JP2018049028A - 磁性物体の位置を特定するための方法及び装置 - Google Patents

磁性物体の位置を特定するための方法及び装置 Download PDF

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    • G06F3/046Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by electromagnetic means

Abstract

【課題】最も近くにある磁力計の計測値を除外することで、電力消費量を削減した磁性物体の位置特定方法及び装置を提供する。
【解決手段】装置はN個の3軸磁力計の配列を有する。移動する磁性物体の位置を特定するための方法は、ステップ51で、磁性物体の磁界により飽和された磁力計を除外する。ステップ52で、物体の位置が推定される。ステップ54で、推定位置に最も近い磁力計が特定される。ステップ54の最後では、距離がしきい値よりも小さい全ての磁力計が除外されている。ステップ66で、コンピュータは物体の推定位置から最も遠い磁力計を特定する。ステップ84で、先行するステップで除外されなかった磁力計だけを使用して、物体の磁界が計測される。
【選択図】図3

Description

本発明は、移動する磁性物体の位置を特定するための方法及び装置に関する。本発明は、更に、そのような位置特定装置を備えたスクリーンに関する。
移動する磁性物体の位置を特定するための既知の方法は、3軸磁力計の配列の計測値から磁性物体の位置又は向きを決定することを含み、この配列は、これらの磁力計のそれぞれの間の既知の距離を維持するために、自由度無しで相互に機械的に結合したN個の3軸磁力計を含む。ここでは、Nは5よりも大きい整数である。
3軸磁力計は、3つの非同一線上の計測軸における磁界の放射を計測するのに適した磁力計である。そのような磁力計は、磁界の向きを計測する。その上、一般的に、この磁力計は磁界の大きさ又はノルムを計測する。
例えば、そのような方法は、特許文献1に開示されている。磁力計の配列の使用は、磁性物体の位置をとても正確に特定することを可能にする。
中国特許出願公開第101361660号明細書 米国特許出願公開第2002/171427号明細書 米国特許第6263230号明細書 米国特許出願公開第2007/167703号明細書 米国特許第6675123号明細書 米国特許第6269324号明細書
Richard J KOZICK et Al, "Algorithm for tracking with an array of magnetic sensors", Sensor array and multichannel signal processing workshop, 2008, SAM 2008, 5th IEEE, Piscataway, NJ, USA, 21 July 2008, pages 423-427
しかしながら、多数の磁力計の同時の使用は、同時に処理すべき多数の計測値があることを意味し、それは移動物体の位置を特定するために、かなりの計算能力を必要とする。その上、この配列の各磁力計は同時に動力が供給されるので、磁力計の配列の使用はかなりの消費を意味する。
本発明は、磁性物体の位置を特定することの正確さを変更することなく、むしろ高めることにより、これらの欠点の少なくとも一つを改善することを目的とする。この目的のために、本発明は請求項1に従う、磁性物体の位置を特定するための方法を提案する。
上記方法において、磁力計の計測値のいくつかは磁性物体の位置又は向きを決定するために使用されない。したがって、処理される計測値の数は削減され、必要とされる計算能力を限定することが可能になる。その上、出願人は、最も近くにある磁力計の計測値を除外することは、位置特定の正確さを変更せず、むしろ高めることを見出した。したがって、この方法は、位置特定の正確さを維持しながら、計算能力を限定することを可能にする。
この位置特定方法の実施の形態は、従属請求項の特徴の一つ以上を含むことができる。
これらの実施の形態は、更に、次の効果を提供する。
・しきい値Sbとの比較により最も近くにある磁力計を除外することは、この位置特定の正確さに何ら妥協することなく、磁性物体の位置を特定するために考慮する計測値の数を自動的に順応させることを可能にする。
・しきい値Sbを磁性物体の最大寸法の2倍に設定することは、磁気双極子による磁性物体の近似が十分に正確ではない計測値を除外することにより、位置特定の正確さを高めることを可能にする。
・除外すべき最も近くにある磁力計に定数Niを使用することは、しきい値Sbの使用を避けることを可能にする。
