JP2018046043A - ウエーハの識別マーク読取装置 - Google Patents

ウエーハの識別マーク読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】読取手段のピント調整を容易にする。【解決手段】識別マーク読取装置1は、保持面20aでウエーハWの第1の面W1を保持する保持テーブル2と、保持テーブル2に保持されたウエーハWに形成された識別マークM1,M2を読み取る読取手段3とを備え、読取手段3は、識別マークM1,M2を撮像するカメラ30と、ミラーユニット31と、カメラ30を移動させる移動手段32とを備え、移動手段3によってカメラ30を移動させ、ウエーハWの第1の面W1に形成された識別マークM1とカメラ30との距離D1と、ウエーハWの第2の面W2に形成された識別マークM2とカメラ30との距離D2とを一致させ2つの識別マークM1,M2の読み取りを早くしたため、ピント調整に時間がかかることはなく、加工対象となるウエーハWの識別を効率よく行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ウエーハに形成された識別マークを読み取る読取装置に関する。
ウエーハの加工工程において、ウエーハにウエーハの識別情報(ウエーハID)を含む識別マークを付してウエーハの加工の履歴を管理している。識別マークを読み取る読取装置は、例えば、ウエーハを保持する保持手段と、ウエーハに形成された識別マークを読み取る読取手段とを備え、読取手段は、カメラや2次元コードリーダを備えている(例えば、下記の特許文献1を参照)。そして、読取手段により識別マークを読取可能となっている。
特開2015−99814号公報
例えば、ウエーハの一方の面に文字からなる識別マークが形成され、他方の面に2次元コードからなる識別マークが形成されることがある。この場合、読取手段によって、2つの識別マークを読み取ることが要求される。識別マークがバーコードである場合は、カメラでバーコードを読み取る際にピント調整を必要としないが、例えば文字又はQRコード(登録商標)を読み取るときにはピント調整が必要になる。ピント調整は、オートフォーカス機能を有するカメラを使用すれば容易に行えるが、カメラでウエーハの一方の面と他方の面との両面を撮像するときに焦点距離が大きく異なると、ピント調整に時間がかかり、また、ピント調整ができない場合もあるという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、ウエーハに形成された識別マークを読み取る場合において、読取手段のピント調整を容易にできるようにすることを目的としている。
本発明は、ウエーハの第1の面と第2の面との両面に形成された識別マークを読み取るウエーハの識別マーク読取装置であって、保持面でウエーハの該第1の面を保持する保持テーブルと、該保持テーブルに保持されたウエーハに形成された該識別マークを読み取る読取手段とを備え、該読取手段は、該識別マークを撮像するカメラと、2つ以上のミラーと、該カメラを移動させる移動手段とを備え、該移動手段によって該カメラを移動させ、該保持テーブルに保持されたウエーハの該第1の面に形成された該識別マークと該カメラとの距離と、該保持テーブルに保持されたウエーハの該第2の面に形成された該識別マークと該カメラとの距離とを一致させ該第1の面と該第2の面とに形成された2つの該識別マークを読み取ることができる。
上記保持テーブルは、該保持テーブルを回転させる回転手段を備え、上記第1の面に形成された上記識別マークと上記第2の面に形成された上記識別マークとが円周方向に異なる位置に形成されていても該回転手段により該保持テーブルに保持されたウエーハを回転させ、該第1の面と該第2の面とに形成された2つの該識別マークを読取可能とする。
