JP7112718B2 - 撹拌装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撹拌装置に関し、特に、撹拌羽根を支持する羽根支持体に対して一定方向に撹拌羽根を付勢する付勢手段が被撹拌物を撹拌しているときに外れないようにした撹拌装置に関するものである。
従来から、食品工場は言うまでもなく、和菓子や洋菓子あるいはパンなどの食品を製造販売する店、あるいは各種の料理を提供する料理店などでは、複数の原料を混合するのに通常は撹拌装置が用いられている。
例えば和菓子の製造販売店で、例えばこしあん(漉し餡)は、撹拌装置の筐体(容器)内に小豆生あん、砂糖などの複数の原料を入れて加熱しながら撹拌羽根で撹拌することにより製造されている。
一般に、このような複数の原料の混合に用いられる撹拌装置は、被撹拌物(複数の原料)を撹拌するための撹拌羽根を有し、撹拌羽根の回転により複数の原料が混合されるように構成されている。このような撹拌羽根を有する撹拌装置では、容器の内面に材料が付着して材料の混ざらない部分ができないようにするため、例えば、撹拌羽根が容器の内面に付着した原料を掻き取るように、バネなどで撹拌羽根が容器の内面に付勢されている。
なお、特許文献1(段落0041、図15(a)など)には、容器の内壁に付着した混合物などをスクレーパにより掻き取るスクレーパ装置が開示されている。このスクレーパ装置は、板バネの撓みによりスクレーパの先端が容器の内面に密着するように構成されている。
しかしながら、板バネは構造が簡単で大きな配置スペースは要らないといった利点があるものの、コイルバネなどに比べると耐久性が乏しい。また、板バネでは、弾性力の調整は板厚などを変更することにより行われるが、少し板厚を変えただけでも弾性力が大きく変化してしまい、弾性力を精度よく設定するのが難しい。
また、板バネが撹拌羽根などにその付勢手段として着脱可能に取り付けられている場合、板バネが薄い部材であることが却って、人手による板バネの取り外し作業を難しくしている。
さらに、通常の撹拌装置では、撹拌羽根は、羽根支持体に軸の周りに変位可能にかつ軸の方向に変位可能に取り付けられるが、板バネを撹拌羽根と羽根支持体とに跨るように取付けたときに、撹拌羽根が羽根支持体から外れないように撹拌羽根が羽根支持体に対して軸の方向に沿って変位するのを規制する必要がある。しかし、板バネの形状は単なる平板状であるので、撹拌羽根の軸の方向に沿った変位を規制する構造は、撹拌羽根および羽根支持体に形成されることとなる。その結果、撹拌羽根の変位を規制する構造が邪魔になって、撹拌羽根と羽根支持体との間に取り付けられている板バネの取り外しが面倒になる。
そこで、撹拌羽根を有する撹拌装置において、撹拌羽根が容器の内面に密着するように撹拌羽根を付勢する付勢手段としてコイルバネを撹拌羽根と羽根支持体との間に着脱可能に取り付けたものが既に開発されている。
特開2003-126671号公報
ところが、コイルバネは、薄い板バネに比べると嵩高い構造を有するので、撹拌時に被撹拌物から受ける力により変位しやすく、撹拌羽根と羽根支持体との間から簡単に外れてしまうという問題がある。
本発明は、撹拌羽根と羽根支持体との間に取り付けられた付勢手段が、撹拌時に被撹拌物から受ける力により変位するのを抑制することができ、これにより撹拌時に付勢手段が外れるのを回避できる撹拌装置を得ることを目的とする。
本発明は、以下の項目を提供する。
(項目1)
被撹拌物を撹拌する撹拌装置であって、
該被撹拌物を撹拌するための撹拌羽根と、
該撹拌羽根を軸周りに変位可能に支持する羽根支持体と、
該撹拌羽根を付勢するように該撹拌羽根と該羽根支持体との間に取り付けられた付勢手段と、
該被撹拌物を撹拌するときに該付勢手段が該撹拌羽根と該羽根支持体との間から外れないように、該付勢手段に負荷される力によって該付勢手段が変位するのを規制する変位規制手段と
を備える、撹拌装置。
(項目2)
前記変位規制手段は、前記軸の軸線方向および該軸と交差する交差方向の少なくとも一方の方向に前記付勢手段が変位するのを規制する、項目1に記載の撹拌装置。
(項目3)
前記変位規制手段は、前記付勢手段が前記軸線方向に変位するのを規制する第1の規制手段を含む、項目2に記載の撹拌装置。
(項目4)
前記変位規制手段は、前記付勢手段が前記交差方向に変位するのを規制する第2の規制手段を含む、項目2または項目3に記載の撹拌装置。
(項目5)
前記付勢手段は、1以上のコイル部分を有し、該1以上のコイル部分が前記撹拌羽根の1以上の部分に当接することにより、該撹拌羽根の前記軸線方向の変位を規制するコイルバネである、項目2~項目4のいずれか一項に記載の撹拌装置。
(項目6)
前記第1の規制手段は、1以上の第1の当接片を含み、該1以上の第1の当接片が該1以上のコイル部分の側面に当接することにより前記コイルバネの上記軸線方向の変位を規制するように構成されている、項目3に従属する項目5に記載の撹拌装置。
(項目7)
前記第2の規制手段は、1以上の第2の当接片を含み、該1以上の第2の当接片が該1以上のコイル部分の周面に当接することにより前記コイルバネの前記交差方向の変位を規制するように構成されている、項目4に従属する項目6に記載の撹拌装置。
(項目8)
前記付勢手段は、前記撹拌羽根と前記羽根支持体との間に着脱可能に取り付けられ、前記変位規制手段は、該付勢手段の着脱の妨げにならない位置に配置される、項目1~項目7のいずれか一項に記載の撹拌装置。
(項目9)
前記撹拌羽根は、
羽根本体と、
該羽根本体を支持する支持板と、
該羽根本体を該支持板に押さえ付ける押え板と
を有し、
該押え板が該支持板に着脱可能に構成されており、
該押え板は、当接部を有し、該当接部が前記羽根支持体に当接することにより、該押え板が該支持板から外れる方向への該押え板の変位を規制するように構成されている、項目1~項目8のいずれか一項に記載の撹拌装置。
(項目10)
前記羽根支持体は、前記コイルバネの一部を係止するための係止部を有し、
前記撹拌羽根は、該コイルバネの他の一部を係止するための係止部を有する、項目1~項目9のいずれか一項に記載の撹拌装置。
(項目11)
前記撹拌装置は、前記被撹拌物を収容する容器を有し、
前記付勢手段は、前記撹拌羽根の先端を該容器の内面に近づくように該撹拌羽根を付勢するように構成されている、項目1~項目10のいずれか一項に記載の撹拌装置。
本発明によれば、撹拌羽根と羽根支持体との間に取り付けられた付勢手段が、撹拌時に付加される力により変位するのを抑制することができ、これにより撹拌時に付勢手段が外れるのを回避できる撹拌装置を得ることができる。
