図示しない減圧ポンプによって排気された後、アルゴンガス等の不活性ガスが導入され、例えば、10−3Pa〜10−1Pa程度の真空状態に保たれる。
成膜用金属材料部52は、Cu、AgまたはNi等の金属材料を含むターゲットである。成膜用金属材料部52のX方向の寸法は、電子部品10が配置されている領域のX方向の長さ寸法の0.8倍以上1.5倍以下である。成膜用金属材料部52と電子部品10との距離(TS距離)は、電子部品10が配置されている領域のX方向の長さ寸法よりも小さい。成膜用金属材料部52の下側には電極板53が設けられる。成膜用金属材料部52は、電極板53上に着脱可能に取り付けられる。
チャンバ51の下部には、電子部品10を保持しているホルダ20が配置される。ホルダ20の下側にはホルダ取付部54が設けられる。ホルダ20は、電子部品10の天面10bが成膜用金属材料部52に対向するように、ホルダ取付部54に保持される。ホルダ20は、ホルダ取付部54に対して着脱可能である。
ホルダ20と電極板53との間には、電源55が設けられる。電源55は、電極板53および成膜用金属材料部52側が陰極となるように接続される。ホルダ20側は陽極であり、接地される。
ホルダ20と電極板53の間に高電圧を印加することで、陰極側となる成膜用金属材料部(ターゲット)52にプラズマ中のイオンが衝突し、成膜用金属材料部52の金属原子がたたき出される。たたき出された金属原子は電子部品10の天面10bおよび側面10cに付着し、金属膜18が形成される。また、側面10cに形成された金属膜18は、側面10cに露出したグランド電極15(図2B参照)に接続される。なお、金属膜18は、電子部品10が配置されずに露出している粘着部22の表面にも形成される。
金属膜18は1層でもよいし、複数層により構成されていてもよい。本実施の形態の金属膜18は、密着層、導電層および耐食層の3層構造を有する。
密着層は、電子部品10の天面10bおよび側面10cに直接形成される。密着層は、ステンレス材料を含むターゲットを用いて成膜される。密着層は、ステンレス材料の代わりに、Ti、Cr、Ni、TiAl等の材料で形成してもよい。密着層としてメタルを使用した場合、電気伝導率が高くなり電気抵抗を小さくすることができる。ターゲットはメタルターゲットの他、燒結ターゲットを用いることができる。燒結ターゲットの場合、任意の組成比で金属比率を調整することができ、密着性や耐食性を最適化することが可能となる。
導電層は、密着層上に形成される。導電層は、Cu材料を含むターゲットを用いて成膜される。導電層は、Cu材料の代わりに、Ag、Al等の材料で形成してもよい。
耐食層は、導電層上に形成される。耐食層は、ステンレス材料を含むターゲットを用いて成膜される。耐食層は、ステンレス材料の代わりに、Ti、Cr、TiAl等の材料で形成してもよい。また、その他、Niやパーマロイ等の透磁率の高い材料を用いてもよい。その場合、金属膜18全体としての電磁界遮蔽効果を向上させることができる。
金属膜形成工程S14が終了した後、図4の(c)に示すように、ホルダ20から複数の電子部品10を分離する(S13)。
具体的には、両面粘着シートである粘着部22から、複数の電子部品10を取り外す。粘着部22として加熱によって粘着力が低下する発泡剥離シートを用いた場合は、熱処理を行うことで(例えば120℃)、電子部品10を保持している一方の粘着面の粘着力を低下させる。その際、電子部品10に形成された金属膜18は側面10cに密着した状態であり、一方、粘着部22の表面に形成された金属膜18は発泡剥離シートの凹凸に倣って引き込まれるので、金属膜18は電子部品10の側面10cと粘着部22の表面との境界に沿って分断されやすくなる。この熱処理により、粘着部22から容易に電子部品10を分離することが可能となる。これらの工程により、金属膜18が形成された電子部品10を作製することができる。
[1−3.効果等]
本実施の形態に係る電子部品10の製造方法は、天面10bおよび側面10cを有する複数の電子部品10に金属膜18を形成する電子部品10の製造方法であって、複数の電子部品10は、2以上の電子部品10からなる一組の電子部品群P10を複数組有することで構成され、複数の電子部品10を保持するホルダ20の主面20aに、天面10bおよび側面10cが露出するように、かつ、複数組の電子部品群P10内の電子部品10が点対称となって隣り合うように、複数の電子部品10を配置する配置工程と、複数の電子部品10の天面10bの方向から成膜を行うことで、複数の電子部品10の天面10bおよび側面10cに金属膜18を形成する金属膜形成工程とを含む。
