JP2018047148A - 撹拌羽根着脱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、容易に確実に、基板14に羽根板15を取り付ける。【解決手段】アーム13は、基端部が撹拌軸10に固定される一方、先端部に羽根保持部18が設けられる。基板14は、基端部にアーム13への取付部25が設けられる。固定ピンの頭部26cは、係合穴28の解除穴28aを通るが固定穴28bを通らない。羽根板15に設けた軸部挿通穴27に固定ピンの第一軸部26aがはめ込まれると共に、解除穴28aを介して係合穴28が固定ピンの第二軸部26bに配置されて、各板14〜16が重ね合わされた状態で、基板14に対し止め板16がスライドされて、固定ピンの第二軸部26bに係合穴の固定穴28bがはめ込まれて係合される。アーム13の羽根保持部18と基板14の取付部25の各シャフト穴にシャフト30が通されることで、基板14に対する止め板16の係合解除方向へのスライドがシャフト30により規制される。【選択図】図2

Description

本発明は、撹拌装置の撹拌羽根に関し、特に、基板に対して羽根板を止め板で着脱可能に取り付ける撹拌羽根着脱構造に関するものである。
従来、蒸気ニーダに代表されるように、撹拌羽根がアームを介して撹拌軸に取り付けられ、撹拌軸の回転により被撹拌物を撹拌する撹拌装置が知られている。この撹拌装置では、撹拌羽根が基板と羽根板と止め板とを備え、アームに保持される基板に対して羽根板が止め板で着脱可能に取り付けられる。この際、基板に羽根板および止め板を重ね合わせた状態で、止め板から羽根板を介して基板にネジをねじ込んで、各板を一体化している。
しかしながら、羽根板をネジで着脱する場合、運転中にネジが脱落すると、被撹拌物(典型的には食品)に対し異物混入を起こすおそれがある。また、洗浄時の分解や、洗浄後の組立てに、ドライバーが必要であり、作業に手間も要する。
このような不都合を考慮し、下記特許文献1に開示されるように、ネジを用いない羽根取付装置が提案されている。この装置では、アーム(82)の先端に軸(85)により連結された羽根取付部材(1)と、この羽根取付部材(1)に取り付ける羽根(2)と、この羽根(2)を押えるスライド部材(3)と、このスライド部材(3)を羽根(2)の押え位置に係止する係合部(4)と、このスライド部材(3)を羽根(2)の押え位置に保持するコッター(5)と、このコッター(5)を押えるピン(6)とからなる。なお、係合部(4)は、羽根取付部材(1)に植設したピン(10)の先端に設けた環状溝(11)とスライド部材(3)に設けた径方向に延びるだるま状の二重孔(12)との係合であり、その小さい方の孔にピン(10)の環状溝(11)が係合し、大きい方の孔はピン(10)の脱出用の孔である。ピン(6)は、スプリング(13)により、コッター(5)を押える方向に付勢する。
特開平11−266821号公報(段落[0008]−[0010]、図1)
前記特許文献1に記載の発明では、羽根取付部材(1)に羽根(2)をスライド部材(3)で取り付け、その状態をコッター(5)で保持し、そのコッター(5)をスプリング(13)により付勢されたピン(6)で保持している。そのため、コッターなどが必要で部品点数が多くなると共に、組立てや分解にも手間を要する。さらに、スプリングの付勢力に対抗して可動し得るピン(言い換えればアームに対し位置決めされていないピン)で、しかもコッターを介してスライド部材の保持がなされるので、羽根取付部材に対し羽根を安定して確実に固定できるものではない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、簡易な構成で、容易に確実に、基板に羽根板を取り付けることができる撹拌羽根着脱構造を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、撹拌羽根がアームを介して撹拌軸に取り付けられ、撹拌軸の回転により被撹拌物を撹拌する撹拌装置において、撹拌羽根が基板と羽根板と止め板とを備え、アームに保持される基板に対して羽根板が止め板で着脱可能に取り付けられる構造であって、アームは、基端部が撹拌軸に固定される一方、先端部に撹拌羽根を保持する羽根保持部が設けられており、この羽根保持部に左右方向へ沿ってシャフト穴が形成されており、基板は、基端部にアームの羽根保持部への取付部が設けられており、この取付部にも左右方向へ沿ってシャフト穴が形成されており、基板と止め板との内、一方に固定突起部が設けられ、他方に固定突起部への係合穴が形成されており、前記係合穴は、固定突起部の先端部が抜き差し可能な解除穴と、この解除穴に連接された固定穴とを備え、固定突起部は、軸部の先端部に頭部を備え、この頭部は、前記係合穴の解除穴を通るが固定穴を通らない形状および大きさとされ、羽根板に設けた軸部挿通穴に固定突起部の軸部がはめ込まれると共に、解除穴を介して前記係合穴が固定突起部の軸部に配置されて、前記各板が重ね合わされた状態で、基板に対し止め板がスライドされて、固定突起部の軸部に前記係合穴の固定穴がはめ込まれて係合され、アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にシャフトが通されることで、基板がアームに保持されると共に、基板に対する止め板の係合解除方向へのスライドがシャフトにより規制されることを特徴とする撹拌羽根着脱構造である。
