JP2018053487A - 外装材の取付具及び建物の外装構造 - Google Patents

外装材の取付具及び建物の外装構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018053487A
JP2018053487A JP2016188522A JP2016188522A JP2018053487A JP 2018053487 A JP2018053487 A JP 2018053487A JP 2016188522 A JP2016188522 A JP 2016188522A JP 2016188522 A JP2016188522 A JP 2016188522A JP 2018053487 A JP2018053487 A JP 2018053487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support piece
piece
locking
fixture
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016188522A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6857988B2 (ja
Inventor
雅也 南川
Masaya Minamikawa
雅也 南川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiha Corp
Original Assignee
Nichiha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiha Corp filed Critical Nichiha Corp
Priority to JP2016188522A priority Critical patent/JP6857988B2/ja
Publication of JP2018053487A publication Critical patent/JP2018053487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6857988B2 publication Critical patent/JP6857988B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

【課題】外装材を構造材に安定して取り付けることができる外装材の取付具及び建物の外装構造を提供する。【解決手段】取付具10は、構造体8に固定される固定部15と、固定部15から突出し、かつ幅方向に延びる支承片13と、支承片13の先端縁13Eから第1方向に延びる第1係止片11L、11Rと、支承片13から第1方向とは逆向きの第2方向に延びる第2係止片12L、12Rと、支承片13に対して第1方向に設けられた第1支持部31L、31Rと、支承片13に対して第2方向に設けられた第2支持部32L、32Rと、を備える。第1係止片11L、11Rは、第1係止片11L、11Rの先端11Eから支承片13まで達する切り欠き19によって支承片13の幅方向で複数個に分割されている。第2係止片12L、12Rは、支承片13の幅方向において、切り欠き19から偏倚した位置に設けられている。【選択図】図5

Description

本発明は外装材の取付具及び建物の外装構造に関する。
従来の外装材の取付具には、例えば、特許文献1に開示されているものがある。この取付具は、構造体に固定される固定板と、外装材を支承する水平片と、外装材を係止する上支持片及び下支持片と、外装材の裏面と当接する外向き片及び内向き片とを備えている。水平片は、固定板から折り曲げられて構造体とは反対側に突出し、かつ幅方向に延びている。上支持片は、水平片の先端縁から上向きに折り曲げられている。下支持片は、水平片のうちの先端縁側に位置する部分が切り起こされて下向きに折り曲げられている。上支持片には欠損部が形成されている。欠損部は、上支持片の少なくとも下端を残して形成されている。つまり、上支持片は、1枚の平板である。固定板を構造体に固定する締結具は、欠損部によって、上支持片との干渉が抑制される。
特開2014−145208号公報
しかし、従来の取付具では、固定板が過度な締結力によって構造体に固定されると、固定板の周縁部が構造体から浮くように固定板が変形してしまうおそれがある。この場合、水平片を介して固定板と接続する1枚の平板である上支持片に反りや歪みが生じ易い。その結果、上支持片が適正位置からずれた位置で外装材を係止するおそれがある。そして、施工後、風圧や地震等により取付具に外力が作用すると、反りや歪みが生じた上支持片が外装材を拘束することにより、外装材が損傷したり、外装材同士の接合部に隙間が生じたりする不具合が発生するおそれがある。このため、この取付具では、外装材を構造材に安定して取り付けることが難しくなるおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、外装材を構造材に安定して取り付けることができる外装材の取付具及び建物の外装構造を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の第1の態様の外装材の取付具は、建物を構成する構造体に対して外装材を取り付けるための取付具であって、
前記構造体に固定される固定部と、
前記固定部から突出し、かつ幅方向に延びる支承片と、
前記支承片の先端縁から第1方向に延びる第1係止片と、
前記支承片から前記第1方向とは逆向きの第2方向に延びる第2係止片と、
前記支承片に対して前記第1方向に設けられた第1支持部と、
前記支承片に対して前記第2方向に設けられた第2支持部と、を備え、
前記第1係止片は、前記第1係止片の先端から前記支承片まで達する切り欠きによって前記支承片の前記幅方向で複数個に分割され、
前記第2係止片は、前記支承片の前記幅方向において、前記切り欠きから偏倚した位置に設けられていることを特徴とする。