この構成によれば、電子部品群P10内の電子部品10が点対称となって隣り合うように配置されるので、ホルダ20上に配置する電子部品10の個数を増やすことができる。これにより、複数の電子部品10に金属膜18を形成する場合の生産性を向上させることができる。
図7は、比較例における複数の電子部品10の配置を示す平面図である。
図7の比較例では、L字状の電子部品10が、10行6列で同じ向きに配置されている。比較例のように、L字状の電子部品10を同じ向きで並べると、隣り合う電子部品の隙間が大きくなる箇所ができ、大きな隙間に相当する空きスペースができる。ホルダ20上に配置される電子部品10の個数は、比較例では60個であり、本実施の形態の個数(72個)よりも少ない。
本実施の形態では、電子部品群P10内の電子部品10が点対称となって隣り合うように配置されるので、隣り合う複数組の電子部品群P10の間隔i1と、電子部品群P10内で隣り合う電子部品10の間隔i2との差を可能な限り小さくし、空きスペースを小さくできる。これにより、ホルダ20上に並べる電子部品10の数を増やし、複数の電子部品10に金属膜18を形成する場合の生産性を向上することができる。
また、図7の比較例では、隣り合う電子部品10の間隔が、間隔i1である箇所と、間隔i1よりも大きい間隔ia、ibである箇所が存在する。そのため、電子部品10の側面10cに形成される金属膜18の膜厚が、1つの電子部品10内で異なる場合がある。
本実施の形態では、電子部品群P10内の電子部品10が点対称となって隣り合うように配置されるので、電子部品群P10内で隣り合う電子部品10の間隔i2と、隣り合う複数組の電子部品群P10の間隔i1とを等しくすることが可能となる。これにより、電子部品10の側面10cにおける成膜レートの差を小さくし、1つの電子部品10の側面10cに形成される金属膜18の膜厚差を小さくすることができる。
また、本実施の形態に係る成膜装置50は、天面10bおよび側面10cを有する複数の電子部品10に金属膜18を形成する成膜装置50であって、チャンバ51と、チャンバ51内に設けられた成膜用金属材料部52と、チャンバ51内に設けられ、複数の電子部品10の天面10bが成膜用金属材料部に対向するように、複数の電子部品10を保持するホルダ20とを備え、複数の電子部品10は、2以上の電子部品10からなる一組の電子部品群P10を複数組有することで構成され、ホルダ20は、複数組の電子部品群P10内の電子部品10が点対称となって隣り合うように複数の電子部品10を保持する。
この成膜装置50を用いることで、複数の電子部品10に金属膜18を形成する場合の生産性を向上することができる。
[1−4.変形例]
次に、実施の形態1の変形例1〜3に係る電子部品10の製造方法について説明する。
図8は、変形例1における複数の電子部品10の配置を示す平面図である。
変形例1の電子部品10は、電子部品10を平面視した場合、斜辺10fを有する台形状である。電子部品群P10は、一対の台形状の電子部品10を一組として構成される。
複数の電子部品10は、電子部品群P10内の電子部品10が互いに点対称となって隣り合うように配置される。具体的には、電子部品群P10内の一対の電子部品10は、斜辺10fが互いに対向するように、180°回転対称となって配置されている。一対の電子部品10間の隙間を無視して電子部品群P10の最外縁を繋いで形成される形状は、矩形状である。
隣り合う複数組の電子部品群P10は、行並び方向(Y方向)および列並び方向(X方向)に等しい間隔i1で配置されている。電子部品群P10内で隣り合う電子部品10は、X方向(またはY方向)に対して斜め方向に間隔i2で配置されている。複数組の電子部品群P10の間隔i1は、電子部品群P10内で隣り合う電子部品10の間隔i2と等しい。
変形例1では、電子部品10が台形のような異形状であっても、隣り合う電子部品10の間隔i1、i2の差を可能な限り小さくし、ホルダ20上の空きスペースを小さくすることができる。これにより、ホルダ20上に配置する電子部品10の数を増やすことができ、複数の電子部品10に金属膜18を形成する場合の生産性を向上させることができる。
