JP2018037465A - 半導体パッケージおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易かつ低コストでインターポーザとプリント基板とが接続された半導体パッケージおよびその製造方法を提供する。【解決手段】半導体パッケージ10は、インターポーザ13と、インターポーザ13が載置されたプリント基板(PCB)14と、を備える。また、半導体パッケージ10は、インターポーザ13とPCB14との間に設けられ、インターポーザ13とPCB14とを接着するダイボンド材15と、インターポーザ15とPCB14とを電気的に接続するボンディングワイヤー16a、16bと、インターポーザ13側のボンディングワイヤー16a、16bのボンディング箇所の鉛直下方において、インターポーザ13およびPCB14のいずれか一方に設けられ、他方へ向けて突出する突起部18と、を備える。そして、ダイボンド材15と突起部18との間に空隙が形成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、プリント基板上にインターポーザが接続された半導体パッケージおよびその製造方法に関する。
近年、映像の高画質化やディスプレイ解像度の向上により、GPU、CPU、SoC(システムオンチップ)等の集積回路(ロジックチップ)に求められる処理量が増加している。ロジックチップとDRAM等のメモリとの間で高速かつ広帯域にアクセス可能とするための技術として、TSV(Through Silicon Via)技術を用いてロジックチップに複数のメモリをスタックする3D実装が提案されている。
しかしながら、3D実装ではロジックチップ側にもTSVが必要であることに価格面等で困難性がある。そこで、ロジックチップとメモリとをインターポーザ上に並列配置し、両者をインターポーザ上に形成された回路を介して接続する2.5D実装が次期量産可能性の高い代替案として提案されている。この方式であれば、ロジックチップ側にTSVは必要無い。
例えば、特許文献1には、2.5D実装の半導体パッケージとして、複数のメモリダイが積層されたメモリスタックとシステム要素(SoC)とがシリコンインターポーザを介して接続された構成が開示されている。ここで、シリコンインターポーザは、非シリコン基板に結合される。
特表2015−502664号公報
2.5D実装の半導体パッケージにおいては、ロジックチップとメモリとが並列配置されたインターポーザを、プリント基板上に実装する必要がある。その構造の一例を図6に示す。
図6に示す半導体パッケージ100は、GPU、CPU、SoC等のロジックチップにより構成されるロジック層111と、DRAM等のメモリがスタックされたメモリ層112と、インターポーザ113と、プリント基板114と、を備える。メモリ層112は、積層された複数(図6では4つ)のメモリダイ1121〜1124を有し、これらメモリダイ1121〜1124は、マイクロバンプ112aとTSV112bとを備えた配線構造によって接続されている。
ロジック層111とメモリ層112とは、インターポーザ113上に並列して配置され、インターポーザ113の表面上に形成された配線(不図示)を介して電気的に接続されている。これにより、ロジック層111とメモリ層112との間で高速かつ広帯域なアクセスを可能としている。一方で、インターポーザ113とプリント基板114とは、バンプ113aによって接続されている。インターポーザ113にはTSV113bが形成されており、ロジック層111とプリント基板114、およびメモリ層112とプリント基板114とは、それぞれバンプ113aおよびTSV113bを介して接続されている。
しかしながら、上記の半導体パッケージ100においては、インターポーザ113に貫通孔や両面配線を形成する必要があり、これらの加工に伴い製造コストが嵩んでしまう。
そこで、本発明は、容易かつ低コストでインターポーザとプリント基板とが接続された半導体パッケージおよびその製造方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る半導体パッケージの一態様は、無機インターポーザと、当該無機インターポーザが載置されたプリント基板と、を備える半導体パッケージであって、前記無機インターポーザと前記プリント基板との間に設けられ、前記無機インターポーザと前記プリント基板とを接着するダイボンド材と、前記無機インターポーザと前記プリント基板とを電気的に接続するボンディングワイヤーと、前記無機インターポーザ側の前記ボンディングワイヤーのボンディング箇所の鉛直下方において、前記無機インターポーザおよび前記プリント基板のいずれか一方に設けられ、他方へ向けて突出する突起部と、を備え、前記ダイボンド材と前記突起部との間に空隙が形成されている。
