JP6513378B2 - 放射線検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、放射線検出器、特にX線検出器に関し、より詳細には感度の高いX線検出機能を備えた放射線検出パネルを実現する技術に関するものである。
入射した放射線、特にX線の線量に応じた電気信号を出力するセンサー素子としては、X線を直接電気信号に変換する直接変換型や、X線をシンチレーターにより光に変換してから光電変換素子により電気信号に変換する間接変換型のものが用いられている。このようなセンサー素子を、基板(パネル)上に2次元マトリックス状に配置された複数のピクセルの1ピクセル毎に設けたX線画像撮像用のパネルが開発されている。このようなパネルでは、各ピクセルの制御に薄膜トランジスタ素子(TFT(Thin Film Transistor)素子)が使われている。そして、直接変換型および間接変換型の何れにおいても、X線の線量に応じて発生した電気信号(電荷)が各ピクセル内の容量に蓄積されるようになっている。
この蓄積された容量を、TFT素子を介して、パネルの外部にある増幅器に転送するものをパッシブピクセル型といい、既に、デジタルX線撮像装置として広く実用化されている。
一方、特許文献1、非特許文献1および非特許文献2に記載されているように、読出しラインの熱雑音や外部の読出し回路の雑音の影響を軽減できることから、蓄積された容量を、TFT素子を増幅素子として使うことで増幅して外部の回路に伝えるアクティブピクセル型と称されるものの開発も行われている。
図14は、従来のアクティブピクセル型の放射線検出器に備えられたアクティブピクセルと読出し回路の一例を示す図である。
図示されているように、アクティブピクセルにおけるセンサー素子の一端には、センサー素子のバイアス電圧であるVs_bが与えられる。そして、X線がアクティブピクセルに入射されると電気信号が発生し、上記センサー素子に接続されたアンプトランジスタのゲート電極の電圧が変化する。これは、発生した上記電気信号が、アンプトランジスタのゲート電極に接続された静電容量に蓄積されるためである。したがって、上記アンプトランジスタは、発生した上記電気信号によるゲート電圧の変化を、ドレインソース間の電流変化として出力するようになっている。すなわち、アンプトランジスタは、上記電気信号を増幅するトランジスタであって、その電源電圧はVdである。リセットトランジスタは、上記アンプトランジスタのゲート電極と、上記アクティブピクセルの外部から与えられるリセット電圧(Vd)とを、リセット信号線を介して供給されるリセット信号に基づいて、導通状態あるいは遮断状態に制御する。読出しトランジスタは、上記アンプトランジスタのドレインソース間の電流を上記アクティブピクセルの外部に出力するためのスイッチであり、読出し信号線を介して供給される読出し信号に基づいて、制御される。
そして、上記アクティブピクセルの外部に出力された上記アンプトランジスタのドレインソース間の電流は、積分用アンプと、上記積分用アンプの一方の入力端子(−端子)と上記積分用アンプの出力端子との間に接続されたCf(容量)と、を備えた読出し回路によって読み出され、上記読出し回路はVo(出力電圧)を出力するようになっている。
特開2014−60725号公報(2014年4月3日公開)
K. S. Karim, et al.,"Readout Circuit in Active Pixel Sensors in Amorphous Silicon Technology,"IEEE Electron, Device Letters, Vol.22, No.10, October 2001. K.S.Karim, et.al,, "Amorphous Silicon Active Pixel Sensor Readout Circuit for Digital Imaging," IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES, VOL. 50, NO. 1, JANUARY 2003
しかしながら、従来のアクティブピクセル型の放射線検出器において、一つのアクティブピクセル内や複数のアクティブピクセル間で、アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合、アンプトランジスタのゲート電圧の初期値を一律に決めると、アクティブピクセルの外部に出力される上記アンプトランジスタのドレインソース間の電流の初期値がばらつくため、放射線がアクティブピクセルに入射され、センサー素子によって発生した電気信号が蓄積された静電容量によって変動した上記アンプトランジスタのドレインソース間の電流量を正確に見積もることができない。
上記アンプトランジスタのドレインソース間の初期電流値を測定して、放射線入射後の電流値との差をとることで、初期電流値のバラツキを補正することはできるが、得られる初期電流値が大きい場合には、フリッカーノイズが大きくなり、所望のS/N比(Signal/Noise比)が得られなかったり、得られる初期電流値が大きすぎて飽和した場合には、出力信号を検出できなくなったりすることがあるので問題である。一方で、得られる初期電流値が小さすぎる場合には、上記アンプトランジスタの増幅率も小さく、S/N比(Signal/Noise比)の低下につながる可能性や所望の出力信号が得られないことがあり得るので問題である。
本発明の目的は、アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできる放射線検出器を提供することにある。
本発明の放射線検出器は、上記課題を解決するために、入射した放射線の線量に基づいた電気信号を発生させるセンサー素子と、上記電気信号を増幅するアンプトランジスタと、を備え、上記電気信号による上記アンプトランジスタのゲート電極の電圧変化に基づく上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値を読み出す放射線検出器であって、上記電流値が予め定められた値となるように、上記ゲート電極の電圧の初期値を設定するリセット回路が備えられていることを特徴としている。
上記構成によれば、上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値が予め定められた値となるように、上記ゲート電極の電圧の初期値を設定するリセット回路が備えられている。
したがって、上記リセット回路は、上記アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値が予め定められた値となるようにできるので、上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる初期電流値を適正範囲内に設定することができる。よって、上記アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできる放射線検出器を実現できる。
本発明の一態様によれば、アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできる放射線検出器を実現できる。