第1の態様の外装材の取付具では、固定部が過度な締結力によって構造体に固定され、固定部の周縁部が構造体から浮くように固定部を変形させる力が作用しても、第1係止片が切り欠きによって幅方向で複数個に分割されていることにより、その力が支承片を介して各第1係止片に伝わり難く、各第1係止片に反りや歪みが生じ難い。その結果、各第1係止片が適正位置からずれることを防止できる。そして、施工後、風圧や地震等により取付具に外力が作用する場合でも、反りや歪みが生じ難い各第1係止片によって外装材を好適に拘束できるので、外装材が損傷したり、外装材同士の接合部に隙間が生じたりする不具合の発生を抑制できる。
したがって、本発明の第1の態様の外装材の取付具では、外装材を構造材に安定して取り付けることができる。
本発明の第2の態様として、第2係止片は支承片の幅方向に複数個形成されていることが望ましい。そして、各第2係止片は、分割された複数個の第1係止片のそれぞれに対応する位置に配置されていることが望ましい。
この場合、複数個の第2係止片により、外装材の上端部を複数個所で好適に係止したり、幅方向で接合された外装材同士の上端部を好適に係止したりすることができる。
本発明の第3の態様として、支承片の一部又は固定部の一部が第2方向に切り起こされ、構造体に当接可能な当接部を備えていることが望ましい。
この場合、固定部が構造体に固定された状態で当接部が構造体に当接することにより、取付具の回転等を防止できる。このため、外装材を構造体に安定して取り付けることができる。
本発明の第4の態様として、当接部は、固定部の複数の部分が切り起こされて支承片の幅方向に複数個形成されていることが望ましい。
この場合、構造体が細い間柱であり、固定部がその間柱の中央からずれた位置に固定されるとしても、複数の当接部の少なくとも一つがその間柱に当接できるので、取付具の回転等を効果的に防止できる。また、当接部が固定部から切り起こされることにより、当接部が支承片から切り起こされる場合と比較して、支承片の強度低下を抑制できる。
本発明の第5の態様として、第1係止片は、支承片における幅方向の中央部分に対応する位置で分割されていることが望ましい。
この場合、各第1係止片の面積及び強度を均等に確保できる。このため、取付具に作用する外力を良好に分散でき、各第1係止片に反りや歪みが一層生じ難い。また、第1方向が上向きである場合、切り欠きによって、支承片に溜まる水を好適に排水できる。
本発明の第6の態様として、支承片における幅方向の中央部分には、固定部の近傍から第1係止片の近傍まで延びる第1リブが形成されていることが望ましい。
この場合、第1リブによって補強された支承片が外装材を一層好適に支承できる。
本発明の第7の態様として、支承片における幅方向の両端部分には、固定部から第1係止片の近傍まで延びる第2リブが形成されていることが望ましい。
この場合、第2リブによって補強された支承片が外装材を一層好適に支承できる。
本発明の第8の態様として、固定部には、締結具を挿通するための固定孔が設けられていることが望ましい。そして、切り欠きの支承片の幅方向における長さは、固定孔の内径よりも小さく設定されていることが望ましい。
この場合、切り欠きの幅を不要に大きくすること無く、各第1係止片の面積及び強度を好適に確保できる。このため、取付具に作用する外力を良好に分散でき、各第1係止片に反りや歪みが一層生じ難い。
本発明の第9の態様として、固定部には、締結具を挿通するための固定孔が設けられていることが望ましい。固定孔の軸心は、固定部から第1係止片に向かうにつれて支承片から第1方向に離間するように傾斜していることが望ましい。そして、第1係止片の先端が支承片から第1方向に離間する第1距離は、固定孔の下端が支承片から第1方向に離間する第2距離よりも大きく設定されていることが望ましい。
この場合、第1係止片の先端に締結具が干渉することを抑制しつつ第2距離を小さくして、固定孔を支承片に近い位置に設けることができる。その結果、固定孔に挿通される締結具によって、固定部を構造体に強固に固定できる。
本発明の第10の態様として、建物の外装構造は、外装材と、
建物を構成する構造体と、
前記構造体に対して前記外装材を取り付けるための取付具と、を備えた外装構造であって、
前記取付具は、前記構造体に固定される固定部と、
前記固定部から前記構造体とは反対側に突出し、かつ幅方向に延びて、外装材を支承する支承片と、
前記支承片の先端縁から第1方向に延び、前記外装材を係止する第1係止片と、
前記支承片から前記第1方向とは逆向きの第2方向に延び、前記外装材を係止する第2係止片と、
前記支承片に対して前記第1方向に設けられ、前記外装材の裏面と当接する第1支持部と、
前記支承片に対して前記第2方向に設けられ、前記外装材の裏面と当接する第2支持部と、を備え、
前記第1係止片は、前記第1係止片の先端から前記支承片まで達する切り欠きによって前記支承片の前記幅方向で複数個に分割され、
前記第2係止片は、前記支承片の前記幅方向において、前記切り欠きから偏倚した位置に設けられていることを特徴とする。
本発明の第10の態様の建物の外装構造によれば、第1の態様の外装材の取付具が奏する作用効果によって、外装材を構造材に安定して取り付けることができる。
本発明の外装材の取付具及び建物の外装構造によれば、締結具による外力が作用した場合の取付具の変形を防止して、外装材を構造材に安定して取り付けることができる。
