JP2018049203A - ヒータ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒータの基板割れを抑制する。
【解決手段】ヒータ10は、耐熱性及び絶縁性を有する材料によって形成された基板1と、基板1に設けられた発熱抵抗体2a,2bと、基板1に設けられた電極3a−1,3b−1と、電極3a−1,3b−1と発熱抵抗体2a,2bとの間に設けられた、電極3a−1,3b−1と発熱抵抗体2a,2bとを電気的に接続する補助発熱抵抗体3a−2,3b−2と、を具備し、補助発熱抵抗体3a−2,3b−2のシート抵抗値が、4〜20[mΩ/□]である。
【選択図】図1
【解決手段】ヒータ10は、耐熱性及び絶縁性を有する材料によって形成された基板1と、基板1に設けられた発熱抵抗体2a,2bと、基板1に設けられた電極3a−1,3b−1と、電極3a−1,3b−1と発熱抵抗体2a,2bとの間に設けられた、電極3a−1,3b−1と発熱抵抗体2a,2bとを電気的に接続する補助発熱抵抗体3a−2,3b−2と、を具備し、補助発熱抵抗体3a−2,3b−2のシート抵抗値が、4〜20[mΩ/□]である。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、ヒータ及び画像形成装置に関する。
例えば、複写機等の画像形成装置では、記録紙等の媒体に付着させたトナーを定着させるヒータが用いられている。この種のヒータは、セラミックス製の基板に発熱抵抗体が形成され、発熱抵抗体の発熱によりトナーを定着させる。ヒータは、例えば、温度が上昇するに伴ってヒータの電気抵抗が増大する特性を用いるPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータや、温度が低下するに伴ってヒータの電気抵抗が増大する特性を用いるNTC(Negative Temperature Coefficient Thermistor)ヒータ等がある。
ところで、近年、定着速度の高速化に伴い、ヒータの熱容量を小さくすることが求められている。基板の厚みをより薄くすることによりヒータの熱容量を小さくする場合、ヒータ断面積が小さくなることから、基板の長手方向及び短手方向への熱拡散が低下し、ヒータ内で温度ムラが発生するという問題がある。このような温度ムラが大きくなると、温度ムラを解消するためにヒータへの大きな電力供給を要したり、熱応力によるヒータの基板割れが生じたりする。例えば、電極が接続される端部の発熱量が高い発熱抵抗体が用いられたヒータにおいて温度ムラが大きくなると、電極との発熱量の差が大きくなるため、基板割れを発生しやすい。
そこで、本発明は、例えば、基板割れを抑制するヒータ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
実施形態に係るヒータは、例えば、耐熱性及び絶縁性を有する材料によって形成された基板と、基板に設けられた発熱抵抗体と、基板に設けられた電極と、電極と発熱抵抗体との間に設けられた、電極と発熱抵抗体とを電気的に接続する補助発熱抵抗体と、を具備し、補助発熱抵抗体のシート抵抗値が、4〜20[mΩ/□]である。
本発明によれば、例えば、基板割れを抑制できる。
以下で説明する実施形態に係るヒータ10は、耐熱性及び絶縁性を有する材料によって形成された基板1と、基板1に設けられた発熱抵抗体2a,2bと、基板1に設けられた電極3a−1,3b−1と、電極3a−1,3b−1と発熱抵抗体2a,2bとの間に設けられた、電極3a−1,3b−1と発熱抵抗体2a,2bとを電気的に接続する補助発熱抵抗体3a−2,3b−2と、を具備し、補助発熱抵抗体3a−2,3b−2のシート抵抗値が、4〜20[mΩ/□]である。
また、以下で説明する実施形態に係るヒータ10は、基板1は、厚みが0.4〜0.8[mm]のアルミナ基板である。
また、以下で説明する実施形態に係るヒータ10は、基板1の短手方向に2本以上の発熱抵抗体が形成され、各発熱抵抗体が異なる発熱分布を有する。