図9は、変形例2における複数の電子部品10の配置を示す平面図である。
変形例2の電子部品10は、電子部品10を平面視した場合、矩形状の本体部10dと、本体部10dから突出する突出部10eとを有している。電子部品10は、辺を6つ、90°の内角を4つ、90°以上180°以下の内角を1つ、180°以上270°以下の内角を1つ有する異形状の形状をしている。6辺のうちの1辺は、X方向に対して傾く斜辺となっている。電子部品群P10は、一対の上記電子部品10を一組として構成される。
複数の電子部品10は、電子部品群P10内の電子部品10が互いに点対称となって隣り合うように配置される。具体的には、電子部品群P10内の一対の電子部品10は、90°以上180°以下の内角と180°以上270°以下の内角とが向き合うように、また、互いの斜辺が対向するように、180°回転対称となって配置されている。また、電子部品群P10内で隣り合う電子部品10のそれぞれの突出部10eは、電子部品群P10内で隣り合う電子部品10のそれぞれの本体部10dの間に位置するように配置されている。一対の電子部品10間の隙間を無視して電子部品群P10の最外縁を繋いで形成される形状は、矩形状である。
隣り合う複数組の電子部品群P10は、行並び方向(Y方向)および列並び方向(X方向)に等しい間隔i1で配置されている。電子部品群P10内で隣り合う電子部品10は、Y方向に間隔i2で、また、X方向に対して斜め方向に間隔i2で配置されている。複数組の電子部品群P10の間隔i1は、電子部品群P10内で隣り合う電子部品10の間隔i2と等しい。
変形例2では、電子部品10が突出部10eを有する異形状であっても、隣り合う電子部品10の間隔i1、i2の差を可能なかぎり小さくし、ホルダ20上の空きスペースを小さくすることができる。これにより、ホルダ20上に配置する電子部品10の数を増やすことができ、複数の電子部品10に金属膜18を形成する場合の生産性を向上させることができる。
図10は、変形例3における複数の電子部品10の配置を示す平面図である。
変形例3では、行並び方向(Y方向)に隣り合う電子部品10が異なる間隔を有するように配置されている。
ホルダ20上に配置された複数の電子部品10は、複数の電子部品10が配置された領域の内側領域A1に位置する電子部品10と、内側領域A1よりも外側領域A2に位置する電子部品10とを含み、外側領域A2にて隣り合う電子部品10の間隔i3は、内側領域A1にて隣り合う電子部品10の間隔i1よりも広い。
具体的には、複数組の電子部品群P10は、行並び方向の内側領域A1に位置する電子部品(2〜5列目の電子部品)と、行並び方向の外側領域A2に位置する電子部品(1、2列目および5、6列目の電子部品)とに分けられ、内側領域A1にて隣り合う電子部品群P10は、間隔i1で配置され、外側領域A2にて隣り合う組の電子部品10は、間隔i3で配置されている。そして、外側領域A2にて隣り合う組の電子部品10の間隔i2を、内側領域A1にて隣り合う組の電子部品10の間隔i1よりも、ホルダ20の主面20aに沿う所定の直線方向(Y方向)に広くしている。また、外側領域A2にて電子部品群P10内で隣り合う電子部品10の間隔i4を、内側領域A1にて電子部品群P10内で隣り合う電子部品10の間隔i2よりも、Y方向に広くしている。
なお、図10において2列目および5列目に位置する電子部品群P10は、内側領域A1と外側領域A2との境界に位置する電子部品群P10である。変形例3では、図10において2列目および5列目に位置する電子部品群P10を、内側領域A1および外側領域A2の両方に属する電子部品群P10としている。これによれば、1、2列目の電子部品群P10の間隔および5、6列目の電子部品群P10の間隔はi3となり、2〜5列目の電子部品群P10の間隔はi1となる。
変形例3では、外側領域A2の電子部品群P10の間隔i3を、内側領域A1の電子部品群P10の間隔i1よりも広げている。また、変形例3では、外側領域A2の電子部品群P10内の電子部品10の間隔i4を、内側領域A1の電子部品群P10内の電子部品10の間隔i2よりも広げている。これにより、外側領域A2における電子部品10の側面10cの成膜レートを大きくすることができ、外側領域A2の電子部品10の側面10cの膜厚を厚くすることができる。これにより、内側領域A1と外側領域A2とにおいて、電子部品10の側面10cに形成される金属膜18の膜厚差を小さくすることができる。
