JP2018043928A - モルタル又はコンクリート用養生剤 - Google Patents

モルタル又はコンクリート用養生剤 Download PDF

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【課題】使用時期や使用方法によらず、凝結過程で起こる急激な乾燥を抑制し、かつ、硬化体の外観を損なわないモルタル又はコンクリート用養生剤を提供すること。【解決手段】水中油型エマルションを含むモルタル又はコンクリート用養生剤であって、前記水中油型エマルションが、油性成分として、(A)炭素数12〜30の高級アルコール、炭素数12〜30の高級脂肪酸及び炭素数12〜30の高級脂肪酸アミドから選ばれる1種又は2種以上と、(B)炭素数12〜24の飽和又は不飽和脂肪酸と、炭素数8〜30の一価アルコール又は炭素数2〜30の多価アルコールとのエステル及び/又はそのアルキレンオキサイド付加物とを含むことを特徴とする、モルタル又はコンクリート用養生剤。【選択図】 なし

Description

本発明は、モルタル又はコンクリート用の養生剤に関するものである。より詳しくは、モルタル又はコンクリートに対して使用したときに良好な仕上げ性を有し、凝結過程に起こる急激な乾燥を抑制し、更には硬化後の表層品質を向上する養生剤に関するものである。
土木建築構造物の長寿命化という観点で、コンクリートの表層品質向上は近年より一層の注目を集めている。コンクリート構造物の劣化は、主として外部からの水分侵入を原因とするものが多く、ここで水の侵入経路はコンクリートのひび割れにより発生する。そのため、ひび割れ抑制に関する技術に対する期待は大きい。また、打設したコンクリートが直接人の目にさらされるような場合においては、表面美観の良し悪しがひとつの要求性能としても位置付けられるようになってきた。
前記のひび割れは、コンクリートが乾燥することによって生じる収縮応力により発生するのが一般的である。たとえば舗装コンクリートのような、コンクリートの打設量に対する打設面積の割合が高いもの、すなわち部材の厚みが薄いものほどひび割れはより顕著にあらわれる。この場合、コンクリートの表層が大気に接触する面積は広いため、打設以降コンクリート中の水分が時間の経過に応じて失われていく。そのため、表層には乾燥によるひび割れが発生しやすい。
打設後若材齢での乾燥によるコンクリートのひび割れは、多くのケースにおいて適切な養生を行うことで防止することができるといわれている。コンクリートの養生方法は、打設後のコンクリートに直接水を散布する散水養生や、打設したコンクリートを所定の期間シートで覆うシート養生のほかに、養生剤の使用によるものも挙げられる。散水養生は、コンクリートに対して継続的に水分を供給できれば効果的であるものの、供給した水分が失われる速度が速い場合には、高い効果を得るためにシート養生と併用することが望ましい。しかしながら、シート養生はその材料の保全管理などの作業も必要となる。
養生剤はコンクリート打設後に散布または塗布するものが中心であり、表層に浸透するタイプや、表層に被膜を形成するタイプなどがあり、おもにパラフィンワックス系、パラフィンワックスエマルジョン系、脂肪酸エステル系、アニオン活性剤系やスチレン・ブタジエン系などのタイプが挙げられる(例えば、特許文献1〜4参照)。養生剤使用の時期は、打設直後から凝結の終結後までと幅広く、一方で凝結始発前のコテ仕上げ工程で用いられる場合もある。養生剤は散水養生やシート養生のような管理を必要としないため、簡便に使用できる反面、使用環境や条件によってはコンクリートの表面美観を損なうものもある。
特許文献5には、融点が70℃以下であり、かつ室温で半固形状又は固形状である所定の油性成分を含有してなることを特徴とするセメント構造物用被覆養生剤が開示されている。しかし、かかる養生剤は打設後1日程度経過し、凝結がほぼ終結したものに使用した場合は一定の効果があるものの、打設直後、すなわち凝結始発前に使用した場合、乾燥抑制効果が十分でなく、また分離水があり作業性悪いなどの問題がある。また、硬化後のモルタル又はコンクリート表面に白華や色むらが発生し、美観が損なわれるという問題もある。
特開平6−87113号公報 特開平11−21184号公報 特開2007−308353号公報 特開2008−273765号公報 特開2010−18490号公報
