JP2018046338A - 放射線検出器、および放射線検出方法 - Google Patents

放射線検出器、および放射線検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのでき、消費電力を抑えた放射線検出器を実現する。【解決手段】放射線センサ(100)が備えるリセット回路(20)は、アンプトランジスタ(5)のゲート電極の電圧を掃引する電圧制御回路(22)と、掃引中のアクティブピクセル(2)からの出力電圧が基準電圧よりも大きくなったとき、または、上記出力電圧が基準電圧よりも小さくなった時を検出するコンパレータ(21)と、を有し、電圧制御回路(22)は、コンパレータ(21)の上記検出時に、掃引を停止し、ゲート電極の電圧の初期値を設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、放射線検出器、特にX線検出器に関し、より詳細には感度の高いX線検出機能を備えた放射線検出パネルを実現する技術に関する。
入射した放射線、特にX線の線量に応じた電気信号を出力するセンサ素子としては、X線を直接電気信号に変換する直接変換型や、X線をシンチレーターにより光に変換してから光電変換素子により電気信号に変換する間接変換型のものが用いられている。このようなセンサ素子を、基板(パネル)上に2次元マトリックス状に配置された複数のピクセルの1ピクセル毎に設けたX線画像撮像用のパネルが開発されている。
このようなパネルでは、各ピクセルの制御に能動素子、例えば、アモルファスシリコン、InGaZnO系酸化物半導体であるIGZO等を使用した、薄膜トランジスタ素子(TFT(Thin Film Transistor)素子)が使われている。そして、直接変換型および間接変換型の何れにおいても、X線の線量に応じて発生した電気信号(電荷)が各ピクセル内の容量に蓄積されるようになっている。
この蓄積された容量を、TFT素子を介して、パネルの外部にある増幅器に転送するものをパッシブピクセル型といい、デジタルX線撮像装置として広く実用化されている。
一方、読出しラインの熱雑音や外部の読出し回路の雑音の影響を軽減できることから、蓄積された容量を、TFT素子を増幅素子として使うことで増幅して外部の回路に伝えるアクティブピクセル型と称されるものの開発も行われている。その例として、図8に従来の放射線検出器200の概略的な回路構成の一例を示す。
図8に示すように、従来の放射線検出器200では、アクティブピクセル202におけるセンサ素子203の一端には、センサ素子203のバイアス電圧であるVs_bが与えられる。そして、X線がアクティブピクセル202に入射されると電気信号が発生し、センサ素子203に接続されたアンプトランジスタ205のゲート電極の電圧が変化する。
これは、発生した上記電気信号が、アンプトランジスタ205のゲート電極に接続された静電容量に蓄積されるためである。したがって、アンプトランジスタ205は、発生した上記電気信号によるゲート電極の電圧の変化を、ドレインソース間の電流変化として出力するようになっている。すなわち、アンプトランジスタ205は、上記電気信号を増幅するトランジスタであって、その電源電圧はVdである。
リセットトランジスタ204は、アンプトランジスタ205のゲート電極と、アクティブピクセル202の外部から与えられるリセット電圧(Vd)とを、導通状態あるいは遮断状態に制御する。リセットトランジスタ204は、リセット信号線Lresetを介して供給されるリセット信号に基づいて、上記導通状態あるいは上記遮断状態を制御する。
読出しトランジスタ206は、アンプトランジスタ205のドレインソース間の電流をアクティブピクセル205の外部に出力するためのスイッチであり、読出し信号線Lreadを介して供給される読出し信号に基づいて、制御される。
そして、アクティブピクセル202の外部に出力されたアンプトランジスタ205のドレインソース間の電流は、読出し回路209により読み出され、読出し回路209は出力電圧Voを出力する。読出し回路209は、積分用アンプ210と、積分用アンプ210の一方の入力端子(−端子)と積分用アンプ210の出力端子との間に接続された容量Cfと、を備える。
しかしながら、放射線検出器200において、一つのアクティブピクセル内や複数のアクティブピクセル間で、アンプトランジスタ205の閾値電圧や移動度がばらついた場合、アンプトランジスタ205のゲート電極の電圧の初期値を一律に決めると、下記のような問題がある。すなわち、放射線がアクティブピクセル205に入射され、センサ素子203により発生した電気信号が蓄積された静電容量により変動したアンプトランジスタ205のドレインソース間の電流量を正確に見積もることができない。アクティブピクセル202の外部に出力されるアンプトランジスタ205のドレインソース間の電流の初期値がばらつくためである。
アンプトランジスタ205のドレインソース間の初期電流値を測定して、放射線入射後の電流値との差をとることで、初期電流値のバラツキを補正することはできる。しかし、得られる初期電流値が大きい場合には、フリッカーノイズが大きくなり、所望のS/N比(Signal/Noise比)が得られない。また、得られる初期電流値が大きすぎて飽和した場合には、出力信号を検出できなくなったりすることがあるので問題となる。一方で、得られる初期電流値が小さすぎる場合には、アンプトランジスタ205の増幅率も小さく、S/N比の低下につながる可能性や所望の出力信号が得られないことがあり得るので問題となる。
そこで、特許文献1では、アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできる放射線検出器を提案している。特許文献1の放射線検出器の概要を、図9を用いて説明する。図9は、従来の放射線検出器300の概略的な回路構成の他の例を示す図である。図9に示すように、従来の放射線検出器300では、アンプトランジスタ305のドレインソース間の初期電流値が予め定められた値となるように、アンプトランジスタのゲート電極の電圧の初期値を設定するリセット回路307を備える。放射線検出器300の構成によれば、リセット回路307により、アンプトランジスタ305のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値が予め定められた値となるように、アンプトランジスタ305のゲート電極の電圧の初期値が設定される。
特開2016−103717号公報(2016年6月2日公開)
