JP2018050541A - ペットフード粒体、その製造方法および製造装置、ならびにペットフード - Google Patents

ペットフード粒体、その製造方法および製造装置、ならびにペットフード Download PDF

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Abstract

【課題】嗜好性を低下させずに食後の吐き戻しを低減できるペットフード粒体を提供する。
【解決手段】食後の吐き戻し低減用のペットフード粒体であって、水分含有量が3〜12質量%である膨化粒からなり、ネスティングインデックス0.25mmのLフィルターを使用して測定される算術平均面粗さSaが14μm以上である面を有する粒を60%以上含み、かつ25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下である粒を60%以上含むことを特徴とするペットフード粒体。
【選択図】なし

Description

本発明はペットフード粒体、該ペットフード粒体の製造方法および製造装置、ならびに該ペットフード粒体を含むペットフードに関する。
例えば、ネコが毛づくろいの際に自らの体毛を飲み込んで体内に溜まった毛玉を吐き出すことは普通に見られる。しかし、毛玉の吐き出しとは別に、ペットフードを食べた後約1時間以内に吐き戻してしまうことがある。
このような食後の吐き戻しは、吐瀉物が透明又は薄い黄色である(食されたペットフードに胆汁がまだ充分に混合されていない)ことから、胃〜十二指腸上部においてペットフードの粒が硬い状態で滞留して胃壁又は腸壁を刺激するために惹起されると考えられる。特許文献2の実施例には、粗繊維(不溶性食物繊維)であるリグノセルロースを含有させると、吸水によって粒の硬さが低下しやすくなり、その結果、食後の吐き戻しが抑制されたことが記載されている。
特許文献2には、エクストルーダから排出されたペットフード材料を膨化した後に切断する方法で製造したペットフードが記載されているが、これは食したときに砕き易い(サクサクとした)粒を製造することを目的としており、食後の吐き戻し抑制に関する記載は無い。
特許第5813688号公報 特開2002−238469号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような粗繊維(不溶性食物繊維)を含むペットフードは、これを含まない場合に比べて嗜好性が低下しやすい。
本発明は、嗜好性を低下させずに食後の吐き戻しを低減できるペットフード粒体、その製造方法および製造装置、並びに該ペットフード粒体を含むペットフードを提供することを目的とする。
本発明は以下の態様を有する。
[1]食後の吐き戻し低減用のペットフード粒体であって、水分含有量が3〜12質量%である膨化粒からなり、ネスティングインデックス0.25mmのLフィルターを使用して測定される算術平均面粗さSaが14μm以上である面を有する粒を60%以上含み、かつ25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下である粒を60%以上含むことを特徴とするペットフード粒体。
[2] 前記[1]のペットフード粒体と、それとは異なる他のペットフード粒体を含み、前記他のペットフード粒体は、繊維源を含有し水分含有量が3〜12質量%である粒からなり、ネスティングインデックス0.25mmのLフィルターを使用して測定される算術平均面粗さSaが14μm以上である面を有する粒の割合が60%未満であり、かつ25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下である粒を60%以上含む、ペットフード。
[3] 前記[1]のペットフード粒体を製造する方法であって、原料混合物を加熱混練して混練物を排出する押出成型機に原料混合物を供給し、該押出成型機から排出された混練物が膨化し、次いで収縮し始めた後に切断することを特徴とするペットフード粒体の製造方法。
[4] 原料混合物を加熱混練して混練物を排出する押出成型機と、前記押出成型機の排出口に設けられ前記混練物を棒状に排出するダイプレートと、前記ダイプレートの排出口の近傍で、前記混練物を所定長さに切断するカッターとを備え、前記ダイプレートは、前記押出成型機側に形成された第1の開口部と、前記カッター側に形成された第2の開口部と、前記第1の開口部と第2の開口部を連通する流路を備え、前記第2の開口部の内径は前記流路の最小内径の3.5倍以上であり、前記押出成型機から排出された混練物が前記ダイプレート内で膨化し、次いで収縮し始めた後に前記カッターによって切断されることを特徴とするペットフード粒体の製造装置。
