JP2018047108A - シューズ用ソール構造およびそれを用いたシューズ - Google Patents

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彰吾 松井
一憲 井内
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一憲 井内
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Abstract

【課題】シューズ用ソール構造において、拇指球が位置する領域を避けた前足部の領域で屈曲性および反発性の双方を発揮できるようにする。【解決手段】ソール構造1の前足部Fに対応する位置において、拇指球領域21の前方に位置する前側屈曲領域22には、前部アウトソール3の接地面5よりも上方に向かうように凹陥した前側屈曲溝23が設けられている。前側屈曲溝23は、前側屈曲領域22の内甲側に位置しかつ外甲側に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びる第1溝部31と、前側屈曲領域22の外甲側に位置し、第1溝部31の外甲側の端部に該端部を変曲点Tとして連続し、かつ外甲側に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びる第2溝部32と、を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、シューズ用ソール構造およびそれを用いたシューズに関するものである。
従来、軟質弾性材からなるミッドソールと、該ミッドソールの下面に貼り合わされたアウトソールとを主な構成要素とするクッション性を重視したスポーツ用シューズのソール構造が一般に広く知られている。さらに、このソール構造を発展させて、例えば着地時におけるシューズの屈曲性を高めたものとして、例えば特許文献1のようなスポーツ用シューズのソール構造が提案されている。
この特許文献1に開示されているソール構造は、アウトソールの接地面よりも上方に向かうように凹陥し、かつ足幅方向に沿って直線状に延びる複数の溝部(サイプ)を有している。この複数の屈曲溝は、足の前足部から後足部に亘って前後方向に間隔をあけて設けられている。
特許第5314077号公報
ところで、一般的に歩行中または走行中にシューズが路面に接したときには、シューズを着用した者(以下「着用者」という)の足における後足部の踵部領域の外甲側部分から後足部の足幅方向の中央領域、中足部の中央部分および前足部の内甲側部分を経由してつま先に抜ける体重移動の荷重軌跡(いわゆるロードパス)が生じるようになっている。そして、例えばスポーツシューズに用いられるソール構造では、上記荷重軌跡により特に前足部の内甲側部分における屈曲性および反発性が走行性能を左右する重要な要因となっている。
しかしながら、特許文献1のソール構造では、複数の溝部によりソール構造全体の屈曲性が向上している一方、各溝部によりソール構造全体が細かく分断されて反発性が低下し、その結果、着用者の足に対する力の伝達効率が低下してしまうという問題があった。すなわち、特許文献1のソール構造は、屈曲性および反発性を併せ持つものではなかった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ソール構造における屈曲性を維持しつつ、屈曲動作によりソール構造内に蓄えられた反発力を着用者の足に効率良く伝えることができるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の形態はシューズ用ソール構造に係るものであり、このソール構造は、下面に接地面を有するアウトソールと、アウトソールの上側に積層配置された弾性材からなるミッドソールと、を備えている。着用者の足の前足部が位置する内甲側領域には、足の拇指球が位置する領域に配置された拇指球領域と、該拇指球領域を避けた領域に配置され、前足部の屈曲動作を許容する屈曲領域とが設けられている。屈曲領域は、拇指球領域の前方に位置する前側屈曲領域を有している。前側屈曲領域には、アウトソールの接地面よりも上方に向かうように凹陥した前側屈曲溝が設けられている。そして、前側屈曲溝は、前側屈曲領域の内甲側に位置しかつ外甲側に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びる第1溝部と、前側屈曲領域の外甲側に位置し、第1溝部の外甲側の端部に該端部を変曲点として連続し、かつ外甲側に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びる第2溝部と、を有することを特徴とする。
