JP2018040396A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い信頼性を確保しながら、製造コストの上昇を抑えることができる自動変速機の制御装置を提供する。【解決手段】シフトポジションがP(パーキング)レンジ以外のレンジの場合には、油圧室350aに油圧供給され、ピストン351が矢印Eの方向に後退した状態(第2位置)となっている。この状態で、溝部351aには、ロック爪部材372が係合し、ロック状態になっている。シフトポジションがP(パーキング)レンジに移行操作された場合に、コントロールユニットは、溝部351aに対するロック爪部材372の係合状態を維持したままで、油圧室350aから油圧を排出するよう指令する。コントロールユニットは、油圧排出の指令から所定時間以内に、ピストン351が矢印Eとは反対向きに移動(前進)したことを検出した場合には、パーキングロックソレノイド37を含むロック機構部がアンロック状態で故障していると判定する。【選択図】図8
Description
本発明は、自動変速機の制御装置に関し、特に、シフトバイワイヤ方式の自動変速機の制御装置におけるパーキング制御技術に関する。
シフトバイワイヤ方式の自動変速機においては、機械的なパーキングロック機構部を設けて二重系での保障ができる構成が採用されている。具体的には、ドライブレンジでの走行中に油圧が低下したような場合にあっても、パーキング以外の状態を維持し、逆に、パーキングレンジで停止中に油圧が作用したような場合にあっても、パーキング状態を解除しないようにするロック機構が設けられている。
上記のようなパーキングロック機構部に対しては、ロック状態での故障と、アンロック(ロック解除)状態での故障と、の両方を検出するための構成を設けることが必要となる。このようなパーキングロック機構部の故障検出のための構成が、特許文献1に開示されている。特許文献1では、パーキングギヤのノッチに対してパーキングポールが係合されていることを検出するための第1の位置センサと、パーキングポールの位置をロックするロック部材の位置を検出する第2の位置センサと、の2つのセンサを設け、これによりパーキングロック機構部の故障検出を行う技術が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に開示の技術では、製造コスト及び信頼性の両観点から問題がある。即ち、車両の自動変速機では、製造コストの低減が絶えず求められるが、特許文献1に開示の技術では、パーキングロック機構部の故障検出のために2つのセンサを設けているので製造コストが上昇してしまう。
また、特許文献1に開示の技術では、2つのセンサを設けているので、故障率は高まる。
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、高い信頼性を確保しながら、製造コストの上昇を抑えることができる自動変速機の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る自動変速機の制御装置は、駆動源と車輪との間の動力伝達経路中に設けられ、動力伝達軸と、パーキング機構部と、アクチュエータと、ロック機構部と、を備える自動変速機を制御対象とする。
前記動力伝達軸は、前記車輪へ動力伝達を行う軸である。
前記パーキング機構部は、シフトポジションがパーキングレンジである場合に、前記動力伝達軸の回転を拘束する拘束状態となり、前記シフトポジションがパーキングレンジ以外のレンジである場合に、前記動力伝達軸の回転の拘束を解除する拘束解除状態となる機構部である。
前記アクチュエータは、第1位置と第2位置との間を移動自在のピストンを有し、当該ピストンが前記パーキング機構部に対して連結されている。そして、当該アクチュエータは、前記ピストンを前記第1位置とすることで前記パーキング機構部を前記拘束状態とし、前記ピストンを前記第2位置とすることで前記パーキング機構部を前記拘束解除状態とする。
前記ロック機構部は、前記アクチュエータの前記ピストンが前記第2位置にある場合に、当該ピストンの位置を機械的にロックする機構部である。
本態様に係る自動変速機の制御装置は、シフトバイワイヤ方式の制御装置であって、シフトポジション判定手段と、パーキングロック指令手段と、アクチュエータ駆動指令手段と、パーキングロック故障判定手段と、を備える。
前記シフトポジション判定手段は、前記シフトポジションに関する情報を取得し、当該シフトポジションが前記パーキングレンジ以外のレンジから前記パーキングレンジへの移行操作があったことを判定する手段である。
前記パーキングロック指令手段は、前記シフトポジション判定手段が、前記パーキングレンジ以外のレンジから前記パーキングレンジへの移行操作があったと判定した場合に、前記ロック機構部に対して、前記ピストンの位置を前記第2位置で機械的にロックした状態を維持するよう指令する手段である。
前記アクチュエータ駆動指令手段は、前記パーキングロック指令手段が、前記ピストンの位置を前記第2位置で機械的にロックした状態を維持するよう指令した状態で、前記アクチュエータに対して、前記ピストンを前記第2位置から前記第1位置へ駆動するよう指令する手段である。
前記パーキングロック故障判定手段は、前記アクチュエータ駆動指令手段が前記ピストンを駆動するよう指令してから所定時間内に、前記ピストンの位置が前記第2位置から外れたと判断した場合に、前記ロック機構部がアンロック状態で故障していると判定する手段である。
本態様に係る自動変速機の制御装置では、シフトポジションがパーキングレンジ以外のレンジ(以下では、「N−パーキングレンジ」と記載することがある。)からパーキングレンジに移行操作された場合に、パーキングロック指令手段が、ロック機構部に対して、ピストンの位置を第2位置でロックした状態を維持するよう指令した上で、アクチュエータを駆動させるよう指令する。
このような制御を行った場合、ロック機構部が正常に機能している場合においては、アクチュエータのピストンが移動することはない。即ち、ピストンは、ロック機構部による第2位置での機械的なロックにより移動が阻止される。
一方、ロック機構部がアンロック(解放)状態で故障している場合には、アクチュエータのピストンは移動し、所定時間経過後には第2位置から移動してしまうことになる。この場合には、パーキングロック故障判定手段により、ロック機構部がアンロック状態で故障していると判定されることになる。