請求項1に記載の発明によれば、基板と止め板との内、一方に設けた固定突起部に羽根板を保持した状態で、他方に設けた係合穴を固定突起部に対し係合して、基板に羽根板を止め板で固定することができる。その際、基板に対し止め板をスライドさせるだけで、固定突起部と係合穴とを係合して、基板に羽根板を固定することができる。そして、アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にシャフトを通すことで、基板をアームに保持できると共に、基板に対する止め板の係合解除方向へのスライドをシャフトにより規制できる。このようにして、簡易な構成で、容易に確実に、アームに対し撹拌羽根を着脱できると共に、撹拌羽根の基板に対し羽根板を着脱できる。
請求項2に記載の発明は、前記固定突起部は、羽根板の軸部挿通穴にはめ込まれる第一軸部と、この第一軸部よりも小径の第二軸部と、この第二軸部よりも大径の頭部とを備えた固定ピンから構成され、前記係合穴は、固定ピンの頭部よりも大きな前記解除穴と、この解除穴より小幅で解除穴から外方へ延出する前記固定穴とを連接された形状とされ、固定ピンの第一軸部に羽根板の軸部挿通穴がはめ込まれると共に、解除穴を介して前記係合穴が固定ピンの第二軸部に配置されて、前記各板が重ね合わされた状態で、基板に対し止め板が先端側へスライドされて、固定ピンの第二軸部に前記係合穴の固定穴がはめ込まれて係合され、アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にシャフトが通されることで、基板がアームに保持されると共に、基板に対する止め板の基端側へのスライドがシャフトにより規制されることを特徴とする請求項1に記載の撹拌羽根着脱構造である。
請求項2に記載の発明によれば、固定突起部は、段付き軸状の固定ピンから構成される一方、係合穴は、解除穴と固定穴とが連接された形状から構成される。そして、基板と止め板との内、一方に設けた固定ピンに羽根板を保持した状態で、他方に設けた係合穴を固定ピンに対し係合して、基板に羽根板を止め板で固定することができる。その際、基板に対し止め板を先端側へスライドさせるだけで、固定ピンと係合穴とを係合して、基板に羽根板を固定することができる。そして、アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にシャフトを通すことで、基板をアームに保持できると共に、基板に対する止め板の基端側へのスライドをシャフトにより規制できる。このようにして、簡易な構成で、容易に確実に、アームに対し撹拌羽根を着脱できると共に、撹拌羽根の基板に対し羽根板を着脱できる。
請求項3に記載の発明は、基板に前記固定突起部が設けられる一方、止め板に前記係合穴が形成され、前記係合穴は、止め板の基端側へ向けて解除穴から固定穴が延出しており、基板の基端部には、左右方向中央部に前記取付部が設けられる一方、その取付部よりも左右方向外側において、止め板の基端部には、止め板の板面に対し略垂直にストッパが設けられており、シャフトは、アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にはめ込まれる主軸部と、前記各シャフト穴よりも大径で主軸部の基端部に設けられる頭部と、主軸部の先端部に設けられる抜止め材とを備え、アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にシャフトが貫通されて、抜止め材により抜け止めされた状態で、止め板のストッパがシャフトの頭部により基端側への移動を規制されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撹拌羽根着脱構造である。
請求項3に記載の発明によれば、基板に固定突起部が設けられる一方、止め板に係合穴が形成されており、基板に対し止め板を先端側へスライドさせて、固定突起部と係合穴とを係合して、基板に羽根板を固定することができる。そして、アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にシャフトを通して、抜止め材により抜け止めされるが、その状態では、止め板のストッパとシャフトの頭部との関係により、基板に対する止め板の基端側へのスライドが規制される。
請求項4に記載の発明は、止め板に前記固定突起部が設けられる一方、基板に前記係合穴が形成され、前記係合穴は、基板の先端側へ向けて解除穴から固定穴が延出しており、基板の基端部には、左右方向中央部に前記取付部が設けられる一方、その取付部よりも左右方向外側において、止め板の基端部には、止め板の板面に対し略垂直にストッパが設けられており、シャフトは、アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にはめ込まれる主軸部と、前記各シャフト穴よりも大径で主軸部の基端部に設けられる頭部と、主軸部の先端部に設けられる抜止め材とを備え、アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にシャフトが貫通されて、抜止め材により抜け止めされた状態で、止め板のストッパがシャフトの頭部により基端側への移動を規制されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撹拌羽根着脱構造である。