第1の形態において、前側屈曲領域に設けられた第1および第2溝部を有する前側屈曲溝は、足幅方向に対し内甲側から外甲側(変曲点)に向かって前方に向かうように斜めに交差しかつ変曲点から外甲側に向かって後方に向かうように斜めに交差して延びている。これにより、前側屈曲溝における前後方向の溝幅は、前側屈曲領域の足幅方向を通して上記特許文献1のソール構造における溝部のような狭小な溝幅よりも広くなる。その結果、例えば着用者が地面を蹴り出した時にソール構造が前側屈曲領域で上方に向かって屈曲しやすくなる一方、その屈曲動作により前側屈曲領域のソール構造内に蓄えられるエネルギーが増大し、そのエネルギーにより蹴り出した直後における反発力が十分に発揮されることになる。また、前側屈曲溝の変曲点が前側屈曲領域の前側に位置することにより、前側屈曲溝が拇指球領域の前方に配置されやすくなる。したがって、第1の形態では、拇指球領域を避けた前側屈曲領域における屈曲性を維持しつつ、ソール構造内に蓄えられた反発力を着用者の足に効率良く伝えることができる。
第2の形態は、第1の形態において、屈曲領域は、拇指球領域の後方に位置する後側屈曲領域を有している。後側屈曲領域には、アウトソールの接地面から上方に向かって凹陥した後側屈曲溝が設けられている。後側屈曲溝は、後側屈曲領域の内甲側に位置しかつ外甲側に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びる第3溝部と、後側屈曲領域の外甲側に位置し、第3溝部の外甲側の端部に該端部を変曲点として連続し、かつ外甲側に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びる第4溝部と、を有することを特徴とする。
この第2の形態において、後側屈曲領域に設けられた第3および第4溝部を有する後側屈曲溝は、足幅方向に対し内甲側から外甲側(変曲点)に向かって後方に向かうように斜めに交差しかつ変曲点から外甲側に向かって前方に向かうように斜めに交差して延びている。これにより、後側屈曲領域における前後方向の溝幅は、後側屈曲領域の足幅方向を通して上記特許文献1のソール構造における溝部の溝幅よりも広くなる。その結果、前側屈曲領域と同様に、後側屈曲領域でも屈曲性および反発性が発揮される。また、後側屈曲溝の変曲点が後側屈曲領域の後側に位置することにより、後側屈曲溝が拇指球領域の後方に配置されやすくなる。したがって、ソール構造では、拇指球領域を避けた後側屈曲領域でも屈曲性を維持しつつ、ソール構造内に蓄えられた反発力を着用者の足に効率良く伝えることができる。
第3の形態は、第2の形態において、アウトソールには、前側屈曲溝と後側屈曲溝とに囲まれた領域内に、下方に向かうように突出しかつその下面が接地面となる複数の突起部が設けられていることを特徴とする。
この第3の形態では、複数の突起部により、特に前側屈曲溝と後側屈曲溝とで囲まれた拇指球領域では、極端な屈曲動作が抑制されて拇指球領域に位置する中足趾節関節(いわゆるMP関節)が安定的に保持されるとともに、着地時におけるグリップ力を高めることができる。
第4の形態は、第2または第3の形態において、着用者の足の前足部が位置する外甲側領域には、アウトソールの接地面よりも上方に向かうように凹陥し、かつ内甲側から外甲側に向かって延びる複数の外甲側屈曲溝が前後方向に間隔をあけて設けられていることを特徴とする。
この第4の形態では、複数の外甲側屈曲溝により、内甲側領域よりも外甲側領域の屈曲性を高めて、着用者の足の外甲側における屈曲動作をサポートすることができる。
第5の形態は、第4の形態において、複数の外甲側屈曲溝のうち少なくとも1つは、前側屈曲溝における第2溝部の外甲側の端部に該端部を変曲点として連続しかつ外甲側に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びていることを特徴とする。
第5の形態では、内甲側領域の前側屈曲領域と外甲側領域とが足幅方向に沿って連続することになるため、拇指球領域の前方でソール構造における前足部の足幅方向全体の屈曲性を高めることができる。
第6の形態は、第4または第5の形態において、複数の外甲側屈曲溝のうち少なくとも1つは、後側屈曲溝における第4溝部の外甲側の端部に該端部を変曲点として連続しかつ外甲側に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びていることを特徴とする。
第6の形態では、内甲側領域の後側屈曲領域と外甲側領域とが足幅方向に沿って連続することになるため、拇指球領域の後方でソール構造における前足部の足幅方向全体の屈曲性を高めることができる。
第7の形態は、第1〜第6の形態のいずれか1つのシューズ用ソール構造において、各変曲点の位置には、下面がアウトソールの接地面よりも上方に位置するようにアウトソールの一部からなる薄板状の連結部が設けられていることを特徴とする。
第7の形態では、連結部により、各変曲点の位置で強度が向上するとともに、各変曲点の位置に生じる応力集中が抑制される。その結果、各屈曲溝における過度の屈曲動作が抑制されてソール構造の耐久性を高めることができるとともに、変曲点の位置でアウトソールがミッドソールから剥がれることを防ぐことができる。
第8の形態は、第1〜第7の形態のいずれか1つのシューズ用ソール構造を備える、シューズである。
この第8の形態では、上記第1〜第7の形態と同様の作用効果を奏するシューズを得ることができる。