・飽和した磁力計を除外することは、磁性物体の位置特定の正確さを高めることを可能にする。
・最も遠くにある磁力計を除外することは、この位置特定の正確さを著しく変更することなく、磁性物体の位置特定を早めることを可能にする。
・除外された磁力計に動力を供給しないこと、又は、除外された磁力計によりなされる計測の頻度を削減することは、磁力計の配列の電力消費量を削減することを可能にする。
請求項12に従う移動する磁性物体の位置を特定するための装置も、本発明の主題である。
この位置特定装置の実施の形態は、請求項13の特徴を含むことができる。
何も限定しない例として純粋に与えられた以下の明細書を読み、図面を参照することにより、本発明は良く理解されるであろう。
これらの図面において、同じ構成要素を指し示すために、同じ参照番号が使用される。
電子装置を制御することを可能にする人/機械インターフェイスの概略図である。 図1の人/機械インターフェイスに実装された磁力計の配列の部分平面図である。 図1の人/機械インターフェイスを使用して移動する磁性物体の位置を特定するための方法のフローチャートである。 図1のものと同様の人/機械インターフェイスを組み込んだスクリーンの全体概略図である。
以下、この明細書において、当業者に良く知られた特徴及び機能は、詳細に記述されない。
図1は、電子装置4を制御することを可能にする人/機械インターフェイス2を示す。ここで、装置4はスクリーンであり、このスクリーン4上の画像の表示を制御することが可能な制御装置5に接続されている。
ここで、人/機械インターフェイス2の動作は、装置5がスクリーン4上のカーソル6の位置及び向きを制御する場合において図示される。例えば、カーソルは3次元形状を有する。図1では、カーソル6は平行6面体である。しかしながら、インターフェイス2は、この明細書の最後に記述されるように、数多くの他の応用例において使用され得る。
インターフェイス2は、磁性物体10と、この物体10の位置を特定するための装置12とを有する。物体10は、装置12に自由度無しで固定された直交する参照フレームXYZの範囲内で自由に移動され得る。ここで、方向X及びYは水平方向であり、方向Zは垂直方向である。
例えば、物体10は、外部磁場が無くても0以外の磁気モーメントを示す永久磁石である。例えば、この磁石の保磁力は、100Am−1又は500Am−1よりも大きい。例えば、それは強磁性またはフェリ磁性の物質でできている。
物体10は楕円形状を有する。図1では、物体10の磁気モーメントの向きは、この物体の長手方向と平行な矢印により示される。以下、この物体の最大長はLで表される。永久磁石の強さは、典型的には0.01Am又は0.1Amよりも大きい。
この実施の形態では、物体10は非磁性の器具16に自由度無しで固定される。非磁性は、何らかの計測可能な磁気特定を示さない物質からできている器具を意味すると理解されるべきである。
例えば、器具16は木又はプラスチックでできている鉛筆である。器具16は、物体10の位置から位置を特定され得る。器具16は、更に、もしも物体10が小さいならば、物体10の取り扱いを容易にすることを可能にする。典型的には、物体10と器具16とを組み合わせたものは、参照フレームXYZの範囲内を人間の手によって直接、自由に移動され得る。この目的のために、この組み合せたものは1キロよりも、好ましくは200グラムよりも重くはない。この組み合せたものの寸法は小さく、十分に、ユーザの片手で握られ、移動されることができる。
装置12は参照フレームXYZの範囲内の物体10の位置を特定することを可能にする。位置特定は、参照フレームXYZの範囲内の物体10の位置x,y,zを決定することと、更に、参照フレームXYZの軸X,Y及びZに関して、物体10の向きを決定することとを意味すると、ここでは理解されるべきである。例えば、物体10の向きは、参照フレームの軸X,Y及びZに関して、それぞれ、物体10の磁気モーメントの角度Θx,Θy及びΘzにより示される。
装置12は、N個の3軸磁力計Mijの配列を有する。図1では、垂直の波線は、装置12の一部分が示されなかったことを示す。
典型的には、Nは5よりも大きく、好ましくは、16又は32よりも大きい。ここでは、Nは64以上である。
この実施の形態では、磁力計Mijは行及び列に並べられて、マトリックスを形成する。ここでは、このマトリックスは8行8列を有する。指数i及びjは磁力計Mijが設置される交点での、このマトリックスの行及び列をそれぞれ示す。図1では、行iの磁力計Mi1,Mi2,Mi3,Mi4及びMi8だけが見られ得る。磁力計Mijのお互いに関する位置は、図2を参照してより詳細に記述される。