また、以下で説明する実施形態に係る画像形成装置としての複写機100は、通過する媒体を加熱するヒータ10と、媒体を加熱時に加圧する加圧ローラ203と、を具備し、媒体を加圧ローラ203により加熱及び加圧することで、媒体に付着したトナー像を定着させる。
[実施形態]
(実施形態に係るヒータについて)
以下、実施形態に係るヒータについて、図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係るヒータを示す平面図である。図1に示すように、本実施形態に係るヒータ10は、基板1、発熱抵抗体2a,2b、電極3a−1,3b−1、補助発熱抵抗体3a−2,3b−2、接続部材4、被覆膜としての保護膜5を有する。実施形態のヒータ10は、例えば、画像形成装置において、媒体としての記録用紙にトナーを定着させるための、いわゆる定着ヒータである。
(実施形態に係るヒータについて)
以下、実施形態に係るヒータについて、図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係るヒータを示す平面図である。図1に示すように、本実施形態に係るヒータ10は、基板1、発熱抵抗体2a,2b、電極3a−1,3b−1、補助発熱抵抗体3a−2,3b−2、接続部材4、被覆膜としての保護膜5を有する。実施形態のヒータ10は、例えば、画像形成装置において、媒体としての記録用紙にトナーを定着させるための、いわゆる定着ヒータである。
なお、以下において、発熱抵抗体2a,2bを発熱抵抗体2と総称し、電極3a−1及び補助発熱抵抗体3a−2を導体部3aと称し、電極3b−1及び補助発熱抵抗体3b−2を導体部3bと称し、導体部3a,3bを導体部3と総称する場合がある。
基板1は、例えば、セラミックス等の耐熱性及び絶縁性を有する材料によって、長尺な平板状に形成されている。基板1は、例えば、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ケイ素等のセラミックスによって形成されているとするが、セラミックスに限定されるものではない。基板1は、厚みが、例えば0.4〜0.8[mm]程度であり、一例として0.635[mm]である。
発熱抵抗体2a,2b、電極3a−1,3b−1、補助発熱抵抗体3a−2,3b−2、接続部材4が、基板1の厚み方向における一方の主面1a上に形成されている。図1に例示すように、ヒータ10において、発熱抵抗体2aの一端及び電極3a−1が補助発熱抵抗体3a−2を介して電気的に接続され、発熱抵抗体2bの一端及び電極3b−1が補助発熱抵抗体3b−2を介して電気的に接続され、発熱抵抗体2aの他端及び発熱抵抗体2bの他端が、接続部材4を介して電気的に接続されて設けられている。発熱抵抗体2a,2bには、外部電源(図示せず)より、電極3a−1,3b−1を介して電力が給電される。
発熱抵抗体2a,2bは、例えば、Ag/Pd系合金を主成分とする導電ペーストをスクリーン印刷で印刷し、導電ペーストを焼成することで形成されている。発熱抵抗体2a,2bは、供給された電力により発熱する発熱抵抗体である。発熱抵抗体2a,2bは、基板1の短手方向に並べて設けられ、異なる発熱分布を有する。例えば、発熱抵抗体2aは、基板1の長手方向の両端付近でより高い発熱分布を示し、中央付近でより低い発熱分布を示す。また、例えば、発熱抵抗体2bは、基板1の長手方向の両端付近でより低い発熱分布を示し、中央付近でより高い発熱分布を示す。
補助発熱抵抗体3a−2,3b−2は、供給された電力により発熱する発熱抵抗体である。補助発熱抵抗体3a−2,3b−2は、例えば、導電粒子としてAg粉、基板1との結着材としてガラス、抵抗値調整材としてアルミナ等の無機酸化物を添加した材料を用いられる。補助発熱抵抗体3a−2,3b−2は、シート抵抗値が、例えば、4〜20[mΩ/□]程度である。このために、補助発熱抵抗体3a−2,3b−2は、導電粒子に対して、ガラスが1〜10[wt%]、無機酸化物が0〜6[wt%]を添加したものが望ましい。シート抵抗値を20[mΩ/□]以下とするのは、温度上昇による導体部3a,3bの接点不良を防止するためである。補助発熱抵抗体3a−2,3b−2は、例えば、Ag粉に対して、ガラス2.1[wt%]、アルミナ0.9[wt%]を添加した場合、4[mΩ/□]の抵抗値を得ることができる。