以上説明したように、本発明によると、着用者の足の前足部が位置する内甲側領域において、拇指球領域を避けた前側屈曲領域における屈曲性を維持しつつ、ソール構造内に蓄えられた反発力を着用者の足に効率良く伝えることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るシューズ用ソール構造の底面図である。 図2は、ソール構造を内甲側から見て示す側面図である。 図3は、ソール構造を外甲側から見て示す側面図である。 図4は、ソール構造に人体の足の構造を重ねた状態を底面側から見て示す底面図である。 図5は、足の骨格構造における各部位を説明する図4相当図である。 図6は、図1における前側屈曲領域を拡大して示す部分拡大底面図である。 図7は、図6のVII−VII線断面図である。 図8は、図6のVIII−VIII線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1〜図3は、本発明の実施形態に係るシューズ用のソール構造1の全体を示し、このソール構造1にアッパー(図示せず)などが設けられたシューズは、例えばランニング用や各種競技用のスポーツシューズ、日常使用のスニーカー、またはリハビリ用シューズとして使用される。
ここで、ソール構造1は、左足用シューズのソール構造のみを例示している。右足用シューズのソール構造1は、左足用シューズのものと左右対称になるように構成されているので、以下の説明(実施形態及び変形例を含む)では左足用シューズのソール構造のみについて説明し、右足用シューズのソール構造の説明は省略する。また、以下の説明において、上方(上側)および下方(下側)とはソール構造1の上下方向の位置関係を表し、前方(前側)および後方(後側)とはソール構造1の前後方向の位置関係を表し、内甲側および外甲側とはソール構造1の足幅方向の位置関係を表すものとする。
ソール構造1は、着用者の前足部F前側から後足部H(踵部)後側に至る範囲に設けられたアウトソール2を備えている。このアウトソール2は、後述するミッドソール6よりも高硬度の硬質弾性部材で構成されており、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂、またはブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材が適している。
アウトソール2は、前足部Fから中足部Mの前側までの範囲を支持する前部アウトソール3と、この前部アウトソール3とは分離され、中足部Mの後側から後足部Hまでの範囲を支持する後部アウトソール4とにより構成されている。また、前部および後部アウトソール3,4の下面には、路面に接する接地面5,5がそれぞれ形成されている。後部アウトソール4は、底面視で略C字状に湾曲しており、そのC字内の部分に後述する波形プレート10の一部が露出するように構成されている(図1参照)。
また、ソール構造1は、前足部Fから後足部Hまでの足裏面を支持するミッドソール6を備えている。このミッドソール6は、軟質の弾性材からなり、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性合成樹脂やその発泡体、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂やその発泡体、ブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材やその発泡体などが適している。ミッドソール6は、その下部が接着剤などによってアウトソール2(前部および後部アウトソール3,4)の上側に積層配置されている。また、ミッドソール6の周縁部には、使用者の足を覆うアッパー(図示せず)が設けられている。
ミッドソール6の上部には、前足部Fの前側から後足部Hの後側までの足裏面を支持する足裏支持面9が前後方向に延びるように形成されている(図2および図3の仮想線を参照)。この足裏支持面9は、アウトソール2に向かって下方に湾曲しており、内甲側および外甲側に対応する位置の周縁部が足幅方向の中央部分よりも上方に位置するように形成されている。
ミッドソール6は、その後部で後部アウトソール4に略対応する部分が上下に分離されている。つまり、ミッドソール6は、足裏支持面9が形成された上部ミッドソール7と、中足部Mの後側から後足部Hまでの範囲において上部ミッドソール7の下側に積層配置された下部ミッドソール8とを有している。この上部および下部ミッドソール7,8により、ソール構造1は、特に中足部Mの後側から後足部Hまでのクッション性が高められている。
