JP2018047912A - 包装用袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】初期開封時や再開閉時において、袋体の開閉操作が簡単に行え、手間が掛からず、しかも必要とする分量の内容物を取り出し易くした包装用袋を提供する。【解決手段】袋本体1の上端から上方に突出する注出部2を設けたものとし、袋本体1は、上部をヒートシールして密着上部5を形成し、この密着上部5には、注出部2を折り曲げて挿入して係止させるためのスリット6が設けられている。【選択図】図1
Description
この発明は、ふりかけ、調味料、粉末茶、粉ミルク、粉セッケンなどの粉粒体の収納に適した合成樹脂製の包装用袋に関するものである。
従来、この種の包装用袋としては、合成樹脂製の袋体の上端両側に初期開封用の切欠き部を設け、この切欠き部の少し下方に開閉用ファスナー部をその袋体の両側に亙って設けたものが存在する(特許文献1および非特許文献1、2)。
このような構成とした従来の包装用袋は、初期開封時には、この袋体の上端両側の一側の切欠き部から他側の切欠き部に向かって切り裂くことにより袋体の上端部を開封し、さらにその開封した袋体の上端表裏面を摘んで、表裏方向に引っ張ることにより開閉用ファスナー部を開いて袋体を開口し、袋体を傾けて、粉末食品などの内容物の一部を取り出していた。
そして、上記従来の包装用袋では、残りの内容物が袋体からこぼれ出ないように、袋体の表裏面から開閉用ファスナー部の一側端から他側端までを押圧することにより、そのファスナー部を塞いで袋体を閉口していた。
さらに、上記従来の包装用袋は、残りの内容物を取り出すなどの再開封時には、袋体の上端表裏面を摘んで、表裏方向に引っ張ることにより開閉用ファスナー部を再び開いて袋体を開口し、粉末食品などの内容物を取り出していた。
そして、上記従来の包装用袋では、内容物が未だ残っている場合には、その内容物が袋体からこぼれ出ないように、再び袋体の表裏面から開閉用ファスナー部の一側端から他側端までを押圧することにより、そのファスナー部を塞いで袋体を閉口していた。
しかしながら、上記従来の包装用袋は、初期開封時には、この袋体の上端両側の一側の切欠き部から他側の切欠き部に向かって袋体を切り裂き、さらに開閉用ファスナー部を開く必要があり、この作業に手間が掛かったり、面倒であるという課題を有していた。
さらに、上記従来の包装用袋は、再開封時においても、袋体の上端表裏面を摘んで、表裏方向に引っ張ることにより開閉用ファスナー部を再び開かなければならず、この作業に手間が掛かったり、面倒であるという課題を有していた。
また、上記従来の包装用袋は、袋体を傾けて粉末食品などの内容物を取り出すときに、その内容物が開閉用ファスナー部に溜まったり詰まったりしてしまうので、袋体の表裏面から開閉用ファスナー部の一側端から他側端までを押圧して袋体を塞ごうとしたときに、その開閉用ファスナー部を塞ぐことができず、開閉用ファスナー部に溜まったり詰まった内容物を取り除かなければならず、袋体を閉口する作業が非常に面倒で、手間が掛かるという課題を有していた。
さらに、上記従来の包装用袋は、袋体を傾けて粉末食品などの内容物を取り出すときに、袋体の上端全体が開口しているので、袋体を傾け過ぎると内容物が一度に出てしまい、必要とする分量の内容物を取り出し難いという課題を有していた。
そこで、この発明は、上記従来の課題を解決するものであり、初期開封時や再開閉時において、袋体の開閉操作が簡単に行え、手間が掛からず、しかも必要とする分量の内容物を取り出し易くした包装用袋を提供することを目的としてなされたものである。
この発明の包装用袋は、袋本体1の上端から上方に突出する注出部2を設けたものとし、袋本体1は、上部をヒートシールして密着上部5を形成し、この密着上部5には、注出部2を折り曲げて挿入して係止させるためのスリット6が設けられている。
この発明の包装用袋において、前記袋本体1は、一側端にV字状折り込んだガゼット部3を形成しており、前記注出部2は、一側端に、袋本体1の一側端に続いてV字状折り込んだガゼット部3を形成している。
この発明の包装用袋において、前記注出部2は、袋本体1の上端の一側端寄りに設けられ、前記スリット6は、袋本体1の上部の他側端寄りに設けられると共に、前記注出部2を折り曲げて挿入できるように袋本体1の縦方向に一条または複数条設けられている。
この発明の包装用袋において、前記注出部2は、上端に前記スリット6との係止部7が設けられている