本発明にかかる識別マーク読取装置は、保持面でウエーハの第1の面を保持する保持テーブルと、保持テーブルに保持されたウエーハに形成された識別マークを読み取る読取手段とを備え、読取手段は、識別マークを撮像するカメラと、2つ以上のミラーと、カメラを移動させる移動手段とを備え、移動手段によってカメラを移動させ、保持テーブルに保持されたウエーハの第1の面に形成された識別マークとカメラとの距離と、保持テーブルに保持されたウエーハの第2の面に形成された識別マークとカメラとの距離とを一致させるため、カメラのピント合わせを短時間で済み、第1の面と第2の面との両面に形成された2つの識別マークの読み取り動作が早くなり、ウエーハの識別を効率よく行うことができる。
上記保持テーブルは、上記保持面でウエーハを保持して保持テーブルを回転させる回転手段を備え、上記第1の面に形成された上記識別マークと上記第2の面に形成された上記識別マークとが円周方向に異なる位置に形成されていても回転手段により保持テーブルに保持されたウエーハを回転させ、第1の面と第2の面とに形成された2つの識別マークを読取可能としたため、ウエーハの表裏において異なる位置にそれぞれ形成された識別マークを的確に読み取ることができる。
識別マーク読取装置の第1例の構成を示す断面図である。 識別マーク読取装置の第2例の構成を示す断面図である。 識別マーク読取装置の第3例の構成を示す断面図である。
1 ウエーハの構成
図1に示すウエーハWは、円形板状の被加工物であって、特に限定されるものではない。ウエーハWは、例えば複数のデバイスが形成された第1の面W1と、第1の面W1と反対側の第2の面W2とを有している。第1の面W1には、ウエーハWを識別するための識別情報(ウエーハID)などを含む識別マークM1が形成され、第2の面W2には、識別マークM2が形成されている。識別マークM1,M2は、例えばレーザマーキングによって形成された文字(例えば英数字の組み合わせによるウエーハID)又はウエーハIDがコード化された2次元コード(例えばQRコード(登録商標))である。このように構成されるウエーハWは、例えば研削装置により所定の厚みに至るまで研削される。
識別マークM1,M2は、ウエーハWの円周方向における同じ位置でウエーハWの表裏(第1の面W1及び第2の面W2)にそれぞれ形成してもよい。また、ウエーハWの円周方向において異なる位置、すなわち、ウエーハWの表裏においてそれぞれ互いに所定の角度を設けて形成してもよい。所定の角度としては、ウエーハWの中心を中心にして識別マークM1,M2が互いに例えば15°離間した位置に設定される。また、識別マークM1,M2は、例えばウエーハWに形成されたオリエンテーションフラットやノッチなどウエーハWの結晶方位を示す方位マーク(不図示)の近くなど、方位マークと所定の関係を有する位置に形成されている。
2 識別マーク読取装置の第1例
図1に示す識別マーク読取装置1は、ウエーハWの第1の面W1と第2の面W2との両面に形成された識別マークM1,M2を読み取る読取装置の第1例である。識別マーク読取装置1は、例えば、研削装置において、ウエーハWを仮置きする仮置きテーブルに組み込まれて使用される。識別マーク読取装置1は、ウエーハWを保持する保持テーブル2と、保持テーブル2に保持されたウエーハWの識別マークM1,M2を読み取る読取手段3とを備えている。
保持テーブル2は、XY平面に平行でウエーハWよりも例えば小さい面積を有する保持面20aを備える保持部20と、保持面20aの中心とウエーハWの中心とを一致させてウエーハWを保持してウエーハWの中心を軸に保持テーブル2を回転させる回転手段21と、吸引源24に接続された配管22と、配管22を保持部20に接続するためのロータリージョイント23とを備え、配管22を通じて吸引源24の吸引力を保持面20aに作用させてウエーハWを吸引保持することが可能となっている。保持テーブル2の材質は、特に限定されず、例えば透明体で構成してもよい。この場合は、保持テーブル2の保持面20aがウエーハWより小さい面積でなく、ウエーハWと同じ面積又はウエーハWよりも大きな面積で構成してもよい。なお、図示していないが、保持テーブル2の近傍には、保持テーブル2に吸引保持されたウエーハWの第1の面W1と第2の面W2とを照明する光源が配置されている。