以上のように、本態様に係る自動変速機の制御装置では、ロック機構部に対して、ロック状態であるか否かのセンサを設けなくても、ロック機構部がアンロック状態で故障していることを検出することができる。よって、上記特許文献1に開示された技術に比べて、具備するセンサの数を減らすことが可能となる。
従って、本態様に係る自動変速機の制御装置では、高い信頼性を確保しながら、製造コストの上昇を抑えることができる。
本発明の別態様に係る自動変速機の制御装置は、上記構成において、前記ピストンは、前記移動の方向において互いに背向する第1面及び第2面を有し、前記アクチュエータは、前記第1面が面する油圧室と、前記第2面に対して弾性力を付与するリターンスプリングと、をさらに有する油圧アクチュエータである。
そして、本態様に係る制御装置の前記アクチュエータ駆動指令手段は、前記ピストンを前記第2位置から前記第1位置へと移動させる際に、前記油圧室の油圧を排出させるよう指令する。
本態様に係る自動変速機の制御装置では、油圧室からの油圧を排出させることにより、アクチュエータのピストンを、第2位置から第1位置へ移動させることとしている。よって、本態様を採用する場合には、何らかの原因で油圧供給ができないような事態に陥っても、リターンスプリングの弾性力により、ピストンを第1位置へと移動させることが可能となり、パーキング機構部は動力伝達軸の回転を拘束したパーキング状態とする。
従って、本態様に係る自動変速機の制御装置では、より高い安全性を確保するのに優位である。
本発明の別態様に係る制御装置が制御対象とする前記自動変速機は、前記ピストンが前記第2位置にあることを検出する位置検出部を、さらに備える。
そして、本態様に係る自動変速機の制御装置の前記パーキングロック故障判定手段は、前記位置検出部からの前記ピストンの位置検出情報に基づき、前記ピストンが前記第2位置から外れたと判断する。
本態様に係る自動変速機の制御装置では、1つの位置検出部により、ピストンの位置(パーキングロック機構部が拘束状態にあるか、拘束解除状態にあるか)と、ロック機構部のアンロック状態での故障と、の2つを検出できる。よって、製造コストの上昇を抑えながら、高い信頼性を確保する上で優位である。
本発明の別態様に係る自動変速機の制御装置は、上記構成において、車両状態判定手段を、さらに備える。前記車両状態判定手段は、車両が停止状態にあるか否かの情報を取得し、前記車両が停止状態にあり、且つ、前記シフトポジションがパーキングレンジ以外のレンジである場合に、アンロック故障診断可能であると判定する手段である。
そして、本態様に係る自動変速機の制御装置では、前記パーキングロック指令手段は、前記車両状態判定手段が前記アンロック故障診断可能であると判定した場合に、前記ロック機構部に対して、前記ピストンの位置を前記第2位置で機械的にロックした状態とするよう指令し、前記アクチュエータ駆動指令手段は、前記車両状態判定手段が前記アンロック故障診断可能であると判定した場合に、前記パーキングロック指令手段が、前記ピストンの位置を前記第2位置で機械的にロックした状態とするよう指令した後に、前記アクチュエータに対して、前記ピストンを前記第2位置から前記第1位置へ移動するよう指令し、前記パーキングロック故障判定手段は、前記車両状態判定手段が前記アンロック故障診断可能であると判定した場合であって、前記アクチュエータ駆動指令手段が前記ピストンを駆動するよう指令してから所定時間内に、前記ピストンの位置が前記第2位置から移動したと判断した場合に、前記ロック機構部がアンロック状態で故障していると判定する。
本態様に係る自動変速機の制御装置では、車両状態判定手段がアンロック故障診断可能であると判定した場合、シフトポジションがN−パーキングレンジからパーキングレンジへ移行操作されなくても、ロック機構部がアンロック状態で故障しているか否かをチェックできる構成となっている。
従って、本態様に係る自動変速機の制御装置では、高い頻度でロック機構部のアンロック状態での故障チェックを実行させることができ、より高い信頼性を確保するのに優位である。
本発明の別態様に係る自動変速機の制御装置は、上記構成において、前記アクチュエータ駆動指令部は、前記パーキングロック故障判定手段による前記判定の後、前記アクチュエータに対して、前記ピストンを前記第2位置へ移動するよう指令する。
本態様に係る自動変速機の制御装置では、車両状態判定手段がアンロック故障診断可能であると判定した場合の故障チェックを行った後、ピストンを第2位置へ駆動するよう指令するので、シフトポジションがN−パーキングレンジである場合の制御が復帰される。よって、本態様に係る自動変速機の制御装置では、高い頻度でのロック機構部の故障チェックを行いながら、車両を運転するドライバが違和感を覚えるのを防止することができる。
本発明の別態様に係る自動変速機の制御装置は、上記構成において、前記パーキングロック故障判定手段が、前記ロック機構部が前記アンロック状態で故障していると判定した場合に、警告を発するよう指令する警告手段を、さらに備える。
本態様に係る自動変速機の制御装置では、警告手段を備えるので、ロック機構部の故障をドライバに認知させることができる。よって、本態様に係る自動変速機の制御装置では、ロック機構部の故障の際に、ドライバに速やかな対応を促すことができる。
なお、具体的な警告手段としては、例えば、インフォメーションディスプレイなどへの警告表示や、警告ランプの点灯、警告音あるいは音声での警告など種々の手段を採用することが可能である。また、無線などにより、メーカや販売店のサーバに故障情報を直接送信することとしてもよい。
上記の各態様に係る自動変速機の制御装置では、高い信頼性を確保しながら、製造コストの上昇を抑えることができる。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下で説明の形態は、本発明の一態様であって、本発明は、その本質的な構成を除き何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[第1実施形態]
1.車両1の構成
本実施形態に係る車両1の構成について、図1を用い説明する。図1は、車両1の一部構成を示す模式図である。
1.車両1の構成
本実施形態に係る車両1の構成について、図1を用い説明する。図1は、車両1の一部構成を示す模式図である。
図1に示すように、車両1は、エンジン2と、自動変速機3と、デファレンシャルギヤ4と、ドライブシャフト5と、車輪6と、を備える。
