JP2001313444A - フレキシブルプリント回路基板およびそのシールド方法 - Google Patents

フレキシブルプリント回路基板およびそのシールド方法

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JP2001313444A
JP2001313444A JP2001083522A JP2001083522A JP2001313444A JP 2001313444 A JP2001313444 A JP 2001313444A JP 2001083522 A JP2001083522 A JP 2001083522A JP 2001083522 A JP2001083522 A JP 2001083522A JP 2001313444 A JP2001313444 A JP 2001313444A
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circuit board
flexible printed
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Evensen Kate
ケイト・イーブンセン
Tsuiimukousukii Ted
テッド・ツィームコウスキー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄く、軽量で、しかも安価なグランド面ある
いは信号シールドを有するフレキシブルプリント回路基
板を提供する。 【解決手段】 フレキシブルプリント回路基板(17
0)は、フレキシブル絶縁基板(176)上にプリント
された複数のフレキシブル電気導体(178)を含む。
フレキシブル導電性面(172)は、フレキシブル絶縁
基板(176)上にスパッタリングされ、それによって
複数のフレキシブル電気導体(178)が覆われるよう
にする。フレキシブル導電性面(172)は、複数のフ
レキシブル電気導体(178)の少なくとも1つに電気
的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブルプリン
ト回路に関し、より詳細にはスパッタリングにより形成
された信号シールドあるいはグランド面を有するフレキ
シブルプリント回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器は高密度化され、パッケージは
小型になってきているので、薄く、軽量で、しかもフレ
キシブルな回路の必要性が増してくるであろう。大部分
の電子機器は、依然としてリジッドプリント回路基板で
設計されている。リジッドプリント回路基板は、可撓性
のない(フレキシブルでない)、平坦な絶縁基板から形
成され、その絶縁基板はプリントされた電気導体で覆わ
れる。絶縁基板は非常に脆く、曲がらない。基板上の電
気導体には絶縁性コーティングが塗布され、その後電気
導体からなる付加層が回路基板上にプリントされる。種
々の層内の電気導体は、層間に存在するバイア(vi
a)、すなわち導電性材料を充填された孔によって相互
に接続される場合がある。その後、集積回路、キャパシ
タおよび抵抗のような電子部品が導電性パッドにはんだ
付けされ、回路基板にプリントされた回路に接続され
る。
【0003】リジッドプリント回路基板は現在、大部分
の電子機器で用いられている。リジッドプリント回路基
板は、重い部品を支持し、機械的な応力を分散するため
には理想的である。しかしながら、リジッドプリント回
路基板は嵩張るハウジングを必要とし、小型で、可搬性
の電気機器にはあまり適していない。電気機器の可搬性
が高くなり、小型になると、フレキシブルプリント回路
基板も広範に用いられるようになる。
【0004】フレキシブルプリント回路基板は全般にリ
ジッドプリント基板と同じ構成要素を有しているが、可
撓性を有する(フレキシブルである)点が異なる。絶縁
性のベースあるいは基板、電気導体および絶縁性コーテ
ィングが全てフレキシブルである。フレキシブルプリン
ト回路基板は、構成要素の周りで曲げられ、電子機器の
ハウジングあるいはシャーシに接合される。またフレキ
シブルプリント回路基板は軽量で、相当するリジッドプ
リント回路基板よりも高い熱の散逸性を有する。
【0005】フレキシブルプリント回路基板を用いる電
子機器が小型であるため、多数のプリント回路基板が、
互いに近接して配置されることが必要となる場合があ
る。プリント回路基板が近接すると、互いの中に不要な
電流を誘導し、電子機器に誤動作が生じるようになる。
プリント回路基板は典型的には、破壊的な外部の放射源
からプリントされた電気導体をシールドするためにグラ
ンド面を含まなければならない。グランド面は回路基板
上にプリントされた大きな導電性領域からなる。しかし
ながら、いくつかのフレキシブルプリント回路基板の製
造工程では、2つ一組で層が加えられなければならない
ため、グランド面を加えることは基板に2つの層を追加
することが必要となる。これによって基板のコストおよ
び重量が増し、フレキシビリティ(可撓性)が低減され
る。
【0006】ここで図1を参照すると、典型的な従来技
術のフレキシブルプリント回路基板40は、第1の導体
層46、第2の導体層50およびプリントされたグラン
ド面(以降、プリントグランド面)52を支持し、かつ
絶縁する2つの誘電体基板42および44を備える。2
つの誘電体基板42および44は、約0.0125mm
〜約0.025mmの厚さ(例えば54)を有するポリ
イミドフィルムである。第1および第2の導体層46お
よび50、並びにプリントグランド面52は全て、2つ
の誘電体基板42および44に接着され、その後電気導
体を形成するために所望に応じてエッチングされた導電
性の銅箔から形成される。第1および第2の導体層46
および50、並びにプリントグランド面52は、約0.
