JP2018046055A - 太陽電池 - Google Patents

太陽電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2018046055A
JP2018046055A JP2016177784A JP2016177784A JP2018046055A JP 2018046055 A JP2018046055 A JP 2018046055A JP 2016177784 A JP2016177784 A JP 2016177784A JP 2016177784 A JP2016177784 A JP 2016177784A JP 2018046055 A JP2018046055 A JP 2018046055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
transport layer
photoelectric conversion
organic
hole transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016177784A
Other languages
English (en)
Inventor
哲也 榑林
Tetsuya Kurebayashi
哲也 榑林
明伸 早川
Akinobu Hayakawa
明伸 早川
麻由美 湯川
Mayumi Yukawa
麻由美 湯川
智仁 宇野
Tomohito Uno
智仁 宇野
雄一郎 福本
Yuichiro Fukumoto
雄一郎 福本
元彦 浅野
Motohiko Asano
元彦 浅野
森田 健晴
Takeharu Morita
健晴 森田
哲也 会田
Tetsuya Aida
哲也 会田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2016177784A priority Critical patent/JP2018046055A/ja
Publication of JP2018046055A publication Critical patent/JP2018046055A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/549Organic PV cells

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】高温高湿耐久性に優れた太陽電池を提供する。
【解決手段】陰極、電子輸送層、光電変換層、ホール輸送層及び陽極をこの順に有する太陽電池であって、ホール輸送層は、有機半導体と、モリブデン錯体とを含む。光電変換層としては、一般式R−M−X3(但し、Rは有機分子、Mは金属原子、Xはハロゲン原子又はカルコゲン原子である。)で表される有機無機ペロブスカイト化合物を用いる。モリブデン錯体は、モリブデンにヘテロ原子が配位した錯体構造を有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、高温高湿耐久性に優れた太陽電池に関する。
従来から、対向する電極間にN型半導体層とP型半導体層とを配置した積層体(光電変換層)を備えた太陽電池が開発されている。このような太陽電池では、光励起により光キャリア(電子−ホール対)が生成し、電子がN型半導体を、ホールがP型半導体を移動することで、電界が生じる。
現在、実用化されている太陽電池の多くは、シリコン等の無機半導体を用いて製造される無機太陽電池である。しかしながら、無機太陽電池は製造にコストがかかるうえ大型化が困難であり、利用範囲が限られてしまうことから、無機半導体の代わりに有機半導体を用いて製造される有機太陽電池(例えば、特許文献1、2)や、有機半導体と無機半導体とを組み合わせた有機無機太陽電池が注目されている。
有機太陽電池や有機無機太陽電池においては、N型半導体及びP型半導体を含有する光電変換層と、陽極との間に、ホール輸送層を設けることが多い。ホール輸送層は、光励起により生じた電子とホールが再接合することなく効率的に移動するようにして、太陽電池の光電変換効率を向上させる役割を発揮する。
現在、ホール輸送層の材料としては、ほとんどの場合、ポリエチレンジオキシチオフェン:ポリスチレンスルホン酸(PEDOT:PSS)が用いられている(例えば、特許文献3)。しかしながら、PEDOT:PSSは水溶性であるため製膜性が悪く、強い酸性であるため太陽電池の劣化の原因にもなっており、太陽電池の光電変換効率の点でも不満足であった。
これに対して、2,2’,7,7’−テトラキス−(N,N−ジ−メトキシフェニルアミン)−9,9’−スピロビフルオレン(Spiro−OMeTAD)にドーパントとしてトリフルオロスルホニルイミド・リチウム塩(Li−TFSI)を添加して用いることが検討されている。ドーパントを添加することにより、ホール輸送層のキャリア密度を上昇させて、より高い光電変換効率を達成することができる。
しかしながら、ホール輸送層がSpiro−OMeTADとLi−TFSIとを含む場合、太陽電池が高温高湿耐久性に劣るという問題があった。
特開2006−344794号公報 特許第4120362号公報 特開2006−237283号公報
本発明は、高温高湿耐久性に優れた太陽電池を提供することを目的とする。