読取手段3は、識別マークM1,M2を撮像するカメラ30と、2つ以上のミラーにより構成されるミラーユニット31と、カメラ30を所定の位置に移動させる移動手段32とを備えている。カメラ30には、撮像素子が内蔵され、−Z方向を読取範囲とする向きに配置されている。カメラ30は、識別マークM1,M2の画像データからウエーハIDを読み取ることが可能となっている。
ミラーユニット31は、保持テーブル2の保持面20aよりも低い位置に配設されている。ミラーユニット31は、第1のミラー310と第2のミラー311とを含んでいる。第1のミラー310は、例えばXY平面をX方向から見て時計回りに45度傾けた向きで、ウエーハWに識別マークM1が形成された位置の−Z方向に配置されている。また、第2のミラー311は、例えばXY平面をX方向から見て反時計周りに45度傾けた向きで、第1のミラー310の+Y方向に配置され、かつ、カメラ30の−Z方向の読取範囲に配置されている。
移動手段32は、例えばXY平面をX方向から見て時計周りに所定角度傾けて配置されている。移動手段32は、枠体322と、枠体322の内部に配設されたボールネジ320と、ボールネジ320の端部に接続されたモータ321と、ボールネジ320と平行に延在するガイド323と、ガイド323に沿って移動する移動部324とを備えている。モータ321としては、例えばパルスモータを使用することができる。移動部324には、カメラ30が接続されている。移動手段32では、ガイド323に沿って移動部324とともにカメラ30を往復移動させることにより、保持テーブル2に保持されたウエーハWの第1の面W1に形成された識別マークM1とカメラ30との距離D1と、保持テーブル2に保持されたウエーハWの第2の面W2に形成された識別マークM2とカメラ30との距離D2とが一致するまでカメラ30の位置を移動させる。ここで、距離D1は、識別マークM1から第1のミラー310までの距離D11と、第1のミラー310から第2のミラー311までの距離D12と、第2のミラー311からカメラ30までの距離D13との和である。第1のミラー310及び第2のミラー311の位置は固定されており、カメラ30が第2のミラー311の+Z方向側に位置するときの距離D1と、カメラ30が識別マークM2の+Z方向側に位置するときの距離D2とが一致するように、第1のミラー310及び第2のミラー311の位置があらかじめ調整されている。第1のミラー310は、識別マークM1の−Z方向側に位置している。距離D1と距離D2とが同じ距離となる2箇所のカメラ30の位置が、識別マークM1を読み取る第1の読取位置P1と、識別マークM2を読み取る第2の読取位置P2となる。第1の読取位置P1及び第2の読取位置P2においては、識別マークM1及びM2にカメラ30のピントが合った状態となる。モータ321がパルスモータである場合は、モータ321へ供給するパルス信号を所定数とすることにより、カメラ30を、第1の読取位置P1又は第2の読取位置P2に位置づけることができる。また、モータ321にエンコーダを備え、モータ321の回転角度に基づきフィードバック制御を行うことで、カメラ30を所定の位置に位置づけるようにしてもよい。
次に、識別マーク読取装置1の動作例について説明する。なお、ウエーハWの識別マークM1,M2の位置情報は、研削装置にあらかじめ記億させておく。
まず、保持テーブル2の保持面20aにウエーハWの第1の面W1側から載置する。このとき、保持面20aの中心とウエーハWの中心とを一致させてから、吸引源24の吸引力を作用させた保持面20aでウエーハWを吸引保持する。保持テーブル2の保持面20aは、ウエーハWよりも外径が小さいため、第1の面W1の中央部分のみが保持面20aによって吸引保持され、識別マークM1を含むウエーハWの外周部分は、保持部20の外側にはみ出して下方に向けて露出した状態となる。
移動手段32は、ガイド323に沿って、ウエーハWの第1の面W1に形成された識別マークM1とカメラ30との距離D1と、ウエーハWの第2の面W2に形成された識別マークM2とカメラ30との距離D2とが一致するまでカメラ30を所定の位置まで移動させて、カメラ30から読取対象となる識別マークM1,M2までの距離を一致させる。