しかしながら、上述のような図9に示す放射線検出器300には下記に示す問題がある。すなわち、放射線検出器300のリセット回路307は、リセット用アンプ308にオペアンプを用いる方式が使われており、オペアンプには定常的にバイアス電流が流れるため、消費電力が大きくなるという問題がある。例えば、1000×1000のピクセルを備えたパネルにおいて、各ラインにリセット回路307を備えた場合、1000個のオペアンプが必要となる。各オペアンプの消費電力を10mWとしても、1000個では10wの消費電力となり、放熱対策が問題となる。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのでき、消費電力を抑えた放射線検出器を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る放射線検出器は、放射線を検出するセンサ素子と、前記センサ素子に接続されたトランジスタとを備えたピクセルと、入射した放射線により前記センサ素子から発生した電気信号による前記トランジスタのゲート電極の電圧変化に基づく前記トランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の変化を読み出す読出し回路と、リセット回路と、を含み、前記リセット回路は、前記ゲート電極の電圧を掃引する電圧掃引回路と、前記掃引中に前記ピクセルから出力される出力電圧が、基準電圧よりも大きくなったこと、または、前記出力電圧が前記基準電圧よりも小さくなったことを検出する検出器と、を有し、前記電圧掃引回路は、前記検出器の前記検出時に、前記掃引を停止し、当該検出時の前記ゲート電極の電圧を前記ピクセルにおける前記ゲート電極の電圧の初期値として設定することを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る放射線検出方法は、放射線を検出するセンサ素子と、前記センサ素子に接続されたトランジスタとを備えたピクセルにおいて、入射した放射線により前記センサ素子から発生した電気信号による前記トランジスタのゲート電極の電圧変化に基づく前記トランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の変化を読み出す読出しステップと、リセットステップと、を含み、前記リセットステップは、前記ゲート電極の電圧を掃引する電圧掃引ステップと、前記掃引中に前記ピクセルから出力される出力電圧が、基準電圧よりも大きくなったこと、または、前記出力電圧が前記基準電圧よりも小さくなったことを検出する検出ステップと、をさらに含み、前記電圧掃引ステップは、前記検出ステップの前記検出時に、前記掃引を停止し、当該検出時の前記ゲート電極の電圧を前記ピクセルにおける前記ゲート電極の電圧の初期値として設定することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできる放射線検出器を、消費電力の増大を抑えて実現できる効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る放射線センサの概略的な回路構成を示す図である。 (a)〜(e)は、上記放射線センサのリセット回路の動作を説明する図である。 本発明の実施形態2に係る放射線センサの概略的な回路構成を示す図である。 (a)〜(e)は、上記放射線センサのリセット回路の動作を説明する図である。 本発明の実施形態3に係る放射線パネルの概略的な回路構成を示す図である。 本発明の実施形態4に係る放射線パネルの概略的な回路構成を示す図である。 (a)および(b)は、本発明の実施形態5に係る放射線センサの概略的な回路構成を示す図である。 従来の放射線検出器の概略的な回路構成の一例を示す図である。 従来の放射線検出器の概略的な回路構成の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、適宜その説明を省略する。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図1および図2に基づいて説明する。
(放射線センサ100)
図1は、本発明の本実施形態1に係る放射線センサ100の概略的な回路構成を示す図である。図1に示すように、放射線センサ100(放射線検出器)は、一つのアクティブピクセル2、リセット回路20、および、読出し回路30を備えており、放射線の有無や強度などを検知するセンサである。図1では、アクティブピクセル2を一つのみ図示しているが上記に限らない。一般的には複数のアクティブピクセル2に対して、リセット回路20、および、読出し回路30をそれぞれ一つ備えている。
(アクティブピクセル内の構成)
アクティブピクセル2(ピクセル)には、センサ素子3、リセットトランジスタ4、アンプトランジスタ5、および、読出しトランジスタ6が備えられている。
センサ素子3は、入射した放射線の線量に基づいた電気信号を発生させる。センサ素子3としては、放射線、特にはX線を直接、電気信号(電荷またはホール)に変換する直接変換型の素子を用いることができる。また、センサ素子3として、放射線、特にはX線を光に変換するシンチレーターと、シンチレーターで変換された光を電気信号(電荷またはホール)に変換するフォトダイオードとを組み合わせた間接変換型の素子を用いてもよい。
図1に示すように、アクティブピクセル2におけるセンサ素子3の一端には、センサ素子3のバイアス電圧であるVs_bが与えられる。そして、放射線がアクティブピクセル2に入射されると、センサ素子3には電気信号が発生し、センサ素子3に接続されたアンプトランジスタ5のゲート電極の電圧が変化する。これは、発生した上記電気信号が、アンプトランジスタ5のゲート電極に接続された静電容量に蓄積されるためである。すなわち、発生した電気信号が、アンプトランジスタ5のゲート電極と固定電位(例えば、センサ素子3のバイアス電圧Vs_b)との間の静電容量(アンプトランジスタ5のゲート電極の寄生容量およびセンサ素子3の端子間容量などで形成される)に蓄積されるためである。したがって、アンプトランジスタ5は、発生した上記電気信号によるゲート電極の電圧変化を、ドレインソース間の電流変化として出力するようになっている。言い換えると、放射線センサ100は、上記電気信号によるアンプトランジスタ5のゲート電極の電圧変化に基づくアンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値を読み出すようになっている。
リセットトランジスタ4は、アンプトランジスタ5のゲート電極と、アクティブピクセル2の外部からリセット用電圧ラインVcomp_bを介して与えられるリセット電圧とを、導通状態あるいは遮断状態に制御する。リセットトランジスタ4は、リセット信号線Lresetを介して供給されるリセット信号に基づいて、上記導通状態あるいは上記遮断状態を制御する。
アンプトランジスタ5は、上記電気信号を増幅するトランジスタであって、その電源電圧はVdである。
読出しトランジスタ6は、アンプトランジスタ5のドレインソース間の電流をアクティブピクセル2の外部に出力するためのスイッチであり、読出し信号線Lreadを介して供給される読出し信号に基づいて、制御される。
(アクティブピクセル2外の構成)
スイッチSW1により、読出しトランジスタ6に接続された出力ラインIoutと、リセット回路20に備えられたリセット用コンパレータ21の一方の入力端子(−端子)、および、読出し回路30に備えられた積分用アンプ31(オペアンプ)の一方の入力端子(−端子)の何れか一方とが、接続されるようになっている。