各磁力計Mijは、他の磁力計に対して自由度無しで固定される。この目的のために、磁力計Mijは、剛体板20の後面22に自由度無しで固定される。この剛体板は物体10に向けられた前面24を呈する。板20は剛体の非磁性の物質でできている。例えば、板20はガラスでできている。
各磁力計Mijは物体10により生成された磁界の向き及び強度を計測する。このため、各磁力計Mijは、この磁力計の3つの計測軸上のこの磁力計Mijの水準で物体10により生成された磁界の正投影のノルムを計測する。ここでは、これらの3つの計測軸はお互いに直交する。例えば、磁力計Mijのそれぞれについての計測軸は、参照フレームの軸X,Y及びZとそれぞれ平行である。磁力計Mijの感度は、例えば、4x10−7Tである。
各磁力計Mijは、情報伝達バス28を介して処理装置30に接続されている。
処理装置30は、磁力計Mijの計測値から参照フレームXYZにおける物体10の位置及び向きを決定することができる。この目的のため、装置30は、情報記憶媒体に記憶された指令を実行するのに適したプログラム可能な電子コンピュータ32を有する。装置30は、それゆえ、図3の方法のコンピュータ32による実行のために必要な指令を含むメモリ34を更に含む。特に、装置30は、磁力計Mijの各測定値と、参照フレームXYZにおける物体10の位置及び向きとを関連付ける数学的モデルを実行する。このモデルは、拡張カルマンフィルタの形式で実行される。このモデルは典型的には電磁気学の物理的な方程式から構築される。このモデルを構築するために、物体10は磁気双極子により近似される。この近似は、もしも物体10と磁力計Mijとの間の距離が2Lよりも大きい、好ましくは3Lよりも大きいならば、ほとんど誤りを導かない。ここでは、Lは物体10の最大寸法である。典型的には、Lは20cmよりも小さく、好ましくは、10又は5cmよりも小さい。
装置30は、更に、インターフェイス36上に物体10の位置及び計測された向きを再現することができる。
制御装置5は、このインターフェイス36を介して装置30と接続されている。
図2は、装置12の磁力計Mijのいくつかを示す。これらの磁力計Mijは方向Xに平行な行iに整列される。これらの磁力計は更に方向Yに平行な列jに整列され、マトリックスを形成する。行i及び列jは、指数の昇順に整列される。
磁力計Mijの中心は、行iと列jとの交点に位置される。磁力計の中心は、この磁力計により計測される磁界の箇所に対応する。ここでは、指数i及びjは区間[1;8]の範囲にある。
行iに沿って直に連続する2つの磁力計Mij及びMi,j+1の中心は、既知の距離di,j,j+1により隔てられる。同様に、まったく同一の列jに沿って直に連続する2つの磁力計Mij及びMi+1,jの中心は、既知の距離dj,i,i+1により隔てられる。
ここで記述される特別な場合において、行iがどれであっても、距離di,j,j+1は同じである。この距離はそのためにdjと表される。同様に、列jがどれであっても、2つの磁力計の間の距離dj,i,i+1は同じである。この距離はそのためdiと表される。
ここでは、距離di及びdjはどちらもdに等しい。
・永久磁石の強さが0.5Amである、
・磁力計の感度が4x10−7Tである、そして、
・磁力計Mijの数が64である
ときに、典型的には、距離dは1及び4cmの間にある。
インターフェイス2の動作が図3の方法を参照して次に記述される。
最初に、ステップ50では、物体10が磁力計の配列の中心にあると仮定し、この物体10に関する何かしらの固定された向きを取得して、拡張カルマンフィルタが初期化される。例えば、最初に、物体10は水平であるとみなされる。
ステップ51では、物体10の磁界により飽和された磁力計が除外される。飽和した磁力計は、この磁力計を物体10に近づけたときに、計測値がもはや変わらない磁力計である。磁力計が飽和したとき、飽和されていないときにも伝達されやすいものとは異なる既知の特性の計測信号を磁力計は伝達する。結果として、ステップ51では、コンピュータ32は、飽和した磁力計をそれらの各々により伝達される計測信号から特定する。”飽和した”として特定された磁力計は、除外されたとして印をつけられる。例えば、この目的のために、この磁力計の識別子が除外された磁力計のリストに追加される。この明細書では、除外されたとして特定された磁力計は、”除外された”と呼ばれる。
ステップ52では、物体10の位置が推定される。これは、物体10の実際の位置にできるだけ近く近似する値を見つけることにある。このように、物体10が移動する度に、その新しい位置の推定値は、実際の位置の近くに留まるように変化する。ここでは、この推定は、以前に決定された位置を取得することにある。
つきに、ステップ54では、推定位置に最も近い磁力計Mijが特定される。