02mmの厚さ(例えば56)を有する。誘電体コーテ
ィング60および62が、フレキシブルプリント回路基
板40の、それぞれ背面64および前面66に塗布され
る。背面64上の誘電性コーティング60はプリントグ
ランド面52を保護し、かつ絶縁し、前面66上の誘電
性コーティング62は第1の導体層46を保護し、かつ
絶縁する。
【0007】第1の導体層46は、フレキシブルプリン
ト回路基板40上で電気信号を伝送するための電気導体
(例えば70)と、フレキシブルプリント回路基板40
に電気部品を接続するためのコネクタパッド(例えば7
2)とを備える。第1の導体層46は、第1の誘電体基
板42の第1の側74にプリントされる。電気導体70
およびコネクタパッド72は回路の要件によるサイズお
よび構成になされ、それはフレキシブルプリント回路基
板設計の当業者にはよく知られている。フレキシブルプ
リント回路基板40の前面66上の誘電体コーティング
62は、電気導体70を被覆する。誘電体コーティング
62内の開口部76は、コネクタパッド72を露出さ
せ、外部部品をコネクタパッド72にはんだ付け、ある
いは異なる方法で電気的に接続できるようにする。また
誘電体コーティング62は、電気導体70とコネクタパ
ッド72との間の第1の誘電体基板42の第1の側74
も被覆し、誘電体コーティング62内に谷部あるいは凹
部80を残す。
【0008】第2の導体層50は、第1の誘電体基板4
2の第2の側82と、第2の誘電体基板44の第1の側
84との間にプリントされる。第2の導体層50は、電
気導体86を含み、その中には、バイア(例えば90)
を介して第1の導体層46内の電気導体70と接続され
るものもある。バイア90は、ドリル加工あるいはパン
チ加工された、誘電体基板42を通る孔であり、銅ある
いは錫のような導電性材料で充填される。図面には簡略
化するために空き空間(例えば92)が含まれている
が、フレキシブルプリント回路基板40の構成要素(例
えば42および44)は、空き空間が生じないように互
いに押圧されていることが好ましい。この結果、フレキ
シブルプリント回路基板40の前面66および背面64
の表面には凸部あるいは凹部80が生じる。
【0009】プリントグランド面52は、第2の誘電体
基板44の第2の側94上にプリントされ、バイア(例
えば96)を介して第2の導体層50内の電気導体86
に接続される。プリントグランド面52は、第1および
第2の導体層46および50と同じ厚さ56を有し、フ
レキシブルプリント回路基板40のフレキシビリティ
(可撓性)を低減し、コストを上昇させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、薄
く、軽量で、しかも安価なグランド面あるいは信号シー
ルドを有するフレキシブルプリント回路基板を提供す
る。さらに、基板に余分な基準層を追加することなく、
フレキシブルプリント回路基板にグランド面あるいは信
号シールドを追加する方法も提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成できる
ようにするために、本発明者は、回路基板の少なくとも
一方の側においてスパッタリングにより形成されたグラ
ンド面あるいは信号シールド(以降、スパッタリンググ
ランド面あるいは信号シールド)を有するプリント回路
基板を考案した。グランドバイアがフレキシブルプリン
ト回路基板の底面上に露出され、グランド面は、グラン
ドバイアに電気的に接続するために底面上にスパッタリ
ングされる。近辺の電気部品あるいは他の回路基板から
の容量性結合および電磁干渉は、スパッタリンググラン
ド面によって実質的に低減される。
【0012】本発明は、フレキシブル絶縁基板上にプリ
ントされた複数のフレキシブル(可撓性)電気導体を含
むフレキシブルプリント回路基板を含むことができる。
フレキシブルで、導電性の面が、フレキシブル絶縁基板
上にスパッタリングされ、それによって複数のフレキシ
ブル電気導体が覆われるようにする。フレキシブル導電
性面は、複数のフレキシブル電気導体の少なくとも1つ
に電気的に接続される。
【0013】また本発明は、フレキシブルプリント回路
基板をシールドする方法を含むことができる。その方法
は、その上にプリントされた複数の電気導体を有するフ
レキシブル絶縁基板を設けるステップを含む。複数の電
気導体のうちの少なくとも1つは、上側の表面上で露出
される。導電性層が、上側表面上でフレキシブル絶縁基
板の一部を覆ってスパッタリングされ、導電性層が、複
数の電気導体のうちの少なくとも1つに電気的に接続さ
れるようにする。
【0014】また本発明は、フレキシブル絶縁基板を備
えるフレキシブルプリント回路基板を含むことができ
る。複数のフレキシブル電気導体が、フレキシブル絶縁
基板上に配置される。スパッタリングされたシールド手
段が、複数のフレキシブル電気導体を外部の電磁干渉源
からシールドするために、複数のフレキシブル電気導体
に隣接してフレキシブル絶縁基板上に配置される。
【0015】
【発明の実施の形態】添付の図面には、例示的で、現時
点で好ましい本発明の実施形態が示される。
【0016】図面および説明は、全体として、フレキシ
ブル絶縁基板176上にプリントされた複数のフレキシ