また、ソール構造1は、ミッドソール6の厚さ方向中間部であって、上部および下部ミッドソール7,8間に積層配置され、足の踵部に対応する後足部Hの踵部領域を含むように形成された波形プレート10を備えている。この波形プレート10は、ミッドソール6よりも硬質な薄肉層からなり、好ましくは硬質弾性部材により構成されている。硬質弾性部材の具体例としては、熱可塑性ポリウレタン(TPU)やポリアミドエラストマー(PAE)、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂、またはエポキシ樹脂等や不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられる。なお、炭素繊維やアラミド繊維、ガラス繊維等を強化用繊維とし、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂をマトリックス樹脂とした繊維強化プラスチック(FRP)を用いてもよい。
波形プレート10は、中足部Mから後足部Hの後側に至る範囲まで前後方向に延びており、側面視で上下に波打つように湾曲形成されている。また、波形プレート10は、その幅(足幅方向の長さ)が上部ミッドソール7の幅(足幅方向の長さ)と略同じ長さになるように形成されている。そして、波形プレート10は、下面が下部ミッドソール8の上面に、また上面が上部ミッドソール7の下面にそれぞれ接着剤などによって固着されている。
この波形プレート10を設けることにより、踵部領域に鉛直上下方向の衝撃が生じてもミッドソール6が局所的に大きく変形することがなく、歩行時または走行時における足首が内側方向または外側方向に向かって過度に倒れ込むような状態を抑制して、より優れた安定性を保つことができる。
次に、図1〜図3に示すように、ソール構造1における着用者の足の前足部Fに相当する領域には、足の内甲側に配置された内甲側領域20および足の外甲側に配置された外甲側領域40が設けられている。内甲側領域20および外甲側領域40は、前後方向に延びる分離溝11により足幅方向で左右に隔てられている。
図4および図5に示すように、分離溝11は、第3中足骨MT3の後端部から第1末節骨DP1の前端部に向かって湾曲するように前後方向に延びている。この分離溝11により、内甲側領域20は、前足部Fにおける第1末節骨DP1〜第1中足骨MT1、第2末節骨DP2〜第2中足骨MT2、および第3基節骨PP3の後部〜第3中足骨MT3のそれぞれに相当する位置を含む領域として構成されている。また、外甲側領域40は、前足部Fにおける第2末節骨DP2〜第2中節骨IP2の前部、第3末節骨DP3〜第3基節骨PP3の前部、第4末節骨DP4〜第4中足骨MT4、および第5末節骨DP5〜第5中足骨MT5に相当する位置を含む領域として構成されている。なお、図4および図5では、分離溝11を強調して示すために、分離溝11をドットハッチングにより表している。後述する前側屈曲領域22、後側屈曲領域24、および各外甲側屈曲溝41についても同様である。
図6〜図8に示すように、前部アウトソール3には、前部アウトソール3の一部からなる薄板状の基部3a,3aが設けられている。各基部3aの上面は、接着剤によりミッドソール6の下面に一体に接着されている。また、各基部3aの下面には、該下面から下方に向かうように突出した複数の突起部3b,3b,…が一体に形成されている。さらに、前後方向における突起部3b,3b同士の間には、突起部3bの下面(接地面5)から上方に凹陥しかつ基部3a下面を底面とする有底状の浅溝部3eが形成されている。そして、この各突起部3bの下面は、ソール構造1の接地面5となるように構成されている。なお、図1〜図5では、複数の突起部3b,3b,…の図示を省略している。
具体的に、ほとんどの突起部3b,3b,…は、足幅方向の長さが前後方向の長さよりも長くなるように形成されている。また、突起部3b,3b,…は、内甲側から外甲側に向かって足幅方向に沿うように互いに間隔をあけて並設されている一方、上記浅溝部3eを隔てて前後方向にも沿うように互いに間隔をあけて並設されている。そして、突起部3b,3b,…は、分離溝11、後述する前側屈曲溝23、後側屈曲溝25、および外甲側屈曲溝41,41,…が設けられた位置を除く前部アウトソール3下面の全域に亘って形成されている。
図1および図2に示すように、内甲側領域20には、足の拇指球が位置する領域に配置された拇指球領域21が設けられている。具体的に、図4および図5に示すように、拇指球領域21は、第1〜第3中足骨MT1〜MT3と第1〜第3基節骨PP1〜PP3との間に位置する中足趾節関節MP(いわゆるMP関節)の一部を含む領域に配置されている。また、内甲側領域20には、拇指球領域21を避けた領域に配置され、前足部Fの屈曲動作を許容する屈曲領域が設けられている。
図1および図2に示すように、屈曲領域は、拇指球領域21の前方に位置する前側屈曲領域22を有している。図4および図5に示すように、この前側屈曲領域22は、足の第1〜第3基節骨PP1〜PP3に相当する位置に配置されている。そして、前側屈曲領域22には、アウトソール2の接地面5よりも上方に向かうように凹陥した前側屈曲溝23が設けられている。
図1および図2に示すように、前側屈曲溝23は、前側屈曲領域22の内甲側に位置する第1溝部31を有している。この第1溝部31は、外甲側に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びている。具体的に、図4および図5に示すように、第1溝部31は、足の第1基節骨PP1の前部(すなわち親指の付け根付近)に相当する位置に配置されており、ソール構造1の内甲側端部1aから第1基節骨PP1と第1末節骨DP1との関節位置に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びている。