本発明の実施形態1による撹拌装置10を説明するための斜視図であり、図1(a)は横型の撹拌装置10の外観を模式的に示し、図1(b)は、横型の撹拌装置10の内部の構造を模式的に示す図。 図1に示す撹拌部材100a~100fを説明するための図であり、図2(a)は、図1(b)の一点鎖線の枠A内に示される撹拌部材100fの斜視図、図2(b)は、図2(a)のB2方向から見た撹拌部材100fの構造を示す平面図、図2(c)は図2(a)のC2方向から見た撹拌部材100fの構造を示す平面図。 図2(a)に示す撹拌部材100fを構成する羽根支持体102(図3(a))、付勢手段(コイルバネ)103(図3(b))、および撹拌羽根101(図3(c))を示す斜視図。 図3(a)に示す羽根支持体102のA4-A4線断面図(図4(a))、図3(a)に示す羽根支持体102をB4方向、C4方向から見た構造を示す平面図(図4(b)、図4(c))。 図3(c)に示す撹拌羽根101を構成する羽根押え板130(図5(a))、羽根本体120(図5(b))、羽根受け板110(図5(c))の構造を示す斜視図。 図5(a)に示す羽根押え板130をA6方向、D6方向から見た構造を示す平面図(図6(a)、図6(d))、図5(b)に示す羽根本体120をB6方向、E6方向から見た構造を示す平面図(図6(b)、図6(e))、図5(c)に示す羽根受け板110をC6方向、F6方向から見た構造を示す平面図(図6(c)、図6(f))。 実施形態1の撹拌装置10の動作を説明するための図であり、図7(a)および図7(b)は特定の回転位相での各撹拌部材の位置を示す正面図およびその右側面図。 実施形態1の撹拌装置10の動作を説明するための図であり、図8(a)および図8(b)は、図7に示す回転位相から90度進んだ回転位相での各撹拌部材の位置を示す正面図およびその右側面図。 実施形態1による撹拌装置10の動作を説明するための図であり、撹拌羽根101が付勢されて装置筐体の内面Wsに当接する状態(図9(a))と、撹拌羽根と羽根支持体とのなす角度が最大である状態(図9(b))とを対比して示す図。 図2(a)に示す撹拌装置100fの撹拌羽根101を羽根支持体102から取り外す方法を説明するための図であり、コイルバネ103を取り外すための操作を示す側面図(図10(a))および斜視図(図10(b))、この操作によりコイルバネ103が羽根支持体102から外れる様子を示す側面図(図10(c))および斜視図(図10(d))。 図2(a)に示す撹拌装置100fの撹拌羽根101からコイルバネ103が取り外された状態を示す側面図(図11(a))および斜視図(図11(b))。 図11(b)に示す状態の撹拌部材100fにおいて、撹拌羽根101を羽根支持体102から取り外す方法を説明するための図であり、図12(a)は、撹拌羽根101が羽根支持体102から取り外されるときの羽根支持体に対する撹拌羽根の動きを示し、図12(b)および図12(c)は、撹拌羽根101と羽根支持体102とが分離された状態を示す斜視図および側面図。 図12(b)に示す撹拌羽根101を分解する作業を説明するための図であり、図13(a)~図13(d)は、撹拌羽根101を分解する手順を順に示す図。 本発明の実施形態2による撹拌装置20を説明するための図であり、図14(a)は縦型の撹拌装置20の外観を模式的に示し、図14(b)は、縦型の撹拌装置20の内部の構造を模式的に示す図。
本発明は、被撹拌物を撹拌するための撹拌羽根を軸周りに変位可能に羽根支持体で支持し、撹拌羽根を付勢する付勢手段を撹拌羽根と羽根支持体との間に取り付けた撹拌装置において、付勢手段が変位するのを規制する変位規制手段を設け、撹拌時に付勢手段に負荷される力によって、付勢手段が撹拌羽根と羽根支持体との間から外れるという課題を解決したものである。
従って、本発明において、撹拌羽根、羽根支持体、および付勢手段は何ら限定されるものではない。撹拌羽根は被撹拌物を撹拌するためのものであればどのようなものでもよい。羽根支持体は、撹拌羽根を軸の周りに変位可能に支持するものであればどのようなものでもよい。付勢手段は、撹拌羽根を羽根支持体に対して一定方向に付勢するものであれば、どのようなものでもよい。好ましい実施形態において、付勢手段は、撹拌羽根の軸の方向に沿った羽根支持体に対する相対変位を規制するものである。このような構成にすることで、付勢手段が羽根支持体に対する撹拌羽根の相対変位を規制する機能を持ち、羽根支持体に対する撹拌羽根の相対変位を規制する構造を撹拌羽根や羽根支持体に設ける必要がなくなる。撹拌羽根の相対変位を規制する構造が、メンテナンスなどのために撹拌羽根と羽根支持体との間から付勢手段(コイルバネ)103の取り外す際に邪魔になるのを回避することが可能となる。
付勢手段は、1以上のコイル部分を有し、1以上のコイル部分が撹拌羽根の1以上の部分に当接することにより、撹拌羽根の軸線方向の変位を規制するコイルバネであってもよい。
変位規制手段は、撹拌時に付勢手段に負荷される力(例えば、被撹拌物から直接または間接的に受ける力)によって、撹拌羽根と羽根支持体との間に取り付けられた付勢手段が外れないように、付勢手段が変位するのを規制するものであればどのようなものでもよい。ここで、本発明における変位規制手段は、付勢手段を撹拌羽根および/または羽根支持体にボルト、接着剤などの固定手段で固定することにより、撹拌羽根と羽根支持体との間に取り付けられた付勢手段が外れないようするものは含まれないことに留意すべきである。
変位規制手段は、軸の軸線方向および軸と交差する交差方向の少なくとも一方の方向に付勢手段が変位するのを規制するものであれば任意の形態であってよい。
具体的には、変位規制手段は、付勢手段が軸線方向に変位するのを規制する第1の規制手段を有していてもよく、変位規制手段は、付勢手段が交差方向に変位するのを規制する第2の規制手段を有していてもよい。さらに変位規制手段は、第1の規制手段と第2の規制手段の両方を有していてもよい。
第1の規制手段は、付勢手段が軸と交差する交差方向の少なくとも一方の方向に変位するのを規制することができるものであれば任意の手段であり得る。1つの実施形態において、第1の規制手段は、付勢手段が、1以上のコイル部分を有し、1以上のコイル部分が撹拌羽根の1以上の部分に当接することにより、撹拌羽根の軸線方向の変位を規制するコイルバネである場合、1以上の第1の当接片を含み、1以上の第1の当接片が1以上のコイル部分の側面に当接することによりコイルバネの軸線方向の変位を規制するように構成したものである。
第2の規制手段は、付勢手段が軸線方向に変位するのを規制することができるものであれば任意の手段であり得る。1つの実施形態において、第2の規制手段は、付勢手段が、1以上のコイル部分を有し、1以上のコイル部分が撹拌羽根の1以上の部分に当接することにより、撹拌羽根の軸線方向の変位を規制するコイルバネである場合、1以上の第2の当接片を含み、1以上の第2の当接片が1以上のコイル部分の周面に当接することによりコイルバネの交差方向の変位を規制するように構成したものである。