エンジン2は、車両1における駆動源として設けられており、内部で燃料を燃焼させて動力を得る内燃機関である。エンジン2の形式については、特に限定されるものではないが、一例として、4サイクルの多気筒ガソリンエンジンが採用されている。エンジン2のクランク軸が自動変速機3に連結されている。
自動変速機3は、エンジン2のクランク軸の回転を減速しつつ、ドライブシャフト5に伝達する無段変速機、あるいは遊星歯車式の自動変速機である。本実施形態に係る車両1は、所謂、フロントエンジン・フロントドライブ式(FF式)の車両であり、自動変速機3は、差動装置としてのデファレンシャルギヤ4と一体化された構成を有する。エンジン2からの動力は、自動変速機3で回転が減速され、出力軸(図1では、図示を省略。)からデファレンシャルギヤ4を介して、ドライブシャフト5に伝達される。
また、車両1には、アクセルペダル7と、ブレーキペダル8と、シフトユニット9と、パーキングブレーキ10と、インフォメーションディスプレイ(警告出力部)11と、コントロールユニット12と、を備える。
詳細な図示を省略するが、シフトユニット9には、パーキング(P)レンジと、リバース(R)レンジ、ニュートラル(N)レンジと、ドライブ(D)レンジと、マニュアル(M)レンジと、が設けられている。本明細書では、パーキング(P)レンジ以外の、リバース(R)レンジ、ニュートラル(N)レンジ、ドライブ(D)レンジ、マニュアル(M)レンジなどの各レンジを、まとめてパーキングレンジ以外のレンジ(N−パーキングレンジ)と記載する場合がある。
インフォメーションディスプレイ(警告出力部)11は、各種情報をドライバに伝達するための装置であって、コントロールユニット12からの指令に基づく警告表示も行う。
コントロールユニット12は、エンジン2の制御、及び自動変速機3の制御を実行し、警告を含む種々の情報をインフォメーションディスプレイ11に表示させる。なお、本実施形態に係る車両1においては、自動変速機3の制御は、シフトバイワイヤ方式で行われる。
2.自動変速機3におけるパーキング機構部とその周辺の構成
自動変速機3には、コントロールユニット12により制御が実行されるパーキング機構部が設けられている。これについて、図2から図4を用い説明する。
自動変速機3には、コントロールユニット12により制御が実行されるパーキング機構部が設けられている。これについて、図2から図4を用い説明する。
図2に示すように、自動変速機3のパーキング機構部は、パーキングギヤ31と、パーキングポール32と、を有する。
パーキングギヤ31は、円環形状を有し、その内側の孔部に出力軸30が嵌入されている。パーキングギヤ31は、出力軸30と一体として、軸芯Ax30回りに回転可能となっている。
パーキングギヤ31の外周部には、周方向に複数のノッチ31aが刻まれている。
パーキングポール32は、基部32bあけられた挿通孔32aに、図示を省略する軸が挿通されている。そして、パーキングポール32は、挿通孔32aの孔軸Ax32を中心として、先端部32cが起伏自在となっている。
パーキングポール32には、X方向における基部32bと先端部32cとの中間部分に、パーキングギヤ31に向けて突出した突起部32dが設けられている。突起部32dは、パーキングギヤ31のノッチ31aに対して係合するサイズで形成されている。
パーキングギヤ31とパーキングポール32とを有するパーキング機構部に対しては、パーキングカム33と、パーキングロッド34と、パーキングアクチュエータ35と、パーキングポジションセンサ36と、パーキングロックソレノイドと(図2から図4では、図示を省略。)、が設けられている。
パーキングカム33は、パーキングポール32の先端部32cとの当接面がカム面となっている。パーキングカム33がY方向に移動することにより、パーキングポール32の先端部32cが起伏するよう構成されている。
パーキングロッド34は、パーキングカム33とパーキングアクチュエータ35とを連結する棒状の部材である。パーキングロッド34は、パーキングアクチュエータ35の駆動に伴って、矢印Aで示すようにY方向に移動する。
パーキングアクチュエータ35は、油圧室への油圧の供給及び排出により、パーキングロッド34の押し引き(前進・後退)を実行する。
パーキングポジションセンサ36は、パーキングアクチュエータ35のピストンの位置を検出するためのセンサである。具体的には、パーキングアクチュエータ35のピストンが、第1位置と第2位置で異なる電気信号を検出情報として出力可能になっており、当該検出情報をコントロールユニット12に送る。
ここで、パーキングアクチュエータ35のピストンが、Y方向に最も後退した位置(第2位置)にある場合には、パーキングギヤ31のノッチ31aとパーキングポール32の突起部32dとの係合は解除されており、出力軸30は、その回転が拘束されない状態(拘束解除状態)となる。
具体的に、パーキングアクチュエータ35のピストンが、Y方向に最も後退した位置(第2位置)にある場合には、図3の矢印Bで示すように、パーキングポール32は、パーキングギヤ31から離間した状態となる。この結果、パーキングギヤ31のノッチ31aとパーキングポール32の突起部32dとの係合は解除される。これにより、出力軸30の回転が拘束されない状態(拘束解除状態)となる。
一方、パーキングアクチュエータ35のピストンが、Y方向に最も前進した位置(第1位置)にある場合には、図4に示すように、パーキングポール32は、矢印Cで示すように、パーキングギヤ31の側に押し付けられた状態となる。この結果、パーキングギヤ31のノッチ31aとパーキングポール32の突起部32dとが係合される。このように、パーキングギヤ31のノッチ31aとパーキングポール32の突起部32dとが係合した状態にある場合には、出力軸30の回転が拘束された状態(拘束状態)となる。
3.車両1における制御系統に係る構成
車両1における制御系統に係る構成について、図5を用い説明する。図5は、車両1における制御系統に係る構成を示す模式ブロック図である。
車両1における制御系統に係る構成について、図5を用い説明する。図5は、車両1における制御系統に係る構成を示す模式ブロック図である。
車両1において、コントロールユニット12には、複数のセンサから種々の情報が逐次入力されるようになっている。具体的には、図5に示すように、車両1には、車速センサ13と、アクセルペダルセンサ14と、ブレーキペダルセンサ15と、パーキングブレーキ操作センサ16と、勾配角センサ(Gセンサ)17と、シフトポジションセンサ18と、パーキングポジションセンサ36と、が設けられており、各センサ13〜18,36からコントロールユニット12に対して検出情報が逐次入力されるようになっている。