図6および図7に示すように、前部アウトソール3は、ソール構造1の内甲側端部1aから第1溝部31の外甲側の端部付近まで第1溝部31の長手方向に沿うように基部3aの一部が切り欠かれた切り欠き部3cを有している。また、ミッドソール6は、ミッドソール6の下面から下方に向かって突出し、前部アウトソール3における切り欠き部3cの内周縁に沿うように切り欠き部3cに嵌合される第1保持部6aを有している。さらに、第1保持部6aの内側には、ミッドソール6の下面から上方に向かって凹陥し、第1溝部31の長手方向に延びる有底状の凹部6bを有している。このように、第1溝部31は、前部アウトソール3の切り欠き部3c、ならびにミッドソール6の第1保持部6aおよび凹部6bにより構成されている。
また、図1および図2に示すように、前側屈曲溝23は、前側屈曲領域22の外甲側に位置する第2溝部32を有している。この第2溝部32は、第1溝部31の外甲側の端部に該端部を変曲点Tとして連続し、外甲側に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びている。具体的に、図4および図5に示すように、第2溝部32は、足の第1〜第3基節骨PP1〜PP3に相当する位置に配置されており、第1基節骨PP1の前端部から第3基節骨PP3の前後方向略中央に相当する位置に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びている。
図6および図8に示すように、前部アウトソール3は、基部3aの一部が上下方向に貫通しかつ第2溝部32の長手方向に延びる長孔3dを有している。また、ミッドソール6は、ミッドソール6の下面から下方に向かって突出し、前部アウトソール3の長孔3d内に嵌合される第2保持部6cを有している。この第2保持部6cは、その高さが前部アウトソール3における基部3aの厚みよりも小さくなるように形成されている。このように、第2溝部32は、前部アウトソール3の長孔3d、およびミッドソール6の第2保持部6cにより構成されている。
さらに、図1に示すように、足幅方向において第1溝部31と第2溝部32の間には前部アウトソール3の基部3aが配設されている。すなわち、第1溝部31と第2溝部32との変曲点Tの位置にある基部3aは、第1溝部31の端部と第2溝部32の端部とを連結する連結部に相当する。
次に、図1および図2に示すように、屈曲領域は、拇指球領域21の後方に位置する後側屈曲領域24を有している。図4および図5に示すように、この後側屈曲領域24は、足の第1〜第3中足骨MT1〜MT3に相当する位置に配置されている。そして、後側屈曲領域24には、前部アウトソール3の接地面5から上方に向かって凹陥した後側屈曲溝25が設けられている。
図1および図2に示すように、後側屈曲溝25は、後側屈曲領域24の内甲側に位置する第3溝部33を有している。この第3溝部33は、外甲側に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びている。具体的に、図4および図5に示すように、第3溝部33は、足の第1〜第2中足骨MT1〜MT2に相当する位置に配置されており、ソール構造1の内甲側端部1aから第2中足骨MT2の前後方向略中央に相当する位置に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びている。なお、第3溝部33の具体的な形状は、上述した第1溝部31のものと同様であるため、その詳細を省略する。
また、図1および図2に示すように、後側屈曲溝25は、後側屈曲領域24の外甲側に位置する第4溝部34を有している。この第4溝部34は、第3溝部33の外甲側の端部に該端部を変曲点Tとして連続し、外甲側に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びている。具体的に、図4および図5に示すように、第4溝部34は、足の第2および第3中足骨MT2〜MT3に相当する位置に配置されており、第2中足骨MT2の前後方向略中央に相当する位置から第3中足骨MT3の前端部と第4中足骨MT4の前端部との間に相当する位置に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びている。なお、第4溝部34の具体的な形状は、上述した第2溝部32のものと同様であるため、その詳細を省略する。
さらに、図1に示すように、足幅方向において第3溝部33と第4溝部34との間には、前部アウトソール3の基部3aが配設されている。すなわち、第3溝部33と第4溝部34との変曲点Tの位置にある基部3aは、第3溝部33の端部と第4溝部34の端部とを連結する連結部に相当する。