ブル電気導体178を備えるフレキシブルプリント回路
基板170を開示する。フレキシブル導電性面172が
フレキシブル絶縁基板176上にスパッタリングされ、
複数のフレキシブル電気導体178を覆うようにする。
フレキシブル導電性面172は、複数のフレキシブル電
気導体178の少なくとも1つに電気的に接続される。
【0017】図面および説明には、フレキシブルプリン
ト回路基板170をシールドする方法も開示される。そ
の方法は、その上にプリントされた複数の電気導体17
8を有するフレキシブル絶縁基板176を設けるステッ
プを含む。複数の電気導体178のうちの少なくとも1
つが、上側表面において露出される。導電性層172
が、上側表面においてフレキシブル絶縁基板176の一
部を覆ってスパッタリングされ、導電性層172が、複
数の電気導体178の少なくとも1つに電気的に接続さ
れるようにする。
【0018】また図面および説明には、フレキシブル絶
縁基板176を有する、フレキシブルプリント回路基板
170も開示される。複数のフレキシブル電気導体17
8がフレキシブル絶縁基板176上に配置される。スパ
ッタリングされたシールド手段172が、複数のフレキ
シブル電気導体178を外部の電磁干渉源からシールド
するために、複数のフレキシブル電気導体178に隣接
してフレキシブル絶縁基板176上に配置される。
【0019】スパッタリンググランド面(例えば図4お
よび図5の172)を有するフレキシブルプリント回路
基板10は小型、軽量で、しかも費用対効果の高い、電
子機器用の回路基板である。スパッタリンググランド面
172を有するフレキシブルプリント回路基板10は、
パーソナルコンピュータの周辺機器のような可搬性で、
小型化された電子機器に用いるのに特に適している。例
えば、ポータブルスキャナおよびデジタルカメラは、ユ
ーザの手に合うように成形された非常に小型の機器であ
ることが好ましい。それゆえ、嵩張るリジッドプリント
回路基板は、理想的なハウジングに適合しない場合もあ
る。スパッタリンググランド面172は、フレキシブル
プリント回路基板10上の標準的なフレキシブル層より
も薄く、安価である。スパッタリンググランド面172
は、フレキシブルプリント回路基板10の外部にある電
磁放射源からのシールド効果を与える。これにより、基
板間の容量性結合が回路を誤動作させるのを防ぐととも
に、多数のフレキシブルプリント回路基板(例えば1
0)が近接して積重されるようにできる。フレキシブル
プリント回路基板10上にスパッタリングされたグラン
ド面172は、付加的な基板層上の標準的なグランド面
を追加することに比べて、より薄く、しかもよりフレキ
シブルである。またスパッタリンググランド面172
は、フレキシブル回路基板に付加的な基板層を追加する
のに比べて、費用対効果が高い。
【0020】スパッタリンググランド面172は、グラ
ンド面あるいは信号シールドから利益を得る、任意のタ
イプのフレキシブルプリント回路基板に適用することが
できる。スパッタリンググランド面172を有するフレ
キシブルプリント回路基板(例えば10)は、任意の構
成および応用形態に限定されず、現在知られている任意
のプロセスで、あるいは将来開発される可能性のある任
意のプロセスで製造することができる。
【0021】片面フレキシブルプリント回路基板(例え
ば10)は最も安価な構成であり、1つの電気導体の層
16を有する1つの誘電体基板14を備える。しかしな
がら、片面フレキシブルプリント回路基板(例えば1
0)の有用性は非常に簡単な回路に限定される。なぜな
ら電気導体16を交差させることができないためであ
る。それゆえ片面フレキシブルプリント回路基板(例え
ば10)はめったに用いられない。
【0022】フレキシブルプリント回路基板(例えば1
0)は、より複雑な回路を収容するために、多くの場合
に両面基板である。両面フレキシブルプリント回路基板
10は、誘電体基板14の両面にプリントされた電気導
体16を有する。誘電体基板14の両側の電気導体16
は、バイア(例えば22)、すなわち介在する誘電体基
板を通って形成され、導電性材料を充填された孔によっ
て相互に接続される。両面フレキシブルプリント回路基
板(例えば10)の1つの欠点は、両面フレキシブルプ
リント回路基板を製造するために用いられる典型的な製
造工程では、一方の側の層を追加することができないこ
とである。それゆえ、一方の層上に有効な未使用の面が
存在する場合も多く、厚さおよびコストが増す。
【0023】多層フレキシブルプリント回路基板は、さ
らに多くの複雑な回路を収容することができる。多層フ
レキシブルプリント回路基板は、電気導体16を絶縁す
るために各層間に誘電体基板層を有しており、3層以上
の電気導体16を有する。種々の電気導体16の層は、
バイア(例えば22)を介して互いに接続される。しか
しながら、各付加層は、フレキシブルプリント回路基板
10の厚さおよびコストを上乗せし、フレキシビリティ
を低減する。実際に、厚い多層フレキシブルプリント回
路基板は、曲げる際に割れる場合もあり、フレキシブル
プリント回路基板の利点の1つを損ねる。
【0024】スパッタリングにより形成されたグランド
面172は、プラズマメタライゼーションプロセスにお