車速センサ13は、車両1の速度を検出するセンサである。
アクセルペダルセンサ14は、ドライバによるアクセルペダル7(図1を参照。)の踏み込み量(アクセル開度)を検出するためのセンサである。
ブレーキペダルセンサ15は、ドライバによりブレーキペダル8(図1を参照。)が踏み込まれた際に、ブレーキフルードの圧力(ブレーキ圧)を検出するためのセンサである。
パーキングブレーキ操作センサ16は、ドライバによりパーキングブレーキ10(図1を参照。)が操作された際に、パーキングブレーキ10の状態を検出するためのセンサである。
勾配角センサ(Gセンサ)17は、車両1が前後方向に傾いているか否かを検出するためのセンサである。
シフトポジションセンサ18は、シフトユニット9(図1を参照。)において、パーキング(P)レンジと、リバース(R)レンジと、ニュートラル(N)レンジと、ドライブ(D)レンジと、マニュアル(M)レンジと、の何れのレンジが選択されているかを検出するためのセンサである。
パーキングポジションセンサ36については、上述の通りである。
コントロールユニット12は、上記の各センサ13〜18,36からの入力情報に基づいて、種々の演算を実行し、逐次、エンジン2、自動変速機3、警告出力部11に対して制御指令を出力する。このうち、エンジン2に対する制御指令は、実際にはエンジン2に接続された、スロットル弁、可変動弁機構、点火プラグ、及び燃料噴射弁に対してなされる。
自動変速機3には、上述のパーキングアクチュエータ35、及びパーキングロックソレノイド37が含まれ、コントロールユニット12は、これらの制御を実行する。
コントロールユニット12は、インフォメーションディスプレイ(警告出力部)11に対して、種々の警告情報を出力し、当該警告を表示させる。
4.コントロールユニット12の機能別構成
コントロールユニット12の機能別構成について、図6を用い説明する。図6は、コントロールユニット12の構成を機能別に示す機能ブロック図である。
コントロールユニット12の機能別構成について、図6を用い説明する。図6は、コントロールユニット12の構成を機能別に示す機能ブロック図である。
図6に示すように、コントロールユニット12は、機能別構成として、シフトポジション判定部120と、パーキングポジション判定部121と、パーキングアクチュエータ駆動指令部122と、パーキングロックソレノイド駆動指令部123と、パーキングロック故障判定部124と、警告出力指令部125と、を有する。
シフトポジション判定部120は、シフトポジションセンサ18(図5を参照。)からのシフトポジション情報Inf18を逐次取得し、パーキング(P)レンジと、リバース(R)レンジと、ニュートラル(N)レンジと、ドライブ(D)レンジと、マニュアル(M)レンジと、の何れのレンジが選択されているかを判定する。
パーキングポジション判定部121は、パーキングポジションセンサ36(図2を参照。)からのパーキングポジション情報Inf36を逐次取得し、パーキングアクチュエータ35(図2を参照。)におけるピストンの位置が第1位置(前進位置)にあるか第2位置(後退位置)にあるかを判定する。
パーキングアクチュエータ駆動指令部122は、パーキングアクチュエータ35に対して、駆動指令を出す。パーキングロックソレノイド駆動指令部123は、具体的な構成について後述するパーキングロックソレノイド37に対して、駆動指令を出す。
パーキングロック故障判定部124は、シフトポジション判定部120での判定結果、及びパーキングポジション判定部121での判定結果を基に、パーキングロックソレノイド37を含むパーキングロック機構部がアンロック状態(解放状態)で故障しているか否かを判定する。
警告出力指令部125は、パーキングロック故障判定部124において、パーキングロックソレノイド37を含むパーキングロック機構部がアンロック状態で故障していると判定された場合に、インフォメーションディスプレイ(警告出力部)11に対して、当該故障に関する情報を表示させる。
5.コントロールユニット12によるパーキングロック機構部の故障判定方法
コントロールユニット12が実行するパーキングロック機構部の故障判定方法について、図7から図11を用い説明する。図7は、コントロールユニット12が実行するパーキングロック機構部の故障判定に係るフローチャートであり、図8から図11は、各状況におけるパーキングアクチュエータ35の状態と、パーキングロック機構部の状態と、を示す模式図である。
コントロールユニット12が実行するパーキングロック機構部の故障判定方法について、図7から図11を用い説明する。図7は、コントロールユニット12が実行するパーキングロック機構部の故障判定に係るフローチャートであり、図8から図11は、各状況におけるパーキングアクチュエータ35の状態と、パーキングロック機構部の状態と、を示す模式図である。
先ず、以下で図7を用い説明する一例は、シフトポジションがN−パーキングレンジからパーキングレンジに移行操作される場合での故障判定方法である。シフトポジションがN−パーキングレンジ、例えば、Dレンジである場合のパーキングアクチュエータ35及びパーキングロックソレノイド37の状態について、図8を用い説明する。
図8に示すように、N−パーキングレンジが選択されている場合、パーキングアクチュエータ35のピストン351は、矢印Eで示すように後退した第2位置となっている。ピストン351が当該第2位置にある状態においては、図3を用い説明したように、パーキングポール32はパーキングギヤ31から離間した状態となっており、パーキングギヤ31のノッチ31aとパーキングポール32の突起部32dとの係合は解除された状態となっている(拘束解除状態)。
また、図8に示すように、N−パーキングレンジが選択されている場合には、二重系で保障するために、パーキングロックソレノイド37のプランジャ371が、矢印Dで示す位置に後退し、これによりロック爪部材372の先端部分がピストン351に設けられた溝部351aに係合した状態となっている。
