JP5212855B2 - 減容可能な包装用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、減容可能な包装容器、さらに詳しくは、収容物の一部を消費する等によって小さくなった収容物の大きさに合わせて包装用容器をコンパクトにすることができる減容可能な包装用容器に関する。
例えばカレールウのような固形物は、小分けして使用し易くするために、切断分離用深溝を設けた樹脂製成形容器に充填される。この樹脂製成形容器は、さらに、カートン容器すなわち包装用容器に入れられて消費者に渡る。
消費者は、例えば包装用容器中の樹脂製成形容器に収容されている固形物を半分使用し、残った部分を次回の使用のために冷蔵庫等に保管する。この場合、残った樹脂製成形容器入り固形物を、カートンに入れずにそのまま冷蔵庫等に保管する場合がある。
カートンには、一般的には、製品名、商品名に加えて、賞味期限、調理方法、材料、添加物、製造者表示、注意事項、トレサビリテイ、購買意欲を高めるための写真絵柄が印刷されている。
従って、カートン無しで樹脂製成形容器入り固形物そのものだけを保管した場合、カートンに記載されたこれらの情報が無くなり、消費者にとって不都合であるばかりでなく、注意事項や賞味期限等の重要情報を知ることができないことによる安全面での問題もある。さらに、固形物を充填した樹脂製成形容器は、固形物を使用する時の樹脂製成形容器の開封及び固形物の取り出しを容易にするため、耐破損性を高めることができない。その結果、剥き出しの樹脂製成形容器は冷蔵庫等への出し入れ時等に破損したり、保管中に突き刺しや落下による破損の恐れがある。
このようなカートン無しでの固形物の保管の不都合を解消するため、一つの方法として、最初の購入したままのカートンに残った樹脂製成形容器入り固形物を入れて保管する。この方法は、固形物の入っていない無駄な空間を保管することになり、冷蔵庫等を効率的に使用することの妨げとなる。
このようなカートン無しでの固形物の保管の不都合を解消するための他の方法として、カートンを適当に切断して不要な部分を廃棄することが考えられる。また、比較的強度が高いカートンの切断には、はさみ等の道具を必要とする煩わしさに加えて、ごみの発生や美観上好ましくないという問題がある。
これらの問題の一部を解決するものとして、包装箱に収納された物品の残存量に応じて、包装箱の一部を切除若しくは分離し、折り曲げて残存部分の一部で蓋を形成して容積を減小する包装箱が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1、2等に開示された包装箱においては、包装箱すなわちカートンを切除若しくは分離することによって、カートンに記載されていたこれらの情報が無くなる。このことは、消費者にとって不都合であるばかりでなく、注意事項や賞味期限等の重要情報を知ることができないことによる安全面での問題が完全に解決されていない。また、カートンを部分的に切除若しくは分離することは、ごみの発生の問題もある。
特許文献1、2等に開示された包装箱においては、また、カートンの部分的な切除若しくは分離を容易かつきれいに行うことができるように、カートンを横断する複数の切除用ミシン目を入れている。しかし、シート状カートン材料から固形物を包装しながら筒状のカートンを形成する工程は、例えば毎分100個ないし200個を製造する程の高速度であり、カートン材料は大きな負荷や衝撃を受け、切除用ミシン目が切れてしまう等のトラブルの原因になる恐れがある。従って、これらのカートンは、コストの高い強固な材料を使用するか、あるいは製造速度を極端に低くしなければならない問題がある。
特開2005−162234号 意匠登録第1210815号
(発明の目的)
本発明は、従来技術の折り畳み可能な固形物用の包装用容器の上述した問題点に鑑みてなされたものであって、カートンすなわち包装用容器に記載された内容すなわち製品名、商品名、賞味期限、調理方法、材料、添加物、製造者表示、注意事項、トレサビリテイ、購買意欲を高めるための写真絵柄を何ら失うことなく減容可能な包装用容器を提供することを目的とする。