本発明によれば、嗜好性を低下させずに食後の吐き戻しを低減できるペットフード粒体、および該ペットフード粒体を含むペットフードが得られる。
本発明のペットフード粒体の製造装置の例を示す断面図である。 図1の装置を使用してペットフード粒体を製造する方法を説明するための断面図である。 他のペットフード粒体を製造する装置および方法を説明するための断面図である。
本明細書において、「ペット」とは人に飼育されている動物をいう。より狭義の意味では、ペットは飼い主に愛玩される動物である。また、「ペットフード」とは、ペット用の飼料をいう。本発明にかかるペットフードを「動物用飼料」又は「動物の餌」として販売することが可能である。
本明細書において、ペットフード粒体とは、ペットフードの一部または全部として用いられる粒の集合を意味する。本明細書において、ペットフード粒体を構成する粒を「フード粒」ともいう。
[水分含有量の測定方法]
本明細書において、水分含有量の値は常圧加熱乾燥法で得られる値である。
具体的には、被測定物を粉砕機にかけて1mmの篩を通過するように粉砕し、これを試料とする。分析試料2〜5gを正確に量ってアルミニウム製秤量皿(あらかじめ乾燥して重さを正確に量っておいたもの)に入れ、135±2℃で2時間乾燥し、デシケーター中で放冷後、重さを正確に量って、乾燥前後の重量差から水分含有量を求める。
具体的には、被測定物を粉砕機にかけて1mmの篩を通過するように粉砕し、これを試料とする。アルミ秤量缶の質量(W1グラム)を恒量値として予め測定する。このアルミ秤量缶に試料を入れて質量(W2グラム)を秤量する。つぎに強制循環式の温風乾燥器を使用して、135℃、2時間の条件で試料を乾燥させる。乾燥雰囲気中(シリカゲルデシケーター中)で放冷した後、質量(W3グラム)を秤量する。得られた各質量から下記式を用いて水分含有量を求める。
水分含有量(単位:質量%)=(W2−W3)÷(W2−W1)×100
水分含有量は、最終製品を製造日から30日以内に開封した直後に測定した値、またはこれと同等の条件で測定した値とする。
[硬さの測定方法]
本明細書において、ペットフード粒体を構成するフード粒の硬さ(破断硬さ)は以下の測定方法で得られる値である。
圧縮試験機(EZ−TEST、型番:EZ−500NSX、島津製作所製)を用い、一定の圧縮速度で圧縮したときの破断応力を下記の条件で測定する。
プランジャー:直径20mmの円柱状のプランジャー、プラットフォーム:平皿、圧縮速度:60mm/分、プランジャーの最下点:1.5mm(平皿とプランジャーの間隙)、測定温度:25℃。
具体的には、平皿の上に、測定対象のフード粒を1個置き、フード粒の真上から垂直にプランジャーを一定速度で押し付けながら応力を測定する。応力のピーク値(最大値)を破断応力の値として読み取る。
なお、上記圧縮試験機で測定される破断応力(単位:kgw)の数値に9.8を掛け算する(乗じる)ことによって、破断硬さの数値単位をニュートン(N)に変換できる。
[算術平均面粗さSa]
本明細書において、算術平均面粗さSaは、非接触三次元形状測定機VR−3200(キーエンス社製、ネスティングインデックス0.25mmのLフィルター使用)を用いフード粒の表面観察(拡大倍率40倍、観察視野面積:19〜20mm)を実施し、フード粒の表面について、算術平均粗さSaを算出する。
<ペットフード粒体>
本発明のペットフード粒体を構成するフード粒は膨化粒である。「膨化粒」は、原料混合物を粒状に成形した粒であって、原料混合物の内部で起泡させる膨化工程を経て得られる粒である。「膨化工程」は、加熱、発酵、化学反応または減圧などの手法により、原料混合物の内部で気体を発生させる工程をいう。膨化工程では、気体が発生することにより原料混合物の体積が増加し多孔質の性状となる。原料混合物の体積が増加することにより嵩密度が低下する。膨化工程の前、膨化工程の後、または膨化工程と同時に原料混合物を粒状に成形することにより「膨化粒」が得られる。「非膨化粒」は膨化工程を経ずに製造された粒である。