図7に示すように、コントロールユニット12は、先ず、各種センサ情報を逐次取得する(ステップS1)。取得する情報については、図5を用い説明したとおりである。そして、N−パーキングレンジからパーキングレンジへの移行操作が行われた場合に(ステップS2:Yes)、コントロールユニット12は、パーキングロックソレノイド37に対して、パーキングロック機構部のロック状態を維持するよう指令する(ステップS3)。即ち、図8に示すように、ロック爪部材372の先端部分がピストン351の溝部351aに係合した状態を維持させる。
図7に戻って、パーキングロック機構部のロック状態を維持した状態で、パーキングアクチュエータ35に対して、油圧を排出するよう指令する(ステップS4)。具体的には、図8に示すように、シリンダチューブ350内の油圧室350aから、ポート350b及び油圧配管38を介して油圧の排出を実行させる。
そして、油圧の排出を指令した上で、コントロールユニット12が備えるタイマなどを用い、計時を開始する(ステップS5)。これは、油圧の排出を指令してから(ステップS4)、油圧室350aの油圧が所定値以下まで低下するのに所定時間を要するためである。
次に、コントロールユニット12は、パーキングポジションセンサ36からの情報を基に、パーキングアクチュエータ35のピストン351の位置がパーキングポジション(第1位置)に移動したか否か、換言すると、ピストン351の位置が、図8に示すパーキング解除ポジション(第2位置)から外れたか否かを判定する(ステップS6)。なお、この判定(ステップS6)については、ステップS5の計時開始から所定時間が経過するまで継続される(ステップS8:No)。
ここで、パーキングロック機構部が正常に機能している場合には、図8に示すように、ロック爪部材372の先端部分がピストン351の溝部351aに係合しているため、ピストン351が移動することはない。
しかしながら、何らかの原因でパーキングロック機構部がアンロック状態(解放状態)で停止している場合、即ち、ロック爪部材372の先端部分とピストン351の溝部351aとの係合が外れている場合(例えば、図9に示すような状態の場合)には、ピストン351がリターンスプリング352の弾性力を受けてパーキング(P)ポジション(第1位置)に移動(前進)する(ステップS6:Yes)。
このように、ピストン351がパーキング(P)ポジション(第1位置)に移動したと判定した場合には(ステップS6:Yes)、コントロールユニット12は、「パーキングロック機構部がアンロック故障(解放故障)している」と判定し(ステップS7)、計時を終了する(ステップS9)。そして、コントロールユニット12は、インフォメーションディスプレイ(警告出力部)11に対して、故障警告を出力させる(ステップS10)。なお、インフォメーションディスプレイ(警告出力部)11の故障警告については、イグニッションスイッチのON/OFFに関係なく、警告が持続されるようになっており、整備工場において、点検・修理が行われた後に解除可能なようになっている。
一方、ステップS6の判定が“No”の状態で所定時間が経過した場合には(ステップS8:Yes)、コントロールユニット12は、「パーキングロック機構部が正常に機能している」と判定し(ステップS11)、計時を終了する(ステップS12)。
次に、コントロールユニット12は、パーキングロックソレノイド37に対して、パーキングロック機構部を解放状態に切り替えるよう指令する(ステップS13)。指令を受けたパーキングロックソレノイド37は、図9に示すように、プランジャ371を矢印Fで示すように前進させる。これにより、ロック爪部材372も矢印Fで示す側に動き、先端部分とピストン351の溝部351aとの係合が解除される。
そして、コントロールユニット12は、ステップ13の指令を発した上で、タイマでの計時を開始する(ステップS14)。
図7に戻って、コントロールユニット12は、パーキングポジションセンサ36からの情報を基に、パーキングアクチュエータ35のピストン351の位置がパーキングポジション(第1位置)に移動したか否かを判定する(ステップS15)。この判定(ステップS15)についても、ステップS14の計時開始から所定時間が経過するまで継続される(ステップS17:No)。
コントロールユニット12は、パーキングアクチュエータ35のピストン351の位置がパーキングポジション(第1位置)に移動した場合に(ステップS15:Yes)、パーキングロックソレノイド37に対し、パーキングロック機構部をロック状態とするよう指令する(ステップS16)。即ち、図9に示すように、ロック爪部材372の先端部分とピストン351の溝部351aとの係合が解除され、油圧室350aの油圧が排出されると、図10に示すように、リターンスプリング352の弾性力によりピストン351が矢印Gで示すように移動する。これは、ピストン351における油圧室350a側の壁面(第1面)への押圧力が、反対側の壁面(第2面)へのリターンスプリング352の弾性力に対して、相対的に低くなってゆくことによる。
そして、図10に示すようにピストン351が移動し終わったら、コントロールユニット12は、パーキングロックソレノイド37に指令を発し、指令を受けたパーキングロックソレノイド37は、図11に示すように、プランジャ371を矢印Hで示すように後退させる。これにより、ロック爪部材372も矢印Hで示す側に動き、先端部分とピストン351の溝部351bとが係合される。
ステップS15の判定が“No”の状態で所定時間が経過した場合には(ステップS17:Yes)、コントロールユニット12は、「パーキングロック機構部とは別の箇所で故障が発生している」と判定して(ステップS19)、計時を終了する(ステップS20)。即ち、ステップS15の判定が“No”の状態で所定時間が経過した場合(ステップS17:Yes)とは、図9に示すように、ロック爪部材372の先端部分とピストン351の溝部351aとの係合を解除し、パーキングアクチュエータ35に対して、油圧室350aの油圧を排出するよう指令したにもかかわらず、図10に示すようなピストン351が移動した状態に変化しないことを意味する。
コントロールユニット12がステップS19で上記のような判定をする場合としては、例えば、油圧配管38及びこれに接続される油圧ポンプの故障、あるいはパーキングアクチュエータ35の故障などが考えられる。
図7に戻って、コントロールユニット12は、ステップS19のような判定をした場合には、パーキングロックソレノイド37に対して、パーキングロック機構部をロック状態に切り替えるよう指令する(ステップS21)。これにより、図8に示すように、ロック爪部材372の先端部分がピストン351の溝部351aに係合した状態に戻る。