本発明の一実施形態に係る放射線センサーの概略的な回路構成を示す図である。 図1に図示した放射線センサーのリセットフェーズ時と読出しフェーズ時との差を説明するための図である。 図1に図示した放射線センサーに備えることができる他の読出し回路の一例を示す図である。 本発明の他の一実施形態に係る放射線センサーの概略的な回路構成を示す図である。 本発明の他の一実施形態に係る放射線撮像装置のアクティブピクセル内の概略的な回路構成と、放射線撮像装置の概略構成を示す図である。 図5に図示した放射線撮像装置を駆動する信号のタイミングチャートの一例を示す図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る放射線撮像装置の概略構成を示す図である。 同一基板上に制御信号生成回路が設けられている本発明のさらに他の一実施形態に係る放射線撮像装置の概略構成を示す図である。 図8に図示した放射線撮像装置に備えられた制御信号生成回路を駆動する信号のタイミングチャートの一例を示す図である。 入射した放射線を他の波長の光に変換するシンチレーターが、各アクティブピクセル上に設けられている場合に、用いることができるアクティブピクセルの一構成例を示す図である。 入射した放射線を他の波長の光に変換するシンチレーターが、各アクティブピクセル上に設けられている場合に、用いることができるアクティブピクセルの他の一構成例を示す図である。 アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の予め定められた値を複数個備えるために、本発明の一実施形態に係る放射線センサーや放射線撮像装置に用いることができるリセット回路の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る放射線センサーに用いることのできる他のリセット回路を示す図である。 従来のアクティブピクセル型の放射線検出器に備えられたアクティブピクセルと読出し回路の一例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成の寸法、材質、形状、相対配置、加工法などはあくまで一実施形態に過ぎず、これらによってこの発明の範囲が限定解釈されるべきではない。さらに図面は模式的なものであり、寸法の比率、形状は現実のものとは異なる。
本発明の実施の形態を図1〜図13に基づいて説明すれば以下のとおりである。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図3に基づいて説明する。
(放射線センサー)
図1は、放射線センサー1の概略的な回路構成を示す図である。
図示されているように、放射線センサー1は、一つのアクティブピクセル2と、リセット回路7と、読出し回路9とを備えており、放射線の有無や強度などを検知するセンサーである。
(アクティブピクセル内の構成)
アクティブピクセル2内には、センサー素子3と、リセットトランジスタ4と、アンプトランジスタ5と、読出しトランジスタ6と、が備えられている。
本実施の形態においては、入射した放射線の線量に応じた電気信号を直接発生させる直接変換型のセンサー素子3を用いており、センサー素子3は、放射線、特にはX線を直接、電気信号(電荷またはホール)に変換する素子である。
図示されているように、アクティブピクセル2におけるセンサー素子3の一端には、センサー素子3のバイアス電圧であるVs_bが与えられる。そして、放射線がアクティブピクセル2に入射されると、センサー素子3には電気信号が発生し、センサー素子3に接続されたアンプトランジスタ5のゲート電極の電圧が変化する。これは、発生した上記電気信号が、アンプトランジスタ5のゲート電極に接続された静電容量に蓄積されるためである。すなわち、発生した電気信号が、アンプトランジスタ5のゲート電極と固定電位(例えば、センサー素子3のバイアス電圧Vs_b)との間の静電容量(アンプトランジスタ5のゲート電極の寄生容量およびセンサー素子3の端子間容量などで形成される)に蓄積されるためである。したがって、アンプトランジスタ5は、発生した上記電気信号によるゲート電極の電圧変化を、ドレインソース間の電流変化として出力するようになっている。言い換えると、上記電気信号によるアンプトランジスタ5のゲート電極の電圧変化に基づくアンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値を読み出すようになっている。
リセットトランジスタ4は、アンプトランジスタ5のゲート電極と、アクティブピクセル2の外部からリセット用電圧ラインVamp_bを介して与えられるリセット電圧とを、リセット信号線Lresetを介して供給されるリセット信号に基づいて、導通状態あるいは遮断状態に制御する。
アンプトランジスタ5は、上記電気信号を増幅するトランジスタであって、その電源電圧はVdである。
読出しトランジスタ6は、アンプトランジスタ5のドレインソース間の電流をアクティブピクセル2の外部に出力するためのスイッチであり、読出し信号線Lreadを介して供給される読出し信号に基づいて、制御される。
(アクティブピクセル外の構成)
スイッチ1SW1によって、読出しトランジスタ6に接続された出力ラインIoutと、リセット回路7に備えられたリセット用アンプ8(オペアンプ)の一方の入力端子(−端子)および読出し回路9に備えられた積分用アンプ10(オペアンプ)の一方の入力端子(−端子)の何れか一方とは、接続されるようになっている。
そして、スイッチ2SW2によって、リセットトランジスタ4に接続されたリセット用電圧ラインVamp_bと、リセット回路7に備えられたリセット用アンプ8(オペアンプ)の出力端子と、が導通状態あるいは遮断状態となるように制御される。
図示されているように、スイッチ1SW1およびスイッチ2SW2が点線で示す接続となっている時が、放射線センサー1のリセットフェーズであり、スイッチ1SW1およびスイッチ2SW2が実線で示す接続となっている時が、放射線センサー1の読出しフェーズである。
図2(a)は、放射線センサー1のリセットフェーズを説明するための図であり、図2(b)は、放射線センサー1の読出しフェーズを説明するための図である。
(リセットフェーズ)
アンプトランジスタ5を適切な信号増幅率で動作させるためには、以下に示す理由から、アンプトランジスタ5のゲート電圧を適切な電圧で初期化(リセット)し、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる初期電流値を適正範囲内に設定する必要がある。
例えば、アンプトランジスタ5がN型のトランジスタである場合、ゲート電圧が高すぎると、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値が大きすぎて、読出し回路9が読出した出力電圧Voは飽和する可能性がある。また、大きすぎる電流はノイズの増大を招き、S/N比の低下につながる可能性がある。一方で、ゲート電圧が低すぎると、閾値以下になり電流が流れない可能性がある。また、小さすぎる電流は増幅率の低下によるS/N比の低下につながる可能性がある。