図1は、実施の形態の建物の外装構造の斜視図である。 図2は、外壁板の斜視図である。 図3は、横張りされる外壁板と取付具との相対位置関係を示す正面図である。 図4は、縦張りされる外壁板と取付具との相対位置関係を示す正面図である。 図5は、横張りされる外壁板が取付具によって保持された状態を示す部分斜視図である。 図6は、縦張りされる外壁板が取付具によって保持された状態を示す部分斜視図である。 図7は、実施の形態の取付具の斜視図である。 図8は、実施の形態の取付具の正面図である。 図9は、実施の形態の取付具の上面図である。 図10は、実施の形態の取付具の下面図である。 図11は、図9のXI−XI断面を示す断面図である。 図12は、図10のXII−XII断面を示す断面図である。 図13は、取付具に形成される前の鋼板の展開図である。 図14は、横張りされる2枚の外壁板が上下に並ぶ状態で取付具によって保持された状態を示す部分断面図である。 図15は、切り欠きの第1の変形例を示す取付具の部分正面図である。 図16は、切り欠きの第2の変形例を示す取付具の部分正面図である。 図17は、切り欠きの第3の変形例を示す取付具の部分正面図である。 図18は、切り欠きの第4の変形例を示す取付具の部分正面図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、図1において、垂直上方向を上と表示し、垂直下方向を下と表示する。また、図1の屋外から屋内に向う方向において水平左方向を左と表示し、水平右方向を右と表示する。そして、図2以降の各図に示す各方向は、図1に対応させて表示する。
(実施の形態)
図1に示すように、実施の形態の外装構造は、外装構造の具体的態様の一例である。この外装構造は、住宅、施設、倉庫等の建物を構成する木造の構造体8に対し、図2〜図6等に示す複数の外壁板2を取り付けたものである。外壁板2は、「外装材」の一例である。外壁板2は、それ自体が高い強度や剛性を有して建物の外壁を構成する板材である。なお、外装材は外壁板に限定されず、例えば、表面に意匠性の高い化粧面を有する化粧板等であってもよい。
図1に示すように、本実施の形態では、構造体8は、木造軸組構法によって建築されるものである。構造体8は、複数の構造部材によって構成される。構造部材には、左右方向に所定の間隔を有して並ぶ複数の柱材9等の他、柱材9間に配置される間柱等の補助部材も含まれる。各柱材9の屋外方向を向く外面には、胴縁と呼ばれる支持部材7が図示しない止めネジや釘等によって固定されている。この支持部材7も構造部材に含まれる。各柱材9と支持部材7との間には、防水シート6が敷設されている。なお、構造体8は、本実施の形態の構成に限定されず、木造枠組壁構法等によって建築されてもよい。また、外装構造に外装される構造体は、例えば、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、レンガ造等の躯体であってもよい。
図3〜図6に示すように、取付具10は、構造部材としての各柱材9に固定されて、構造体8に対し、複数の外壁板2を上下方向及び左右方向に隣接するように取り付けるためのものである。取付具10は、各柱材9に対して上下方向に複数並んで設けられている。
図1、図3及び図5に示す例では、取付具10は、略長方形状の外壁板2の長辺を左右方向に向けた状態で、構造体8に対して外壁板2を取り付けている。つまり、外壁板2が横張りされる際、取付具10は、図3及び図5に示す姿勢で各柱材9に固定される。
図4及び図6に示す例では、取付具10は、略長方形状の外壁板2の長辺を上下方向に向けた状態で、構造体8に対して外壁板2を取り付けている。つまり、外壁板2が縦張りされる際、取付具10は、図4及び図6に示す姿勢で各柱材9に固定される。図4及び図6に示す取付具10の姿勢は、図3及び図5に示す取付具10の姿勢に対して時計回りに90度回転されている。
図7〜図13を参照して行う取付具10の形状等の説明では、図1、図3及び図5に示す取付具10の姿勢を基準とする。具体的には、取付具10の表側は、構造体8とは反対側である屋外方向を向き、取付具10の裏側は、構造体8側である屋内方向を向く。取付具10の幅方向は、左右方向となる。また、以下の説明において、第1方向は、上向きの方向である。第1方向とは逆向きの第2方向は、下向きの方向である。
取付具10は、鉄やステンレススチール等の金属板が打ち抜き加工、プレス加工及び折り曲げ加工等されることによって製造される。なお、取付具10の材質や製造方法は上記に限定されず、各種の材料や、製造方法を適宜選択できる。
図13は、取付具10がプレス加工及び折り曲げ加工等される前の鋼板材料の形状、つまり、取付具10の展開図を示している。破線は山折りされる箇所を示している。一点鎖線は谷折りされる箇所を示している。二点鎖線はプレス加工によって膨出する領域を示している。
図7〜図12に示すように、固定部15は、正面視した場合に略矩形状とされた略平板部分である。固定部15には、金属板がプレス加工されてなる膨出部16A、16C、16L、16Rが取付具10の表側に向かって凸設されている。
膨出部16Aは、固定部15における上下方向の略中間部で左右方向に延びている。膨出部16Cは、膨出部16Aにおける左右方向の中央部に接続し、下方に延びている。膨出部16Lは、膨出部16Cよりも左方で膨出部16Aに接続し、上方に延びている。膨出部16Rは、膨出部16Cよりも右方で膨出部16Aに接続し、上方に延びている。
図5及び図6に示すように、柱材9等と接触する取付具10の裏側を向く面は、固定部15の基準面15Sとされている。
図8に示すように、固定部15には、1つの第1固定孔17と、3つの第2固定孔18とが設けられている。第1固定孔17は、膨出部16Cの先端面に形成されている。各第2固定孔18は、膨出部16Cよりも上方であって、膨出部16Lと膨出部16Rとの間の位置と、膨出部16Lよりも左方の位置と、膨出部16Rよりも右方の位置とに形成されている。
図5、図6及び図14に示すように、第1固定孔17及び各第2固定孔18は、ネジ10Bや釘等の締結具が挿通されて取付具10を柱材9等に固定するためのものである。図5、図6及び図14では、第1固定孔17にのみネジ10Bが挿通されているがこの構成には限定されない。取付具10の設置場所や設置状態等に応じて、各第2固定孔18にも締結具が挿通される。
図11に示すように、膨出部16Cの先端面が下方に向かうにつれて取付具10の表側に向かうように傾斜していることから、第1固定孔17の軸心X17は、固定部15から第1係止片11L、11Rに向かうにつれて支承片13から上方に離間するように傾斜している。つまり、軸心X17は、取付具10の表側に向けて上り傾斜している。