次に、図1および図3に示すように、外甲側領域40には、アウトソールの接地面5(各突起部3bの下面)よりも上方に向かうように凹陥した複数(図示例では4つ)の外甲側屈曲溝41,41,…が形成されている。各外甲側屈曲溝41は、分離溝11に連続しかつ内甲側から外甲側に向かって延びている。複数の外甲側屈曲溝41,41,…は、外甲側領域40において前後方向に間隔をあけて配置されている。各外甲側屈曲溝41は、第1溝部31と同様に、前部アウトソール3に設けられた切り欠き部3c、ならびにミッドソール6に設けられた第1保持部6aおよび凹部6bにより構成されている(図6参照)。なお、最前列の外甲側屈曲溝41を構成する切り欠き部3cのみは、分離溝11に連続するように形成されている。
図4および図5に示すように、最前列の外甲側屈曲溝41は、第2中節骨IP2と第2基節骨PP2との関節付近からソール構造1の外甲側端部1bに向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びている。
また、最前列から2列目の外甲側屈曲溝41は、前側屈曲溝23における第2溝部32の外甲側の端部に該端部を変曲点Tとして連続しかつ外甲側に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びている。具体的に、2列目の外甲側屈曲溝41は、第3基節骨PP3の前後方向略中央から第4中節骨IP4を通ってソール構造1の外甲側端部1bに向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びている。
また、最前列から3列目の外甲側屈曲溝41は、後側屈曲溝25における第4溝部34の外甲側の端部に該端部を変曲点Tとして連続しかつ外甲側に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びている。具体的に、3列目の外甲側屈曲溝41は、第4基節骨PP4の後端部と第4中足骨MT4の前端部との間に相当する位置から第5基節骨PP5の後端部と第5中足骨MT5の前端部との関節位置を通ってソール構造1の外甲側端部1bに向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びている。
さらに、最後列の外甲側屈曲溝41は、第4中足骨MT4の前後方向略中央から第4中足骨MT4の前後方向略中央を通ってソール構造1の外甲側端部1bに向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びている。
[実施形態の作用効果]
ここで、図4に示すように、ソール構造1において、前側屈曲領域22に設けられた第1および第2溝部31,32を有する前側屈曲溝23は、従来技術に示されるソール構造(以下「従来型ソール構造」という)の溝部のような足幅方向に沿って直線状に延びる仮想ラインL1(図4参照)に対し、内甲側から外甲側(変曲点T)に向かって前方に向かうように斜めに交差しかつ変曲点Tから外甲側に向かって後方に向かうように斜めに交差して延びている。これにより、前側屈曲溝23における前後方向の溝幅は、前側屈曲領域22の足幅方向を通して上記仮想ラインL1で示した従来型ソール構造の溝部(例えば特許第5314077号公報に示されたサイプ)のような狭小な溝幅よりも広くなる。その結果、例えば着用者が地面を蹴り出した時にソール構造1が前側屈曲領域22で上方に向かって屈曲しやすくなる一方、その屈曲動作により前側屈曲領域22のソール構造1内(特にミッドソール6内)に蓄えられるエネルギーが増大し、そのエネルギーにより蹴り出した直後における反発力が十分に発揮されることになる。また、前側屈曲溝23の変曲点Tが前側屈曲領域22の前側に位置することにより、前側屈曲溝23が拇指球領域21の前方に配置されやすくなる。したがって、ソール構造1では、拇指球領域21を避けた前側屈曲領域22における屈曲性を維持しつつ、ソール構造1内に蓄えられた反発力を着用者の足に効率良く伝えることができる。
そして、ソール構造1を備えるシューズでは、前側屈曲領域22の屈曲性により例えば着用者の足が地面に着地するときに前側屈曲領域22で着用者の足に安定感を付与することができるとともに、前側屈曲領域22の反発性により着用者における着地後の蹴り出し動作を適切に補助することができる。
また、図4に示すように、この実施形態に係るソール構造1において、後側屈曲領域24に設けられた第3および第4溝部33,34を有する後側屈曲溝25は、仮想ラインL2(図4参照)に対し、内甲側から外甲側(変曲点T)に向かって後方に向かうように斜めに交差しかつ変曲点Tから外甲側に向かって前方に向かうように斜めに交差して延びている。これにより、後側屈曲領域24における前後方向の溝幅は、後側屈曲領域24の足幅方向を通して上記仮想ラインL1で示した従来型ソール構造における溝部の溝幅よりも広くなる。その結果、前側屈曲領域22と同様に、後側屈曲領域24でも屈曲性および反発性が発揮される。また、後側屈曲溝25の変曲点Tが後側屈曲領域24の後側に位置することにより、後側屈曲溝25が拇指球領域21の後方に配置されやすくなる。したがって、ソール構造1では、拇指球領域21を避けた後側屈曲領域24でも屈曲性を維持しつつ、ソール構造1内に蓄えられた反発力を着用者の足に効率良く伝えることができる。