本発明において、撹拌装置の容器の形状は問わない。例えば、撹拌装置は、容器の形状が縦型の撹拌装置であってもよいし、容器の形状が横型の撹拌装置であってもよいし、それ以外の形状の撹拌装置であってもよい。
以下の実施形態の説明では、実施形態1として横型の撹拌装置、実施形態2として縦型の撹拌装置を例として挙げる。また、実施形態1、2では、付勢手段は、その一例として、一対のコイル部分を有するコイルバネである場合を示すが、少なくとも1つのコイル部分を有するコイルバネであってもよいし、その他のバネなどであってもよい。
撹拌装置が有する各部材の材料は一部を除いて、ステンレスなどの一般的な金属材料であるが、本発明はこれに限定されず、樹脂材料、セラミック材料などであってもよい。例えば、被撹拌物が食材である場合は、衛生面などの観点から抗菌性の高い材料や材料に抗菌処理したものを用いるのが好ましい。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1による撹拌装置10を説明するための斜視図であり、図1(a)は横型の撹拌装置10の外観を模式的に示し、図1(b)は、横型の撹拌装置10の内部の構造を模式的に示している。
撹拌装置10は、被撹拌物Wを撹拌する撹拌装置であり、被撹拌物Wを収容する中空の略円柱形状の装置筐体(容器)10aと、装置筐体10aを支持する筐体支持台10bとを有する。撹拌装置10は、装置筐体10a内に回転可能に実質的に水平に配置された回転軸部材10cと、回転軸部材10cの回転により被撹拌物Wを撹拌するよう回転軸部材10cに取り付けられた第1~第6の6つの撹拌部材100a~100fとを有している。
ここで、6つの撹拌部材100a~100fは、第2、第3、第5、第6の4つの撹拌部材(内周側撹拌部材)100b、100c、100e、100fが装置筐体10aの内周面上を変位し、第1および第4の2つの撹拌部材(側面側撹拌部材)100aおよび100dがそれぞれ、装置筐体10aの両底面(側面)上を変位するように回転軸部材10cに取り付けられている。図1に示す撹拌装置において、4つの内周側撹拌部材と2つ側面側撹拌部材の合わせて6つの撹拌部材を有しているが、内周側撹拌部材の配置する数、側面側撹拌部材の配置する数、内周側撹拌部材の配置する数と側面側撹拌部材の配置する数との割合等は任意であり得る。
以下、撹拌部材の構造を詳しく説明する。
第2、第3、第5、第6の4つの撹拌部材(内周側撹拌部材)100b、100c、100e、100fと、第1、第4の2つの撹拌部材(側面側撹拌部材)100a、100dとは、回転軸部材10cに取り付けられている向きが異なるだけで、実質的に同一の構造を有する。従って、図1(b)の撹拌部材(内周側撹拌部材)100f(一点鎖線の枠Aで囲んだ撹拌部材)に基づいて説明する。
図2は、図1に示す撹拌部材100fを説明するための図であり、図2(a)は、図1(b)の一点鎖線の枠A内に示される撹拌部材100fの斜視図、図2(b)は、図2(a)のB2方向から見た撹拌部材100fの構造を示す平面図、図2(c)は図2(a)のC2方向から見た撹拌部材100fの構造を示す平面図である。
撹拌部材100fは、装置筐体10a内に充填された被撹拌物(図示せず)を撹拌するための撹拌羽根101と、撹拌羽根101を軸Raxの周りに変位可能に支持する羽根支持体102と、撹拌羽根101を付勢するように撹拌羽根101と羽根支持体102との間に着脱自在に取り付けられた付勢手段103と、被撹拌物を撹拌するときに付勢手段103が撹拌羽根101と羽根支持体102との間から外れないように、付勢手段103に負荷される力によって付勢手段103が変位するのを規制する変位規制手段140とを含む。
図3は、図2(a)に示す撹拌部材100fを構成する羽根支持体102(図3(a))、付勢手段103(図3(b))、および撹拌羽根101(図3(c))を示す斜視図である。図4は、図3(a)に示す羽根支持体102のA4-A4線断面図(図4(a))、図3(a)に示す羽根支持体102をB4方向、C4方向から見た構造を示す平面図(図4(b)、図4(c))を含む。
以下、撹拌部材100fを構成する羽根支持体102、撹拌羽根101、付勢手段103、および変位規制手段140の構造を具体的に説明する。
〔羽根支持体102〕
羽根支持体102は、アーム本体12aおよびアーム首部12bを有する支持アーム12と、アーム本体12aの一端に取り付けられたボス部11と、アーム首部12bの一端に取り付けられた撹拌羽根を保持する筒状保持部15と、筒状保持部15を構成する筒状体の両端に形成された一対の当接片142a、142bとを有する。ここで、アーム本体12aおよびアーム首部12bは、それぞれの他端同士を固定可能であって、その固定の際には、アーム本体12aに対するアーム首部12bの固定角度を調整可能な構造となっている。また、アーム首部12bの一端側には、コイルバネ103の一部(中間線状部)103cを係止するための支持体側係止部(支持体側フック)14が形成されている。ここでは、アーム本体12aとアーム首部12bとは、溶接で固定されているが、これには限定されず、ボルトやナットなどの締結手段で固定してもよい。
ボス部11は、アーム本体12aを回転軸部材10cに固定するための部分であり、その具体的構成は特に限定されるものではない。例えば、ボス部11は、回転軸部材10cを挟持する一対のボス分割片を有し、一対のボス分割片で回転軸部材10cを挟み込むことによりアーム本体12aを回転軸部材10cに固定するように構成されていてもよい。
筒状保持部15は、撹拌羽根101の一部(揺動軸部)110bを、撹拌羽根101が軸Raxの周りに変位可能となり、かつ軸Raxの軸線方向に変位可能となるように保持する筒状体であり、筒状体の周壁には筒状体の中心軸に平行なスリット(開口)15aが形成されている。
一対の当接片142a、142bは、付勢手段103が外部(例えば、被撹拌物など)から力を受けて変位しようとするあるいは変位した際に、付勢手段103の周面に当接することにより付勢手段103のそれ以上の変位を規制するものであり、付勢手段103が軸Raxと交差する交差方向(例えば、直交する方向)に変位しようとするのを規制する規制手段(第2の規制手段)142を構成している。
実施形態1では、撹拌部材100fを構成するボス部11、支持アーム12、筒状保持部15、および一対の当接片142a、142bは、金属部材(例えば、ステンレス製部材)であるが、樹脂部材(例えば、塩化ビニール製部材)であってもよい。
〔撹拌羽根101〕
撹拌羽根101は、図3(c)に示すように、羽根受け板110、羽根本体120、および羽根押え板130を有し、羽根押え板130を羽根受け板110に着脱可能に構成されている。