(他の形態)
以上、本発明に係る電子部品10の製造方法等について、実施の形態および変形例に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態および変形例に限定されない。本発明の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を実施の形態および変形例に施したものや、実施の形態および変形例における一部の構成要素を組み合わせて構築される別の形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本実施の形態では、互いに点対称となる2つの電子部品10を一組の電子部品群P10としているが、それに限られず、電子部品群P10は、点対称となる(公転させることで回転対称となる)3つ以上の電子部品により構成されていてもよい。
本実施の形態では、電子部品10をホルダ20に直接貼り付けているが、それに限られない。例えば、電子部品10の実装面10aに樹脂層を設け、樹脂層を介して電子部品10をホルダ20に貼り付けてもよい。金属膜18を形成した後、電子部品10から樹脂層を分離することで、側面10cの下部における金属膜18の外縁を直線状に形成することができる。
また、粘着部22は、金属板21の一方主面の全てを覆うように、金属板21に貼り付けられていてもよい。金属板21の一方主面の全てを粘着部22で覆うことにより、金属板21への金属膜18の付着を抑制することができる。
また、粘着部22を、例えば、ローラ、プレスまたはテープマウンタ等を用いて金属板21に貼り付けてもよい。また、金属板21と粘着部22との間のエア噛みを抑制するため、真空中で粘着部22を貼り付けてもよい。粘着部22に対する電子部品10の密着力を上げるために、電子部品10を配置した後に、粘着部22を50℃〜80℃に加熱してもよい。
また、本実施の形態では、ホルダ20を、金属板21と粘着部(両面粘着シート)22とで構成したが、それに限られず、リングフレームに片面粘着テープを貼り付けて構成してもよい。その場合、電子部品10の実装面10aに当接する片面粘着テープの粘着面が、ホルダの主面となる。
また、粘着部22は、両面粘着シートに限られず、金属板21に塗布される接着剤であってもよい。この場合、接着剤として、熱処理または紫外線照射によって粘着力が低下する材料を用いてもよい。
また、成膜装置50は、マグネトロンスパッタ、2極スパッタ、高周波スパッタ、反応性スパッタ等のスパッタ装置でもよいし、蒸発源である成膜用金属材料部を有する蒸着装置でもよい。
また、生産性を向上させるため、スパッタを行うチャンバ51の他にロードロック室を設けてもよい。スパッタ装置は、バッチ型に限られず、インライン型、枚葉型であってもよい。電力供給方式は、DC方式に限られず、パルス方式やRF方式であってもよい。パルス方式やRF方式では、ターゲット表面に反応物(酸化物または窒化物)が形成され抵抗値が高くなった場合であっても安定して放電することが可能となる。
また、スパッタ前にチャンバ51の外で、電子部品10にドライエッチングを施してもよい。ドライエッチングにより、電子部品10の表面が洗浄されるとともに、表面が粗化されるので、金属膜18の密着性が向上する。Arイオンガンを用いて電子部品10の表面を洗浄してもよい。
また、成膜用金属材料部(ターゲット)52の表面に形成された酸化物を除去するために、金属膜形成の前に、シャッターを閉じた状態でプリスパッタを行ってもよい。
本発明の電子部品の製造方法は、例えば、移動体通信端末の通信モジュールを構成する電子部品を製造する際に利用できる。また、本発明の成膜装置は、例えば、電子部品にシールドとなる金属膜を形成する成膜装置として利用できる。
10 電子部品
10a 実装面
10b 天面
10c 側面
10d 本体部
10e 突出部
10f 斜辺
11 基板
11m 基板の主面
12 電気素子
13a、13b 外部端子
14 導体パターン
15 グランド電極
16 ビア導体
17 樹脂封止部