このように、無機インターポーザとプリント基板との電気的接続にワイヤーボンディング法を用いる。したがって、無機インターポーザにTSVを形成する必要がなく、その分のコストアップを回避することができる。また、無機インターポーザとプリント基板との物理的接続にダイボンド材を用いるので、無機インターポーザとプリント基板とを容易に結合することができる。
さらに、無機インターポーザのボンディング箇所の鉛直下方に突起部を設け、ボンディング材と突起部との間に空隙を形成する。つまり、ダイボンド材は、無機インターポーザのプリント基板と対向する面の一部に形成する。このように、無機インターポーザとプリント基板とをダイボンド材によって全面接着しない構成とするので、無機インターポーザとプリント基板との線膨張係数の差によって無機インターポーザに応力がかかることを抑制し、当該応力による無機インターポーザの破損を回避することができる。
また、無機インターポーザのボンディング箇所の鉛直下方に突起部を設けるので、無機インターポーザにボンディング荷重がかかった場合に、突起部が無機インターポーザを支持することができる。無機インターポーザのボンディング箇所の鉛直下方が空隙である場合、ボンディング荷重によって無機インターポーザが破損するおそれがあるが、上記のように突起部を設けることで、これを回避することができる。
また、上記の半導体パッケージにおいて、前記ダイボンド材は、前記無機インターポーザにおける前記プリント基板に対向する面の中央領域に設けられていてもよい。この場合、無機インターポーザとプリント基板との線膨張係数の差に起因する、無機インターポーザ周縁部における伸縮量の差を小さく抑えることができる。したがって、無機インターポーザとプリント基板との間に発生する応力を抑制し、無機インターポーザの破損を回避することができる。
さらに、上記の半導体パッケージにおいて、前記突起部は、前記無機インターポーザおよび前記プリント基板のうち前記他方に固定されていないことが好ましい。このように、無機インターポーザの周縁部(ボンディング箇所)は、プリント基板に対して相対的に移動可能であることが好ましい。これにより、温度変化によって無機インターポーザやプリント基板が伸縮した場合に、両者の間に応力が発生することを防止し、無機インターポーザが破損することを確実に防止することができる。
また、上記の半導体パッケージにおいて、前記ボンディングワイヤーのボンディング箇所の周辺を覆う、柔軟性を有する封止材をさらに備えてもよい。この場合、封止材によってボンディングワイヤーがむき出しになることを防止することができ、ボンディングワイヤーを適切に保護することができる。また、柔軟性を有する封止材を適用することで、温度変化によって無機インターポーザやプリント基板が伸縮した場合に柔軟に対応することができ、ボンディングワイヤーのボンディング不良を回避することができる。
さらに、上記の半導体パッケージにおいて、前記無機インターポーザは、シリコン(Si)インターポーザであってよい。このように、プリント基板との線膨張係数の差が大きいSiインターポーザであっても、ワイヤーボンディングとダイボンド材とを用いたプリント基板への接続が可能である。
さらにまた、上記の半導体パッケージにおいて、前記無機インターポーザ上に並列して実装されたロジック層およびメモリ層を有し、前記ロジック層と前記メモリ層とは、前記無機インターポーザ上に形成された配線を介して電気的に接続されており、前記ロジック層と前記プリント基板、および前記メモリ層と前記プリント基板とは、それぞれ前記ボンディングワイヤーを介して電気的に接続されていてもよい。
このように、2.5D実装の半導体パッケージにおいて、容易かつ低コストで無機インターポーザとプリント基板とを接続することができる。ロジック層とメモリ層とは、無機インターポーザ上に並列して実装され、無機インターポーザ上に形成された配線を介して電気的に接続されるため、ロジック層とメモリ層との間では高速かつ広帯域なアクセスを実現することができる。
また、本発明に係る半導体パッケージの製造方法の一態様は、無機インターポーザと、当該無機インターポーザが載置されたプリント基板と、を備える半導体パッケージの製造方法であって、前記無機インターポーザと前記プリント基板とを、ボンディングワイヤーにより電気的に接続する工程と、前記無機インターポーザ側の前記ボンディングワイヤーのボンディング箇所の鉛直下方において、前記無機インターポーザおよび前記プリント基板のいずれか一方に、他方へ向けて突出する突起部を形成する工程と、前記無機インターポーザと前記プリント基板との間に、前記突起部との間に空隙を形成してダイボンド材を配置し、当該ダイボンド材により前記無機インターポーザと前記プリント基板とを接着する工程と、を含む。
これにより、容易かつ低コストで無機インターポーザとプリント基板とを接続した半導体パッケージを製造することができる。