図5は、図3(c)に示す撹拌羽根101を構成する羽根押え板130(図5(a))、羽根本体120(図5(b))、羽根受け板110(図5(c))の構造を示す斜視図である。図6は、図5(a)に示す羽根押え板130をA6方向、D6方向から見た構造を示す平面図(図6(a)、図6(d))、図5(b)に示す羽根本体120をB6方向、E6方向から見た構造を示す平面図(図6(b)、図6(e))、図5(c)に示す羽根受け板110をC6方向、F6方向から見た構造を示す平面図(図6(c)、図6(f))を含む。
(羽根受け板110)
羽根受け板110は、羽根本体120を支持する支持板であり、図5(c)、図6(c)および図6(f)に示すように、受け板本体110a、搖動軸部110b、接合部110c、一対の取付けピン21a、21b、および付勢手段110と当接可能な一対の当接片141a、141bからなる第1の規制手段を有している。一つの実施形態において、取り付けピンは一対であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、取り付けピンは1つであってもよいし、3以上の複数であってもよい。同様に、当接片は1つであってもよいし、3以上の複数であってもよい。
ここで、受け板本体110a、接合部110c、および第1の規制手段141は、ステンレス製などの板状部材111で構成されており、搖動軸部110bは、ステンレス製の丸棒部材で構成されている。一対の取付けピン21a、21bはステンレス製の円柱状体を加工したものである。羽根受け板110は、板状部材111に丸棒部材および加工した円柱状体を溶接などで接合した構造となっている。しかし本発明はこれに限定されない。例えば、鋳造などで板状部材111と丸棒部材と円柱状体とを一体成形により形成してもよい。
受け板本体110aは、羽根本体120を支持する部分であり、その表面には、羽根本体120を取り付けるための一対の取付けピン21a、21bが形成されている。取付けピン21a、21bは略円柱形状を有し、所定の高さの部分に他の部分に比べて外径が小さくなった小径部22a、22bが形成されている。
搖動軸部110bは円柱形状を有し、支持アーム12の筒状保持部15に軸Raxの軸線方向にスライド可能にかつ軸Raxの周りに変位可能に保持されるように構成されている。搖動軸部110bは接合部110cにより受け板本体110aに接合されている。
一対の当接片141a、141bは、搖動軸部110bの両端に対向するように受け板本体110aのうちの軸Raxの方向における端部に形成されている。一対の当接片141a、141は、外部から力を受けて変位しようとするあるいは変位した付勢手段103の側面に当接することにより付勢手段103のそれ以上の変位を規制するものであり、付勢手段103が軸Raxの軸線方向に変位しようとするのを規制する規制手段(第1の規制手段)141を構成している。
この実施形態1では、受け板本体110a、搖動軸部110b、接合部110c、一対の取付けピン21a、21bおよび一対の当接片141a、141bの構成材料は、金属部材(例えば、ステンレス製部材)であるが、樹脂部材(例えば、塩化ビニール製部材)であってもよい。
(羽根本体120)
羽根本体120は、図5(b)、図6(b)および図6(e)に示すように、テフロン(登録商標)などPTFEの材料で構成された板状部材121に取付けピン21a、21bを貫通させるピン貫通穴122a、122bを形成し、周縁の一部が装置筐体10aの内面に接触する羽根刃先121aとなるように加工して得られたものであり、装置筐体10aの内面に付着した被撹拌物Wを削ぎ落すスクレーパとして機能するものである。
板状部材121の構成材料は、PTFEなどの材料に限定されず、金属部材(例えば、ステンレス製部材)であってもよい。
(羽根押え板130)
羽根押え板130は、図5(a)、図6(a)および図6(d)に示すように、羽根受け板110上に配置された羽根本体120を羽根受け板110に押え付けることにより、羽根受け板110に固定するための部材である。この羽根押え板130は、ステンレス板などからなる押え板本体131を有する。押え板本体131の両側部には一対のピン係合穴30a、30bが形成されている。押え板本体131の中央側縁部には付勢手段103の一部(端部線状部103d、103e)を係止するための羽根側係止部(羽根側フック)132が形成されている。ここで、一対のピン係合穴30a、30bは、羽根受け板110の一対の取付けピン21a、21bに係合するように構成されている。このピン係合穴30a、30bは、取付けピン21a、21b外形にほぼ一致した内径を有するピン挿入部31a、31bと、取付けピン21a、21bの小径部22a、22bの外径にほぼ一致した内径を有するピン係止部32a、32bとを有する。
従って、羽根受け板110上に羽根本体120を配置した状態で、羽根本体120のピン貫通穴122a、122bから突出する取付けピン21a、21bが押え板本体131のピン係合穴30a、30bのピン挿入部31a、31bに挿入されるように羽根押え板130を位置決めし、さらにピン係合穴30a、30bのピン係止部32a、32bに取付けピン21a、21bの小径部22a、22bが係止されるように羽根押え板130を変位させることにより、羽根本体120が羽根押え板130により羽根受け板110に押し付けられて固定される。
また、押え板本体131は、羽根支持体102のうちの筒状保持部15に対向する縁部に沿って形成された当接部134を有し、当接部134が羽根支持体102に当接することにより、羽根押え板130が羽根受け板110から外れる方向へ羽根押え板130が変位するのを規制するように構成されている。
〔付勢手段103〕
付勢手段103は、図3(a)に示すように、対向する一対のコイル部分103aおよび103bを有する金属製のコイルバネ103である。一方のコイル部分103aの一端と他方のコイル部分103bの一端とは中間線状部103cの両端に一体につながっている。一方のコイル部分103aの他端および他方のコイル部分103bの他端にはそれぞれ端部線状部103dおよび103eが一体につながっている。端部線状部103dおよび103eの一部103fは溶接などにより接合されている。ここで、一対のコイル部分103aおよび103bの間に位置する中間線状部103cは支持アーム12の支持体側係止部(支持体側フック)14に係止される部分である。両コイル部分103aおよび103bの端に位置する端部線状部103dおよび103eは、押え板本体131の羽根側フック132に係止される部分である。
さらに、コイルバネ103は、撹拌羽根101の搖動軸部110bが羽根支持体102の筒状保持部15に軸Raxの周りに変位可能に支持された状態で、コイルバネ103を撹拌羽根101と羽根支持体102との間に取り付けたとき、両コイル部分103a、103bが筒状保持部15の両側に位置して搖動軸部110bの両端に当接するように構成されている。これにより、撹拌羽根101が羽根支持体102に保持された状態でコイルバネ103を撹拌羽根101と羽根支持体102との間に取り付けることにより、撹拌羽根101の軸Raxの方向に沿った変位がコイルバネ103のコイル部分103a、103bにより規制されることとなる。