なお、図1では、実施形態のヒータ10は、2つの長尺状の発熱抵抗体2a,2b、2つの電極3a−1,3b−1、2つの補助発熱抵抗体3a−2,3b−2、接続部材4が接続された形態を示すが、これに限られるものではない。例えば、1つの長尺状の発熱抵抗体が基板1の主面1a上に長手方向に形成され、両端に補助発熱抵抗体を介して電極が接続されたものでもあってもよい。あるいは、基板1の短手方向に並べて形成される発熱抵抗体の数は、3つ以上であってもよく、複数の発熱抵抗体の各発熱分布は、それぞれ異なる。または、1つの発熱抵抗体が基板1の端部で折り返されて基板1の短手方向に蛇行するように形成されてもよい。また、発熱抵抗体2a,2bの形状も、適宜設計変更可能である。
保護膜5は、発熱抵抗体2a,2b、補助発熱抵抗体3a−2、3b−2及び接続部材4を覆っており、例えば、ガラス被膜が用いられている。保護膜5は、発熱抵抗体2a,2b、補助発熱抵抗体3a−2、3b−2及び接続部材4を覆うことで、ヒータ10の耐電圧性及び耐摩耗性等を向上させる。なお、保護膜5が覆う領域は、ヒータ10の耐電圧性及び耐摩耗性等を向上させるために、適宜設計変更可能であり、保護膜5自体を省略してもよい。
(一実施例のヒータと、従来技術との比較)
以下、発熱抵抗体と電極との間に補助発熱抵抗体が形成された導体部を有する一実施例に係るヒータと、発熱抵抗体と電極との間に補助発熱抵抗体が形成されていない導体部を有する従来技術に係るヒータとについて、発熱抵抗体に対する導体部の単位長当たりの抵抗値比の比較例を示す。以下の比較において、従来技術のヒータは、実施形態に係るヒータ10において発熱抵抗体2a,2bと電極3a−1,3b−1との間の補助発熱抵抗体3a−2,3b−2を電極3a−1,3b−1と同一材料の部材で置き換えた導体部を有し、その他は実施形態に係るヒータ10と同様の構成である。
以下、発熱抵抗体と電極との間に補助発熱抵抗体が形成された導体部を有する一実施例に係るヒータと、発熱抵抗体と電極との間に補助発熱抵抗体が形成されていない導体部を有する従来技術に係るヒータとについて、発熱抵抗体に対する導体部の単位長当たりの抵抗値比の比較例を示す。以下の比較において、従来技術のヒータは、実施形態に係るヒータ10において発熱抵抗体2a,2bと電極3a−1,3b−1との間の補助発熱抵抗体3a−2,3b−2を電極3a−1,3b−1と同一材料の部材で置き換えた導体部を有し、その他は実施形態に係るヒータ10と同様の構成である。
一実施例に係るヒータ10及び従来技術に係るヒータともに、発熱抵抗体2を長さ220[mm]、幅1.5[mm]、シート抵抗値100[mΩ/□]、TCR(Temperature Coefficient of Resistance)0[ppm/℃]とした場合、発熱抵抗体2の抵抗値は、室温時及び220[℃]温調時ともに14.7[Ω]となった。
ここで、一実施例に係るヒータ10において、導体部3を長さ25[mm]、幅0.8[mm]、シート抵抗値20[mΩ/□]、TCR3500[ppm/℃]とした場合、抵抗値は約0.6[Ω](室温時)、約1.1[Ω](220[℃]温調時)となった。よって、単位長当たりの、発熱抵抗体2に対する導体部3の抵抗値比は、室温時約36[%]、220[℃]温調時約66[%]である。
一方、従来技術に係るヒータにおいて、導体部を長さ25[mm]、幅0.8[mm]、シート抵抗値2[mΩ/□]、TCR3500[ppm/℃]とした場合、抵抗値は約0.06[Ω](室温時)、約0.11[Ω](220[℃]温調時)となった。よって、単位長当たりの、発熱抵抗体に対する導体部の抵抗値比は、室温時約3.6[%]、220[℃]温調時約6.6[%]である。
すなわち、導体部のシート抵抗値に比例して、単位長当たりの、発熱抵抗体に対する導体部の抵抗値比が大きくなることから、一実施例では、従来技術と比較して、発熱抵抗体及び導体部の発熱量の差が小さくなり、ヒータ内での温度ムラが低減されていることが分かる。よって、一実施例によれば、熱応力によるヒータの基板割れ、例えば、導体部と発熱抵抗体との境界付近での基板割れを抑制することができる。