支承片13は、図13に示す固定部15の下端縁に接続する板状部分が取付具10の表側に向かって折り曲げられることにより形成されている。支承片13は、固定部15の下端縁から取付具10の表側に向かって突出し、かつ、左右方向に延在している。
支承片13における幅方向の中央部分には、金属板がプレス加工されてなる第1リブ41が上向きに膨らむように形成されている。第1リブ41は、屋内外方向において、固定部15の近傍から支承片13の先端縁13Eの近傍まで延びている。
支承片13における幅方向の左端部分には、金属板がプレス加工されてなる第2リブ42Lが上向きに膨らむように形成されている。支承片13における幅方向の右端部分には、金属板がプレス加工されてなる第2リブ42Rが上向きに膨らむように形成されている。第2リブ42L、42Rはそれぞれ、固定部15の下端縁から支承片13の先端縁13Eの近傍まで延びている。
第1係止片11L、11Rは、支承片13の先端縁13Eから上向きに折り曲げられている。より詳しくは、図13に示す取付具10の展開図において、支承片13の先端縁13Eに接続する板状部分には、切り欠き19が形成されている。切り欠き19は、支承片13の先端縁13Eにおける左右方向の中央部分で、その板状部分を支承片13の幅方向で2個に分割している。
左方の第1係止片11Lは、切り欠き19に対して左方の分割片が支承片13の先端縁13Eの左部分から上向きに折り曲げられることにより形成されている。右方の第1係止片11Rは、切り欠き19に対して右方の分割片が支承片13の先端縁13Eの右部分から上向きに折り曲げられることにより形成されている。
つまり、第1係止片は、支承片13の先端縁13Eの左端から右端までにわたって幅方向で連続するのではなく、切り欠き19によって、支承片13の幅方向で2個に分割された第1係止片11L、11Rとなっている。
図8に示すように、第1係止片11L、11Rの先端11Eが支承片13から上向きに離間する距離を第1距離L1とする。第1固定孔17の下端17Eが支承片13から上向きに離間する距離を第2距離L2とする。本実施の形態では、第1距離L1は、第2距離L2よりも大きく設定されている。また、切り欠き19の支承片13の幅方向における長さW19は、第1固定孔17の内径D17よりも小さく設定されている。
第2係止片12L、12Rは支承片13の幅方向に2個形成されている。左方の第2係止片12Lは、左方の第1係止片11Lに対応する位置に配置されている。右方の第2係止片12Rは、右方の第1係止片11Rに対応する位置に配置されている。第2係止片12L、12Rは、支承片13のうちの先端縁13E側に位置する部分が下向きに切り起こされて形成されている。
より詳しくは、図13に示す取付具10の展開図において、左方の第1係止片11Lとなる分割片に隣接する支承片13の一部に略C字形状のスリットが形成され、そのスリットに囲まれた内側部分が下向きに切り起こされることにより、左方の第2係止片12Lが形成されている。右方の第1係止片11Rとなる分割片に隣接する支承片13の一部に略C字形状のスリットが形成され、そのスリットに囲まれた内側部分が下向きに切り起こされることにより、右方の第2係止片12Rが形成されている。
つまり、左方の第1係止片11L及び第2係止片12Lは互いに接続し、右方の第1係止片11R及び第2係止片12Rは互いに接続しているが、左方の第1係止片11L及び第2係止片12Lと、右方の第1係止片11R及び第2係止片12Rとは、切り欠き19によって分断されている。
左方の側板部38Lは、図13に示す固定部15の左端縁に接続する板状部分が折り曲げられることにより形成されている。右方の側板部38Rは、図13に示す固定部15の右端縁に接続する板状部分が折り曲げられることにより形成されている。側板部38L、38Rは、取付具10の表側に向かって突出し、かつ、上下方向に延在している。
左方の第1支持部31Lは、支承片13よりも上方で、左方の側板部38Lから先端側の部分が、左方に屈曲し、基準面15Sと平行な平板状に延在している。右方の第1支持部31Rは、支承片13よりも上方で、右方の側板部38Rから先端側の部分が、右方に屈曲し、基準面15Sと平行な平板状に延在している。
図7、図8及び図10に示すように、左方の第2支持部32Lは、支承片13よりも下方で、左方の側板部38Lから先端側の部分が、右方に屈曲し、基準面15Sと平行な平板状に延在している。右方の第2支持部32Rは、支承片13よりも下方で、右方の側板部38Rから先端側の部分が、左方に屈曲し、基準面15Sと平行な平板状に延在している。
図8、図10及び図12に示すように、当接部35L、35Rは、支承片13の幅方向に2個形成され、それぞれ固定部15および支承片13よりも下方に位置している。より詳しくは、図13に示す取付具10の展開図において、支承片13に隣接する固定部15の一部に略C字形状のスリットが形成され、そのスリットに囲まれた内側部分が下向きに切り起こされることにより、それぞれの当接部35L、35Rが形成されている。
図12及び図14に示すように、当接部35L、35Rにおける取付具10の裏側を向く面は、基準面15Sと面一である。つまり、当接部35L、35Rは、固定部15が構造体8に固定された状態で構造体8に当接可能である。
次に、外壁板2の具体的構成について説明する。この際、上下方向及び左右方向について、図1、図3及び図5に示す横張りされた外壁板2の姿勢を基準とする。
本実施の形態では、外壁板2は、セメントを含む窯業系材料からなる。なお、外壁板2の材質や形状は上記には限定されない。例えば、材質は金属系材、木質系材、樹脂系材等を適宜選択でき、形状は四辺形状で上下に長い略矩形形状の板材等を適宜選択できる。
図2に示すように、外壁板2の表面2Fは、例えばレンガ柄等のデザインが施された外装面となっている。外壁板2の左端部及び右端部には、平坦面が形成されている。外壁板2の下端部には、表側接合部23が形成されている。外壁板2の上端部には、裏側接合部24が形成されている。なお、図2では、外壁板2の大きさに対して、表側接合部23及び裏側接合部24の大きさが誇張して図示されている。