請求項4に記載の発明によれば、止め板に固定突起部が設けられる一方、基板に係合穴が形成されており、基板に対し止め板を先端側へスライドさせて、固定突起部と係合穴とを係合して、基板に羽根板を固定することができる。そして、アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にシャフトを通して、抜止め材により抜け止めされるが、その状態では、止め板のストッパとシャフトの頭部との関係により、基板に対する止め板の基端側へのスライドが規制される。
請求項5に記載の発明は、固定突起部の軸部に前記係合穴の固定穴が係合された状態で、止め板のストッパと、羽根板および基板の基端部との間に隙間が空けられていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の撹拌羽根着脱構造である。
請求項5に記載の発明によれば、撹拌羽根の組立状態で、止め板のストッパと、羽根板および基板の基端部との間に隙間が空けられているので、その隙間を利用して(具体的にはその隙間に物(たとえば工具の先)を差し込んで)、基板に対し止め板を係合解除方向へ容易にスライドさせることができる。これにより、撹拌羽根の分解を容易に行える。
さらに、請求項6に記載の発明は、アームの羽根保持部に、シャフト穴が形成される代わりに、基板の取付部のシャフト穴への挿入部を突出させて、シャフトの基端部が一体的に設けられるか、基板の取付部に、シャフト穴が形成される代わりに、アームの羽根保持部のシャフト穴への挿入部を突出させて、シャフトの基端部が一体的に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撹拌羽根着脱構造である。
請求項6に記載の発明によれば、アームの羽根保持部か基板の取付部に、シャフトの基端部を予め一体的に設けておくことでも、前記各請求項に記載の発明の作用効果を奏することができる。
本発明の撹拌羽根着脱構造によれば、簡易な構成で、容易に確実に、基板に羽根板を着脱可能に取り付けることができる。
本発明の一実施例の撹拌羽根着脱構造が適用された撹拌装置の一例を示す概略正面図であり、一部を切り欠いて断面にして示している。 図1に示される撹拌装置において、撹拌軸のアームへの撹拌羽根の着脱構造を示す概略分解斜視図である。 図2に示される撹拌羽根着脱構造の組立状態(つまり撹拌軸のアームへの撹拌羽根の取付状態)を示す概略縦断面図である。 図3に示される撹拌羽根付きのアームの概略正面図であり、一部を断面にして示している。 図3に示される撹拌羽根の概略背面図である。 図5に示される撹拌羽根の分解時の状態を示す概略断面図である。 図2に示される撹拌羽根着脱構造の変形例1を示す概略分解斜視図である。 図2に示される撹拌羽根着脱構造の変形例2を示す概略正面図であり、一部を断面にして示している。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の撹拌羽根着脱構造が適用された撹拌装置1の一例を示す概略正面図であり、一部を切り欠いて断面にして示している。
本実施例の撹拌装置1は、食材を加熱しながら撹拌する蒸気ニーダである。撹拌装置1は、被撹拌物としての食材が収容される処理槽2と、この処理槽2内の食材を撹拌する撹拌羽根3とを備える。
処理槽2は、横向き略円筒状で、その軸方向両端部は端壁2aで閉塞されている。また、処理槽2の軸方向中央部には、周側壁上部が切り欠かれて、略矩形筒状のホッパー4が設けられている。さらに、処理槽2には蒸気ジャケット5が設けられており、この蒸気ジャケット5には、蒸気入口バルブ6付きの蒸気供給路7を介して、蒸気が供給可能とされる。そして、蒸気ジャケット5に供給された蒸気の凝縮水は、蒸気トラップ8付きのドレン排出路9を介して、外部へ排出可能とされる。
処理槽2内には、軸方向両端部の端壁2a間を架け渡すようにして、撹拌軸10が設けられる。この撹拌軸10は、駆動ボックス11内の駆動機構により、回転可能とされる。また、駆動ボックス11内には、処理槽2の傾動機構も内蔵されており、この傾動機構により、処理槽2(ホッパー4)の上部開口を前方へ倒すよう傾動可能とされる。撹拌軸10の駆動機構や処理槽2の傾動機構は、タッチパネルや操作ボタンを備えた操作盤12の操作により制御される。
処理槽2内には、複数の撹拌羽根3が設けられる。各撹拌羽根3は、アーム13を介して撹拌軸10に取り付けられる。その際、撹拌軸10の軸方向複数箇所に、アーム13を介して撹拌羽根3が取り付けられる。アーム13および/または撹拌羽根3の各形状は、撹拌軸10に対する設置箇所に応じて異なるが、撹拌軸10に対するアーム13の取付構造、アーム13に対する撹拌羽根3の取付構造、および図2に示す撹拌羽根3の基板14に対する羽根板15の取付構造は、いずれの箇所でも変わらない。そこで、以下では、特定箇所のアーム13と撹拌羽根3について説明するが、その他の箇所についても同様である。
図2から図4は、本実施例の撹拌装置1のアーム13および撹拌羽根3を示す概略図であり、図2は分解斜視図、図3は組立状態の縦断面図、図4は組立状態の正面図であり一部を断面にして示している。