本発明の半導体パッケージでは、無機インターポーザとプリント基板との電気的接続にワイヤーボンディング法を用い、物理的接続にダイボンド材を用いる。したがって、容易かつ低コストでインターポーザとプリント基板とが接続することができる。
本実施形態における半導体パッケージの構造を示す図である。 ダイボンド材の設置領域の一例を示す図である。 半導体パッケージの製造方法を示す図である。 ボンディング用バンプの一例を示す図である。 基板を全面接着した場合の問題点を説明する図である。 従来の2.5D実装の半導体パッケージの構造を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本実施形態における半導体パッケージ10の構造を示す図である。
半導体パッケージ10は、ロジック層11と、メモリ層12と、ロジック層とメモリ層との間を接続するインターポーザ13と、そのインターポーザ13が実装されるプリント基板(Printed Circuit Board:PCB)14と、を備える。この半導体パッケージ10は、ロジック層11とメモリ層12とがインターポーザ13上に並列配置された、2.5D実装の半導体パッケージである。
ロジック層11は、例えばGPU、CPUなどのプロセッサユニットチップ、もしくはシステムオンチップ(SoC)により構成されている。
メモリ層12は、例えばDRAM等のメモリにより構成されており、必要な容量に応じて必要な数のメモリダイがスタックされている。図1では、メモリ層12が4つのDRAMをスタックしている例を示している。本実施形態では、メモリ層12を構成する最上のDRAMから順に、第1のメモリ層121、第2のメモリ層122、第3のメモリ層123、第4のメモリ層124という。
インターポーザ13は、例えばSiインターポーザであり、シリコン基板上に配線やパッド等(不図示)が形成された構成を有する。このインターポーザ13は、ロジック層11およびメモリ層12とPCB14とを接続するために、ロジック層11およびメモリ層12を支持し、PCB14上に載置される。
ロジック層11とインターポーザ13とは、ロジック層11の下面に形成されたマイクロバンプアレイ11aと、インターポーザ13上に形成された配線やパッドとによって接続されている。
また、メモリ層12の第1〜第4のメモリ層121〜124は、マイクロバンプアレイ12aとTSV12bとを備えた配線構造によってフリップチップのように接続されている。マイクロバンプアレイ12aは、メモリ層12の各層を結合するためのインターフェイスであり、TSV12bは、メモリ層12の各層を積層方向に貫通する貫通電極である。
具体的には、第1のメモリ層121と第2のメモリ層122とは、第1のメモリ層121の下面に形成されたマイクロバンプアレイ12aと、第2のメモリ層122に形成されたTSV12bとが接続されることによって、互いに接続されている。第2のメモリ層122と第3のメモリ層123、および第3のメモリ層123と第4のメモリ層124についても同様である。なお、第2〜第4のメモリ層122〜124には、それぞれTSV12bが形成されているが、第1のメモリ層121にはTSV12bは必要ない。
また、第4のメモリ層124とインターポーザ13とは、第4のメモリ層124の下面に形成されたマイクロバンプアレイ12aと、インターポーザ13上に形成された配線やパッドとによって接続されている。
ロジック層11とメモリ層12とは、インターポーザ13上に形成された配線を介して電気的に接続されている。より詳細には、インターポーザ13上に形成された配線の一端が、ロジック層11の下面に形成された複数のマイクロバンプ11aの一部に接続され、インターポーザ13上に形成された配線の他端が、第4のメモリ層124の下面に形成された複数のマイクロバンプ12aのうちの一部に接続されている。
そして、ロジック層11のその他のマイクロバンプ11aは、インターポーザ13上の電極に接続され、当該電極は、後述するボンディングワイヤー16aがボンディングされるインターポーザ13上のパッドに接続されている。同様に、第4のメモリ層124のその他のマイクロバンプ12aは、インターポーザ13上の電極に接続され、当該電極は、後述するボンディングワイヤー16bがボンディングされるインターポーザ13上のパッドに接続されている。
インターポーザ13とPCB14とは、ダイボンド材15によって接着されている。このように、本実施形態では、インターポーザ13をPCB14にフリップチップ実装するのではなく、ダイボンド材15によって両者を物理的に結合する。
ダイボンド材15は、インターポーザ13のPCB14に対向する面における一部のみに設けられている。例えば、図2に示すように、PCB14を上方(図1の上方向)から見たとき、ダイボンド材15は、インターポーザ13の中央領域のみに設けられている。