図7に戻って、コントロールユニット12は、ステップS21の指令をした後、インフォメーションディスプレイ(警告出力部)11に対して、「パーキングロック機構部とは別の箇所で故障が発生している」との警告を出力させる(ステップS10)。
なお、上記同様に、本故障警告についても、上記と同様に、イグニッションスイッチのON/OFFに関係なく、警告が持続されるようになっており、整備工場において、点検・修理が行われた後に解除可能なようになっている。
6.効果
本実施形態では、パーキングロックソレノイド37及びその付帯部に対して、ロック状態であるかアンロック状態であるかを検出するためのセンサを設けなくても、パーキングアクチュエータ35に取り付けられたパーキングポジションセンサ36を用いて、パーキングロックソレノイド37及びその付帯部のアンロック状態での故障を検出することができる。よって、上記特許文献1に開示された技術に比べて、具備するセンサの数を減らすことが可能となる。
本実施形態では、パーキングロックソレノイド37及びその付帯部に対して、ロック状態であるかアンロック状態であるかを検出するためのセンサを設けなくても、パーキングアクチュエータ35に取り付けられたパーキングポジションセンサ36を用いて、パーキングロックソレノイド37及びその付帯部のアンロック状態での故障を検出することができる。よって、上記特許文献1に開示された技術に比べて、具備するセンサの数を減らすことが可能となる。
従って、本実施形態では、上記のような故障判定を実行するコントロールユニット12を採用することにより、高い信頼性を確保しながら、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、本実施形態では、パーキングアクチュエータ35の油圧室350aの油圧を排出させることにより、ピストン351が図10に示す位置へと移動し、自動変速機3における出力軸30の回転が拘束された拘束状態となるようにした。よって、本実施形態の構成では、何らかの原因で油圧供給ができないような事態に陥っても、リターンスプリング352の弾性力により、ピストン351をパーキングポジション(図10に示す第1位置)に移動させ、自動変速機3の出力軸30の回転を拘束した状態とすることが可能となる。
従って、本実施形態では、より高い安全性を確保するのに優位である。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について、図12及び図13を用い説明する。
1.コントロールユニット19の構成
先ず、本実施形態に係る車両の構成の内、上記第1実施形態に係る車両1との相違点であるコントロールユニット19の構成について、図12を用い説明する。図12は、コントロールユニット19の構成を機能別に示す機能ブロック図である。なお、図12において、上記第1実施形態のコントロールユニット12と同じ機能部分には、同一の符号を付し、繰り返しての説明を省略する。
本発明の第2実施形態について、図12及び図13を用い説明する。
1.コントロールユニット19の構成
先ず、本実施形態に係る車両の構成の内、上記第1実施形態に係る車両1との相違点であるコントロールユニット19の構成について、図12を用い説明する。図12は、コントロールユニット19の構成を機能別に示す機能ブロック図である。なお、図12において、上記第1実施形態のコントロールユニット12と同じ機能部分には、同一の符号を付し、繰り返しての説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態に係る車両のコントロールユニット19は、上記第1実施形態に係る車両1のコントロールユニット12が備える機能部に加え、車両状態判定部196を備える。
車両状態判定部196は、車速センサ13からの車速に関する情報、アクセルペダルセンサ14からのアクセル開度に関する情報、ブレーキペダルセンサ15からのブレーキ圧に関する情報、パーキングブレーキ操作センサ16からのパーキングブレーキ10の状態に関する情報、勾配角センサ(Gセンサ)17からの車両の傾きに関する情報など種々の情報Infetcが逐次入力されるようになっている。
コントロールユニット19における車両状態判定部196は、シフトポジションがN−パーキングレンジであった場合でも、自動変速機3におけるパーキング機構部がアンロック状態で故障していることを診断可能か否かについて判定する機能部である。
なお、図12に示すように、コントロールユニット19は、車両状態判定部196をさらに備える点を除き、上記第1実施形態に係る車両1のコントロールユニット12と同様の構成を有するので、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
2.コントロールユニット19によるパーキングロック機構部の故障判定方法
シフトポジションがN−パーキングレンジの状態の際に、コントロールユニット19が実行するパーキングロック機構部の故障判定方法について、図13を用い説明する。
シフトポジションがN−パーキングレンジの状態の際に、コントロールユニット19が実行するパーキングロック機構部の故障判定方法について、図13を用い説明する。
先ず、以下で図13を用い説明する一例は、シフトポジションがN−パーキングレンジの状態で維持されている状態での故障判定方法である。
図13に示すように、コントロールユニット19は、上記のような各種情報を逐次取得する(ステップS31)。次に、コントロールユニット19は、パーキングロック機構部がアンロック状態で故障しているか否かの判定を行い得る状態にあるか否かを判定する(ステップS32)。
具体的には、車両が停車しており、アクセル7が踏まれておらず、ブレーキペダル8が踏まれているかパーキングブレーキ10が引かれており、勾配角が所定角未満であることなどの条件を満足する場合に、コントロールユニット19は、パーキングロック機構部がアンロック状態で故障しているか否かの判定を行い得る状態にあると判定する(ステップS32:Yes)。
なお、コントロールユニット19がステップS32の判定において勘案する条件は、上記のすべての条件とする必要は必ずしもない。要は、パーキングロック機構部がアンロック状態で故障しているか否かの判定を実行するに際して、安全性が確保される条件であればよい。