いてフレキシブルプリント回路基板10上に配置され
る。このプロセスでは、フレキシブルプリント回路基板
10は、帯電させたターゲットとともに、ある程度の真
空度を有する真空チャンバ内に配置される。高エネルギ
ーガスプラズマがチャンバ内に入れられ、プラズマから
のイオンが帯電したターゲットに衝当し、ターゲットか
ら原子を放出する。ターゲットはフレキシブルプリント
回路基板10のためにスパッタリングされる材料源であ
り、銅によりスパッタリングされたグランド面172を
堆積させるためには、銅ターゲットが用いられる。その
後、帯電したターゲットから放出された原子は、フレキ
シブルプリント回路基板10上に集まり、スパッタリン
グされたグランド面172を形成する。
【0025】全般的に上で記載された、スパッタリング
グランド面172を有するフレキシブルプリント回路基
板10が、ここでさらに詳細に記載される。しかしなが
ら、その説明を始める前に、本発明によるスパッタリン
ググランド面172は、現在知られているか、あるいは
将来開発される可能性のある、広範な範囲の種々の材料
からなるフレキシブルプリント回路基板の任意のものに
おいて利用される場合があることに留意されたい。従っ
て、本発明は、ここで図示および記載される特定のフレ
キシブル回路基板10に限定されるものとみなされるべ
きではない。
【0026】ここで図2を参照すると、フレキシブルプ
リント回路基板10は、1つあるいは複数のフレキシブ
ル誘電体基板14、あるいは絶縁性ベースフィルムから
形成される。所定のパターンのフレキシブル電気導体1
6は、通常は銅であり、誘電体基板14上にプリントあ
るいはエッチングされる。はんだマスクあるいはカバー
層のようなフレキシブル誘電体コーティング20が通
常、フレキシブル電気導体16上に堆積され、部品実装
領域を露出させながら、フレキシブル電気導体16を保
護する。フレキシブル誘電体コーティング20は、その
中に少なくとも1つの開口部を有し、その開口部を通し
て、部品がフレキシブル電気導体16にはんだ付けされ
る。
【0027】これ以降、用語「フレキシブル」は、誘電
体基板、電気導体、誘電体コーティングおよびスパッタ
リングにより形成された導電性層に関連するものとす
る。フレキシブルプリント回路基板を構成するこれらの
構成要素は、割れ、あるいは他の損傷を生じることなく
撓み、曲がり、あるいは変形することができる。
【0028】フレキシブルプリント回路基板10内の誘
電体基板14は、ポリイミドフィルム、ポリエステルフ
ィルム、フルオロカーボン等のような任意の適切な誘電
体材料を含む。誘電体基板14は、互いから電気導体1
6を絶縁し、フレキシブルプリント回路基板10の機械
的強度の大部分を担う。
【0029】電気導体16は、最初に、銅箔のような導
電性の金属箔を誘電体基板14上に積層することにより
誘電体基板14上にプリントされる。電気導体16用の
導電性金属箔は、銅合金(例えばベリリウム銅)、アル
ミニウムあるいはアルミニウム合金、ポリマー結合の細
分された導電性材料からなるポリマー厚膜コーティン
グ、あるいは任意の他の適当な導電性および可撓性材料
を含む場合もある。
【0030】その後電気導体16のための導体パターン
が、導電性金属箔上にプリントあるいはフォトイメージ
ングされ、電気導体16間の不要な導電性材料はエッチ
ングにより除去される。例えば、1つの適切なプロセス
では、導体パターンは、電気導体16間の不要な導電性
材料上にめっきレジスト材料を堆積することにより、導
電性金属箔上にプリントされる。その後、はんだのよう
な保護めっきレジスト材料が導電性金属箔の表面上に堆
積される。それは、電気導体16に接着されるが、不要
な導電性材料上のめっきレジスト材料には接着されな
い。その後、不要な導電性材料上のめっきレジスト材料
は、導電性金属箔から剥離され、電気導体16間の露出
した導電性金属箔と、電気導体16上の露出した保護め
っきが残される。その際、不要な導電性材料は、酸、あ
るいは導電性金属箔を溶解するが、保護めっきを溶解し
ない他の化学薬品を用いてエッチングして除去される。
保護めっきは、電気導体16上に残され、物理的な保護
を与えるとともに、はんだ濡れ性を確保する。
【0031】その後、誘電体コーティング20がフレキ
シブルプリント回路基板10上に塗布され、電気導体1
6およびその間のエッチングされた空間を覆う。誘電体
コーティング20は、電気導体16を水分あるいは他の
汚染から保護し、プリント回路基板10が撓んだときに
導体にかかる応力を低減する。典型的な誘電体コーティ
ング20は、アクリルエポキシ(acrylated epoxy)の
ような液体ポリマー、あるいは接着剤を塗布された、ポ
リイミドフィルムのような絶縁性フィルムを含む。電気
導体16の部分は、所望の部分の上の誘電体コーティン
グ20内に空間あるいは孔を残すことにより、露出され
たまま残すことができる。
【0032】電気導体16は回路の要件に従って種々の
構成で配列することができる。例えば、電気導体16
は、集積回路、あるいは抵抗およびキャパシタのような
受動部品をフレキシブルプリント回路基板10に接続す
るためのコネクタパッド24を含む場合がある。また電
気導体16は、フレキシブルプリント回路基板10上の