アンプトランジスタ5の増幅率は、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流の関数であるため、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値を適切な電流値に決めることで、アンプトランジスタ5の増幅率も適切な値に制御できる。
アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値を、適切な一定な電流値になるようにするには、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧を適切に設定すればよい。
なお、アンプトランジスタ5のゲート電極の適切な電圧は、例えば、経時変化などによって、アンプトランジスタ5の閾値電圧や移動度が変動するため、予め固定された電圧にはできない。
そこで、本実施の形態においては、図2(a)に図示されているリセット回路7を用いた。図示されているように、リセット回路7に備えられたリセット用アンプ8(オペアンプ)によるフィードバックにより、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧を決めるようになっている。
リセット用アンプ8のプラス側入力端子(+端子)は、基準電圧Vint_bに接続されている。一方、リセット用アンプ8のマイナス側入力端子(−端子)に接続された出力ラインIoutは、読出しトランジスタ6を介して、アンプトランジスタ5のソース電極に接続されているとともに、抵抗Rを介してグランドと接続されている。そして、リセット用アンプ8の出力端子は、リセットトランジスタ4を介して、アンプトランジスタ5のゲート電極と接続されている。
リセットトランジスタ4と読出しトランジスタ6とが共にオンの状態(N型のトランジスタの場合、ゲート電圧がハイの状態)を考える。この時、リセット用アンプ8のフィードバックにより、リセット用アンプ8のマイナス側入力端子(−端子)の電圧は、プラス側入力端子(+端子)と同じVint_bになる。このため、電流(Vint_b/R)が、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間から、読出しトランジスタ6および抵抗Rを介して、グラウンドに流れる。
したがって、抵抗Rの値を、電流(Vint_b/R)が所望の値になるように選ぶことで、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧を、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流がIds_i=Vint_b/Rとなるように決めることができる。このフィードバック動作により、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧を設定したのち、リセットトランジスタ4をオフにする(N型のトランジスタの場合、ゲート電圧がロウの状態)ことで、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧は設定した値に保持される。
(読出しフェーズ)
その後、放射線がアクティブピクセル2に入射されることによって、センサー素子3には電気信号が発生し、センサー素子3に接続されたアンプトランジスタ5のゲート電極の電圧は、上記初期設定した値から変化することになる。
図2(b)は、このようなアンプトランジスタ5のゲート電極の電圧の変化による、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流の変化を、信号電流として読み出す読出しフェーズを説明するための図である。
図示されているように、読出し回路9に備えられた積分用アンプ10(オペアンプ)のマイナス側入力端子(−端子)と積分用アンプ10の出力端子との間には、容量Cf(積分容量)が接続されている。一方、積分用アンプ10のプラス側入力端子(+端子)は、基準電圧Vint_bに接続されている。そして、積分用アンプ10のマイナス側入力端子(−端子)に接続された出力ラインIoutは、読出しトランジスタ6を介して、アンプトランジスタ5のソース電極に接続されている。
この状態で読出しトランジスタ6をオンにすると、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流が容量Cfに積分されるため、積分用アンプ10の出力電圧Voは、積分動作を開始してからの時間をTiとすると、以下の(式1)にしたがって変化する。
Vo=−Ids×Ti/Cf (式1)
そして、放射線がアクティブピクセル2に入射されることによる変化分(Vod)は、以下の(式2)によって算出することができる。
Vod=Vo−(−Ids_i×Ti/Cf) (式2)
なお、上記(式2)におけるIds_iは、上述したリセットフェーズにおいて、アンプトランジスタ5のゲート電圧を適切な電圧で初期化(リセット)した際のアンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる初期電流値であり、上記(式1)におけるIdsは、放射線がアクティブピクセル2に入射されることによって変化したアンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値である。
(変形例)
図3は、放射線センサー1に用いることができる初期化(リセット)機能を備えた読出し回路9aの一例を示す図である。
図示されているように、読出し回路9aに備えられた積分用アンプ10(オペアンプ)のマイナス側入力端子(−端子)と積分用アンプ10の出力端子との間には、容量Cf(積分容量)が接続されている。一方、積分用アンプ10のプラス側入力端子(+端子)は、基準電圧Vint_bに接続されている。そして、積分用アンプ10のマイナス側入力端子(−端子)に接続された出力ラインIoutは、図示してないが、読出しトランジスタ6を介して、アンプトランジスタ5のソース電極に接続されている。
読出し回路9aにおいては、容量Cfと並列にリセットスイッチRstSWが備えられている。読出し回路9aの容量Cfで、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流を積分することで、読出し回路9aは出力電圧Voを得ることができるが、積分を始めるにあたって、リセットスイッチRstSWを短絡させ、読出し回路9aを初期化(リセット)することが好ましい。
読出し回路9aを初期化することにより、読出し回路9aを一定の出力電圧Voの状態にできるため、積分結果の出力電圧が正しく信号電流に比例して出力されるようになる。一方、読出し回路9aの初期化を行わない場合には、積分前の出力電圧と積分結果の出力電圧との両者を測定して、その差を取らないと信号電流に比例した出力電圧Voが得られない。
なお、読出し回路9aの初期化は、例えば、読出しフェーズの初期において、短時間、リセットスイッチRstSWを短絡させることによって行うことができる。したがって、上述したリセットフェーズ中や読出しフェーズの初期の短時間以外には、リセットスイッチRstSWをOFFにすればよい。
上記構成によれば、アンプトランジスタ5の閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできる放射線センサー1を実現できる。
〔実施の形態2〕