本発明は、陰極、電子輸送層、光電変換層、ホール輸送層及び陽極をこの順に有する太陽電池であって、前記ホール輸送層は、有機半導体と、モリブデン錯体とを含む太陽電池である。
以下に本発明を詳述する。
本発明者らは、ホール輸送層がSpiro−OMeTADとLi−TFSIとを含む場合に太陽電池が高温高湿耐久性に劣る原因について検討した。その結果、Spiro−OMeTADとLi−TFSIとを併用したときに高温高湿下ではLi−TFSIが析出し、ドーパントとしてキャリア密度を上昇させる効果が不充分となる結果、太陽電池の光電変換効率が低下することを見出した。
本発明者らは、陰極、電子輸送層、光電変換層、ホール輸送層及び陽極をこの順に有する太陽電池において、ホール輸送層に有機半導体と、ドーパントとしてモリブデン錯体とを用いることにより、高温高湿下でドーパントが析出してキャリア密度を上昇させる効果が不充分となることを防止して、高温高湿下でも太陽電池の光電変換効率を高いまま維持させることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明の太陽電池は、陰極、電子輸送層、光電変換層、ホール輸送層及び陽極をこの順に有する。
本明細書中、層とは、明確な境界を有する層だけではなく、含有元素が徐々に変化する濃度勾配のある層をも意味する。なお、層の元素分析は、例えば、太陽電池の断面のFE−TEM/EDS線分析測定を行い、特定元素の元素分布を確認する等によって行うことができる。また、本明細書中、層とは、平坦な薄膜状の層だけではなく、他の層と一緒になって複雑に入り組んだ構造を形成しうる層をも意味する。
上記陰極の材料は特に限定されず、従来公知の材料を用いることができる。
陰極材料として、例えば、FTO(フッ素ドープ酸化スズ)、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、リチウム、マグネシウム、アルミニウム、マグネシウム−銀混合物、マグネシウム−インジウム混合物、アルミニウム−リチウム合金、Al/Al混合物、Al/LiF混合物等が挙げられる。これらの材料は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記電子輸送層の材料は特に限定されず、例えば、N型導電性高分子、N型低分子有機半導体、N型金属酸化物、N型金属硫化物、ハロゲン化アルカリ金属、アルカリ金属、界面活性剤等が挙げられ、具体的には例えば、シアノ基含有ポリフェニレンビニレン、ホウ素含有ポリマー、バソキュプロイン、バソフェナントレン、ヒドロキシキノリナトアルミニウム、オキサジアゾール化合物、ベンゾイミダゾール化合物、ナフタレンテトラカルボン酸化合物、ペリレン誘導体、ホスフィンオキサイド化合物、ホスフィンスルフィド化合物、フルオロ基含有フタロシアニン、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化スズ、酸化ガリウム、硫化スズ、硫化インジウム、硫化亜鉛等が挙げられる。
上記電子輸送層は、薄膜状の電子輸送層のみからなっていてもよいが、多孔質状の電子輸送層を含むことが好ましい。特に、光電変換層が、後述するような有機半導体又は無機半導体部位と有機無機ペロブスカイト化合物部位とを複合化した複合膜である場合、より複雑な複合膜(より複雑に入り組んだ構造)が得られ、光電変換効率が高くなることから、多孔質状の電子輸送層上に複合膜が製膜されていることが好ましい。
上記電子輸送層の厚みは、好ましい下限が1nm、好ましい上限が2000nmである。上記厚みが1nm以上であれば、充分にホールをブロックできるようになる。上記厚みが2000nm以下であれば、電子輸送の際の抵抗になり難く、光電変換効率が高くなる。上記電子輸送層の厚みのより好ましい下限は3nm、より好ましい上限は1000nmであり、更に好ましい下限は5nm、更に好ましい上限は500nmである。
上記光電変換層は特に限定されないが、一般式R−M−X(但し、Rは有機分子、Mは金属原子、Xはハロゲン原子又はカルコゲン原子である。)で表される有機無機ペロブスカイト化合物を含むことが好ましい。上記光電変換層が上記有機無機ペロブスカイト化合物を含む太陽電池は、有機無機ハイブリッド型太陽電池とも呼ばれる。
上記光電変換層に上記有機無機ペロブスカイト化合物を用いることにより、太陽電池の光電変換効率を向上させることができる。
上記Rは有機分子であり、C(l、m、nはいずれも正の整数)で示されることが好ましい。
上記Rは、具体的には例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリペンチルアミン、トリヘキシルアミン、エチルメチルアミン、メチルプロピルアミン、ブチルメチルアミン、メチルペンチルアミン、ヘキシルメチルアミン、エチルプロピルアミン、エチルブチルアミン、ホルムアミジン、アセトアミジン、グアニジン、イミダゾール、アゾール、ピロール、アジリジン、アジリン、アゼチジン、アゼト、アゾール、イミダゾリン、カルバゾール及びこれらのイオン(例えば、メチルアンモニウム(CHNH)等)やフェネチルアンモニウム等が挙げられる。なかでも、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ホルムアミジン、アセトアミジン及びこれらのイオンやフェネチルアンモニウムが好ましく、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ホルムアミジン及びこれらのイオンがより好ましい。