また、前部アウトソール3(アウトソール2)には、前側屈曲溝23と後側屈曲溝25とに囲まれた領域内に、下方に向かうように突出しかつその下面が接地面5となる複数の突起部3b,3b,…が設けられている。この複数の突起部3b,3b,…により、特に前側屈曲溝23と後側屈曲溝25とで囲まれた拇指球領域21では、極端な屈曲動作が抑制されて拇指球領域21に位置する中足趾節関節MPが安定的に保持されるとともに、着地時におけるグリップ力を高めることができる。
ここで、上述したように、突起部3b,3b同士の間には、前部アウトソール3の一部(基部3a)を底面とする有底状の浅溝部3eが形成されている。すなわち、この浅溝部3eは、前部アウトソール3の上下方向(厚さ方向)においてミッドソール6の位置まで貫通することなく、前部アウトソール3の一部(基部3a)を残した薄肉状に形成されている。このため、ソール構造1における前足部Fに相当する領域が上下方向に屈曲したときに、各浅溝部3eの底部(すなわち基部3a)が上下方向に屈曲しやすくなる一方、この屈曲動作に対し元の状態に戻ろうとする基部3aの復元力により上記前足部Fに相当する領域において路面に対する反発性が高まるようになる。
さらに、突起部3b,3b,…は、内甲側から外甲側に向かって足幅方向に沿うように互いに間隔をあけて並設されている一方、上記浅溝部3eを隔てて前後方向にも沿うように互いに間隔をあけて並設されている。そして、突起部3b,3b,…は、分離溝11、前側屈曲溝23、後側屈曲溝25、および外甲側屈曲溝41,41,…が設けられた位置を除く前部アウトソール3下面の全域に亘って形成されている。このような突起部3b,3b,…の構成により、拇指球領域21および外甲側領域40を含めたソール構造1の前足部Fに相当する領域全体が緩やかなカーブを描くように上下方向に屈曲するようになり、前側屈曲溝23、後側屈曲溝25、および外甲側屈曲溝41,41,…における応力集中を抑制することが可能となる。その結果、ソール構造1では、前足部Fに相当する領域の屈曲性を維持しつつ、ソール構造1内に蓄えられた反発力を着用者の足に対してより一層効率よく伝えることができる。
また、外甲側領域40には、複数の外甲側屈曲溝41,41,…が前後方向に間隔をあけて設けられている。この複数の外甲側屈曲溝41,41,…により、内甲側領域20よりも外甲側領域40の屈曲性を高めて、着用者の足の外甲側における屈曲動作をサポートすることができる。
また、複数の外甲側屈曲溝41,41,…のうち少なくとも1つ(この実施形態における最前列から2列目の外甲側屈曲溝41)は、前側屈曲溝23における第2溝部32の外甲側の端部に該端部を変曲点Tとして連続しかつ外甲側に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びている。このため、内甲側領域20の前側屈曲領域22と外甲側領域40とが足幅方向に沿って連続し、拇指球領域21の前方でソール構造1における前足部Fの足幅方向全体の屈曲性を高めることができる。
また、複数の外甲側屈曲溝41,41,…のうち少なくとも1つ(この実施形態における最前列から3列目の外甲側屈曲溝41)は、後側屈曲溝25における第4溝部34の外甲側の端部に該端部を変曲点Tとして連続しかつ外甲側に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びている。このため、内甲側領域20の後側屈曲領域24と外甲側領域40とが足幅方向に沿って連続し、拇指球領域21の後方でソール構造1における前足部Fの足幅方向全体の屈曲性を高めることができる。
さらに、第1溝部31と第2溝部32との変曲点Tの位置には、下面が前部アウトソール3(アウトソール2)の接地面5よりも上方に位置するように前部アウトソール3の一部からなる薄板状の連結部(基部3a)が設けられている。この連結部により、前側屈曲溝23における変曲点Tの位置で強度が向上するとともに、変曲点Tの位置に生じる応力集中が抑制される。その結果、前側屈曲溝23における過度の屈曲動作が抑制されてソール構造1の耐久性を高めることができるとともに、変曲点Tの位置で前部アウトソール3がミッドソール6から剥がれることを防ぐことができる。なお、第3溝部33と第4溝部34との変曲点Tの位置に設けられた連結部も同様の効果を奏する。
[その他の実施形態]
上記実施形態に係るソール構造1では、屈曲領域として後側屈曲領域24を含む形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、後側屈曲領域24を含まない屈曲領域を設けた形態であってもよい。
また、上記実施形態に係るソール構造1では、第1および第2溝部31,32をそれぞれ1つずつ有する前側屈曲溝23の形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、複数の第1および第2溝部31,32を有する前側屈曲溝23を設けた形態であってもよい。後側屈曲溝25についても同様である。
