JP2018039347A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】掃気制御を完了する前に終了したときでも、次回のエンジン始動の際の異常診断をより正確に反映する。【解決手段】イグニッションオフされたときに、エンジンの冷却水温度が所定温度未満であり、且つ、エンジンの運転継続時間が所定時間未満のときには、燃料噴射を停止した状態でエンジンをモータによりモータリングする掃気制御を実行すると共に、エンジンを始動する際にはエンジンの始動に関する異常およびエンジンの始動直後の状態に関する異常について診断する始動時異常診断を実行するハイブリッド自動車において、掃気制御を完了する前に終了したときには、次回のエンジンを始動する際の始動時異常診断における少なくとも一部の異常診断項目についてマスクする。【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、エンジンが冷間状態にあると判別されたときにエンジンを停止するときには、エンジンの燃焼室の掃気を実行した後にエンジンを停止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、冷間状態にあるエンジンを停止するときに掃気を実行することにより、燃焼室内の水分を除去し、エンジン停止中に点火プラグに水分が付着することによってその後のエンジンの始動性が低下するのを防止している。
特開2008−80914号公報
上述のハイブリッド自動車では、エンジンが冷間状態にあると判別されたときにエンジンを停止するときには掃気制御を実行するが、掃気制御の他の要件が成立していないときには実行を開始した掃気制御を完了する前に終了する場合がある。一方、ハイブリッド自動車では、エンジン始動の際には、エンジンの始動に関する異常診断や始動直後のエンジン出力に関する異常診断などを行なうものが多い。掃気制御を完了する前に終了したときには燃焼室内に水分が残留するため、点火プラグへの水分の付着や点火プラグの凍結などにより、次回のエンジン始動の際の異常診断で異常が検出され、本来の異常と一過性の異常とを切り分けることができない。
本発明のハイブリッド自動車は、掃気制御を完了する前に終了したときでも、次回のエンジン始動の際の異常診断をより正確に反映することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
エンジンと、
前記エンジンをモータリング可能なモータと、
イグニッションオフされたときに、前記エンジンの冷却水温度が所定温度未満であり、且つ、前記エンジンの運転継続時間が所定時間未満のときには、燃料噴射を停止した状態で前記エンジンを前記モータによりモータリングする掃気制御を実行すると共に、前記エンジンを始動する際には前記エンジンの始動に関する異常および前記エンジンの始動直後の状態に関する異常について診断する始動時異常診断を実行する制御装置と、
を備えるハイブリッド自動車であって、
前記制御装置は、前記掃気制御を完了する前に終了したときには、次回の前記エンジンを始動する際の前記始動時異常診断における少なくとも一部の異常診断項目についてマスクする、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、イグニッションオフされたときに、エンジンの冷却水温度が所定温度未満であり、且つ、エンジンの運転継続時間が所定時間未満のときには、燃料噴射を停止した状態でエンジンをモータによりモータリングする掃気制御を実行する。また、エンジンを始動する際にはエンジンの始動に関する異常およびエンジンの始動直後の状態に関する異常について診断する始動時異常診断を実行する。一方、掃気制御を完了する前に終了したときには、次回のエンジンを始動する際の始動時異常診断における少なくとも一部の異常診断項目についてマスクする。ここで「異常診断項目についてマスクする」とは、対象の異常診断項目の診断結果を記憶するメモリ領域を書き込み禁止にしたり、対象の異常診断項目の診断結果を異常なしの状態として書き込んだり、対象の異常診断項目の診断を行なわないようにしたりすることを意味する。マスクする異常診断項目としては、エンジンを始動することができなかったことにより異常とする項目(エンジン始動不能異常)や、エンジン始動後の出力不足による異常とする項目(出力異常)などを挙げることができる。掃気制御を未完の状態で終了すると、エンジンの焼室内に水分が残留するため、点火プラグへの水分の付着や点火プラグの凍結などが生じる。この場合、エンジン始動不能異常が生じたり、エンジンを始動することができても複数気筒のうちに一部の気筒の点火プラグに水分付着や凍結が生じているときには出力不足が生じる。こうした異常は、時間の経過により解消するものであるから、こうした異常を診断結果として記憶しておく必要がない。本発明では、こうした理由により、始動時異常診断において検出される異常のうちの少なくとも一部の異常については診断結果として用いないのである。これにより、掃気制御を完了する前に終了したときでも、次回のエンジン始動の際の異常診断をより正確に反映することができる。