上記Mは金属原子であり、例えば、鉛、スズ、亜鉛、チタン、アンチモン、ビスマス、ニッケル、鉄、コバルト、銀、銅、ガリウム、ゲルマニウム、マグネシウム、カルシウム、インジウム、アルミニウム、マンガン、クロム、モリブデン、ユーロピウム等が挙げられる。これらの金属原子は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記Xはハロゲン原子又はカルコゲン原子であり、例えば、塩素、臭素、ヨウ素、硫黄、セレン等が挙げられる。これらのハロゲン原子又はカルコゲン原子は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。なかでも、構造中にハロゲンを含有することで、上記有機無機ペロブスカイト化合物が有機溶媒に可溶になり、安価な印刷法等への適用が可能になることから、ハロゲン原子が好ましい。更に、上記有機無機ペロブスカイト化合物のエネルギーバンドギャップが狭くなることから、ヨウ素がより好ましい。
上記有機無機ペロブスカイト化合物は、体心に金属原子M、各頂点に有機分子R、面心にハロゲン原子又はカルコゲン原子Xが配置された立方晶系の構造を有することが好ましい。
図1は、体心に金属原子M、各頂点に有機分子R、面心にハロゲン原子又はカルコゲン原子Xが配置された立方晶系の構造である、有機無機ペロブスカイト化合物の結晶構造の一例を示す模式図である。詳細は明らかではないが、上記構造を有することにより、結晶格子内の八面体の向きが容易に変わることができるため、上記有機無機ペロブスカイト化合物中の電子の移動度が高くなり、太陽電池の光電変換効率が向上すると推定される。
上記有機無機ペロブスカイト化合物は、結晶性半導体であることが好ましい。結晶性半導体とは、X線散乱強度分布を測定し、散乱ピークが検出できる半導体を意味している。上記有機無機ペロブスカイト化合物が結晶性半導体であることにより、上記有機無機ペロブスカイト化合物中の電子の移動度が高くなり、太陽電池の光電変換効率が向上する。
また、結晶化の指標として結晶化度を評価することもできる。結晶化度は、X線散乱強度分布測定により検出された結晶質由来の散乱ピークと非晶質部由来のハローとをフィッティングにより分離し、それぞれの強度積分を求めて、全体のうちの結晶部分の比を算出することにより求めることができる。
上記有機無機ペロブスカイト化合物の結晶化度の好ましい下限は30%である。結晶化度が30%以上であると、上記有機無機ペロブスカイト化合物中の電子の移動度が高くなり、太陽電池の光電変換効率が向上する。結晶化度のより好ましい下限は50%、更に好ましい下限は70%である。
また、上記有機無機ペロブスカイト化合物の結晶化度を上げる方法として、例えば、熱アニール、レーザー等の強度の強い光の照射、プラズマ照射等が挙げられる。
上記光電変換層が上記有機無機ペロブスカイト化合物を含む場合、上記光電変換層は、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記有機無機ペロブスカイト化合物に加えて、更に、有機半導体又は無機半導体を含んでいてもよい。なお、ここでいう有機半導体又は無機半導体は、ホール輸送層、又は、電子輸送層としての役割を果たしてもよい。
上記有機半導体として、例えば、ポリ(3−アルキルチオフェン)等のチオフェン骨格を有する化合物等が挙げられる。また、例えば、ポリパラフェニレンビニレン骨格、ポリビニルカルバゾール骨格、ポリアニリン骨格、ポリアセチレン骨格等を有する導電性高分子等も挙げられる。更に、例えば、フタロシアニン骨格、ナフタロシアニン骨格、ペンタセン骨格、ベンゾポルフィリン骨格等のポルフィリン骨格、スピロビフルオレン骨格等を有する化合物や、表面修飾されていてもよいカーボンナノチューブ、グラフェン、フラーレン等のカーボン含有材料も挙げられる。
上記無機半導体として、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化スズ、酸化ガリウム、硫化スズ、硫化インジウム、硫化亜鉛、CuSCN、CuO、CuI、MoO、V、WO、MoS、MoSe、CuS等が挙げられる。
上記光電変換層は、上記有機無機ペロブスカイト化合物と上記有機半導体又は上記無機半導体とを含む場合、薄膜状の有機半導体又は無機半導体部位と薄膜状の有機無機ペロブスカイト化合物部位とを積層した積層体であってもよいし、有機半導体又は無機半導体部位と有機無機ペロブスカイト化合物部位とを複合化した複合膜であってもよい。製法が簡便である点では積層体が好ましく、上記有機半導体又は上記無機半導体中の電荷分離効率を向上させることができる点では複合膜が好ましい。
上記薄膜状の有機無機ペロブスカイト化合物部位の厚みは、好ましい下限が5nm、好ましい上限が5000nmである。上記厚みが5nm以上であれば、充分に光を吸収することができるようになり、光電変換効率が高くなる。上記厚みが5000nm以下であれば、電荷分離できない領域が発生することを抑制できるため、光電変換効率の向上につながる。上記厚みのより好ましい下限は10nm、より好ましい上限は1000nmであり、更に好ましい下限は20nm、更に好ましい上限は500nmである。