本発明はまた、ごみを発生させず、冷蔵庫等の収容容積を無駄に使用せず、外観も美しく、衛生的に減容可能な包装用容器を提供することを目的とする。
本発明はさらに、はさみ等を使用せず、指等で極めて簡易に減容可能な包装用容器を提供することを目的とする。
第1発明は、シート部材の両側縁部を一方の側縁部に設けた糊代を介して接着して断面を四角形にし、表面、底面及び二つの側面からなる角筒体と、該角筒体の両端部を延長してなるフラップとからなり、該フラップによって、前記角筒体の第1蓋部と第2蓋部を形成してなる包装用容器において、
前記包装用容器の長手方向おいて前記端部から当該容器の短手方向の内径に相当する距離離れた位置に、表面と底面と一方の側面に亘って開封用ミシン目を設け、他方の側面に前記開封用ミシン目の両終端部を結ぶ押し切り用ミシン目が設けられて、収納する容器と収納される容器とに分割可能に構成されていることを特徴とする減容可能な包装用容器である。
第2発明は、
シート部材の両側縁部を一方の側縁部に設けた糊代を介して接着して断面を四角形にし、表面、底面及び二つの側面からなる角筒体と、該角筒体の両端部を延長してなるフラップとからなり、該フラップによって、前記角筒体の第1蓋部と第2蓋部を形成してなる包装用容器において、
前記包装用容器の長手方向において前記端部から当該容器の短手方向の内径に相当する距離離れた位置に、表面と底面に開封用ミシン目を設け、両方の側面のそれぞれに前記開封用ミシン目の両終端部を結ぶ押し切り用ミシン目が設けられて、収納する容器と収納される容器とに分割可能に構成されていることを特徴とする減容可能な包装用容器である。
第3発明は、
シート部材の両側縁部を一方の側縁部に設けた糊代を介して接着して断面を四角形にし、表面、底面及び二つの側面からなる角筒体と、該角筒体の両端部を延長してなるフラップとからなり、該フラップによって、前記角筒体の第1蓋部と第2蓋部を形成してなる包装用容器において、
前記包装用容器の長手方向において前記端部から当該容器の短手方向の内径に相当する距離離れた位置に、表面と底面と両方の側面に亘って開封用ミシン目が設けられて、収納する容器と収納される容器とに分割可能に構成されていることを特徴とする減容可能な包装用容器である。
本発明の実施形態は、以下のとおりである。
前記押し切り用ミシン目が、前記開封用ミシン目よりも強くない切断抵抗力をもっていることを特徴とする。このように構成することによって、押し切り用ミシン目の開封が容易になるとともに、押し切り用ミシン目の開封時に前記開封用ミシン目が開封されることがない。更には、前記開封用ミシン目が、前記糊代にも設けられていることを特徴とする。このように構成することによって、前記糊代も容易に指で押し切ることができる。
前記押し切り用ミシン目が、円弧状であることを特徴とする。このように構成することによって、指で押し切り用ミシン目を開封する時に容易且つきれいに開封することができる。更には、前記押し切り用ミシン目が、前記糊代にも設けられていることを特徴とする。このように構成することによって、前記糊代も容易に指で押し切ることができる。
前記包装用容器において、前記包装用容器の長手方向の長さは、前記短手方向の長さの二倍より大きく、前記開封用ミシン目が前記長手方向の中心線から前記収納される容器側にずらして設けられており、具体的には前記開封用ミシン目から第1蓋部側の端部までの距離を(a)、短手方向の長さを(b)と(c)、前記開封用ミシン目から第2蓋部側の端部までの距離を(d)とすると、(a)は(b)又は(c)と等しいか或いは(b)又は(c)よりも大きく、(b)は(c)と等しく、(d)は(b)または(c)よりも当該包装用容器の材質の厚さの2〜10倍分、短いことを特徴とする。このような構成により、前記包装用容器を収納する容器と収納される容器とに二分割した後、前記収納される容器を水平方向に90度角回転させることによって前記収納する容器に容易に収納することができる。
