JP2018053817A - ポンプユニット、ポンプの制御装置及びポンプの制御方法 - Google Patents

ポンプユニット、ポンプの制御装置及びポンプの制御方法 Download PDF

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Kazuma Iimi
一真 飯見
雅之 藤田
Masayuki Fujita
雅之 藤田
文慶 杉原
Bunkei Sugihara
文慶 杉原
裕大 稲垣
Yudai Inagaki
裕大 稲垣
耕司 豊田
Koji Toyoda
耕司 豊田
正徳 伊與田
Masanori Iyoda
正徳 伊與田
毅 板倉
Takeshi Itakura
毅 板倉
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陽平 深尾
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Abstract

【課題】作業性の良いポンプユニット、制御装置、及びポンプの制御方法を提供する。【解決手段】本発明の一実施形態にかかるポンプユニットは、ポンプと、前記ポンプに接続され、前記ポンプの動作を制御する第1の制御部と、前記ポンプに接続され、前記ポンプの動作を制御する第2の制御部と、を備え、前記第1の制御部と前記第2の制御部とは通信可能に接続され、前記第1の制御部は、前記第2の制御部に前記ポンプの運転制御を行わせる指令を通知することと、前記第2の制御基板に、前記ポンプの制御に用いられる制御データを送信し、前記第2の記憶部に記憶させることと、を行い、第2の制御部は前記第1の制御部からの指令を受信すると、前記ポンプの運転制御を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、流体を二次側に圧送するポンプユニット、制御装置及びポンプの制御方法に関する。
流体を二次側に圧送するポンプユニットは、各種検出器で検出された情報に基づいてポンプの運転制御を行う。病院や商業施設などの断水による二次的影響が大きい現場では、ポンプの制御に必要な各種の検出器や制御基板を複数備えるポンプ装置がある。このようなポンプユニットでは、例えば主となる第1の制御基板が何らかの不具合によって正常に動作しなくなった場合に、予備として設けられた第2の制御基板により制御を継続することで、断水を防止している。第1の制御基板には、制御に必要な制御情報として、各種設定値や故障履歴、積算運転時間などが記憶されている。例えばユーザーが操作入力によって第1の制御基板のデータを設定あるいは更新する場合には、第2の制御基板にも操作入力によって同様の設定や更新を行うことで、第2の制御基板のデータを更新している。
特開2005−351267号公報
上述した技術では以下のような問題がある。すなわち、ユーザーの操作入力で複数の制御基板をそれぞれ設定及び更新する必要があり、設定作業やメンテナンス作業が煩雑となる。そこで、本発明は作業性の良いポンプユニット、制御装置、及びポンプの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態にかかるポンプユニットは、ポンプと、前記ポンプに接続され、前記ポンプの動作を制御する第1の制御部と、前記ポンプに接続され、前記ポンプの動作を制御する第2の制御部と、を備え、前記第1の制御部と前記第2の制御部とは通信可能に接続され、前記第1の制御部は、前記第2の制御部に前記ポンプの運転制御を行わせる指令を通知することと、前記第2の制御基板に、前記ポンプの制御に用いられる制御データを送信し、前記第2の記憶部に記憶させることと、を行い、前記第2の制御部は前記第1の制御部からの指令を受信すると、前記ポンプの運転制御を行う。
本発明によれば、作業性の良いポンプユニット、制御装置、及びポンプの制御方法を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかるポンプユニットの構成を示すブロック図。 同実施形態にかかるポンプユニットの制御ユニットの構成を示すブロック図。 同実施形態にかかるポンプの制御方法を示す説明図。 同実施形態にかかるポンプの制御用の回路の一部を示す説明図。
以下、本発明の一実施形態にかかるポンプユニット1、制御装置、及びポンプの制御方法について図1乃至図3を参照して説明する。図1は本実施形態に係るポンプユニット1の構成を示すブロック図であり、図2は制御ユニット30の構成を示す説明図である。図3はポンプの制御方法及び動作を示す説明図であり、図4は回路の一部を示す。