なお、コイルバネ103を構成する一般的な金属材料は、ピアノ線、硬鋼線、ステンレスであるが、これらに限定されるものではい。
〔変位規制手段140〕
実施形態1の撹拌装置10では、撹拌部材100fの変位規制手段140は、付勢手段103が軸Raxの軸線方向に変位するのを規制する第1の規制手段141と、付勢手段103が軸Raxと交差する交差方向に変位するのを規制する第2の規制手段142とを有する。
第1の規制手段141は、上述した一対の当接片141a、141bを有するものである。ここで、一方の当接片141aは、図2に示すように、羽根支持体102に撹拌羽根101が支持された状態で、羽根支持体102の筒状保持部15の一端に対向するように受け板本体110aの一方の端部に設けられている。他方の当接片141bも図2に示すように一方の当接片141aと同様に設けられている。
一方の当接片141aと筒状保持部15の一端との間には、図2(a)、(c)に示すように、コイルバネ103が羽根支持体102と撹拌羽根101との間に取り付けられたとき、コイルバネ103の一方のコイル部分103aが収容されるスペースが形成される。他方の当接片141bと筒状保持部15の他端との間にも、同様に、コイルバネ103の他方のコイル部分103bが収容されるスペースが形成され。
第2の規制手段142は、上述した一対の当接片142a、142bを有するものである。ここで、一方の当接片142aは、図3(a)、図4に示すように、筒状保持部15の一方の側端面から突出するように形成されている。この当接片142aは、羽根支持体102に撹拌羽根101が支持されて羽根支持体102と撹拌羽根101との間にコイルバネ103が取り付けられた状態において、図2に示すように、一方のコイル部分103aの背面側の周面に沿って位置するように配置される。他方の当接片142bも一方の当接片142aと同様に設けられる。この当接片142bは、羽根支持体102に撹拌羽根101が支持されて羽根支持体102と撹拌羽根101との間にコイルバネ103が取り付けられた状態では、図2に示すように、他方のコイル部分103bの背面側の周面に沿って位置するように配置される。
ここで、コイル部分103a、103bの背面側の周面は、コイルバネ103が羽根支持体102と撹拌羽根101との間に取り付けられた状態で、撹拌羽根101の回転方向後方側に向いているコイル部分103a、103bの外周面である。
このように当接片141a、141b、142a、142bを配置することによりコイルバネ103の変位が規制される。具体的には、撹拌時に被撹拌物から直接および/または間接的に力を受けてコイルバネ103が軸Raxの軸線方向に変位したときには、当接片141aがコイル部分103aの側面に当接する、あるいは当接片141bがコイル部分103bの側面に当接することにより、コイルバネ103の軸Raxの軸線方向のそれ以上の変位が規制される。
また、撹拌時に被撹拌物から直接および/または間接的に力を受けてコイルバネ103が軸Raxに直交する方向に沿って回転方向後方側に変位したときには、一対の当接片142a、142bがそれぞれコイル部分103a、103bの周面に当接することにより、コイルバネ103の軸Raxに直交する方向のそれ以上の変位が規制される。
変位規制手段140は、撹拌時に付勢手段103にかかる力によって、撹拌羽根101と羽根支持体102との間に取り付けられた付勢手段103が外れないように、付勢手段103が変位するのを規制するものであれば任意の形態であってよい。

したがって、変位規制手段140は、付勢手段(コイルバネ)103が軸Raxの軸線方向に変位するのを規制する第1の規制手段141と、付勢手段103が軸Raxの方向に交差する方向の少なくとも一方の方向に変位するのを規制する第2の規制手段142との両方を有するものに限定されず、第1の規制手段141および第2の規制手段142のうちのいずれか一方の規制手段のみを有していてもよい。
さらに、第1の規制手段141は、一対の当接片141a、141bを有するものに限定されず、1つあるいは3つ以上の第1の当接片を有するものでもよい。第2の規制手段142も同様に、一対の当接片142a、142bを有するものに限定されず、1つあるいは3つ以上の第2の当接片を有するものでもよい。
次に撹拌装置の動作を説明する。
図7および図8は、実施形態1の撹拌装置10の動作を説明するための図であり、図7(a)および図7(b)は特定の回転位相での各撹拌部材の位置を示す正面図およびその右側面図であり、図8(a)および図8(b)は、図7に示す回転位相から90度進んだ回転位相での各撹拌部材の位置を示す正面図およびその右側面図である。なお、図7、図8では、撹拌部材100a~100fのコイルバネ(付勢手段)は省略している。
この撹拌装置10では、装置筐体10a内に被撹拌物(例えば、複数の原料)が投入された状態で、回転軸部材10cが駆動装置(図示せず)により回転駆動されると、図7(a)、図7(b)、図8(a)および図8(b)に示すように、回転軸部材10cに取り付けられている第1~第6の撹拌部材100a~100fが装置筐体10a内で回転する。これにより被撹拌物が各撹拌部材100a~100fの撹拌羽根101により撹拌される。
例えば、回転軸部材10cが図7(b)に示す矢印Rvの方向に回転すると、回転軸部材10cに取り付けられている第1~第6の撹拌部材100a~100dが順次、回転軸周りに回転することとなる。
このように、各撹拌部材100a~100dが回転軸周りに回転することにより、各撹拌部材100a~100fの撹拌羽根101は被撹拌物(図示せず)をかき混ぜながら被撹拌物の中を変位するので、撹拌時には被撹拌物が撹拌羽根101の表面を滑るように相対的に変位することとなる。その結果、撹拌羽根101には、撹拌羽根101が被撹拌物に及ぼす作用力に対する反作用力として、主として回転方向の前方側から後方側に向けて被撹拌物からの大きな力が働く。
この力がある程度大きくなると、羽根押え板130が羽根支持体102の筒状保持部15側に変位することとなるが(図2参照)、羽根押え板130の筒状保持部15に対向する側縁には当接部134が形成されているため、羽根押え板130が羽根支持体102の筒状保持部15側に少し変位した時点で、羽根押え板130の当接部134が羽根押え板130の筒状保持部15に当接することにより、羽根押え板130はそれ以上変位しなくなる。これにより、羽根押え板130の大きな変位が回避され、羽根押え板130の羽根側フック132に係止されているコイルバネ103の変位が規制される。