種々の構成要素を相互に接続するための個別の導体2
6、あるいは外部の構成要素にフレキシブルプリント回
路基板10を接続するための一群の導体30を含む場合
もある。
【0033】ここで図3を参照すると、フレキシブルプ
リント回路基板の好ましい実施形態は、フレキシブル絶
縁性基板、あるいは誘電体基板112を含む。誘電体基
板112は、約0.0125mm〜約0.025mmの
厚さ114を有するポリイミドフィルムを含むことが好
ましい。誘電体基板112は、第1の導体層116およ
び第2の導体層120を支持し、かつ絶縁する。第1お
よび第2の導体層116および120は、誘電体基板1
12の、それぞれ第1および第2の側122および12
4に接着される導電性の銅箔から形成されることが好ま
しい。その後、上記のように、導電性銅箔は所望のよう
にエッチングされ、電気導体126およびコネクタパッ
ド130を形成する。電気導体126およびコネクタパ
ッド130は約0.02mmの厚さ132を有する。
【0034】第1の導体層116は、フレキシブルプリ
ント回路基板110上で電気信号を伝送するための電気
導体136と、電気部品をフレキシブルプリント回路基
板110に接続するためのコネクタパッド130とを備
える。電気導体136およびコネクタパッド130は、
回路の要件に応じたサイズおよび構成になされ、それは
フレキシブルプリント回路基板設計の当業者にはよく知
られている。
【0035】第1の誘電体コーティング134は、フレ
キシブルプリント回路基板110の前面138に塗布さ
れる。第1の誘電体コーティング134は、第1の導体
層116を保護し、かつ絶縁する。第1の誘電体コーテ
ィング134は、フレキシブルプリント回路基板110
上に接着あるいは積層された絶縁性フィルムのような絶
縁性保護コーティング、あるいはフレキシブルプリント
回路基板110上にスクリーン印刷あるいはプリントさ
れた液体ポリマー又はエポキシを含む。
【0036】フレキシブルプリント回路基板110の前
面138上の第1の誘電体コーティング134は、電気
導体136を被覆する。第1の誘電体コーティング13
4内の開口部140は、所望の応じてコネクタパッド1
30を露出させ、外部部品が、コネクタパッド130に
はんだ付け、あるいは電気的に接続されるようにでき
る。また第1の誘電体コーティング134は、電気導体
136とコネクタパッド130との間の誘電体基板11
2の第1の側122を被覆し、第1の誘電体コーティン
グ134内に谷部あるいは凹部142を残す。
【0037】第2の導体層120は、誘電体基板112
の第2の側124上にプリントされる。第2の導体層1
20は電気導体126を含み、電気導体126の中に
は、バイア(例えば144)を介して第1の導体層11
6内の電気導体136に接続されるものもある。バイア
(例えば144)は、誘電体基板112を通ってドリル
加工あるいはパンチ加工され、銅あるいは錫のような導
電性材料を充填された孔である。図面には明瞭に図示す
るために空きの空間(例えば146)が含まれるが、フ
レキシブルプリント回路基板110の層は、互いに押圧
され、空きの空間がないようにすることが好ましい。こ
の結果、フレキシブルプリント回路基板110の前面1
38および背面150の表面上には凸部あるいは凹部1
42が生じる。
【0038】第2の誘電体コーティング152は、第2
の導体層120に対して堆積され、電気導体126を絶
縁し、かつ保護する。第2の誘電体コーティング152
は、電気導体126と、電気導体126間の誘電性基板
112の第2の側124上の部分とを覆う。従って第2
の誘電体コーティング152は、電気導体126の周り
の形に一致し、平坦な表面を形成せず、簡略化した図で
示される空間146をなくすように凸部および凹部を形
成し、それはフレキシブルプリント回路基板製造の当業
者には知られている。第2の誘電体コーティング152
は、上記のように、アクリルエポキシのような液体ポリ
マー、あるいは接着剤を塗布された、ポリイミドフィル
ムのような絶縁性フィルムから形成される。別法では、
第2の誘電体コーティング152は、現在知られている
か、あるいは将来開発される可能性のある任意の適切な
絶縁層を含む場合もある。
【0039】バイアあるいは孔(例えば154)は、第
2の導体層120と、第2の誘電体コーティング152
の背面156との間の第2の誘電体コーティング152
内に形成される。バイア154は、フレキシブルプリン
ト回路基板110に絶縁性フィルムを接着あるいは積層
する前に、絶縁性フィルム内の孔をパンチ加工すること
により形成されるか、あるいは液体絶縁性層を塗布する
前にフレキシブルプリント回路基板110上の領域をマ
スクすることにより形成されるかのいずれかである。
【0040】その後、スパッタリンググランド面160
あるいは信号シールドが、以下により詳細に記載するよ
うに、第2の誘電体コーティング152の背面156上
にスパッタリングされる。スパッタリンググランド面1
60は、第2の誘電体コーティング152内のバイア1
54を介して、第2の導体層120内の電気導体126
に電気的に接続される。またスパッタリンググランド面
160は、フレキシブルプリント回路基板110の多数