図1及び図2に示すように、ポンプユニット1は、複数のポンプ装置10と、所定の流路を形成する配管20と、複数のポンプ装置10に接続された制御装置としての制御ユニット30と、を備える。
ポンプユニット1は、例えば、複数のポンプ装置10によって流体を増圧して二次側に設けられた受水槽17に圧送する給水装置である。また受水槽17は液面センサ18を備えて居る。
各ポンプ装置10は、ポンプ11と、流量検出部である流量センサ12と、逆止弁13と、を備える。ポンプ11は、制御ユニット30の制御により回転駆動されるモータと、モータの動作に応じて回転駆動するインペラと、インペラを収容するポンプ室を構成するとともにポンプ室に連通する吸入口、及び吐出口を備えるポンプケーシングと、を備え、吸入口から吐出口に至る所定の流路を形成する。各ポンプ装置10のモータが、制御ユニット30の複数のインバータに電気的に接続されている。
配管20は、各ポンプ装置の吸込側にそれぞれ設けられた複数の吸込管21と、各ポンプ装置10の吐出側にそれぞれ接続された複数の個別吐出管22と、複数の個別吐出管22の二次側に設けられ複数の流路を合流させる共通吐出管23と、を備える。
各個別吐出管22は、各ポンプ装置10の吐出側の流量を検出する流量センサ12と、逆止弁13と、をそれぞれ備えている。共通吐出管23は、圧力を蓄えるためのアキュムレータ14と、吐出口における圧力を検出する複数の圧力センサ15と、を備えている。
各流量センサ12は通信線16を介して制御ユニット30の後述する第1の制御基板31及び第2の制御基板32の双方に接続される。各流量センサ12は、流量信号を第1の制御基板31または第2の制御基板32に送信する。流量センサ12はリレースイッチ12aによって接続状態が切替え可能に構成されている。すなわち、流量センサ12はリレースイッチ12aにより、第1の制御基板31と第2の制御基板32に選択的に接続される。流量センサ12は、制御基板31または第2の制御基板32に共用される。
逆止弁13は、流量センサ12の二次側の個別吐出管22に設けられる。逆止弁13は、個別吐出管22内の流体の逆流を規制する。
複数の圧力センサ15は、通信線16を介して第1の制御基板31及び第2の制御基板32にそれぞれ接続され、検出した圧力信号を第1の制御基板31及び第2の制御基板32にそれぞれ送信する。
受水槽17はポンプユニット1に接続されている。受水槽17は、例えば2槽式である。液面センサ18は、受水槽17の各槽にそれぞれ、設けられている。複数の液面センサ18は制御ユニット30に接続される。具体的には各槽にそれぞれ設けられた複数の液面センサ18が第1の制御基板31及び第2の制御基板32にそれぞれ接続されている。各液面センサ18は、検出した液位信号を第1の制御基板31及び第2の制御基板32にそれぞれ送信可能に構成されている。なお、受水槽17は1槽式であってもよく、この場合には受水槽17の1つの槽に、それぞれ第1の制御基板31及び第2の制御基板32に接続される一対の液面センサ18が設けられる。
図2に示すように、制御ユニット30は、第1の制御部である第1の制御基板31と、第2の制御部である第2の制御基板32と、複数のポンプ装置10にそれぞれ接続された複数のインバータ33と、を備える。
第1の制御基板31は、第1の入力表示基板34と、第1の入力表示基板34に設けられた第1のCPU41及び第1の記憶部42と、信号を出力する信号出力部43と、を備える。第1の制御基板31は複数のインバータ33に通信線16を介して接続され、各インバータ33を介してポンプ11のモータを駆動可能に構成されている。
第2の制御基板32は、第2の入力表示基板35と、第2の入力表示基板35に設けられた第2のCPU44及び第2の記憶部45と、信号を出力する信号出力部46と、信号を受信する信号入力部47と、外部タイマー48と、を備える。第2の制御基板32は複数のインバータ33に通信線19を介して接続され、各インバータ33を介してポンプ11のモータを駆動可能に構成されている。
すなわち、第1の制御基板31及び第2の制御基板32は、単独でインバータ33を制御可能であり、対応するポンプ11の回転周波数を可変制御可能である。
第1の制御基板31及び第2の制御基板32は、共通吐出管23の一対の圧力センサ15にそれぞれ接続される。また、第1の制御基板31及び第2の制御基板32は、受水槽17の複数の液面センサ18にそれぞれに接続される。第1の制御基板31及び第2の制御基板32は共通の流量センサ12に接続状態を切り替え可能に接続される。第1の制御基板31及び第2の制御基板32は、各センサ12,15、18での検出結果を検知可能に構成される。また、第1の制御基板31は第1の入力表示基板34に接続され、第2の制御基板32は第2の入力表示基板35に接続されている。