アーム13は、所望に湾曲された(または直線状の)丸棒材からなるアーム本体13aを備える。アーム本体13aの先端部は、やや大径に形成されている。アーム本体13aには、基端部に、撹拌軸10に固定するためのボス部17が設けられる一方、先端部に、撹拌羽根3を保持するための羽根保持部18が設けられている。そして、ボス部17は、半割された第一ボス材19と第二ボス材20とを備える。
第一ボス材19は、略半円筒部19aと、その周方向両端部に連接された一対の平板部19bとを備える。略半円筒部19aの外面には、軸方向中央部で且つ周方向中央部に、アーム本体13aの基端部が一体的に設けられる。また、少なくとも一方の平板部19bには、一または複数のネジ穴19cが貫通形成されている。
第二ボス材20は、略半円筒部20aと、その周方向両端部に連接された一対の平板部20bとを備える。一方の平板部20bには、各ボス材19,20の平板部19b,20b同士を重ね合わせた状態(言い換えれば略半円筒部19a,20a同士を向かい合わせた状態)で、第一ボス材19のネジ穴19cと対応する位置に、ネジ溝のない貫通穴20cが形成されている。他方の平板部20bには、第一ボス材19の平板部19bの受け部20dが設けられている。具体的には、他方の平板部20bには、略半円筒部20aからの延出先端部に、略半円筒部20aの凸方向(略半円の膨出方向)とは逆方向へ延出して第一片20d´が設けられた後、平板部20bと平行に第二片20d”が設けられる。これにより、平板部20bと受け部20dとの間に、受け溝20eが形成される。この受け溝20eの幅(平板部20bと第二片20d”との離隔距離)は、第一ボス材19の平板部19bの厚さに対応している。
従って、アーム13を撹拌軸10に固定するには、撹拌軸10の所定位置において、撹拌軸10の外周部に各ボス材19,20の略半円筒部19a,20aをはめ込むと共に、第二ボス材20の受け溝20eに第一ボス材19の片方の平板部19bをはめ込んで、両ボス材19,20の平板部19b,20b同士を重ね合わせればよい。そして、第二ボス材20の貫通穴20cから第一ボス材19のネジ穴19cに、ボルト21をねじ込んで、両ボス材19,20を一体化すればよい。一対の平板部19b,19bの内の片側においてのみボルト締めするだけで、撹拌軸10にアーム13を取り付けることができる。なお、第一ボス材19の一対の平板部19bの双方にネジ穴19cを形成しておけば、そのいずれの平板部19bにも第二ボス材20の受け溝20eをはめ込んで組み立てることができる。
ところで、第一ボス材19(または第二ボス材20)の略半円筒部19a(20a)の内周面には、キー溝が形成されている。従って、第一ボス材19(または第二ボス材20)のキー溝と撹拌軸10のキー溝との間に、キーを配置しつつ組み立てることで、撹拌軸10に対しアーム13ひいては撹拌羽根3を一体回転させることができる。
なお、本実施例では、第一ボス材19にネジ穴19cを設ける一方、第二ボス材20に貫通穴20cを設けたが、これとは逆に、第一ボス材19に貫通穴を設ける一方、第二ボス材20にネジ穴を設けて、ボルト21を第一ボス材19の側から第二ボス材20にねじ込むようにしてもよい。また、本実施例では、受け部20dは、第二ボス材20に設けたが、これとは逆に、第一ボス材19の側に設けてもよい。言い換えれば、図2において、アーム13は、第一ボス材19に設けられるが、第二ボス材20に設けられてもよい。
アーム13の先端部には、撹拌羽根3を保持するための羽根保持部18が設けられる。本実施例の羽根保持部18は、アーム本体13aの先端面から突出して設けられた一対の板状の羽根保持片18aを備え、この一対の羽根保持片18aは、互いに離隔して平行に配置される。そして、一対の羽根保持片18aには、板面と直交して、シャフト穴18bが貫通形成されている。
アーム本体13aの先端面には、一対の羽根保持片18a間に開口して、ピン収容穴22が形成されている。このピン収容穴22には、コイルバネ23を介して押圧ピン24が収容される。押圧ピン24の先端部は、略半球状に形成されている。押圧ピン24は、ピン収容穴22の開口部(アーム本体13aの先端面)から突出するように、コイルバネ23により付勢される。なお、ピン収容穴22は、アーム本体13aの軸線から偏心して、羽根保持片18aの幅方向一方(図2における右側)に偏った位置に設けられている。
撹拌羽根3は、基板14と羽根板15と止め板16とを備え、アーム13に保持される基板14に対して羽根板15が止め板16で着脱可能に取り付けられる。本実施例では、基板14および止め板16は、金属(たとえばステンレス)から形成され、羽根板15は、合成樹脂(たとえばフッ素樹脂)から形成される。なお、以下の説明において、各板14〜16の長手方向を左右方向、板面と垂直な板厚方向を前後方向(図3において右側を前方)とする。
基板14は、略矩形の板材からなり、その左右方向中央部の基端部(図2において基板14の下端部)には、アーム13の羽根保持部18への取付部25が設けられる。この取付部25は、略矩形のブロック状とされ、後面側には先端側への延出部25aを備え、この延出部25aが基板14の後面に重ね合わされて固定される。取付部25には、左右方向へ沿って、シャフト穴25bが貫通形成されている。
基板14の前面の左右両端部には、固定突起部としての固定ピン26が設けられる。本実施例では、固定ピン26は、短い丸棒材から形成され、基板14から前方へ突出して設けられる。その際、固定ピン26の基端部は、基板14に溶接で固定されている。