移動手段32により移動部324とともにカメラ30をガイド323に沿って+Z方向に移動させることにより、カメラ30を第1の読取位置P1に位置づけ、第1のミラー310における光の反射によって第2のミラー311に写し出された識別マークM1をカメラ30で撮像して、識別マークM1の画像データからウエーハWを識別する。次いで、移動手段32により移動部324とともにカメラ30をガイド323に沿ってさらに+Z方向に移動させることにより、二点鎖線に示すようにカメラ30を第2の読取位置P2に位置づける。これにより、識別マークM2がカメラ30の読取範囲に直接入るため、識別マークM2をカメラ30で撮像して、識別マークM2の画像データからウエーハWを識別する。このようにして、ウエーハWの両面に形成された2つの識別マークM1,M2の読み取って、加工の履歴を管理する。
ウエーハWの円周方向において異なる位置に識別マークM1,M2が形成されている場合は、回転手段21が保持テーブル2を回転させてカメラ30の読取範囲に識別マークM1,M2を位置づける。この場合の識別マークM1,M2が、図示しないオリエンテーションフラット又はノッチを基準として所定角度離れた位置に形成されている場合は、パターンマッチング等の処理によってオリエンテーションフラットやノッチを検出し、検出した位置から識別マークM1,M2の位置を割り出し、第1の読取位置P1に位置づけられたカメラ30の−Z方向の読取範囲に識別マークM1を位置づけ、識別マークM1をカメラ30で撮像する。また、割り出された識別マークM2を撮像する場合についても、第2の読取位置P2に位置づけられたカメラ30の−Z方向の読取範囲に識別マークM2を位置づけ、識別マークM2をカメラ30で撮像する。このように、ウエーハWの表裏において異なる位置に識別マークM1,M2が形成されていたとしても、識別マークM1,M2を的確に読み取ることができる。
このように、本発明にかかる識別マーク読取装置1は、ウエーハWよりも例えば小さい面積の保持面20aでウエーハWの第1の面W1を保持する保持テーブル2と、保持テーブル2に保持されたウエーハWに形成された識別マークM1,M2を読み取る読取手段3とを備え、読取手段3は、識別マークM1,M2を撮像するカメラ30と、2つ以上のミラーを含むミラーユニット31と、カメラ30を移動させる移動手段32とを備え、移動手段32によってカメラ30を移動させ、保持テーブル2に保持されたウエーハWの第1の面W1に形成された識別マークM1とカメラ30との距離D1と、保持テーブル2に保持されたウエーハWの第2の面W2に形成された識別マークM2とカメラ30との距離D2とを一致させるため、カメラ30のピント合わせを短時間で行うことができ、第1の面W1と第2の面W2との両面に形成された2つの識別マークM1,M2の読み取り動作が早くなり、ウエーハWの識別を効率よく行うことができる。第1の読取位置P1及び第2の読取位置P2を設定したウエーハWの厚みと、保持テーブル2が保持したウエーハWの厚みとが異なるときは、その差分だけ第2の読取位置P2の位置を調整して距離D1と距離D2とを一致させることにより、第1の面W1と第2の面W2との両面に形成された識別マークM1,M2を読み取ることができる。
3 識別マーク読取装置の第2例
図2に示す識別マーク読取装置1Aは、ウエーハWの第1の面W1と第2の面W2との両面に形成された識別マークM1,M2を読み取る読取装置の第2例である。識別マーク読取装置1Aは、上記読取手段3の変形例となる読取手段4を備え、読取手段4を備えた点以外は、識別マーク読取装置1と同様の構成となっている。
読取手段4は、識別マークM1,M2を撮像するカメラ40と、2つ以上のミラーにより構成されるミラーユニット41と、保持テーブル2の保持面20aよりも高い位置に配置された第4のミラー42と、カメラ40を所定の位置に移動させる移動手段43とを備えている。カメラ40には撮像素子が内蔵され、−Y方向を読取範囲とする向きに配置されている。