次に、図4に基づいて、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態においては、一つのスイッチ3SW3によって、リセットフェーズと読出しフェーズとを切替えるという点において実施の形態1とは異なり、その他については実施の形態1において説明したとおりである。説明の便宜上、実施の形態1の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図4は、放射線センサー11の概略的な回路構成を示す図である。
図示されているように、スイッチ3SW3が実線で示す接続となっている時が、放射線センサー11のリセットフェーズであり、スイッチ3SW3が点線で示す接続となっている時が、放射線センサー11の読出しフェーズである。
放射線センサー11においては、リセット回路7におけるリセット用アンプ8のマイナス側入力端子(−端子)は、常に、出力ラインIoutを介して読出しトランジスタ6に接続されており、リセット用アンプ8の出力端子は、常に、リセット用電圧ラインVamp_bを介してリセットトランジスタ4に接続されている。
しかし、リセットフェーズ以外の時は、リセットトランジスタ4はOFF状態(遮断状態)になるためフィードバックは作用しない。
また、抵抗Rが読出しフェーズにおいても出力ラインIoutに接続されているため、リセットフェーズと同じ電流が抵抗Rを介してグランドに流れ、読出し回路9に備えられた積分用アンプ10では、リセットフェーズの電流からの変動分の電流のみが積分されることとなる。これにより出力のダイナミックレンジを大きくとることが可能となる。
上記構成によれば、アンプトランジスタ5の閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできる放射線センサー11を実現できる。
〔実施の形態3〕
次に、図5および図6に基づいて、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態においては、フラットパネル上に複数のアクティブピクセルがマトリックス状に形成され、上記マトリックス状に形成されたアクティブピクセルの1列毎に、一つのリセット回路7と一つの読出し回路9とが備えられた放射線撮像装置である点において実施の形態1および2とは異なり、その他については実施の形態1において説明したとおりである。説明の便宜上、実施の形態1の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図5(a)は、放射線撮像装置13のアクティブピクセル12内の概略的な回路構成を示す図であり、図5(b)は、放射線撮像装置13の概略構成を示す図である。
放射線撮像装置13には、M×N個のアクティブピクセル12が備えられており、図5(a)は、M×N個のアクティブピクセル12中、一例として、M行N列目のアクティブピクセル12の回路構成について図示している。なお、各アクティブピクセル12の構成は、実施の形態1および2において説明したアクティブピクセル2の構成と同じであるため、その説明は省略する。
放射線撮像装置13においては、M×N個のアクティブピクセル12の行毎に読出し信号線とリセット信号線とが共有化されており、M×N個のアクティブピクセル12の列毎にリセット用電圧ラインと出力ラインとが共有化されているため、読出し信号線とリセット信号線とはM個、リセット用電圧ラインと出力ラインとはN個備えられている。
したがって、図5(a)に図示されているように、M行N列目のアクティブピクセル12においては、リセットトランジスタ4のゲート電極は、M行目のリセット信号線M(Lreset_M)に接続されており、読出しトランジスタ6のゲート電極は、M行目の読出し信号線M(Lread_M)に接続されている。そして、N列目のリセット用電圧ラインN(Vamp_b_N)は、リセットトランジスタ4を介して、アンプトランジスタ5のゲート電極に接続されており、N列目の出力ラインN(Iout_N)は、読出しトランジスタ6を介して、アンプトランジスタ5のソース電極に接続されている。
図5(b)に図示されているように、M×N個のアクティブピクセル12の列毎に一つのリセット回路7と、一つの読出し回路9と、スイッチ1SW1と、スイッチ2SW2とが備えられている。スイッチ1SW1は、M×N個のアクティブピクセル12の列毎に共有化された出力ラインと、リセット回路7および読出し回路9の何れか一方との接続を切替え、スイッチ2SW2は、M×N個のアクティブピクセル12の列毎に共有化されたリセット用電圧ラインと、リセット回路7との接続状態を切替える。
M×N個のアクティブピクセル12の列毎に備えられた読出し回路9からは、一度にN個の出力電圧(Vo_1・Vo_2・・・Vo_N)がデータ処理部15に出力され、データ処理部15においては、M×N個の出力電圧に基づいて、M×N解像度の放射線撮像2次元画像を得ることができる。
図6は、図5に図示した放射線撮像装置13を駆動する信号のタイミングチャートの一例を示す図である。
図示されているように、M×N解像度の放射線撮像2次元画像を1枚取得する期間(1フレーム期間と呼ぶ)は、例えば、リセット期間と、第1読出し期間と、放射線センシング期間と、第2読出し期間との4フェーズを含む。
リセット期間においては、スイッチ1SW1とスイッチ2SW2とに供給される信号はHighであり、スイッチ1SW1とスイッチ2SW2とは、図5(b)に図示されている点線の接続状態となり、放射線撮像装置13はリセットフェーズとなる。
このリセット期間においては、M×N個のアクティブピクセル12の各アンプトランジスタ5のゲート電圧が初期化(リセット)される。リセット期間における各アンプトランジスタ5のゲート電圧の初期化は行毎に行われる。
図示されているように、スイッチ1SW1とスイッチ2SW2とに供給される信号がHighである期間中の一定期間、1行目のリセット信号線1(Lreset_1)および1行目の読出し信号線1(Lread_1)のそれぞれに供給されるリセット信号1(Reset_1)と読出し信号1(Read_1)とは同時にHighとなる。この期間中に、M×N個のアクティブピクセル12中、1行目のアクティブピクセルが初期化される。なお、この期間においては、N個のリセット回路7各々からN個のリセット用電圧ラインのそれぞれを介して、1行目のアクティブピクセルに属する各アンプトランジスタ5のゲート電圧を初期化する電圧が与えられる。
そして、リセット信号1(Reset_1)と読出し信号1(Read_1)とがLowになるタイミングで、リセット信号2(Reset_2)と読出し信号2(Read_2)とがHighになり、同様に、2行目のアクティブピクセルに属する各アンプトランジスタ5のゲート電圧を初期化する。
上記リセット期間中には、このように、順次M行目までのアクティブピクセルに属する各アンプトランジスタ5のゲート電圧を初期化する。
次に、第1読出し期間においては、スイッチ1SW1とスイッチ2SW2とに供給される信号はLowとなり、スイッチ1SW1とスイッチ2SW2とは、図5(b)に図示されている実線の接続状態となり、放射線撮像装置13は読出しフェーズとなる。