よって、以上の実施形態によれば、電極と発熱抵抗体との間に、シート抵抗値が4〜20[mΩ/□]である補助発熱抵抗体を設けたので、ヒータにおける発熱分布の偏りを低減して、温度ムラによる基板割れを抑制することができる。
また、以上の実施形態によれば、基板は厚みが0.4〜0.8[mm]のアルミナ基板であるので、安価な素材を用いて熱容量が小さなヒータを形成することを可能にするとともに、ヒータにおける発熱分布の偏りを低減して、温度ムラによる基板割れを抑制することができる。
また、以上の実施形態によれば、ヒータは、基板の短手方向に2本以上の発熱抵抗体が形成され、各発熱抵抗体が異なる発熱分布を有するので、ヒータにおける発熱分布の偏りが生じやすい発熱抵抗体の配置であっても、ヒータにおける発熱分布の偏りを低減して、温度ムラによる基板割れを抑制することができる。
(実施形態に係る定着装置について)
図2は、実施形態に係るヒータが用いられた定着装置の一実施形態を示す断面図である。定着装置200は、支持体202の周りに円筒状に巻き回された定着フィルムベルト201の底部にヒータ10が設けられている。定着フィルムベルト201は、例えばポリイミド等の耐熱性を有する樹脂材料によって形成されている。ヒータ10及び定着フィルムベルト201に対向する位置には、加圧ローラ203が配置されている。加圧ローラ203は、表面に耐熱性の弾性材料、例えばシリコーン樹脂層204を有しており、定着フィルムベルト201を圧接した状態で、回転軸205まわり(図2中のX方向)に回転することができる。
図2は、実施形態に係るヒータが用いられた定着装置の一実施形態を示す断面図である。定着装置200は、支持体202の周りに円筒状に巻き回された定着フィルムベルト201の底部にヒータ10が設けられている。定着フィルムベルト201は、例えばポリイミド等の耐熱性を有する樹脂材料によって形成されている。ヒータ10及び定着フィルムベルト201に対向する位置には、加圧ローラ203が配置されている。加圧ローラ203は、表面に耐熱性の弾性材料、例えばシリコーン樹脂層204を有しており、定着フィルムベルト201を圧接した状態で、回転軸205まわり(図2中のX方向)に回転することができる。
トナー定着工程では、定着フィルムベルト201とシリコーン樹脂層204との接触面において、媒体である記録用紙(複写用紙)M上に付着したトナー像U1が、定着フィルムベルト201を介してヒータ10により加熱溶融される。その結果、少なくともトナー像U1の表面部分は、融点を超え、軟化して溶融する。その後、加圧ローラ203の用紙排出側において、記録用紙Mは、ヒータ10から離間すると共に、定着フィルムベルト201から離間し、トナー像U2が自然に放熱して再び固化することで、トナー像U2が記録用紙Mに定着する。
(実施形態に係る画像形成装置について)
図3は、実施形態に係るヒータが用いられた画像形成装置の一実施形態を示す断面図である。なお、本実施形態の画像形成装置は、複写機100として構成されている。図3に示すように、複写機100には、上述した定着装置200を含む各構成要素が筐体101内に設けられている。筐体101の上部には、ガラス等の透明材料からなる原稿載置台が取り付けられており、画像情報を読み取る対象となる原稿M1を原稿載置台上で往復動させて(図3に示す矢印Y)スキャンするように構成されている。
図3は、実施形態に係るヒータが用いられた画像形成装置の一実施形態を示す断面図である。なお、本実施形態の画像形成装置は、複写機100として構成されている。図3に示すように、複写機100には、上述した定着装置200を含む各構成要素が筐体101内に設けられている。筐体101の上部には、ガラス等の透明材料からなる原稿載置台が取り付けられており、画像情報を読み取る対象となる原稿M1を原稿載置台上で往復動させて(図3に示す矢印Y)スキャンするように構成されている。