上記光電変換層が、有機半導体又は無機半導体部位と有機無機ペロブスカイト化合物部位とを複合化した複合膜である場合、上記複合膜の厚みの好ましい下限は30nm、好ましい上限は3000nmである。上記厚みが30nm以上であれば、充分に光を吸収することができるようになり、光電変換効率が高くなる。上記厚みが3000nm以下であれば、電荷が電極に到達しやすくなるため、光電変換効率が高くなる。上記厚みのより好ましい下限は40nm、より好ましい上限は2000nmであり、更に好ましい下限は50nm、更に好ましい上限は1000nmである。
上記光電変換層は、また、有機半導体を含有する部位と、硫化物及び/又はセレン化物を含有する部位とを含むものも好適に用いることができる。
上記有機半導体を含有する部位(以下、「有機半導体部位」ともいう)は、主にP型半導体として、上記硫化物及び/又はセレン化物を含有する部位(以下、「硫化物及び/又はセレン化物半導体部位」ともいう。)は、主にN型半導体として働くと推測され、光励起によりP型半導体又はN型半導体で光キャリア(電子−ホール対)が生成し、電子がN型半導体を、ホールがP型半導体を移動することで、電界が生じる。ただし、上記有機半導体部位は、部分的にはN型半導体として働いていてもよいし、上記硫化物及び/又はセレン化物半導体部位は、部分的にはP型半導体として働いていてもよい。
上記有機半導体部位と上記硫化物及び/又はセレン化物半導体部位とを有することにより、太陽電池の光電変換効率が高くなる。また、P型半導体とN型半導体とがいずれも無機半導体である場合はこれらの固溶体が界面で析出する可能性があるのに対し、上記有機半導体部位と上記硫化物及び/又はセレン化物半導体部位とを有する太陽電池においては固溶体の析出がなく、高温時においても高い安定性を得ることができるため、高温での加温後にも光電変換効率の低下が少ない。
上記有機半導体部位を構成する有機半導体は特に限定されず、例えば、ポリ(3−アルキルチオフェン)等のチオフェン骨格を有する化合物等が挙げられる。また、例えば、ポリパラフェニレンビニレン骨格、ポリビニルカルバゾール骨格、ポリアニリン骨格、ポリアセチレン骨格等を有する導電性高分子等も挙げられる。更に、例えば、フタロシアニン骨格、ナフタロシアニン骨格、ペンタセン骨格、ベンゾポルフィリン骨格等のポルフィリン骨格等を有する化合物も挙げられる。なかでも、比較的耐久性が高いことから、チオフェン骨格、フタロシアニン骨格、ナフタロシアニン骨格、ベンゾポルフィリン骨格を有する化合物が好ましい。
上記有機半導体は、長波長領域の光を吸収できることから、ドナー−アクセプター型であることも好ましい。なかでも、チオフェン骨格を有するドナー−アクセプター型の化合物がより好ましく、チオフェン骨格を有するドナー−アクセプター型の化合物のなかでも、光吸収波長の観点から、チオフェン−ジケトピロロピロール重合体が特に好ましい。
上記硫化物及び/又はセレン化物半導体部位は耐久性が高いことから、これを有することにより、太陽電池の耐久性が向上する。
上記硫化物及び/又はセレン化物は特に限定されず、好ましくは周期表14族又は15族元素の硫化物及び/又はセレン化物であり、より好ましくは周期表15族元素の硫化物及び/又はセレン化物である。硫化物及び/又はセレン化物は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよく、周期表14族又は15族元素の2種以上の元素を同一の分子に含有する複合硫化物及び/又は複合セレン化物であってもよい。なかでも、硫化アンチモン、硫化ビスマス、硫化スズ、硫化鉛、セレン化アンチモン、セレン化ビスマスが好ましく、硫化アンチモン、硫化スズ、硫化鉛、セレン化アンチモンがより好ましく、硫化アンチモン、セレン化アンチモンが更に好ましい。
硫化アンチモン及びセレン化アンチモンは、有機半導体とのエネルギー準位の相性がよく、かつ、従来の酸化亜鉛、酸化チタン等より可視光に対する吸収が大きい。このため、上記硫化物及び/又はセレン化物半導体部位に硫化アンチモン及び/又はセレン化アンチモンが含まれることにより、太陽電池のバンドギャップ電圧が高くなり、開放電圧が高くなるため、光電変換効率が高くなる。
上記光電変換層を形成する方法は特に限定されず、真空蒸着法、スパッタリング法、気相反応法(CVD)、電気化学沈積法、印刷法等が挙げられる。なかでも、印刷法を採用することで、高い光電変換効率を発揮できる太陽電池を大面積で簡易に形成することができる。印刷法として、例えば、スピンコート法、キャスト法等が挙げられ、印刷法を用いた方法としてロールtoロール法等が挙げられる。
上記ホール輸送層は、有機半導体と、モリブデン錯体とを含む。
上記ホール輸送層に有機半導体と、ドーパントとしてモリブデン錯体とを用いることにより、高温高湿下でドーパントが析出してキャリア密度を上昇させる効果が不充分となることを防止して、高温高湿下でも太陽電池の光電変換効率を高いまま維持させることができる。なお、ドーパントが、錯体以外のモリブデンを含む化合物(例えば、酸化モリブデン、塩化モリブデン等)又はモリブテン金属である場合には、上記ホール輸送層を形成する際にドーパントが溶媒に溶解しないか、溶解してもドーパントとして上記ホール輸送層のキャリア密度を充分に上昇させることができない。