また、羽根押え板130が羽根支持体102の筒状保持部15側に多少でも変位することで、コイルバネ103には、羽根側フック132に係止されている端部線状部103d、103eを介してコイル部分103a、103bを、撹拌羽根101の回転方向後方側に押し付ける力が働き、コイル部分103a、103bが軸Raxに直交する方向(交差方向)に変位すると(図2参照)、コイル部分103a、103bの背面側の周面に、筒状保持部15の両端に形成されている一対の当接片142a、142bが当接することとなる。これにより、撹拌時にコイル部分103a、103bが軸Raxに対する交差方向にそれ以上変位するのが規制される。従って、コイル部分103a、103bを軸Raxと交差する方向(例えば、直交する方向)に変位させようとする力がコイル部分103a、103bに働いても、コイル部分103a、103bはほとんど変位することはなく、コイルバネ103が羽根支持体102と撹拌羽根101との間から外れてしまうことを回避することできる。
さらに、撹拌羽根101が被撹拌物(図示せず)の中を変位するときに、撹拌羽根101に働く力は、回転方向後方側の力だけでない。このため、コイルバネ103のコイル部分103a、103bに作用する力もコイル部分103a、103bを回転方向後方側に変位させようとする力だけでなく、コイル部分103a、103bを軸Raxの方向に変位させようとする力も働く。このような力がコイル部分103a、103bに働くと、コイル部分103a、103bは、軸Raxの軸線方向に沿って変位しようとする(図2(a)、図3(b)参照)。しかしながら、筒状保持部15に近づく向きに変位すると、コイル部分103a、103bのうちの筒状保持部15に対向する側面が、筒状保持部15に当接することで、コイル部分103a、103bのそれ以上の変位が規制される。逆に、コイル部分103a、103bが筒状保持部15から離れる向きに変位すると、コイル部分103a、103bのうちの当接片141a、141bに対向する側面に、当接片141a、141bが当接することで、コイル部分103a、103bのそれ以上の変位が規制される。従って、コイル部分103a、103bを軸Raxの軸線方向に変位させようとする力がコイル部分103a、103bに働いても、コイル部分103a、103bはほとんど変位することはなく、コイル部分103a、103bの変位によりコイル部分103a、103bが羽根支持体102と撹拌羽根101との間から外れてしまうことを回避することができる。
また、この撹拌装置10では、各撹拌部材100a~100fの撹拌羽根101が変位する装置筐体10aの内周面の領域は、回転軸部材10cに軸方向に隣接する領域同士で若干オーバーラップするように撹拌羽根101の大きさや隣接する撹拌羽根101の間隔などが設定されている。このため、回転軸部材10cが1回転したときに、装置筐体10aの内周面で撹拌羽根101が通過しない領域はできず、被撹拌物の撹拌を装置筐体10aの全体にわたって漏れなく行うことができる。
また、第2、第3、第5、第6の撹拌部材100b、100c、100e、100fでは、撹拌羽根101の搖動軸部110bの軸と回転軸部材10cの軸とがなす角度を、これらの撹拌部材100b、100c、100e、100fにより撹拌された被撹拌物が装置筐体10aの中心側に変位するように一定の角度としており、このため、被撹拌物は、回転軸部材10cの軸回りの方向に変位するだけでなく、回転軸部材10cの軸方向にも変位することとなり、装置筐体10a内での被撹拌物の撹拌を効果的に行うことができる。さらに、第1、第4の撹拌部材100a、100dにおいても、撹拌羽根101の搖動軸部110bの軸と回転軸部材10cの軸とがなす角度を、撹拌部材100a、100dにより撹拌された被撹拌物が装置筐体10aの中心側に変位するように一定の角度としている。従って、第1、第4の撹拌部材100a、100dによっても撹拌される被撹拌物が装置筐体10aの中央部に集まるようになっている。
また、撹拌羽根101が装置筐体10aの内周面に接触するようにコイルバネ103により付勢されているので、各撹拌部材100a~100fの撹拌羽根101がその先端が装置筐体10aの内周面を擦りながら変位する状態では、図9(a)に示すように、羽根支持体102の支持アーム12の中心軸Axと、撹拌羽根101の筒状保持部15の軸(つまり、回転軸部材10cの軸)Raxに直交する撹拌羽根101の中心軸Bxとがなす角度X1は、羽根支持体102の支持アーム12の中心軸Axと撹拌羽根101の中心軸Bxとがなす最大角度X0(図9(b)参照)よりも小さくなっている。これにより、撹拌羽根101が装置筐体10a内で変位している状態で、撹拌羽根101の先端が装置筐体10aの内面から離れることがないようになっている。
次に、図10および図11を用いて、洗浄などのメンテナンスのときの撹拌装置10の撹拌羽根101を羽根支持体102から取り外す方法を説明する。
まず、撹拌羽根101および羽根支持体102からコイルバネ103を取り外す操作を説明する。
図10は、図2(a)に示す撹拌装置100fの撹拌羽根101を羽根支持体102から取り外す方法を説明するための図であり、コイルバネ103を取り外すための操作を示す側面図(図10(a))および斜視図(図10(b))、この操作によりコイルバネ103が羽根支持体102から外れる様子を示す側面図(図10(c))および斜視図(図10(d))を含む。図11は、図2(a)に示す撹拌装置100fの撹拌羽根101から付勢手段(コイルバネ)103が取り外された状態を示す側面図(図11(a))および斜視図(図11(b))である。なお、図10および図11では、撹拌羽根101および羽根支持体102は模式的に示している。
撹拌部材100fが組み立てられた状態(図2(a)参照)では、図10(a)および図10(b)に示すように撹拌羽根101は羽根支持体102に軸Raxの周りに変位可能に支持され、撹拌羽根101と羽根支持体102との間に取り付けられたコイルバネ103により、撹拌羽根101は羽根支持体102に対して一定の方向に付勢されている。
この状態でコイルバネ103を取り外す場合、図10(a)および図10(b)に示すように、例えばコイルバネ103の中間線状部103cのうちの支持体側フック14の両側部分(R部分)あるいはその一方側部分(R部分)に矢印Fで示す向きの力を加えて、中間線状部103cと支持体側フック14との係止を解除する。このような操作により、図10(c)および図10(d)に示すように、コイルバネ103の中間線状部103cが支持体側フック14から外れる。これによりコイルバネ103による撹拌羽根101の付勢が解除されるので、図11(a)および図11(b)に示すように、コイルバネ103の端部線状部103dおよび103eは撹拌羽根101の羽根押え板130の羽根側止フック132から簡単に外れる。これによりコイルバネ103を取り除くことができる。