18 金属膜
20 ホルダ
20a ホルダの主面
21 金属板
22 粘着部
50 成膜装置
51 チャンバ
52 成膜用金属材料部
53 電極板
54 ホルダ取付部
55 電源
A1 内側領域
A2 外側領域
i1、i2、i3、i4 電子部品の間隔
P10 電子部品群

Claims (9)

  1. 天面および側面を有する複数の電子部品に金属膜を形成する電子部品の製造方法であって、
    前記複数の電子部品は、2以上の前記電子部品からなる一組の電子部品群を複数組有することで構成され、
    前記複数の電子部品を保持するホルダの主面に、前記天面および前記側面が露出するように、かつ、複数組の前記電子部品群内の前記電子部品が点対称となって隣り合うように、前記複数の電子部品を配置する配置工程と、
    前記複数の電子部品の前記天面の方向から成膜を行うことで、前記複数の電子部品の前記天面および前記側面に前記金属膜を形成する金属膜形成工程と
    を含む電子部品の製造方法。
  2. 前記配置工程では、隣り合う複数組の前記電子部品群の間隔が、前記電子部品群内で隣り合う前記電子部品の間隔と等しくなるように配置される
    請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記電子部品のそれぞれは、平面視した場合、矩形状の本体部と、前記本体部から突出する突出部とを有し、
    前記配置工程では、前記電子部品群内で隣り合う前記電子部品のそれぞれの前記突出部が、前記電子部品群内で隣り合う前記電子部品のそれぞれの前記本体部の間に位置するように配置される
    請求項1または2に記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記電子部品のそれぞれは、平面視した場合、斜辺を有する台形状であり、
    前記配置工程では、前記電子部品群内で隣り合う前記電子部品のそれぞれの前記斜辺が、互いに対向するように配置される
    請求項1または2に記載の電子部品の製造方法。
  5. 複数組の前記電子部品群は、複数組の前記電子部品群が配置された領域の内側領域に位置する前記電子部品群と、前記内側領域よりも外側領域に位置する前記電子部品群とを含み、
    前記外側領域にて隣り合う前記電子部品群の間隔は、前記内側領域にて隣り合う前記電子部品群の間隔よりも広い
    請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  6. 前記外側領域にて隣り合う前記電子部品群の間隔は、前記内側領域にて隣り合う前記電子部品群の間隔よりも、前記ホルダの前記主面に沿う所定の直線方向に広くなっている
    請求項5に記載の電子部品の製造方法。
  7. 前記外側領域にて前記電子部品群内で隣り合う前記電子部品の間隔は、前記内側領域にて前記電子部品群内で隣り合う前記電子部品の間隔よりも、前記ホルダの前記主面に沿う所定の直線方向に広くなっている
    請求項5または6に記載の電子部品の製造方法。
  8. 前記電子部品の前記天面の反対の面である実装面に外部端子が設けられ、前記電子部品の前記側面にはグランド電極が露出し、
    前記金属膜形成工程において、前記金属膜は、前記実装面に形成されず、前記側面に露出した前記グランド電極に電気的に接続するように前記側面および前記天面に形成される
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子部品の製造方法。
  9. 天面および側面を有する複数の電子部品に金属膜を形成する成膜装置であって、
    チャンバと、
    前記チャンバ内に設けられた成膜用金属材料部と、
    前記チャンバ内に設けられ、前記複数の電子部品の前記天面が前記成膜用金属材料部に対向するように、前記複数の電子部品を保持するホルダと
    を備え、
    前記複数の電子部品は、2以上の前記電子部品からなる一組の電子部品群を複数組有することで構成され、
    前記ホルダは、複数組の前記電子部品群内の前記電子部品が点対称となって隣り合うように前記複数の電子部品を保持する
    成膜装置。
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