本発明のペットフード粒体の水分含有量は3〜12質量%であり、5〜12質量%が好ましく、8〜10質量%がより好ましい。水分含有量が前記範囲の下限値以上であると、十分な吸水性が得られる。一方、水分含有量が前記範囲の上限値以下であると、十分な嗜好性および吐き戻し抑制効果が得られる。
本発明ペットフード粒体を構成する全部のフード粒のうち60%以上のフード粒は、算術平均面粗さSa(ネスティングインデックス0.25mmのLフィルター使用)が14μm以上である面を有する。ペットフード粒体を構成するフード粒は、その表面粗さが表面全体で均一でなくてもよく、表面の少なくとも一部の面(Saの測定領域)においてSaが14μm以上であればよい。
Saが14μm以上である面を有すると、フード粒の吸水性が向上し、ペットの体内で胃液等を吸収して柔らかくなりやすい。これはフード粒の表面粗さが大きいほど、フード粒の表面積が大きくなり吸水しやすくなるためと考えられる。このような表面粗さが大きいフード粒を60%以上含むことにより、ペットフード粒体の吸水性が十分に向上し、食後の吐き戻し抑制効果が十分に得られる。
ペットフード粒体に対して、Saが14μm以上である面を有するフード粒は、65質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましい。
該Saの上限は特に限定されないが、フード粒に油脂をコーティングする場合は、Saが大きすぎると均一にコーティングすることが難しくなる。例えば、Saは30μm以下が好ましく、25μm以下がより好ましい。
本発明のペットフード粒体を構成する全部のフード粒のうち60%以上のフード粒は、25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下である。本明細書において、「浸漬した直後」とは、該希塩酸からペットフードを取り出した後1分を意味する。
前記希塩酸は、蒸留水に1規定(N)の塩酸を数滴ずつ滴下してpH2.5(25℃)に調整した希塩酸である。
前記希塩酸に10分間浸漬したフード粒の硬さは、食されたフード粒が胃中で有する硬さに相当すると考えられる。前記硬さが2.5kgw以下であると、胃壁に対する物理的な刺激を低減し、食後の吐き戻しを抑制することができる。前記硬さの下限値は0.0kgw(測定精度以下)である。
このように希塩酸中で柔らかくなるフード粒を60%以上含むことにより、ペットフード粒体の食後の吐き戻し抑制効果が十分に得られる。
ペットフード粒体に対して、前記硬さが2.5kgw以下であるフード粒は、65質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上がさらに好ましく、90質量%以上が特に好ましい。
また、本発明のペットフード粒体を構成する全部のフード粒のうち40%以上のフード粒が、前記25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが1.3kgw以下であることが好ましい。前記硬さの下限値は0.0kgw(測定精度以下)である。
このように希塩酸中で十分に柔らかくなるフード粒を40%以上含むと、ペットフード粒体全体における吸水性のバラツキが低減されやすい。また、より柔らかくなるフード粒の割合が高くなることにより、吐き戻し抑制効果がさらに向上する。
ペットフード粒体に対して、前記硬さが1.3kgw以下であるフード粒は、40質量%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましく、60質量%以上がさらに好ましく、70質量%以上が特に好ましい。
[原料]
本発明のペットフード粒体は上記の物性を満たすものであればよく、原料は限定されない。ペットフードの製造において公知の原料を用いることができる。
粉体原料の例としては穀類(トウモロコシ、小麦、米、大麦、燕麦、ライ麦等)、豆類(丸大豆等)、デンプン類(小麦デンプン、トウモロコシデンプン、米デンプン、馬鈴薯デンプン、タピオカデンプン、甘藷デンプン、サゴデンプン等)、植物性タンパク質(コーングルテンミール、脱脂大豆、大豆タンパク等)、肉類(鶏肉、牛肉、豚肉、鹿肉、ミール類(チキンミール、豚ミール、牛ミール、これらの混合ミール)等)、魚介類(魚肉、ミール類(フィッシュミール)等)、野菜類、粉状の添加物(ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸、フレーバー原料、繊維、着色料、嗜好剤等)が挙げられる。