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、使用時期や使用方法によらず、凝結過程で起こる急激な乾燥を抑制し、かつ、硬化体の外観を損なわないモルタル又はコンクリート用養生剤を提供することを課題とするものである。
本発明は、水中油型エマルションを含むモルタル又はコンクリート用養生剤であって、
前記水中油型エマルションが、油性成分として、
(A)炭素数12〜30の高級アルコール、炭素数12〜30の高級脂肪酸及び炭素数12〜30の高級脂肪酸アミドから選ばれる1種又は2種以上と、
(B)炭素数12〜24の飽和又は不飽和脂肪酸と、炭素数8〜30の一価アルコール又は炭素数2〜30の多価アルコールとのエステル及び/又はそのアルキレンオキサイド付加物
とを含むことを特徴とする、モルタル又はコンクリート用養生剤に関するものである。
本発明はまた、前記のモルタル又はコンクリート用養生剤をセメント組成物に添加し、又はモルタル又はコンクリート表面に塗布若しくは散布することを特徴とする、モルタル又はコンクリートの養生方法に関するものである。
本発明のモルタル又はコンクリート用養生剤は、モルタル又はコンクリートの打設後、仕上げ以降の乾燥を大幅に抑制することができ、ひび割れの発生リスクを低減することができる。また、フレッシュモルタル又はコンクリートとの混和性が良好であるため仕上げ作業が行いやすく、凝結始発前に使用した場合でも優れた乾燥抑制効果が得られる。
本発明のモルタル又はコンクリート用養生剤を使用したモルタル又はコンクリート硬化体は、白華や色むらが少ない、斑模様が無い等、表面美観に優れる。
このような効果が得られる理由は定かではないが、以下のように推定される。すなわち、乳化粒子の周縁部に(A)成分等からなる液晶やαゲルの層が形成されることにより乳化粒子の凝集が抑制され、安定性が著しく向上する。その結果、油性成分が養生中のセメント組成物中に均一に浸透・分散し、優れた乾燥抑制効果を発揮すると考えられる。
以下、本発明についてさらに詳しく説明する。
((A)高級アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アミド)
本発明において、(A)炭素数12〜30の高級アルコールとしては、天然アルコールまたはおよび合成アルコールの1種または2種以上が使用できる。天然アルコールとしては、飽和アルコール;例えばラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、牛脂アルコール、エイコサノール、ベヘニルアルコール、テトラコサノール、ヘキサコサノール、オクタコサノール、トリアコンチルアルコールなどおよび不飽和アルコール;例えばパルミトレイルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコールなどがあげられる。合成アルコールとしては、チーグラー法で合成された直鎖で非分岐状の飽和アルコール、オキソ法で合成された直鎖第1級アルコール或いは分岐第1級アルコールまたはこれらの炭素数の異なるアルコール混合物やパラフィンを空気酸化してつくられる直鎖第2級アルコールなどが挙げられる。これらの中でも、セチルアルコール、ステアリルアルコール、牛脂アルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコールが好ましく、セチルアルコール、ステアリルアルコールが特に好ましい。
また、エマルションの安定性や乾燥抑制効果等の点で、これらの高級アルコールを2種以上含む混合アルコールが好ましく、特にセチルアルコールとステアリルアルコールを質量基準で10/90〜90/10の割合で含む混合アルコールが好ましく、20/80〜80/20の割合で含む混合アルコールがより好ましい。
炭素数12〜30の高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、カプリン酸、ベヘン(ベヘニン)酸、12−ヒドロキシステアリン酸、2−ヘプチルウンデカン酸、ウンデシレン酸及びモンタン酸等が挙げられる。
炭素数12〜30の高級脂肪酸アミドとしては、ラウリン酸アミド、ミリスチン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、ベヘン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、モンタン酸アミド等の高級脂肪酸モノアミドが挙げられる。