さらに、上記実施形態に係るソール構造1において、前側屈曲溝23の第2溝部32と外甲側屈曲溝41との変曲点Tとなる位置(分離溝11の一部)に連結部を設けてもよい。同様に、後側屈曲溝25の第4溝部34と外甲側屈曲溝41との変曲点Tとなる位置(分離溝11の一部)に連結部を設けてもよい。
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
本発明は、例えばウォーキング用、ランニング用や各種競技用のスポーツシューズ、またはリハビリ用シューズに適用されるシューズ用ソール構造、およびそれを用いたシューズとして産業上の利用が可能である。
1:ソール構造
2:アウトソール
3:前部アウトソール
4:後部アウトソール
5:接地面
6:ミッドソール
9:足裏支持面
10:波形プレート
11:分離溝
20:内甲側領域
21:拇指球領域
22:前側屈曲領域
23:前側屈曲溝
24:後側屈曲領域
25:後側屈曲溝
31:第1溝部
32:第2溝部
33:第3溝部
34:第4溝部
40:外甲側領域
41:外甲側屈曲溝
T:変曲点

Claims (8)

  1. 下面に接地面を有するアウトソールと、
    前記アウトソールの上側に積層配置された弾性材からなるミッドソールと、を備えるシューズ用ソール構造であって、
    着用者の足の前足部が位置する内甲側領域には、前記足の拇指球が位置する領域に配置された拇指球領域と、該拇指球領域を避けた領域に配置され、前足部の屈曲動作を許容する屈曲領域とが設けられており、
    前記屈曲領域は、前記拇指球領域の前方に位置する前側屈曲領域を有し、
    前記前側屈曲領域には、前記アウトソールの接地面よりも上方に向かうように凹陥した前側屈曲溝が設けられており、
    前記前側屈曲溝は、
    前記前側屈曲領域の内甲側に位置しかつ外甲側に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びる第1溝部と、
    前記前側屈曲領域の外甲側に位置し、前記第1溝部の外甲側の端部に該端部を変曲点として連続し、かつ外甲側に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びる第2溝部と、を有する、シューズ用ソール構造。
  2. 請求項1に記載のシューズ用ソール構造において、
    前記屈曲領域は、前記拇指球領域の後方に位置する後側屈曲領域を有し、
    前記後側屈曲領域には、前記アウトソールの接地面から上方に向かって凹陥した後側屈曲溝が設けられており、
    前記後側屈曲溝は、
    前記後側屈曲領域の内甲側に位置しかつ外甲側に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びる第3溝部と、
    前記後側屈曲領域の外甲側に位置し、前記第3溝部の外甲側の端部に該端部を変曲点として連続し、かつ外甲側に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びる第4溝部と、を有する、シューズ用ソール構造。
  3. 請求項2に記載のシューズ用ソール構造において、
    前記アウトソールには、前記前側屈曲溝と前記後側屈曲溝とに囲まれた領域内に、下方に向かうように突出しかつその下面が前記接地面となる複数の突起部が設けられている、シューズ用ソール構造。
  4. 請求項2または3に記載のシューズ用ソール構造において、
    着用者の足の前足部が位置する外甲側領域には、前記アウトソールの接地面よりも上方に向かうように凹陥し、かつ内甲側から外甲側に向かって延びる複数の外甲側屈曲溝が前後方向に間隔をあけて設けられている、シューズ用ソール構造。
  5. 請求項4に記載のシューズ用ソール構造において、
    前記複数の外甲側屈曲溝のうち少なくとも1つは、前記前側屈曲溝における前記第2溝部の外甲側の端部に該端部を変曲点として連続しかつ外甲側に向かうに連れて前方に向かうように斜めに延びている、シューズ用ソール構造。
  6. 請求項4または5に記載のシューズ用ソール構造において、
    前記複数の外甲側屈曲溝のうち少なくとも1つは、前記後側屈曲溝における前記第4溝部の外甲側の端部に該端部を変曲点として連続しかつ外甲側に向かうに連れて後方に向かうように斜めに延びている、シューズ用ソール構造。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のシューズ用ソール構造において、
    前記各変曲点の位置には、下面が前記アウトソールの接地面よりも上方に位置するように前記アウトソールの一部からなる薄板状の連結部が設けられている、シューズ用ソール構造。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のシューズ用ソール構造を備えるシューズ。
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