筐体101内の上部には、光照射用ランプと反射鏡とを有する照明装置102が設けられている。照明装置102から照射された光は、原稿載置台上の原稿M1の表面で反射し、短焦点小径結像素子アレイ103によって感光ドラム104上にスリット露光される。なお、感光ドラム104は、回転可能(図3中のZ方向)に設けられている。また、筐体101内に配置された感光ドラム104の近傍には、帯電器105が設けられており、感光ドラム104が帯電器105により一様に帯電される。感光ドラム104は、例えば酸化亜鉛感光層又は有機半電極感光層で被覆されている。帯電した感光ドラム104には、短焦点小径結像素子アレイ103によって画像露光が行われた静電画像が形成される。この静電画像は、現像器106による加熱で軟化溶融する樹脂等からなるトナーを用いて顕像化され、トナー像となる。
カセット107内に収容されている記録用紙Mは、給送ローラ108と感光ドラム104上のトナー像と同期して上下方向に圧接して回転される一対の搬送ローラ109によって、感光ドラム104上に送り込まれる。そして、転写放電器110によって感光ドラム104上のトナー像が記録用紙M上に転写される。その後、感光ドラム104上から下流側に送られた記録用紙Mは、搬送ガイド111によって定着装置200に導かれて加熱定着処理(上記トナー定着工程)された後、トレイ112に排出される。なお、トナー像が転写された後、感光ドラム104上の残留トナーは、クリーナ113により除去される。
定着装置200において、ヒータ10は、加圧ローラ203の外周に取り付けられたシリコーン樹脂層204に加圧された状態で設けられている。ヒータ10は、記録用紙Mの搬送方向と直交する記録用紙Mの幅方向に、複写機100が複写可能な最大判用紙の幅(長さ)に合わせた有効長、すなわち最大判用紙の幅(長さ)よりも大きい発熱抵抗体6を備えている。そして、ヒータ10と加圧ローラ203との間を送られる記録用紙M上の未定着トナー像は、発熱抵抗体6の発熱を利用して溶融され、記録用紙M上に文字、記号、画像等の複写像を現出させる。
なお、実施形態のヒータ10を複写機100等の画像形成装置の定着ヒータとして適用した一例について説明したが、ヒータ10の用途を限定するものではない。実施形態のヒータ10は、オフィス用機器、家庭用機器、業務用や実験用の精密機械や化学反応用の機器等に装着して加熱や保温の熱源として使用されてもよい。
本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することを意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、本発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 ヒータ
1 基板
2,2a,2b 発熱抵抗体
3a−1,3b−1 電極
3a−2,3b−2 補助発熱抵抗体
3,3a,3b 導体部
4 接続部材
5 保護膜(被覆膜)
100 複写機(画像形成装置)
200 定着装置
203 加圧ローラ
1 基板
2,2a,2b 発熱抵抗体
3a−1,3b−1 電極
3a−2,3b−2 補助発熱抵抗体
3,3a,3b 導体部
4 接続部材
5 保護膜(被覆膜)
100 複写機(画像形成装置)
200 定着装置
203 加圧ローラ
Claims (4)
- 耐熱性及び絶縁性を有する材料によって形成された基板と;
前記基板に設けられた発熱抵抗体と;
前記基板に設けられた電極と;
前記電極と前記発熱抵抗体との間に設けられた、前記電極と前記発熱抵抗体とを電気的に接続する補助発熱抵抗体と;
を具備し、
前記補助発熱抵抗体のシート抵抗値が、4〜20[mΩ/□]である、ヒータ。 - 前記基板は、厚みが0.4〜0.8[mm]のアルミナ基板である、請求項1に記載のヒータ。
- 前記基板の短手方向に2本以上の前記発熱抵抗体が形成され、各発熱抵抗体が異なる発熱分布を有する、請求項1又は2に記載のヒータ。
- 通過する媒体を加熱する請求項1〜3のいずれか1つに記載のヒータと;
前記媒体を加熱時に加圧する加圧ローラと;
を具備し、
前記媒体を前記加圧ローラにより前記加熱及び前記加圧することで、前記媒体に付着したトナー像を定着させる、画像形成装置。
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