また、エマルションの安定性や乾燥抑制効果等の点で、これらの高級脂肪酸及び/又は高級脂肪酸アミドの2種以上を含むものが好ましく、特にパルミチン酸アミドとステアリン酸アミドを質量基準で10/90〜90/10の割合で含むものが好ましく、20/80〜80/20の割合で含むものがより好ましい。
(A)成分の含有量は、本発明の養生剤全量に対し、1.0〜20.0質量%が好ましく、5.0〜20.0質量%がより好ましく、10.0〜20.0質量%がさらに好ましい。
((B)脂肪酸エステル又はそのアルキレンオキサイド付加物)
本発明の養生剤に用いられる(B)炭素数12〜24の飽和又は不飽和脂肪酸と、炭素数8〜30の一価アルコール又は炭素数2〜30の多価アルコールとのエステルは、炭素数12〜24の飽和又は不飽和脂肪酸と、炭素数8〜30の一価アルコール又は炭素数2〜30の多価アルコールとを常法によりエステル化反応させることにより得られる。
炭素数12〜24の飽和又は不飽和脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸等の直鎖または分岐鎖飽和脂肪酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸等の直鎖不飽和脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、ナタネ油脂肪酸、米ヌカ油脂肪酸、牛脂脂肪酸等の天然油脂由来の脂肪酸混合物等が挙げられる。これらの中でも、フレッシュモルタルやフレッシュコンクリートとの混和性が良好である点で炭素数12〜24の不飽和脂肪酸が好ましく、オレイン酸が特に好ましい。
炭素数8〜30の一価アルコールとしては、オクチルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、アルキルシクロヘキサノール等が挙げられる。その他、(A)成分として挙げたものも使用できる。
炭素数2〜30の多価アルコールとしては、具体的には2乃至8個のヒドロキシ基を有する化合物であり、例えば2価アルコール(エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコールおよびヘキサンジオール);3〜5価の多価アルコール(グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビタンおよびジグリセリン);糖類及びその誘導体(ショ糖、グルコース、フルクトースおよびメチルグリコシド等)が挙げられる。このうち、好ましくは3〜5価の多価アルコールと糖類が用いられ、より好ましくはソルビトール、ソルビタン、ポリグリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール及びショ糖である。
脂肪酸と一価のアルコールとのエステルの具体例としては、ラウリン酸オクチル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ラウリル、ラウリン酸ミリスチル、ラウリン酸セチル、ラウリン酸ステアリル、ラウリン酸オレイル、ラウリン酸ベヘニル、ミリスチン酸オクチル、ミリスチン酸ラウリル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸ステアリル、ミリスチン酸オレイル、ミリスチン酸ベヘニルパルミチン酸ラウリル、パルミチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸ステアリル、パルミチン酸オレイル、パルミチン酸ベヘニル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸ラウリル、ステアリン酸ミリスチル、ステアリン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸オレイル、ステアリン酸ベヘニル、イソステアリン酸ラウリル、イソステアリン酸セチル、イソステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、オレイン酸ラウリル、オレイン酸ミリスチル、オレイン酸セチル、オレイン酸ステアリル、オレイン酸オレイル、オレイン酸ベヘニル、リノレン酸ラウリル、リノレン酸ミリスチル、リノレン酸セチル、リノレン酸ステアリル、リノレン酸オレイル、ベヘン酸オクチル、ベヘン酸ラウリル、へベン酸ミリスチル、へベン酸セチル、ベヘン酸ステアリル、ベヘン酸オレイル、ヒマシ油脂肪酸オレイルエステル、牛脂油脂肪酸オレイルエステル、大豆油脂肪酸オレイルエステル、パーム油脂肪酸オレイルエステル等が挙げられる。