この第1読出し期間においては、読出し信号1(Read_1)、読出し信号2(Read_2)・・・読出し信号M(Read_M)が順次、Highとなり、M×N個のアクティブピクセル12の行毎に、初期化されたアクティブピクセルに属する各アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる初期電流値が、各読出し回路9によってN個の出力電圧Voとして読み出される。読み出されたN個の出力電圧Voは、AD変換されてデジタル値として、データ処理部15に備えられた記憶素子に保持される。M×N個のアクティブピクセル12のM行目までの読出しが完了すると第1読出し期間が完了する。
次に、放射線センシング期間においては、スイッチ1SW1とスイッチ2SW2とに供給される信号は、第1読出し期間と同様にLowに維持され、スイッチ1SW1とスイッチ2SW2とは、図5(b)に図示されている実線の接続状態となり、放射線撮像装置13は読出しフェーズを維持する。
この放射線センシング期間(露光期間)においては、放射線撮像装置13に備えられたM×N個のアクティブピクセル12には放射線が入射され、アクティブピクセル12毎の放射線量に応じて、各アクティブピクセル12に備えられたセンサー素子3で発生した電気信号が、アンプトランジスタ5のゲート電極に接続された静電容量に蓄積される。
最後に、第2読出し期間においては、スイッチ1SW1とスイッチ2SW2とに供給される信号は、第1読出し期間および放射線センシング期間と同様にLowに維持され、スイッチ1SW1とスイッチ2SW2とは、図5(b)に図示されている実線の接続状態となり、放射線撮像装置13は読出しフェーズを維持する。
この第2読出し期間においては、読出し信号1(Read_1)、読出し信号2(Read_2)・・・読出し信号M(Read_M)が順次、Highとなり、M×N個のアクティブピクセル12の行毎に、各アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる放射線の入射によって変化した電流値が、各読出し回路9によってN個の出力電圧Voとして読み出される。読み出されたN個の出力電圧Voは、AD変換されてデジタル値として得ることができ、データ処理部15において、変化した電流値に対応する出力電圧Voから上記第1読出し期間において、データ処理部15の記憶素子に保持した初期電流値に対応する出力電圧Voを引くことで初期状態からの変化分を信号として取得することができる。そして、M×N個のアクティブピクセル12のM行目までの読出しが完了すると第2読出し期間が完了する。
本実施の形態においては、1フレーム期間は、リセット期間と、第1読出し期間と、放射線センシング期間と、第2読出し期間とで構成され、1フレーム毎に全ての期間が繰り返される場合を例に挙げて説明したが、これに限定されることはなく、例えば、リセット期間は、数フレーム期間に1回含まれていてもよく、第1読出し期間を設けずに、前フレームの第2読出し期間の読出し結果を用いることもできる。また、放射線センシング期間(露光期間)を明示的に別途設けることなく、放射線センシング期間(露光期間)と他の期間を兼用することも可能である。
なお、本実施の形態においては、実施の形態1において説明したスイッチ1SW1とスイッチ2SW2とを備えた構成を適用した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されることはなく、実施の形態2において説明したスイッチ3SW3を備えた構成を適用してもよい。
図示してないが、本実施の形態においては、読出し信号およびリセット信号を生成する制御信号生成回路は、フラットパネル14の外部に設けているが、これに限定されることはない。
なお、フラットパネル14は半導体基板などであってもよく、この場合には、半導体基板上に各回路を直接、作り込むことができる。
上記構成によれば、アンプトランジスタ5の閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできる放射線撮像装置13を実現できる。
〔実施の形態4〕
次に、図7に基づいて、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態においては、フラットパネル17上に、リセット回路に備えられたリセット用アンプ8が形成されている点において、実施の形態3とは異なり、その他については実施の形態3において説明したとおりである。説明の便宜上、実施の形態3の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図7は、放射線撮像装置16の概略構成を示す図である。
図示されているように、放射線撮像装置16においては、フラットパネル17上に、M×N個のアクティブピクセルの各列に対応して、N個のリセット用アンプ8が形成されている。このように、リセット用アンプ8をフラットパネル17上に形成することにより、フラットパネル17からリセット用の電圧を与えるためのリセット用の電圧ライン(Vamp_b_1・Vamp_b_2・・・Vamp_b_N)を引き出す必要が無くなり、フラットパネル17上の回路と周辺回路との接続が容易になる。
なお、図示されているように、放射線撮像装置16には、スイッチ4SW4がN個備えられており、スイッチ4SW4が図7に図示されている実線の接続状態である時には、放射線撮像装置16はリセットフェーズであり、スイッチ4SW4が図7に図示されている点線の接続状態である時には、放射線撮像装置16は読出しフェーズである。
なお、フラットパネル17は半導体基板などであってもよく、この場合には、半導体基板上に各回路を直接、作り込むことができる。
〔実施の形態5〕
次に、図8および図9に基づいて、本発明の実施の形態5について説明する。本実施の形態においては、フラットパネル19上に、読出し信号およびリセット信号を生成する制御信号生成回路20が形成されている点において、実施の形態1〜4とは異なり、その他については実施の形態1〜4において説明したとおりである。説明の便宜上、実施の形態1〜4の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図8は、フラットパネル19上に制御信号生成回路20が設けられている放射線撮像装置18の概略構成を示す図である。
図示されているように、放射線撮像装置18においては、M×N個のアクティブピクセルが形成されているフラットパネル19上に、読出し信号およびリセット信号を生成する制御信号生成回路20が形成されている。このような構成であるため、読出し信号線(Lread_1・Lread_2・・・Lread_M)およびリセット信号線(Lreset_1・Lreset_2・・・Lreset_M)をフラットパネル19の外部の回路と接続する必要が無くなり、放射線撮像装置18の小型化が可能になる。
制御信号生成回路20は、外部から入力されるクロック信号Clk、モード信号(モード選択信号)Modeおよびスタート信号(フレームスタート信号)Startを受け取って、これに基づいて、M×N個のアクティブピクセルの行毎に共用化されている読出し信号線(Lread_1・Lread_2・・・Lread_M)およびリセット信号線M(Lreset_1・Lreset_2・・・Lreset_M)のそれぞれに供給する読出し信号およびリセット信号を生成する。