本発明の折り畳み可能な包装用容器によれば、
1)カートンすなわち包装用容器に記載された内容すなわち製品名、商品名、賞味期限、調理方法、材料、添加物、製造者表示、注意事項、トレサビリテイ、購買意欲を高めるための写真絵柄を全く乃至はほとんど失うことなく減容することができる。
2)ごみを発生させず、冷蔵庫等の収容容積を無駄に使用せず、外観も美しく衛生的に減容可能な包装用容器を形成することができる。
3)はさみ等を使用せず、指等で極めて簡易に減容可能な包装用容器を形成することができる。
4)減容可能な包装用容器から収容物を取り出す際には、押し切り片から容易に開封することができ、収容物取り出し後は上から押し潰すことによって、容易に扁平状にして廃棄することができる。
以下に、本発明の実施形態の減容可能な包装用容器を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のシート部材の平面図である。図2は、第1実施形態の包装用容器の右上から見た斜視図である。図3は、第1実施形態の包装用容器の左上から見た斜視図である。図4は、第1実施形態の包装用容器を2分して2つの半包装用容器を形成した状態の斜視図である。図5は、第1実施形態の一方の半包装用容器に他方の半包装用容器を収納した状態の斜視図である。図6は、第1実施形態の一方の半包装用容器に他方の半包装用容器を収納した状態の他の斜視図である。
シート部材10は、図1に示すように、第1側面22、第1側面22に横側に隣接した表面24、表面24に横側に隣接した第2側面26、第2側面26に横側に隣接した底面28、底面28の横側に隣接した糊代面30を有する。
シート部材10はさらに、第1側面22の上側及び下側に隣接した第1上フラップ32及び第1下フラップ34、表面24の上側及び下側に隣接した表上フラップ36及び表下フラップ38、第2側面26の上側及び下側に隣接した第2上フラップ40及び第2下フラップ42、底面28の上側及び下側に隣接した底上フラップ44及び底下フラップ46を有する。
第1側面22と第1上フラップ32との境界線は、山折れ線32Aであり、第1側面22と第1下フラップ34との境界線は、山折れ線34Aである。表面24と表上フラップ36及び表下フラップ38面との境界線は、山折れ線36A、38Aである。第2側面26と第2上フラップ40との境界線は、山折れ線40Aであり,第2側面26と第2下フラップ42との境界線は、山折れ線42Aである。底面28と底上フラップ44及び底下フラップ46面との境界線は、山折れ線44A、46Aである。
開封用ミシン目50が、第一側面22、表面24と底面28に亘って設けられており、好ましくは糊代面30にまで亘って設けられている。
開封用ミシン目50が設けられている位置は、減容可能な包装用容器の前記開封用ミシン目から第1蓋部側の端部までの距離を(a)、短手方向の長さを(b)と(c)、開封用ミシン目50から第2蓋部側の端部までの距離を(d)とすると、(d)は(b)または(c)よりもやや短いという関係を有する。更には、(a)が(b)又は(c)と等しいかあるいは(b)又は(c)よりも大きく、(b)が(c)と等しい包装用容器において、(d)は(b)または(c)よりも当該包装用容器の材質の厚さの2〜10倍分(好ましくは3〜6倍)短いという関係を有する。これによって、前記開封用ミシン目50から減容可能な包装用容器を二分割にして収納する容器と収納される容器を得ることができ、収納される容器を水平方向に90度角回転させることによってスムーズに収納する容器に収納することができる。
また、第二側面26に前記開封用ミシン目50の両終端部51A、51Bに繋がった、収納する容器側に向かって頂点を有する凸状の押し切り用ミシン目51が設けられて押し切り片52を形成しており、好ましくは両終端部51A、51Bを結ぶ直線上に山折れ線53が設けられている。押し切り用ミシン目51の形状は、収納する容器側に向かって頂点を有する円弧状であると押し切り易いので好ましい。これによって、押し切り用ミシン目51を押し切って開封し、更に開封用ミシン目50へと開封することによって、前記減容可能な包装用容器を二分割が指で容易に行うことができる。