そして、リセット回路20の出力端子は、アクティブピクセル2のリセットトランジスタ4に接続されている。
図示されているように、スイッチSW1が点線で示す接続となっている時が、放射線センサ100のリセットフェーズであり、スイッチSW1が実線で示す接続となっている時が、放射線センサ100の読出しフェーズである。
(リセットフェーズ)
アンプトランジスタ5を適切な信号増幅率で動作させるためには、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧を適切な電圧で初期化(リセット)し、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる初期電流値を適正範囲内に設定する必要がある。
例えば、アンプトランジスタ5がN型のトランジスタである場合、ゲート電極の電圧が高すぎると、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値が大きすぎて、読出し回路30が読出した出力電圧Voが飽和する可能性がある。また、大きすぎる電流はノイズの増大を招き、S/N比の低下につながる可能性がある。一方で、ゲート電極の電圧が低すぎると、閾値以下になり電流が流れない可能性がある。また、小さすぎる電流は増幅率の低下によるS/N比の低下につながる可能性がある。
アンプトランジスタ5の増幅率は、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流の関数である。そのため、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる初期電流値を適切な電流値に決めることで、アンプトランジスタ5の増幅率も適切な値に制御できる。
アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる初期電流値を、適切な一定の電流値になるようにするには、アンプトランジスタ5のゲート電極の初期電圧を適切に設定すればよい。
なお、アンプトランジスタ5のゲート電極の適切な電圧は、例えば、経時変化などにより、アンプトランジスタ5の閾値電圧や移動度が変動するため、予め固定された電圧には設定できない。
そこで、本実施形態においては、図1に図示されているリセット回路20を用いる。
(リセット回路)
リセット回路20は、アンプトランジスタ5のゲート電極にかけるバイアス電圧をランプ波形でスイープ(掃引)しながら、アクティブピクセル2からリセット回路20への出力電圧(第1出力電圧Vx)と設定目標電圧(基準電圧Vint_b1)とをコンパレータ21で比較し、出力電圧と設定目標電圧との大小関係が逆転した瞬間にスイープを停止し、アクティブピクセル2のアンプトランジスタ5のゲート電極のバイアス電圧を設定する。具体的に以下に説明する。
リセット回路20は、アクティブピクセル2のアンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の初期値が、予め定められた値となるように、アンプトランジスタ5におけるゲート電極の電圧の初期値を設定する(リセットステップ)。リセット回路20は、コンパレータ21、および電圧制御回路22を備えている。
コンパレータ21(検出器)は、基準電圧Vint_b1と、後述する掃引中にアクティブピクセル2から出力される出力電圧(以降、第1出力電圧Vxと称する)と、を比較する。コンパレータ21は、掃引中にアクティブピクセル2から出力される第1出力電圧Vxが、基準電圧よりも大きくなった時を検出する(検出ステップ)。
コンパレータ21のプラス側入力端子(+端子)は、基準電圧Vint_b1に接続されている。一方、コンパレータ21のマイナス側入力端子(−端子)は、スイッチSW1を介して、出力ラインIoutに接続されている。出力ラインIoutは、読出しトランジスタ6を介して、アンプトランジスタ5のソース電極に接続されているとともに、抵抗Rを介してグランドと接続されている。
また、コンパレータ21の出力端子は、電圧制御回路22のenable端子に接続されており、電圧制御回路22に第2出力電圧Vyを出力する。第2出力電圧Vyとしては、ハイまたはローのどちらかの電圧が出力される。本実施形態では、第1出力電圧Vxが、基準電圧Vint_b1よりも小さい場合、コンパレータ21からは、第2出力電圧Vyとしてハイが出力される。コンパレータ21は、第1出力電圧Vxが、基準電圧Vint_b1よりも大きくなった時に、第2出力電圧Vyを、ハイからローに切替える。
電圧制御回路22(電圧掃引回路)は、アクティブピクセル2のゲート電極の電圧を変化させて掃引する(電圧掃引ステップ)。具体的には、電圧制御回路22は、出力電圧を連続的に増加させながら(掃引しながら)、アンプトランジスタ5のゲート電極に電圧を印加する。電圧制御回路22は、アンプトランジスタ5のゲート電極に接続された静電容量に電流を注入することにより、上記ゲート電極の電圧を掃引する。言い換えると、電圧制御回路22は、ゲート電極の寄生容量に電流を注入することにより、ゲート電極の電圧を掃引する。電圧制御回路22は、電圧制御回路22の出力端子から、リセット用電圧ラインを介して、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧を掃引する。
電圧制御回路22は、init端子に信号Vinit1が入力されると駆動する。
また、コンパレータ21が、第1出力電圧Vxが、基準電圧よりも大きくなったことを検出した時に、電圧制御回路22は、ゲート電極の電圧の掃引を停止し、その時のゲート電極の電圧をアクティブピクセル2におけるゲート電極の電圧の初期値として設定する。言い換えると、コンパレータ21から出力される第2出力電圧Vyがハイからローに切り替えられた時、電圧制御回路22は、ゲート電極の電圧の掃引を停止し、その時のゲート電極の電圧をアクティブピクセル2におけるゲート電極の電圧の初期値として設定する。
(リセット回路の動作)
リセット回路20の動作について、図1、および図2の(a)〜図2の(e)に基づき、以下に説明する。図2の(a)〜図2の(e)は、放射線センサ100のリセット回路20の動作を説明する図である。具体的には、図2の(a)は、リセットフェーズにおけるリセットトランジスタ4および読出しトランジスタ6を駆動するリセット信号Resetおよび読出し信号Readのタイミングチャートである。なお、図2の(a)においてリセット信号Resetおよび読出し信号Readのタイミングチャートは共通で示されている。図2の(b)は、リセットフェーズにおける電圧制御回路22を駆動する信号Vinit1のタイミングチャートである。図2の(c)は、電圧Vgの変化を示す。図2の(d)は、図2の(c)の電圧Vgの変化に基づく第1出力電圧Vxの変化を示す。図2の(e)は、図2の(d)の第1出力電圧Vxの変化に基づく、第2出力電圧Vyの変化を示す。