上記有機半導体は特に限定されず、一般的にホール輸送層に用いられる有機半導体を用いることができるが、ヘテロ原子を有することが好ましい。上記有機半導体がヘテロ原子を有することで、太陽電池の光電変換効率が向上する。
上記有機半導体として、例えば、P型導電性高分子、P型低分子有機半導体、界面活性剤等が挙げられ、具体的には例えば、トリアリールアミン骨格、スピロビフルオレン骨格、フタロシアニン骨格、ナフタロシアニン骨格、チオフェン骨格、ポルフィリン骨格等を有する化合物が挙げられる。トリアリールアミン骨格を有する化合物のなかでも、ポリトリアリールアミンが好ましい。チオフェン骨格を有する化合物のなかでも、ポリチオフェンが好ましい。
上記有機半導体のなかでも、製膜性の観点からは、ポリトリアリールアミン、ポリチオフェンが好ましい。
上記ホール輸送層中、上記有機半導体の含有量の好ましい下限は1重量%、好ましい上限は99重量%である。上記含有量がこの範囲内であると、光電変換効率を更に向上させることができる。上記含有量のより好ましい下限は25重量%、より好ましい上限は95重量%であり、更に好ましい下限は50重量%、更に好ましい上限は90重量%である。
上記モリブデン錯体は、中心金属であるモリブデンに配位子が結合した錯体構造を有していれば特に限定されないが、モリブデンにヘテロ原子が配位した錯体構造を有することが好ましい。このようなモリブデン錯体は上記有機半導体とのエネルギー準位の相性がよいため、上記ホール輸送層のキャリア密度が上昇し、太陽電池の光電変換効率が高くなる。
上記ヘテロ原子は特に限定されず、例えば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子等が挙げられる。なかでも、上記有機半導体とのエネルギー準位の相性がよくなることから、窒素原子、硫黄原子が好ましく、硫黄原子がより好ましい。
上記モリブデン錯体におけるモリブデンの価数は特に限定されず、例えば、0価、2価、3価、6価等が挙げられる。なかでも、キャリア密度を上昇させる能力が高いことから、6価のモリブデン錯体が好ましい。
上記モリブデン錯体は、電子吸引基を有することが好ましい。上記電子吸引基を有するモリブデン錯体は上記有機半導体とのエネルギー準位の相性がよいため、上記ホール輸送層のキャリア密度が上昇し、太陽電池の光電変換効率が高くなる。
上記電子吸引基は特に限定されず、例えば、トリフルオロメチル基、ノナフルオロブチル基、ハロゲン基等が挙げられる。なかでも、電子吸引性が高く、上記モリブデン錯体のキャリア密度を上昇させる能力が高まることから、トリフルオロメチル基、ノナフルオロブチル基が好ましい。これらの電子吸引基は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記モリブデン錯体は、具体的には、下記式(1)で表されるモリブデン錯体、又は、下記式(2)で表されるモリブデン錯体であることが好ましい。
Figure 2018046055
上記ホール輸送層中、上記モリブデン錯体の含有量の好ましい下限は0.1重量%、好ましい上限は50重量%である。上記含有量が0.1重量%以上であれば、上記ホール輸送層のキャリア密度がより充分に上昇し、太陽電池の光電変換効率が高くなる。上記含有量が50重量%以下であれば、高温高湿下でのドーパントの析出がより充分に抑えられるため、太陽電池の高温高湿耐久性が向上する。上記含有量のより好ましい下限は1重量%、より好ましい上限は40重量%であり、更に好ましい下限は2重量%、更に好ましい上限は30重量%である。
上記ホール輸送層中、上記有機半導体に対する上記モリブデン錯体のドープ率の好ましい下限は1%、好ましい上限は50%である。上記ドープ率が1%以上であれば、上記ホール輸送層のキャリア密度がより充分に上昇し、太陽電池の光電変換効率が高くなる。上記ドープ率が50%以下であれば、高温高湿下でのドーパントの析出がより充分に抑えられるため、太陽電池の高温高湿耐久性が向上する。上記ドープ率のより好ましい下限は2%、より好ましい上限は40%であり、更に好ましい上限は30%である。
なお、上記有機半導体に対する上記モリブデン錯体のドープ率とは、上記有機半導体の分子数(上記有機半導体が高分子化合物である場合には繰り返し単位の数)に対する上記モリブデン錯体の分子数の割合を意味する。
上記ホール輸送層は、金属濃度が1000ppm以下であることが好ましい。これにより、太陽電池の光電変換効率が高くなる。金属濃度のより好ましい上限は100ppm、更に好ましい上限は10ppmである。
上記ホール輸送層は、その一部が上記光電変換層に浸漬していてもよいし、上記光電変換層上に薄膜状に配置されてもよい。上記ホール輸送層が薄膜状に存在する時の厚みは、好ましい下限は1nm、好ましい上限は2000nmである。上記厚みが1nm以上であれば、充分に電子をブロックできるようになる。上記厚みが2000nm以下であれば、ホール輸送の際の抵抗になり難く、光電変換効率が高くなる。上記厚みのより好ましい下限は3nm、より好ましい上限は1000nmであり、更に好ましい下限は5nm、更に好ましい上限は500nmである。