固定ピン26は、基板14の側から順に、第一軸部26aと第二軸部26bと頭部26cとを備える。具体的には、固定ピン26は、羽根板15の軸部挿通穴27にはめ込まれる第一軸部26aと、この第一軸部26aよりも小径の第二軸部26bと、この第二軸部26bよりも大径の頭部26cとを備える。第一軸部26aと頭部26cとは、本実施例では同径とされるが、場合により互いに異なる径とされてもよい。なお、第一軸部26aと第二軸部26bとの合計長さは、羽根板15と止め板16との合計厚さに対応しており、第二軸部26bの長さは、止め板16の厚さと同じかそれ以上とされる。
羽根板15は、略矩形の板材からなり、先端縁(図2における上端面)は所望により面取りされて傾斜面15aに形成される(図3)。羽根板15には、基板14の固定ピン26と対応した位置に、軸部挿通穴27が貫通形成されている。また、基板14および羽根板15は、先端辺が左右方向一方へ行くに従って先端側へ傾斜(図4において上端辺が左側へ行くに従って上方へ傾斜)するように、幅寸法を変化させてもよい。なお、止め板16についても同様に傾斜させてもよい。但し、各板14〜16について、このような傾斜は必須ではない。
止め板16は、略矩形の板材からなり、基板14の固定ピン26と対応した位置に、固定ピン26への係合穴28が貫通形成されている。各係合穴28は、固定ピン26の先端部が抜き差し可能な解除穴28aと、この解除穴28aに連接された固定穴28bとを備える。本実施例では、各係合穴28は、固定ピン26の頭部26cよりも大きな解除穴28aと、この解除穴28aより小幅で解除穴28aから外方へ延出する固定穴28bとを連接された形状とされる。より具体的には、図示例の場合、丸穴状の解除穴28aと、この解除穴28aから基端側へ長穴状に延出する固定穴28bとを備え、固定穴28bの幅寸法は解除穴28aの直径よりも小さく形成されている。そして、解除穴28aの径は、固定ピン26の頭部26cの径よりも大きく、固定穴28bの幅は、固定ピン26の頭部26cの径よりも小さく、固定ピン26の第二軸部26bの径と略対応している。
止め板16の基端部には、左右方向中央部に浅い切欠き16aが形成されると共に、その左右にストッパ29が設けられる。各ストッパ29は、その形状を特に問わないが、本実施例では略矩形板状とされ、止め板16の板面に対し略垂直に設けられ、止め板16の後方へ延出して設けられる。
撹拌羽根3を組み立てるには、まず、基板14の固定ピン26に羽根板15の軸部挿通穴27をはめ込みつつ、基板14に羽根板15を重ね合わせる。これにより、基板14の固定ピン26は、第一軸部26aに羽根板15の軸部挿通穴27がはめ込まれると共に、第二軸部26bおよび頭部26cを羽根板15から突出させた状態とされる。そこで、その固定ピン26の突出部26b,26cに止め板16の係合穴28の解除穴28aをはめ込んで、羽根板15に止め板16を重ね合わせる。このようにして各板14〜16が重ね合わされた状態で、基板14に対し止め板16を先端側へスライドさせればよい。それにより、固定ピン26の第二軸部26bに係合穴28の固定穴28bがはめ込まれて、基板14の固定ピン26に止め板16の係合穴28が係合される。基板14に対し止め板16を先端側へ十分にスライドさせた状態では、各板14〜16は、左右両端辺と基端辺とにおいて、互いに対応した位置に配置され、基板14および止め板16に対し羽根板15が先端側へ延出して配置される。
このようにして構成された撹拌羽根3は、次のようにして、アーム13の羽根保持部18に保持される。すなわち、アーム13の羽根保持部18の羽根保持片18a間に、基板14の取付部25をはめ込んで、各シャフト穴18b,25bにシャフト30を通して一体化する。
シャフト30は、アーム13の羽根保持部18と基板14の取付部25の各シャフト穴18b,25bにはめ込まれる主軸部30aと、各シャフト穴18b,25bよりも大径で主軸部30aの基端部に設けられる頭部30bと、主軸部30aの先端部に設けられる抜止め材30cとを備える。シャフト30の先端部には、先端面および直径方向へ貫通して切欠きが形成されており、その切欠きに略矩形板状の抜止め材30cの基端部が配置されて、支軸30dにて保持される。これにより、抜止め材30cは、支軸30dまわりに回動可能とされる。
羽根保持部18および取付部25にシャフト30を通す際、図2において実線で示すように、抜止め材30cをシャフト30の軸方向へ沿って配置しておけばよい。そして、羽根保持部18および取付部25にシャフト30を通した後、図2において二点鎖線で示すように、抜止め材30cをシャフト30の径方向へ折ることで、シャフト30の抜け止めが図られる。その状態では、押圧ピン24の上方への付勢により、撹拌羽根3はシャフト30まわりに後方へ付勢されるが、取付部25の後方下面がアーム本体13aの先端面に当接されることで、一定以上の回転は規制される。撹拌装置1の運転中、撹拌羽根3は図2において手前側へ回転するが、押圧ピン24の作用により、羽根板15の先端辺を処理槽2の内面に当接させやすい。