表側接合部23は、外壁板2の裏面2Bから表面2Fに向かって段状に形成され、左右方向、すなわち、外壁板2の下端部に沿って延在している。表側接合部23には、上向きに略テーパ状に凹む係合凹部23Aが形成されている。
裏側接合部24は、外壁板2の表面2Fから裏面2Bに向かって段状に形成され、左右方向、すなわち、外壁板2の上端部に沿って延在している。裏側接合部24における屋外方向を向く平坦面には、コーキング24Sが設けられている。コーキング24Sは、裏側接合部24に沿って直線状に配設されている。なお、コーキングは必須ではなく、コーキング24Sを省略することもできる。裏側接合部24には、コーキング24Sよりも上方において上向きに略テーパ状に突出する係合凸部24Aが形成されている。
外壁板2が横張りされる場合、図14に示すように、下側の外壁板2の裏側接合部24と、上側の外壁板2の表側接合部23とが重なり合うことによって、上下方向に隣接する外壁板2同士の間に、左右方向に延びる合決り部25が形成されるようになっている。
図6に示すように、外壁板2が縦張りされる場合、図示は省略するが、左側の外壁板2の裏側接合部24と、右側の外壁板2の表側接合部23とが重なり合うことによって、左右方向に隣接する外壁板2同士の間に、上下方向に延びる合決り部25が形成されるようになっている。
このような構成である外壁板2は、以下のようにして、取付具10に支持される。
外壁板2が横張りされる場合、図1に示すように、初めに、構造体8の外面の最も下方の位置に、外壁板2を取り付ける。この際、外壁板2の下端部は、構造体8の外面の最下部に配置されて左右方向に延びる下端支持部材55に係止される。
次に、図5に示すように、取付具10の基準面15Sを柱材9に当接させ、かつ第2支持部32L、32Rと外壁板2の裏面2Bとを当接させながら、取付具10を下方に移動させる。これにより、第2係止片12L、12Rが外壁板2の裏側接合部24の係合凸部24Aに当接する。この状態で、締結具としてのネジ10Bを第1固定孔17に挿通し、柱材9にねじ込むことにより、取付具10は、柱材9に固定された固定状態となる。この際、第1固定孔17の軸心X17が屋外方向に向かって上り傾斜していることにより、ネジ10Bが第1係止片11L、11Rの先端11Eに干渉し難い。なお、ネジ10Bを第2固定孔18にねじ込むこともできる。
これにより、外壁板2の裏側接合部24の係合凸部24Aは、取付具10の第2係止片12L、12Rによって係止される。また、外壁板2の裏面2Bに第2支持部32L、32Rが当接することにより、外壁板2は、屋内方向に向かって位置ずれしないように規制される。その結果、図14に示すように、構造体8と外壁板2の裏面2Bとの間に、通気空間S1が確保される。
また、基準面15Sと面一である当接部35L、35Rは、柱材9に当接して、取付具10がネジ10B周りで回転することを防止する。
次に、その外壁板2の上方に、次の外壁板2を取り付ける。これにより、上側に位置する外壁板2の表側接合部23の係合凹部23Aは、取付具10の第1係止片11L、11Rによって係止される。
この際、支承片13に形成されている第1リブ41及び第2リブ42L、42Rが上側の外壁板2の下端部に下方から接触することによって、支承片13が上側の外壁板2を支承する。
また、上側の外壁板の裏面2Bには、取付具10の第1支持部31L、31Rが当接する。これにより、上側の外壁板2は、屋内方向に向かって位置ずれしないように規制される。その結果、構造体8と、上側の外壁板2の裏面2Bとの間にも、通気空間S1が確保される。
こうして、取付具10は、固定状態において、下側の外壁板2の上端部と、上側の外壁板2の下端部とを支持する。このような作業を他の外壁板2についても実施することにより、各外壁板2は、上下方向及び左右方向に隣接する状態で、各柱材9に支持され、構造体8の外面を覆う。
図6に示すように、取付具10によって外壁板2が縦張りされる場合には、取付具10によって外壁板2が横張りされる場合を時計回りに90°回転させた状態であるので、説明は省略する。
図示は省略するが、外壁板2が横張りされる場合において、取付具10は、上下方向及び左右方向に隣接する4枚の外壁板2同士の角部が突き合わされる箇所に配置されて、各外壁板2の角部を支持することもできる。この場合、第2係止片12Lは、左下側の外壁板2の右上側の角部を係止する。第2係止片12Rは、右下側の外壁板2の左上側の角部を係止する。第1係止片11Lは、左上側の外壁板2の右下側の角部を係止する。第1係止片11Rは、右上側の外壁板2の左下側の角部を係止する。
また、図示は省略するが、複数の取付具10の間に、追加的に他の取付具を配置して、隣接する外壁板2同士をより強固に支持させてもよい。
<作用効果>
実施の形態の取付具10を取り付ける際には、固定部15が過度な締結力によって構造体8に固定されると、固定部15の周縁部が構造体8から浮くように固定部15を変形させる力が作用するおそれがある。具体的には、図5及び図6に示すように、第1固定孔17等に挿通されたネジ10Bが柱材9に深くねじ込まれることにより、固定部15における第1固定孔17等の周辺を柱材9に過度に接近させる力が作用すると、その力の影響を受けて、固定部15の上端部、下端部、左端部及び右端部を図5及び図6に二点鎖線C1〜C4で示すように反ったり歪んだりさせて、柱材9から浮かせる力が作用するおそれがある。
ここで、この取付具10では、第1係止片11L、11Rが切り欠き19によって支承片13の幅方向で2個に分割されている。これにより、図5及び図6に二点鎖線C1〜C4で示すような固定部15を変形させる力が生じたとしても、その力が支承片13を介して第1係止片11L、11Rに伝わり難く、第1係止片11L、11Rのそれぞれに反りや歪みが生じることを防止する。その結果、第1係止片11L、11Rが適正位置からずれた位置で外壁板2を係止することを防止できる。そして、施工後、風圧や地震等により取付具10に外力が作用する場合でも、反りや歪みが生じ難い第1係止片11L、11Rによって外壁板2を好適に拘束できるので、外壁板2が損傷したり、外壁板2同士の接合部、例えば、図14に示す合決り部25に隙間が生じたりする不具合の発生を抑制できる。