の層を通る、より深いバイア(図示せず)によって、フ
レキシブルプリント回路基板110内の他の導体層(例
えば116)にも接続され、それは当業者には知られて
いる。
【0041】スパッタリンググランド面160は、約1
00μmの厚さ162を有することが好ましい。しかし
ながら、スパッタリンググランド面160は、スパッタ
リンググランド面160に対する導電性の要件と、フレ
キシブルプリント回路基板110の対するコストおよび
フレキシビリティの要件とに応じて、所望により他の厚
さ162を有する場合もある。スパッタリンググランド
面160が厚くなると、電気導体および信号シールドに
は好ましいが、コストが上がり、フレキシビリティは低
下する。スパッタリンググランド面160が薄くなる
と、コストが下がり、フレキシビリティは増すが、信号
シールドには適しているが、有効なグランド面を形成す
るほど十分に電気を通さない場合がある。また、選択さ
れるスパッタリング技術が、スパッタリンググランド面
160の厚さを実効的に制限する場合もある。
【0042】第2の誘電体コーティング152内に配置
されるバイア154の数も、スパッタリンググランド面
160の有効性に影響を与える。それゆえ、バイア15
4の数は、知られているグリッド線に従って回路設計者
によって決定される。スパッタリンググランド面160
がグランド電圧ポテンシャルに保持されるべきある場合
には、バイア154は、グランド電気導体126に接続
される。別法では、バイア154は所望に応じて、任意
の他の電圧ポテンシャルにおいて電気導体126に接続
される場合がある。
【0043】第3の誘電体コーティング164は、スパ
ッタリンググランド面160の背面166上の塗布さ
れ、スパッタリンググランド面160を保護し、かつ絶
縁することが好ましい。第3の誘電体コーティング16
4は、第1および第2の誘電体コーティング134およ
び152と同じ材料を含むことができる。全ての3つの
誘電体コーティング134、152および164の厚さ
は、十分な絶縁と環境からの保護を与えつつ、堅さおよ
びコストを最小限にできるほど薄くすべきである。
【0044】フレキシブルプリント回路基板110上の
スパッタリンググランド面160は、フレキシブルプリ
ント回路基板110をシールドあるいは接地するための
薄く、フレキシブルで、しかも安価な解決策を提供す
る。スパッタリンググランド面160を支持するため
に、付加的な誘電体基板層(例えば112)を加える必
要はない。
【0045】別の実施形態では、グランド面あるいは信
号シールドが、多数の誘電体基板と導体層との間でスパ
ッタリングされ、互いから種々の導体層をシールドし、
かつ外部の電磁放射源からフレキシブルプリント回路基
板をシールドする。
【0046】ここで図4を参照すると、固体スパッタリ
ンググランド面172が、フレキシブルプリント回路基
板170に加えられ、隙間の無い多角形を形成する。ス
パッタリンググランド面172は、誘電体コーティング
174上に加えられ、誘電体コーティング174は電気
導体層182および誘電体基板176を被覆する。スパ
ッタリンググランド面172は、図3に関して上で記載
したように、誘電体コーティング174内の開口部(例
えば180)を通る、導体層182内のバイアあるいは
電気導体178に電気的に接続される。
【0047】別法では、図5に示されるように、フレキ
シブルプリント回路基板184上のスパッタリンググラ
ンド面186はパターニングされ、少なくとも1つの充
填されていない内側部分(例えば190および192)
を有している場合がある。これにより、フレキシブルプ
リント回路基板184の部分190および192が、グ
ランド面によってシールドされるのを防ぎ、バイアある
いはコネクタパッド194、196および200を露出
する。これにより、外部接続あるいは試験目的で、バイ
ア194、196および200を利用できる。この実施
形態では、露出した部分190および192をマスク
し、スパッタリンググランド面186と導体層204と
の間の誘電体コーティング202、およびスパッタリン
ググランド面186上の誘電体コーティング206のい
ずれも、露出した部分190および192を覆うことの
ないようにすることが望ましい場合がある。別法では、
誘電体コーティング202および206は、スクラブド
ソフ(scrubbed Soff)まで露出された部分190およ
び192を被覆し、バイア194、196および200
を露出する。
【0048】スパッタリンググランド面186は、縞模
様の(hatched)格子状あるいは一連の平行な細片(図
示せず)のような、フレキシブルプリント回路基板18
4をシールドあるいは接地するのに適した任意のパター
ンを含む場合がある。
【0049】ここで図6を参照すると、フレキシブルプ
リント回路基板212上にグランド面210をスパッタ
リングするのに適したDCダイオードスパッタリング装
置202は、真空容器204から空気を抜くための減圧
排気システム208を備える真空容器204を備える。
カソード214およびアノード216は、一定の距離だ
け離れて真空容器204内に配置され、電源218に接
続される。ターゲット220は、スパッタリンググラン
ド面210を形成することになる導電性材料のプレート