次に、図12を用いて、撹拌羽根101を羽根支持体102から取り外す操作を説明する。
図12は、図11(b)に示す状態の撹拌部材100fにおいて、撹拌羽根101を羽根支持体102から取り外す方法を説明するための図であり、図12(a)は、撹拌羽根101が羽根支持体102から取り外されるときの羽根支持体に対する撹拌羽根の動きを示し、図12(b)および図12(c)は、撹拌羽根101と羽根支持体102とが分離された状態を示す斜視図および側面図である。
図11(a)および図11(b)に示すようにコイルバネ103を取り除くことにより、羽根支持体102の筒状保持部15の両側に位置していたコイル部分103a、103bがなくなるので、図12(a)に示すように、筒状保持部15に保持されている撹拌羽根101の搖動軸部110bが筒状保持部15に対して軸Raxの方向(Y方向)に変位が可能となる。従って、撹拌羽根101を羽根支持体102に対してY方向にスライドさせることにより、図12(b)および図12(c)に示すように、羽根支持体102から撹拌羽根101が分離される。
次に、図13を用いて、洗浄などのメンテナンスのときの撹拌装置の撹拌羽根101を分解する作業を説明する。
図13は、図13(b)に示す撹拌羽根101を分解する作業を説明するための図であり、図13(a)~図13(d)は、撹拌羽根101を分解する手順を順に示している。
まず、図12(b)および図12(c)に示すように、羽根押え板130のピン係合穴30a、30bに羽根受け板110の取付けピン21a、21bが係止されることにより、羽根本体120が羽根押え板130により羽根受け板110に押し付けられている状態(図13(a))で、羽根押え板130を羽根受け板110に対して図13(a)に示すようにZ1方向に変位させることにより、羽根押え板130が、ピン係合穴30a、30bと取付けピン21a、21bとの係止状態が解除される位置まで変位する(図13(b))。
つまり、この状態では、取付けピン21a、21bの位置はピン係合穴30a、30bのピン挿入部31a、31b(図6(a)参照)の位置に一致している。このため、図13(c)に示すように、羽根押え板130をZ2方向に変位させることにより、羽根押え板130を羽根受け板110から取り外すことができる。さらに、羽根押え板130が取り外された状態では、図13(d)に示すように、羽根本体120もZ3方向に変位させることにより、羽根本体120も羽根受け板110から取り外すことができる。
上述に説示したとおり、分解工具を用いずに撹拌羽根101を、羽根受け板110、羽根本体120、および羽根押え板130に簡単に分解することができる。その結果、洗浄などのメンテナンス効率および生産性を向上させることができる。
このように本実施形態1では、撹拌装置10は、被撹拌物を撹拌するための撹拌羽根101と、撹拌羽根101を軸Raxの周りに変位可能に支持する羽根支持体102と、撹拌羽根101を付勢するように撹拌羽根101と羽根支持体102との間に取り付けられたコイルバネ103とを備え、コイルバネ103が、羽根支持体102から撹拌羽根101が外れる方向の撹拌羽根101の変位を規制するよう構成されているので、羽根支持体102から撹拌羽根101が外れる方向に撹拌羽根101が変位するのを規制する構造を、撹拌羽根101および羽根支持体102に形成する必要がない。このため、撹拌羽根101の変位を規制する構造がコイルバネ103の取り外しの邪魔になることはなく、コイルバネ103の取り外しを簡単に行うことができる。
また、コイルバネ103のコイル部分103a、103bは、搖動軸部110bの両側に搖動軸部110bとほぼ同軸状上に配置されるので、コイル部分103a、103bと支持アーム12や撹拌羽根101との間に被撹拌物が溜まるようなスペースができない。このため、立体的な構造のコイルバネ103を用いたことにより撹拌部材100a~100fに被撹拌物が滞留する領域ができるのを回避できる。
さらに、コイルバネ103は板バネなどに比べると耐久性があり、また、コイルバネ103では、弾性力の調整は、板バネの弾性力を板厚などの変更により行うのとは異なり、コイル部分の巻き数やコイル部分の直径、コイル部分の部材の太さなどにより、精度よく設定することができる。
また、コイルバネ103は、薄い板状の板バネとは異なり、持ちやすい立体的な形状を有するので、人手による板バネの取り外し作業もしやすい。
さらに、撹拌装置10では、羽根板本体110aの軸線方向(軸Raxの方向)における端部に一対の当接片141a、141bが搖動軸部110bの両端に対向するように形成され、一方の当接片141aと搖動軸部110bとの間にコイルバネ103の一方のコイル部分103aが配置され、他方の当接片141aと搖動軸部110bとの間にコイルバネ103の他方のコイル部分103bが配置されるようにしている。このような構成にすることによって、コイルバネ103が軸線方向に変位したときには、一対の当接片141a、141bがそれぞれ、コイルバネ103のコイル部分103a、103bの側面に当接することで、コイルバネ103の変位を規制することが可能となり、その結果、撹拌羽根101と羽根支持体102との間に取り付けられたコイルバネ103が撹拌時に被撹拌Wから直接および/または間接的に受ける力で変位または変形などして外れてしまうのを回避することが可能となる。
また、撹拌装置10では、筒状保持部15を構成する筒状体の両端には、コイルバネ103が軸Raxと交差する方向(交差方向)に変位するのを規制する一対の当接片142a、142bを設けている。このような構成によって、コイル部分103a、103bが軸Raxと交差する方向(交差方向)に沿って撹拌羽根101の回転方向後方側に変位したとき、コイル部分103a、103bの背面側の周面にそれぞれ一対の当接片142a、142bが当接することでコイル部分103a、103bの変位が規制される。その結果、撹拌羽根101と羽根支持体102との間に取り付けられたコイルバネ103が、撹拌時に被撹拌Wから受ける力で変位または変形などして外れてしまうのを回避することが可能となる。
このように、コイルバネ103が軸線方向に変位するのを規制する一対の当接片141a、141bと、コイルバネ103が軸Raxと交差する方向(交差方向)に変位するのを規制する当接片142a、142bとを備えることにより、撹拌羽根101と羽根支持体102との間に取り付けられたコイルバネ103が撹拌時に被撹拌Wから受ける力で変形して外れてしまうのを回避する効果をさらに向上させることができる。