上記ホール輸送層を形成する方法は特に限定されず、例えば、上記有機半導体と、上記モリブデン錯体とをクロロベンゼン等の溶媒に溶解させ、得られた溶液をスピンコート法により塗布する方法が挙げられる。
上記陽極の材料は特に限定されず、従来公知の材料を用いることができる。なお、上記陽極は、パターニングされた電極であることが多い。
陽極材料として、例えば、金等の金属、CuI、ITO(インジウムスズ酸化物)、SnO、AZO(アルミニウム亜鉛酸化物)、IZO(インジウム亜鉛酸化物)、GZO(ガリウム亜鉛酸化物)等の導電性透明材料、導電性透明ポリマー等が挙げられる。これらの材料は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
本発明の太陽電池は、更に、基板等を有していてもよい。上記基板は特に限定されず、例えば、ソーダライムガラス、無アルカリガラス等の透明ガラス基板、セラミック基板、透明プラスチック基板等が挙げられる。
本発明の太陽電池を製造する方法は特に限定されず、例えば、上記基板上に上記陰極、上記電子輸送層、上記光電変換層、上記ホール輸送層及び上記陽極をこの順で形成する方法等が挙げられる。
本発明によれば、高温高湿耐久性に優れた太陽電池を提供することができる。
有機無機ペロブスカイト化合物の結晶構造の一例を示す模式図である。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されない。
(実施例1)
ガラス基板上に、陰極として厚み1000nmのFTO膜を形成し、純水、アセトン、メタノールをこの順に用いて各10分間超音波洗浄した後、乾燥させた。
FTO膜の表面上に、2%に調整したチタンイソプロポキシドエタノール溶液をスピンコート法により塗布した後、400℃で10分間焼成し、厚み20nmの薄膜状の電子輸送層を形成した。更に、薄膜状の電子輸送層上に、有機バインダとしてのポリイソブチルメタクリレートと酸化チタン(平均粒子径10nmと30nmとの混合物)とを含有する酸化チタンペーストをスピンコート法により塗布した後、500℃で10分間焼成し、厚み500nmの多孔質状の電子輸送層を形成した。
次いで、有機無機ペロブスカイト化合物形成用溶液として、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)を溶媒としてCHNHIとPbClをモル比3:1で溶かし、CHNHIとPbClの合計重量濃度を20%に調整した。この溶液を電子輸送層上にスピンコート法によって積層して光電変換層を形成した。
次いで、有機半導体として2,2’,7,7’−テトラキス−(N,N−ジ−メトキシフェニルアミン)−9,9’−スピロビフルオレン(Spiro−OMeTAD)をクロロベンゼンに溶解させ、ドーパントとして式(1)で表されるモリブデン錯体(Mo錯体(1))をクロロベンゼンに溶解させた後、溶液中のSpiro−OMeTADの含有量が6重量%、Mo錯体(1)の含有量が0.3重量%となるようにこれらを混合し、得られた溶液をスピンコート法により塗布することで厚み150nmのホール輸送層を形成した。得られたホール輸送層中、有機半導体に対するモリブデン錯体のドープ率は7%であった。
得られたホール輸送層上に、陽極として真空蒸着により厚み100nmのITO膜を形成し、陰極/電子輸送層/光電変換層/ホール輸送層/陽極が積層された太陽電池を得た。
(実施例2〜5)
ホール輸送中の有機半導体に対するモリブデン錯体のドープ率を表1に示すように変更したこと、ホール輸送層中の有機半導体であるSpiro−OMeTADを、表1に示すようにポリ[ビス(4−フェニル)(2,4,6−トリメチルフェニル)アミン](PTAA)、ポリ[ビス(4−フェニル)(4−n−ブチルフェニル)アミン](PolyTPD)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、太陽電池を得た。
なお、Spiro−OMeTADは下記式(3)で表されるスピロビフルオレン骨格を有する化合物、PTAAは下記式(4)で表されるトリアリールアミン骨格を有する化合物、PolyTPDは下記式(5)で表されるトリアリールアミン骨格を有する化合物である。式中、nは整数を表す。
Figure 2018046055
(実施例6〜8)
ホール輸送中の有機半導体に対するモリブデン錯体のドープ率を表1に示すように変更したこと、ホール輸送層中のドーパントであるMo錯体(1)を、表1に示すようにモリブデン錯体(2)(Mo錯体(2))に変更したこと以外は実施例1〜3と同様にして、太陽電池を得た。
なお、Mo錯体(1)は下記式(1)で表されるモリブデン錯体、Mo錯体(2)は下記式(2)で表されるモリブデン錯体である。
Figure 2018046055
(比較例1〜3)
ホール輸送中の有機半導体に対するモリブデン錯体のドープ率を表1に示すように変更したこと、ホール輸送層中のドーパントであるMo錯体(1)を、表1に示すようにトリフルオロスルホニルイミド(TFSI)に変更したこと以外は実施例1〜3と同様にして、太陽電池を得た。
なお、TFSIは下記式(6)で表される化合物である。
Figure 2018046055
(比較例4、5)