なお、フラットパネル19は半導体基板などであってもよく、この場合には、半導体基板上に各回路を直接、作り込むことができる。
図9(a)は、制御信号生成回路20にLowのモード信号Modeが入力され、制御信号生成回路20がリセットフェーズに対応した、読出し信号およびリセット信号を生成する場合のタイミングチャートの一例を示す図である。
図示されているように、外部からクロック信号Clk、Lowのモード信号Modeおよびスタート信号Startが入力され、制御信号生成回路20は、クロック信号Clkとスタート信号Startとに基づいて、リセット信号1(Reset_1)と読出し信号1(Read_1)とが、同タイミングでHighとなるように生成する。そして、制御信号生成回路20は、リセット信号1(Reset_1)と読出し信号1(Read_1)とがLowになるタイミングで、リセット信号2(Reset_2)と読出し信号2(Read_2)とがHighとなるように生成する。以後、同様に、順次リセット信号M(Reset_M)および読出し信号M(Read_M)までを生成する。
図9(b)は、制御信号生成回路20にHighのモード信号Modeが入力され、制御信号生成回路20が読出しフェーズに対応した、読出し信号を生成する場合のタイミングチャートの一例を示す図である。
図示されているように、外部からクロック信号Clk、Highのモード信号Modeおよびスタート信号Startが入力され、制御信号生成回路20は、クロック信号Clkとスタート信号Startとに基づいて、順次Highとなる読出し信号(Read_1・Read_2・・・Read_M)を生成する。
〔実施の形態6〕
次に、図10に基づいて、本発明の実施の形態6について説明する。本実施の形態においては、シンチレーター22を用いて入射した放射線を他の波長の光に変換し、センサー素子としてフォトダイオード23が用いられている点において実施の形態1〜5とは異なり、その他については実施の形態1〜5において説明したとおりである。説明の便宜上、実施の形態1〜5の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図10(a)は、入射した放射線を他の波長の光に変換するシンチレーター22が、各アクティブピクセル21上に設けられている場合を図示しており、図10(b)は、図10(a)に図示した構成において用いることができるアクティブピクセル21の一構成例を示す図である。
図10(a)に図示されているように、入射した放射線は各アクティブピクセル21上に設けられたシンチレーター22によって光に変換される。このように放射線を一端光に変換するシンチレーター22を使う場合には、図10(b)に図示されているように、センサー素子として、シンチレーター22から出た光を受けて電気信号に変換するフォトダイオード23を使うことができる。
上述した実施の形態1〜5のように、放射線を直接電気信号に変換する直接変換素子であるセンサー素子を用いる場合には、このような直接変換素子では、放射線により正電荷と負電荷が発生し、高電界によりそれらの電荷を電極に集めて検出するため、高電界が必要であり、放電対策などが必要であるので、フォトダイオード23を使う本実施の形態と比較すると、装置の小型化が相対的に困難である。
一方、本実施の形態のように、放射線を一端光に変換するシンチレーター22と、シンチレーター22から出た光を受けて電気信号に変換するフォトダイオード23とを用いる構成は、上述した直接変換素子を使う場合のように高電界が必要ではないので、装置の小型化に適している。
なお、本実施の形態においては、図10(b)に図示されているように、各アクティブピクセル21に備えられたフォトダイオード23のカソードが、アンプトランジスタ5のゲート電極に接続された構成となっているが、これに限定されることはなく、各アクティブピクセル21に備えられたフォトダイオード23のアノードをアンプトランジスタ5のゲート電極に接続させてもよい。アンプトランジスタ5の構造を考慮し、アンプトランジスタ5のゲート電極との接続が容易な方を選択すればよい。
なお、本実施の形態のように、各アクティブピクセル21に備えられたフォトダイオード23のカソードが、アンプトランジスタ5のゲート電極に接続された構成の場合、実施の形態7において詳しく説明する各アクティブピクセルに備えられたフォトダイオード23のアノードをアンプトランジスタ5のゲート電極に接続させた構成に比べると、光を受けて負電荷が蓄積され、アンプトランジスタ5のゲート電極のゲート電圧が減少するため、電気信号が大きいとゲート電圧が下がりすぎて、アンプトランジスタ5がサブスレッシュ領域に入り、出力信号が飽和する可能性がある。
〔実施の形態7〕
次に、図11に基づいて、本発明の実施の形態7について説明する。本実施の形態においては、各アクティブピクセル24に備えられたフォトダイオード23のアノードをアンプトランジスタ5のゲート電極に接続させた構成である点において実施の形態6とは異なり、その他については実施の形態6において説明したとおりである。説明の便宜上、実施の形態6の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図11(a)は、入射した放射線を他の波長の光に変換するシンチレーター22が、各アクティブピクセル24上に設けられている場合を図示しており、図11(b)は、図10(a)に図示した構成において用いることができるアクティブピクセル24の一構成例を示す図である。
図11(a)に図示されているように、入射した放射線は各アクティブピクセル24上に設けられたシンチレーター22によって光に変換される。このように放射線を一端光に変換するシンチレーター22を使う場合には、図11(b)に図示されているように、センサー素子として、シンチレーター22から出た光を受けて電気信号に変換するフォトダイオード23を使うことができる。
本実施の形態においては、図11(b)に図示されているように、各アクティブピクセル24に備えられたフォトダイオード23のアノードが、アンプトランジスタ5のゲート電極に接続されている。
フォトダイオード23のアノードが、アンプトランジスタ5のゲート電極に接続されている構成は、光を受けて正電荷が蓄積され、アンプトランジスタ5のゲート電極のゲート電圧が増加するため、出力信号が飽和しにくいというメリットがある。
〔実施の形態8〕
次に、図12に基づいて、本発明の実施の形態8について説明する。本実施の形態においては、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の予め定められた値が、複数個備えられており、上記複数個の予め定められた値中の一つが選択されるという点において実施の形態1〜7とは異なり、その他については実施の形態1〜7において説明したとおりである。説明の便宜上、実施の形態1〜7の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図12は、2種類の異なる抵抗値を有する抵抗1(R1)と抵抗2(R2)とを備えたリセット回路25を示す図である。