この発明の包装用袋は、以上に述べたような構成としているので、初期開封時や再開閉時において、面倒な開閉操作を必要としないものとなり、また内容物が溜まったり詰まったりすることなく、袋体の開閉操作が簡単に行え、手間が掛からないものとなった。
さらに、この発明の包装用袋は、袋体の上端全体を開口することなく、一部のみを開口したものとしているので、袋体を傾け過ぎても内容物が一度に出てしまうことがなく、少しずつ出すことができ、必要とする分量の内容物が取り出し易いものとなった。
以下、この発明の包装用袋を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
この発明の包装用袋は、図1、2、6に示したように、粉末食品などを収納する袋本体1の上端から上方に突出する注出部2を設けたものとしている。
袋本体1は、合成樹脂製フィルムが重ね合わされ、一側端にV字状折り込んだガゼット部3を形成しており、他側端と上下端をヒートシールして密着端部4を形成している。注出部2は、袋本体1の一側端寄りに設けられており、この注出部2の一側端に、袋本体1の一側端に続いてV字状折り込んだガゼット部3を形成しており、他側端と上端をヒートシールして密着端部4を形成している。なお、袋本体1の一側端や注出部2の一側端には、V字状折り込んだガゼット部3を形成したものとしているが、このガゼット部3は注出部2の一側端にのみ形成してもよく、また袋本体1の一側端や注出部2の一側端ともにガゼット部3を形成することなく、単に折り畳んだものとしてもよい。
また、袋本体1や注出部2は、前記したように一側端にガゼット部3を形成したり、両側端や上下端をヒートシールして密着端部4を形成したものとしているが、このような構造としたものに限定されることはない。
袋本体1の内部には、ふりかけ、調味料、粉末茶、粉末ミルク、粉セッケンなどの粉粒体とした内容物Pを収納するのに適しているが、内容物Pは必ずしも粉粒体に限定されることはない。袋本体1の内部に内容物Pを収納するには、袋本体1の下端を未シール状態にしておき、この袋本体1の下端から内容物Pを収納した後に、その下端をヒートシールして密着端部4を形成したり、注出部2の上端を未シール状態にしておき、この注出部2の上端から内容物Pを収納した後に、その上端をヒートシールして密着端部4を形成すればよい。
さらに、袋本体1は、注出部2が設けられていないもう一側端の上部をヒートシールして密着上部5を形成している。そして、この密着上部5には、注出部2を挿入して係止させるためのスリット6が設けられている。
注出部2は、上端に切り口(図示せず)やミシン目(図示せず)を必要に応じて設けており、これら切り口やミシン目を引き裂くか、上端をハサミ等で切り取ることにより、この注出部2の上端を開口するようにしている。さらに、注出部2の上端には、スリット6との係止部7が設けられている。また、この注出部2の下端から袋本体1にかけて、この注出部2の折曲げ位置を示す線などの目印(図示せず)を設けておくことができる。
スリット6は、注出部2を折り曲げて挿入できるように袋本体1の縦方向に設けられている。このスリット6は、図1、2に示したものでは一条にしているが、図6に示したような二条にしたり、図示していないが三条以上にしてもよい。
係止部7は、注出部2の一側部を切欠くことにより設けたものとしているが、注出部2の一側部から突出させることにより設けたものとしてもよい。
この発明の包装用袋は、例えば、袋本体1の外形を縦長の略長方形状に形成し、注出部2の外形も縦長の略長方形状に形成することができ、袋本体1の縦寸法と注出部2の縦寸法の割合を10:1〜3、袋本体1の横寸法と注出部2の横寸法の割合を10:3〜5とするのが好ましいが、このような比率に限定されることはない。
なお、図示した包装用袋は、注出部2を折り曲げたときに袋本体1の上側になる注出部2一側端を傾斜させたものとして、この注出部2が袋本体1に内方に納まり易くしているが、必ずしも傾斜させる必要はない。
以上のように構成されたこの発明の包装用袋において、内容物Pを取り出すには、先ず注出部2の上端をハサミなどで切断して、図3、7に示したように、この注出部2の上端を開口する。注出部2の上端に切り口やミシン目を設けたものは、これら切り口やミシン目を引き裂いて、この上端を同様に開口する。
次に、この包装用袋を倒立させれば、包装用袋から内容物Pを取り出すことができる。また、この包装用袋を徐々に傾けていけば、包装用袋から内容物Pを徐々に取り出すことができる。この場合、袋本体1や注出部2の一側端にV字状折り込んだガゼット部3を形成したものでは、このガゼット部3に沿って内容物Pが徐々に出ていくので、取り出す量の調節がし易くなる。