第1の入力表示基板34及び第2の入力表示基板35は、各種情報を表示する表示部51と、ユーザーが操作入力するボタンやタッチパネルを有する入力部52と、をそれぞれ備える。第1の入力表示基板34は第1の制御基板31に、第2の入力表示基板35は第2の制御基板32に、それぞれ接続されている。第1の入力表示基板34及び第2の入力表示基板35は、例えば一方の入力部52におけるユーザー操作による入力情報を第1及び第2の制御基板31,32の双方に送信する。第1及び第2の制御基板31,32の制御によって、各種データを表示部51に表示する。例えば入力指示として、ポンプの号機選択や手動運転、自動運転、あるいは停止を選択する入力操作がなされる。
第1の制御基板31及び第2の制御基板32は通知線26により接続される。第1の制御基板31は、第2の制御基板32に、ポンプの運転制御を促す指令を通知可能に構成されている。また、第1の制御基板31及び第2の制御基板32は通信線19を介してデータ通信可能に接続されている。
すなわち、制御ユニット30において、第1の制御基板31と第2の制御基板32とは、複数のインバータ33を制御することを促す信号を、第2の制御基板32に通知するための通知線26で接続されているとともに、通信線19でも接続されており、第1の制御基板31及び第2の制御基板32はインバータ33の制御用の通信線で複数のインバータ33と相互に接続されている。
また、第1の制御基板31は第2の制御基板32と同等の構成であり、第1の入力表示基板34と第2の入力表示基板35とは同等の構成である。
記憶部42、45には、制御に用いられる制御データとして、例えば各種の制御プログラム、が記憶されている。また、記憶部42、45には、制御に用いられる制御データとして、目標圧力設定値,運転・故障来歴,積算回転数、運転時間、操作スイッチ類の設定,時計,電磁弁のキー設定情報、機能コード変更等のデータが記憶される。
第1のCPU41は、例えば入力部52におけるユーザー操作によるポンプ運転の入力指示を検知すると、予め記憶部42に記憶された各種プログラムに従って、複数のポンプ装置10の動作を制御する。第2のCPU44は、第1のCPU41よりバックアップ制御を行う旨の指令通知があると、例えば予め記憶部45に記憶された各種プログラムに従って、第1のCPU41に代わって複数のポンプ装置10の動作を制御するバックアップ制御を行う。
例えば、第1のCPU41によるポンプの運転制御及び第2のCPU44によるポンプのバックアップ制御として、各種のセンサ12,15,18の検出結果や、例えば記憶部42、45に記憶された閾値や基準値等の制御データに基づいて、各種の演算処理を行い、駆動するポンプ装置10の台数や駆動対象となるポンプ装置10、各ポンプ装置10の駆動出力を算出する。そして、CPU41、44は個々のポンプ装置10にそれぞれ対応する各インバータ33に制御信号を送信し、インバータ33の周波数制御により、モータを変速運転または停止させる。
また、第1のCPU41は、ポンプの運転制御中に第1の制御基板31側の各種センサ12,15,18の故障,第1の制御基板31の故障,または断線などによる第1の制御基板31と複数のインバータ33との間の通信異常を検知する。そして、所定のバックアップ条件を満たす場合に、第2の制御基板32へ通知し、第2の制御基板32にポンプのバックアップ運転制御をさせる指令通知を行う。
また、第1のCPU41は、定期的または所定のタイミングで、第1の記憶部42に記憶されたデータを第2の制御基板32に送るとともに、第2の制御基板32にデータを記憶させる指令を出力可能に構成される。例えば、制御データとして、各種の制御プログラム、目標圧力設定値,運転・故障来歴,積算回転数、運転時間・情報,操作スイッチ類の設定,時計,電磁弁のキー設定、機能コード変更情報等のデータが転送され第2の記憶部45に記憶される。
第2のCPU44は、第1のCPU41から、第1の記憶部42に記憶した制御データを第2の記憶部45において記憶させる指令を受けると、第1のCPU41から送られたデータを記憶することで、各種情報を設定及び更新可能に構成される。
第2のCPU44は、バックアップ運転中に所定の復帰条件を満たすか否かを検知する。
そして、所定の復帰条件を満たす場合に、リレースイッチ12aを切替え、第1の記憶部42へ故障履歴を含むデータの記憶を指示するとともに、第1のCPU41へ運転制御の再開を指示し、バックアップ運転を終了する制御を行う。