本発明の実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 HVECU70により実行されるイグニッションオフ時処理の一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrや、冷却水の流路に取り付けられた温度センサ23bからの冷却水温Twなどが入力ポートから入力されている。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算したり、エンジン22を継続して運転している時間(運転継続時間)Tonを計測したりしている。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、モータMG1,MG2と接続されると共に電力ライン54を介してバッテリ50と接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2などが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、電力ライン54を介してインバータ41,42と接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧Vbやバッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbを挙げることができる。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。バッテリECU52は、電流センサ51bからの電池電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,フラッシュメモリ、入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号IGや、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPを挙げることができる。また、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vも挙げることができる。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36の要求駆動力を設定し、要求駆動力に見合う要求動力が駆動軸36に出力されるように、エンジン22とモータMG1,MG2とを運転制御する。エンジン22とモータMG1,MG2との運転モードとしては、以下の(1)〜(3)のモードがある。
(1)トルク変換運転モード:要求動力に対応する動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共に、エンジン22から出力される動力の全てが、プラネタリギヤ30とモータMG1,MG2とによってトルク変換されて、要求動力が駆動軸36に出力されるようにモータMG1,MG2を駆動制御するモード
(2)充放電運転モード:要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共に、エンジン22から出力される動力の全てまたは一部が、バッテリ50の充放電を伴ってプラネタリギヤ30とモータMG1,MG2とによってトルク変換されて、要求動力が駆動軸36に
出力されるようにモータMG1,MG2を駆動制御するモード
(3)モータ運転モード:エンジン22の運転を停止して、要求動力が駆動軸36に出力されるようにモータMG2を駆動制御するモード
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に0℃以下や−10℃以下などの冷間時にエンジン22の運転を停止する際の動作について説明する。図2は、HVECU70により実行されるイグニッションオフ時処理の一例を示すフローチャートである。このイグニッションオフ時処理は、エンジン22が運転されている最中に繰り返し実行される。
イグニッションオフ時処理が実行されると、HVECU70は、まず、イグニッションスイッチ80によりイグニッションオフ(IG−OFF)の操作がなされたか否かを判定する(ステップS100)、イグニッションオフされていないときには、何もせずに処理を終了する。
イグニッションオフされたと判定したときには、イグニッションスイッチ80によるイグニッションオン(IG−ON)の操作の受付を禁止し(ステップS110)、エンジン22の冷却水温Twと運転継続時間TonとをエンジンECU24から通信により入力する(ステップS120)。そして、冷却水温Twが閾値Twref未満であるか否かを判定すると共に(ステップS130)、運転継続時間Tonが閾値Tonref未満であるか否かを判定する(ステップS140)。ここで、閾値Twrefは、エンジン22の暖気完了の温度より低い温度であり、閾値Tonrefは、エンジン22の暖気を完了するのに必要な時間より短い時間である。
ステップS130で冷却水温Twが閾値Twref以上であると判定されたり、ステップS140で運転継続時間Tonが閾値Tonref以上であると判定されたときには、掃気制御は不要と判断し、エンジン22の運転を停止する停止処理やシステム停止するシーケンスを実行し(ステップS220)、イグニッションスイッチ80によるイグニッションオン(IG−ON)の操作の受付を許可して(ステップS230)、本処理を終了する。
ステップS130で冷却水温Twが閾値Twref未満であると判定され、且つ、ステップS140で運転継続時間Tonが閾値Tonref未満であると判定されたときには、燃料噴射を停止した状態でエンジン22をモータリングする掃気制御を開始する(ステップS150)。この掃気制御は、冷間時に燃焼室内の水分を排除し、エンジン停止中に燃焼室内に水分が残留することに起因する不都合(点火プラグの凍結や水分による錆の発生など)を抑制するために行なわれる。掃気制御は、掃気制御を実行する旨の制御信号をエンジンECU24とモータECU40とに送信することにより、エンジンECU24により燃料噴射制御と点火制御とを停止し、モータECU40によりエンジン22の回転数Neがそのときの回転数を保持するようにモータMG1およびモータMG2を駆動制御することにより行なわれる。