ホール輸送中の有機半導体に対するモリブデン錯体のドープ率を表1に示すように変更したこと、ホール輸送層中のドーパントを、表1に示すように塩化モリブデン又は酸化モリブデンに変更したこと以外は実施例1と同様にして、太陽電池を得た。
<評価>
実施例及び比較例で得られた太陽電池について、以下の評価を行った。結果を表1に示した。
(1)初期変換効率
太陽電池の電極間に電源(KEITHLEY社製、236モデル)を接続し、強度100mW/cmのソーラーシミュレーション(山下電装社製)を用い、露光面積0.01cmで光電変換効率を測定し、得られた光電変換効率を初期変換効率とした。
◎:初期変換効率が10%以上
○:初期変換効率が8%以上、10%未満
△:初期変換効率が6以上、8%未満
×:初期変換効率が6%未満
(2)高温高湿耐久性
太陽電池の電極間に電源(KEITHLEY社製、236モデル)を接続し、強度100mW/cmのソーラーシミュレーション(山下電装社製)を用い、露光面積0.01cmで光電変換効率を測定し、得られた光電変換効率を初期変換効率とした。その後、太陽電池を85℃、湿度85%の環境下に100時間置いて高温高湿耐久性試験を行った。初期変換効率と同様にして、高温高湿耐久性試験後の光電変換効率を測定し、高温高湿耐久性試験後の光電変換効率/初期変換効率の値を求めた。
◎:高温高湿耐久性試験後の光電変換効率/初期変換効率の値が0.9以上
○:高温高湿耐久性試験後の光電変換効率/初期変換効率の値が0.8以上、0.9未満
×:高温高湿耐久性試験後の光電変換効率/初期変換効率の値が0.8未満
Figure 2018046055
本発明によれば、高温高湿耐久性に優れた太陽電池を提供することができる。

Claims (5)

  1. 陰極、電子輸送層、光電変換層、ホール輸送層及び陽極をこの順に有する太陽電池であって、
    前記ホール輸送層は、有機半導体と、モリブデン錯体とを含む
    ことを特徴とする太陽電池。
  2. 光電変換層は、一般式R−M−X(但し、Rは有機分子、Mは金属原子、Xはハロゲン原子又はカルコゲン原子である。)で表される有機無機ペロブスカイト化合物を含むことを特徴とする請求項1記載の太陽電池。
  3. モリブデン錯体は、モリブデンにヘテロ原子が配位した錯体構造を有することを特徴とする請求項1又は2記載の太陽電池。
  4. モリブデン錯体は、電子吸引基を有することを特徴とする請求項3記載の太陽電池。
  5. モリブデン錯体は、下記式(1)で表されるモリブデン錯体、又は、下記式(2)で表されるモリブデン錯体であることを特徴とする請求項4記載の太陽電池。
    Figure 2018046055
JP2016177784A 2016-09-12 2016-09-12 太陽電池 Pending JP2018046055A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016177784A JP2018046055A (ja) 2016-09-12 2016-09-12 太陽電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016177784A JP2018046055A (ja) 2016-09-12 2016-09-12 太陽電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018046055A true JP2018046055A (ja) 2018-03-22

Family

ID=61694994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016177784A Pending JP2018046055A (ja) 2016-09-12 2016-09-12 太陽電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018046055A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114203848A (zh) * 2021-10-28 2022-03-18 河北大学 一种柔性硒化锑太阳电池及其制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510645A (ja) * 2006-11-20 2010-04-02 ノヴァレッド・アクチエンゲゼルシャフト ジチオレン遷移金属錯体およびセレニウム類似化合物のドーパントとしての使用
JP2014053383A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Konica Minolta Inc タンデム型の有機光電変換素子およびこれを用いた太陽電池
JP2015191916A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 富士フイルム株式会社 太陽電池

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510645A (ja) * 2006-11-20 2010-04-02 ノヴァレッド・アクチエンゲゼルシャフト ジチオレン遷移金属錯体およびセレニウム類似化合物のドーパントとしての使用