シート部材10から包装用容器20の形成及び包装用容器20への固形物の充填は、糊代面30の表面に糊を塗布し、シート部材10の糊代面30を第1側面22の裏面に貼り付けて角筒状にする。
次に、第1蓋部Pまたは第2蓋部Qを閉じる。第1蓋部Pは、第1上フラップ32、表上フラップ36、第2上フラップ40及び底上フラップ44からなる。第2蓋部Qは、第1下フラップ34、表下フラップ38、第2下フラップ42及び底下フラップ46からなる。
以下、第1蓋部Pを閉じる場合を説明する。第1上フラップ32及び第2上フラップ40を裏側すなわち角筒状の中側へ曲げ、続いて曲げた第1上フラップ32及び第2上フラップ40の上に底上フラップ44を曲げる。次に、曲げて重ねた底上フラップ44の上すなわち外面に接着剤を塗布する。その後、表上フラップ36を曲げて貼り合わせる。こうして、第1蓋部Pが閉じられる。
次に、固形物を開口状態の第2蓋部Qから挿入し、第1蓋部Pと同じ手順で第2蓋部Qを閉じて、図2及び図3に示すように、固形物を収容した包装用容器20の製造が完了する。
包装用容器20に収容された固形物の半分の取り出し方法としては、包装用容器20の押し切り片52を内側に押して凸状の押し切り用ミシン目51に沿って押し切り片52を開封した後、そこを起点として左右に引っ張って開封用ミシン目50に沿って開封して包装用容器20を2分割して、図4に示すように、収納する容器すなわち半包装用容器20−1と収納される容器すなわち半包装用容器20−2を形成する。包装用容器に収納されている固形物は、前記包装用容器を半包装用容器に分割する際に同じく2分割する。この場合、固形物は2分割し易い工夫、例えば固形物を2分割した状態で収納する、固形物ないし固形物を収納する容器を2分割し易いようにミシン目を施しておく等の工夫を施しておく。
他の方法として、第1蓋部Pまたは第2蓋部Qを開口して、固形物を取り出し、包装用容器20を前記開封用ミシン目50において切断して2分割し、収納する容器20−1と収納される容器20−2を形成してもよい。
固形物を半分使用した場合、半分の残存部分が生じる。残存させる半分を2分割した包装用容器20の一方である押し切り片52が形成されている収納される容器20−2に収容する。この場合、押し切り片52が残存させる半分の固形物の収納をジャマしないようにしておく。その後、収納される容器20−2を収納する容器20−1に収納することによって、容積をほぼ半分にして包装用容器20を再封する。
再封方法は、図4において、前記したように押し切り片52によって押し切られた収納する容器20−1の凹部と押し切り片52が合致するように収納される容器20−2を水平方向に90度角回転して収納する。図5に示すように収納する容器20−1の側面が、収納される容器20−2の開口部の蓋の役目をすることになる。さらに、収納される容器20−2の側面が、図6に示すように収納する容器20−1の開口部の蓋の役目をすることになる。また、図5に示すように収納する容器20−1の凹部は押し切り片52によって蓋をされる格好になる。これによって、包装用容器20の容積をほぼ1/2に減容することができる。
容積を半分にして残存させた半分の固形物を収容した包装用容器20を再開封する場合は、押し切り片52を押し込んで持ち上げるようにすることによって、簡単に収納される容器20−2を収納する容器20−1から引き出すことができるので、残存させた半分の固形物を容易に取り出し使用することができる。
この場合、収納する容器20−1と収納される容器20−2を寄せ集めると元の包装用容器20になり、製品名、商品名、賞味期限、調理方法、材料、添加物、製造者表示、注意事項、トレサビリテイ、購買意欲を高めるための写真絵柄が何ら失うことなく残っているので、残存させた半分の固形物の調理も安心して確実においしく調理することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の減容可能な包装用容器は、第1実施形態の減容可能な包装用容器の押し切り片52がもう一方の側面にも設けられている。従って、第2実施形態の減容可能な包装用容器の説明のうち第1実施形態の減容可能な包装用容器と同一の構成については、図面に第1実施形態の減容可能な包装用容器と同一の符合を付して、その説明を省略する。