ミール類とは肉類または魚介類を圧縮させ細かく砕いた粉体を意味する。
嗜好剤としては、動物原料エキス、植物原料エキス、酵母エキス(ビール酵母エキス、パン酵母エキス、トルラ酵母エキス)、酵母(ビール酵母、パン酵母、トルラ酵母等)の乾燥物等が挙げられる。
粉体原料に添加する液体原料として、必要に応じて水、油脂類、液糖、嗜好剤溶液、香料、着色剤等の液体原料を用いることができる。また膨化粒の乾燥後に、油脂類、調味料、嗜好剤、香料等を含む液体原料(コーティング剤)をコーティングしてもよい。
油脂類は植物性油脂でもよく、動物性油脂(鶏油、豚脂(ラード)、牛脂(ヘット)、乳性脂肪等)でもよい。コーティング剤は動物性油脂を含むことが好ましく、特に牛脂を含むことが好ましい。
原料の配合は特に限定されない。得ようとするフード粒の栄養組成を満たすとともに、良好な成形性が得られるように設定することが好ましい。
(ネコ用ペットフード粒体の配合例):穀類55〜75質量%、肉類10〜25質量%、魚介類5〜15質量%、ビタミン・ミネラル類2〜5質量%、油脂類2〜20質量%、残りはその他の成分、合計100質量%。
(イヌ用ペットフード粒体の配合例):穀類65〜85質量%、肉類7〜20質量%、魚介類5〜15質量%、ビタミン・ミネラル類2〜5質量%、油脂類2〜20質量%、残りはその他の成分、合計100質量%。
また、フード粒の吸水に寄与する吸水剤として繊維源(リグノセルロース、精製セルロース等)、保湿剤(グリセリン、ソルビトール等)をペットフード粒体に含有させてもよい。吸水剤は1種でもよく、2種以上を併用してもよい。
ネコ用またはイヌ用のいずれにおいても、吸水剤を含有させる場合は、穀類、肉類、魚介類およびビタミン・ミネラル類の合計100質量部に対して、吸水剤の添加量が0.5〜15質量部であることが好ましい。
嗜好性の点からは繊維源の含有量が少ない方が好ましい。穀類、肉類、魚介類およびビタミン・ミネラル類の合計100質量部に対して、繊維源は0〜9質量部が好ましく、0〜3質量部がより好ましい。
特に繊維源としてリグノセルロースを含有させる場合は、ペットフード粒体に対して0超かつ6質量%未満とし、3質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましい。
[形状・大きさ]
本発明のペットフード粒体を構成するフード粒の形状は、ペットが食するのに好適な形状であればよく、特に制限されない。
例えば球状、多角体状、柱状、ドーナッツ状、板状、碁石状、クローバー状等、あらゆる形状が適用可能である。
また、フード粒の大きさは、ペットが一口で頬張れる小粒形状であってもよいし、ペットが複数回にわたって噛り付くことができる大粒形状であってもよい。
例えば、水平台に置いたフード粒を上方から見た場合の短経および長径が3〜25mm、水平台上のフード粒の下面(下端)から上面(上端)までの厚みが2.5〜20mmのペレット状(粒状又は塊状)の粒であることが好ましく、短経および長径が3〜11mm、厚みが2.5〜9mmのペレット状であることがより好ましく、短径および長径が5〜9mm、厚み2.5〜8mmのペレット状であることがさらに好ましい。この形状であると、ペットフード粒体の製造工程中の加熱処理および乾燥処理において、所定の水分含有率に調整した際の硬さを容易に好ましい範囲に調整しやすい。
<ペットフード粒体の製造方法>
本発明のペットフード粒体の製造方法は、上記の物性を満たすフード粒を製造できる方法であればよく、特に限定されない。
膨化粒はエクストルーダ(押出成型機)を用いて好適に製造できる。例えば、下記の製造装置を用いてペットフード粒体を製造する方法が好ましい。
[製造装置]
図1、2は、本発明のペットフード粒体を製造するのに好適な装置の例を示すもので、要部を模式的に示した断面図である。図2は図1に示す装置を用いてペットフード粒体を製造する方法を説明するための断面図である。
図中符号1はフード粒、2は混練物、11はエクストルーダを示す。エクストルーダ11は原料混合物を加熱混練して混練物2を排出する。エクストルーダ11の排出口には混練物2を棒状に排出するダイプレート12が設けられている。
また図示していないがダイプレート12の排出口の近傍において混練物2を所定長さに切断するカッターが設けられている。図2中の符号13は該カッターによる切断位置を示す。カッターとして、例えば回転刃が用いられる。