ミラーユニット41は、保持テーブル2の保持面20aよりも低い位置に配設されている。ミラーユニット41は、第1のミラー410と第2のミラー411と第3のミラー412とを含んでいる。第1のミラー410は、例えばXY平面をX方向から見て時計回りに45度傾けた向きで、ウエーハWに識別マークM1が形成された位置の−Z方向に配置されている。また、第2のミラー411は、例えばXY平面をX方向から見て反時計周りに45度傾けた向きで、第1のミラー410の+Y方向に配置されている。さらに、第3のミラー412は、例えばXY平面をX方向から見て反時計回りに45度傾けた向きで、第2のミラー411の+Z方向に配置され、かつ、カメラ40の−Y方向の読取範囲に配置されている。一方、第4のミラー42は、例えばXY平面をX方向から見て反時計回りに45度傾けた向きで、ウエーハWの第2の面W2の+Z方向に配置され、かつ、カメラ40の−Y方向の読取範囲に配置されている。
移動手段43は、カメラ40を上下方向(±Z方向)に移動させる移動機構である。移動手段43では、カメラ40を上下方向に往復移動させることにより、保持テーブル2に保持されたウエーハWの第1の面W1に形成された識別マークM1とカメラ40との距離D3と、保持テーブル2に保持されたウエーハWの第2の面W2に形成された識別マークM2とカメラ40との距離D4とが一致するまでカメラ40を移動させることができる。ここで、距離D3は、識別マークM1から第1のミラー410までの距離D31と、第1のミラー410から第2のミラー411までの距離D32と、第2のミラー411から第3のミラー412までの距離D33と、第3のミラー412からカメラ40までの距離D34との和である。一方、距離D4は、識別マークM2から第4のミラー42までの距離D41と、第4のミラー42からカメラ40までの距離D42との和である。第1のミラー410、第2のミラー411、第3のミラー412及び第4のミラー42の位置は固定されており、カメラ40が第3のミラー412の+Y方向側に位置するときの距離D1と、カメラ40が第4のミラー42の+Y方向側に位置するときの距離D2とが一致するように、第1のミラー410、第2のミラー411、第3のミラー412及び第4のミラー42の位置があらかじめ調整されている。第1のミラー410は、識別マークM1の−Z方向側に位置し、第4のミラー42は、識別マークM2の+Z方向側に位置している。第1例と同様に、距離D3と距離D4とが同じ距離となる2箇所のカメラ40の位置が、識別マークM1を読み取る第1の読取位置P1と、識別マークM2を読み取る第2の読取位置P2となる。第1の読取位置P1及び第2の読取位置P2においては、識別マークM1及びM2にカメラ40のピントが合った状態となる。
識別マーク読取装置1Aを用いて識別マークM1,M2を読み取る場合は、第1例と同様に、保持テーブル2の保持面20aの中心とウエーハWの中心とを一致させてから、吸引源24の吸引力を作用させた保持面20aでウエーハWを吸引保持する。次いで、移動手段43によりカメラ40を+Z方向に移動させることにより、カメラ40を第1の読取位置P1に位置づけ、第1のミラー410及び第2のミラー411の反射によって第3のミラー412に写し出された識別マークM1をカメラ40で撮像して、識別マークM1の画像データからウエーハWを識別する。また、移動手段43によりカメラ40をさらに+Z方向に移動させることにより、二点鎖線に示すようにカメラ40を第2の読取位置P2に位置づけ、第4のミラー42に写し出された識別マークM2をカメラ40で撮像して、識別マークM2の画像データからウエーハWを識別する。
ウエーハWの円周方向において異なる位置に識別マークM1,M2が形成されている場合は、回転手段21が保持テーブル2を回転させてカメラ40の読取範囲に識別マークM1,M2を位置づける。この場合の識別マークM1,M2が、図示しないオリエンテーションフラット又はノッチを基準として所定角度離れた位置に形成されている場合は、パターンマッチング等の処理によってオリエンテーションフラットやノッチを検出し、検出した位置から識別マークM1,M2の位置を割り出し、第1の読取位置P1に位置づけられたカメラ40の−Y方向の読取範囲に識別マークM1を位置づけ、識別マークM1をカメラ40で撮像する。