図2の(a)に示すように、リセット行う期間(リセットフェーズ)においては、リセットトランジスタ4と読出しトランジスタ6とが共にオンの状態(N型のトランジスタの場合、ゲート電極の電圧がハイの状態)となる。リセットトランジスタ4と読出しトランジスタ6とが共にオンとなると、図2の(b)に示すように、Vinit1がオンとなる。Vinit1がオンとなると、電圧制御回路22が駆動し、電圧制御回路22は電圧を掃引しながら、アンプトランジスタ5のゲート電極に上記電圧を印加する。
電圧制御回路22は、まず、図2の(c)に示すように、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧Vgを、あらかじめ定められた低い電圧Vlow(所定電圧)に設定する。つまり、電圧制御回路22は、アクティブピクセル2のゲート電極に電圧Vlowをかける。
このとき、電圧Vlowは下記のように決定される。すなわち、電圧Vgが電圧Vlowとなったときに、アンプトランジスタ5のソース電極から、読出しトランジスタ6および抵抗Rを介して、グラウンドに流れる電流が、Vint_b1/Rより少なくなるように、電圧Vlowが決定される。そうすると、電圧制御回路22からアンプトランジスタ5のゲート電極に電圧Vlowがかけられた場合、第1出力電圧Vxの電圧は基準電圧Vint_b1より小さくなるので、第2出力電圧Vyはハイになる。
電圧制御回路22のenable端子に与えられる第2出力電圧Vyがハイのとき、電圧制御回路22は、出力電圧を徐々に連続して増加させる掃引を行う。これによりアンプトランジスタ5のゲート電極の電圧Vgは、図2の(c)に示すように、徐々に増加する。それに伴い、アンプトランジスタ5のソース電極から抵抗Rを介してグランドに流れる電流が増加し、図2の(d)に示すように、第1出力電圧Vxが増加する。
第1出力電圧Vxが基準電圧Vint_b1より大きくなると(図2に示す時間t1)、図2の(e)に示すように、コンパレータ21の第2出力電圧Vyが反転してローになる。電圧制御回路22のenable端子に入力される第2出力電圧Vyがローになると、電圧制御回路22は、掃引を停止し、停止したときの電圧で電圧Vgをアンプトランジスタ5のゲート電極の電圧の初期値として設定する。
これにより、アンプトランジスタ5の電圧Vgは、アンプトランジスタ5のソース電極からの出力電流が、Vint_b1/Rをわずかに超える状態になる値に設定される。アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧の初期値が設定された状態で、リセットトランジスタ4のゲート電極がローになると、アンプトランジスタ5のゲート電極に設定された電圧Vgは、ゲート電極とグランドとの間の寄生容量により保持される。
したがって、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる初期電流が所望の値になるように、抵抗Rの値および基準電圧Vint_b1を設定することで、初期電流が所望の値となるように、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧の初期値を設定することができる。
これにより、定常的に一定の電流を流して初期値を設定する場合と比較して、少ない消費電力で、アンプトランジスタのゲート電極の電圧を初期値に設定することができる。
その結果、アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできる放射線センサ100を、消費電力の増大を抑えて実現することができる。消費電力の少ないリセット回路20を提供することで、アクティブピクセル2を用いた放射線センサ100の放熱対策を容易にすることができる。
(読出しフェーズ)
読出しフェーズにおいては、アンプトランジスタ5の出力ラインIoutはスイッチSW1により、読出し回路30に接続される。その後、放射線がアクティブピクセル2に入射されることにより、センサ素子3には電気信号が発生し、センサ素子3に接続されたアンプトランジスタ5のゲート電極の電圧は、リセット回路20により、初期設定した値から変化することになる。
(読出し回路)
読出し回路30は、放射線の入射により発生した電気信号によるアンプトランジスタ5のゲート電極の電圧変化に基づくアンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の変化を読み出す(読出しステップ)。
読出し回路30は、図1に示すように、読出し回路30に備えられた積分用アンプ31(オペアンプ)のマイナス側入力端子(−端子)と積分用アンプ31の出力端子との間には、容量Cf(積分容量)が接続されている。一方、積分用アンプのプラス側入力端子(+端子)は、基準電圧Vint_b2に接続されている。そして、積分用アンプ31のマイナス側入力端子(−端子)に接続された出力ラインIoutは、読出しトランジスタ6を介して、アンプトランジスタ5のソース電極に接続されている。
この状態で読出しトランジスタ6をオンにすると、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流が容量Cfに積分されるため、積分用アンプの出力電圧Voは、積分動作を開始してからの時間をTiとすると、以下の(式1)にしたがって変化する。
Vo=−Ids×Ti/Cf (式1)
そして、放射線がアクティブピクセル2に入射されることによる変化分(Vod)は、以下の(式2)により算出することができる。
Vod=Vo−(−Ids_i×Ti/Cf) (式2)
なお、上記(式1)におけるIdsは、放射線がアクティブピクセル2に入射されることにより変化したアンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値である。また、上記(式2)におけるIds_iは、上述したリセットフェーズにおいて、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧を適切な電圧で初期化(リセット)した際のアンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる初期電流値である。
〔実施形態2〕
次に、図3および図4に基づいて、本発明の実施形態2について説明する。図3は、本発明の実施形態2に係る放射線センサ100Aの概略的な回路構成を示す図である。図3に示す放射線センサ100Aは、図1に示す放射線センサ100に比べて、リセット回路20に代えて、リセット回路20aが設けられる点が異なり、その他の構成は同様である。
(リセット回路)
リセット回路20aは、図3に示すように、コンパレータ21a、および電圧制御回路22aを備えている。
コンパレータ21aは、基準電圧Vint_b1と、後述する掃引中にアクティブピクセル2から出力される出力電圧と、を比較する。コンパレータ21aは、掃引中にアクティブピクセル2から出力される第1出力電圧Vxが前記基準電圧よりも小さくなった時を検出する(検出ステップ)。