掃気制御が開始されると、掃気制御の実行条件としての他の条件が成立しているか否かを判定し(ステップS160)、他の条件が成立しているときには掃気制御が完了するのを待つ(ステップS170)。ここで、他の条件としては、例えば、シフトポジションSPがPポジション(後進ポジション)である条件や、バッテリ50の電圧が所定電圧以上であると共に蓄電割合SOCが所定蓄電容量以上であるなどのバッテリ50が通常状態にある条件、システムの異常診断を行なっていない条件などを挙げることができる。掃気制御が完了すると、掃気制御を完了したことをフラッシュメモリに割り当てられた特殊操作履歴領域に記録する(ステップS180)。この特殊操作履歴は、販売店や整備工場などで読み出されて解析や開発などに用いられる。そして、エンジン22の運転を停止する停止処理やシステム停止するシーケンスを実行し(ステップS220)、イグニッションスイッチ80によるイグニッションオン(IG−ON)の操作の受付を許可(禁止の解除)して(ステップS230)、本処理を終了する。このように掃気制御を完了してシステム停止することにより、次回システム起動してエンジン22を始動する際に、燃焼室内に水分が残留することに起因する不都合(点火プラグの凍結や水分による錆の発生など)を回避し、エンジン22を良好に始動することができる。
ステップS160で掃気制御の実行条件としての他の条件が成立していないと判定すると、実行を開始した掃気制御の完了を待たずに直ちに終了(停止)し(ステップS190)、掃気制御を未完の状態で終了したことをフラッシュメモリの特殊操作履歴領域に記録する(ステップS200)。上述したように、特殊操作履歴は、販売店や整備工場などで読み出されて解析や開発などに用いられる。そして、次回のエンジン始動時に実行される異常診断項目のうち一部の異常診断項目をマスクし(ステップS210)、エンジン22の運転を停止する停止処理やシステム停止するシーケンスを実行し(ステップS220)、イグニッションスイッチ80によるイグニッションオン(IG−ON)の操作の受付を許可(禁止の解除)して(ステップS230)、本処理を終了する。ここで、マスクする異常診断項目としては、例えば、エンジンを始動することができなかったことによる異常(エンジン始動不能異常)や、エンジン始動後の出力不足による異常(出力異常)などを挙げることができる。掃気制御を未完の状態で終了するため、エンジン22の焼室内に水分が残留し、点火プラグへの水分の付着や点火プラグの凍結などが生じる。この場合、エンジン始動不能異常が生じたり、エンジンを始動することができても複数気筒のうちの一部の気筒の点火プラグに水分付着や凍結が生じているときには出力不足が生じる。こうした異常は、時間の経過により解消するから、異常として取り扱わなくても問題が生じない。こうした理由により、ステップS210では、次回のエンジン始動時に実行される異常診断項目のうち一部の異常診断項目の診断結果については反映されないようにマスクするのである。異常診断項目のマスクは、対象の異常診断項目の診断結果を記憶するメモリ領域を書き込み禁止にしたり、対象の異常診断項目の診断結果を異常なしの状態として書き込んだり、対象の異常診断項目の診断を行なわないようにしたり、することなどにより行なうことができる。このように、次回のエンジン始動時に実行される異常診断項目のうち一部の異常診断項目をマスクすると、次回のエンジン始動時に異常診断が行なわれたときに、エンジン始動不能異常や出力異常の状態であっても、異常として取り扱われない。この場合、ガス欠によるエンジン始動不能異常や出力異常と同様にモータ走行により走行したり、点火プラグへの水の付着の判定を行なって出力異常の要因を切り分けてその結果に従ってモータ走行したりし、掃気制御を未完の状態で終了したことによりエンジン22の始動性が良好でない旨をメータ表示したりする。なお、点火プラグへの水の付着の判定はエンジン始動時にショートしているか否かの判定により行なうことができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の冷却水温Twが閾値Twref未満であり、且つ、エンジン22の運転継続時間Tonが閾値Tonref未満であるときには、掃気制御を実行するが、この掃気制御の実行を開始しても、掃気制御を実行する他の条件が成立していないときには、直ちに掃気制御を終了する。そして、次回のエンジン始動時に実行される異常診断項目のうちの一部の異常診断項目をマスクする。これにより、掃気制御を未完で終了したことによってエンジン22の焼室内に水分が残留し、点火プラグへの水分の付着や点火プラグの凍結などにより生じる次回のエンジン始動時の異常を異常として取り扱わないようにすることができる。この結果、掃気制御を完了する前に終了したときでも、次回のエンジン始動の際の異常診断をより正確に反映することができる。
実施例では、エンジン22と2つのモータMG1,MG2とプラネタリギヤ30とを備えるハイブリッド自動車20としたが、エンジンと、エンジンをモータリングするモータとを備えるハイブリッド自動車であれば如何なる構成としてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23a クランクポジションセンサ、23b 温度センサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. エンジンと、
    前記エンジンをモータリング可能なモータと、
    イグニッションオフされたときに、前記エンジンの冷却水温度が所定温度未満であり、且つ、前記エンジンの運転継続時間が所定時間未満のときには、燃料噴射を停止した状態で前記エンジンを前記モータによりモータリングする掃気制御を実行すると共に、前記エンジンを始動する際には前記エンジンの始動に関する異常および前記エンジンの始動直後の状態に関する異常について診断する始動時異常診断を実行する制御装置と、
    を備えるハイブリッド自動車であって、
    前記制御装置は、前記掃気制御を完了する前に終了したときには、次回の前記エンジンを始動する際の前記始動時異常診断における少なくとも一部の異常診断項目についてマスクする、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車。
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