また、第2のCPU44は、バックアップ運転中に所定の制御停止条件を満たすか否かを検知する。制御停止条件として、例えば第2の制御基板32側の圧力センサ15の故障,第2の制御基板32の故障,又は断線などによる第2の制御基板32と複数のインバータ33との間の通信異常などの不具合を検出する。そして、何らかの不具合を検出し、制御停止条件を満たした場合には、検出した情報やメッセージを第2の入力表示基板35に表示させ、バックアップ運転制御を終了する。
以上の様に構成されたポンプユニット1の制御方法について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、ポンプ装置10の動作を示す説明図である。図4は、ポンプの制御回路の一部を示す説明図である。
ポンプユニット1の電源が投入され、第1の制御基板31、第2の制御基板32、及びインバータ33の電源がONとなる(t0)と、第1のCPU41はポンプの運転制御を開始する。このとき、リレースイッチ12aが制御され、流量センサ12は第1の制御基板31に接続され、第2の制御基板32との接続は解除される。第1のCPU41は、例えば推定末端圧力一定など、所定の制御プログラムに基づいて、駆動させるポンプ装置10に対応するインバータ33を制御する。制御開始の後所定の待機時間T1の経過後にポンプ装置10の運転が開始される。
ポンプの運転制御中、第1のCPU41は、バックアップ条件を満たすことを検出する。例えば、第1の制御基板31の故障、圧力センサ15の故障、インバータ33の故障あるいは第1の制御基板31とインバータ33との通信線の断線等の不具合が有る場合に、バックアップ条件が成立する。バックアップ条件を満たすと、第1のCPU41は、第1の制御基板31の正常信号の信号出力部43をOFFとし、図4に示す外部回路を閉じ、外部タイマー48を作動させる。すなわち、正常信号がOFFとなると、外部タイマー48を介して設定時間経過後に第2の制御基板32に外部タイマー48の信号が入力される。第2の制御基板32は、信号入力部47に外部タイマー48の信号が入力された場合に、制御基板32に設けられた信号出力部46により制御基板31の電源遮断信号を出力し、第1の制御基板31の電源スイッチ49aを切る(t2)。このとき、同時に第1のCPU41は、第2の制御基板32にインバータ33を制御することを促すバックアップ指令の通知を行う。外部回路のリレーは、リレースイッチ12aを切替え、流量センサ12と第2の制御基板32とを接続させ、第1の制御基板31と流量センサ12の接続を切る。その後、制御の主体を第1の制御基板31から第2の制御基板32へ切替える際、所定のバックアップ待機時間T2の分だけ、ポンプ装置10の停止を維持する。
第2の制御基板32は第1の制御基板31からの指令に基づき、すなわち信号入力部47で電源ON信号の入力が途絶えたことを検知すると、外部タイマー48を作動させる。そして外部タイマー48の設定時間が経過すると第2の制御基板32の電源スイッチ49bを入れ、複数のインバータ33を制御するバックアップ制御を開始する。
また、第1のCPU41は、通信線19を介して、所定のタイミングで、第1の記憶部42に記憶された制御データを第2の制御基板32に送り、第2の記憶部45に制御データを記憶させる。例えば第1の入力表示基板34に、ユーザーが操作入力によって主制御基板のデータを設定あるいは更新した際、故障発生時,あらかじめ設定した間隔毎に、それぞれ自動的にデータ通信を行い、第2の制御基板32の記憶部45における制御データを含む各種情報を設定及び更新する。バックアップ制御になったときは、制御データとしてバックアップ制御になった原因である故障の情報を含む故障履歴やポンプの運転積算履歴をあわせて第2の制御基板32にデータ転送し、記憶させる。
第2の制御基板32によるポンプのバックアップ運転制御中、第2のCPU44は制御停止条件を満たすか否かを検出する(異常検出)。例えば第2の制御基板側の各種のセンサ15の故障の他、第2の制御基板32の故障、及び第2の制御基板32とインバータ33との通信の断線等の不具合が有る場合に制御停止条件が成立する。そして制御停止条件が成立した場合には、第2の入力表示基板35の表示部51にその情報を表示させ、バックアップ制御を終了するが、第1の制御基板31への通知は行わない。