図7は、第2実施形態のシート部材の平面図である。図8は、第2実施形態の包装用容器の右上から見た斜視図である。図9は、第2実施形態の包装用容器の左上から見た斜視図である。図10は、第2実施形態の包装用容器を2分して2つの半包装用容器を形成した状態の斜視図である。図11は、第2実施形態の一方の半包装用容器に他方の半包装用容器を収納した状態の斜視図である。図12は、第2実施形態の一方の半包装用容器に他方の半包装用容器を収納した状態の他の斜視図である。
第1実施形態では、凸状の押し切り用ミシン目51を第二側面26にのみ設けた形態になっているが、第2実施形態では、シート部材100を使用し、凸状の押し切り用ミシン目51を第一側面22と第二側面26の両方に設けた形態であり、第一側面22にも前記開封用ミシン目50の両終端部51A、51Bに繋がった、収納する容器側に向かって頂点を有する凸状の押し切り用ミシン目51が設けられて押し切り片52を形成しており、好ましくは両終端部51A、51Bを結ぶ直線上に山折れ線53が設けられている。これによって、残存させる半分を収納した収納される容器200−2を収納する容器200−1に収容した後に再開封する場合は、収納する容器200−1の凹部箇所にある押し切り片52を持ち上げること、及び第一側面22と第二側面26の両方に押し切り片52を形成することによって形成された凹部箇所を利用して収納される容器200−2を摘み出すことによって、より簡単に収納される容器200−2を収納する容器200−1から引き出すことができるという点において、第1実施形態よりも優れている。
(第3実施形態)
第3実施形態の減容可能な包装用容器は、第1実施形態の減容可能な包装用容器の押し切り片52が開封用ミシン目50と直線的に連続して設けられている。従って、第3実施形態の減容可能な包装用容器の説明のうち第1実施形態の減容可能な包装用容器と同一の構成については、図面に第1実施形態の減容可能な包装用容器と同一の符合を付して、その説明を省略する。
図13は、第3実施形態のシート部材の平面図である。第3実施形態の包装用容器の右上から見た斜視図、左上から見た斜視図、第3実施形態の包装用容器を2分して2つの半包装用容器を形成した状態の斜視図、第3実施形態の一方の半包装用容器に他方の半包装用容器を収納した状態の斜視図、第3実施形態の一方の半包装用容器に他方の半包装用容器を収納した状態の他の斜視図は、省略する。
第1実施形態では、第二側面26に凸状の押し切り用ミシン目51を設けた形態になっているが、第3実施形態では、シート部材500を使用し、第二側面26に開封用ミシン目50が直線的に連続した形態である。これによって、減容可能な包装用容器の開封に当たっては、第一側面22又は第二側面26を押し切って開封し、更に開封用ミシン目50へと開封することによって、前記減容可能な包装用容器を二分割が指で容易に行うことができる。この場合、糊代面30が貼り付けられていない第二側面26を押し切る方が少ない力で押し切ることができる。
(第4実施形態)
第1実施形態の減容可能な包装用容器の減容量が略1/2であるのに対し、第4実施形態の減容可能な包装用容器の減容量が略1/3になり、その実質的構成は第1実施形態の減容可能な包装用容器と同一である。従って、第4実施形態の減容可能な包装用容器の説明のうち第1実施形態の減容可能な包装用容器と同一の構成については、図面に第1実施形態の減容可能な包装用容器と同一の符合を付して、その説明を省略する。
図14は、第4包装用容器の右上から見た斜視図である。図15は、第4実施形態の包装用容器を分割して1/3包装用容器と2/3包装用容器を形成した状態の斜視図である。図16は、第4実施形態の2/3包装用容器に1/3包装用容器を収納した状態の斜視図である。