を含む。ターゲット220は、カソード214とアノー
ド216との間に、カソード214に隣接して配置され
る。フレキシブルプリント回路基板212は、カソード
214とアノード216との間の真空容器204内に、
アノード216に隣接し、ターゲット220の反対側に
対面して配置される。
【0050】ガス源222が真空容器204に接続さ
れ、バルブ224を開くと、真空容器204にガスが充
填される。ガスは、窒素のような化学的な活性のガス
か、あるいはアルゴンのような不活性ガスのいずれかで
あり、それはプラズマメタライゼーションプロセスの当
業者には知られている。ガスは真空容器204内のイオ
ン源を与え、ターゲット220から原子226および2
28をはじき出すために、ターゲット220に衝撃を与
える。はじき出された原子226および228は、フレ
キシブルプリント回路基板212上に堆積し、スパッタ
リングによりグランド面210が形成される。
【0051】スパッタリング操作中に、フレキシブルプ
リント回路基板212およびターゲット220は真空容
器204内に配置され、減圧排気システム208によっ
て、空気が真空容器204から取り除かれる。その後バ
ルブ224が開けられ、ガス源222からのガスが真空
容器204に排出されるようになる。電源218が起動
し、カソード214およびアノード216を帯電させ
て、真空容器204に電磁場を形成する。正のガスイオ
ン230がカソード214に引き付けられ、ターゲット
220に衝当し、遊離した原子226および228がタ
ーゲット220からはじき出される。その後原子226
は、フレキシブルプリント回路基板212上に集まり、
スパッタリングによりグランド面210が形成される。
【0052】別法では、スパッタリング装置202は、
RFダイオードシステムあるいはマグネトロンカソード
システムを備える場合がある。薄い金属フィルムを形成
するためのスパッタリングの詳細な説明は、「Method f
or Depositing Thin Film onSubstrate by Sputtering
Process」というタイトルの米国特許第5,244,5
56号に開示されており、その特許は全体の参照により
本明細書に援用される。
【0053】スパッタリンググランド面210内のパタ
ーンあるいは開口部は、図5に示されたのと同様に、ス
パッタリングした後にスパッタリンググランド面210
をエッチングすることにより、あるいはスパッタリング
する前にフレキシブルプリント回路基板212上の領域
をマスクすることにより、形成することができる。
【0054】図3に戻ると、第2の導体層120上の第
2の誘電体コーティング152が厚い場合には、バイア
154を通して電気導体126にスパッタリンググラン
ド面160を接続するのが難しくなってしまう。スパッ
タリングは、バイア154のような孔の充填時には特に
有効ではなく、孔を充填するよりも、孔の一面を簡単に
被覆する傾向にある。それゆえ、第2の電気導体120
上の第2の誘電体コーティング152が厚い場合には、
スパッタリンググランド面160を加えるためのスパッ
タリングプロセスの前に、バイア154を導電性材料で
充填することが必要な場合もある。
【0055】ここで図7を参照すると、スパッタリング
グランド面を有する、1つの層からなる両面のフレキシ
ブルプリント回路基板のための製造プロセスの概要が記
載される。最初に、フレキシブル誘電体基板の両面に導
電性の金属箔が積層される(232)。その後、フレキ
シブル誘電体基板の両面上の導電性の金属箔をマスクし
て、エッチングを行い、電気導体が形成される(23
4)。フレキシブル誘電体基板の両面の電気導体上に誘
電体コーティングが堆積され、構成要素を接続できるよ
うに、かつ、スパッタリンググランド面をグランドバイ
アに接続できるようにするために、誘電体コーティング
を通る孔を残す(236)。その後、フレキシブルプリ
ント回路基板の片面上でグランド面がスパッタリングさ
れ、露出したグランドバイアを有する電気的コンタクト
を形成する(240)。最後に、スパッタリンググラン
ド面上に、保護および絶縁を目的とする誘電体コーティ
ングを堆積する(242)。
【0056】ここで、例示的で、現時点で好ましい本発
明の実施形態が詳細に記載されてきたが、本発明は、そ
れ以外にも様々に実現され、用いられること、および従
来技術によって限定されなければ、添付の請求の範囲
は、そのような種々の変形形態を含むものと解釈される
ことを意図している。
【0057】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、薄く、軽
量で、しかも安価なグランド面あるいは信号シールドを
有するフレキシブルプリント回路基板を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリントグランド面を有する従来技術の2層フ
レキシブルプリント回路基板の側面図である。
【図2】フレキシブルプリント回路基板の背面の斜視図
である。
【図3】スパッタリングにより形成されたグランド面を
有する2層フレキシブルプリント回路基板の側面図であ
る。
【図4】隙間の無いスパッタリングにより形成されたグ