したがって、実施の形態の取付具10及び外装構造によれば、外壁板2を構造材8の柱材9等に安定して取り付けることができる。
また、この取付具10では、第2係止片12L、12Rは支承片13の幅方向に2個形成されている。そして、左方の第2係止片12Lは、左方の第1係止片11Lに対応する位置に配置されている。また、右方の第2係止片12Rは、右方の第1係止片11Rに対応する位置に配置されている。このような第2係止片12L、12Rを備えることにより、この取付具10では、外壁板2の上端部を2箇所で好適に係止したり、支承片13の幅方向で接合された外壁板2同士の上端部を好適に係止したりすることができる。
さらに、この取付具10では、図14に示すように、固定部15が柱材9に固定された状態で、当接部35L、35Rが柱材9に当接することにより、取付具10がネジ10B周りで回転して位置ズレすることを防止できる。このため、外壁板2を構造体8に安定して取り付けることができる。
また、この取付具10では、図13に示すように、当接部35L、35Rは、固定部15の2箇所に略C字形状のスリットが形成され、各スリットに囲まれた内側部分が下向きに切り起こされて2個形成されている。このため、図5及び図6に示すように、柱材9が細い間柱であり、固定部15がその柱材9の中央からずれた位置に固定されるとしても、2個の当接部35L、35Rの少なくとも一つがその柱材9に当接できるので、取付具10のネジ10B周りの回転を効果的に防止できる。また、当接部35L、35Rが固定部15から切り起こされることにより、当接部35L、35Rが支承片13から切り起こされる場合と比較して、支承片13の強度低下を抑制できる。
さらに、この取付具10では、第1係止片11L、11Rは、支承片13における幅方向の中央部分にある切り欠き19によって分割されているので、第1係止片11L、11Rの面積及び強度を均等に確保できる。このため、取付具10に作用する外力を良好に分散でき、第1係止片11L、11Rに反りや歪みが一層生じ難い。また、図5等に示すように、取付具10によって外壁板2が横張りされる場合、切り欠き19によって、支承片13に溜まる水を好適に排水できる。
また、この取付具10では、図8、図9及び図11に示すように、支承片13における幅方向の中央部分に、固定部15の近傍から第1係止片11L、11Rの近傍まで延びる第1リブ41が形成されることにより、支承片13が補強されている。このような支承片13によって、外壁板2を一層好適に支承できる。
さらに、この取付具10では、図8及び図9に示すように、支承片13における幅方向の両端部分に、固定部15から第1係止片11L、11Rの近傍まで延びる第2リブ42L、42Rが形成されることにより、支承片13が補強されている。このような支承片13によって外壁板2を一層好適に支承できる。
さらに、この取付具10では、図8に示すように、切り欠き19の支承片13の幅方向における長さW19が第1固定孔17の内径D17よりも小さく設定されているので、切り欠き19の幅を不要に大きくすること無く、第1係止片11L、11Rの面積及び強度を好適に確保できる。このため、取付具10に作用する外力を良好に分散でき、第1係止片11L、11Rに反りや歪みが一層生じ難い。
また、この取付具10では、図11に示すように、固定部15に設けられた第1固定孔17の軸心X17は、固定部15から第1係止片11L、11Rに向かうにつれて支承片13から上向きに離間するように傾斜している。そして、図8に示すように、第1係止片11L、11Rの先端11Eが支承片13から上向きに離間する第1距離L1は、第1固定孔17の下端17Eが支承片13から上向きに離間する第2距離L2よりも大きく設定されている。これにより、この取付具10では、第1係止片11L、11Rの先端11Eにネジ10Bが干渉することを抑制しつつ第2距離L2を小さくして、第1固定孔17を支承片13に近い位置に設けることができる。その結果、第1固定孔17に挿通されるネジ10Bによって、固定部15を構造体8に強固に固定できる。また、細い間柱である柱材9に外壁板2を縦張りする場合でも、支承片13に近い位置にある第1固定孔17にネジ10Bを挿通することにより、取付具10の柱材9に対する取付位置を柱材9の中央に配置し易い。
以上において、本発明の形態を実施の形態に即して説明したが、本発明の形態は上記実施の形態に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、切り欠きは、図15〜図18に示す第1〜4の変形例に示すように、様々な形状を採用することができる。第1〜4の変形例における切り欠き119、219、319、419A、419B以外の構成は、実施の形態と同様である。このため、実施の形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
第1の変形例では、実施の形態の切り欠き19を図15に示す切り欠き119に変更している。切り欠き119は、第1係止片11L、11Rの先端11E側から支承片13の先端縁13Eに向かうにつれて幅が縮小するテーパ形状である。切り欠き119の左辺119L及び右辺119Rは直線状に延びている。
第2の変形例では、実施の形態の切り欠き19を図16に示す切り欠き219に変更している。切り欠き219も、第1係止片11L、11Rの先端11E側から支承片13の先端縁13Eに向かうにつれて幅が縮小するテーパ形状である。切り欠き219の左辺219Lは、その中間部が下方かつ左方に膨らむ円弧状に延びている。切り欠き219の右辺219Rは、その中間部が下方かつ右方に膨らむ円弧状に延びている。
第3の変形例では、実施の形態の切り欠き19を図17に示す切り欠き319に変更している。切り欠き319は、第1係止片11L、11Rの先端11E側から支承片13の先端縁13Eに向かうにつれて幅が拡大する逆テーパ形状である。切り欠き319の左辺319L及び右辺319Rは直線状に延びている。