また、撹拌羽根101の羽根受け板110に形成されている当接片141a、141bおよび羽根支持体102の筒状保持部15に形成されている当接片142a、142bは、コイルバネ103を羽根支持体102と撹拌羽根101との間に着脱する経路には干渉していないので、これらの当接片がコイルバネ103の着脱の邪魔になることはない。
さらに、押え板本体131は、羽根支持体102の筒状保持部15に対向する縁部に沿って形成された当接部134を有し、当接部134が羽根支持体102に当接することにより、羽根押え板130が羽根受け板110から外れる方向への羽根押え板130の変位を規制するように構成してもよい。このようにすることで、撹拌時に被撹拌Wから受ける力により羽根押え板130が大きく変位することはなく、羽根押え板130の変位に起因する付勢手段103の変位または変形などによる脱落を防止することが可能となる。
なお、上記実施形態では、撹拌装置として、回転軸部材10cの回転により撹拌部材100a~100fが鉛直面に沿って変位するように回転軸部材10cの回転軸を横に向けて設置される横型の撹拌装置を示したが、撹拌装置は横型に限定されるものではない。
(実施形態2)
図14は、本発明の実施形態2による撹拌装置を説明するための図であり、図14(a)は撹拌装置の外観を模式的に示し、図14(b)は、撹拌装置の内部の構造を模式的に示している。
この実施形態2の撹拌装置20は、回転軸部材20の回転により被撹拌物が水平面に沿って変位するように回転軸部材20cの回転軸を縦に向けて設置される縦型の撹拌装置である。
実施形態2の撹拌装置20は、被撹拌物Wを収容する中空の略円柱形状の装置筐体20aと、装置筐体20aを支持する筐体支持台20bとを有する。撹拌装置20は、装置筐体20a内にその中心軸に沿って配置され、その回転軸の周りに回転可能な回転軸部材20cと、回転軸部材20cの回転により被撹拌物を撹拌するよう回転軸部材20cに取り付けられた第1~第3の3つの撹拌部材200a~200cとを有している。
このような構成の撹拌装置20では、回転軸部材20の回転により被撹拌物Wが水平面に沿って変位し、これにより被撹拌物の撹拌が行われる。
なお、この実施形態2の撹拌装置の撹拌部材200a~200cは、実施形態1で説明した撹拌部材100fと同一の構成を有する。
なお、上記実施形態では、付勢手段としてコイルバネ103を採用しているが、本発明の付勢手段は、その一部が撹拌羽根の軸の方向に沿った変位を規制する部分となるものであればコイルバネに限定されず、任意の形態でありえる。
また、上記実施形態1および実施形態2ではそれぞれ、本発明の撹拌装置として横型の撹拌装置および縦型の撹拌装置を例に挙げて説明したが、本発明の撹拌装置は横型の撹拌装置あるいは縦型の撹拌装置に限定されるものではないことは言うまでもない。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、撹拌装置の分野において、撹拌羽根と羽根支持体との間に取り付けられた付勢手段が、撹拌時に被撹拌物から受ける力により変位するのを抑制することができ、これにより撹拌時に付勢手段が撹拌羽根と羽根支持体との間から外れるのを回避できる撹拌装置を得ることができるものとして有用である。
10、20 撹拌装置
101 撹拌羽根
102 羽根支持体
103 付勢手段
140 変位規制手段

Claims (8)

  1. 被撹拌物を撹拌する撹拌装置であって、
    該被撹拌物を撹拌するための撹拌羽根と、
    該撹拌羽根を軸周りに変位可能に支持する羽根支持体と、
    該撹拌羽根を付勢するように該撹拌羽根と該羽根支持体との間に取り付けられたコイルバネを含む付勢手段と、
    該被撹拌物を撹拌するときに該付勢手段が該撹拌羽根と該羽根支持体との間から外れないように、該付勢手段に負荷される力によって該付勢手段が変位するのを規制する変位規制手段と
    を備え
    該変位規制手段は、該付勢手段が該軸の軸線方向に変位するのを規制する第1の規制手段を含み、
    該攪拌羽根は、攪拌羽根本体と、揺動軸部と、該第1の規制手段とを備え、
    該第1の規制手段は、1以上の第1の当接片を含み、該1以上の第1の当接片が外側から該コイルバネの側面に当接することにより該付勢手段の該軸の軸線方向の変位を規制するように構成されている、撹拌装置。
  2. 前記変位規制手段は、前記付勢手段が前記軸と交差する前記交差方向に変位するのを規制する第2の規制手段をさらに含む、請求項に記載の撹拌装置。
  3. 前記付勢手段は、1以上のコイル部分を有し、該1以上のコイル部分が前記撹拌羽根の1以上の部分に当接することにより、該撹拌羽根の前記軸線方向の変位を規制するコイルバネである、請求項1または2に記載の撹拌装置。
  4. 前記第2の規制手段は、1以上の第2の当接片を含み、該1以上の第2の当接片が該1以上のコイル部分の周面に当接することにより前記コイルバネの前記交差方向の変位を規制するように構成されている、請求項に記載の撹拌装置。
  5. 被撹拌物を撹拌する撹拌装置であって、
    該被撹拌物を撹拌するための撹拌羽根と、
    該撹拌羽根を軸周りに変位可能に支持する羽根支持体と、
    該撹拌羽根を付勢するように該撹拌羽根と該羽根支持体との間に取り付けられたコイルバネを含む付勢手段と、
    該被撹拌物を撹拌するときに該付勢手段が該撹拌羽根と該羽根支持体との間から外れないように、該付勢手段に負荷される力によって該付勢手段が変位するのを規制する変位規制手段と
    を備え、
    該変位規制手段は、該付勢手段が該軸と交差する交差方向に変位するのを規制する第2の規制手段を含み、
    該第2の規制手段は、1以上の第2の当接片を含み、該1以上の第2の当接片が該コイルバネの周面に当接することにより前記付勢手段の前記交差方向の変位を規制するように構成されている、攪拌装置。
  6. 前記撹拌羽根は、
    羽根本体と、
    該羽根本体を支持する支持板と、
    該羽根本体を該支持板に押さえ付ける押え板と
    を有し、
    該押え板が該支持板に着脱可能に構成されており、
    該押え板は、当接部を有し、該当接部が前記羽根支持体に当接することにより、該押え板が該支持板から外れる方向への該押え板の変位を規制するように構成されている、請求項1~請求項のいずれか一項に記載の撹拌装置。
  7. 前記羽根支持体は、前記コイルバネの一部を係止するための係止部を有し、
    前記撹拌羽根は、該コイルバネの他の一部を係止するための係止部を有する、請求項1~請求項のいずれか一項に記載の撹拌装置。
  8. 前記撹拌装置は、前記被撹拌物を収容する容器を有し、
    前記付勢手段は、前記撹拌羽根の先端を該容器の内面に近づくように該撹拌羽根を付勢するように構成されている、請求項1~請求項のいずれか一項に記載の撹拌装置。
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