ダイプレート12は、エクストルーダ11側に形成された第1の開口部12aと、カッター側に設けられ第2の開口部12bを備える。第1の開口部12aと第2の開口部12bを連通する流路において、第1の開口部12aは第2の開口部12bに向かう方向に漸次縮径しており、最小内径部12cを介して、第2の開口部12bと接続されている。第2の開口部12bの内径は一定である。前記流路の最小内径をr、第2の開口部12bの内径をRで示す。
図2に示すように、エクストルーダ11内で高熱高圧下にあった混練物2は、ダイプレート12の第1の開口部12aから、ダイプレート12内の流路を通り、最小内径部12cから常圧下に押し出され、第2の開口部12b内で膨化する。そして第2の開口部12bの出口(ダイプレート12の排出口)に向かって進行しながら十分に膨化し、次いで第2の開口部12b内で収縮し始めた後にダイプレート12の排出口から排出され、カッターで切断される(切断位置13)ことによってフード粒1が成型(造粒)される。
混練物2は膨化することによって内部に気胞が形成され、膨化が完全に終わって収縮し始めた後にカッターで切断されるため、切断面には気胞が切断されることによって形成された孔が存在する。
こうして成型されるフード粒1の形状は、棒状の混練物2を長さ方向に垂直な面で切断して得られる柱状である。該長さ方向に垂直な切断面(柱状の厚さ方向に垂直な上面と下面)は、該長さ方向に平行な側面よりも算術平均面粗さSaが大きい。
例えばフード粒1を、前記長さ方向に垂直な方向から見た場合の短経および長径が3〜25mm、水平台上のフード粒の下面(厚さ方向の下端)から上面(厚さ方向の上端)までの厚みが2.5〜20mmであることが好ましく、短経および長径が3〜11mm、厚みが2.5〜9mmがより好ましく、短径および長径が5〜9mm、厚み2.5〜8mmであることがさらに好ましい。
ダイプレート12において、第2の開口部12bの内径Rは、ダイプレート12内の流路の最小内径rの3.5倍以上(R/r≧3.5)である。該内径の比を表すR/rの上限はフード粒の成型性の点からは4以下が好ましく、3.6以下がより好ましい。
R/rの比が3.5以上であると、混練物2が十分に膨化できるため、混練物の内部に形成される気胞が大きくなり、切断面に形成される孔が大きくなる。すなわち、フード粒1の前記切断面の表面粗さが大きくなるため、Saが14μm以上である面を有するフード粒が得られる。
最小内径rの大きさは、得ようとするフード粒の大きさに応じて設計される。
最小内径部12cの出口の形状は、得ようとするフード粒の形状に応じて設計される。
混練物2が、最小内径部12cを出てから第2の開口部12bを出るまでの距離Dは、第2の開口部12b内を進行する混練物2が十分に膨化した後、収縮し始めるのに必要な長さとする。
例えば、流路の最小内径rが3〜10mm、第2の開口部12bの内径Rが9〜40mmであり、かつ距離Dが10〜20mmが好ましい。より好ましくは、rが4〜6mm、Rが12〜24mm、かつDが15〜18mmである。
[ペットフード粒体の製造方法]
図1、2に示す装置を用いてペットフード粒体を製造する方法の好ましい態様を説明する。
予め、プレコンディショナーを使用して、粉体材料と液体材料を混合し、温水とスチームを加えて90〜100℃程度で加熱処理(プレクッキング)して原料混合物とすることが好ましい。原料混合物中の水分の含有量は10〜25質量%が好ましい。
次に、プレクッキングで得た原料混合物を上記装置のエクストルーダ11に供給する。エクストルーダ11では、原料混合物を混練しながら120〜135℃程度の加熱処理を施し、ダイプレート12から混練物を排出して切断することによりフード粒を成型する。エクストルーダ11から排出された混練物はダイプレート12内で十分に膨化し、次いで収縮し始めた後にダイプレート12から排出されて切断される。
その後、乾燥処理を行って水分含有量を所望の値に調整し、目的のペットフード粒体を得る。乾燥処理後にコーティングしてもよい。
[乾燥処理]
フード粒を乾燥処理する方法は特に制限されず、自然に乾燥させる方法、温風を吹き付けて乾燥させる方法、減圧して乾燥させる方法、フリーズドライで乾燥させる方法等の公知の方法が適用可能である。これらの乾燥方法の中でも、温風を吹き付けて乾燥させる方法が、ペットフードの風味を向上させる点で好ましい。