第4実施形態では、図14に示すように、包装用容器620が、縦横比が2:1の長方形の収納する容器620−1が、略正方形の収納される容器620−2の2個分の大きさであるように構成される。包装用容器620内には、分割固形物L,M、Nに容易に分割可能な固形物Cが収容される。
包装用容器620に収容された分割固形物Mの取り出し方法としては、包装用容器620の押し切り片52を内側に押して凸状の押し切り用ミシン目51に沿って押し切り片52を開封した後、そこを起点として左右に引っ張って開封用ミシン目50に沿って開封して包装用容器620を2分割して、図15に示すように、収納する容器620−1と収納される容器620−2を形成する。同時に、固形物Cを分割して、分割固形物Mを取り出し、分割固形物L、Nを収納する容器620−1と収納される容器620−2の元の位置に戻す。
次に、図15及び図16に示すように、押し切り片52によって押し切られた収納する容器620−1の凹部と収納される容器620−2の押し切り片52が合致するように、収納される容器620−2を水平方向に90度角回転して収納する。これによって、包装用容器620の容積を略2/3に減容することができる。
容積を略2/3にして残存させた分割固形物L,Nを収容した包装用容器620を再開封する場合は、押し切り片52を押し込んで持ち上げるようにすることによって、簡単に収納される容器620−2を収納する容器620−1から引き出すことができるので、残存させた分割固形物L,Nを容易に取り出し使用することができる。
この場合、収納する容器620−1と収納される容器620−2を寄せ集めると元の包装用容器620になり、製品名、商品名、賞味期限、調理方法、材料、添加物、製造者表示、注意事項、トレサビリテイ、購買意欲を高めるための写真絵柄が何ら失うことなく残っているので、残存させた分割固形物L,Nの調理も安心して確実においしく調理することができる。
第4実施形態において、分割固形物L,M、Nに代えて、一組の調味量セットや調理計量具、及び二つの分割固形物を収納する等、固形物以外の収納物について本発明を有効に実施できることは当業者が容易に推定できることである。さらに、第4実施形態は、容積を略2/3に減容しているが、これに限らず略3/4、略4/5、あるいはこれらの中間への減容も可能であることも当業者が容易に推定できることである。
第1実施形態のシート部材の平面図である。 第1実施形態の包装用容器の右上から見た斜視図である。 第1実施形態の包装用容器の左上から見た斜視図である。 第1実施形態の包装用容器を2分して2つの半包装用容器を形成した状態の斜視図である。 第1実施形態の一方の半包装用容器に他方の半包装用容器を収納した状態の斜視図である。 第1実施形態の一方の半包装用容器に他方の半包装用容器を収納した状態の他の斜視図である。 第2実施形態のシート部材の平面図である。 第2実施形態の包装用容器の右上から見た斜視図である。 第2実施形態の包装用容器の左上から見た斜視図である。 第2実施形態の包装用容器を2分して2つの半包装用容器を形成した状態の斜視図である。 第2実施形態の一方の半包装用容器に他方の半包装用容器を収納した状態の斜視図である。 第2実施形態の一方の半包装用容器に他方の半包装用容器を収納した状態の他の斜視図である。 第3実施形態のシート部材の平面図である。 第4実施形態の包装用容器の右上から見た斜視図である。 第4実施形態の包装用容器を分割して1/3包装用容器と2/3包装用容器を形成した状態の斜視図である。 第4実施形態の2/3包装用容器に1/3包装用容器を収納した状態の斜視図である。
符号の説明
10 シート部材
20 包装用容器
20−1 収納する容器
20−2 収納される容器
22 第1側面
24 表面
26 第2側面
28 底面
30 糊代面
32 第1上フラップ
32A 山折れ線
34 第1下フラップ
34A 山折れ線
36 表上フラップ
36A 山折れ線