アーム13に撹拌羽根3を取り付けた状態では、図4に示すように、シャフト30の頭部30bに止め板16(より詳細には本実施例では止め板16のストッパ29)が当接または近接することで、基板14に対する止め板16の基端側(つまり固定ピン26に対する係合穴28の係合解除方向)へのスライドが規制される。すなわち、アーム13に撹拌羽根3を取り付けた状態で、シャフト30の頭部30bと止め板16のストッパ29との間で許容される最大隙間は、基板14に対し止め板16を基端側へスライドさせようとしても、基板14の固定ピン26の位置に止め板16の係合穴28の解除穴28aが来ない位置とされ、この隙間は小さいほど好ましい。
以上とは逆に、アーム13から撹拌羽根3を取り外したい場合、まずは、シャフト30の抜止め材30cをシャフト30の軸方向へ沿うように配置して、アーム13の羽根保持部18および基板14の取付部25から抜き外せばよい。その後、基板14に対し止め板16を基端側へスライドさせて、基板14の固定ピン26を止め板16の係合穴28の解除穴28aに配置して、基板14から止め板16および羽根板15を取り外すことができる。
図5は、アーム13から取り外した撹拌羽根3の背面図である。また、図6は、撹拌羽根3の分解時の状態を示す概略断面図である。これらの図に示すように、基板14の固定ピン26への止め板16の係合穴28の固定穴28bの係合状態では、止め板16のストッパ29と、羽根板15および基板14の基端部との間に、隙間Xが空けられている。従って、撹拌羽根3を分解するために、基板14に対し止め板16を基端側へ移動させる際、前記隙間Xに適宜の物(たとえば工具の先端)を差し込んで、隙間を広げるよう操作することもできる。
次に、上記実施例の撹拌羽根着脱構造の変形例について説明する。以下に説明する各変形例は、基本的には前記実施例と同様である。そこで、以下においては、両者の異なる点を中心に説明し、それ以外の箇所については説明を省略する。また、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
図7は、前記実施例の撹拌羽根着脱構造の変形例1を示す概略分解斜視図である。本変形例1では、固定ピン26の形状が前記実施例と異なり、これに伴い、羽根板15に形成される軸部挿通穴27や、止め板16に形成される係合穴28の形状が異なる。具体的には、固定ピン26は、第一軸部26aと第二軸部26bとが同径に形成されると共に、頭部26cが各軸部26a,26bよりも外方へ突出する板状に形成されている。そして、羽根板15には、固定ピン26の各軸部26a,26bに対応した丸穴27aと、固定ピン26の頭部26cに対応した矩形穴27bとを重ねた形状の軸部挿通穴27が形成されている。一方、止め板16には、羽根板15の軸部挿通穴27と同じかそれよりも大きな解除穴28aが形成されると共に、その解除穴28aから基端側へ延出して固定穴28bが形成されている。
基板14に羽根板15を止め板16で取り付けるには、前記実施例と同様に、基板14の固定ピン26の頭部26cを羽根板15の軸部挿通穴27に通して、固定ピン26の軸部26aに軸部挿通穴27の丸穴27aをはめ込めばよい。同様に、基板14の固定ピン26の頭部26cを止め板16の係合穴28の解除穴28aに通して、各板14〜16を重ね合わせた状態で、基板14に対し止め板16を先端側へスライドさせればよい。それにより、基板14の固定ピン26の軸部26bと止め板16の係合穴28の固定穴28bとが係合して、固定ピン26の頭部26cにより係合状態が維持される。
なお、本変形例1において、固定ピン26の頭部26cは、軸部26a,26bよりも大きければ、図示例の形状に限らず適宜変更可能である。また、軸部26a,26bは、前記実施例と同様に、段付きに形成されることで、第一軸部26aと第二軸部26bとに段付きに分けられてもよい。
図8は、前記実施例の撹拌羽根着脱構造の変形例2を示す概略正面図である。本変形例2では、アーム13の羽根保持部18には、シャフト穴18bが形成される代わりに、基板14の取付部25のシャフト穴25bへの挿入部を突出させて、シャフト30の基端部が一体的に設けられている。具体的には、アーム13の羽根保持部18は、羽根保持片18aを一つだけ備え、この羽根保持片18aには、シャフト穴が形成される代わりに、シャフト30の基端部が一体的に設けられている。そして、そのシャフト30の先端部には、前記実施例と同様に、抜止め材30cが設けられている。従って、アーム13に固定のシャフト30に対し、撹拌羽根3の基板14の取付部25を、前記実施例と同様に、着脱可能に取り付けることができる。
なお、本変形例では、シャフト30の基端部をアーム13の羽根保持部18に固定したが、これとは逆に、シャフト30の基端部を基板14の取付部25に固定してもよい。つまり、基板14の取付部25には、シャフト穴が形成される代わりに、アーム13の羽根保持部18のシャフト穴18bへの挿入部を突出させて、シャフト30の基端部が一体的に設けられてもよい。具体的には、アーム13の羽根保持部18は、羽根保持片18aを一つだけ備え、この羽根保持片18aには、シャフト穴18bが形成されている。一方、基板14の取付部25には、シャフト穴が形成される代わりに、シャフト30の基端部が一体的に設けられている。そして、そのシャフト30の先端部には、前記実施例と同様に、抜止め材30cが設けられている。従って、アーム13の羽根保持部18に対し、基板14の取付部25を、前記実施例と同様に、着脱可能に取り付けることができる。