リセット回路25は、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧を初期化するリセットフェーズにおいて、アンプトランジスタ5のソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の予め定められた値が、Vint_b/R1およびVint_b/R2と2種類備えられており、スイッチ5SW5とスイッチ6SW6とを用いて、この2種類から一つを選択することができる。
各アクティブピクセルに備えられたアンプトランジスタ5の移動度が経時変化により低下した場合、経時変化が起きる前に用いていた予め定められた電流値を用いて、経時変化後にもアンプトランジスタ5のゲート電極の電圧の初期化を行うと、アンプトランジスタ5の増幅度が減少してしまう。これを防ぐためには、本実施の形態においては、予め定められたより大きな電流値を加え、予め定められた電流値が2種類となっており、予め定められたより大きな電流値を用いて、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧の初期化を行うことにより、アンプトランジスタ5の増幅度が減少を補正することができる。
なお、本実施の形態においては、予め定められた電流値を2種類備えている場合を例に挙げて説明したが、予め定められた電流値の種類数は特に限定されない。
なお、図示されてないが、リセット回路25には、リセットフェーズにおいて、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧を測定する回路が内蔵されており、ゲート電圧が所定の値より高くなるとアンプトランジスタ5の移動度が劣化したと判定し、スイッチ5SW5とスイッチ6SW6とを用いて、より低い抵抗値を有する抵抗に切り替えて、予め定められたより大きな電流値へと変更する。
〔実施の形態9〕
次に、図13に基づいて、本発明の実施の形態9について説明する。本実施の形態においては、リセット回路27は、リセット回路27の出力端子に接続された容量Cbを備えており、リセット回路27は、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧の初期値を設定する時以外には、リセット回路27の出力端子から出力される電圧を容量Cbに保持するように構成されている点において、実施の形態1〜8とは異なり、その他については実施の形態1〜8において説明したとおりである。説明の便宜上、実施の形態1〜8の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図13は、放射線センサー26に備えられたリセット回路27を示す図である。
図示されているように、スイッチ1SW1およびスイッチ7SW7が点線で示す接続となっている時が、放射線センサー26のリセットフェーズであり、スイッチ1SW1およびスイッチ7SW7が実線で示す接続となっている時が、放射線センサー26の読出しフェーズである。
リセット回路27は、アンプトランジスタ5のゲート電極の電圧を初期化するリセットフェーズにおいて、リセット用電圧ラインVamp_bに発生していた電圧を、リセット回路27内部に形成された容量(静電容量)Cbに保持できるように構成されている。一方、リセットフェーズでない時には、リセット回路27は、スイッチ7SW7をオフにすることで、リセット用アンプ8の出力が、容量Cbに保持された電圧を変化させることを防いでいる。
リセット回路27を備えることにより、初期化時の電圧に近い電圧がリセット用電圧ラインVamp_bに与えられているため、リセットトランジスタ4が、オフの時にリセットトランジスタ4の両端の電位差が小さく、リセットトランジスタ4のリークによるアンプトランジスタ5のゲート電極の電圧の変動を防ぐことが可能となる。
〔まとめ〕
本発明の態様1における放射線検出器は、入射した放射線の線量に基づいた電気信号を発生させるセンサー素子と、上記電気信号を増幅するアンプトランジスタと、を備え、上記電気信号による上記アンプトランジスタのゲート電極の電圧変化に基づく上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値を読み出す放射線検出器であって、上記電流値が予め定められた値となるように、上記ゲート電極の電圧の初期値を設定するリセット回路が備えられていることを特徴としている。
上記構成によれば、上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値が予め定められた値となるように、上記ゲート電極の電圧の初期値を設定するリセット回路が備えられている。
したがって、上記リセット回路は、上記アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値が予め定められた値となるようにできるので、上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる初期電流値を適正範囲内に設定することができる。よって、上記アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできる放射線検出器を実現できる。
本発明の態様2における放射線検出器においては、上記リセット回路は、オペアンプを備えており、上記オペアンプの出力は、上記オペアンプの一方の入力端子にフィードバックされ、上記オペアンプの出力によって上記ゲート電極の電圧の初期値を設定する構成であってもよい。
上記構成によれば、オペアンプのフィードバックにより、上記ゲート電極の電圧の初期値を設定することができるので、比較的大きな回路面積の増加を伴うことなく、上記アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできる放射線検出器を実現できる。
本発明の態様3における放射線検出器においては、上記センサー素子と上記アンプトランジスタとを備えたピクセルが、基板上にマトリックス状に複数個配置されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記アンプトランジスタの閾値電圧や移動度がばらついた場合においても、所望のS/N比を維持した出力信号を得ることのできるとともに、放射線撮像2次元画像を得ることができる放射線検出器を実現できる。
本発明の態様4における放射線検出器においては、上記リセット回路におけるオペアンプは、上記基板上に設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、上記リセット回路におけるオペアンプを上記基板上に形成しているので、上記基板から引き出す必要がある配線を減らすことができ、上記基板の回路と周辺回路との接続が容易になる。
本発明の態様5における放射線検出器においては、上記基板上には、上記ゲート電極の電圧の初期値を設定するリセットタイミングを制御するリセット信号と、上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値を読み出すタイミングを制御する読出し信号と、を出力する制御信号生成回路が設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、上記基板上に、読出し信号およびリセット信号を生成する制御信号生成回路が形成されているので、読出し信号線およびリセット信号線を上記基板の外部の回路と接続する必要が無くなり、小型化された放射線検出器を実現できる。