脂肪酸と多価アルコールとのエステルの具体例としては、モノラウリン酸エチレングリコール、モノミリスチン酸エチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、モノオレイン酸エチレングリコール、ジラウリン酸エチレングリコール、ジミリスチン酸エチレングリコール、ジステアリン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、モノミリスチン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノオレイン酸プロピレングリコール、ジラウリン酸プロピレングリコール、ジミリスチン酸プロピレングリコール、ジステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸ヘキサンジオール、モノオレイン酸ヘキサンジオール、ジステアリン酸ヘキサンジオール、ジオレイン酸ヘキサンジオール、モノラウリン酸グリセリル、モノミリスチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、ジラウリン酸グリセリル、ジミリスチン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル、ジオレイン酸グリセリル、モノラウリン酸ソルビトール、モノミリスチン酸ソルビトール、モノステアリン酸ソルビトール、モノオレイン酸ソルビトール、ジラウリン酸ソルビトール、ジステアリン酸ソルビトール、ジオレイン酸ソルビトール、モノラウリン酸ペンタエリスリトール、モノミリスチン酸ペンタエリスリトール、モノステアリン酸ペンタエリスリトール、モノオレイン酸ペンタエリスリトール、モノベヘン酸ペンタエリスリトール、ジラウリン酸ペンタエリスリトール、ジミリスチン酸ペンタエリスリトール、ジステアリン酸ペンタエリスリトール、ジオレイン酸ペンタエリスリトール、ヒマシ油脂肪酸ペンタエリスリトール、牛脂油脂肪酸ペンタエリスリトール、大豆油脂肪酸ペンタエリスリトール、パーム油脂肪酸ペンタエリスリトール等が挙げられる。
脂肪酸と多価アルコールとのエステルは、多価アルコールのヒドロキシ基の一部がエステル化された部分エステルであってもよく、そのエステル化率は好ましくは10〜100%、より好ましくは30〜100%である。
エステルのアルキレンオキサイド付加物は、前記部分エステルに常法によりアルキレンオキサイドを付加することで得られる。また本発明のエステルのアルキレンオキサイド付加物には、多価アルコールのアルキレンオキサイド付加物と脂肪酸とのエステルも含まれる。
アルキレンオキサイドとしては、炭素数2〜4のアルキレンオキサイドが挙げられ、具体的にはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドが挙げられる。2種以上のアルキレンオキサイドを付加する場合、その付加形態はランダム付加でもブロック付加でもよい。
アルキレンオキサイドの付加数は、好ましくは0〜100モル、より好ましくは1〜60モル、さらに好ましくは5〜40モルである。
(B)成分の含有量は、本発明の養生剤全量に対し、1.0〜10.0質量%が好ましく、2.0〜10.0質量%がより好ましい。
また、前記(A)成分と、前記(B)成分の含有質量比(A)/(B)は、20/80〜80/20であれば好ましく、40/60〜80/20であればより好ましい。
((C)炭化水素油)
本発明の養生剤は、油性成分としてさらに(C)炭化水素油を含んでいてもよい。
(C)炭化水素油としては、流動パラフィン、ポリブテン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン、スクワラン、スクワレン、プリスタン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、テトラデセン、イソヘキサデカン、イソドデカン、α―オレフィンオリゴマー、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、ポリエチレン、セレシン、重質軽油、減圧軽油、潤滑油ラフィネート、ブライトストック、スラックワックス(粗蝋)、蝋下油、脱油蝋、合成油、フィッシャー・トロプシュ合成油、高流動点ポリオレフィン、直鎖状α−オレフィン等を挙げることができる。これらの中でも、パラフィンワックス、ワセリン、直鎖状α−オレフィンが好ましく、ワセリンが特に好ましい。これらを1種もしくは2種以上、用いることができる。