ダイボンド材15が設けられる領域は、例えばインターポーザ13が一辺50mmの矩形形状である場合、一辺10mmの矩形領域とする。なお、ダイボンド材15の設置領域の形状は、矩形形状に限定されるものではなく、例えば円形等であってもよい。
図1に戻り、インターポーザ13とPCB14とは、例えば金(Au)等の金属からなるボンディングワイヤー16aおよび16bによって接続されている。ボンディングワイヤー16aが接続されるインターポーザ13上のパッドは、ロジック層11の下面に形成された、上記その他のマイクロバンプ11aが接続された電極に接続されている。つまり、ロジック層11は、ボンディングワイヤー16aによってPCB14に電気的に接続されている。
同様に、ボンディングワイヤー16bが接続されるインターポーザ13上のパッドは、第4のメモリ層124の下面に形成された、上記その他のマイクロバンプ12aが接続された電極に接続されている。つまり、メモリ層12は、ボンディングワイヤー16bによってPCB14に電気的に接続されている。
ロジック層11とPCB14とを接続するボンディングワイヤー16aは、ロジック層11の信号線、電源線およびグランド線として機能する。また、メモリ層12とPCB14とを接続するボンディングワイヤー16bは、メモリ層12の電源線およびグランド線として機能する。
また、ボンディングワイヤー16aおよび16bを含むボンディング箇所の周辺は、例えばシリコン樹脂等の柔軟性のある封止材17によって封止されている。なお、封止材17は、ボンディング箇所の周辺を覆っていればよく、インターポーザ13とPCB14との間に充填されていなくてもよい。
さらに、ボンディングワイヤー16aおよび16bのインターポーザ13側のボンディング箇所の鉛直下方には、それぞれ突起部18が形成されている。突起部18は、例えばPCB14におけるインターポーザ13と対向する面上に、インターポーザ13に向けて突出するように形成されている。本実施形態では、突起部18は、PCB14の上面に固定され、インターポーザ13の下面とは接触していないものとする。この突起部18は、例えば、配線用のバンプと同様に形成することで容易に実現することができる。
なお、突起部18は、配線用のバンプを構成する金属などの導体である必要はなく、例えば樹脂などにより構成されていてもよい。また、突起部18は、複数のボンディング箇所にそれぞれ対応するように、所定間隔をもって複数の点状に形成してもよいし、複数のボンディング箇所を網羅するように、例えば直線状に形成してもよい。
さらに、突起部18は、インターポーザ13の下面に固定されていなければ、インターポーザ13の下面に接触していてもよい。また、突起部18は、インターポーザ13の下面に、PCB14に向けて突出するように形成されていてもよい。但し、この場合にも、突起部18は、インターポーザ13の下面に固定され、PCB14の上面とは固定されないようにすることが好ましい。
次に、半導体パッケージ10の製造方法について、図3(a)〜図3(d)を用いて説明する。なお、図3(a)〜図3(d)においては、便宜上、インターポーザ13よりも上層の構造については図示を省略している。
先ず、図3(a)に示すように、PCB14上に突起部18を形成し、突起部18との間に空隙が形成されるようにダイボンド材15を設ける。なお、ダイボンド材15は、フィルム状接着剤であってもよいし、ペースト状接着剤であってもよい。そして、ダイボンド材15によってインターポーザ13とPCB14とを接着する。これにより、インターポーザ13とPCB14が重ね合された領域の一部(中央部分)にダイボンド材15が設置され、インターポーザ13の周縁部は浮いた状態となる。つまり、この状態では、突起部18はインターポーザ13の下面に対して接触していない、又は接触していても固定されていない。
次に、不図示のインターポーザ13上のボンディング用のパッドと、不図示のPCB14上のボンディング用のパッドとをワイヤーボンディングにより接続する。インターポーザ13上のパッドにボンディングする場合、図3(b)に示すように、キャピラリー20をインターポーザ13上のボンド位置へ下降させ、荷重や熱等を加えて第1ボンドを形成する。
このとき、ボンディング荷重は、インターポーザ13の周縁部にかかる。本実施形態では、ダイボンド材15は、インターポーザ13の中央領域のみに配置されており、また、ダイボンド材15には(フィルムであっても、ペーストであっても)多少の可撓性がある。そのため、ボンディング荷重がかけられたインターポーザ13は、わずかに傾き、インターポーザ13上のボンド位置の鉛直下方に設けられた突起部18に当接する。このとき、突起部18は、インターポーザ13を下面側から支持する。したがって、インターポーザ13上に適切に第1ボンドを形成することができる。