コンパレータ21aのマイナス側入力端子(−端子)は、基準電圧Vint_b1に接続されている。一方、コンパレータ21aのプラス側入力端子(+端子)には出力ラインIoutが接続されている。出力ラインIoutは、読出しトランジスタ6を介して、アンプトランジスタ5のソース電極に接続されているとともに、抵抗Rを介してグランドと接続されている。
また、コンパレータ21aの出力端子は、電圧制御回路22aのトランジスタTR3のゲート電極に接続されており、コンパレータ21aは、トランジスタTR3のゲート電極に第2出力電圧Vyを出力する。本実施形態では、第1出力電圧Vxが、基準電圧Vint_b1よりも大きい場合、コンパレータ21aからは、第2出力電圧Vyとしてハイが出力される。コンパレータ21aは、第1出力電圧Vxが、基準電圧Vint_b1よりも小さくなった時に、第2出力電圧Vyを、ハイからローに切替える。
電圧制御回路22aは、アクティブピクセル2のゲート電極の電圧を掃引する。具体的には、出力電圧を連続的に減少させながら(掃引しながら)、アンプトランジスタ5のゲート電極に電圧を印加する。電圧制御回路22aはアンプトランジスタ5のゲート電極に接続された静電容量から電流を引き抜くことにより、ゲート電極の電圧を掃引する。言い換えると、電圧制御回路22aは、ゲート電極の寄生容量から電流を引き抜くことにより、ゲート電極の電圧を掃引する。電圧制御回路22aは、電圧制御回路22aの出力端子から、リセット用電圧ラインを介して、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧を掃引する。
また、コンパレータ21aが、第1出力電圧Vxが、基準電圧よりも小さくなったことを検出した時に、電圧制御回路22aは、ゲート電極の電圧の掃引を停止し、その時のゲート電極の電圧をアクティブピクセル2におけるゲート電極の電圧の初期値として設定する。言い換えると、コンパレータ21aから出力される第2出力電圧Vyがハイからローに切り替えられた時、電圧制御回路22aは、ゲート電極の電圧の掃引を停止し、その時のゲート電極の電圧をアクティブピクセル2におけるゲート電極の電圧の初期値として設定する。
電圧制御回路22aは、トランジスタTR1、トランジスタTR2、およびトランジスタTR3を備えている。
トランジスタTR1のソース電極は、リセット用電圧ラインVcomp_bに接続されている。トランジスタTR1のゲート電極には、信号Vinit2が入力され、トランジスタTR1は信号Vinit2によりオンオフされる。トランジスタTR1のソース電極には、電圧Vhighが印加されており、トランジスタTR1は、ゲート電極がオンされると、リセット用電圧ラインVcomp_bを介して電圧Vgを電圧Vhighに設定する。
このとき、電圧Vhighは下記のように決定される。すなわち、電圧Vgが電圧Vhighとなったときに、アンプトランジスタ5のソース電極から、読出しトランジスタ6および抵抗Rを介して、グラウンドに流れる電流が、Vint_b1/Rより大きくなるように、電圧Vhighが決定される。そうすると、電圧制御回路22aからアンプトランジスタ5のゲート電極に電圧Vhighがかけられた場合、第1出力電圧Vxの電圧は基準電圧Vint_b1より大きくなるので、第2出力電圧Vyはハイになる。
トランジスタTR2は、ドレイン電極がリセット用電圧ラインVcomp_bに接続され、ソース電極がトランジスタTR3のドレイン電極に接続されている。バイアス電圧VbをトランジスタTR2のゲート電極にかけることで、トランジスタTR2は、アンプトランジスタ5のゲート電極の寄生容量から電流を引き抜くための電流源の役目を持つ。
トランジスタTR3のドレイン電極はトランジスタTR2のソース電極に接続され、ソース電極はグランドに接続され、ゲート電極はコンパレータ21aの出力端子に接続されている。トランジスタTR3は、第2出力電圧Vyによりオンオフされる。第2出力電圧VyがハイになるとトランジスタTR3はオンされ、ローになるとオフされる。トランジスタTR3は、トランジスタTR2のオンオフを行うスイッチの役割を持つ。
(リセット回路の動作)
リセット回路20aの動作について、図4の(a)〜図4の(e)に基づき、以下に説明する。図4の(a)〜図4の(e)は、放射線センサ100Aのリセット回路20aの動作を説明する図である。具体的には、図4の(a)は、リセットフェーズにおけるリセットトランジスタ4および読出しトランジスタ6を駆動するリセット信号Resetおよび読出し信号Readのタイミングチャートである。なお、図4の(a)においてリセット信号Resetおよび読出し信号Readのタイミングチャートは共通で示されている。図4の(b)は、リセットフェーズにおけるトランジスタTR1をオンする信号Vinit2のタイミングチャートである。図4の(c)は、電圧Vgの変化を示す。図4の(d)は、図4の(c)の電圧Vgの変化に基づく第1出力電圧Vxの変化を示す。図4の(e)は、図4の(d)の第1出力電圧Vxの変化に基づく、第2出力電圧Vyの変化を示す。
図4に示すように、リセットフェーズに移行すると、信号Vinit2がハイになる。信号Vinit2がハイになると、トランジスタTR1により、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧Vgが電圧Vhigh(所定電圧)に設定される。この状態では、アンプトランジスタ5のソース電極から抵抗Rを介してグランドに流れる電流が、Vint_b1/Rより大きくなるため、コンパレータ21aの第2出力電圧Vyは、ハイになる。
第2出力電圧Vyがハイであると、トランジスタTR3はオン状態であり、電流源であるトランジスタTR2によりアンプトランジスタ5のゲート電極の寄生容量から電流がリセット回路20aに流れ出し、図4の(c)に示すように、電圧Vgが徐々に低下する。それに伴い、アンプトランジスタ5のソース電極から抵抗Rを介してグランドに流れる電流が減少し、図4の(d)に示すように、第1出力電圧Vxが低下する。
第1出力電圧Vxが基準電圧Vint_b1より小さくなると(図4における時間t2)、図4の(e)に示すように、コンパレータ21aの第2出力電圧Vyが反転してローになる。トランジスタTR3のゲート電極の電位である第2出力電圧Vyがローになると、トランジスタTR3がオフになり、トランジスタTR3のソースドレイン間に電流が流れなくなる。そのため、電流源トランジスタTR2による電流の引き抜きが停止し、電流源トランジスタTR2は停止したときの電圧で電圧Vgを設定する。
これにより、アンプトランジスタ5の電圧Vgは、アンプトランジスタ5のソース電極からの出力電流が、Vint_b1/Rをわずかに下回る状態になる値に設定される。アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧の初期値が設定された状態で、リセットトランジスタ4のゲート電極がローになるとアンプトランジスタ5のゲート電極に設定された電圧Vgは、ゲート電極とグランドとの間の寄生容量により保持される。