本発明の態様6における放射線検出器においては、上記センサー素子は、上記入射した放射線を変換した他の波長の光の光量に基づいた電気信号を発生させるフォトダイオードであってもよい。
フォトダイオードを用いる上記構成によれば、直接変換素子を使う場合のように高電界が必要ではないので、小型化された放射線検出器を実現できる。
本発明の態様7における放射線検出器においては、上記リセット信号を供給するためのリセット信号線および上記読出し信号を供給するための読出し信号線は、上記ピクセルの行または列毎に共用化されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記リセット信号線と上記読出し信号線との形成面積を減らせるので、小型化された放射線検出器を実現できる。
本発明の態様8における放射線検出器においては、上記リセット回路は、マトリックス状に形成された上記ピクセルの行または列毎に一つ備えられていることが好ましい。
上記構成によれば、上記リセット回路の形成面積を減らせるので、小型化された放射線検出器を実現できる。
本発明の態様9における放射線検出器においては、オペアンプと容量とを含み、出力された上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値を読み出すための読出し回路が備えられていることが好ましい。
上記構成によれば、上記読出し回路が備えられているので、上記容量で、上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流を積分することで、出力電圧を得ることができる。
本発明の態様10における放射線検出器においては、上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の予め定められた値は、複数個備えられており、上記複数個の予め定められた値中の一つが選択されることが好ましい。
上記構成によれば、上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値の予め定められた値は、複数個から選択されるので、上記アンプトランジスタの増幅度が減少してしまうのを防止することができる。
本発明の態様11における放射線検出器においては、上記リセット回路は、上記リセット回路の出力端子に接続された容量を備えており、上記リセット回路は、上記ゲート電極の電圧の初期値を設定する時以外には、上記リセット回路の出力端子から出力される電圧を上記容量に保持するように構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記リセット回路は、上記ゲート電極の電圧の初期値を設定する時以外にも、上記ゲート電極の電圧の初期値を設定する時の電圧に近い電圧が供給するので、アンプトランジスタのゲート電極の電圧の変動を防ぐことができる。
本発明の態様12における放射線検出器においては、上記フォトダイオードのカソードを上記アンプトランジスタのゲート電極に接続させてもよい。
上記構成によれば、フォトダイオードを用いているので、直接変換素子を使う場合のように高電界が必要ではないので、小型化された放射線検出器を実現できる。
本発明の態様13における放射線検出器においては、上記フォトダイオードのアノードを上記アンプトランジスタのゲート電極に接続させてもよい。
上記構成によれば、上記フォトダイオードのアノードが、上記アンプトランジスタのゲート電極に接続されているので、光を受けて正電荷が蓄積され、上記アンプトランジスタのゲート電極のゲート電圧が増加するため、出力信号が飽和しにくいというメリットがある。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、放射線検出器、特には、X線検出器に好適に用いることができる。
1 放射線センサー(放射線検出器)
2 アクティブピクセル(ピクセル)
3 センサー素子
4 リセットトランジスタ
5 アンプトランジスタ
6 読出しトランジスタ
7 リセット回路
8 リセット用アンプ(オペアンプ)
9 読出し回路
10 積分用アンプ(オペアンプ)
11 放射線センサー(放射線検出器)
12 アクティブピクセル(ピクセル)
13 放射線撮像装置(放射線検出器)
14 フラットパネル(基板)
15 データ処理部
16 放射線撮像装置(放射線検出器)
17 フラットパネル(基板)
18 放射線撮像装置(放射線検出器)
19 フラットパネル(基板)
20 制御信号生成回路
21 アクティブピクセル(ピクセル)
22 シンチレーター
23 フォトダイオード
24 アクティブピクセル(ピクセル)
25 リセット回路
26 放射線センサー(放射線検出器)
27 リセット回路
R 抵抗
Cf 容量
Vo 出力電圧
Lreset_M リセット信号線M(リセット信号線)
Lread_M 読出し信号線M(読出し信号線)
Vamp_b_N リセット用電圧ラインN
Iout_N 出力ラインN
Reset_M リセット信号M(リセット信号)
Read_M 読出し信号M(読出し信号)
RstSW リセットスイッチ
SW1 スイッチ1
SW2 スイッチ2
SW3 スイッチ3
SW4 スイッチ4
SW5 スイッチ5
SW6 スイッチ6
SW7 スイッチ7

Claims (5)

  1. 入射した放射線の線量に基づいた電気信号を発生させるセンサー素子と、上記電気信号を増幅するアンプトランジスタと、を備え、
    上記電気信号による上記アンプトランジスタのゲート電極の電圧変化に基づく上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値を読み出す放射線検出器であって、
    上記電流値が予め定められた値となるように、上記ゲート電極の電圧の初期値を設定するリセット回路が備えられていることを特徴とする放射線検出器。
  2. 上記リセット回路は、オペアンプを備えており、
    上記オペアンプの出力は、上記オペアンプの一方の入力端子にフィードバックされ、
    上記オペアンプの出力によって上記ゲート電極の電圧の初期値を設定することを特徴とする請求項1に記載の放射線検出器。
  3. 上記センサー素子と上記アンプトランジスタとを備えたピクセルが、基板上にマトリックス状に複数個配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線検出器。
  4. 上記リセット回路におけるオペアンプは、上記基板上に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の放射線検出器。
  5. 上記基板上には、上記ゲート電極の電圧の初期値を設定するリセットタイミングを制御するリセット信号と、上記アンプトランジスタのソース電極とドレイン電極との間を流れる電流値を読み出すタイミングを制御する読出し信号と、を出力する制御信号生成回路が設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の放射線検出器。
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