インターポーザ13に第1ボンドを形成した後、キャピラリー20は上昇し、インターポーザ13上のボンド位置からループを形成しながらPCB14上のボンド位置へ移動し、PCB14上のボンド位置へ下降する。そして、同様にPCB14上に第2ボンドを形成する。このようにして、図3(c)に示すように、ボンディングワイヤー16aおよび16bを形成する。なお、インターポーザ13にボンディング荷重がかかっている間は、インターポーザ13の下面は突起部18に当接するが、ボンディングが終了すると両者は離間する。
ワイヤーボンディングが終了した後は、図3(d)に示すように、ボンディングワイヤー16aおよび16bを含むボンディング箇所の周辺を封止材17により封止する。このとき、図4に示すように、PCB14上に形成された突起部18がインターポーザ13から離間した状態で、ボンディングワイヤー16aおよび16bが封止される。
ここで、封止材17は、上述したように柔軟性を有する弾性材料により構成されている。したがって、図4に示す封止状態では、インターポーザ13とPCB14とは相対的に移動可能となっている。
ロジック層11とメモリ層12とを備える2.5D実装の半導体パッケージ10において、高速かつ広帯域なアクセスが必要なのは、あくまでロジック層11とメモリ層12との間である。インターポーザ13−PCB14間の配線は、外部からロジック層11への信号線や、ロジック層11およびメモリ層12の電源線およびグランド線などであり、必ずしもインターポーザ13とPCB14とを高速かつ広帯域に接続する必要は無い。つまり、インターポーザ13とPCB14とをTSVを用いて接続する必要は無い。
本発明者は、この点に着目し、インターポーザ13とPCB14とはワイヤーボンディング法によって電気的に接続することとした。そして、インターポーザ13とPCB14との物理的な固定は、いわゆるフリップチップ実装ではなく、ダイボンド材15等の接着剤を用いた接着とすることとした。
このように、本実施形態における半導体パッケージ10においては、インターポーザ13にTSVを形成する必要がない。そのため、その分のコストアップを回避することができる。
また、インターポーザ13とPCB14との結合は、ダイボンド材15によって行うこととし、ダイボンド材15は、インターポーザ13の全面に設けるのではなく、インターポーザ13の一部にのみ設けることとした。
インターポーザ13とPCB14との線膨張係数の差は大きく、図5に示すように両基板間の全面をダイボンド材15で接着してしまうと、温度変化によりインターポーザ13およびPCB14が伸縮したときの応力によってインターポーザ13が破損してしまうという問題がある。なお、図5は、温度低下によりPCB14がインターポーザ13よりも大きく収縮し、反りが発生した状態を示している。
2.5D実装では、3D実装とは異なり、ロジック層11とメモリ層12とを平面上に並列配置する必要がある。そのため、必要とされるインターポーザ13の面積も当然大きくなり、これに伴ってPCB14の面積も大きくなる。すなわち、インターポーザ13とPCB14との間に発生する上記応力の問題は、3D実装の半導体パッケージと比べてより顕著である。
そこで、本実施形態では、インターポーザ13とPCB14との間の間隙の一部にダイボンド材15を設置し、両者を接着する。これにより、インターポーザ13とPCB14との線膨張係数の差によってインターポーザ13に応力がかかることを抑制し、当該応力によるインターポーザ13の破損を回避することができる。
また、インターポーザ13とPCB14とが重ね合わせられた領域の中央部分にのみダイボンド材15を設置するので、インターポーザ13とPCB14との線膨張係数の差に起因する、インターポーザ13の周縁部における伸縮量の差を小さく抑えることができる。したがって、インターポーザ13とPCB14との間に発生する応力を抑制し、インターポーザ13の破損を適切に回避することができる。また、ボンディングワイヤー16a,16bにかかるテンションも最小限に抑えることができる。
さらに、本実施形態では、インターポーザ13のボンディング箇所の鉛直下方に突起部18を形成し、ワイヤーボンドの際のみ突起部18がインターポーザ13を支持するようにする。つまり、突起部18は、インターポーザ13およびPCB14のいずれか一方にのみ固定され、他方とは接触していないか、接触していても固定されないように構成する。
ダイボンド材15はインターポーザ13の一部(中央領域)のみにしか配置されていないため、突起部18を配置せず、ワイヤーボンドする際に、インターポーザ13の鉛直下方が空隙であると、ボンディング荷重によってインターポーザ13が割れてしまう場合がある。本実施形態では、インターポーザ13のボンディング箇所の鉛直下方に突起部18を形成し、ワイヤーボンド時に突起部18がインターポーザ13を支持可能に構成するので、上述したようなワイヤーボンド時におけるインターポーザ13の破損を確実に回避することができる。