続いて、図13に示すように、コントロールユニット19は、パーキングロック機構部がアンロック状態で故障しているか否かの判定を行い得る状態にあると判定した場合には(ステップS32:Yes)、パーキングロックソレノイド37に対して、パーキングロック機構部のロック状態を維持するよう指令する(ステップS33)。即ち、上記したとおり、図8に示すように、ロック爪部材372の先端部分がピストン351の溝部351aに係合した状態を維持させる。
そして、コントロールユニット19は、パーキングアクチュエータ35に対し、油圧室350aから油圧を排出させ(ステップS34)、タイマでの計時を開始する(ステップS35)。このとき、図8に示すように、パーキングロック機構部が正常に機能している場合には、ロック爪部材372の先端部分がピストン351の溝部351aに係合しているので、ピストン351が移動することはない(ステップS36:No)。なお、当該ステップS36での判定は、所定時間が経過するまで継続される(ステップS38:No)。理由は上記同様である。
コントロールユニット19は、ステップS36において、ピストン351がパーキングポジション(第1位置)に移動したと判定した場合には(ステップS36:Yes)、「パーキングロック機構部がアンロック故障(解放故障)している」と判定して(ステップS37)、タイマでの計時を終了する(ステップS39)。
そして、コントロールユニット19は、上記第1実施形態と同様に、インフォメーションディスプレイ(警告出力部)11に対して、「パーキングロック機構部がアンロック故障(解放故障)している」との警告を表示するよう指令する(ステップS40)。
最後に、コントロールユニット19は、パーキングアクチュエータ35の油圧室350aへ油圧を供給させ(ステップS41)、パーキングロック機構部の故障判定を終了する。
なお、本実施形態においても、一度表示された故障警告については、イグニッションスイッチのON/OFFに関係なく、警告が持続されるようになっており、整備工場において、点検・修理が行われた後に解除可能なようになっている。
一方、コントロールユニット19は、ステップS36の判定が“No”の状態で所定時間が経過した場合には(ステップS38:Yes)、「パーキングロック機構部が正常に機能している」と判定し(ステップS42)、計時を終了する(ステップS43)。そして、コントロールユニット19は、パーキングアクチュエータ35の油圧室350aへ油圧を供給させ(ステップS41)、パーキングロック機構部の故障判定を終了する。
3.効果
以上説明のように、本実施形態では、シフトポジションがN−パーキングレンジのままの状態であっても、車両停止等の条件を満足すればパーキングロック機構部のアンロック故障判定を実行できるようにしている。このため、本実施形態では、上記第1実施形態が奏する効果に加え、高い頻度でロック機構部のアンロック状態での故障チェックを実行させることができ、より高い信頼性を確保するのに優位である。
以上説明のように、本実施形態では、シフトポジションがN−パーキングレンジのままの状態であっても、車両停止等の条件を満足すればパーキングロック機構部のアンロック故障判定を実行できるようにしている。このため、本実施形態では、上記第1実施形態が奏する効果に加え、高い頻度でロック機構部のアンロック状態での故障チェックを実行させることができ、より高い信頼性を確保するのに優位である。
なお、本実施形態におけるパーキングロック機構部のアンロック故障判定については、上記条件を満足する全てのタイミングで行うこととしてもよいし、一定の期間をあけて行うこととしてもよい。一定の期間をあけて行う場合には、コントロールユニット19に、所謂、カレンダタイマを備えておき、予めスケジューリングされた期間ごとに判定を行うことができる。
[変形例]
上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、車両の一例として、ガソリンエンジン(エンジン2)を搭載したFF車(フロントエンジン・フロントドライブ車)を採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。エンジンとしては、例えば、ディーゼルエンジンなどを採用することも可能である。また、動力源としてエンジンとアシスト用モータとを備えるハイブリッド型電気自動車に対して、本発明を適用することも可能である。
上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、車両の一例として、ガソリンエンジン(エンジン2)を搭載したFF車(フロントエンジン・フロントドライブ車)を採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。エンジンとしては、例えば、ディーゼルエンジンなどを採用することも可能である。また、動力源としてエンジンとアシスト用モータとを備えるハイブリッド型電気自動車に対して、本発明を適用することも可能である。
また、車両の形式としては、FR車(フロントエンジン・フロントドライブ車)、RR車(リヤエンジン・リヤドライブ車)、MR車(ミッドシップエンジン・リヤドライブ車)、4WD車(4輪駆動車)などに、本発明を適用することができる。
また、上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、自動変速機3の構造については特に詳細な言及をしなかったが、例えば、トルクコンバータ式の自動変速機を採用することもできるし、セミオートマチック式の変速機やダブルクラッチ式の変速機などを採用することもできる。
また、上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、パーキングギヤ31とパーキングポール32との係合及び係合解除をパーキングカム33を介して行うこととしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、パーキングアクチュエータ35のピストン351の端部と、パーキングポール32の先端部32cとを連結しておき、ピストン351の前進・後退により、直接パーキングポール32を起伏させるようにしてもよい。
上記第2実施形態では、図5に示すような取得情報を基に、シフトポジションがN−パーキングレンジのままの状態でも、コントロールユニット19が故障判定を行うこととしたが、故障判定を実行しうる条件については、この他にも種々の条件を付加することができる。例えば、カメラやレーダなどで前車との車間が検知できる機能が備わっている構成においては、前車との車間が所定間隔以上であるという条件を付加することも可能である。これにより、さらに高い安全性を確保することができる。