ランド面を有するフレキシブルプリント回路基板の背面
の斜視図である。
【図5】格子状のスパッタリングにより形成されたグラ
ンド面を有するフレキシブルプリント回路基板の背面の
斜視図である。
【図6】スパッタリング操作を示す図である。
【図7】スパッタリングにより形成されたグランド面を
有するフレキシブルプリント回路基板のための製造プロ
セスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
150 上側表面 170 フレキシブルプリント回路基板 172 フレキシブル導電性面 174 フレキシブル誘電体コーティング 176 フレキシブル誘電体基板 178 フレキシブル電気導体 180 開口部 194 バイア 206 第2のフレキシブル誘電体コーティング

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル誘電体基板と、 前記フレキシブル誘電体基板上にプリントされる複数の
    フレキシブル電気導体と、 前記複数のフレキシブル電気導体をおおって前記フレキ
    シブル誘電体基板上にスパッタリングされ、前記複数の
    フレキシブル電気導体の少なくとも1つに電気的に接続
    されるフレキシブル導電性面と、を備えるフレキシブル
    プリント回路基板。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブル導電性面はグランド面
    を含み、該グランド面は、前記複数のフレキシブル電気
    導体の少なくとも1つの電圧レベルを0Vに保持するた
    めのものである請求項1に記載のフレキシブルプリント
    回路基板。
  3. 【請求項3】 前記フレキシブル導電性面は、信号シー
    ルドを含み、該信号シールドは前記複数のフレキシブル
    電気導体の一部の上側に延在し、また前記信号シールド
    は、前記複数のフレキシブル電気導体の前記一部を外部
    の電磁干渉源からシールドするためのものである請求項
    1に記載のフレキシブルプリント回路基板。
  4. 【請求項4】 前記複数のフレキシブル電気導体と前記
    フレキシブル導電性面との間に、その中を貫通して配置
    される少なくとも1つの開口部を有するフレキシブル誘
    電体コーティングをさらに備え、前記フレキシブル導電
    性面は、前記フレキシブル誘電体コーティング内の前記
    少なくとも1つの開口部を介して、前記複数のフレキシ
    ブル電気導体の前記少なくとも1つに電気的に接続され
    る請求項1に記載のフレキシブルプリント回路基板。
  5. 【請求項5】 前記複数のフレキシブル電気導体の少な
    くとも1つに接続される少なくとも1つのバイアをさら
    に備え、前記フレキシブル導電性面は、前記少なくとも
    1つのバイアによって前記複数のフレキシブル電気導体
    の前記少なくとも1つに電気的に接続される請求項4に
    記載のフレキシブルプリント回路基板。
  6. 【請求項6】 前記フレキシブル導電性面上に配置され
    る第2のフレキシブル誘電体コーティングをさらに備え
    る請求項4に記載のフレキシブルプリント回路基板。
  7. 【請求項7】 フレキシブルプリント回路基板をシール
    ドする方法であって、上にプリントされた複数の電気導
    体を有するフレキシブル誘電体基板を設けるステップで
    あって、前記複数の電気導体の少なくとも1つが上側表
    面に露出されるステップと、 前記上側表面において前記フレキシブル誘電体基板の一
    部をおおって導電性層をスパッタリングにより形成し、
    前記導電性層が、前記複数の電気導体の前記少なくとも
    1つに電気的に接続されるようにするステップと、を有
    する方法。
  8. 【請求項8】 前記フレキシブル誘電体基板の一部をお
    おって前記導電性層をスパッタリングにより形成するス
    テップは、前記導電性層を堆積し、該導電性層が前記複
    数の電気導体を覆うようにするステップを含む請求項7
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記フレキシブル誘電体基板の一部をお
    おって前記導電性層をスパッタリングにより形成するス
    テップは、前記フレキシブル誘電体基板の一部上に導電
    性材料の原子を衝当させ、前記原子を集めて前記導電性
    層を形成するステップを含む請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 フレキシブルプリント回路基板であっ
    て、 フレキシブル絶縁性基板と、 前記フレキシブル絶縁性基板上に配置される複数のフレ
    キシブル電気導体と、 スパッタリングにより形成され、外部の電磁干渉源から
    前記複数のフレキシブル電気導体をシールドするため
    に、前記複数の電気導体に隣接して前記複数のフレキシ
    ブル絶縁性基板上に配置されるシールド手段と、を備え
    るフレキシブルプリント回路基板。
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