したがって、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる初期電流が所望の値になるように、抵抗Rの値および基準電圧Vint_b1を設定することで、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧の初期値を、初期電流が所望の値となるように設定することができる。
〔実施形態3〕
図5に基づき、本発明の実施形態3について説明する。図5は、本発明の実施形態3に係る放射線パネル100Bの概略的な回路構成を示す図である。
放射線パネル100B(放射線検出器)は、図5に示すように、複数のアクティブピクセル2がマトリックス状に形成され、上記マトリックス状に形成されたアクティブピクセル2の1列毎に、一つのリセット回路20aと一つの読出し回路30bとが備えられている点において実施形態1および2とは異なり、その他については実施形態1および2において説明したとおりである。説明の便宜上、実施形態1および2の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
具体的には、放射線パネル100Bは、図5に示すように、アクティブピクセル2を4個、縦×横を2×2として配置して、縦の2列にそれぞれ、リセット回路20a、および、読出し回路30bを配置している。放射線パネル100Bにおいて、リセット回路20aは、アクティブピクセル2と同一の基板40上に形成されている。このように構成することで、放射線パネル100Bから外部に引き出す配線の数を削減できる。
放射線パネル100Bにおいては、2×2個のアクティブピクセル2の行毎に読出し信号線Lreadとリセット信号線Lresetとが共有化されている。また、2×2個のアクティブピクセル2の列毎にリセット用電圧ラインVcomp_bと出力ラインIoutとが共有化されている。そのため、図5では、読出し信号線Lreadとリセット信号線Lresetとは2個、リセット用電圧ラインVcomp_bと出力ラインIoutとは2個備えられている。
したがって、図5に示されているように、1行1列目のアクティブピクセル2においては、リセットトランジスタ4のゲート電極は、1行目のリセット信号線Lreset1に接続されており、読出しトランジスタ6のゲート電極は、1行目の読出し信号線Lread1に接続されている。そして、1列目のリセット用電圧ラインVcomp_b1は、リセットトランジスタ4を介して、アンプトランジスタ5のゲート電極に接続されており、1列目の出力ラインIout1は、読出しトランジスタ6を介して、アンプトランジスタ5のソース電極に接続されている。
図5に示されているように、2×2個のアクティブピクセル2の列毎に一つのリセット回路20a、一つの読出し回路30b、および、スイッチSW2が備えられている。スイッチSW2は、オンされると、2×2個のアクティブピクセル2の列毎に共有化された出力ラインIoutと、読出し回路30bとを接続する。
2×2個のアクティブピクセル2の列毎に備えられた読出し回路30bからは、一度に2個の出力電圧(Vo1およびVo2)が外部に出力される。
また、読出し回路30bは、スイッチIRSTが備えられている点で、図1に示す読出し回路30と異なる。スイッチIRSTにより、積分用アンプ31のマイナス側入力端子(−端子)とオペアンプ51の出力端子との間に容量Cfが設けられた回路を接続、または切断する。言い換えると、スイッチIRSTは積分用アンプ31のフィードバックループを閉じる、または、切断する。
(リセットフェーズ)
スイッチSW2およびスイッチIRSTがオフされると、放射線パネル100Bはリセットフェーズとなる。
リセットフェーズにおいては、2×2個のアクティブピクセル2の各アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧が初期化(リセット)される。リセットフェーズにおける各アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧の初期化は行毎に行われる。
まず、1行目のリセット信号線Lreset1と読出し信号線Lread1とのそれぞれに供給されるリセット信号Reset1と読出し信号Read1とが同時にハイとなる。リセット信号Reset1と読出し信号Read1信号としてハイが供給されている間に、2×2個のアクティブピクセル2中、1行目のアクティブピクセルが初期化される。なお、この期間においては、リセット用電圧ラインVcomp_b1、およびリセット用電圧ラインVcomp_b2を介して、2個のリセット回路20a各々から、1行目のアクティブピクセル2に属する各アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧を初期化する電圧が与えられる。
そして、リセット信号Reset1と読出し信号Read1とがローになった後、2行目のリセット信号線Lreset2と読出し信号線Lread2とのそれぞれに供給されるリセット信号Reset2と読出し信号Read2とがハイとなる。その後、1行目のアクティブピクセル2と同様に、2行目のアクティブピクセル2に属する各アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧が初期化される。
(読出しフェーズ)
スイッチSW2およびスイッチIRSTがオンされると、放射線パネル100Bは読出しフェーズとなる。
読出しフェーズにおいては、読出し信号Read1、読出し信号Read2が順次、ハイとなり、2×2個のアクティブピクセル2の行毎に、入射した放射線により発生した電気信号により変化したアクティブピクセル2に属する各アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値が、各読出し回路30bにより2個の出力電圧Vo1および出力電圧Vo2、として読み出される。2×2個のアクティブピクセル2の2行目までの読出しが完了すると読出しフェーズが完了する。
上記構成によれば、複数のアクティブピクセル2を有する放射線パネル100Bにおいても、消費電力を抑えて、アンプトランジスタ5の閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることができる。
なお、アクティブピクセル2の数は上記に限らない。基板40上に複数のアクティブピクセルがマトリックス状に形成され、上記マトリックス状に形成されたアクティブピクセルの1列毎に、一つのリセット回路20aと一つの読出し回路30bとが備えられていればよい。
〔実施形態4〕
図6に基づき、本発明の実施形態4について説明する。図6は、本発明の実施形態4に係る放射線パネル100Cの概略的な回路構成を示す図である。図6に示す放射線パネル100C(放射線検出器)は、図5に示す放射線パネル100Bに比べて、リセット回路20aを構成するコンパレータ21および抵抗Rが、アクティブピクセル2と同一の基板40上に形成されていない点が異なり、その他の構成は同様である。