この実施の形態において、ステップ54では、もしも推定位置から磁力計を隔てる距離eijが所定のしきい値Sbよりも小さいならば、磁力計Mijは推定位置に最も近い磁力計の一部であるとみなされる。しきい値Sbは2L以上であり、好ましくは3L以上である。その上、装置12に関して物体10の位置がどうであっても、磁力計Mijの全てが、物体10を中心とする半径Sbの球に決して含まれないように、このしきい値が十分に小さく選択される。例えば、好ましくは、配列におけるお互いに最も離れた2つの磁力計Mijの間の距離の半分よりも小さくなるように、しきい値Sbは選択される。例えば、ここでは、しきい値Sbは3Lに等しくなるように選択される。
動作56では、各磁力計Mijに関して、この磁力計と推定位置との間の距離eijが計算される。
つぎに、動作58では、計算距離eijがしきい値Sbと比較される。もしも距離eijがしきい値Sbよりも小さいならば、つぎに、動作60では、この磁力計Sijは、推定位置に最も近い磁力計の一部であるとして特定される。この磁力計はつぎに除外される。
もしも距離eijがしきい値Sbよりも大きければ、磁力計Mijは特定されず、除外もされない。
動作56から62は各磁力計Mijに関して反復される。
ステップ54の最後では、距離eijがしきい値Sbよりも小さい全ての磁力計が除外されている。
つぎに、ステップ66では、コンピュータ32は物体10の推定位置から最も遠い磁力計Mijを特定する。最も遠くにある磁力計は、既に以前に除外されておらず、推定位置に最も近いNp個の磁力計のグループに属していない磁力計だけから選択された磁力計である。ここでは、NpはNよりも厳格に小さい所定の整数である。好ましくは、Npは10又は20よりも大きい。
このステップ66はそれゆえ既に除外されてはいないものから推定位置に最も近い磁力計だけを選択することにある。このため、動作68では、まだ除外されていない磁力計Mijは、それらの距離eijに応じて昇又は降順でランク付けされる。動作68では、異なる磁力計に関して計算された距離eijは、相互に比較される。
つぎに、動作70では、コンピュータは、最も小さい距離eijに関連付けられたNp個の磁力計を選択する。これを行うことにより、コンピュータはステップ54で除外されていないものから推定位置に最も近いNp個の磁力計だけを選択する。
動作72では、動作70で選択されていない磁力計が除外される。
任意で、ステップ70に並行して、又は、ステップ70に代えて、ステップ76では、より大きなノルムの磁界を計測するNn個の磁力計のグループに属さない磁力計Mijが除外される。ここでは、Nnは10又は20よりも大きく、厳格にNよりも小さい整数である。
このため、動作78では、まだ除外されていない磁力計Mijは、これらの磁力計により計測された磁界のノルムの昇又は降順でランク付けされる。
つぎに、動作80では、コンピュータ32は計測された磁界のノルムの昇順でランク付けされた磁力計のこのリストにおける最初のNn個の磁力計を選択する。結果として、これを行うことにより、コンピュータ32は、まだ除外されたおらず、最大の信号を計測するNn個の磁力計を選択する。
動作82では、動作80で選択されなかった磁力計が除外される。
つぎに、ステップ84では、先行するステップで除外されなかった磁力計だけを使用して、物体10の磁界が計測される。好ましくは、ステップ84では、エネルギーを節約するために、除外された磁力計は動力が供給されない。
ステップ86では、コンピュータ32は、除外されていない磁力計の計測値だけを使用して物体10の位置及び向きを決定する。例えば、それは、除外された磁力計から生じる計測値を含む方程式を拡張カルマンフィルタから除外する。つぎに、それはこのカルマンフィルタを実行して、物体10の新しい位置及び向きを見い出す。ステップ86の最後では、コンピュータ32は、インターフェイス36上に、物体10に関して決定された位置及び向きを再現する。もしも物体10が移動していたならば、ステップ86の最後に決定された位置及び向きは、ステップ52で推定されたものよりも正確である。
ステップ88では、ステップ86で決定された位置及び向きに応じてスクリーン4上のカーソル6の表示を装置5が制御する。ステップ88の最後に、本方法はステップ51に復帰する。
ステップ86で使用される計測値の数を限定することは、物体10の位置を特定するために必要とされる計算能力を限定することを可能にする。計算能力をこのように限定することは、つぎに、例えば、同じ期間内でより多くの計測値を処理することにより位置特定の正確さを高めたり、計算速度を高め、それゆえ、より早く物体10の位置を特定したりするために利用され得る。その上、計測値の数をこのように限定することは位置特定の正確さを低くはしない。なぜならば、誤りの可能性がある計測値だけ、すなわち、推定位置に最も近い磁力計の計測値又は最も弱い信号に対応する計測値が除外されるからである。