また、割り出された識別マークM2を撮像する場合についても、上記同様に、回転手段21がさらに保持テーブル2を回転させて、第2の読取位置P2に位置づけられたカメラ40の−Y方向の読取範囲に識別マークM2を位置づけ、識別マークM2をカメラ40で撮像する。このように、第1例と同様に、ウエーハWの表裏において異なる位置に識別マークM1,M2が形成されていたとしても、識別マークM1,M2を的確に読み取ることができる。また、第3のミラー412において−Z方向に光を反射させるため、第1例と比較すると、カメラ40のZ軸方向の移動距離が短くなるため、カメラ40の移動時間を短縮することができる。第2例の場合は、ウエーハWの第1の面W1側の方が第2の面W2側よりもミラーの数が多く反射回数も多くなり、識別マークM1を撮像したときの撮像画の明るさと識別マークM2を撮像したときの撮像画の明るさとが異なるため、識別マークM1,M2の撮像画の明るさが同じとなる程度に明るさ補正を行うことが好ましい。第1の読取位置P1及び第2の読取位置P2を設定したウエーハWの厚みと、保持テーブル2が保持したウエーハWの厚みとが異なるときは、その差分だけ第2の読取位置P2と第4のミラー42との位置を調整して距離D3と距離D4とを一致させることにより、第1の面W1と第2の面W2との両面に形成された識別マークM1,M2を読み取ることができる。
4 識別マーク読取装置の第3例
図3に示す識別マーク読取装置1Bは、ウエーハWの第1の面W1と第2の面W2との両面に形成された識別マークM1,M2を読み取る読取装置の第3例である。識別マーク読取装置1Bは、上記読取手段3の変形例となる読取手段5を備え、読取手段5を備えた点以外は、識別マーク読取装置1と同様の構成となっている。
読取手段5は、識別マークM1,M2を撮像するカメラ50と、保持テーブル2の保持面20aよりも低い位置に配設された第1のミラー51と、保持テーブル2の保持面20aよりも高い位置に配設された第2のミラー52と、カメラ50を所定の位置に移動させる移動手段53とを備えている。カメラ50には撮像素子が内蔵され、第2例と同様に、−Y方向を読取範囲とする向きに配置されている。
第1のミラー51は、例えばXY平面をX方向から見て時計回りに45度傾けた向きで、ウエーハWに識別マークM1が形成された位置の−Z方向に配置されている。一方、第2のミラー52は、例えばXY平面をX方向から見て反時計回りに45度傾けた向きで、ウエーハWに識別マークM2が形成された位置の+Z方向に配置されている。
移動手段53は、第2例の移動手段43と同様の構成となっている。すなわち、カメラ50を上下方向(±Z方向)に移動させる移動機構である。移動手段53では、カメラ50を上下方向に往復移動させることにより、距離D5と距離D6とが一致するまでカメラ50を移動させることができる。ここで、距離D5は、識別マークM1から第1のミラー51までの距離D51と、第1のミラー51からカメラ50までの距離D52との和である。一方、距離D6は、識別マークM2から第2のミラー52までの距離D61と、第2のミラー52からカメラ50までの距離D62との和である。第1のミラー51及び第2のミラー52の位置は固定されており、カメラ50が第1のミラー51の+Y方向側に位置するときの距離D1と、カメラ50が第2のミラー52の+Y方向側に位置するときの距離D2とが一致するように、第1のミラー51及び第2のミラー52の位置があらかじめ調整されている。第1のミラー51は、識別マークM1の−Z方向側に位置し、第2のミラー52は、識別マークM2の+Z方向側に位置している。そして、距離D5と距離D6とが同じ距離となる2箇所のカメラ50の位置が、識別マークM1を読み取る第1の読取位置P1と、識別マークM2を読み取る第2の読取位置P2となる。第1の読取位置P1及び第2の読取位置P2においては、識別マークM1及びM2にカメラ50のピントが合った状態とする。