第4の変形例では、実施の形態の切り欠き19を図18に示す2つの切り欠き419A、419Bに変更している。左方の切り欠き419Aは、第1固定孔17よりも左方の位置で、第1係止片11Lの先端11E側から支承片13の先端縁13Eまで細幅で切り欠かれている。右方の切り欠き419Bは、第1固定孔17よりも右方の位置で、第1係止片11Rの先端11E側から支承片13の先端縁13Eまで細幅で切り欠かれている。このような切り欠き419A、419Bによって、左方の第1係止片11Lと右方の第1係止片11Rとの間に、別の第1係止片11Cが形成されている。つまり、第4の変形例では、第1係止片が3個に分割されている。
第1〜4の変形例の切り欠き119、219、319、419A、419Bを含む取付具においても、実施の形態の取付具10と同様に、外壁板2を構造材8の柱材9等に安定して取り付けることができる。
実施の形態では、当接部35L、35Rが固定部15から切り起こされて形成されているがこの構成には限定されず、例えば、当接部35L、35Rを支承片13から切り起こして形成してもよい。
8…構造体
2…外装材(外壁板)
10…取付具
15…固定部
13…支承片
13E…支承片の先端縁
11L、11R…第1係止片
12L、12R…第2係止片
2B…外装材の裏面(外壁板の裏面)
31L、31R…第1支持部
32L、32R…第2支持部
19、119、219、319、419A、419B…切り欠き
35L、35R…当接部
41…第1リブ
42L、42R…第2リブ
10B…締結具(ネジ)
17、18…固定孔(17…第1固定孔、18…第2固定孔)
X17…固定孔の軸心(第1固定孔の軸心)
11E…第1係止片の先端
L1…第1距離
17E…固定孔の下端(第1固定孔の下端)
L2…第2距離
W19…切り欠きの支承片の幅方向における長さ
D17…固定孔の内径(第1固定孔の内径)

Claims (10)

  1. 建物を構成する構造体に対して外装材を取り付けるための取付具であって、
    前記構造体に固定される固定部と、
    前記固定部から突出し、かつ幅方向に延びる支承片と、
    前記支承片の先端縁から第1方向に延びる第1係止片と、
    前記支承片から前記第1方向とは逆向きの第2方向に延びる第2係止片と、
    前記支承片に対して前記第1方向に設けられた第1支持部と、
    前記支承片に対して前記第2方向に設けられた第2支持部と、を備え、
    前記第1係止片は、前記第1係止片の先端から前記支承片まで達する切り欠きによって前記支承片の前記幅方向で複数個に分割され、
    前記第2係止片は、前記支承片の前記幅方向において、前記切り欠きから偏倚した位置に設けられていることを特徴とする外装材の取付具。
  2. 前記第2係止片は前記支承片の前記幅方向に複数個形成され、
    各前記第2係止片は、分割された複数個の前記第1係止片のそれぞれに対応する位置に配置されている請求項1記載の外装材の取付具。
  3. 前記支承片の一部又は前記固定部の一部が前記第2方向に切り起こされ、前記構造体に当接可能な当接部を備えている請求項1又は2記載の外装材の取付具。
  4. 前記当接部は、前記固定部の複数の部分が切り起こされて前記支承片の前記幅方向に複数個形成されている請求項3記載の外装材の取付具。
  5. 前記第1係止片は、前記支承片における前記幅方向の中央部分に対応する位置で分割されている請求項1乃至4のいずれか1項記載の外装材の取付具。
  6. 前記支承片における前記幅方向の中央部分には、前記固定部の近傍から前記第1係止片の近傍まで延びる第1リブが形成されている請求項1乃至5のいずれか1項記載の外装材の取付具。
  7. 前記支承片における前記幅方向の両端部分には、前記固定部から前記第1係止片の近傍まで延びる第2リブが形成されている請求項1乃至6のいずれか1項記載の外装材の取付具。
  8. 前記固定部には、締結具を挿通するための固定孔が設けられ、
    前記切り欠きの前記支承片の前記幅方向における長さは、前記固定孔の内径よりも小さく設定されている請求項1乃至7のいずれか1項記載の外装材の取付具。
  9. 前記固定部には、締結具を挿通するための固定孔が設けられ、
    前記固定孔の軸心は、前記固定部から前記第1係止片に向かうにつれて前記支承片から前記第1方向に離間するように傾斜し、
    前記第1係止片の先端が前記支承片から前記第1方向に離間する第1距離は、前記固定孔の下端が前記支承片から前記第1方向に離間する第2距離よりも大きく設定されている請求項1乃至8のいずれか1項記載の外装材の取付具。
  10. 外装材と、
    建物を構成する構造体と、
    前記構造体に対して前記外装材を取り付けるための取付具と、を備えた外装構造であって、
    前記取付具は、前記構造体に固定される固定部と、
    前記固定部から前記構造体とは反対側に突出し、かつ幅方向に延びて、外装材を支承する支承片と、
    前記支承片の先端縁から第1方向に延び、前記外装材を係止する第1係止片と、
    前記支承片から前記第1方向とは逆向きの第2方向に延び、前記外装材を係止する第2係止片と、
    前記支承片に対して前記第1方向に設けられ、前記外装材の裏面と当接する第1支持部と、
    前記支承片に対して前記第2方向に設けられ、前記外装材の裏面と当接する第2支持部と、を備え、
    前記第1係止片は、前記第1係止片の先端から前記支承片まで達する切り欠きによって前記支承片の前記幅方向で複数個に分割され、
    前記第2係止片は、前記支承片の前記幅方向において、前記切り欠きから偏倚した位置に設けられていることを特徴とする建物の外装構造。