第2のCPU44は、バックアップ運転制御中に、復帰条件を検出する。例えばポンプユニット1のどこにも異常がなく、第2の制御基板32に入力されるタイマー48の信号がOFFとなった(解除された)場合や、例えば作業者が復旧作業後に手動にて復帰指示の入力を行った場合に、復帰条件が成立する(t4)。そして、第2のCPU44は、復帰条件が成立したことを検出すると、第2の記憶部45のデータを第1の記憶部42に記憶させてデータコピーを行うとともに、第1の制御基板31にポンプ装置10の運転制御を再開させる再開指令を出力し、バックアップ制御を終了する。このとき、第1の制御基板31と第2の制御基板32の両方からインバータ33に指令が出ないように、所定のインターバルを設ける。具体的には、データコピーが終了した後(t5)、第1の制御基板31のCPU41を立ち上げずに所定の切替時間T3が経過するまで待機させ、第2の制御基板32側のインバータ33との通信を切ってからCPU41を立ち上げ(t6)、インバータ33との通信を開始する。
以上説明したように、ポンプユニット1において、第1の制御基板31側の異常は第1のCPU41が監視し、第2の制御基板32側の異常は第2のCPU44が監視する。例えば運転中に第1の制御基板31側のセンサの故障、第1の制御基板31上のCPU41の故障、または第1の制御基板と複数のインバータ33との間に断線などによる通信異常が発生した場合、第1の制御基板31がこのことを認識し、通知線26からの出力により第2の制御基板32が第1の制御基板31をバックアップして複数のインバータ33を制御する。一方、第2の制御基板32によるバックアップ運転中に、第2の制御基板32側に以上が発生した場合、第2の制御基板32がこのことを認識し、その旨を第2の制御基板の操作表示パネルに表示するが、第1の制御基板が第2の制御基板をバックアップして複数のインバータを制御することまではしない。さらに、ポンプユニット1において、第1の制御基板31及び第2の制御基板32で設定、変更された内容は、第2の制御基板32及び第1の制御基板31に、通信線19を介してデータコピーされる。
本実施形態によれば、以下のような効果が得られる。すなわち、第1の制御基板31と第2の制御基板32を通信可能に構成したことで、変更された設定内容を第2の制御基板32に反映することが可能となる。したがって、手動にて第1の制御基板31及び第2の制御基板32の設定変更をそれぞれ行うよりも、正確なデータ更新が可能であり、作業性もよい。また、このときデータ転送及び保存させる制御情報として、故障に関する情報を第2の制御基板32にデータ転送することで故障原因が明確になることから、メンテナンス性が良い。すなわち、第1の制御基板31に異常があっても、第2の制御基板32に故障履歴情報を記憶しておくことで、故障に関する情報を利用することができる。また、第1の制御基板31に異常があっても、第2の制御基板32に第1の制御基板31で積算した運転積算履歴を記憶しておくことで、第2の制御基板32において運転積算履歴を引き継ぎ、カウントを継続できるため、ポンプの運転積算履歴の情報を利用することができる。
また、上記実施形態にかかるポンプユニット1においては、故障または異常があった場合に対象のインバータ33を停止させるため、復旧作業などのメンテナンスの際の感電が抑制でき、メンテナンスの作業性が良い。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。また、各部の具体的構成や、具体的な制御手順等は、上記実施形態に例示したものに限られるものではなく適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態においては合計3台のポンプ装置10を備えるポンプユニット1を例示したが、これに限られるものではなく、例えば1台、2台、または4台以上であっても本発明を適用可能である。
さらに、上記実施形態の構成要件のうち一部を省略しても本発明を実現可能である。
1…ポンプユニット、10…ポンプ装置、12…流量センサ、12a…リレースイッチ、13…逆止弁、14…アキュムレータ、15…圧力センサ、16…通信線、17…受水槽、18…液面センサ、19…通信線、20…配管、21…吸込管、22…個別吐出管、23…共通吐出管、26…通知線、30…制御ユニット、31…第1の制御基板、32…第2の制御基板、32…表示基板、33…インバータ、34…第1の入力表示基板、35…第2の入力表示基板、41…第1のCPU、42…第1の記憶部、43…信号出力部、44…第2のCPU、45…第2の記憶部、46…信号出力部、47…信号入力部、48…外部タイマー、49a、49b…電源スイッチ、51…表示部、52…入力部。

Claims (11)

  1. ポンプと、
    前記ポンプに接続され、前記ポンプの動作を制御する第1の制御部と、
    前記ポンプに接続され、前記ポンプの動作を制御する第2の制御部と、を備え、
    前記第1の制御部と前記第2の制御部とは通信可能に接続され、