また、突起部18がインターポーザ13とPCB14とに固定されていると、インターポーザ13とPCB14との間の線膨張係数の差によって発生する応力により、突起部18の固定部分が破損するおそれがある。突起部18を、インターポーザ13およびPCB14のいずれか一方のみに固定する構成とすることで、上記破損を確実に回避することができる。
また、突起部18は、配線用のバンプと同様に形成することができる。したがって、突起部18をPCB14上(もしくはインターポーザ13上)に予め一体に形成する必要がなく、容易に実現可能である。
さらに、インターポーザ13とPCB14との線膨張係数の差が大きいため、温度変化によってインターポーザ13とPCB14とを接続するボンディングワイヤー16aおよび16bにかかるテンションは大きく増減する。本実施形態では、この点を考慮し、ボンディング箇所の周辺をシリコン樹脂のような柔らかい材料からなる封止材17によって封止する。したがって、上記のテンションの増減に柔軟に対応することができるとともに、ワイヤーボンディング箇所のむき出しを防止し保護することができる。
なお、上記実施形態においては、インターポーザ13がSiインターポーザである場合について説明したが、これに限定されるものではない。プリント基板(PCB)との線膨張係数の差が大きく、応力によって割れやすいという点ではガラスインターポーザも同様であり、この種の無機インターポーザ全般に適用することができる。
10…半導体パッケージ、11…ロジック層、12…メモリ層、13…インターポーザ、14…プリント基板(PCB)、15…ダイボンド材、16a,16b…ボンディングワイヤー、17…封止材、18…突起部

Claims (7)

  1. 無機インターポーザと、当該無機インターポーザが載置されたプリント基板と、を備える半導体パッケージであって、
    前記無機インターポーザと前記プリント基板との間に設けられ、前記無機インターポーザと前記プリント基板とを接着するダイボンド材と、
    前記無機インターポーザと前記プリント基板とを電気的に接続するボンディングワイヤーと、
    前記無機インターポーザ側の前記ボンディングワイヤーのボンディング箇所の鉛直下方において、前記無機インターポーザおよび前記プリント基板のいずれか一方に設けられ、他方へ向けて突出する突起部と、を備え、
    前記ダイボンド材と前記突起部との間に空隙が形成されていることを特徴とする半導体パッケージ。
  2. 前記ダイボンド材は、前記無機インターポーザにおける前記プリント基板に対向する面の中央領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
  3. 前記突起部は、前記無機インターポーザおよび前記プリント基板のうち前記他方に固定されていないことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体パッケージ。
  4. 前記ボンディングワイヤーのボンディング箇所の周辺を覆う、柔軟性を有する封止材をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  5. 前記無機インターポーザは、シリコン(Si)インターポーザであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  6. 前記無機インターポーザ上に並列して実装されたロジック層およびメモリ層を有し、
    前記ロジック層と前記メモリ層とは、前記無機インターポーザ上に形成された配線を介して電気的に接続されており、
    前記ロジック層と前記プリント基板、および前記メモリ層と前記プリント基板とは、それぞれ前記ボンディングワイヤーを介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  7. 無機インターポーザと、当該無機インターポーザが載置されたプリント基板と、を備える半導体パッケージの製造方法であって、
    前記無機インターポーザと前記プリント基板とを、ボンディングワイヤーにより電気的に接続する工程と、
    前記無機インターポーザ側の前記ボンディングワイヤーのボンディング箇所の鉛直下方において、前記無機インターポーザおよび前記プリント基板のいずれか一方に、他方へ向けて突出する突起部を形成する工程と、
    前記無機インターポーザと前記プリント基板との間に、前記突起部との間に空隙を形成してダイボンド材を配置し、当該ダイボンド材により前記無機インターポーザと前記プリント基板とを接着する工程と、を含むことを特徴とする半導体パッケージの製造方法。
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