乾燥処理する際のフード粒の温度及びフード粒に吹き付ける温風の温度は特に制限されない。例えば、温風の温度としては、150℃以下が好ましく、90〜120℃がより好ましく、100〜110℃がさらに好ましい。この温度で乾燥させる場合、当該加熱処理の時間は、1分〜120分が好ましく、5分〜60分がより好ましく、5分〜15分
がさらに好ましい。前記温風の温度の下限値は特に制限されず、通常は室温(20℃)を超える温度であり、30℃以上であることが好ましい。
上記温度範囲及び時間範囲の下限値以上であると、比較的短時間でフード粒を乾燥させることができる。上記温度範囲の上限値以下であると、フード粒が過度に加熱されることを防げる。
乾燥後に、さらに粗牛脂、調味料又は香料等を含むコーティング剤でコーティングしてもよい。
コーティング方法は特に制限されず、例えば真空コート法により行うことができる。真空コート法は、加温したフード粒と前記コート剤を接触又は付着させた状態で、減圧し、その後ゆっくりと大気開放する方法である。前記コーティング剤は、液状であっても粉末状であってもよい。前記コーティングによりペットの嗜好性(食いつき)を向上させることができる。
<ペットフード>
本発明のペットフード粒体はそのままペットフードとして提供できる。
または、本発明のペットフード粒体と、それとは異なる他のペットフード粒体とを含む混合物を、ペットフードとして提供してもよい。他のペットフード粒体については後述する。
さらに、ペットフードには、粒状(造粒物)ではない他の小片(乾燥野菜小片、乾燥肉小片、乾燥魚小片等)を含有させてもよい。
ペットフードは、例えば、適量を容器に収容した製品形態で提供される。
[他のペットフード粒体]
他のペットフード粒体は、水分含有量が3〜12質量%であり、繊維源を含有する粒からなり、算術平均面粗さSa(ネスティングインデックス0.25mmのLフィルター使用)が14μm以上である面を有する粒の割合が60%未満であり、かつ25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下である粒を60%以上含む。
他のペットフード粒体の水分含有量および前記希塩酸に浸漬させた後の硬さは、好ましい範囲も含めて、本発明のペットフード粒体と同じである。
ペットフード中に共存する本発明のペットフード粒体の水分含有量と、他のペットフード粒体の水分含有量は同程度であることが好ましい。具体的には、両者の水分含有量の差の絶対値が0〜5質量%であることが好ましく、0〜3質量%であることがより好ましい。
他のペットフード粒体は、算術平均面粗さSaが14μm以上である面を有する粒の割合が60%未満である点で本発明のペットフード粒体とは異なる。他のペットフード粒体は、繊維源を含有することによって、前記希塩酸に浸漬させた後の硬さが低減されている。
繊維源としては、前記吸水剤として例示したものが好ましく、1種単独でもよく2種以上を併用してもよい。その中でも嗜好性の点でリグノセルロースと精製セルロースの一方または両方が好ましい。
他のペットフード粒体における繊維源の含有量は、希塩酸に浸漬させた後の硬さが所定の範囲となるように設定される。例えば、他のペットフード粒体に対して、繊維源が4〜10質量%であることが好ましく、6〜8質量%がより好ましい。
他のペットフード粒体の原料および配合の例示は、繊維源を必須成分として含む以外は、本発明のペットフード粒体と同様である。
他のペットフード粒体の形状および大きさの例示も、本発明のペットフード粒体と同様である。
他のペットフード粒体は膨化粒でもよく、非膨化粒でもよいが、上記希塩酸に浸漬させた後の硬さが低減されやすい点で膨化粒が好ましい。
他のペットフード粒体の製造方法は、上記の物性を満たすフード粒を製造できる方法であればよく、特に限定されない。
他のペットフード粒体が膨化粒である場合は、エクストルーダ(押出成型機)を用いて好適に製造できる。例えば、図3に示す製造装置を用いる方法が好ましい。
図3において、図中符号21は他のペットフード粒体を構成するフード粒、22は混練物、11はエクストルーダ、24はエクストルーダの排出口に設けられたダイプレートを示す。
図3の装置が図2に示す装置と大きく異なる点は、エクストルーダ11の排出口に設けられたダイプレート24において、カッター側の開口部(ダイプレート24の排出口)が最小内径部24bの出口となっており、図1、2における第2の開口部12bが設けられていない点である。