放射線パネル100Cは、図6に示すように、アクティブピクセル2を4個、2×2に配置して、縦の2列にそれぞれ、リセット回路20a、および、読出し回路30bを配置している。放射線パネル100Cにおいて、リセット回路20aの一部(トランジスタTR1、トランジスタTR2、およびトランジスタTR3)は、アクティブピクセル2と同一の基板40上に形成されている。すなわち、抵抗R、およびリセット回路20aを構成するコンパレータ21は、アクティブピクセル2と同一の基板40上に形成されていない。
図3に示すリセット回路20a、または図5に示すリセット回路20aの動作において、コンパレータ21が高速応答すると、アンプトランジスタ5の初期電流と、所望の電流値Vint_b1/Rとの誤差を小さくできる。しかし、例えば、アクティブピクセル2が、ガラスの基板40上のTFTを用いて形成されている場合、その動作速度(応答速度)は、アクティブピクセル2がシリコン基板上のMOSトランジスタを用いて形成されている場合と比較して、遅くなる。
そこで、本実施形態では、コンパレータ21のみをシリコン基板上のMOSトランジスタを用いて基板40とは異なる基板上に形成する。これにより、基板40がガラスであったとしても、コンパレータ21の高速動作を実現することができ、アンプトランジスタ5の初期電流と、所望の電流値Vint_b1/Rとの誤差を小さくすることができる。
〔実施形態5〕
図7の(a)・(b)に基づき、本発明の実施形態5について説明する。図7の(a)・(b)は、本発明の実施形態5に係る放射線センサ100Dの概略的な回路構成を示す図である。図7の(a)はリセットフェーズにおける放射線センサ100Dを示し、図7の(b)は読出しフェーズにおける放射線センサ100Dを示している。図7の(a)・(b)に示す放射線センサ100Dは、図1に示す放射線センサ100に比べて、リセット回路20および読出し回路30に代えて、リセット読出し回路50が形成されている点が異なり、その他の構成は同様である。言い換えると、リセット読出し回路50は、リセット回路20および読出し回路30を含むものである。本実施形態では、リセット読出し回路50のオペアンプ51を、読出しフェーズにおいては、図1に示す読出し回路30における積分用アンプ31として用い、リセットフェーズにおいては、図1に示すリセット回路20におけるコンパレータ21として用いる。上記構成により、回路素子の削減が可能になる。
(リセット読出し回路)
リセット読出し回路50は、電圧制御回路22、オペアンプ51、スイッチSW3、およびスイッチSW4を備えている。
スイッチSW3により、オペアンプ51の出力端子と、電圧制御回路22のenable端子、および、外部への出力端子の何れか一方とが、接続されるようになっている。
スイッチSW4により、オペアンプ51のマイナス側入力端子(−端子)とオペアンプ51の出力端子との間に容量Cfが設けられた回路を接続、または切断する。言い換えると、スイッチSW4はオペアンプ51のフィードバックループを閉じる、または、切断する。
リセットフェーズにおいては、図7の(a)に示すように、スイッチSW3は、オペアンプ51の出力端子を、電圧制御回路22のenable端子に接続し、スイッチSW4はオペアンプ51のフィードバックを切断する。このため、リセットフェーズにおいては、オペアンプ51は、コンパレータとしての動作を行う。つまり、リセットフェーズにおいて、リセット読出し回路50は、図1のリセット回路20におけるコンパレータ21のリセットフェーズと同様に機能する。
次に、読出しフェーズにおいては、図7の(b)に示すように、スイッチSW3は、オペアンプ51の出力端子を、外部への出力端子に接続し、スイッチSW4がオペアンプ51のフィードバックループを閉じる。そのため、オペアンプ51において、積分動作が行われる。オペアンプ51からは、スイッチSW3により画素信号として、電圧Voが外部に出力される。つまり、読出しフェーズにおいて、リセット読出し回路50は、図1の読出し回路30の積分用アンプ31の読出しフェーズと同様に機能する。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る放射線検出器(放射線センサ100・100A・100D、放射線パネル100B・100C)は、放射線を検出するセンサ素子(3)と、前記センサ素子に接続されたトランジスタ(アンプトランジスタ5)とを備えたピクセル(アクティブピクセル2)と、入射した放射線により前記センサ素子から発生した電気信号による前記トランジスタのゲート電極の電圧変化に基づく前記トランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の変化を読み出す読出し回路(30・30b、リセット読出し回路50)と、リセット回路(20・20a、リセット読出し回路50)と、を含み、前記リセット回路は、前記ゲート電極の電圧を掃引する電圧掃引回路(電圧制御回路22・22a)と、前記掃引中に前記ピクセルから出力される出力電圧が、基準電圧よりも大きくなったこと、または、前記出力電圧が前記基準電圧よりも小さくなったことを検出する検出器(コンパレータ21・21a、オペアンプ51)と、を有し、前記電圧掃引回路は、前記検出器の前記検出時に、前記掃引を停止し、当該検出時の前記ゲート電極の電圧を前記ピクセルにおける前記ゲート電極の電圧の初期値として設定する。
上記構成によれば、トランジスタのゲート電極の電圧は、電圧掃引回路により掃引される。さらに、掃引中にピクセルから出力される出力電圧が、基準電圧よりも大きくなる、または、上記出力電圧が基準電圧よりも小さくなったことが検出器により検出されると、上記検出時にゲート電極の電圧の掃引は停止される。また、当該検出時のゲート電極の電圧が各ピクセルにおけるゲート電極の電圧の初期値として、電圧掃引回路により設定される。
このため、ゲート電極の電圧が所望の電圧となるまで電圧を掃引し、ゲート電極の電圧の初期値を設定することができるので、定常的に一定の電流を流してゲート電極の電圧の初期値を設定する場合と比較して、少ない消費電力で、ゲート電極の電圧の初期値を設定することができる。
その結果、トランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできる放射線検出器を、消費電力の増大を抑えて実現することができる。消費電力の少ないリセット回路を提供することで、上記ピクセルを用いた放射線検出器の放熱対策が容易となる。
本発明の態様2に係る放射線検出器(放射線センサ100・100A・100D、放射線パネル100B・100C)は、上記態様1において、前記電圧掃引回路(電圧制御回路22・22a)は、前記ゲート電極に所定電圧をかけたのち、前記ゲート電極の容量から電流を引き抜く、あるいは前記ゲート電極の容量に電流を注入することにより、前記ゲート電極の電圧を変化させて掃引することが好ましい。
上記構成によれば、ゲート電極の容量から電流を引き抜く、または、ゲート電極の容量に電流を注入することにより、電圧掃引回路は、ゲート電極の電圧を変化させて掃引を行うことができる。