図4は、テレビの画面のようなスクリーン100を示す。このスクリーン100は可視光を透過する物質でできている表面板102を有する。例えば、表面板102はガラスでできている。この表面板は使用者の方に向けられた前面104及び後面を有する。ここでは、前面は視聴者の方に向けられた方向Zに垂直である。以下、この明細書では、スクリーン100の前及び後は、この方向Zに関して定義される。
スクリーン100は更に表面板102上に各画素を形成するための光量子生成層106を有する。この層106は表面板102の直後に配置される。異なる技術がこの層106を形成するために可能である。好ましくは、留め置かれた技術は、いかなる金属の格子も有していない層からなる。典型的には、層106は、略語OLEDでよく知られた有機発光ダイオードから製造される。
最後に、スクリーン100は人/機械インターフェイス108を有する。このインターフェイスは、磁性物体10がここではどのような器具にも取り付けられていないことを除いて、インターフェイス2と同じである。物体10はこのインターフェイス108を使用するときは、前面104の側に配置される。
その部品に関して、位置特定装置12は層106の後に配置される。磁力計の配列の行i及び列jは面104と並行して広がる。好ましくは、配列において最も離れた磁力計の間の対角線の長さは、プラス又はマイナス15%又は5%の範囲内で前面104の対角線と等しい。
制御装置112は、装置12のインターフェイス36と接続されている。この装置112は、人/機械インターフェイス108により取得された位置及び/又は方向に応じて表示を変更するために、層106を制御するのに適している。例えば、装置112は、インターフェイス108により取得された位置及び向きに応じて、視られるテレビチャンネルの変更、映像の巻き戻し又は早送り又はズームを制御する。典型的には、装置112は、スクリーンに適用される従来の指令を実行することができるが、ここでは、これらの指令は物体10の移動に反応して発動される。
ここで記述される場合において、スクリーンとの相互作用の領域が、方向X及びYにおいて、前面104を超えて広がっていることは、特に言及されるであろう。実際に、もしも当該物体が方向X又はYにおいてスクリーンの左又は右に配置されたとしても、物体10の位置は計測可能である。
数多くの他の実施の形態が可能である。例えば、電子装置は、コンピュータスクリーン、移動電話又は電子タブレットであり得る。人/機械インターフェイス12又は108から制御される電子装置は、更に、スクリーンとは異なり得る。例えば、電子装置は手書きのテキスト又は図を取得するための装置であり得る。この場合、物体10は鉛筆に自由度無しで固定される。板20に関して鉛筆の先端の位置を特定し、鉛筆が板20と接触したときの先端の位置を記憶するためのモジュールを、制御装置5は有している。これらの状況において、装置5は、上面24に鉛筆の先端が残した線を含むファイルを生成することを可能とする。
人/機械インターフェイスは、カーソルの単純な位置及び向き以外のスクリーン機能を制御するために使用され得る。例えば、人/機械インターフェイスは、磁性物体が板20に近づくように移動されたときに画像を拡大し、逆に、磁性物体が板20にから遠ざかるように移動されたときに画像を縮小するきっかけになるために使用され得る。
磁性物体は、必ずしも永久磁石ではない。変形例として、磁性物体は単に、それが入れられる磁界の線を変更することができる。例えば、磁性物体は、地球の磁界のような外界の磁界の存在下で、0以外の磁気モーメントを取得する。例えば、磁性物体は、常磁性の又は反磁性の物質でできた部品又は棒である。磁性物体は、更に、軟強磁性の物質、すなわち、保磁力が厳格に100Am−1よりも小さいか、フェリ磁性でできたもの、でできた部品又は棒であり得る。
もしも磁力計の配列の表面領域が十分に広ければ、装置2は複数の磁性物体10を同時に有し得る。この場合、上記した方法が、これらの磁性物体のそれぞれのために並行して適用される。除外された磁力計のリストは、そのとき、各磁性物体に対して固有である。
平板20は大きく異なる形状を有し得る。例えば、平板20はユーザがチョーク又はフェルトペンで書くことができるテーブルである。
処理装置30は、人/機械インターフェイスの内部に組み込まれる代わりに、制御装置の内部に物理的に組み込まれ得る。
変形例として、制御装置は、ステップ52で推定された位置に応じて物体10の位置及び/又は向きを決定するために、ステップ86で使用されるアルゴリズムを選択する。例えば、もしも物体10が磁力計の配列にとても近く、その磁気モーメントが垂直であるならば、磁力計の計測値と、物体10の位置及び向きとを関連付けるモデルは変更される。この場合、変更は、例えば、軸Z上での物体10の磁気モーメントの値を設定することにある。