(C)成分の含有量は、乾燥抑制効果や仕上げ作業性の改善の点で、本発明の養生剤全量に対し、1.0〜15.0質量%が好ましく、1.0〜5.0質量%がより好ましい。
本発明に係る水中油型エマルションの製造には、乳化剤として公知のノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤を用いることができる。
ノニオン界面活性剤はたとえば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等のものが挙げられる。
アニオン界面活性剤は、たとえばポリオキシエチレンアルキルエーテルの硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルの燐酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテルの燐酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルのマレイン酸ハーフエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフエノールエーテルのマレイン酸ハーフエステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩等のものが挙げられる。
本発明のモルタル又はコンクリート用養生剤は、以上の油性成分を含有する油相が、水又は水溶液中に乳化分散した水中油型エマルションを含む。かかる水中油型エマルションは、公知の乳化方法にて容易に得られる。例えば、容器に油性成分及び乳化剤を仕込み、油性成分の融点以上に加温し混合後、熱水を加え高速撹拌混合してエマルション化する方法があるが、製造方法について特に限定するものではない。又、エマルション化の設備としてホモミキサー、高圧乳化機、コロイドミル等の乳化機を使用しても良い。
水中油型エマルション全量中の油性成分の割合は、10〜50質量%が好ましい。
水中油型エマルションの平均乳化粒子径は特に限定されないが、乾燥抑制効果と外観の点で好ましくは1〜100μm、さらに好ましくは1〜50μmである。
本発明のモルタル又はコンクリート用養生剤の粘度は特に限定されないが、噴霧器等で目詰まりなくミスト状に散布可能で、塗布した際に塗りムラが生じにくい点で20〜500mPa・s(20℃)が好ましく、20〜300mPa・s(20℃)がより好ましい。
本発明の養生剤は、エマルションの分離防止の目的で増粘剤を用いることができる。増粘剤はたとえば澱粉、セルロース、プルラン、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム、グアーガム、グルコマンナン、キサンタンガム、ウェランガム、ラムザンガム、トラガントガム、ローカストビーンガム、デュータンガム、アガロース、グリコーゲン、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アクリルアミドおよびアクリル酸の共重合物、アクリルアミド及びメタクリル酸の共重合物、メタクリルアミドおよびアクリルアミドの共重合物、メタクリルアミド及びメタクリル酸の共重合物等の水溶性高分子が挙げられる。
さらに必要に応じて粘度安定剤、防腐剤、防かび剤、殺菌剤、防錆剤、皮張り防止剤等を含んでもよい。
本発明のモルタル又はコンクリート用養生剤の使用時期や使用方法は特に限定されず、従来公知の養生剤と同様の使用方法、例えば、凝結始発前、硬化あるいは半硬化したセメント硬化体表面に塗布、或いは散布・吹付け・噴霧等して含浸させる方法が挙げられる。本発明の養生剤はフレッシュモルタル又はコンクリートとの混和性が良好であるため、モルタル/コンクリートの凝結始発前にスプレーなどで散布したのち、コテなどを用いた仕上げ作業性が良好である。
また、本発明の養生剤は、硬化体表面に塗布する方法以外にも、セメント類の練り水に添加して使用する方法、セメント類を混練しながらそこに添加する方法、シリカ等の吸油性粉体に吸収させて固体状とし、それをセメント類に添加する方法、一度練り上げたモルタル/コンクリートに養生剤を追加添加し、更に練り混ぜたのちに打設する方法等も適用可能である。