本発明の態様3に係る放射線検出器(放射線パネル100C)は、上記態様1または2において、前記電圧掃引回路(電圧制御回路22a)と前記ピクセル(アクティブピクセル2)とが同一の基板(40)上に形成され、前記検出器(コンパレータ21a)は前記基板とは異なる基板上に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、ピクセルおよび電圧掃引回路が、応答速度の遅い基板上に形成されている場合であっても、検出器を応答速度が速い基板上に形成することができる。これにより、検出器の応答速度を確保することができるので、所望する電圧と設定される電圧との誤差を少なくすることができる。
本発明の態様4に係る放射線検出器(放射線パネル100B)は、上記態様1または2において、前記電圧掃引回路(電圧制御回路22a)および前記検出器(コンパレータ21a)は、前記ピクセル(アクティブピクセル2)と同一基板(40)上に形成されていることが望ましい。
上記構成によれば、基板から引き出す配線数、基板の外に配置すべき部品数の削減が可能であり、小型化、コスト削減が可能である。
本発明の態様5に係る放射線検出器(放射線センサ100D)は、上記態様1から4のいずれかにおいて、前記リセット回路(リセット読出し回路50)と前記読出し回路の前記検出器は共通であり、読出し回路においては、前記検出器(オペアンプ51)はオペアンプとして機能することが好ましい。
上記構成によれば、回路素子の削減が可能になる。
本発明の態様6に係る放射線検出方法は、放射線を検出するセンサ素子(3)と、前記センサ素子に接続されたトランジスタ(アンプトランジスタ5)とを備えたピクセルにおいて、入射した放射線により前記センサ素子から発生した電気信号による前記トランジスタのゲート電極の電圧変化に基づく前記トランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の変化を読み出す読出しステップと、リセットステップと、を含み、前記リセットステップは、前記ゲート電極の電圧を掃引する電圧掃引ステップと、前記掃引中に前記ピクセルから出力される出力電圧が、基準電圧よりも大きくなったこと、または、前記出力電圧が前記基準電圧よりも小さくなったことを検出する検出ステップと、をさらに含み、前記電圧掃引ステップは、前記検出ステップの前記検出時に、前記掃引を停止し、当該検出時の前記ゲート電極の電圧を前記ピクセルにおける前記ゲート電極の電圧の初期値として設定する。
上記構成によれば、態様1と同様の効果を奏する。
本発明の態様7に係る放射線検出方法は、上記態様6において、前記電圧掃引ステップは、前記ゲート電極に所定電圧をかけたのち、前記ゲート電極の容量から電流を引き抜く、あるいは前記ゲート電極の容量に電流を注入することにより、前記ゲート電極の電圧を変化させて掃引することが好ましい。
上記構成によれば、態様2と同様の効果を奏する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
2 アクティブピクセル(ピクセル)
3 センサ素子
5 アンプトランジスタ(トランジスタ)
20・20a リセット回路
21・21a コンパレータ(検出器)
22・22a 電圧制御回路(電圧掃引回路)
30・30b 読出し回路
31 積分用アンプ(オペアンプ)
40 基板
50 リセット読出し回路(リセット回路)
51 オペアンプ(検出器)
100・100A・100D 放射線センサ(放射線検出器)
100B・100C 放射線パネル(放射線検出器)

Claims (7)

  1. 放射線を検出するセンサ素子と、前記センサ素子に接続されたトランジスタとを備えたピクセルと、
    入射した放射線により前記センサ素子から発生した電気信号による前記トランジスタのゲート電極の電圧変化に基づく前記トランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の変化を読み出す読出し回路と、
    リセット回路と、を含み、
    前記リセット回路は、
    前記ゲート電極の電圧を掃引する電圧掃引回路と、
    前記掃引中に前記ピクセルから出力される出力電圧が、基準電圧よりも大きくなったこと、または、前記出力電圧が前記基準電圧よりも小さくなったことを検出する検出器と、を有し、
    前記電圧掃引回路は、前記検出器の前記検出時に、前記掃引を停止し、当該検出時の前記ゲート電極の電圧を前記ピクセルにおける前記ゲート電極の電圧の初期値として設定することを特徴とする放射線検出器。
  2. 前記電圧掃引回路は、前記ゲート電極に所定電圧をかけたのち、前記ゲート電極の容量から電流を引き抜く、あるいは前記ゲート電極の容量に電流を注入することにより、前記ゲート電極の電圧を変化させて掃引することを特徴とする請求項1に記載の放射線検出器。
  3. 前記電圧掃引回路と前記ピクセルとが同一の基板上に形成され、前記検出器は前記基板とは異なる基板上に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線検出器。
  4. 前記電圧掃引回路および前記検出器は、前記ピクセルと同一の基板上に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線検出器。
  5. 前記リセット回路と前記読出し回路の前記検出器は共通であり、前記読出し回路においては、前記検出器はオペアンプとして機能することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  6. 放射線を検出するセンサ素子と、前記センサ素子に接続されたトランジスタとを備えたピクセルにおいて、入射した放射線により前記センサ素子から発生した電気信号による前記トランジスタのゲート電極の電圧変化に基づく前記トランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の変化を読み出す読出しステップと、
    リセットステップと、を含み、
    前記リセットステップは、
    前記ゲート電極の電圧を掃引する電圧掃引ステップと、
    前記掃引中に前記ピクセルから出力される出力電圧が、基準電圧よりも大きくなったこと、または、前記出力電圧が前記基準電圧よりも小さくなったことを検出する検出ステップと、をさらに含み、
    前記電圧掃引ステップは、前記検出ステップの前記検出時に、前記掃引を停止し、当該検出時の前記ゲート電極の電圧を前記ピクセルにおける前記ゲート電極の電圧の初期値として設定することを特徴とする放射線検出方法。
  7. 前記電圧掃引ステップは、前記ゲート電極に所定電圧をかけたのち、前記ゲート電極の容量から電流を引き抜く、あるいは前記ゲート電極の容量に電流を注入することにより、前記ゲート電極の電圧を変化させて掃引することを特徴とする請求項6に記載の放射線検出方法。
JP2016177929A 2016-09-12 2016-09-12 放射線検出器、および放射線検出方法 Active JP6661498B2 (ja)

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