物体10の位置及び/又は向きを決定するためのアルゴリズムの他の変形例が可能である。例えば、磁力計の計測値は最初に物体10の磁気による刻印を作成するために使用される。作成された刻印は、つぎに、既知の物体の所定の磁気による刻印のデータベースと比較される。このデータベースは各既知の物体と、例えば磁気モーメントの値のようなの補足情報とを関連付ける。もしも作成された刻印が、データベースのものの一つと対応するならば、この既知の物体と関連付けられた補足情報が、ステップ86でのこの物体の位置特定を強化又は単純化するためにつぎに使用される。
カルマンフィルタを作成するために使用される近似は、更に、4次又はより高い次元の近似であり得る。すなわち、電磁気方程式が双極子近似に対応するものよりも高い次元に近似される。
磁力計の配列の磁力計は、必ずしも行及び列に配置されていない。それらは更に他のパターンに従って配置され得る。例えば、磁力計は、図のグリッドの各3角又は6角のメッシュの各頂点に配置される。
磁力計の相互に関する配置は、更に、ランダム又は不規則であり得る。このように、配列において直に連続する2つの磁力計の間の距離は、直に連続する2つの磁力計の全ての組みに関して必ずしも同じではない。例えば、配列の所与の領域の磁力計の密度は、他の場所よりも高くなり得る。所与の領域の密度を高くすることは、その領域の計測値の正確さを高めることを可能にできる。エッジ効果を制限するために、配列の周辺により高い密度の領域を提供することも可能である。例えば、磁力計の配列は、磁力計が無い中心領域を有し得る。この場合、磁力計は、この中心領域の周辺だけで分散され、中心領域を囲い定める磁力計の細長い領域を形成する。典型的には、この細長い領域の幅は、同じ方向で計測される中心領域の幅よりも厳格に小さい。
磁力計のこの不均一な分散は、スクリーン100の変形例を生成するために適用され得る。この変形例では、位置特定装置12の磁力計は、光量子生成層106の後に完全には配置されない。例えば、磁力計Mijは層106の周囲に主に配置される。この場合、これらの磁力計Mijは、磁力計が無い、又は、磁力計の密度が低い領域を囲う磁力計の細長い領域を定義する。磁力計のこの細長い領域は、表面板102に直接固定され得る。
変形例として、磁力計の配列は一方向だけに広がる。磁力計はつぎにまったく同一の行に沿って、交互に配置される。
逆に、磁力計の配列は更に、空間の3つの非同一線方向に広がり得る。これらの状況では、磁力計は3次元の体積の範囲内で分散される。
磁力計の数Nは、更に、64又は90以上になり得る。
磁力計の配列の全ての磁力計は、必ずしもお互いに同じではない。変形例として、磁力計は必ずしも同じ感度を有していない。この場合、より正確ではない磁力計は、例えば、配列の中心の近傍に配置され、一方、最も正確な磁力計はこの配列の周辺に配置される。そのような実施の形態は、最も飽和しにくく、それゆえ、最も感度が低い磁力計を、磁性物体の最も近くになるような位置に配置することの利点を提供する。これはまた相互作用の領域を広げることを可能にする。
変形例として、推定位置から最も離れた磁力計を除外するための異なる方法を結合し得る。例えば、ステップ66及び76はともに実行され、双方が近く、最大の信号を計測する磁力計だけが維持される。他の変形例では、推定位置から最も遠くにある、又は、磁界の最も弱いノルムを計測する磁力計の除外が更に省略され得る。
推定位置に最も近い磁力計の除外は、そのことが必要でないときに、更に省略され得る。例えば、磁力計を、位置が計測されなければならない物体から隔てる距離が、例えば、機械的な構造により、双極子近似が許容できる距離よりも必ず大きくなるときは、そのことは必要ではない。この場合、最も遠くにある磁力計の除外だけが実行される。
飽和した磁力計の除外は、ふだん、実行され得る。例えば、それは、ステップ54,66又は76の後に実行され得る。飽和した磁力計の除外は、更に、省略され得る。