本発明の養生剤をセメント硬化体に対して塗布する場合、通常その表面に対して50〜300g/m程度を使用する。また、セメント類に添加して用いる場合は、セメント質量に対して0.1〜10質量%が好ましい。但しコンクリートの材料、配合条件により異なるので本発明の養生剤の添加量はこれに限定されるものではない。
本発明の養生剤は、他のセメント用添加剤と混和し、所謂セメント混和剤の形態として使用することもできる。配合され得る他のセメント用添加剤としては、離型剤、消泡剤、収縮低減剤、表面美観向上剤、撥水剤、凝結促進剤、凝結遅延剤、コンクリート用塗料、表面補修材等が挙げられる。これらのほか、膨張材、防錆剤、有機繊維、無機繊維、有機ポリマー、顔料など、セメント組成物に通常用いる種々の混和材料を使用できる。
以下に実施例によって本発明を詳細に説明するが、これによって本発明が何ら限定されるものではない。なお、本実施例においては、特に断りのない限り部及び%は質量部及び質量%を意味する。
<養生剤の製造>
[製造例1]
(A)高級アルコール(C16/C18=40/60)を7.5部、(B)オレイン酸と高級アルコール(同上)とのエステル化合物7.5部、乳化剤(ポリオキシエチレン(30モル)ラウリルエーテル)0.8部、分散剤(マレイン酸系アニオン界面活性剤)0.8部をフラスコに仕込み、85〜95℃に昇温後、同温の熱水83部を加え1時間撹拌混合した。該混合物をホモミキサー(日本精機製)を使用して8000rpmで10分間撹拌して水中油型エマルションを作り、その後中和剤(48%苛性ソーダ)0.1部、消泡剤(ポリシロキサン系)0.1部、増粘剤(キサンタンガム)0.1部、防腐剤(バイオホープ:ケイ・アイ化成株式会社製)0.1部の混合物を追加し、さらに撹拌混合後、冷却して養生剤(a−1)を調整した。
[製造例2〜18]
製造例1と同様の方法にて、表1に示す処方の養生剤(a−2)〜(a−18)、(b−1)、(b−2)を調整した。
Figure 2018043928
<養生剤の性状>
各養生剤の粘度、平均粒子径は以下のようにして測定した。結果を表2に示す。
[粘度]
B型粘度計[VISCOMETER TVB−10(TOKI SANGYO製);ローターNo.1]を用いて粘度(20℃)を測定した。また、20℃で3ヶ月間保存した養生剤の粘度も同様に測定した。
[平均粒子径]
島津製作所社製SALD−2300を使用して、体積基準の平均粒子径を測定した。
Figure 2018043928
<養生剤の性能評価>
本発明及び比較品の養生剤を、1)セメント打設前に添加、2)打設後仕上げ時に使用、3)打設後24時間後に塗布したときの性能を下記の手順にて評価した(実施例1〜18、比較例1、2)。また比較として養生剤を不使用時の評価も同様に行った(比較例3)。
1)打設前に添加
表3に示した処方の水(W)、セメント(S)を、ハイパワーミキサー(CB−50、丸東製作所製)に投入し、低速で30秒間練り混ぜた。ミキサーを停止せずに、標準砂(C)を投入し、さらに30秒間低速で練り混ぜた。その後高速で30秒間練り混ぜたのち、90秒間静置し、その後さらに60秒間高速で練り混ぜた。練りあがったモルタルに、各養生剤を30g添加し、更に低速で60秒間練り混ぜた。得られたフレッシュモルタルをステンレス製バット(20.5×14.5×3.0cm)に流し込み、基準質量を測定した。基準質量測定時間から48時間後に再度質量を測定し、下記式からモルタルの質量減少率を算出した。
また、硬化後のモルタル表面外観を目視にて評価した。結果を表4に示した。
[モルタルの質量減少率]
質量減少率(%)=(基準質量−48時間後の質量)/基準質量×100
[表面外観の評価]
○:比較例3(養生剤不使用)と比較して、表面に白華が少ない。
×:比較例3よりも白斑が多く見られる。
2)打設後仕上げ時に使用
表3に示した処方の水(W)、セメント(C)を、ハイパワーミキサー(CB−50、丸東製作所製)に投入し、低速で30秒間練り混ぜた。ミキサーを停止せずに、標準砂(S)を投入し、さらに30秒間低速で練り混ぜた。その後高速で30秒間練り混ぜたのち、90秒間静置し、その後さらに60秒間高速で練り混ぜた。得られたフレッシュモルタルをステンレス製バット(20.5×14.5×3.0cm)に流し込んだ。モルタルの凝結始発前に200g/mの使用量にて養生剤をモルタル表面にスプレーで散布し、金ゴテで養生剤とモルタルを均一にならした。コテならしの感触について、仕上げ時の施工性を評価した。また、仕上げ直後に基準質量を測定し、その40時間後に再度質量を測定し、下記式からモルタルの質量減少率を算出した。結果を表4に示した。