JP2014053383A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Konica Minolta Inc タンデム型の有機光電変換素子およびこれを用いた太陽電池
JP2015191916A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 富士フイルム株式会社 太陽電池

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
AN DAI ET AL.: "Enhanced Charge-Carrier Injection and Collection Via Lamination of Doped Polymer Layers p-Doped with", ADVANCED FUNCTIONAL MATERIALS, vol. 24, JPN6020006354, 17 December 2013 (2013-12-17), pages 2197 - 2204, ISSN: 0004348099 *
JAE-HYUN LEE ET AL.: "Homogeneous dispersion of organic p-dopants in an organic semiconductor as an origin of high charge", APPLIED PHYSICS LETTERS, vol. 98, JPN7020000477, 27 April 2011 (2011-04-27), US, pages 173303 - 1, ISSN: 0004217375 *
YABING QI ET AL.: "A Molybdenum Dithiolene Complex as p-Dopant for Hole-Transport Materials: A Multitechnique Experimen", CHEMISTRY OF MATERIALS, vol. 22, JPN6020006356, 16 December 2009 (2009-12-16), US, pages 524 - 531, ISSN: 0004217377 *
YABING QI ET AL.: "Use of a High Electron-Affinity Molybdenum Dithiolene Complex to p-Dope Hole-Transport Layers", JOURNAL OF THE AMERICAN CHEMICAL SOCIETY COMMUNICAITONS, vol. 131, JPN6020006351, 14 August 2009 (2009-08-14), US, pages 12530 - 12531, ISSN: 0004217376 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114203848A (zh) * 2021-10-28 2022-03-18 河北大学 一种柔性硒化锑太阳电池及其制备方法
CN114203848B (zh) * 2021-10-28 2023-05-23 河北大学 一种柔性硒化锑太阳电池及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6745214B2 (ja) 太陽電池及び太陽電池の製造方法
JP6458061B2 (ja) 太陽電池
JP7088837B2 (ja) 太陽電池
JP2014112575A (ja) 有機薄膜太陽電池
TW201530797A (zh) 薄膜太陽電池及薄膜太陽電池之製造方法
JP6286106B2 (ja) 太陽電池、及び、有機半導体用材料
WO2013118795A1 (ja) 有機薄膜太陽電池及び有機薄膜太陽電池の製造方法
JP2016178290A (ja) 太陽電池
JPWO2019176982A1 (ja) 太陽電池
JP6876480B2 (ja) 太陽電池
JP6572039B2 (ja) 薄膜太陽電池及び薄膜太陽電池の製造方法
JP2016025330A (ja) 薄膜太陽電池及び薄膜太陽電池の製造方法
JP6725221B2 (ja) 薄膜太陽電池
JP2016015410A (ja) 光電変換素子
JP2016082003A (ja) 薄膜太陽電池の製造方法
JP2018046055A (ja) 太陽電池
JP2018170477A (ja) 太陽電池
JP2018046056A (ja) 太陽電池、及び、太陽電池の製造方法
JP2016015409A (ja) 薄膜太陽電池
JP2014078692A (ja) 太陽電池及び太陽電池の製造方法
JP2016082006A (ja) 太陽電池の製造方法
JP2015088725A (ja) 薄膜太陽電池、半導体薄膜、及び、半導体形成用塗布液
JP7463225B2 (ja) 太陽電池
JP2016115880A (ja) 有機無機ハイブリッド太陽電池
JP6835644B2 (ja) 太陽電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200520

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200923