JP2016188522A 2016-09-27 2016-09-27 外装材の取付具及び建物の外装構造 Active JP6857988B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016188522A JP6857988B2 (ja) 2016-09-27 2016-09-27 外装材の取付具及び建物の外装構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016188522A JP6857988B2 (ja) 2016-09-27 2016-09-27 外装材の取付具及び建物の外装構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018053487A true JP2018053487A (ja) 2018-04-05
JP6857988B2 JP6857988B2 (ja) 2021-04-14

Family

ID=61835408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016188522A Active JP6857988B2 (ja) 2016-09-27 2016-09-27 外装材の取付具及び建物の外装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6857988B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001342727A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Asahi Glass Co Ltd 外装材の取付け構造
JP2003147937A (ja) * 2001-11-13 2003-05-21 Yuusu Kitaura:Kk 壁用パネル状材の取付金具
JP2003268952A (ja) * 2002-03-15 2003-09-25 Sekisui House Ltd 外壁材取付金具
JP2005232710A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Nichiha Corp 留め付け金具
JP3169899U (ja) * 2011-05-30 2011-08-25 株式会社オズ・ワーク 留付け金具
JP2013245513A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Yuusu Kitaura:Kk 外壁板取付金具および外壁板取付構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001342727A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Asahi Glass Co Ltd 外装材の取付け構造
JP2003147937A (ja) * 2001-11-13 2003-05-21 Yuusu Kitaura:Kk 壁用パネル状材の取付金具
JP2003268952A (ja) * 2002-03-15 2003-09-25 Sekisui House Ltd 外壁材取付金具
JP2005232710A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Nichiha Corp 留め付け金具
JP3169899U (ja) * 2011-05-30 2011-08-25 株式会社オズ・ワーク 留付け金具
JP2013245513A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Yuusu Kitaura:Kk 外壁板取付金具および外壁板取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP6857988B2 (ja) 2021-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4546301B2 (ja) 留め付け金具及び外壁施工構造
JP6857978B2 (ja) 外装材の取付具及び建物の外装構造
JP6629109B2 (ja) 外装材の取付具及び外装構造
JP2017166227A (ja) 外装材の取付具及び建物の外装構造
JP6915998B2 (ja) 壁材の取付具、壁構造、及び取付具の製造方法
JP2018150768A (ja) 取付具、取付具と防水材とのセット、壁構造、及び外装材の施工方法
JP2018053487A (ja) 外装材の取付具及び建物の外装構造
JP2018066151A (ja) 板材の端面取付具、壁構造及び板材の施工方法
JP4700455B2 (ja) 留め付け金具及び外壁施工構造
EP3193674B1 (en) Mounting assembly
JP2015007355A (ja) 部材係止具、梁下取付部材および天井構造
JP4988635B2 (ja) 簡易敷設型デッキ構造体用框材
JP2017040151A (ja) 太陽光パネル取付金具
JP2019044412A (ja) パイプ抱持バンド取付具およびその組み立て方法
JP7474185B2 (ja) 水切り仮固定治具
JP2018127863A (ja) 壁材の取付具、及び壁構造
JP2005220653A (ja) 外装材の取付金具
JP4438765B2 (ja) 外装パネル用役物
JP2007070802A (ja) 脚付き座金
JP5352205B2 (ja) 笠木用エンドキャップ
JP4462139B2 (ja) 外装パネル用の胴縁と留め金具の構造
JP2009046914A (ja) タイトフレーム及び折板屋根
JP2007002575A (ja) 外装材の取付金具及び外装材の取付構造
JP4765788B2 (ja) 外装パネル用役物
JP4850614B2 (ja) 階間胴差部における水切り板の連結構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190516

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6857988

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150