    前記第1の制御部は、前記第2の制御部に前記ポンプの運転制御を行わせる指令を通知することと、前記第2の制御部に、前記ポンプの制御に用いられる制御データを送信し、記憶させることと、を行うとともに、
    前記第2の制御部は前記第1の制御部からの指令を受信すると、前記ポンプの運転制御を行う、ことを特徴とするポンプユニット。
  2. 前記第1の制御部は、第1のCPUと、前記ポンプの制御に用いられる制御データを記憶する第1の記憶部と、を備える第1の制御基板であり、
    前記第2の制御部は、第2のCPUと、前記ポンプの制御に用いられる制御データを記憶する第2の記憶部と、を備える第2の制御基板であり、
    前記第1の制御基板に接続され操作入力可能に構成された入力部と、前記第1の制御基板に接続され情報を表示する第1の表示部と、を備える第1の入力表示部と、
    前記第2の制御基板に接続され操作入力可能に構成された入力部と、前記第2の制御基板に接続され情報を表示する第2の表示部と、を備える第2の入力表示部と、を備え、
    前記第1の制御基板は、所定の条件を満たす場合に、前記第2の制御基板に前記制御データを送信し、前記第2の記憶部に記憶させる、請求項1記載のポンプユニット。
  3. 前記第1の制御部は、前記第1の制御部が故障し、あるいは前記第1の制御部の通信異常がある場合に、バックアップ条件を満たすとして前記通知及び前記ポンプの運転制御の停止を行い、
    前記第2の制御部は、前記通知を受けると、所定時間待機した後に前記制御を開始する、請求項1記載のポンプユニット。
  4. 前記第2の制御部は前記運転制御中に、前記第2の制御部が故障し、あるいは前記第2の制御部の通信異常がある場合に、前記故障または前記通信異常に関する情報を表示部に表示し、前記運転制御を停止する、請求項1に記載のポンプユニット。
  5. 前記制御データは、装置の故障履歴を含む、請求項1に記載のポンプユニット。
  6. 前記ポンプの配管に配される流量検出部を備え、
    前記流量検出部は、前記第1の制御部及び前記第2の制御部に切り替え可能に接続され、
    前記第1の制御部は、前記流量検出部が前記第1の制御部に接続されている状態で所定の条件を満たすことを検知すると、前記流量検出部の接続状態を切替える、請求項1に記載のポンプユニット。
  7. 前記第2の制御部は、所定の復帰条件を満たす場合に、前記第2の制御部による前記運転制御を停止させ、前記第2の記憶部に記憶された前記制御データを前記第1の制御部に送るとともに、前記第1の制御部によるポンプの運転制御を開始させる、請求項2記載のポンプユニット。
  8. 前記第2の制御部は、所定の制御停止条件を満たす場合に、前記第2の制御部による前記運転制御を停止させ、前記第2の表示部に情報を表示させる、請求項2記載のポンプユニット。
  9. 前記第1の制御部は、故障あるいは通信異常を検出した時、予め設定された期間毎、及び前記入力部への入力があった時、の少なくともいずれかに、前記第2の制御部に前記制御データを送信し、前記第2の記憶部に記憶させる、請求項2記載のポンプユニット。
  10. ポンプの動作を制御する第1の制御部と、
    前記ポンプの動作を制御する第2の制御部と、を備え、
    前記第1の制御部と前記第2の制御部とは通信可能に接続され、
    前記第1の制御部は、所定の条件を満たすことを検知すると、前記第2の制御部に前記ポンプの運転制御を行わせる指令を通知するとともに、前記ポンプの運転制御を停止し、
    第2の制御部は前記第1の制御部からの指令を受信すると、前記ポンプの運転制御を行うとともに、
    前記第1の制御部は、所定のタイミングで、前記第2の制御部に、前記ポンプの制御に用いられる制御データを送信し、記憶させる、ことを特徴とする制御装置。
  11. 第1の制御部において、前記第1の制御部及び第2の制御部に接続されたポンプの運転制御を行い、前記運転制御中に前記第1の制御部の故障または通信の異常を検出することと、
    前記第1の制御部が前記故障または前記異常を検出した場合に、前記第1の制御部から第2の制御部に前記ポンプの制御を行わせる指令を通知するとともに、前記第1の制御部の前記運転制御を停止することと、
    前記第1の制御部が、所定のタイミングで、前記第2の制御部に、前記ポンプの制御に用いられる制御データを送信し、記憶させることと、
    前記第2の制御部が前記第1の制御部からの指令を受信し前記ポンプの制御を行うことと、を備えるポンプの制御方法。
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