本発明の撹拌羽根着脱構造は、前記実施例(変形例を含む)の構成に限らず、適宜変更可能である。特に、前記実施例では、基板14の固定ピン26と止め板16の係合穴28とを係合させたが、固定ピン26の形状は適宜に変更可能である。言い換えれば、基板14には何らかの固定突起部26を設け、その固定突起部26と止め板16の係合穴28とを係合可能とすればよい。
また、固定突起部26を基板14ではなく止め板16に設け、係合穴28を止め板16ではなく基板14に設けてもよい。従って、以下の(a)〜(e)の構成を備えるのであれば、その他の構成は適宜に変更可能である。
(a)基板14と止め板16との内、一方に固定突起部26が設けられ、他方に固定突起部26への係合穴28が形成されていること。
(b)係合穴28は、固定突起部26の先端部が抜き差し可能な解除穴28aと、この解除穴28aに連接された固定穴28bとを備えること。
(c)固定突起部26は、軸部26a,26bの先端部に頭部26cを備え、この頭部26cは、係合穴28の解除穴28aを通るが固定穴28bを通らない形状および大きさとされること。
(d)羽根板15に設けた軸部挿通穴27に固定突起部26の軸部26aがはめ込まれると共に、解除穴28aを介して係合穴28が固定突起部26の軸部26bに配置されて、各板14〜16が重ね合わされた状態で、基板14に対し止め板16がスライドされて、固定突起部26の軸部26bに係合穴28の固定穴28bがはめ込まれて係合されること。
(e)アーム13の羽根保持部18と基板14の取付部25の各シャフト穴18b,25bにシャフト30が通されることで、基板14がアーム13に保持されると共に、基板14に対する止め板16の係合解除方向へのスライドがシャフト30により規制されること。
止め板16に固定ピン(固定突起部)26が設けられる一方、基板14に係合穴28が形成される場合について、さらに説明すると、次のとおりである。この場合、止め板16には、基板14と重ね合わされる側へ突出して、固定ピン26が設けられる。一方、基板14には、係合穴28が貫通して形成され、その係合穴28は、基板14の先端側へ向けて解除穴28aから固定穴28bが延出して形成される。そして、アーム13の羽根保持部18と基板14の取付部25の各シャフト穴18b,25bにシャフト30が貫通されて、抜止め材30cにより抜け止めされた状態で、止め板16のストッパ29がシャフト30の頭部30bにより基端側への移動を規制される。
その他の変形例として、前記実施例では、止め板16にストッパ29を設け、アーム13への撹拌羽根3の取付状態において、シャフト30にストッパ29が当たることで、基板14に対する止め板16の基端側への移動を規制したが、ストッパ29の形成位置や形状は適宜に変更可能である。また、シャフト30に止め板16の一部が当たることで、基板14に対する止め板16の基端側への移動を規制できるのであれば、場合により、ストッパ29の設置を省略してもよい。言い換えれば、止め板16の基端部自体をストッパ29としてもよい。
また、前記実施例において、固定ピン26の設置本数や設置位置は、適宜に変更可能である。固定ピン26の設置箇所に合わせて、羽根板15に軸部挿通穴27を設けると共に、止め板16に係合穴28を設ければよい。
また、前記実施例において、撹拌軸10にアーム13を固定するために、第二ボス材20に受け部20dを設けたが、これは必須ではない。その場合、第一ボス材19の両方の平板部19bにネジ穴19cを形成しておき、第二ボス材20の両方の平板部20bに貫通穴20cを形成しておけばよい。そして、各ボス材19,20の平板部19b,20b同士を重ね合わせて、それぞれボルト21で固定すればよい。
さらに、前記実施例では、撹拌装置1は、蒸気ニーダとされたが、これ以外の撹拌装置にも同様に適用可能である。また、被撹拌物も、食材に限らない。
1 撹拌装置
2 処理槽(2a:端壁)
3 撹拌羽根
4 ホッパー
5 蒸気ジャケット
6 蒸気入口バルブ
7 蒸気供給路
8 蒸気トラップ
9 ドレン排出路
10 撹拌軸
11 駆動ボックス
12 操作盤
13 アーム(13a:アーム本体)
14 基板
15 羽根板(15a:傾斜面)
16 止め板(16a:切欠き)
17 ボス部
18 羽根保持部(18a:羽根保持片、18b:シャフト穴)
19 第一ボス材(19a:略半円筒部、19b:平板部、19c:ネジ穴)
20 第二ボス材(20a:略半円筒部、20b:平板部、20c:貫通穴、20d:受け部、20e:受け溝)
21 ボルト
22 ピン収容穴
23 コイルバネ
24 押圧ピン
25 取付部(25a:延出部、25b:シャフト穴)
26 固定ピン,固定突起部(26a:第一軸部、26b:第二軸部、26c:頭部)
27 軸部挿通穴(27a:丸穴、27b:矩形穴)
28 係合穴(28a:解除穴、28b:固定穴)
29 ストッパ
30 シャフト(30a:主軸部、30b:頭部、30c:抜止め材、30d:支軸)

Claims (6)

  1. 撹拌羽根がアームを介して撹拌軸に取り付けられ、撹拌軸の回転により被撹拌物を撹拌する撹拌装置において、撹拌羽根が基板と羽根板と止め板とを備え、アームに保持される基板に対して羽根板が止め板で着脱可能に取り付けられる構造であって、