識別マーク読取装置1Bを用いて識別マークM1,M2を読み取る場合は、第1例と同様に、保持テーブル2の保持面20aの中心とウエーハWの中心とを一致させてから、吸引源24の吸引力を作用させた保持面20aでウエーハWを吸引保持する。次いで、移動手段53によりカメラ50を+Z方向に移動させることにより、カメラ50を第1の読取位置P1に位置づけ、第1のミラー51に写し出された識別マークM1をカメラ50で撮像して、識別マークM1の画像データからウエーハWを識別する。また、移動手段53によりカメラ50をさらに+Z方向に移動させることにより、二点鎖線に示すようにカメラ50を第2の読取位置P2に位置づけ、第2のミラー52に写し出された識別マークM2をカメラ50で撮像して、識別マークM2の画像データからウエーハWを識別する。ウエーハWの円周方向において異なる位置に識別マークM1,M2が形成されている場合は、第2例と同様に、回転手段21が保持テーブル2を回転させ、オリエンテーションフラットやノッチを検出し、検出した位置から識別マークM1,M2の位置を割り出し、第1の読取位置P1又は第2の読取位置P2に位置づけられたカメラ50の−Y方向の読取範囲に識別マークM1又は識別マークM2を位置づけ、カメラ50で撮像すればよい。第3例の場合は、ウエーハWの第1の面W1側と第2の面W2側とでミラーの数が等しく反射回数が同じであるため、識別マークM1を撮像したときの撮像画の明るさと識別マークM2を撮像したときの撮像画の明るさとが同じであるため、明るさ補正が不要となる。第1の読取位置P1及び第2の読取位置P2を設定したウエーハWの厚みと、保持テーブル2が保持したウエーハWの厚みとが異なるときは、その差分だけ第2の読取位置P2と第2のミラー52との位置を調整して距離D5と距離D6とを一致させることにより、第1の面W1と第2の面W2との両面に形成された識別マークM1,M2を読み取ることができる。
本実施形態に示したカメラ30,40及び50の数は、1つとなっているが、この数に限定されるものではなく、例えば2つ使用してもよい。また、移動手段32,43及び54によってカメラ30,40及び50のピント合わせを短時間で行えることから、カメラ30,40及び50としては、オートフォーカス機能を有しない比較的安価なカメラを使用することが可能となっている。
1,1A,1B:識別マーク読取装置 2:保持テーブル 20:保持部
20a:保持面 21:回転手段 22:配管 23:ロータリージョイント
24:吸引源 3:読取手段 30:カメラ 31:ミラーユニット
310:第1のミラー 311:第2のミラー 32:移動手段 320:ボールネジ
321:モータ 322:枠体 323:ガイド 324:移動部
4:読取手段 40:カメラ 41:ミラーユニット
410:第1のミラー 411:第2のミラー 412:第3のミラー
42:第4のミラー 43:移動手段
5:読取手段 50:カメラ 51:第1のミラー 52:第2のミラー
53:移動手段

Claims (2)

  1. ウエーハの第1の面と第2の面との両面に形成された識別マークを読み取るウエーハの識別マーク読取装置であって、
    保持面でウエーハの該第1の面を保持する保持テーブルと、
    該保持テーブルに保持されたウエーハに形成された該識別マークを読み取る読取手段とを備え、
    該読取手段は、該識別マークを撮像するカメラと、
    2つ以上のミラーと、
    該カメラを移動させる移動手段とを備え、
    該移動手段によって該カメラを移動させ、該保持テーブルに保持されたウエーハの該第1の面に形成された該識別マークと該カメラとの距離と、該保持テーブルに保持されたウエーハの該第2の面に形成された該識別マークと該カメラとの距離とを一致させ該第1の面と該第2の面とに形成された2つの該識別マークを読み取ることを特徴とするウエーハの識別マーク読取装置。
  2. 前記保持テーブルは、該保持テーブルを回転させる回転手段を備え、
    前記第1の面に形成された前記識別マークと前記第2の面に形成された前記識別マークとが円周方向に異なる位置に形成されていても該回転手段により該保持テーブルに保持されたウエーハを回転させ、該第1の面と該第2の面とに形成された2つの該識別マークを読取可能とする請求項1記載のウエーハの識別マーク読取装置。
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