図示していないが最小内径部24bの出口の近傍において混練物22を所定長さに切断するカッターが設けられている。図3中の符号23は該カッターによる切断位置を示す。カッターとして、例えば回転刃が用いられる。
原料混合物をエクストルーダ11に供給するまでは、前記図1、2に示す装置を用いる製造方法と同様に行うことができる。
図3に示す装置を用いる製造方法では、エクストルーダ11内で高熱高圧下にあった混練物22が、ダイプレート24において最小内径部24bから常圧下に押し出され、その直後にカッターで切断されて(切断位置23)、フード粒21が成型される。フード粒21は切断後に膨化し、丸みを帯びた膨化粒となる。その後、乾燥処理を行って水分含有量を所望の値に調整し、目的の他のペットフード粒体を得る。乾燥処理後にコーティングしてもよい。
フード粒21が切断後に膨化する際、表面近傍では気胞の壁が破れやすいため大きな気胞はできにくく、表面には小さい気胞に由来する孔が形成される。またフード粒21は膨化後に収縮するため、表面に形成された孔も収縮して微細孔となる。このためフード粒21の表面の算術平均表面粗さSaは小さくなる。
本発明のペットフード粒体と、他のペットフード粒体とを含むペットフードにおいて、本発明のペットフード粒体/他のペットフード粒体の質量比は100/0〜5/95が好ましく、75/25〜5/95がより好ましく、50/50〜5/95がさらに好ましい。
またペットフード全体に対して、本発明のペットフード粒体と他のペットフード粒体の合計量は95〜100質量%が好ましく、98〜100質量%がより好ましく、100質量%がさらに好ましい。
本発明のペットフード粒体によれば、膨化粒の算術平均面粗さSaを大きくすることによって、吸水による硬さの低下を大きくすることができ、その結果、食後の吐き戻しを抑制することができる。したがって、ペットフード粒体の配合を変えなくても、食後の吐き戻しを低減できる。すなわち嗜好性を低下させずに食後の吐き戻しを低減できる。
また本発明のペットフード粒体は、繊維源を含有させなくても、または繊維源の含有量が少なくても食後の吐き戻しを低減することができる。したがって、繊維源を含む他のペットフード粒体に比べて、本発明のペットフード粒体は嗜好性に優れる。
一方、繊維源を含む他のペットフード粒体は、毛玉の吐き戻し抑制効果に寄与する点では本発明のペットフード粒体よりも優れる。
したがって、本発明のペットフード粒体と、他のペットフード粒体とを混合してペットフードを構成することにより、食後の吐き戻しを低減するペットフードであって、嗜好性が良好であり、かつ毛玉の吐き戻し抑制効果も有するペットフードが得られる。
本発明のペットフード粒体またはペットフードは、食後の吐き戻し低減用として適していることをペットの飼い主に伝えるために、製品の包装等に、食後の吐き戻し(吐き出しまたは嘔吐ともいう)低減に適したペットフードである旨を表示して販売することができる。
本発明のペットフード粒体は、食べたフード粒が胃〜十二指腸上部において硬い状態で滞留することによって惹起される吐き戻しの低減に有効である。具体的にはペットフードを食べた後1時間以内の吐き戻しの低減に有効である。
特にネコは、このような食後1時間以内の吐き戻しを日常的に起こしやすく、本発明のペットフード粒体またはペットフードは、特にネコ用であることが好ましい。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[実施例1、2]
図1、2に示す装置を用いてペットフード粒体を製造した。
ダイプレート12内の流路の最小内径rは5mm、第2の開口部の内径Rは18mm、距離Dは18mmとした。R/rの比は3.6である。最小内径部12cの出口および第2の開口部12bの出口はいずれも円形とした。
まずプレコンディショナーを用いて、表1に示す配合で、穀類、肉類、魚介類、ビタミン・ミネラル類、油脂類、ビール酵母および野菜類を混合し、温水とスチームを加えて90〜100℃で3分間加熱処理して原料混合物(水分含有量20〜26質量%)を得た。
次いで、得られた原料混合物をエクストルーダに供給し、混練しながら120〜135℃で30秒間の加熱処理を施し、混練物をダイプレートから排出して切断することにより、直径9mm、厚さ3.5mmの円柱状のフード粒を成型した。