    アームは、基端部が撹拌軸に固定される一方、先端部に撹拌羽根を保持する羽根保持部が設けられており、この羽根保持部に左右方向へ沿ってシャフト穴が形成されており、
    基板は、基端部にアームの羽根保持部への取付部が設けられており、この取付部にも左右方向へ沿ってシャフト穴が形成されており、
    基板と止め板との内、一方に固定突起部が設けられ、他方に固定突起部への係合穴が形成されており、
    前記係合穴は、固定突起部の先端部が抜き差し可能な解除穴と、この解除穴に連接された固定穴とを備え、
    固定突起部は、軸部の先端部に頭部を備え、この頭部は、前記係合穴の解除穴を通るが固定穴を通らない形状および大きさとされ、
    羽根板に設けた軸部挿通穴に固定突起部の軸部がはめ込まれると共に、解除穴を介して前記係合穴が固定突起部の軸部に配置されて、前記各板が重ね合わされた状態で、基板に対し止め板がスライドされて、固定突起部の軸部に前記係合穴の固定穴がはめ込まれて係合され、
    アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にシャフトが通されることで、基板がアームに保持されると共に、基板に対する止め板の係合解除方向へのスライドがシャフトにより規制される
    ことを特徴とする撹拌羽根着脱構造。
  2. 前記固定突起部は、羽根板の軸部挿通穴にはめ込まれる第一軸部と、この第一軸部よりも小径の第二軸部と、この第二軸部よりも大径の頭部とを備えた固定ピンから構成され、
    前記係合穴は、固定ピンの頭部よりも大きな前記解除穴と、この解除穴より小幅で解除穴から外方へ延出する前記固定穴とを連接された形状とされ、
    固定ピンの第一軸部に羽根板の軸部挿通穴がはめ込まれると共に、解除穴を介して前記係合穴が固定ピンの第二軸部に配置されて、前記各板が重ね合わされた状態で、基板に対し止め板が先端側へスライドされて、固定ピンの第二軸部に前記係合穴の固定穴がはめ込まれて係合され、
    アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にシャフトが通されることで、基板がアームに保持されると共に、基板に対する止め板の基端側へのスライドがシャフトにより規制される
    ことを特徴とする請求項1に記載の撹拌羽根着脱構造。
  3. 基板に前記固定突起部が設けられる一方、止め板に前記係合穴が形成され、
    前記係合穴は、止め板の基端側へ向けて解除穴から固定穴が延出しており、
    基板の基端部には、左右方向中央部に前記取付部が設けられる一方、その取付部よりも左右方向外側において、止め板の基端部には、止め板の板面に対し略垂直にストッパが設けられており、
    シャフトは、アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にはめ込まれる主軸部と、前記各シャフト穴よりも大径で主軸部の基端部に設けられる頭部と、主軸部の先端部に設けられる抜止め材とを備え、
    アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にシャフトが貫通されて、抜止め材により抜け止めされた状態で、止め板のストッパがシャフトの頭部により基端側への移動を規制される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撹拌羽根着脱構造。
  4. 止め板に前記固定突起部が設けられる一方、基板に前記係合穴が形成され、
    前記係合穴は、基板の先端側へ向けて解除穴から固定穴が延出しており、
    基板の基端部には、左右方向中央部に前記取付部が設けられる一方、その取付部よりも左右方向外側において、止め板の基端部には、止め板の板面に対し略垂直にストッパが設けられており、
    シャフトは、アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にはめ込まれる主軸部と、前記各シャフト穴よりも大径で主軸部の基端部に設けられる頭部と、主軸部の先端部に設けられる抜止め材とを備え、
    アームの羽根保持部と基板の取付部の各シャフト穴にシャフトが貫通されて、抜止め材により抜け止めされた状態で、止め板のストッパがシャフトの頭部により基端側への移動を規制される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撹拌羽根着脱構造。
  5. 固定突起部の軸部に前記係合穴の固定穴が係合された状態で、止め板のストッパと、羽根板および基板の基端部との間に隙間が空けられている
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の撹拌羽根着脱構造。
  6. アームの羽根保持部に、シャフト穴が形成される代わりに、基板の取付部のシャフト穴への挿入部を突出させて、シャフトの基端部が一体的に設けられるか、
    基板の取付部に、シャフト穴が形成される代わりに、アームの羽根保持部のシャフト穴への挿入部を突出させて、シャフトの基端部が一体的に設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撹拌羽根着脱構造。
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