変形例として、エネルギーを節約するために除外された磁力計に動力を供給しないことに代えて、これらの除外された磁力計による新しい計測値の取得の頻度faを、除外されていない磁力計による新しい計測値の取得の頻度の値Vfneよりも厳格に小さい値Vfeに設定することが可能である。例えば、値Vfeは、値Vfneよりも2又は10倍小さくなるように選択される。実際に、典型的に、各磁力計は、計測された磁界を示すアナログの物理量をデジタル値に変換するアナログ−デジタル変換器を有している。取得の頻度faは、このアナログ−デジタル変換器のサンプリング頻度に対応する。結果として、取得の頻度faを限定することにより、サンプリング頻度が限定され、それは、更に、磁力計の電力消費量を限定する。除外されていない磁力計に関しては、値Vfneは、ステップ86の実行の頻度の値Vfexe以下となるように選択される。このように、もしも磁性物体が移動するならば、除外されていない磁力計の新しい計測値が、この移動を考慮する。除外された磁力計に関しては、それらの計測値はステップ86で考慮されないので、値Vfeが値Vfexeよりも小さくなる必要はない。このことは、除外された磁力計が動力を供給されるのを止めることなく、除外された磁力計の電力消費量を限定するこの変形例に利用される。例えば、値Vfeは値Vfexeよりも2又は10倍大きくなるように設定される。
数多くの異なる方法が、磁性物体の位置及び向きを決定するために使用され得る。例えば、米国特許第6269324号明細書に記載された方法が使用され得る。これらの方法は、必ずしもカルマンフィルタを使用しない。例えば、米国特許出願公開第2002/171427号明細書又は米国特許第6263230号明細書に記載された方法が可能である。他の変形例では、磁性物体の位置だけ又は向きだけが決定される。
ここで記述されたさまざまな処理動作が後処理モードで実行され得る。すなわち、最初に、全ての計測されたデータがメモリに記憶され、つぎに、記憶されたデータが処理されるときに、引き続いて、特定の磁力計の計測値の除外が実行される。
他の実施の形態では、ステップ52での磁性物体の位置の推定は、磁力計の配列に属するものとは異なる他のセンサの計測値から取得される。この他のセンサは、好ましくは、磁界に対して反応を示さない。例えば、それは、磁力計の配列に関して物体の位置を推定するための形状認識モジュールと関連付けられたカメラである。
飽和した磁力計の除外のステップ51は、他の磁力計の除外のステップ無しで実行され得る。
ここで記述されたスクリーン100は、図3を参照して記述されたもの以外の、磁性物体の位置を特定するための方法で実行され得る。特に、使用される位置特定方法は、磁性物体に最も近い磁力計の特定及び除外を必ずしも実行しない。

Claims (14)

  1. 移動する磁性物体の位置を特定するための方法であり、この方法は3軸磁力計の配列の計測値から磁性物体の位置又は向きを決定することを有し、この配列は、これらの磁力計のそれぞれについての間の既知の距離を維持するために、自由度無しで相互に機械的に結合されたN個の3軸磁力計を含み、ここでは、Nは5よりも大きな整数であり、
    この方法は、つぎのステップの反復を有することを特徴とする、
    a)先行する反復でなされた磁力計の計測値、又は、磁力計の配列の磁力計とは異なるセンサの計測値から、磁力計の配列に関して磁性物体の位置を推定すること(52)、この推定値が、配列の磁力計を使用して新しい計測値を生成する前に取得されるようにすること、つぎに、
    b)各磁力計と、磁性物体の前記推定位置との間の距離を計算すること(56)、つぎに、
    c)ステップb)で計算された距離を用いて、この推定位置に最も近いNi個の磁力計を除外すること(60、72、82)、ここでは、NiはNよりも厳格に小さい正の整数であり、つぎに、
    d)除外されていない各磁力計により、磁性物体により生成され、又は、変更された磁界の、新しい計測値を生成すること(84)、つぎに、
    e)磁性物体の新しい位置を取得するために、除外されなかった磁力計の新しい計測値から、除外された磁力計によりなされた新しい計測値を考慮せずに、磁性物体の新しい位置又は新しい向きを決定すること(86)。
  2. 各磁力計に関して、最も近くにあるNi個の磁力計を除外することは、
    ・計算された距離と所定のしきい値Sbとを比較すること(58)、
    ・もしも計算された距離がしきい値Sbよりも小さければこの磁力計を除外すること(60)、及び、もしもそうでなければ、この磁力計は、この比較に続いて除外されるNi個の磁力計の一部を形成しないこと
    を含む請求項1記載の方法。
  3. 磁性物体の新しい位置又は新しい向きを決定することは、磁気双極子で磁性物体を近似することによってなされ、
    所定のしきい値Sbは、磁性物体の最大寸法よりも少なくとも2倍大きく、配列においてお互いに最も離れた2つの磁力計を隔てる最大距離よりも厳格に小さい
    請求項2記載の方法。
  4. 数Niはステップc)の開始前に予め定められる定数である
    請求項1記載の方法。
  5. ステップc)が、
    i)推定位置に最も近いNi個の磁力計を除外すること、つぎに、