また、上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、パーキングアクチュエータ35として、油圧の供給/排出によりピストン351を駆動する油圧アクチュエータを採用することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、電動アクチュエータや空圧アクチュエータを採用することもできる。また、アクチュエータについては、直動タイプに限らず、回転タイプのアクチュエータを採用することもできる。
1 車両
3 自動変速機
9 シフトユニット
11 インフォメーションディスプレイ(警告出力部)
12,19 コントロールユニット(制御装置)
31 パーキングギヤ
32 パーキングポール
33 パーキングカム
35 パーキングアクチュエータ
36 パーキングポジションセンサ
37 パーキングロックソレノイド
124 パーキングロック故障判定部
3 自動変速機
9 シフトユニット
11 インフォメーションディスプレイ(警告出力部)
12,19 コントロールユニット(制御装置)
31 パーキングギヤ
32 パーキングポール
33 パーキングカム
35 パーキングアクチュエータ
36 パーキングポジションセンサ
37 パーキングロックソレノイド
124 パーキングロック故障判定部
Claims (6)
- 自動変速機の制御装置において、
前記自動変速機は、駆動源と車輪との間の動力伝達経路中に設けられ、
前記車輪へ動力伝達を行う動力伝達軸と、
シフトポジションがパーキングレンジである場合に、前記動力伝達軸の回転を拘束する拘束状態となり、前記シフトポジションがパーキングレンジ以外のレンジである場合に、前記動力伝達軸の回転の拘束を解除する拘束解除状態となる、パーキング機構部と、
第1位置と第2位置との間を移動自在のピストンを有し、当該ピストンが前記パーキング機構部に対して連結されてなり、前記ピストンを前記第1位置とすることで前記パーキング機構部を前記拘束状態とし、前記ピストンを前記第2位置とすることで前記パーキング機構部を前記拘束解除状態とする、アクチュエータと、
前記アクチュエータの前記ピストンが前記第2位置にある場合に、当該ピストンの位置を機械的にロックするロック機構部と、
を備え、
前記制御装置は、シフトバイワイヤ方式の制御装置であって、
前記シフトポジションに関する情報を取得し、当該シフトポジションが前記パーキングレンジ以外のレンジから前記パーキングレンジへの移行操作があったことを判定するシフトポジション判定手段と、
前記シフトポジション判定手段が、前記パーキングレンジ以外のレンジから前記パーキングレンジへの移行操作があったと判定した場合に、前記ロック機構部に対して、前記ピストンの位置を第2位置で機械的にロックした状態を維持するよう指令するパーキングロック指令手段と、
前記パーキングロック指令手段が、前記ピストンの位置を前記第2位置で機械的にロックした状態を維持するよう指令した状態で、前記アクチュエータに対して、前記ピストンを前記第2位置から前記第1位置へ駆動するよう指令するアクチュエータ駆動指令手段と、
前記アクチュエータ駆動指令手段が前記ピストンを駆動するよう指令してから所定時間内に、前記ピストンの位置が前記第2位置から外れたと判断した場合に、前記ロック機構部がアンロック状態で故障していると判定するパーキングロック故障判定手段と、
を備える、
自動変速機の制御装置。 - 請求項1記載の自動変速機の制御装置であって、
前記ピストンは、前記移動の方向において互いに背向する第1面及び第2面を有し、
前記アクチュエータは、前記第1面が面する油圧室と、前記第2面に対して弾性力を付与するリターンスプリングと、をさらに有する油圧アクチュエータであり、
前記アクチュエータ駆動指令手段は、前記ピストンを前記第2位置から前記第1位置へと移動させる際に、前記油圧室の油圧を排出させるよう指令する、
自動変速機の制御装置。 - 請求項1又は請求項2記載の自動変速機の制御装置であって、
前記自動変速機は、前記ピストンが前記第2位置にあることを検出する位置検出部を、さらに備え、
前記パーキングロック故障判定手段は、前記位置検出部からの前記ピストンの位置検出情報に基づき、前記ピストンが前記第2位置から外れたと判断する、
自動変速機の制御装置。 - 請求項1から請求項3の何れか記載の自動変速機の制御装置であって、
車両が停止状態にあるか否かの情報を取得し、前記車両が停止状態にあり、且つ、前記シフトポジションがパーキングレンジ以外のレンジである場合に、アンロック故障診断可能であると判定する車両状態判定手段を、さらに備え、
前記パーキングロック指令手段は、前記車両状態判定手段が前記アンロック故障診断可能であると判定した場合に、前記ロック機構部に対して、前記ピストンの位置を前記第2位置で機械的にロックした状態とするよう指令し、
前記アクチュエータ駆動指令手段は、前記車両状態判定手段が前記アンロック故障診断可能であると判定した場合に、前記パーキングロック指令手段が、前記ピストンの位置を前記第2位置で機械的にロックした状態とするよう指令した後に、前記アクチュエータに対して、前記ピストンを前記第2位置から前記第1位置へ移動するよう指令し、
前記パーキングロック故障判定手段は、前記車両状態判定手段が前記アンロック故障診断可能であると判定した場合であって、前記アクチュエータ駆動指令手段が前記ピストンを駆動するよう指令してから所定時間内に、前記ピストンの位置が前記第2位置から外れたと判断した場合に、前記ロック機構部がアンロック状態で故障していると判定する、
自動変速機の制御装置。 - 請求項4記載の自動変速機の制御装置であって、
前記アクチュエータ駆動指令部は、前記パーキングロック故障判定手段による前記判定の後、前記アクチュエータに対して、前記ピストンを前記第2位置へ駆動するよう指令する、
自動変速機の制御装置。 - 請求項1から請求項5の何れか記載の自動変速機の制御装置であって、
前記パーキングロック故障判定手段が、前記ロック機構部が前記アンロック状態で故障していると判定した場合に、警告を発するよう指令する警告手段を、さらに備える、
自動変速機の制御装置。
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