その後、得られたフード粒を乾燥機によって約100〜110℃で約15分間で乾燥して、水分含有量を8質量%に調整した。
乾燥後、真空コート法によりコーティング用油脂をコート処理してペットフード粒体を得た。
得られたペットフード粒体から任意に10粒のフード粒を取り出して算術平均面粗さSaを測定した。10個のうち、Saが14μm以上である面を有する粒の個数割合を算出した。結果を表2に示す。
これとは別に、得られたペットフード粒体から任意に10粒のフード粒を取り出し、25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さを測定した。10個のうち、該硬さが2.5kgw以下である粒の個数割合、および該硬さが1.3kgw以下である粒の個数割合をそれぞれ算出した。結果を表2に示す。
[比較例1〜4]
市販されているドライ粒状のネコ用ペットフード4種を比較例1〜4とした。いずれも水分含有量が5〜10質量%の範囲内であることを確認した。
実施例1と同様にして、任意の10粒の算術平均面粗さSaおよび希塩酸に浸漬した直後の硬さを測定し、表2に示す各個数割合を求めた。結果を表2に示す。
Figure 2018050541
Figure 2018050541
表1、2の結果に示されるように、実施例1、2は、算術平均面粗さSaが14μm以上である面を有する粒を60%以上含み、25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下である粒を60%以上含んでいた。したがって、食されたフード粒が胃中で柔らかくなりやすく、食後の吐き戻しを低減できる。
これに対して、比較例1〜4の市販品は、算術平均面粗さSaが14μm以上である面を有する粒が20%以下であり、希塩酸に浸漬されたときに十分に柔らかくならなかった。
1、21 フード粒(ペットフード粒体)
2、22 混練物
11 エクストルーダ(押出成型機)
12、24 ダイプレート
12a、24a 第1の開口部
12b 第2の開口部
12c、24b 最小内径部
13、23 切断位置

Claims (4)

  1. 食後の吐き戻し低減用のペットフード粒体であって、
    水分含有量が3〜12質量%である膨化粒からなり、ネスティングインデックス0.25mmのLフィルターを使用して測定される算術平均面粗さSaが14μm以上である面を有する粒を60%以上含み、かつ25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下である粒を60%以上含むことを特徴とするペットフード粒体。
  2. 請求項1に記載のペットフード粒体と、それとは異なる他のペットフード粒体を含み、
    前記他のペットフード粒体は、繊維源を含有し水分含有量が3〜12質量%である粒からなり、ネスティングインデックス0.25mmのLフィルターを使用して測定される算術平均面粗さSaが14μm以上である面を有する粒の割合が60%未満であり、かつ25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下である粒を60%以上含む、ペットフード。
  3. 請求項1に記載のペットフード粒体を製造する方法であって、
    原料混合物を加熱混練して混練物を排出する押出成型機に原料混合物を供給し、該押出成型機から排出された混練物が膨化し、次いで収縮し始めた後に切断することを特徴とするペットフード粒体の製造方法。
  4. 原料混合物を加熱混練して混練物を排出する押出成型機と、前記押出成型機の排出口に設けられ前記混練物を棒状に排出するダイプレートと、前記ダイプレートの排出口の近傍で、前記混練物を所定長さに切断するカッターとを備え、
    前記ダイプレートは、前記押出成型機側に形成された第1の開口部と、前記カッター側に形成された第2の開口部と、前記第1の開口部と第2の開口部を連通する流路を備え、
    前記第2の開口部の内径は前記流路の最小内径の3.5倍以上であり、
    前記押出成型機から排出された混練物が前記ダイプレート内で膨化し、次いで収縮し始めた後に前記カッターによって切断されることを特徴とするペットフード粒体の製造装置。
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