    ii)ステップi)で除外されておらず、磁性物体の推定位置に最も近いNp個の磁力計のグループに属さない磁力計を特定すること(66)、ここでは、Npは、Ni+NpがNよりも厳格に小さくなるような厳格に正の所定の整数であり、そして、
    iii)正しく特定された磁力計を除外すること(72)
    を含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
  6. ステップc)が、
    i)推定位置に最も近いNi個の磁力計を除外すること、つぎに、
    ii)ステップi)で除外されておらず、より大きいノルムの磁界を計測する、Nn個の磁力計のグループに属さない磁力計を特定すること(76)、ここでは、Nnは、Ni+NnがNよりも厳格に小さくなるような厳格に正の所定の整数であり、そして、
    iii)正しく特定された磁力計を除外すること(82)
    を含む請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 方法が、
    飽和した磁力計によってのみ伝達される特性信号から飽和した磁力計を特定し、特定された飽和した磁力計を除外するステップ(51)
    を有する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 計測ステップ(84)では、除外された磁力計は動力が供給されない
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 方法が、
    除外された磁力計により新しい計測値を取得する頻度を、除外されていない磁力計により新しい計測値を取得する頻度の値よりも厳格に小さい値に設定すること
    を含む請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 磁性物体の新しい位置又は新しい向きを決定すること(86)が、除外されなかった磁力計の計測値だけからなされる
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 方法が、更に、
    推定位置から最も離れたNe個の磁力計を除外することを含み、ここでは、Ni+NeがNよりも厳格に小さい正の整数である
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 移動する磁性物体の位置を特定するための装置であって、この装置は、
    ・磁力計のそれぞれの間の既知の距離を維持するために、自由度無しで相互に機械的に結合されたN個の3軸磁力計(Mij)を有する磁力計の配列、ここでは、Nは5以上の整数であり、
    ・この配列の磁力計の計測値から磁性物体の位置又は向きを決定するのに適した電子処理装置(30)
    を有し、電子装置(30)はつぎのステップを反復するようにプログラムされていることに特徴を有する、
    a)先行する反復でなされた磁力計の計測値から、又は、磁力計の配列の磁力計とは異なるセンサの計測値から、磁力計の配列に関して磁性物体の位置を推定すること、この推定値が、配列の磁力計を使用して新しい計測値を生成する前に取得されるようにすること、
    つぎに、
    b)各磁力計と、磁性物体の前記推定位置との間の距離を計算すること、つぎに、
    c)ステップb)で計算された距離を用いて、この推定位置に最も近いNi個の磁力計を除外すること、ここでは、NiはNよりも厳格に小さい正の整数であり、つぎに、
    d)磁性物体により生成され、又は、変更された磁界の、各除外されていない磁力計により生成された、新しい計測値を取得すること、つぎに、
    e)磁性物体の新しい位置を取得するために、除外されていない磁力計の新しい計測値から、除外された磁力計によりなされた新しい計測値を考慮せずに、磁性物体の新しい位置又は新しい向きを決定すること。
  13. 数Nは16以上であり、
    相互に平行な磁力計のいくつかの列を形成するために、磁力計が、まったく同一の平面に配置され、この平面で分散される
    請求項12記載の装置。
  14. 電子装置(30)は、各磁力計に関して、最も近くにあるNi個の磁力計を除外するときに、次の動作を実行するように更にプログラムされる、
    ・計算された距離と所定のしきい値Sbとを比較すること(58)、
    ・もしも計算された距離がしきい値Sbよりも小さければこの磁力計を除外すること(60)、及び、もしもそうでなければ、この磁力計は、この比較に続いて除外されるNi個の磁力計の一部を形成しないこと
    請求項12又は請求項13記載の装置。
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