そして、包装用袋から所定量の内容物Pを取り出した後は、包装用袋を正立させ、注出部2を袋本体1方向に折り曲げ、図4、8に示したように、この注出部2の上端を袋本体1の密着上部5に設けられスリット6に重ね合わせる。この場合、注出部2の折曲げ位置を示す線などの目印を設けたものでは、この目印から袋本体1方向に注出部2を折り曲げ、その注出部2の上端をスリット6に重ね合わせる。
さらに、スリット5に重ね合わせた注出部2の上端を指で少し引き戻して、図5に示したように、注出部2の上端をそのスリット6に差し込んだり、図9に示したように、手前のスリット6に差し込み、先のスリット6から抜き出すというようすればよい。また、スリット6を三条以上、設けたものでは、一番手前のスリット6に差し込み、その先のスリット6から抜き出すというような操作を繰り返せばよい。なお、スリット6を二条以上、設けたものでは、前記したような差し込み方をすることなく、任意の一条のスリット6に注出部2の上端を差し込んでもよい。
そして、このような操作後に指を離せば、注出部2が自然と少し引き戻され、注出部2の係止部7がスリット6の上端に係止され、注出部2は、袋本体1に折り重なったままの状態となり、包装用袋を倒立させた状態にしても、注出部2の開口から内容物Pがこぼれ出ないものとなる。
また、この発明の包装用袋から残りの内容物Pを取り出すには、袋本体1に折り重なった注出部2を指で摘んで捲り上げれば、スリット6の上端に係止された係止部7が外れ、注出部2を起こすことができるので、その状態で包装用袋を倒立させたり、徐々に傾けていけば、包装用袋から内容物Pを取り出すことができる。
そして、包装用袋から所定量の内容物Pを取り出した後は、前記したのと同様に操作によって、注出部2を袋本体1に折り重なったままの状態にしておけば、包装用袋を倒立させた状態にしても、注出部2の開口から内容物がPこぼれ出ないものとなる。
以上に述べたように、この発明の包装用袋は、初期開封時や再開閉時において、面倒な開閉操作を必要とせず、内容物を取り出したり、その内容物をこぼれ出ないようにして保存しておくことができるものとなった。
さらに、この発明の包装用袋は、内容物が開閉用ファスナー部などの袋の構成部分に溜まったり詰まったりすることがないので、開閉操作が簡単に行え、手間が掛からないものとなった。
また、この発明の包装用袋は、袋体の上端全体を開口することなく、一部のみを開口したものとしているので、袋体を傾け過ぎても内容物が一度に出てしまうことがなく、少しずつ出すことができ、必要とする分量の内容物が取り出し易いものとなった。
1 袋本体
2 注出部
3 ガゼット部
5 密着上部
6 スリット
7 係止部
2 注出部
3 ガゼット部
5 密着上部
6 スリット
7 係止部
Claims (4)
- 袋本体(1)の上端から上方に突出する注出部(2)を設けたものとし、袋本体(1)は、上部をヒートシールして密着上部(5)を形成し、この密着上部(5)には、注出部(2)を折り曲げて挿入して係止させるためのスリット(6)が設けられていることを特徴とする包装用袋。
- 前記袋本体(1)は、一側端にV字状折り込んだガゼット部(3)を形成しており、前記注出部(2)は、一側端に、袋本体(1)の一側端に続いてV字状折り込んだガゼット部(3)を形成していることを特徴とする請求項1記載の包装用袋。
- 前記注出部(2)は、袋本体(1)の上端の一側端寄りに設けられ、前記スリット(6)は、袋本体(1)の上部の他側端寄りに設けられると共に、前記注出部(2)を折り曲げて挿入できるように袋本体(1)の縦方向に一条または複数条設けられていることを特徴とする請求項1記載の包装用袋。
- 前記注出部(2)は、上端に前記スリット(6)との係止部(7)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の包装用袋。
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Citations (4)
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- 2016-09-20 JP JP2016182690A patent/JP2018047912A/ja active Pending
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