38 表下フラップ
38A 山折れ線
40 第2上フラップ
40A 山折れ線
42 第2下フラップ
42A 山折れ線
44 底上フラップ
44A 山折れ線
46 底下フラップ
46A 山折れ線
50 開封用ミシン目
51 押し切り用ミシン目
51A、51B 両終端部
52 押し切り片
53 山折れ線
200 包装用容器
200−1 収納する容器
200−2 収納される容器

Claims (9)

  1. シート部材の両側縁部を一方の側縁部に設けた糊代を介して接着して断面を四角形にし、表面、底面及び二つの側面からなる角筒体と、該角筒体の両端部を延長してなるフラップとからなり、該フラップによって、前記角筒体の第1蓋部と第2蓋部を形成してなる包装用容器において、
    前記包装用容器の長手方向おいて前記端部から当該容器の短手方向の内径に相当する距離離れた位置に、表面と底面と一方の側面に亘って開封用ミシン目を設け、他方の側面に前記開封用ミシン目の両終端部を結ぶ押し切り用ミシン目が設けられて、収納する容器と収納される容器とに分割可能に構成されていることを特徴とする減容可能な包装用容器。
  2. シート部材の両側縁部を一方の側縁部に設けた糊代を介して接着して断面を四角形にし、表面、底面及び二つの側面からなる角筒体と、該角筒体の両端部を延長してなるフラップとからなり、該フラップによって、前記角筒体の第1蓋部と第2蓋部を形成してなる包装用容器において、
    前記包装用容器の長手方向において前記端部から当該容器の短手方向の内径に相当する距離離れた位置に、表面と底面に開封用ミシン目を設け、両方の側面のそれぞれに前記開封用ミシン目の両終端部を結ぶ押し切り用ミシン目が設けられて、収納する容器と収納される容器とに分割可能に構成されていることを特徴とする減容可能な包装用容器。
  3. シート部材の両側縁部を一方の側縁部に設けた糊代を介して接着して断面を四角形にし、表面、底面及び二つの側面からなる角筒体と、該角筒体の両端部を延長してなるフラップとからなり、該フラップによって、前記角筒体の第1蓋部と第2蓋部を形成してなる包装用容器において、
    前記包装用容器の長手方向において前記端部から当該容器の短手方向の内径に相当する距離離れた位置に、表面と底面と両方の側面に亘って開封用ミシン目が設けられて、収納する容器と収納される容器とに分割可能に構成されていることを特徴とする減容可能な包装用容器。
  4. 前記押し切り用ミシン目が、前記開封用ミシン目よりも強くない切断抵抗力をもっていることを特徴とする請求項1又は2記載の減容可能な包装用容器。
  5. 前記開封用ミシン目が、前記糊代にも設けられていることを特徴とする請求項1又は3記載の減容可能な包装用容器。
  6. 前記押し切り用ミシン目が、前記糊代にも設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の減容可能な包装用容器。
  7. 前記押し切り用ミシン目が、収納する容器側に向かって頂点を有する円弧状であることを特徴とする請求項1又は2記載の減容可能な包装用容器。
  8. 前記包装用容器の長手方向の長さは、前記短手方向の長さの二倍より大きく、前記開封用ミシン目が前記長手方向の中心線から前記収納される容器側にずらして設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の減容可能な包装用容器。
  9. 前記減容可能な包装用容器が、前記開封用ミシン目から第1蓋部側の端部までの距離を(a)、短手方向の長さを(b)と(c)、前記開封用ミシン目から第2蓋部側の端部までの距離を(d)とすると、
    (a)は(b)又は(c)と等しいか或いは(b)又は(c)よりも大きく、(b)は(c)と等しく、(d)は(b)または(c)よりも当該包装用容器の材質の厚さの2〜10倍分、短いことを特徴とする請求項8記載の減容可能な包装用容器。
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