[施工性の評価]
◎:分離水もなく、コテ離れが良好で、作業性に優れる。
○:分離水もなく、仕上げ性良好。
△:分離水が見られ、作業性不良。
[モルタルの質量減少率]
質量減少率(%)=(基準質量−40時間後の質量)/基準質量×100
3)打設後24時間後に塗布
表3に示した処方の水(W)、セメント(C)を、ハイパワーミキサー(CB−50、丸東製作所製)に投入し、低速で30秒間練り混ぜた。ミキサーを停止せずに、標準砂(S)を投入し、さらに30秒間低速で練り混ぜた。その後高速で30秒間練り混ぜたのち、90秒間静置し、その後さらに60秒間高速で練り混ぜた。得られたフレッシュモルタルをステンレス製バット(20.5×14.5×3.0cm)に流し込んだ。打設24時間後に200g/mの使用量にて養生剤をモルタル表面にゴムヘラで均一に塗布した。塗布後に基準質量を測定し、72時間後に再度質量を測定し、モルタルの質量減少率を算出した。また、硬化後のモルタル表面外観を目視にて観察した。結果を表4に示した。
[モルタルの質量減少率]
質量減少率(%)=(基準質量−72時間後の質量)/基準質量×100
[表面外観の評価]
○:比較例3(養生剤不使用)と比較して、表面に白華が少ない。
×:比較例3よりも白斑が多くみられる。
Figure 2018043928
Figure 2018043928
以上の評価から、本発明の養生剤を用いた場合では、いずれの使用方法においても、養生剤不使用時に比べ、質量減少率も低く、硬化体の表面の白華が低減された。また、分離水も発生せず、外観が良好であった。特にオレイン酸オレイルやワセリンを含有する養生剤(実施例3、11〜15)を使用した場合では、仕上げ時の施工性において優れる結果であった。また本発明の養生剤は室温で3ヶ月間保存したものでも、粘性に変化はなく、保存安定性に優れていた。一方セチルアルコールのみ(比較例1)の場合では、養生剤の使用方法にかかわらず、質量減少率が大きく、硬化体表面に白斑が発生し、仕上げ時に使用した場合では、分離水が見られ、施工性も不良であった。また3ヶ月間保存した結果、増粘し、養生剤として用いるには不向きであった。ミツロウのみ(比較例2)の場合も、質量減少率が大きく、硬化体表面に湿り気があり、仕上げ時の施工性も不良であった。

Claims (6)

  1. 水中油型エマルションを含むモルタル又はコンクリート用養生剤であって、
    前記水中油型エマルションが、油性成分として、
    (A)炭素数12〜30の高級アルコール、炭素数12〜30の高級脂肪酸及び炭素数12〜30の高級脂肪酸アミドから選ばれる1種又は2種以上と、
    (B)炭素数12〜24の飽和又は不飽和脂肪酸と、炭素数8〜30の一価アルコール又は炭素数2〜30の多価アルコールとのエステル及び/又はそのアルキレンオキサイド付加物
    とを含むことを特徴とする、モルタル又はコンクリート用養生剤。
  2. 前記(A)成分を1.0〜20.0質量%、前記(B)成分を1.0〜10.0質量%含有する、請求項1に記載のモルタル又はコンクリート用養生剤。
  3. 前記油性成分が、さらに(C)炭化水素油を含むことを特徴とする、
    請求項1又は2に記載のモルタル又はコンクリート用養生剤。
  4. 前記炭素数12〜24の不飽和脂肪酸が、オレイン酸である、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のモルタル又はコンクリート用養生剤。
  5. 前記水中油型エマルションの平均乳化粒子径が1〜100μmである、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のモルタル又はコンクリート用養生剤。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のモルタル又はコンクリート用養生剤をセメント組成物に添加し、又はモルタル又はコンクリート表面に塗布若しくは散布することを特徴とする、モルタル又はコンクリートの養生方法。
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